JPH0266344A - ウォームギア式差動歯車装置 - Google Patents

ウォームギア式差動歯車装置

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JPH0266344A
JPH0266344A JP21810388A JP21810388A JPH0266344A JP H0266344 A JPH0266344 A JP H0266344A JP 21810388 A JP21810388 A JP 21810388A JP 21810388 A JP21810388 A JP 21810388A JP H0266344 A JPH0266344 A JP H0266344A
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JP
Japan
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worm
differential
torque
worm gear
gear
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Application number
JP21810388A
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English (en)
Inventor
Yoshifumi Arakawa
荒川 好史
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Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、トルク不等配分機能および差動制限機能の
両機能を併せ有するウオームギア式差動歯車装置に関す
る。
(従来の技術) 従来、トルク不等配分機能と差動制限機能の両機能を併
せ持つ差動装置としては、(1)プラネタリ式差動装置
とビスカスカップリングを組み合せたもの、(2)左右
が異なるサイズのベベルタイプサイドギアと多板クラッ
チとを組み合わせたもの等の技術があった。
また、従来のウオームギア式差動歯車装置としては、米
国特許箱4,419.035号に記載のものがあり、こ
れは、第5図に示すように、デファレンシャルケース(
以下デフケース)1内に収容された一対のウオームギア
2L、2Rとこのウオームギア2L、2Rと各々噛合す
るようウオームギアの円周方向に配列された3対のウオ
ームホイール3L、3Rとを宵しているものであった。
(発明が解決しようとする課題) しかし1−記(+) 、  (2)の従来の技術におい
ては、双ノjともトルク不等配分機能を前者で、差動制
限機能を後者で各々受は持つという構造であったため。
(1)軸長が伸び、オーブンデフとのデフキャリアの共
通化が出来ず、専用デフキャリアが必要となる。
(IiNM成部品点数人の為1重量アップ、コストアッ
プとなる といった不都合を有していた。
また前記米国特許第4,419.035号のウオームギ
ア式差動歯車装置は、トルク不等配分機能を有しておら
ず差動制限機能のみを有するものである。
本発明は、1−記従来の差動歯車装置の欠点を解消する
ことを計1的とする。すなわち、駆動トルクの左右また
は前後への不等配分機能および差動制限機能の両機能を
併せ持ち、かつそのための構成がコンパクトで廉価なウ
オームギア式差動歯車装置を提供することを目的とする
(課題を達成するための手段) この発明は、」二記目的を達成するために。
デフ7レンシヤルケース内に一対のウオームギアが各々
両側の出力軸の内端部に一体回転するよう取付けられて
収容され、このウオームギアの端部とデフ7レンシヤル
ケースとの間にスラストワッシャが介装され,ウォーム
ギアの軸回りにおいてデフ7レンシヤルケース内に回転
自在に取付けられウオームギアと噛合するとともに連動
回転するよう各々のスパーギアが互いに噛合した複数対
のウオームホイールを介してデファレンシャルケースか
らウオームギアに回転トルクを伝達するウオームギア式
差動歯車装置において、前記各々対となっているウオー
ムホイールの互いに噛合するスパーギアのピッチ径が、
互いに異なった寸法となっていることを特徴としている
(作用) 上記ウオームギア式差動歯車装置は、デファレンシャル
ケースに伝達されたエンジンからの回転トルクをウオー
ムホイールを介してウオームギアに伝λネして両側の出
力軸を回転させる。そして車輌が直進走行する際のよう
に両側の出力軸に差動が生じない場合には、デファレン
シャルケース。
ウオームホイールおよびウオームギアが一体回転して回
転トルクを両側の出力軸にスパーギアのピッチ径に比例
して配分するが、車輌が旋回走行する場合や片輪がスリ
ップする場合等のように左右の車輪抵抗が異なるような
場合には、デファレンシャルケース、ウオームホイール
およびウオームギアの間に相対回転が生じ、左右の車輪
に差動を生じさせるとともに,ウォームギアとスラスト
ワッシャとの間における摩擦トルクによるトルクバイア
ス効果によって、トルク比例型差動制限装置として機能
する。
そして上述したように、エンジンからの駆動トルクはス
パーギアが互いに噛合う対となったウオームホイール間
で配分され、ウオームホイールからウオームギアに伝達
されるが、多対のスパーギアの噛合部における接線力が
釣り合うため、ウオームホイールからウオームギアに伝
達される回転トルクは各スパーギアのピッチ径に比例°
することとなる。従って多対のスパーギアのピッチ径が
異なる寸法であることによって、エンジンからの駆動ト
ルクはピッチ径の比に対応して配分されて8つ4−−ム
ギアに伝達され、トルク不等配分機能が発揮される。
(実施例) 以ド、この発明を図面に示す実施例に基づいてさらに詳
細に説明する。
第1ないし4図において、11はデファレンシャルケー
ス(以ドデフケースという)、12Lおよび+2Rは6
々対となるようデフケース11の内周部内に収容され軸
線がデフケースの軸線に対し直角となるようデフケース
に回転目/Ilに支持されるとともにスパーギア12L
 a、 12Raによって互いに噛合して連動回転する
左ウオームホイールおよび右ウオームホイールであり、
13Lおよび+3Rはデフケース11内にこのデフケー
