JPH06247157A - 車輪駆動装置 - Google Patents
車輪駆動装置Info
- Publication number
- JPH06247157A JPH06247157A JP3882793A JP3882793A JPH06247157A JP H06247157 A JPH06247157 A JP H06247157A JP 3882793 A JP3882793 A JP 3882793A JP 3882793 A JP3882793 A JP 3882793A JP H06247157 A JPH06247157 A JP H06247157A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- axle case
- wheels
- gear
- gears
- drive device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ２つの車輪の間隔を狭くしても操舵抵抗が少
なく、車両の小型化を図ることのできる車輪駆動装置を
提供する。 【構成】 ２つの車輪１２，１２を支承するアクスルケ
ース１１の一側に駆動モータ１４を設け、アクスルケー
ス１１内に延出する出力軸１５ａのアクスルケース１１
中央部に太陽歯車１６を固設し、太陽歯車１６に噛合う
遊星歯車１７をアクスルケース１１に支承するととも
に、遊星歯車１７に噛合う内歯歯車１８ａを有する環状
体１８をアクスルケース１１中央部外周に配設し、環状
体１８に差動装置の小傘歯車１９を設け、環状体１８両
側の前記２つの車輪１２，１２のハブ１２ａ，１２ａに
前記小傘歯車１９に噛合う大傘歯車２０をそれぞれ固設
した。
なく、車両の小型化を図ることのできる車輪駆動装置を
提供する。 【構成】 ２つの車輪１２，１２を支承するアクスルケ
ース１１の一側に駆動モータ１４を設け、アクスルケー
ス１１内に延出する出力軸１５ａのアクスルケース１１
中央部に太陽歯車１６を固設し、太陽歯車１６に噛合う
遊星歯車１７をアクスルケース１１に支承するととも
に、遊星歯車１７に噛合う内歯歯車１８ａを有する環状
体１８をアクスルケース１１中央部外周に配設し、環状
体１８に差動装置の小傘歯車１９を設け、環状体１８両
側の前記２つの車輪１２，１２のハブ１２ａ，１２ａに
前記小傘歯車１９に噛合う大傘歯車２０をそれぞれ固設
した。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、車輪駆動装置に関し、
詳しくは２つの車輪間に差動装置を備えた駆動装置に関
する。
詳しくは２つの車輪間に差動装置を備えた駆動装置に関
する。
【０００２】
【従来の技術】この種の駆動装置は、例えば、図５及び
図６に示されるように、２つの車輪１，１間に駆動モー
タ２と、一対の傘歯車からなる減速装置３と差動装置４
を配設し、駆動モータ２の回転を減速装置３、差動装置
４を介して差動装置４へ伝え、さらに差動装置４の両側
にある減速機５，５を経由して車輪１，１へ伝えるよう
にしている。
図６に示されるように、２つの車輪１，１間に駆動モー
タ２と、一対の傘歯車からなる減速装置３と差動装置４
を配設し、駆動モータ２の回転を減速装置３、差動装置
４を介して差動装置４へ伝え、さらに差動装置４の両側
にある減速機５，５を経由して車輪１，１へ伝えるよう
にしている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】このような駆動装置
は、一般的な車両に用いられる場合には大きな問題はな
いが、例えば無人搬送車のようなコンパクトな車両に用
いる場合には、２つの車輪の間隔を狭くするのに限界が
あり、車両の小型化に支障となっていた。
は、一般的な車両に用いられる場合には大きな問題はな
いが、例えば無人搬送車のようなコンパクトな車両に用
いる場合には、２つの車輪の間隔を狭くするのに限界が
あり、車両の小型化に支障となっていた。
【０００４】そこで本発明は、２つの車輪の間隔を狭く
しても操舵抵抗が少なく、車両の小型化を図ることので
きる車輪駆動装置を提供することを目的としている。
しても操舵抵抗が少なく、車両の小型化を図ることので
