JPH0625221Y2 - 揮発性高粘度液体用塗布具 - Google Patents
揮発性高粘度液体用塗布具Info
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- JPH0625221Y2 JPH0625221Y2 JP1991080778U JP8077891U JPH0625221Y2 JP H0625221 Y2 JPH0625221 Y2 JP H0625221Y2 JP 1991080778 U JP1991080778 U JP 1991080778U JP 8077891 U JP8077891 U JP 8077891U JP H0625221 Y2 JPH0625221 Y2 JP H0625221Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cap
- tip
- tank
- writing tip
- writing
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B43—WRITING OR DRAWING IMPLEMENTS; BUREAU ACCESSORIES
- B43K—IMPLEMENTS FOR WRITING OR DRAWING
- B43K23/00—Holders or connectors for writing implements; Means for protecting the writing-points
- B43K23/08—Protecting means, e.g. caps
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A45—HAND OR TRAVELLING ARTICLES
- A45D—HAIRDRESSING OR SHAVING EQUIPMENT; EQUIPMENT FOR COSMETICS OR COSMETIC TREATMENTS, e.g. FOR MANICURING OR PEDICURING
- A45D34/00—Containers or accessories specially adapted for handling liquid toiletry or cosmetic substances, e.g. perfumes
- A45D34/04—Appliances specially adapted for applying liquid, e.g. using roller or ball
- A45D34/042—Appliances specially adapted for applying liquid, e.g. using roller or ball using a brush or the like
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B05—SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05C—APPARATUS FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05C17/00—Hand tools or apparatus using hand held tools, for applying liquids or other fluent materials to, for spreading applied liquids or other fluent materials on, or for partially removing applied liquids or other fluent materials from, surfaces
Landscapes
- Closures For Containers (AREA)
- Coating Apparatus (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この考案はマニキュア液、筆記用
の修正液、ペンキ等の揮発性高粘度液体の塗布具に関す
るものである。
の修正液、ペンキ等の揮発性高粘度液体の塗布具に関す
るものである。
【０００２】
【従来の技術】従来マニキュア液用の塗布具はマニキュ