スと同軸となるよう直列に収容され各々外周部の歯部が
左ウオームホイール12L、右ウオームホイール+2R
の歯部と噛合し内周部のスプライン13L a 、 1
3Raが図示しない左出力軸、右出力軸と各々結合され
る左ウオームギアおよび右ウオームギアであり、14は
左ウオームギア13Lと右ウオームギア13Rとの間に
介装されたスラストワッシャ、  +5は左ウオームギ
ア+3LとデフケースIIの内壁面とのl1jJに介装
されたスラストワッシャ、16は右ウオームギア13R
とデフケース11の内壁面との間に介装されたスラスト
ワッシャであり、ここまでの構造は従来のウオームギア
式差動歯車装置とほぼ同様である。
本実施例においては、第2図に示すように、左ウオーム
ホイール+2Lのスパーギア12Laのピッチ半径rし
と右ウオームホイール12Rのスパーギア12Raのピ
ッチ”F径「1?が1図からも明らかなように+  r
 1 < r1?という関係になっている。
上記差動両車装置は、従来と同様に1図示しないリング
ギアから入力された回転トルクを。
デフケースlニー左および右のウオームホイール12L
、 12R−左および右のウオームギア13L。
13Rを介して左および右の出力軸に伝達する。
そして車輌か直J「走行するときは、デフケース11、
  ウオームホイール+2Lおよび12R,ウオームギ
ア+3Lおよび+3Rが一体回転し1両側の出力軸に回
転トルクを所定の割合で配分する。
また例えば車輌が旋回に入った場合等には。
内輪差により左右の出力軸に回転差が生じるが。
この時、高回転側(外輪)のウオームギア回転はこれと
噛合する一方のウオームホイールを回転させ、この一方
のウオームホイールの回転は。
低回転側(内輪)のウオームギアと噛合する他方のウオ
ームホイールに各々の互いに噛合するスパーギア12L
 a 、 12Raを介して逆回転で伝達される。これ
により、内輪側のウオームギアがデフテース11に対し
て相対的に逆回転されこのウオームギアと一体回転する
内輪側の出力軸の回転が減速することによって、左右の
出力軸の回転数を車輌旋回時の内輪差に対応して調節し
、車輌のスムーズな旋回を可能にする。そしてこのウオ
ームギア式差動歯車装置は、車輌の旋回時等において、
ウオームホイール+2L 、  +2Rとウオームギア
+3L 、 13Rの各々の噛合部において発生する高
い歯面摩擦力によって、高回転側ウオームギアから低回
転側ウオームギアへのトルク流入を行うトルク比例型差
動制限装置として機能する。
また以上のようなウオームギア式差動歯車装置の作動に
おいて、左ウオームホイール12Lと右ウオームホイー
ル12Rとの噛合部ではピンチ半径、Fの接線力Fが釣
り合っている。ここで左ウオームホイール12Lの回転
トルクをT 、右ウオームし ホイール!2Rの回転トルクをTRとすると。
T I、”” F X r I T R−F X r R であるから、「 くr の関係からT、<TRと1、 
    R なる。
従って、左ウオームギア13Lからの出力トルクをT 
′、右ウオームギア13Rからの出力トルクI。
をT ′とすると、左右の出力軸に差動回転差が1? ない通常走行時には、出力トルクT、TR1゜ は各々ウオームホイールの回転トルクT 、TI?に比
例するので、左右の出力軸に駆動トルクが不等配分され
ることとなる。
また旋回時や泥地等の異μ路走行時のように左右の車軸
に差動が生じる場合には、従来と同様にウオームギア式
差動機構による差動制限機能が発揮され、左右の出力軸
の回転差の大小に対応して回転トルクの配分が変化する
例えば各スパーギア12L a 、 +2Raのピッチ
半径の割合をr  : r +< −4: 6とすると
、差動が生じていないときには回転トルクおよび出力ト
ルクは。
T :T ■T   :T  謂4:6LRL    
 l? となり、駆動トルクの不等配分が行われる。
また左右の出力軸に差動が生じた場合9例えば右ウオー
ムギア13R側を低速側とすると、その出力トルクT 
′は増加してT   /T   >6/41?    
     !?    L(例えばT   /T   
−8/2)となり、逆にRl。
右ウオームギア13R側が高速側のときは、出力トルク
T  が減少し、T   /T   <6/4RR+。
(例えばT  ’/T  ’−4/6)となる。
1?    l。
なお、トルク不等配分による効果は次の通りである。
上記ウオームギア式差動南東装置を車輌のセンタデフに
用いた場合には、前、後輪の荷重分配が仮にR/F  
−6/4(F  :前輪荷重。
■      v                ■
Rv:後輪荷重)の時、センタデフのトルク配分をTR
/TF−6/4とすれば、タイヤのグリップ限界を前、
後輪で同じにすることが出来(タイヤ諸元を同じとした
時)、エンジンパワーを最大限に引き出す事が出来る。
また加速時には改心移動により前、後輪の荷重分配も例
えばR/F−8/2といった様に後輪側に移動する。こ
の時には前輪は浮きぎみになり。
前輪の回転数が後輪より速くなると1前後輪へのトルク
分配も例えばT  /T、、、−8/2となり。
1? やはりタイヤ接地(;:1重に応じたトルクがタイヤに
伝達されるのでエンジンパワーを最大限引き出せる。ま
た急減速時(制動時)には前述の逆で前。
後輪荷重は前輪側が増加し、仮にR/F−4/6といっ
た値となる。この時には後輪が浮きぎみとなり、後輪の
回転数が速くなり1前後輪へのトルク分配も差動制限効
果により例えばT/T、−4/6となる。
(発明の効果) 以上のように本発明によれば,ウォームギア式差動歯車
装置において差動制限機能とトルク不等配分機能とを併
せて備えることが可能となり、しかもそのために装置が
大型化したり部品点数が増加したりすることがなく、コ
ンパクトで廉価な装置を提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す側断面図、第2図は第
1図を」二方から見た図、第3図は第1図の■−■線に
おける断面図、第4図は第1図の■−■線における断面
図、第5図は従来例を示す側断面図である。 +1・・・デファレンシャルケース +2L、  +2R・・・ウオームホイール!2L a
 、  +2Ra−・・スパーギア+3L 、  13
R・・・ウオームギアr1□、r!?・・・ピッチ径