きる車輪駆動装置を提供することを目的としている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ため、本発明の車輪駆動装置は、２つの車輪を支承する
アクスルケースの一側に駆動モータを設け、アクスルケ
ース内に延出する出力軸のアクスルケース中央部に太陽
歯車を固設し、該太陽歯車に噛合う遊星歯車をアクスル
ケースに支承するとともに、該遊星歯車に噛合う内歯歯
車を有する環状体をアクスルケース中央部外周に配設
し、該環状体に差動装置の小傘歯車を設け、該環状体両
側の前記２つの車輪のハブに前記小傘歯車に噛合う大傘
歯車をそれぞれ固設したことを特徴としている。
ため、本発明の車輪駆動装置は、２つの車輪を支承する
アクスルケースの一側に駆動モータを設け、アクスルケ
ース内に延出する出力軸のアクスルケース中央部に太陽
歯車を固設し、該太陽歯車に噛合う遊星歯車をアクスル
ケースに支承するとともに、該遊星歯車に噛合う内歯歯
車を有する環状体をアクスルケース中央部外周に配設
し、該環状体に差動装置の小傘歯車を設け、該環状体両
側の前記２つの車輪のハブに前記小傘歯車に噛合う大傘
歯車をそれぞれ固設したことを特徴としている。
【０００６】
【作 用】上記構成によれば、駆動モータの回転は、出
力軸の太陽歯車から遊星歯車を介して環状体に伝達さ
れ、該環状体から大傘歯車を経由して両車輪に等しく伝
達される。両車輪に回転差が出た場合には、大傘歯車と
小傘歯車からなる差動装置が働いて調整する。したがっ
て、２つの車輪間に減速装置と差動装置とを配置したの
で、２つの車輪の間隔を狭くしても操舵抵抗が少ない。
力軸の太陽歯車から遊星歯車を介して環状体に伝達さ
れ、該環状体から大傘歯車を経由して両車輪に等しく伝
達される。両車輪に回転差が出た場合には、大傘歯車と
小傘歯車からなる差動装置が働いて調整する。したがっ
て、２つの車輪間に減速装置と差動装置とを配置したの
で、２つの車輪の間隔を狭くしても操舵抵抗が少ない。
【０００７】
【実施例】以下、本発明を、図面に示す実施例に基づい
て、さらに詳細に説明する。
て、さらに詳細に説明する。
【０００８】車輪駆動装置１０は、アクスルケース１１
の外周に２つの車輪１２，１２をそれぞれ軸受１３を介
して回転可能に支承しており、該アクスルケース１１の
一側に駆動モータ１４を、他側に減速機１５をそれぞれ
設けている。
の外周に２つの車輪１２，１２をそれぞれ軸受１３を介
して回転可能に支承しており、該アクスルケース１１の
一側に駆動モータ１４を、他側に減速機１５をそれぞれ
設けている。
【０００９】駆動モータ１４は、減速機１５への入力軸
１４ａをアクスルケース１１の内部を通して他側に延出
し、他側に設けた減速機１５に接続し、減速機１５の出
力軸１５ａは、入力軸１４ａの外周を折返してアクスル
ケース１１の中央部となる２つの車輪１２，１２間に太
陽歯車１６を固設している。太陽歯車１６の周囲には、
該太陽歯車１６に噛合う３つの遊星歯車１７が、その軸
１７ａをアクスルケース１１に支承されている。
１４ａをアクスルケース１１の内部を通して他側に延出
し、他側に設けた減速機１５に接続し、減速機１５の出
力軸１５ａは、入力軸１４ａの外周を折返してアクスル
ケース１１の中央部となる２つの車輪１２，１２間に太
陽歯車１６を固設している。太陽歯車１６の周囲には、
該太陽歯車１６に噛合う３つの遊星歯車１７が、その軸
１７ａをアクスルケース１１に支承されている。
【００１０】２つの車輪１２，１２間のアクスルケース
１１の中央部外周には、遊星歯車１７に噛合う内歯歯車
１８ａを有する環状体１８が配設され、該環状体１８に
は、４つの小傘歯車１９が環状体１８の回転軸とは直行
する方向に設けられている。
１１の中央部外周には、遊星歯車１７に噛合う内歯歯車
１８ａを有する環状体１８が配設され、該環状体１８に
は、４つの小傘歯車１９が環状体１８の回転軸とは直行
する方向に設けられている。
【００１１】環状体１８の両側に配置される２つの車輪
１２，１２のハブ１２ａ，１２ａには、小傘歯車１９に
噛合う大傘歯車２０がそれぞれ固設され、該大傘歯車２
０と小傘歯車１９とで差動装置を構成している。
１２，１２のハブ１２ａ，１２ａには、小傘歯車１９に
噛合う大傘歯車２０がそれぞれ固設され、該大傘歯車２