ア液をビン中に入れ、蓋と一体となった塗布用筆をビン
の中の液中に垂下しており、使用時には蓋を開けて塗布
用筆を取り出し、これによって手の爪等に塗っている。
ア液をビン中に入れ、蓋と一体となった塗布用筆をビン
の中の液中に垂下しており、使用時には蓋を開けて塗布
用筆を取り出し、これによって手の爪等に塗っている。
【０００３】また筆記用型の塗布具とし、ノック式のポ
ンピングによってマニキュア液が筆先に出てくるものも
使用されている。
ンピングによってマニキュア液が筆先に出てくるものも
使用されている。
【０００４】
【考案が解決しようとする課題】しかしながらビンに入
れたものは、蓋をあけると、マニキュア液中のニトロセ
ルローズが空気に触れて揮発し、マニキュア液が固化
し、ビンの中のマニキュア液を全部使い終わらないうち
にマニキュア液が固化し、多量のマニキュア液が残って
しまう。
れたものは、蓋をあけると、マニキュア液中のニトロセ
ルローズが空気に触れて揮発し、マニキュア液が固化
し、ビンの中のマニキュア液を全部使い終わらないうち
にマニキュア液が固化し、多量のマニキュア液が残って
しまう。
【０００５】また上記筆記具型のものは、容器の開口部
を小さくして空気に接触する面積を小さくしているが、
筆先が常時空気に触れているため筆先に残ったマニキュ
ア液が固化し、筆先が固まってしまい使用できない。そ
こでこれらの筆記具型のものはマニキュア液の粘度を低
くしている。しかしながら粘度を落すと、本来のマニキ
ュア液の味が出てこない。
を小さくして空気に接触する面積を小さくしているが、
筆先が常時空気に触れているため筆先に残ったマニキュ
ア液が固化し、筆先が固まってしまい使用できない。そ
こでこれらの筆記具型のものはマニキュア液の粘度を低
くしている。しかしながら粘度を落すと、本来のマニキ
ュア液の味が出てこない。
【０００６】この考案は、これらの点に鑑みて為された
ものであり、容器内に入れた高粘度液体を最後まで固化
させずに使用でき、かつ筆先を固化させない揮発性高粘
度液用塗布具を提供し、上記課題を解決せんとするもの
である。
ものであり、容器内に入れた高粘度液体を最後まで固化
させずに使用でき、かつ筆先を固化させない揮発性高粘
度液用塗布具を提供し、上記課題を解決せんとするもの
である。
【０００７】
【課題を解決するための手段】そこでこの考案は、溶液
を入れた、押圧自在な材質から成るタンクを設け、この
タンクの開口部に、細径の筆先パイプを突設し、この筆
先パイプの外周に、筒状に筆先を設け、この筆先の一端
を筆先の先端外方に突出せしめ、これらの構造の本体を
形成する。
を入れた、押圧自在な材質から成るタンクを設け、この
タンクの開口部に、細径の筆先パイプを突設し、この筆
先パイプの外周に、筒状に筆先を設け、この筆先の一端
を筆先の先端外方に突出せしめ、これらの構造の本体を
形成する。
【０００８】また上記筆先を被い本体に係止自在なキャ
ップを設ける。このキャップ内には溶剤収納部及び当該
溶剤収納部から気化した溶剤が充満する気化スペースを
夫々設け、また突条栓をこの気化スペースに突設し、上
記本体にキャップを被せた際、筆先が気化スペースに挿
入されかつ筆先の中空部を通して筆先パイプの一端に上
記突条栓が嵌入する構造としたものである。
ップを設ける。このキャップ内には溶剤収納部及び当該
溶剤収納部から気化した溶剤が充満する気化スペースを
夫々設け、また突条栓をこの気化スペースに突設し、上
記本体にキャップを被せた際、筆先が気化スペースに挿
入されかつ筆先の中空部を通して筆先パイプの一端に上
記突条栓が嵌入する構造としたものである。
【０００９】
【作用】タンク内に予め揮発性高粘度液体を入れてお
く。本体からキャップを取り外し、タンクを手で押圧す
ると高粘度液体はタンクの開口部の筆先パイプを通り筆
先の内周に達する。そこでタンク部分を持って高粘度液
体を塗布しようとする箇所に筆先を当ててこれをこす
る。これにより高粘度液体が塗布される。また本体にキ
ャップを被せると、筆先はキャップ内の気化スペースに
入り、キャップの突条栓が筆先の中空部を通り、筆先パ
イプの一端に嵌入する。これによりタンクの開口部は閉
鎖され、高粘度液体はタンク内に密封される。また筆先
は気化スペース内に入り、この気化スペース内には常時
気化溶剤が充満しており、この溶剤によって筆先に付着
した揮発性高粘度液体は固化しない。
