JPH0350784Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0350784Y2
JPH0350784Y2 JP1616786U JP1616786U JPH0350784Y2 JP H0350784 Y2 JPH0350784 Y2 JP H0350784Y2 JP 1616786 U JP1616786 U JP 1616786U JP 1616786 U JP1616786 U JP 1616786U JP H0350784 Y2 JPH0350784 Y2 JP H0350784Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
support rod
back frame
hole
screw
bulge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1616786U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62128462U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1616786U priority Critical patent/JPH0350784Y2/ja
Publication of JPS62128462U publication Critical patent/JPS62128462U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0350784Y2 publication Critical patent/JPH0350784Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、座体の後部において上方突出状に
設けられた2本のパイプ状支杆に環状背枠を取付
けるものとなされた椅子における、該背枠の取付
け装置に関する。
従来の技術 かかる背枠取付け装置として、第5図に示すよ
うに、背枠20の両側片21,21に隆起部22
を形成し、これに背枠内方からねじ23を貫挿で
きる孔24を形成し、この背枠20における隆起
部22の外面と接合する左右の支杆25,25の
内側面にもねじ挿通用の孔26を形成し、更に支
杆25の頭部に嵌入するようになされた膨出部2
7付きの挿入金具28の下方部にも前記ねじの先
端側に螺合するねじ孔29を形成し、これら穿孔
にねじ23を挿入固定することにより、背枠20
を取付けるようになされたものが知られている
(例えば実公昭58−40925号公報)。
このような取付け装置によれば、溶接等による
ことなく簡単に背枠20を支杆25に取付けるこ
とができ、しかも取付け状態においてはねじ等の
連結部材が椅子の表面に露呈することがなく、椅
子の外観体裁を損うことがないというような利点
を有する。
考案が解決しようとする問題点 ところが上記取付け装置では、ねじ23を固定
するための挿入金具28が、支杆25への挿入時
の位置決めのためにその頭部に膨出部27を一体
で有するものに構成されているため、挿入金具2
8の製作に際しその加工が面倒でひいてはコスト
が高くつくというような欠点があつた。さらに
は、背枠両側片21に隆起部22を形成し、該隆
起部の外面において背枠20が支杆25と接触す
る構成となされているため、支杆25が背枠の両
側方に突出した形を呈して背枠20から挿入金具
28の膨出部27そして支杆25にかけての輪郭
が不連続状となり、このため特に結婚式場その他
で使用するような宴会用の椅子等においては、椅
子の装飾性、豪華性の点で見栄えに欠け物足りな
いものとなるというような欠点もあつた。
この考案はかかる事情に鑑みてなされたもので
あつて、挿入金具の膨出部の形成を不要として挿
入金具の製作コストひいては椅子全体の製作コス
トを安価なものにするとともに、背枠の取付け状
態において支杆から背枠にかけての輪郭を凹凸状
態のない連続状を呈するものとすることによつ
て、恰も背枠と支杆とが一体品であるかのような
印象を看者に与え、豪華性を醸し出して見栄えの
良い椅子となしうる背枠取付け装置の提供を目的
とするものである。
問題点を解決するための手段 而してこの考案は、座体の後部において上方突
出状に設けられた2本のパイプ状支杆に環状背枠
を取付けるものとなされた椅子において、前記背
枠の両側片上部外周に膨隆部が形成される一方、
前記両支杆の内側面上部にねじ貫挿孔が形成され
るとともに、該貫挿孔の下方には支杆内方に上向
きに突出するストツパが切起し形成されて、該ス
トツパによりねじ孔を有する所定長のねじ固定用
の挿入金具がそのねじ孔を支杆の貫挿孔に合致さ
れた状態に支杆に挿入位置決め可能となされてお
り、前記背枠は内側から両側片を貫挿しかつ支杆
の貫挿孔を貫挿して前記挿入金具に螺合されるね
じにより、背枠の膨隆部底面が支杆の開口部に対
