JPH06247158A - 車輪駆動装置 - Google Patents
車輪駆動装置Info
- Publication number
- JPH06247158A JPH06247158A JP3882893A JP3882893A JPH06247158A JP H06247158 A JPH06247158 A JP H06247158A JP 3882893 A JP3882893 A JP 3882893A JP 3882893 A JP3882893 A JP 3882893A JP H06247158 A JPH06247158 A JP H06247158A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wheels
- gears
- axle case
- drive device
- shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
- Retarders (AREA)
- Motor Power Transmission Devices (AREA)
- Platform Screen Doors And Railroad Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ２つの車輪の間隔を狭くしても操舵抵抗が少
なく、車両の小型化を図ることのできる車輪駆動装置を
提供する。 【構成】 ２つの車輪１２，１２を支承するアクスルケ
ース１１の一側に駆動モータ１４を設け、両車輪１２，
１２間のアクスルケース１１中央部に差動装置１６を設
け、該差動装置１６の両側に、太陽歯車２０と遊星歯車
２１と車輪１２，１２のハブ１２ａ，１２ａに形成した
内歯歯車１２ｂ，１２ｂからなる遊星歯車軸固定式の減
速装置をそれぞれ配設した。
なく、車両の小型化を図ることのできる車輪駆動装置を
提供する。 【構成】 ２つの車輪１２，１２を支承するアクスルケ
ース１１の一側に駆動モータ１４を設け、両車輪１２，
１２間のアクスルケース１１中央部に差動装置１６を設
け、該差動装置１６の両側に、太陽歯車２０と遊星歯車
２１と車輪１２，１２のハブ１２ａ，１２ａに形成した
内歯歯車１２ｂ，１２ｂからなる遊星歯車軸固定式の減
速装置をそれぞれ配設した。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、車輪駆動装置に関し、
詳しくは２つの車輪間に差動装置を備えた駆動装置に関
する。
詳しくは２つの車輪間に差動装置を備えた駆動装置に関
する。
【０００２】
【従来の技術】この種の駆動装置は、例えば、図６及び
図７に示されるように、２つの車輪１，１間に駆動モー
タ２と一対の傘歯車からなる減速装置３と差動装置４を
配設し、駆動モータ２の回転を減速装置３と差動装置４
を介して減速機５，５を経由して車輪１，１へ伝えるよ
うにしている。
図７に示されるように、２つの車輪１，１間に駆動モー
タ２と一対の傘歯車からなる減速装置３と差動装置４を
配設し、駆動モータ２の回転を減速装置３と差動装置４
を介して減速機５，５を経由して車輪１，１へ伝えるよ
うにしている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】このような駆動装置
は、一般的な車両に用いられる場合には大きな問題はな
いが、例えば無人搬送車のようなコンパクトな車両に用
いる場合には、２つの車輪の間隔を狭くするのに限界が
あって回転半径Ｒが大きくなるので、、車両の小型化に
支障となっていた。
は、一般的な車両に用いられる場合には大きな問題はな
いが、例えば無人搬送車のようなコンパクトな車両に用
いる場合には、２つの車輪の間隔を狭くするのに限界が
あって回転半径Ｒが大きくなるので、、車両の小型化に
支障となっていた。
【０００４】そこで本発明は、２つの車輪の間隔を狭く
しても操舵抵抗が少なく、車両の小型化を図ることので
きる車輪駆動装置を提供することを目的としている。
しても操舵抵抗が少なく、車両の小型化を図ることので
きる車輪駆動装置を提供することを目的としている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ため、本発明の車輪駆動装置は、２つの車輪を支承する
アクスルケースの一側に駆動モータを設け、アクスルケ
ース内に延出する出力軸のアクスルケース中央部に差動