く。本体からキャップを取り外し、タンクを手で押圧す
ると高粘度液体はタンクの開口部の筆先パイプを通り筆
先の内周に達する。そこでタンク部分を持って高粘度液
体を塗布しようとする箇所に筆先を当ててこれをこす
る。これにより高粘度液体が塗布される。また本体にキ
ャップを被せると、筆先はキャップ内の気化スペースに
入り、キャップの突条栓が筆先の中空部を通り、筆先パ
イプの一端に嵌入する。これによりタンクの開口部は閉
鎖され、高粘度液体はタンク内に密封される。また筆先
は気化スペース内に入り、この気化スペース内には常時
気化溶剤が充満しており、この溶剤によって筆先に付着
した揮発性高粘度液体は固化しない。
【００１０】
【実施例】以下この考案の実施例を図について説明す
る。 まず、本体１は図２に示す如く、以下の構成となってい
る。
る。 まず、本体１は図２に示す如く、以下の構成となってい
る。
【００１１】手で押圧自在な軟質の透明な合成樹脂から
成るタンク２の開口部３にタンクキャップ４を被冠固定
している。このタンクキャップ４は貫通孔４ａを有し、
このタンクキャップ４の貫通孔４ａの先端部に、外周中
部に鍔５ａを有する細径の筆先パイプ５の一端を嵌入し
ている。この鍔５ａとタンクキャップ４との間の筆先パ
イプ５の外周に環状パッキン６を設けている。またこの
鍔５ａより先端の筆先パイプ５の外周には、筒状の筆先
７を設け、この筆先７の先端は筆先パイプ５の外方に突
出している。これらのタンクキャップ４、環状パッキン
６、筆先７の一端を自体の中空部に入れて先端から筆先
７の先端部を突出させた筆先カバー８を上記タンクキャ
ップ４の外周に係止せしめている。
成るタンク２の開口部３にタンクキャップ４を被冠固定
している。このタンクキャップ４は貫通孔４ａを有し、
このタンクキャップ４の貫通孔４ａの先端部に、外周中
部に鍔５ａを有する細径の筆先パイプ５の一端を嵌入し
ている。この鍔５ａとタンクキャップ４との間の筆先パ
イプ５の外周に環状パッキン６を設けている。またこの
鍔５ａより先端の筆先パイプ５の外周には、筒状の筆先
７を設け、この筆先７の先端は筆先パイプ５の外方に突
出している。これらのタンクキャップ４、環状パッキン
６、筆先７の一端を自体の中空部に入れて先端から筆先
７の先端部を突出させた筆先カバー８を上記タンクキャ
ップ４の外周に係止せしめている。
【００１２】そしてこの本体１は後述の容器本体に挿入
されるまでは保護キャップ９が被冠されている。この保
護キャップ９は中に突条栓１０を有し、上記筆先７を被
って筆先カバー８に被冠、固定すると、キャップ９内の
突条栓１０が筆先７の中空部を通って筆先パイプ５の中
空孔５ｂ内に嵌合する構成となっている。
されるまでは保護キャップ９が被冠されている。この保
護キャップ９は中に突条栓１０を有し、上記筆先７を被
って筆先カバー８に被冠、固定すると、キャップ９内の
突条栓１０が筆先７の中空部を通って筆先パイプ５の中
空孔５ｂ内に嵌合する構成となっている。
【００１３】次に上記本体１を収容する容器本体１１及
びキャップ１２は、以下の構成となっている。容器本体
１１は、図３に示す如く、一端が閉口した筒体となって
おり、外周中程両側に窓１３を穿ってある。またこの容
器本体１１の閉口端内側にはボス１４を有し、このボス
１４に基部を支持されたＵ字型の板バネ１５を設け、こ
の板バネ１５の両側板の各透孔１６に一端の突部１７ａ
を嵌入、支持した押ボタン１７を容器本体１１内に設け
ている。これらの各押ボタン１７は板バネ１５の力によ
り、他端の透明な押圧突部１７ｂを夫々容器本体１１の
各窓１３から容器本体１の外方へ突出させている。
びキャップ１２は、以下の構成となっている。容器本体
１１は、図３に示す如く、一端が閉口した筒体となって
おり、外周中程両側に窓１３を穿ってある。またこの容
器本体１１の閉口端内側にはボス１４を有し、このボス
１４に基部を支持されたＵ字型の板バネ１５を設け、こ
の板バネ１５の両側板の各透孔１６に一端の突部１７ａ
を嵌入、支持した押ボタン１７を容器本体１１内に設け
ている。これらの各押ボタン１７は板バネ１５の力によ
り、他端の透明な押圧突部１７ｂを夫々容器本体１１の
各窓１３から容器本体１の外方へ突出させている。
【００１４】これらの各押ボタン１７は、容器本体１の
筒状内周面に沿って湾曲し、両側縁に当接脚体１８を有
し、図４に示す如く各押ボタン１７の各当接脚体１８が