向位置する状態で支杆に固定されるものとなされ
ているとともに、膨隆部と支杆との間隙部にキヤ
ツプ部材が介在されるものとなされていることを
特徴とする椅子における背枠の取付け装置を要旨
とする。
実施例 次にこの考案の構成を図示実施例に基いて説明
する。
第2図において、1は椅子、2は座体フレー
ム、3は座体、4は座体フレーム2から下方に延
出した4本の支脚、5は座体フレームの後端両側
から上方に延出した2本の支杆、6は両支杆の間
でこれらに一体的に固定支持された盾型環状のア
ルミニウム製背枠、7は該背枠6に取付けられる
背体である。
前記背枠6は第3図に示すように、全周囲が後
部内周縁61を有する断面内向きL字形の枠体よ
りなるものである。この背枠6の両側片62,6
2の上部外周には断面半長円状の膨隆部63,6
3が形成されるとともに、該膨隆部63の下方に
おいて、固定用ビス8の貫挿孔64,64が上下
に各1個それぞれ設けられている。
一方前記支杆5,5は断面長円状のパイプによ
り形成されるとともに、両支杆の内側面上部には
背枠の貫挿孔64,64に対応する位置に上下に
各1個の貫挿孔51,51がそれぞれ形成されて
いる。この貫挿孔51の支杆5における形成位置
は、該貫挿孔51と背枠の対応貫挿孔64とを合
致させたときに、背枠6の膨隆部63底面と支杆
5の開口部53との間に空隙が存在することとな
るような位置に設定されている。さらに各支杆5
の下側の貫挿孔51の下方には支杆内方に上向き
に突出するストツパ52が切起こし形成されてい
る。このストツパ52は支杆内に挿入される、ビ
ス固定用のアルミニウム製挿入金具9の挿入位置
決め用である。
挿入金具9は第1図、第4図に示すように、支
杆5の断面形状に対応した断面を有する柱体より
なるものである。この挿入金具9の長さは支杆5
に挿入されてストツパ52に係止した状態で頭部
が支杆5内に埋没するように設定されている。さ
らに挿入金具9にはこれを短径方向に貫通するね
じ孔91,91が上下に各1個それぞれ設けられ
ている。そしてこれらのねじ孔91の位置は支杆
5の貫挿孔51,51、従つて背枠6の貫挿孔6
4,64に対応し、かつ挿入金具9が支杆5に挿
入係止された状態で金具のねじ孔91と支杆5の
貫挿孔51とが合致するような位置に設定されて
いる。
10はキヤツプ部材であり、背枠6の取付け状
態において背枠の膨隆部63と支杆5との間隙に
介在されて間隙部を隠蔽するものである。このキ
ヤツプ部材10は合成樹脂製であり、前記膨隆部
63の底面を係止する凹状の受部101を上面に
有する一方、下部には支杆5に嵌入支持される嵌
入片102を有している。
上記のような構成の背枠6を支杆5に取付ける
には、支杆5に挿入金具9を挿入し、さらにその
上からキヤツプ部材10の嵌入片102を嵌入支
持せしめたのち、背枠6を両支杆5,5間に位置
せしめて各膨隆部63の底面をキヤツプ部材10
の受部101に係止せしめつつ背枠両側片62,
62の貫挿孔64と支杆5の貫挿孔51とを対向
状に合致せしめる。続いてビス8を背枠6の内側
から貫挿し挿入金具9のねじ孔91に螺合固定し
背枠6を取付ける。挿入金具9は支杆5のストツ
パ52の作用によりそのねじ孔91,91と支杆
5の貫挿孔51,51とが合致した状態に位置決
めされているから、ビス9の貫挿及び締付けをス
ムーズに行うことができる。
かかる背枠6の取付け状態においては、第4図
に示すように、背枠6の外面が支杆5の内側面に
当接するとともに背枠6の膨隆部63底面がキヤ
ツプ部材10の受部101に当接し、該キヤツプ
部材10によつて膨隆部63と支杆5との間隙が
体裁良く隠蔽され、支杆5から膨隆部63にかけ
ての輪郭が凹凸のない連続状を呈するものとな
る。
なお、椅子1として完成させるためにその後背
体7を背枠6に嵌合し適宜方法により固定して取
付ける。また背枠6の取外しは、上記取付けと逆
の手順により実行すれば良い。
なお図示実施例では背枠6を盾型のものとして
説明したが、円型、四角型その他任意の形状のも
のを採用しても良い。
考案の効果 この考案は上述の次第で、挿入金具の支杆内で
の位置決めを、従来のように挿入金具の頭部に一
体成形した膨出部つより行うのではなく、支杆に
形成したストツパにより行う構成としたため、挿
入金具を全長にわたつて同径の柱体により構成で
き、挿入金具の製作に際しその加工が容易とな
り、ひいてはコストが安価となる。もつともこの
考案では、ストツパの形成が必要となり、またキ
ヤツプ部材も必要となるが、ストツパは単に支杆
の一部を切起こし形成されるものであるから、そ
の製作が容易であり、またキヤツプ部材は合成樹
脂製のものを使用することができるからその単価
は安価であり、従つてこれら部材の新規必要性を
差引いても椅子の製作に要するトータルコストを
安価なものとなしうる。
さらにこの考案では、背枠両側片の上部外周に
膨隆部を形成するとともに、取付け状態における