装置の十字軸を固設し、該十字軸の小傘歯車に噛合う大
傘歯車軸を十字軸両側にそれぞれ延出し、両大傘歯車軸
にそれぞれ太陽歯車を固設し、各太陽歯車に噛合う遊星
歯車をアクスルケースに支承するとともに、該遊星歯車
に噛合う内歯歯車を前記車輪のハブ内側にそれぞれ形成
したことを特徴としている。
ため、本発明の車輪駆動装置は、２つの車輪を支承する
アクスルケースの一側に駆動モータを設け、アクスルケ
ース内に延出する出力軸のアクスルケース中央部に差動
装置の十字軸を固設し、該十字軸の小傘歯車に噛合う大
傘歯車軸を十字軸両側にそれぞれ延出し、両大傘歯車軸
にそれぞれ太陽歯車を固設し、各太陽歯車に噛合う遊星
歯車をアクスルケースに支承するとともに、該遊星歯車
に噛合う内歯歯車を前記車輪のハブ内側にそれぞれ形成
したことを特徴としている。
【０００６】
【作 用】上記構成によれば、駆動モータの回転は、出
力軸に固設された十字軸から大傘歯車に伝達され、大傘
歯車軸に固設された太陽歯車から遊星歯車を経由して車
輪のハブ内側に形成された内歯歯車を介して両車輪に等
しく伝達される。両車輪に回転差が出た場合には、大傘
歯車と十字軸の小傘歯車からなる差動装置が働いて調整
する。したがって、２つの車輪間に減速装置と差動装置
とを配置したので、２つの車輪の間隔を狭くしても操舵
抵抗が少ない。
力軸に固設された十字軸から大傘歯車に伝達され、大傘
歯車軸に固設された太陽歯車から遊星歯車を経由して車
輪のハブ内側に形成された内歯歯車を介して両車輪に等
しく伝達される。両車輪に回転差が出た場合には、大傘
歯車と十字軸の小傘歯車からなる差動装置が働いて調整
する。したがって、２つの車輪間に減速装置と差動装置
とを配置したので、２つの車輪の間隔を狭くしても操舵
抵抗が少ない。
【０００７】
【実施例】以下、本発明を、図面に示す実施例に基づい
て、さらに詳細に説明する。
て、さらに詳細に説明する。
【０００８】車輪駆動装置１０は、アクスルケース１１
の外周に２つの車輪１２，１２をそれぞれ軸受１３を介
して回転可能に支承しており、該アクスルケース１１の
一側に駆動モータ１４を、他側に減速機１５をそれぞれ
設けている。
の外周に２つの車輪１２，１２をそれぞれ軸受１３を介
して回転可能に支承しており、該アクスルケース１１の
一側に駆動モータ１４を、他側に減速機１５をそれぞれ
設けている。
【０００９】駆動モータ１４は、減速機１５への入力軸
１４ａをアクスルケース１１の内部を通して他側に延出
し、他側に設けた減速機１５に接続し、減速機１５の出
力軸１５ａは、入力軸１４ａの外周を折返してアクスル
ケース１１の中央部となる２つの車輪１２，１２間に差
動装置１６の十字軸１７を固設している。
１４ａをアクスルケース１１の内部を通して他側に延出
し、他側に設けた減速機１５に接続し、減速機１５の出
力軸１５ａは、入力軸１４ａの外周を折返してアクスル
ケース１１の中央部となる２つの車輪１２，１２間に差
動装置１６の十字軸１７を固設している。
【００１０】十字軸１７には、４つの小傘歯車１８が出
力軸１５ａとは直行する方向に設けられ、該十字軸１７
の両側には、小傘歯車１８に噛合う大傘歯車１９，１９
が配設されている。
力軸１５ａとは直行する方向に設けられ、該十字軸１７
の両側には、小傘歯車１８に噛合う大傘歯車１９，１９
が配設されている。
【００１１】大傘歯車１９，１９は、一方の軸１９ａを
入力軸１４ａの外周を通して駆動モータ１４側へ延出
し、他方の軸１９ａを出力軸１５ａの外周を通して減速
機１５側へ延出し、両軸１９ａ，１９ａにそれぞれ太陽
歯車２０を固設している。
入力軸１４ａの外周を通して駆動モータ１４側へ延出
し、他方の軸１９ａを出力軸１５ａの外周を通して減速
機１５側へ延出し、両軸１９ａ，１９ａにそれぞれ太陽
歯車２０を固設している。
【００１２】両太陽歯車２０の周囲には、太陽歯車２０
に噛合う３つの遊星歯車２１が、その軸２１ａをアクス
ルケース１１に支承され、２つの車輪１２，１２のハブ
１２ａ，１２ａの内側には、遊星歯車２１に噛合う内歯
歯車１２ｂが形成されている。
に噛合う３つの遊星歯車２１が、その軸２１ａをアクス
ルケース１１に支承され、２つの車輪１２，１２のハブ
１２ａ，１２ａの内側には、遊星歯車２１に噛合う内歯
歯車１２ｂが形成されている。
【００１３】このように構成することにより、駆動モー
タ１４の回転は、入力軸１４ａから減速機１５に伝えら