０と小傘歯車１９とで差動装置を構成している。
【００１２】このように構成することにより、駆動モー
タ１４の回転は入力軸１４ａから減速機１５に伝えられ
て減速し、減速機１５の出力軸１５ａの太陽歯車１６か
ら遊星歯車１７を介して環状体１８に伝達される間に再
び減速し、環状体１８から大傘歯車２０を経由して２つ
の車輪１２，１２へ等しく伝達されて車輪１２，１２を
回転する。
タ１４の回転は入力軸１４ａから減速機１５に伝えられ
て減速し、減速機１５の出力軸１５ａの太陽歯車１６か
ら遊星歯車１７を介して環状体１８に伝達される間に再
び減速し、環状体１８から大傘歯車２０を経由して２つ
の車輪１２，１２へ等しく伝達されて車輪１２，１２を
回転する。
【００１３】また、曲進時の２つの車輪１２，１２の回
転差は、大傘歯車２０と小傘歯車１９からなる差動装置
が働いて調整する。
転差は、大傘歯車２０と小傘歯車１９からなる差動装置
が働いて調整する。
【００１４】したがって、２つの車輪１２，１２の間隔
を狭くでき、極端な場合には２つの車輪１２，１２の隙
間を１０〜２０ｍｍ程度にまで縮められるので、設計上
の自由度が大きく、また、２つの車輪１２，１２の間隔
が狭いにも拘らず差動装置を有しているから操舵抵抗及
びタイヤのスリップも格段に小さくでき、車両の小型化
にも大幅に寄与できる。
を狭くでき、極端な場合には２つの車輪１２，１２の隙
間を１０〜２０ｍｍ程度にまで縮められるので、設計上
の自由度が大きく、また、２つの車輪１２，１２の間隔
が狭いにも拘らず差動装置を有しているから操舵抵抗及
びタイヤのスリップも格段に小さくでき、車両の小型化
にも大幅に寄与できる。
【００１５】さらに、２つの車輪１２，１２の間隔を狭
くできるから、図４に示されるような幅の狭い車両２１
の場合でも、車輪１２，１２を外側へ配置でき、側方転
倒に対する安定性を高められる。
くできるから、図４に示されるような幅の狭い車両２１
の場合でも、車輪１２，１２を外側へ配置でき、側方転
倒に対する安定性を高められる。
【００１６】
【発明の効果】以上説明したように本発明の車輪駆動装
置は、２つの車輪を支承するアクスルケースの一側に駆
動モータを設け、アクスルケース内に延出する出力軸の
アクスルケース中央部に太陽歯車を固設し、該太陽歯車
に噛合う遊星歯車をアクスルケースに支承するととも
に、該遊星歯車に噛合う内歯歯車を有する環状体をアク
スルケース中央部外周に配設し、該環状体に差動装置の
小傘歯車を設け、該環状体両側の前記２つの車輪のハブ
に前記小傘歯車に噛合う大傘歯車をそれぞれ固設したの
で、駆動モータの回転は、出力軸の太陽歯車から遊星歯
車を介して環状体に伝達され、該環状体から大傘歯車を
経由して両車輪に等しく伝達される。
置は、２つの車輪を支承するアクスルケースの一側に駆
動モータを設け、アクスルケース内に延出する出力軸の
アクスルケース中央部に太陽歯車を固設し、該太陽歯車
に噛合う遊星歯車をアクスルケースに支承するととも
に、該遊星歯車に噛合う内歯歯車を有する環状体をアク
スルケース中央部外周に配設し、該環状体に差動装置の
小傘歯車を設け、該環状体両側の前記２つの車輪のハブ
に前記小傘歯車に噛合う大傘歯車をそれぞれ固設したの
で、駆動モータの回転は、出力軸の太陽歯車から遊星歯
車を介して環状体に伝達され、該環状体から大傘歯車を
経由して両車輪に等しく伝達される。
【００１７】両車輪に回転差が出た場合には、大傘歯車
と小傘歯車からなる差動装置が働いて調整する。したが
って、２つの車輪間に減速装置と差動装置とを配置した
ので、２つの車輪の間隔を狭くできるので、設計上の自
由度が大きく、また、２つの車輪の間隔が狭いにも拘ら
ず差動装置を有しているから操舵抵抗及びタイヤのスリ
ップも格段に小さくでき、車両の小型化にも大幅に寄与
できる。
と小傘歯車からなる差動装置が働いて調整する。したが
って、２つの車輪間に減速装置と差動装置とを配置した
ので、２つの車輪の間隔を狭くできるので、設計上の自
由度が大きく、また、２つの車輪の間隔が狭いにも拘ら
ず差動装置を有しているから操舵抵抗及びタイヤのスリ
ップも格段に小さくでき、車両の小型化にも大幅に寄与
できる。
【図１】 本発明の一実施例を示す車輪駆動装置の断面
図である。
図である。
【図２】 要部の拡大断面図である。
