JPS6348479Y2 - - Google Patents

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JPS6348479Y2
JPS6348479Y2 JP1983021608U JP2160883U JPS6348479Y2 JP S6348479 Y2 JPS6348479 Y2 JP S6348479Y2 JP 1983021608 U JP1983021608 U JP 1983021608U JP 2160883 U JP2160883 U JP 2160883U JP S6348479 Y2 JPS6348479 Y2 JP S6348479Y2
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JP
Japan
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seat
stud
fixed
floor
main body
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JP1983021608U
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JPS59128499U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、航空機用座席の構造に係り、特に航
空機の機体内床面上に設置される乗客用の座席に
関するものである。
一般に航空機の機体内に装置する乗客用の座席
(以下単に「座席」という。)は、機体の床面上に
配設されている床側レールに、座席脚の下端部に
固設したスタツドを嵌合させ、所望位置において
適宜楔状物を用いて固定されていた。この場合座
席脚は、機体の形状及び構造力学的要請に基いて
配設される床側レールの配置位置との関係で、す
べての座席について座席基体の同一個所に取り付
けることができず、例えば航空機の機体壁のカー
ブが大きく曲成される機体前方又は後方において
は、座席下面における座席脚の取付個所が極端に
窓側に片寄つて座席自体の安定を害したり、また
座席脚の取付個所が乗客の座席使用位置の下部に
きて座席下部空間の有効利用がさまたげられるば
かりでなく、座席下面に対する座席脚取付個所に
ついても座席の機体内における配置位置に対応し
て夫夫各別に設計しなければならず航空機用座席
の規格生産をすることができないという欠点があ
つた。
本考案は、上記の問題を解決したものであり、
航空機の機体内における床側レールの配置位置を
変えることなく、また座席下面に取り付ける座席
脚についても規格生産により座席基体の左右両側
部に固設しておき、座席に床側レールに固定する
場合に、単一の座席取付金具を用いるだけで座席
を前後及び左右方向へ自由に移動させながら固定
位置を決定することができるばかりでなく、座席
の安定性及び使用性能を向上させることができる
航空機用座席を提供することを目的としている。
以下図面に従つて本考案の実施例を説明する。
図面において、1は航空機の乗客用の座席であ
る。この座席1の構造部を形成している座席基体
2の左右座席脚3間に、また強度的に問題のあ
る、例えば2人掛け用又は3人掛け用等複数座席
構成の場合には、座席と座席1の中間部分につい
ても、座席1を設置すべき航空機の種類や機体の
形状に対応して変化する機体壁や座席1の設置位
置とは関係なく、予め座席脚3を固定し、これ等
の座席脚3の下端部に横部材4を配して座席脚3
相互を固定する。この横部材4の下面には、上記
左右の座席脚3方向に向かい、かつ抜止縁5を有
する複数本の基体側レール6が一体的に形成され
ているが、本考案に係る航空機用座席において、
これ等基体側レール6の形状及びその本数は、以
下に詳述する座席1の固定方法に対応して適宜設
計変更することが可能である。7はこの横部材4
と床側レール8の間に介在させて座席1を床面上
に固定するための座席取付金具である。この座席
取付金具7は、横部材4側に対する固定手段と床
側レール8側に対する固定手段を併有しており、
夫々に対する嵌合部分を横部材4及び床側レール
8に嵌合させ、ワンタツチで座席1を床面上に固
定することができるようにしたものであり、固定
前に座席1を前後方向及び左右方向へ自在にスラ
イドさせて座席1の固定位置の調整を行うことが
できるように構成されている。即ち、9はこの座
席取付金具7の主体であり、その上面に上記横部
材4の基体側レール6に嵌り合い、その抜止縁5
に係合して上方への抜け止めをする主クランプ1
0を所定範囲内において回転自在に取り付ける。
上方への抜け止めをする部材としては、この主ク
ランプ10の外に1又は2以上の補助クランプ1
1を設ける。この補助クランプ11は、本体1を
貫通させてその下面に突出させた締付ねじ12を
具備しており、この締付ねじ12を緊締すること
により補助クランプ11の下面と本体9の上面の
間に横部材4のレール6を挟持固定することによ
り、座席基体2の左右方向への移動を防止し得る
ようになつている。またこの主体9の下面には床
側レール8に嵌り合う固定スタツド13を設ける
と共に、この固定スタツド13の上面と主体9の
下面の間に貫通軸14にガイドされ、かつ常時ば
ね15により上方へ付勢された移動スタツド16
を設ける。この移動スタツド16は、その上面に
突縁17が形成されており、この突縁17が主体
9との間において上記貫通軸14部分において回
転自在に取り付けられたレバー18等の回動移動
機構と係合することにより下方へ移動し得るよう
になつている。これ等の固定スタツド13と移動
スタツド16は、夫々床側レール8の抜止縁19
部分に所定間隔おきに形成された多数の固定孔2
0に嵌り合う掛止部21,22を具備している。
座席取付金具7を床側レール8に取り付ける場
合、まず固定スタツド13の掛止部21を床側レ
ール8の所望の固定孔20を通過させてその抜止
縁19の内側へ挿入させた後床側レール8に添つ
て位置をずらせ、掛止部21を床側レール8の抜
止縁19の縁端に係止させ、上方への抜け止めを
する。またこの位置でレバー18を回転させて移
動スタツド16を下方へ移動させると、その掛止