れて減速され、減速機１５の出力軸１５ａと一体に回転
する十字軸１７から大傘歯車１９，１９を経由して、太
陽歯車２０から遊星歯車２１を介して内歯歯車１２ｂに
伝達される間に再び減速し、２つの車輪１２，１２へ等
しく伝達されて車輪１２，１２を回転する。
タ１４の回転は、入力軸１４ａから減速機１５に伝えら
れて減速され、減速機１５の出力軸１５ａと一体に回転
する十字軸１７から大傘歯車１９，１９を経由して、太
陽歯車２０から遊星歯車２１を介して内歯歯車１２ｂに
伝達される間に再び減速し、２つの車輪１２，１２へ等
しく伝達されて車輪１２，１２を回転する。
【００１４】また、曲進時の２つの車輪１２，１２の回
転差は、大傘歯車１９と小傘歯車１８からなる差動装置
１６が働いて調整する。
転差は、大傘歯車１９と小傘歯車１８からなる差動装置
１６が働いて調整する。
【００１５】したがって、２つの車輪１２，１２の間隔
を狭くできるので、設計上の自由度が大きく、また、２
つの車輪１２，１２の間隔が狭いにも拘らず差動装置１
６を有しているから操舵抵抗及びタイヤのスリップも格
段に小さくでき、車両の小型化にも大幅に寄与できる。
を狭くできるので、設計上の自由度が大きく、また、２
つの車輪１２，１２の間隔が狭いにも拘らず差動装置１
６を有しているから操舵抵抗及びタイヤのスリップも格
段に小さくでき、車両の小型化にも大幅に寄与できる。
【００１６】さらに、２つの車輪１２，１２の間隔を狭
くできるから、図５に示されるようなコンパクトサイズ
の８輪構成の車両２２の場合等に都合が良い。
くできるから、図５に示されるようなコンパクトサイズ
の８輪構成の車両２２の場合等に都合が良い。
【００１７】
【発明の効果】以上説明したように本発明の車輪駆動装
置は、２つの車輪を支承するアクスルケースの一側に駆
動モータを設け、両車輪間のアクスルケース中央部に差
動装置を設け、該差動装置の両側に遊星歯車軸固定式の
減速装置をそれぞれ配設し、該遊星歯車軸固定式の減速
装置の内歯歯車を前記車輪のハブ内側にそれぞれ形成し
たので、駆動モータの回転は、出力軸から差動装置に伝
達され、続いて遊星歯車軸固定式の減速装置を介してハ
ブ内側の内歯歯車へ伝えられ、両車輪に等しく伝達され
る。
置は、２つの車輪を支承するアクスルケースの一側に駆
動モータを設け、両車輪間のアクスルケース中央部に差
動装置を設け、該差動装置の両側に遊星歯車軸固定式の
減速装置をそれぞれ配設し、該遊星歯車軸固定式の減速
装置の内歯歯車を前記車輪のハブ内側にそれぞれ形成し
たので、駆動モータの回転は、出力軸から差動装置に伝
達され、続いて遊星歯車軸固定式の減速装置を介してハ
ブ内側の内歯歯車へ伝えられ、両車輪に等しく伝達され
る。
【００１８】両車輪に回転差が出た場合には、差動装置
が働いて調整する。したがって、２つの車輪間に減速装
置と差動装置とを配置したので、２つの車輪の間隔を狭
くできるので、設計上の自由度が大きく、また、２つの
車輪の間隔が狭いにも拘らず差動装置を有しているから
操舵抵抗及びタイヤのスリップも格段に小さくでき、車
両の小型化にも大幅に寄与できる。
が働いて調整する。したがって、２つの車輪間に減速装
置と差動装置とを配置したので、２つの車輪の間隔を狭
くできるので、設計上の自由度が大きく、また、２つの
車輪の間隔が狭いにも拘らず差動装置を有しているから
操舵抵抗及びタイヤのスリップも格段に小さくでき、車
両の小型化にも大幅に寄与できる。
【図１】 本発明の一実施例を示す車輪駆動装置の要部
拡大断面図である。
拡大断面図である。
【図２】 車輪駆動装置の断面図である。
【図３】 図２のIII−III断面図である。
【図４】 図２のIV−IV断面図である。
【図５】 本発明を適用した車両の平面図である。
【図６】 従来の車輪駆動装置の平面図である。
【図７】 同じく側面図である。
１０…車輪駆動装置、１１…アクスルケース、１２…車
輪、１２ａ…ハブ、１２ｂ…内歯歯車、１４…駆動モー
タ、１５…減速機、１５ａ…出力軸、１６…差動装置、
１７…十字軸、１８…小傘歯車、１９…大傘歯車、２０
…太陽歯車、２１…遊星歯車
輪、１２ａ…ハブ、１２ｂ…内歯歯車、１４…駆動モー
タ、１５…減速機、１５ａ…出力軸、１６…差動装置、
１７…十字軸、１８…小傘歯車、１９…大傘歯車、２０
…太陽歯車、２１…遊星歯車
Claims (1)
- 【請求項１】 ２つの車輪を支承するアクスルケースの