相対している。そして容器本体１の両側から各押ボタン
１７の押圧突部１７ｂを押すと、板バネ１５の力に抗し
て両側の押ボタン１７が近接し、各当接脚体１８が相互
に当り、これ以上押ボタン１７は押圧できない。また容
器本体１の開口部には先細になった筒状の先栓１９が被
冠、固定されている。
筒状内周面に沿って湾曲し、両側縁に当接脚体１８を有
し、図４に示す如く各押ボタン１７の各当接脚体１８が
相対している。そして容器本体１の両側から各押ボタン
１７の押圧突部１７ｂを押すと、板バネ１５の力に抗し
て両側の押ボタン１７が近接し、各当接脚体１８が相互
に当り、これ以上押ボタン１７は押圧できない。また容
器本体１の開口部には先細になった筒状の先栓１９が被
冠、固定されている。
【００１５】また上記キャップ１２は上記容器本体１１
の先栓１９に着脱自在である。このキャップ１２は、図
３及び図５に示す如く先端キャップ２０と中部キャップ
２１とを継ぎ合わせたものであり、先端キャップ２０内
には、溶剤をしみ込ませた中綿２２が充填されており、
この中綿２２の一端面に環状の中綿止め２３、通気状栓
針２４、ラッパ状のシールパッキン２５の基部フランジ
２５ａを順に重ね、断面アングル状の環状パッキン押え
２６で上記シールパッキン２５の基部フランジ２５ａの
外周縁を押えており、この環状パッキン押え２６を中部
キャップ２１の内周に突出する内周縁２１ａが押えてい
る。上記通気状栓針２４は中央に突条栓２７を突設し、
その周囲に透孔２８を有している。
の先栓１９に着脱自在である。このキャップ１２は、図
３及び図５に示す如く先端キャップ２０と中部キャップ
２１とを継ぎ合わせたものであり、先端キャップ２０内
には、溶剤をしみ込ませた中綿２２が充填されており、
この中綿２２の一端面に環状の中綿止め２３、通気状栓
針２４、ラッパ状のシールパッキン２５の基部フランジ
２５ａを順に重ね、断面アングル状の環状パッキン押え
２６で上記シールパッキン２５の基部フランジ２５ａの
外周縁を押えており、この環状パッキン押え２６を中部
キャップ２１の内周に突出する内周縁２１ａが押えてい
る。上記通気状栓針２４は中央に突条栓２７を突設し、
その周囲に透孔２８を有している。
【００１６】この突条栓２７は上記ラッパ状のシールパ
ッキン２５内に突出し、さらにこのラッパ状のシールパ
ッキン２５の開口縁は、キャップ１２を容器本体１１に
被せて固定した際、上記先栓１９の先端外周を被うよう
になっている。
ッキン２５内に突出し、さらにこのラッパ状のシールパ
ッキン２５の開口縁は、キャップ１２を容器本体１１に
被せて固定した際、上記先栓１９の先端外周を被うよう
になっている。
【００１７】そして上記容器本体１１内に本体１を収納
すると、図１に示す如く、本体１のタンク２が容器本体
１１内に入り、容器本体１内の両側の押ボタン１７の突
部１７ａがタンク２の外周に近接して位置する。また本
体１の筆先カバー８の一部は先栓１９に被われ、筆先カ
バー８の先端部及び筆先７が上記キャップ１２のシール
パッキン２５内に入り、このシールパッキン２５内で突
条栓２７が筆先７の中空部から筆先パイプ５の中空孔５
ｂ内に嵌合される。
すると、図１に示す如く、本体１のタンク２が容器本体
１１内に入り、容器本体１内の両側の押ボタン１７の突
部１７ａがタンク２の外周に近接して位置する。また本
体１の筆先カバー８の一部は先栓１９に被われ、筆先カ
バー８の先端部及び筆先７が上記キャップ１２のシール
パッキン２５内に入り、このシールパッキン２５内で突
条栓２７が筆先７の中空部から筆先パイプ５の中空孔５
ｂ内に嵌合される。
【００１８】この実施例の場合キャップ１２を容器本体
１１から外すと、図４に示す如く先端に筆先７が突出し
た塗布具となる。そして容器本体１１の両側の窓１３か
ら突出する各押圧突部１７ｂを手で押すと、板バネ１５
の力に抗して両側の押ボタン１７が相互に近接し、これ
により各突部１７ａがタンク２を押し、タンク２はへこ
む。これによりタンク２内に予め入れておいた揮発性高
粘度液体がタンク２の開口部３のタンクキャップ４の貫
通孔４ａ及び筆先パイプ５の中空孔５ｂを経て筆先７の
中空部に付着する。そして上記各押ボタン１７の押圧を
解くと、板バネ１５の力により各押ボタン１７は元に戻
り、タンク２も元の形に戻る。
１１から外すと、図４に示す如く先端に筆先７が突出し
た塗布具となる。そして容器本体１１の両側の窓１３か
