JPH06247361A - 自動二輪車 - Google Patents

自動二輪車

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Publication number
JPH06247361A
JPH06247361A JP5038502A JP3850293A JPH06247361A JP H06247361 A JPH06247361 A JP H06247361A JP 5038502 A JP5038502 A JP 5038502A JP 3850293 A JP3850293 A JP 3850293A JP H06247361 A JPH06247361 A JP H06247361A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
carrier
motorcycle
seat
grip
cover
Prior art date
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Pending
Application number
JP5038502A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuya Ohira
哲也 大平
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
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Publication of JPH06247361A publication Critical patent/JPH06247361A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】積載面積を減らさず、少ない部品数で、美観を
損ねることのない、リヤシート乗員が確実に握ることが
できるリヤグリップを備えたキャリアを搭載する自動二
輪車を提供するにある。 【構成】運転シート30後方に荷物を搭載するキャリア
32を設けた自動二輪車11において、このキャリア3
2は荷物搭載部33と同一面上に形成されたリヤグリッ
プ34を有し、上記キャリア32を運転シート30後端
と同じ高さに配置する一方、この自動二輪車11は車体
後部に車体カバー27を有し、上記キャリア32のリヤ
グリップ34直下の車体カバー27上部に凹部37を設
けたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動二輪車に係り、特に
運転シート後方に荷物を搭載するキャリアを設けた自動
二輪車に関する。
【0002】
【従来の技術】自動二輪車は、運転シート後方に荷物を
搭載するキャリアを設けたものがある。
【0003】一方、自動二輪車は、メインスタンドを立
てたり、狭い場所で向きを変えるために車体を持ち上げ
ることがあるので、通常車体後部にリヤグリップを設
け、ライダはこのリヤグリップを握り、車体後部を抱え
込むようにして車体を持ち上げている。
【0004】リヤグリップの構造としては、車体後方に
金属等で形成されたリヤグリップをボルトや溶接等で固
定したものがある。
【0005】また、二人乗り可能な自動二輪車は、リヤ
シート乗員用の手掛りとしてのグラブバーが運転シート
後方に設けられたものがあるが、上記リヤグリップをグ
ラブバーと兼用しているものもある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図7に
示すように、例えば自動二輪車の一形態であるスクータ
型車両1は、運転シート2と、キャリア3と、後部車体
カバー4とが近接して設けられており、それぞれに形状
上の制限が有るのでデザインの自由度も制限され、これ
が美観を損ねる一因になっていた。
【0007】また、一般的にリヤグリップ5は上記キャ
リア3上にボルト等で固定されているが、部品数が増え
る一方、キャリア3の有効積載面積を減らし、美観も損
ねていた。
【0008】そこで、後部車体カバー4をキャリア3に
沿った形状にする一方、上記リヤグリップ5の高さを下
げる方法も考えられるが、リヤグリップ5下部のクリア
ランスがなくなり、また、高さの低いリヤグリップ5は
リヤシート乗員にとって確実に握ることが困難である。
【0009】本発明は上述した事情を考慮してなされた
もので、積載面積を減らさず、少ない部品数で、美観を
損ねることのないリヤグリップを備えたキャリアを搭載
する自動二輪車を提供することを目的とする。
【0010】この発明の他の目的は、リヤシート乗員が
確実に握ることができるリヤグリップを備えたキャリア
を搭載する自動二輪車を提供するにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る自動二輪車
は、上述した課題を解決するために、請求項1に記載し
たように、運転シート後方に荷物を搭載するキャリアを
設けた自動二輪車において、このキャリアは荷物搭載部
と同一面上に形成されたリヤグリップを有する一方、上
記キャリアを運転シート後端と同じ高さに配置したもの