一側に駆動モータを設け、アクスルケース内に延出する
出力軸のアクスルケース中央部に差動装置の十字軸を固
設し、該十字軸の小傘歯車に噛合う大傘歯車軸を十字軸
両側にそれぞれ延出し、両大傘歯車軸にそれぞれ太陽歯
車を固設し、各太陽歯車に噛合う遊星歯車をアクスルケ
ースに支承するとともに、該遊星歯車に噛合う内歯歯車
を前記車輪のハブ内側にそれぞれ形成したことを特徴と
する車輪駆動装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3882893A JPH06247158A (ja) | 1993-02-26 | 1993-02-26 | 車輪駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3882893A JPH06247158A (ja) | 1993-02-26 | 1993-02-26 | 車輪駆動装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06247158A true JPH06247158A (ja) | 1994-09-06 |
Family
ID=12536100
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3882893A Pending JPH06247158A (ja) | 1993-02-26 | 1993-02-26 | 車輪駆動装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06247158A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010023809A (ja) * | 2008-07-24 | 2010-02-04 | Denso Corp | 車両駆動用アクチュエータ |
| JP2014105749A (ja) * | 2012-11-26 | 2014-06-09 | Sumitomo Heavy Ind Ltd | 遊星歯車装置 |
| CN105346550A (zh) * | 2015-10-16 | 2016-02-24 | 重庆交通大学 | 带差速器的跨座式单轨车辆双轴动力转向架 |
| KR101991375B1 (ko) * | 2017-12-20 | 2019-06-20 | 세일공업 주식회사 | 전동식 지게 차량의 싱글 드라이브 액슬 |
| JP2023059374A (ja) * | 2021-10-15 | 2023-04-27 | 愛知機械テクノシステム株式会社 | 無人搬送車の駆動ユニットおよびこれを備える無人搬送車 |
-
1993
- 1993-02-26 JP JP3882893A patent/JPH06247158A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010023809A (ja) * | 2008-07-24 | 2010-02-04 | Denso Corp | 車両駆動用アクチュエータ |
| JP2014105749A (ja) * | 2012-11-26 | 2014-06-09 | Sumitomo Heavy Ind Ltd | 遊星歯車装置 |
| CN105346550A (zh) * | 2015-10-16 | 2016-02-24 | 重庆交通大学 | 带差速器的跨座式单轨车辆双轴动力转向架 |
| CN105346550B (zh) * | 2015-10-16 | 2018-01-02 | 重庆交通大学 | 带差速器的跨座式单轨车辆双轴动力转向架 |
| KR101991375B1 (ko) * | 2017-12-20 | 2019-06-20 | 세일공업 주식회사 | 전동식 지게 차량의 싱글 드라이브 액슬 |
| WO2019124648A1 (ko) * | 2017-12-20 | 2019-06-27 | 세일공업 주식회사 | 전동식 지게 차량의 싱글 드라이브 액슬 |
| JP2023059374A (ja) * | 2021-10-15 | 2023-04-27 | 愛知機械テクノシステム株式会社 | 無人搬送車の駆動ユニットおよびこれを備える無人搬送車 |
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