ら突出する各押圧突部１７ｂを手で押すと、板バネ１５
の力に抗して両側の押ボタン１７が相互に近接し、これ
により各突部１７ａがタンク２を押し、タンク２はへこ
む。これによりタンク２内に予め入れておいた揮発性高
粘度液体がタンク２の開口部３のタンクキャップ４の貫
通孔４ａ及び筆先パイプ５の中空孔５ｂを経て筆先７の
中空部に付着する。そして上記各押ボタン１７の押圧を
解くと、板バネ１５の力により各押ボタン１７は元に戻
り、タンク２も元の形に戻る。
【００１９】そして容器本体１を手で持って筆先７を被
塗布物にこすりつけることにより塗布する。また不用時
には上記キャップ１２を容器本体１１に被せる。これに
より上述の如く筆先７及び筆先カバー８の先端部がキャ
ップ１２内のシールパッキン２５内に入り、シールパッ
キン２５の開口端が先栓１９の先端外周に被冠する。し
かもこのシールパッキン２５内で突条栓２７が筆先７の
中空部を通って筆先パイプ５の中空孔５ｂに嵌入する。
塗布物にこすりつけることにより塗布する。また不用時
には上記キャップ１２を容器本体１１に被せる。これに
より上述の如く筆先７及び筆先カバー８の先端部がキャ
ップ１２内のシールパッキン２５内に入り、シールパッ
キン２５の開口端が先栓１９の先端外周に被冠する。し
かもこのシールパッキン２５内で突条栓２７が筆先７の
中空部を通って筆先パイプ５の中空孔５ｂに嵌入する。
【００２０】従ってこの突条栓２７により筆先パイプ５
の中空孔５ｂが塞がれ、タンク２は密閉される。またキ
ャップ１２内の中綿２２から溶剤が気化してこのシール
パッキン２５内に充満し、このシールパッキン２５内が
気化スペースとなりこの中に筆先７が入っているためこ
の気化した溶剤によって筆先７は固化しない。またこの
シールパッキン２５は筆先７や筆先カバー８の外周に沿
ってラッパ状に形成されており、それ故溶剤の気化スペ
ースは小さく、溶剤の消費が少なくて済む。またこのシ
ールパッキン２５はラッパ状となっているため、筆先７
をこれに入れる際、ガイドとなり、曲がった筆先７もこ
のシールパッキン２５にガイドされて直すぐとなる。
の中空孔５ｂが塞がれ、タンク２は密閉される。またキ
ャップ１２内の中綿２２から溶剤が気化してこのシール
パッキン２５内に充満し、このシールパッキン２５内が
気化スペースとなりこの中に筆先７が入っているためこ
の気化した溶剤によって筆先７は固化しない。またこの
シールパッキン２５は筆先７や筆先カバー８の外周に沿
ってラッパ状に形成されており、それ故溶剤の気化スペ
ースは小さく、溶剤の消費が少なくて済む。またこのシ
ールパッキン２５はラッパ状となっているため、筆先７
をこれに入れる際、ガイドとなり、曲がった筆先７もこ
のシールパッキン２５にガイドされて直すぐとなる。
【００２１】またこの実施例では各押ボタン１７の押圧
突部１７ｂ及びタンク２が透明な材質でできているた
め、容器本体１の各窓１３からタンク２内の高粘度液体
の色や量をみることができる。
突部１７ｂ及びタンク２が透明な材質でできているた
め、容器本体１の各窓１３からタンク２内の高粘度液体
の色や量をみることができる。
【００２２】また各押ボタン１７を押すと、上述の如く
相対向する各当接脚体１８が相互に当接してこれ以上タ
ンク２を押圧しないため、一回の押圧によるタンク２か
らの高粘度液体の吐出量が一定となり、塗布に便利であ
る。しかも上記各当接脚体１８の脚の長さを調整すれ
ば、上記高粘度液体の吐出量も調整できる。またさらに
タンク２内の高粘度液体がなくなれば、容器本体１１か
ら先栓１９を外して本体１を取り外し、新しい本体１と
交換することができる。
相対向する各当接脚体１８が相互に当接してこれ以上タ
ンク２を押圧しないため、一回の押圧によるタンク２か
らの高粘度液体の吐出量が一定となり、塗布に便利であ
る。しかも上記各当接脚体１８の脚の長さを調整すれ
ば、上記高粘度液体の吐出量も調整できる。またさらに
タンク２内の高粘度液体がなくなれば、容器本体１１か
ら先栓１９を外して本体１を取り外し、新しい本体１と
交換することができる。
【００２３】またキャップ１２内の中綿２２の溶剤が無
くなった際は、先端キャップ２０と中部キャップ２１と
を取り外し、溶剤の十分しみ込んだ中綿２２と取り替え
ることができる。
くなった際は、先端キャップ２０と中部キャップ２１と
を取り外し、溶剤の十分しみ込んだ中綿２２と取り替え
ることができる。