【図３】 図１のIII−III断面図である。
【図４】 本発明を適用した車両の平面図である。
【図５】 従来の車輪駆動装置の平面図である。
【図６】 同じく側面図である。
１０…車輪駆動装置、１１…アクスルケース、１２…車
輪、１２ａ…ハブ、１４…駆動モータ、１５…減速機、
１５ａ…出力軸、１６…太陽歯車、１７…遊星歯車、１
８…環状体、１８ａ…内歯歯車、１９…小傘歯車、２０
…大傘歯車
輪、１２ａ…ハブ、１４…駆動モータ、１５…減速機、
１５ａ…出力軸、１６…太陽歯車、１７…遊星歯車、１
８…環状体、１８ａ…内歯歯車、１９…小傘歯車、２０
…大傘歯車
Claims (1)
- 【請求項１】 ２つの車輪を支承するアクスルケースの
一側に駆動モータを設け、アクスルケース内に延出する
出力軸のアクスルケース中央部に太陽歯車を固設し、該
太陽歯車に噛合う遊星歯車をアクスルケースに支承する
とともに、該遊星歯車に噛合う内歯歯車を有する環状体
をアクスルケース中央部外周に配設し、該環状体に差動
装置の小傘歯車を設け、該環状体両側の前記２つの車輪
のハブに前記小傘歯車に噛合う大傘歯車をそれぞれ固設
したことを特徴とする車輪駆動装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3882793A JPH06247157A (ja) | 1993-02-26 | 1993-02-26 | 車輪駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3882793A JPH06247157A (ja) | 1993-02-26 | 1993-02-26 | 車輪駆動装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06247157A true JPH06247157A (ja) | 1994-09-06 |
Family
ID=12536072
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3882793A Pending JPH06247157A (ja) | 1993-02-26 | 1993-02-26 | 車輪駆動装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06247157A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104097507A (zh) * | 2013-04-02 | 2014-10-15 | 李宝玲 | 一种车辆转向的差速装置 |
| CN105346550A (zh) * | 2015-10-16 | 2016-02-24 | 重庆交通大学 | 带差速器的跨座式单轨车辆双轴动力转向架 |
| CN107600079A (zh) * | 2017-10-31 | 2018-01-19 | 中唐空铁集团有限公司 | 一种悬挂空铁的动力牵引系统 |
-
1993
- 1993-02-26 JP JP3882793A patent/JPH06247157A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104097507A (zh) * | 2013-04-02 | 2014-10-15 | 李宝玲 | 一种车辆转向的差速装置 |
| CN105346550A (zh) * | 2015-10-16 | 2016-02-24 | 重庆交通大学 | 带差速器的跨座式单轨车辆双轴动力转向架 |
| CN105346550B (zh) * | 2015-10-16 | 2018-01-02 | 重庆交通大学 | 带差速器的跨座式单轨车辆双轴动力转向架 |
| CN107600079A (zh) * | 2017-10-31 | 2018-01-19 | 中唐空铁集团有限公司 | 一种悬挂空铁的动力牵引系统 |
| CN107600079B (zh) * | 2017-10-31 | 2023-05-26 | 中唐空铁集团有限公司 | 一种悬挂空铁的动力牵引系统 |
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