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  デファレンシャルケース内に一対のウォームギアが各
    々両側の出力軸の内端部に一体回転するよう取付けられ
    て収容され,このウォームギアの端部とデファレンシャ
    ルケースとの間にスラストワッシャが介装され,ウォー
    ムギアの軸回りにおいてデファレンシャルケース内に回
    転自在に取付けられウォームギアと噛合するとともに連
    動回転するよう各々のスパーギアが互いに噛合した複数
    対のウォームホイールを介してデファレンシャルケース
    からウォームギアに回転トルクを伝達するウォームギア
    式差動歯車装置において,前記各々対となっているウォ
    ームホイールの互いに噛合するスパーギアのピッチ径が
    ,互いに異なった寸法となっていることを特徴とするウ
    ォームギア式差動歯車装置。
JP21810388A 1988-08-31 1988-08-31 ウォームギア式差動歯車装置 Pending JPH0266344A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0571509U (ja) * 1992-03-03 1993-09-28 株式会社ゼクセル 車両用ウオーム差動歯車装置
US5338267A (en) * 1991-06-20 1994-08-16 Zexel Corporation Worm differential gear mechanism
CN101749372A (zh) * 2008-12-01 2010-06-23 刘运武 一种螺旋推移式省力减速机

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01266343A (ja) * 1987-10-23 1989-10-24 Bugatti Automobili Spa 差動装置

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