【００２４】また上記実施例は本体１を容器本体１１内
に入れて使用するものであるが、これに代えて図６に示
す如く容器本体１１及び先栓１９等を設けず、本体１の
筆先カバー８にキャップ１２を被冠係止し、本体１のタ
ンク２を露出せしめる構造とすることもできる。この場
合もキャップ１２を外せば塗布でき、不用時はタンク２
が突条栓２７により密閉されかつ筆先パイプ７には常に
溶剤が接触しているものである。
に入れて使用するものであるが、これに代えて図６に示
す如く容器本体１１及び先栓１９等を設けず、本体１の
筆先カバー８にキャップ１２を被冠係止し、本体１のタ
ンク２を露出せしめる構造とすることもできる。この場
合もキャップ１２を外せば塗布でき、不用時はタンク２
が突条栓２７により密閉されかつ筆先パイプ７には常に
溶剤が接触しているものである。
【００２５】また図７はこの考案のさらに他の実施例を
示すものである。この実施例は上記各実施例とほぼ同様
な構造であるが、タンクキャップ４を二つのタンクキャ
ップ部材４ｂ及び４ｃに分割し、これを結合せしめたも
のであり、このタンクキャップ４は上記各実施例と同様
にタンク２に通じる貫通孔４ａを有しているが、この貫
通孔４ａは、図７に示す如く、クランク型に迂回してお
り、その途中の貫通孔４ａに一端が開口する中空部３０
内に摺動自在に挿入されたボール３１で閉鎖自在となっ
ている。そしてこのボール３１は、常時中空部３０内に
挿入されたスプリングバネ３２の力で、上記貫通孔４ａ
を塞ぐよう付勢されている。
示すものである。この実施例は上記各実施例とほぼ同様
な構造であるが、タンクキャップ４を二つのタンクキャ
ップ部材４ｂ及び４ｃに分割し、これを結合せしめたも
のであり、このタンクキャップ４は上記各実施例と同様
にタンク２に通じる貫通孔４ａを有しているが、この貫
通孔４ａは、図７に示す如く、クランク型に迂回してお
り、その途中の貫通孔４ａに一端が開口する中空部３０
内に摺動自在に挿入されたボール３１で閉鎖自在となっ
ている。そしてこのボール３１は、常時中空部３０内に
挿入されたスプリングバネ３２の力で、上記貫通孔４ａ
を塞ぐよう付勢されている。
【００２６】従って上記キャップ１２を外した場合、も
のによってはタンク２を押さなくてもタンク２内の揮発
性高粘度液体が筆先パイプ５の中空孔５ｂ及び筆先７に
流れ出てボタ落ちする場合があるが、この実施例のもの
はタンクキャップ４の貫通孔４ａがボール３１で塞が
れ、揮発性高粘度液体がむやみに筆先パイプ５の中空孔
５ｂに流れ出ることがない。従って筆先７に揮発性高粘
度液体を送る場合には、タンク２を手で押すと、当該圧
力が貫通孔４ａに達し、ボール３１をスプリングバネ３
２の力に抗して中空部３０内に押し、これによりボール
３１と貫通孔４ａの内壁との間が開き、揮発性高粘度液
体が当該箇所を通過し、筆先パイプ５の中空孔５ｂを通
って筆先７に達するものである。
のによってはタンク２を押さなくてもタンク２内の揮発
性高粘度液体が筆先パイプ５の中空孔５ｂ及び筆先７に
流れ出てボタ落ちする場合があるが、この実施例のもの
はタンクキャップ４の貫通孔４ａがボール３１で塞が
れ、揮発性高粘度液体がむやみに筆先パイプ５の中空孔
５ｂに流れ出ることがない。従って筆先７に揮発性高粘
度液体を送る場合には、タンク２を手で押すと、当該圧
力が貫通孔４ａに達し、ボール３１をスプリングバネ３
２の力に抗して中空部３０内に押し、これによりボール
３１と貫通孔４ａの内壁との間が開き、揮発性高粘度液
体が当該箇所を通過し、筆先パイプ５の中空孔５ｂを通
って筆先７に達するものである。
【００２７】なおこの図７の実施例のものは、タンク２
を容器本体１１に入れていないが、勿論タンク２を容器
本体１１に収容することもできる。
を容器本体１１に入れていないが、勿論タンク２を容器
本体１１に収容することもできる。
【００２８】また上記溶剤とは揮発性高粘度液体がマニ
キュア液では除光液、筆記用の修正液ではうすめ液、ペ
ンキではベンジン等である。
キュア液では除光液、筆記用の修正液ではうすめ液、ペ
ンキではベンジン等である。
【００２９】
【考案の効果】この考案では不用時には筆先にキャップ
を被せると、キャップ内の突条栓が筆先の中空部を通し
てタンクの開口部の筆先パイプの中空孔に嵌入し、タン
ク内に揮発性高粘度液体が密閉される。従って高粘度液
体は外気に触れず、固化しない。またこのキャップ内に