該膨隆部と支杆との間隙部にキヤツプ部材に介在
させて該間隙部を隠蔽するように構成したから、
支杆から背枠にかけての輪郭が凹凸のない華麗な
連続状を呈するものとなり、支杆と背枠とが恰も
一体成形品であるかの如き印象を看者に与え、豪
華性に富み装飾性に優れた見栄えの良い椅子とな
しえ、特にかかる豪華性、装飾性の要求される宴
会用等の椅子に好適なものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図はこの考案の一実施例を示すも
ので、第1図は背枠の取付け前の状態を示す分解
斜視図、第2図はこの考案を適用した椅子の全体
の斜視図、第3図は背枠の斜視図、第4図は背枠
の取付け状態の縦断面図、第5図は従来の背枠取
付け装置の分解断面図である。 1……椅子、3……座体、5……支杆、51…
…貫挿孔、52……ストツパ、6……背枠、62
……両側片、63……膨隆部、8……ビス、9…
…挿入金具、91……ねじ孔、10……キヤツプ
部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 座体の後部において上方突出状に設けられた2
    本のパイプ状支杆5,5に環状背枠6を取付ける
    ものとなされた椅子1において、前記背枠6の両
    側片62,62の上部外周に膨隆部63,63が
    形成される一方、前記両支杆の内側面上部にねじ
    貫挿穴51が形成されるとともに、該貫挿孔の下
    方には支杆内方に上向きに突出するストツパ52
    が切起し形成されて、該ストツパにより、ねじ孔
    91を有する所定長のねじ固定用の挿入金具9が
    そのねじ孔を支杆5の貫挿孔51に合致された状
    態に支杆に挿入位置決め可能となされており、前
    記背枠6は内側から両側片62,62を貫通しか
    つ支杆の貫挿孔51を貫挿して前記挿入金具9に
    螺合されるねじ8により、背枠の膨隆部63底面
    が支杆5の開口部53に対向位置する状態で支杆
    に固定されるものとなされているとともに、膨隆
    部63と支杆5との間隙部にキヤツプ部材10が
    介在されるものとなされていることを特徴とする
    椅子における背枠取付け装置。
JP1616786U 1986-02-05 1986-02-05 Expired JPH0350784Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1616786U JPH0350784Y2 (ja) 1986-02-05 1986-02-05

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1616786U JPH0350784Y2 (ja) 1986-02-05 1986-02-05

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62128462U JPS62128462U (ja) 1987-08-14
JPH0350784Y2 true JPH0350784Y2 (ja) 1991-10-30

Family

ID=30807774

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1616786U Expired JPH0350784Y2 (ja) 1986-02-05 1986-02-05

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0350784Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62128462U (ja) 1987-08-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0350784Y2 (ja)
JPH0411710U (ja)
JPH01150815U (ja)
JPH0531979Y2 (ja)
JPS6228188Y2 (ja)
JPH0326834Y2 (ja)
JPH02116862U (ja)
JPS6014834Y2 (ja) 掛具
JPH0533440A (ja) 軒樋の取付構造
JP2579825Y2 (ja) 椅子のキャップ取付構造
JPH01154312U (ja)
JPH0438759U (ja)
JPH0474067U (ja)
JPS63132032U (ja)
JPS6336337U (ja)
JPH0321251U (ja)
JPH0220214U (ja)
JPH0362933U (ja)
JPH0254985U (ja)
JPS63167483U (ja)
JPS6224786U (ja)
JPS62152836U (ja)
JPH0389646U (ja)
JPH01154313U (ja)
JPS62181422U (ja)