JP2004347011A - 車輌用差動歯車装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ハウジング2内に内歯歯車4が回転自在に収容され、この内歯歯車4の内側の同心円上に太陽歯車6が回転自在に配置されている。これら内歯歯車4と太陽歯車6の間に、プラネタリキャリア10の保持孔10b内に保持された遊星歯車8が配置され、内歯歯車4と太陽歯車6とに噛み合っている。これら内歯歯車4、太陽歯車6および遊星歯車8はいずれも捩り歯を有している。前記プラネタリキャリア10に形成された保持孔10bの中心O2の位置を、プラネタリキャリア10の厚さ方向の中心を通る線C2上よりも外側に配置するとともに、遊星歯車保持孔10bの軸線L3を、前記プラネタリキャリア10の回転中心となる軸線L1に対し傾斜させている。
【選択図】 図3
Description
【発明が属する技術分野】
本発明は車輌用差動歯車装置に係り、特に、トルク感応型の差動制限機能を備えた遊星歯車式の車輌用差動歯車装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
内周面に内歯が形成された内歯歯車と、この内歯歯車の内周側の同心円上に配置された太陽歯車と、前記内歯歯車および太陽歯車の間に配置され、これら両歯車に噛み合う複数の遊星歯車と、これら遊星歯車を保持して前記内歯歯車および太陽歯車の回転軸線を中心に公転させるとともに、各遊星歯車の自転を許容するプラネタリキャリアとを備え、例えば、前記プラネタリキャリアにエンジン側からの駆動を伝達するシャフトを連結するとともに、内歯歯車および太陽歯車を四輪駆動車の前後輪にそれぞれ連結した遊星歯車式の車輌用差動歯車装置はすでに知られている。
【0003】
前記差動歯車装置のプラネタリキャリアは、一般に、前記内歯歯車と太陽歯車との間に挿入される円筒状の部分を有しており、図5に示すように、この円筒状の部分110aに一定の間隔で遊星歯車保持孔110bを形成し、この保持孔110b内に遊星歯車108を保持している。遊星歯車保持孔110b内に保持されている遊星歯車108は、プラネタリキャリア110の内周側に配置された太陽歯車および外周側に配置された内歯歯車の両者に噛み合っているので、プラネタリキャリア110の円筒部110aの肉厚は遊星歯車108の直径よりも小さくなっている。そして、プラネタリキャリア110に形成される遊星歯車保持孔110bの位置は、理論上の位置、つまり、プラネタリキャリア110の厚さ方向の中心を通る線C1上に遊星歯車108の中心O1が位置するように配置されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
遊星歯車機構を用いたトルク感応型の差動歯車装置では、一般に、遊星歯車を保持するプラネタリキャリアの保持孔の耐久性が最も弱い場合が多い。特に、前記のようにプラネタリキャリア110の遊星歯車保持孔110bが理論通りの位置に形成されていると、図6に示すように、駆動力(矢印R1)がかかったときに遊星歯車108からの反力A1が保持孔110bの壁面の中央部よりも上方(半径方向外方側)に作用し、この部分に接触域116が発生する。この接触域116が保持孔110bの上端の角部に達すると、この角部が損傷されるおそれがあり、耐久性が著しく悪くなってしまう。
【0005】
前記プラネタリキャリアの耐久性を向上させる対策として、例えば、保持孔の径を変更することによりプラネタリキャリアと遊星歯車との接触面積を調整することが行われている。この場合には、保持孔の径を大きくするに従って耐久性は向上する傾向にあるが、その反面バックラッシが大きくなるという問題が発生する。
【0006】
また、前記内歯歯車、太陽歯車および遊星歯車108はいずれも捩り歯を有して噛み合っており、この遊星歯車108には、駆動反力の他に回転力(モーメント力)が発生するので、プラネタリキャリア110と遊星歯車108との接触域116が、図7に示すように、軸方向に対して角度を持つ、つまり、傾斜した状態で接触してしまう。その結果、接触域116が保持孔110bの半径方向外方側の角に達しやすく、しかも、軸方向に対して不均一な接触となってしまうという問題があった。