は溶剤収納部から気化した溶剤が充満する気化スペース
を有し、この気化スペースに筆先が入るため、筆先は溶
剤に常に触れており、筆先に付着した揮発性高粘度液体
が固化しない。
を被せると、キャップ内の突条栓が筆先の中空部を通し
てタンクの開口部の筆先パイプの中空孔に嵌入し、タン
ク内に揮発性高粘度液体が密閉される。従って高粘度液
体は外気に触れず、固化しない。またこのキャップ内に
は溶剤収納部から気化した溶剤が充満する気化スペース
を有し、この気化スペースに筆先が入るため、筆先は溶
剤に常に触れており、筆先に付着した揮発性高粘度液体
が固化しない。
【００３０】これにより揮発性高粘度液体でもこの塗布
具を用いることができ、従来のノック式の如く粘度を落
す必要がない。しかもこの塗布具に入れた揮発性高粘度
液体は最後まで固化せず、全部使いつくすことができ、
効率的である。
具を用いることができ、従来のノック式の如く粘度を落
す必要がない。しかもこの塗布具に入れた揮発性高粘度
液体は最後まで固化せず、全部使いつくすことができ、
効率的である。
【図１】この考案の断面図
【図２】この考案の本体の一部断面正面図
【図３】この考案の容器本体及びキャップの一部断面正
面図
面図
【図４】この考案のキャップを取り外した断面図
【図５】この考案のキャップの断面図
【図６】この考案の他の実施例の一部断面正面図
【図７】この考案のさらに他の実施例の断面正面図
１ 本体 ２ タンク ３ 開口部 ５ 筆先パイプ ５ｂ 中空孔 ７ 穂先 ８ 筆先カバー １１ 容器本体 １２ キャップ １３ 窓 １５ 板バネ １７ 押ボタン １９ 先栓 ２２ 中綿 ２４ 通気状栓針 ２５ シールパッキン ２７ 突条栓 ２８ 透孔
Claims (1)
- 【請求項１】溶液を入れた押圧自在な材質から成るタン
クの開口部に、細径の筆先パイプを突設し、この筆先パ
イプの外周に、一端を当該筆先パイプの外方に突出せし
めて筒状に筆先を設けてこれらの構成から成る本体を設
け、上記筆先を被うキャップを本体に係止自在に設け、
このキャップ内には溶剤収納部を設け、また上記本体に
キャップを被せた際、上記溶剤収納部から気化した溶剤
が充満する気化スペース及びこの気化スペースに挿入さ
れた上記筆先の中空部を通して筆先パイプに嵌入する突
条栓をキャップ内に夫々設けたことを特徴とする、揮発
性高粘度液体用塗布具。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991080778U JPH0625221Y2 (ja) | 1991-04-12 | 1991-09-10 | 揮発性高粘度液体用塗布具 |
| US07/866,972 US5259682A (en) | 1991-04-12 | 1992-04-10 | Applicator for volatile, highly viscous fluids |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3-32747 | 1991-04-12 | ||
| JP3274791 | 1991-04-12 | ||
| JP1991080778U JPH0625221Y2 (ja) | 1991-04-12 | 1991-09-10 | 揮発性高粘度液体用塗布具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0585311U JPH0585311U (ja) | 1993-11-19 |
| JPH0625221Y2 true JPH0625221Y2 (ja) | 1994-07-06 |
Family
ID=26371327
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991080778U Expired - Lifetime JPH0625221Y2 (ja) | 1991-04-12 | 1991-09-10 | 揮発性高粘度液体用塗布具 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5259682A (ja) |
| JP (1) | JPH0625221Y2 (ja) |
Families Citing this family (7)
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|---|---|---|---|---|