部22が床側レール8の固定孔20に嵌り合い、
その位置でその縁端が固定孔20の縁端と係合し
て座席取付金具7の前後方向への移動を停止させ
る。固定スタツド13及び移動スタツド16の掛
止部21,22は、所望により1個ずつ又は2以
上の複数個ずつとすることが可能であり、特に床
面に対する座席1の固定度を高めるためには複数
個ずつとすることが望ましい。また、上記レバー
18に代えてネジ等他の回動移動機構を構成する
こともできる。
横部材4に対する座席取付金具7の固定手段
は、上記の実施例に限定されることはなく、本考
案の目的の範囲内で、例えば横部材4をパイプ状
フレームとし、このフレームに摺動自在に巻着さ
せた環状部材をクランプとして用い、この環状部
材をフレームの所望位置において締付ねじ又はフ
ツク等の固定具を用いてフレームに固定し得るよ
うに設計変更することもできる。また、座席取付
金具7は、設置後の座席1の安定及び所定の設置
強度を得るために、通常は横部材4及び床側レー
ル8の配置位置との関係で4個所に配置される。
しかし座席1の床側レール8に対する停止手段と
なる移動スタツド16については、必ずしもすべ
ての座席取付金具7に取り付けなくてもよい。し
たがつて、例えば座席1の前側の横部材4に装着
する座席取付金具7(第3図A部参照)について
は、第8図ロ及びハに示すような簡略な構造と
し、レバー23等の回動移動機構を床側レール8
側に対する固定スタツド24と横部材4側に対す
る主クランプ25の間に介装し、これ等の固定ス
タツド24と主クランプ25の間において上記レ
バー23を回動させることによりその端面を楔状
体26の下面に形成した突縁27に係合させてこ
れを主体28に対し上方へ移動させ、主クランプ
25と楔状体26の間に横部材4に形成した基体
側レール6を挟持固定すると共に、基体側レール
6と床側レール8の間の相対的な隙間を埋め、楔
作用を為すように構成することができる。
本考案は、以上のように構成したから、座席を
航空機の機体内床面上に設置する場合、床側レー
ル上においてその座席を前後及び左右方向へ自由
に移動させるという簡単な操作により該座席の固
定位置を決定し、ワンタツチで床側レールに固定
することができるばかりでなく、座席の安定性と
使用性能を高め、かつ規格生産化も可能な航空機
用座席を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る航空機用座席の実施例を示
すものであり、第1図は座席の正面図、第2図は
同じく側面図、第3図は横部材に構成した基体側
レールに座席取付金具を装着した状態を示す要部
拡大側断面図、第4は同じく要部拡大背面図、第
5図は座席取付金具の拡大側面図、第6図は同じ
く拡大底面図、第7図は同じく分解斜視図、第8
図は座席取付金具の他の実施例を示すものであ
り、イは分解斜視図、ロは楔状体の裏面を示す斜
視図、第9図は床側レールを示すものであり、イ
は平面図、ロはイ図B−B線断面図である。 1……座席、2……座席基体、3……座席脚、
4……横部材、7……座席取付金具、8……床側
レール、10,11……クランプ、13……固定
スタツド、16……移動スタツド、18……レバ
ー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 座席基体の左右座席脚間に掛け渡し固定する横
    部材の下面に、該左右座席脚方向に向かう基体側
    レールを構成し、該基体側レールに座席取付金具
    の主体上面側に構成した主クランプと補助クラン
    プを適宜摺動可能に嵌合すると共に、上記主体の
    下面に突出形成した固定スタツドを座席の前後方
    向に向かう床側レールに摺動自在に嵌合し、かつ
    上記主体の下面と固定スタツドの間に、該固定ス
    タツドに対して常時ばねにより上方へ付勢して成
    る移動スタツドと該移動スタツドの上面に形成し
    た突縁に係合して該移動スタツドを下方へ押下す
    る回動移動機構を介装し、更に固定スタツドと移
    動スタツドには床側レールの固定孔に嵌まり合う
    掛止部を形成したことを特徴とする航空機用座
    席。
JP1983021608U 1983-02-18 1983-02-18 航空機用座席 Granted JPS59128499U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1983021608U JPS59128499U (ja) 1983-02-18 1983-02-18 航空機用座席

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1983021608U JPS59128499U (ja) 1983-02-18 1983-02-18 航空機用座席

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59128499U JPS59128499U (ja) 1984-08-29
JPS6348479Y2 true JPS6348479Y2 (ja) 1988-12-13

Family

ID=30152728

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JP1983021608U Granted JPS59128499U (ja) 1983-02-18 1983-02-18 航空機用座席

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Families Citing this family (1)

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DE102006025145B3 (de) * 2006-05-30 2008-01-03 Airbus Deutschland Gmbh Testvorrichtung

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JPS59128499U (ja) 1984-08-29

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