である。
【0012】また、上述した課題を解決するために、請
求項2に記載したように、自動二輪車は車体後部に車体
カバーを有し、上記キャリアのリヤグリップ直下の車体
カバー上部に凹部を設けたものである。
【0013】
【作用】上記の構成を有する本発明においては、運転シ
ート後方に荷物を搭載するキャリアを設けた自動二輪車
において、このキャリアは荷物搭載部と同一面上に形成
されたリヤグリップを有する一方、上記キャリアを運転
シート後端と同じ高さに配置したため、積載面積を減ら
さず、少ない部品数で、運転シートや車体カバーの形状
に整合性を持った美観を損ねることのないリヤグリップ
を備えたキャリアを搭載する自動二輪車を提供できる。
【0014】また、自動二輪車は車体後部に車体カバー
を有し、上記キャリアのリヤグリップ直下の車体カバー
上部に凹部を設けたため、リヤシート乗員が確実に握る
ことができるリヤグリップを備えたキャリアを搭載する
自動二輪車を提供できる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0016】図1は、この発明を適用したスクータ型車
両の一例を示す左側面図である。
【0017】図1において、このスクータ型車両11は
車体フレーム12を有し、この車体フレーム12はヘッ
ドパイプ13から斜下方向に延びるダウンチューブ14
と、このダウンチューブ14に前端が固着され、後上方
に延びる左右一対のリアフレーム15とから構成され
る。このリアフレーム15は、その中間で折曲され後上
方に延びている。
【0018】リアフレーム15の折曲された部分近傍に
はシートステー16が略垂直に固着される。
【0019】ダウンチューブ14とリアフレーム15と
の接合部分付近上方には、リアレッグシールド17が設
けられており、このリアレッグシールド17の前端から
上方に起立するレッグシールドカバー18が設けられて
いる。
【0020】このレッグシールドカバー18内に前記ヘ
ッドパイプ13が位置し、このヘッドパイプ13にはフ
ロントフォーク19が保持され、その下端に前輪20が
保持されている。なお、符号21は走行ハンドルであ
る。
【0021】符号22はパワーユニットとしてのエンジ
ンユニットであり、図示しないエンジンと、このエンジ
ンの一側から後方に延びる伝導ケース23とを備え、こ
の伝導ケース23の後端に駆動輪である後輪24を保持
したものである。伝導ケース23はスイングアームを兼
ねており、リアショックアブソーバ25によりリアフレ
ーム15に弾性的に支持される。
【0022】リアフレーム15の周囲には、車体カバー
26の一部を構成する左右一体あるいは別体に形成され
たアッパーフレームカバー27がリアフレーム15を囲
むように設けられており、このアッパーフレームカバー
27の下部にはロアサイドカバー28が左右に分割され
て設けられる。
【0023】このアッパーフレームカバー27とロアサ
イドカバー28との接合部後端にはリアコンビネーショ
ンランプ29が設けられており、アッパーフレームカバ
ー27上部にはシートステー16上端に設けられた図示
しないヒンジを軸に開閉する運転シート30が設けられ
る。
【0024】また、運転シート30下部には荷物収納部
31がリアフレーム15とアッパーフレームカバー27
に囲まれるように設けられる。
【0025】運転シート30後部のアッパーフレームカ
バー27上には荷物を搭載するキャリア32が設けられ
る。
【0026】図2(a),(b)および(c)は、本発
明に適用したキャリア32の側面図、平面図および正面
図である。
【0027】このキャリア32は、ABS等の可塑性樹
脂素材でアッパーフレームカバー27を覆うような形状
に形成され、上面後方は荷物を搭載しやすいよう水平に
形成され荷物搭載部33となる。
【0028】また、キャリア32の上面中央は開口さ
れ、前方にはグラブバーを兼ねたリヤグリップ34が荷
物搭載部33とほぼ同一の高さになるように形成され
る。
【0029】さらに、キャリア32の四隅には、このキ
ャリア32をアッパーフレームカバー27に取付けるた
めの固定手段であるボルト35等が通るボルト穴36が
穿設される。
【0030】図3は、スクータ型車両11の後部を拡大
した図であり、図4は、図3のA−A線に沿う断面図で
ある。
【0031】図3および図4に示すように、アッパーフ
レームカバー27の上記リヤグリップ34直下には凹部
37が前下がりに形成され、この凹部37の最低部には
ドレン孔38が穿設される。
【0032】次に、本実施例の作用について説明する。
【0033】図3に示すように、キャリア32を固定手
段であるボルト35等でアッパーフレームカバー27に
取付ける。この時、キャリア32をキャリア32上面と
運転シート30上面がほぼ同一の高さになるように取付
けることにより、キャリア32は運転シート30やアッ
パーフレームカバー27の形状に整合性を持ち美観を損
ねることがない。
【0034】また、リヤグリップ34が荷物搭載部33
とほぼ同一の高さになるように一体に形成されているの
で、部品数が少なくて済む一方、大きな荷物を搭載する
ことが可能になる。