| DE19617777A1 (de) * | 1996-05-03 | 1997-11-06 | Ahrens Hans Joachim | Korrekturkuli mit verschiedenen Strichbreiten |
| US5904433A (en) * | 1996-11-06 | 1999-05-18 | Kay; Nathan | Fluid applicator and dispensing system for controlling fluid and vapor flow |
| JP2001048219A (ja) * | 1999-08-09 | 2001-02-20 | Kotobuki Insatsu Shiko Kk | 液体容器 |
| US6364557B1 (en) * | 2000-04-24 | 2002-04-02 | Barbara Dougherty | Valve arrangement for hand held liquid applicator |
| US7931032B1 (en) * | 2006-05-19 | 2011-04-26 | Knight, Llc | Bulk dispensing of chemicals into a residential dishwasher |
| DE102008041282B4 (de) * | 2008-08-15 | 2017-01-19 | Faber-Castell Ag | Stift mit Verschlusskappe |
| GB2552164B (en) * | 2016-07-11 | 2019-04-17 | Pullinger Mark | A dispenser for gas leak detection fluid |
Family Cites Families (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US1044996A (en) * | 1909-09-07 | 1912-11-19 | William Cuthbertson | Brush. |
| US1725464A (en) * | 1928-08-21 | 1929-08-20 | Jiffy Corp | Shaving-brush appliance |
| DE2509978A1 (de) * | 1975-03-07 | 1976-09-16 | Ratioplast Gmbh Kunststoffvera | Auftragsgeraet fuer fluessigkeiten, insbesondere fuer kosmetika oder dergleichen |
| US4748990A (en) * | 1986-05-28 | 1988-06-07 | Avon Products, Inc. | Cosmetic applicator |
| DE3641389C1 (de) * | 1986-12-04 | 1988-01-28 | Schwan Stabilo Schwanhaeusser | Auftragsgeraet |
| DE3870453D1 (de) * | 1988-11-08 | 1992-05-27 | Sekisui Iko Co Ltd | Auftragegeraet fuer klebstoffe. |
| CH681681A5 (ja) * | 1990-04-02 | 1993-05-14 | Peter Herrli |
-
1991
- 1991-09-10 JP JP1991080778U patent/JPH0625221Y2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1992
- 1992-04-10 US US07/866,972 patent/US5259682A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US5259682A (en) | 1993-11-09 |
| JPH0585311U (ja) | 1993-11-19 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19941220 |