【0035】さらに、アッパーフレームカバー27のリ
ヤグリップ34直下には凹部37が形成されているた
め、リヤシート乗員はリヤグリップ34を確実に握るこ
とができる。
【0036】さらにまた、アッパーフレームカバー27
に形成された凹部37は前下がりに形成され、この凹部
37の最低部にはドレン孔38が穿設されているので、
雨水や洗車水が溜まってもアッパーフレームカバー27
外に排水される。
【0037】なお、上記ドレン孔38に図示しないゴム
ホース等を取付ければ、排水場所を任意に設定できる。
【0038】また、図5および図6に示すように、上記
ドレン孔38の代わりにスリット39をアッパーフレー
ムカバー27に形成された凹部37の前方に設け、雨水
や洗車水を運転シート30下部のフュエルタンクアッパ
ーカバー40に導き、燃料およびエンジンオイルのドレ
ン孔41から排水するようにしてもよい。
【0039】なお、上記実施例は、本発明をスクータ型
車両に適用した例を示したが、運転シート後方に車体カ
バーの一部が延設されたあらゆる種類の自動二輪車に適
用できることは言うまでもない。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る自動
二輪車によれば、運転シート後方に荷物を搭載するキャ
リアを設けた自動二輪車において、このキャリアは荷物
搭載部と同一面上に形成されたリヤグリップを有する一
方、上記キャリアを運転シート後端と同じ高さに配置し
たため、積載面積を減らさず、少ない部品数で、運転シ
ートや車体カバーの形状に整合性を持った美観を損ねる
ことのないリヤグリップを備えたキャリアを搭載する自
動二輪車を提供できる。
【0041】また、自動二輪車は車体後部に車体カバー
を有し、上記キャリアのリヤグリップ直下の車体カバー
上部に凹部を設けたため、リヤシート乗員が確実に握る
ことができるリヤグリップを備えたキャリアを搭載する
自動二輪車を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動二輪車の一実施例を示すスク
ータ型車両の左側面図。
【図2】(a),(b)および(c)は、本発明に適用
したキャリアの側面図、平面図および正面図。
【図3】スクータ型車両の後部を拡大した図。
【図4】図3のA−A線に沿う断面図。
【図5】ドレン孔の他の実施例を示したスクータ型車両
の後部を拡大した図。
【図6】図5のB−B線に沿う断面図。
【図7】従来のスクータ型車両を示す図。
【符号の説明】 11 スクータ型車両(自動二輪車) 12 車体フレーム 27 アッパーフレームカバー(車体カバー) 30 運転シート 32 キャリア 33 荷物搭載部 34 リヤグリップ 37 凹部 38,41 ドレン孔

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運転シート後方に荷物を搭載するキャリ
    アを設けた自動二輪車において、上記キャリアは荷物搭
    載部と同一面上に形成されたリヤグリップを有する一
    方、上記キャリアを運転シート後端と同じ高さに配置し
    たことを特徴とする自動二輪車。
  2. 【請求項2】 自動二輪車は車体後部に車体カバーを有
    し、上記キャリアのリヤグリップ直下の車体カバー上部
    に凹部を設けた請求項1記載の自動二輪車。
JP5038502A 1993-02-26 1993-02-26 自動二輪車 Pending JPH06247361A (ja)

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JP5038502A JPH06247361A (ja) 1993-02-26 1993-02-26 自動二輪車

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JPH06247361A true JPH06247361A (ja) 1994-09-06

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ID=12527050

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JP5038502A Pending JPH06247361A (ja) 1993-02-26 1993-02-26 自動二輪車

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JP (1) JPH06247361A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004087489A1 (ja) * 2003-03-31 2004-10-14 Honda Motor Co., Ltd. 自動二輪車のグラブレール
JP2010247816A (ja) * 2009-03-26 2010-11-04 Honda Motor Co Ltd 自動二輪車

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