【0007】
本発明は、前記課題を解決するためになされたもので、プラネタリキャリアに形成された保持孔とこの保持孔内に保持されている遊星歯車との接触域が、端部側に偏ることを防止して、接触面の負荷が均等になるように、遊星歯車保持孔の位置を調整することにより、プラネタリキャリアの耐久性を向上させることを可能にした車輌用差動歯車装置を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載された発明に係る車輌用差動歯車装置は、内歯歯車と、この内歯歯車の内側の同心円上に配置された太陽歯車と、内歯歯車と太陽歯車との間に配置されこれら両歯車と噛み合ってトルクの伝達を行う遊星歯車と、この遊星歯車を保持する保持孔が形成されたプラネタリキャリアとを備えており、特に、前記プラネタリキャリアに形成された保持孔の中心を、プラネタリキャリアの厚さ方向の中心を通る線よりも外側に配置したものである。
【0009】
この発明に係る車輌用差動歯車装置では、保持孔の中心位置を理論上の位置からずらしてあるので、駆動力が作用した際のプラネタリキャリアの保持孔と遊星歯車との接触域が、プラネタリキャリアの保持孔の壁面の中央部寄りにずれ、保持孔の外側の角部に過大な力が作用することがなく、プラネタリキャリアの耐久性が向上する。
【0010】
また、請求項2に記載の発明は、内歯歯車と、この内歯歯車の内側の同心円上に配置された太陽歯車と、内歯歯車と太陽歯車との間に配置されこれら両歯車と噛み合ってトルクの伝達を行う遊星歯車と、この遊星歯車を保持する保持孔が形成されたプラネタリキャリアとを備えた車輌用差動歯車装置において、前記プラネタリキャリアに形成された保持孔の軸線を、プラネタリキャリアの回転軸線に対し傾斜させて設けたことを特徴とするものである。
【0011】
この発明に係る車輌用差動歯車装置では、遊星歯車保持孔の軸線をプラネタリキャリアの軸線に対して傾斜させたことにより、駆動力が作用した際のプラネタリキャリアの保持孔と遊星歯車との接触域が、保持孔の壁面に対して傾斜しないように調整することができ、均一な接触を確保することができる。
【0012】
また、請求項3に記載の発明は、内歯歯車と、この内歯歯車の内側の同心円上に配置された太陽歯車と、内歯歯車と太陽歯車との間に配置されこれら両歯車と噛み合ってトルクの伝達を行う遊星歯車と、この遊星歯車を保持する保持孔が形成されたプラネタリキャリアとを備えた車輌用差動歯車装置において、前記プラネタリキャリアに形成された保持孔の中心を、プラネタリキャリアの厚さ方向の中心を通る線よりも外側に配置するとともに、この保持孔の軸線を、プラネタリキャリアの回転軸線に対して傾斜させたことを特徴とするものである。
【0013】
この発明に係る車輌用差動歯車装置では、請求項1に記載の発明の特徴と請求項2に記載の発明の特徴とを併せ持ち、従って、駆動力が作用した際のプラネタリキャリアの保持孔と遊星歯車との接触域が、プラネタリキャリアの保持孔の壁面の中央部寄りにずれ、保持孔の外側の角部に過大な力が作用することがなく、プラネタリキャリアの耐久性が向上するとともに、プラネタリキャリアの保持孔と遊星歯車との接触域が、保持孔の壁面に対して傾斜しないように調整することができ、均一な接触を確保することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示す実施の形態により本発明を説明する。図1は本発明の一実施の形態に係る遊星歯車機構を備えた車輌用差動歯車装置の回転軸線L1に沿う断面図、図2は横断面図である。この差動歯車装置は、第1ハウジング2Aと第2ハウジング2Bとを突き合わせて構成されたハウジング2の内部に、内歯歯車4、太陽歯車6、遊星歯車8およびこれら遊星歯車8を保持するプラネタリキャリア10(図1には示していないが第1ハウジング2Aと一体に構成されている)からなる遊星歯車機構が収容されている。
【0015】
前記ハウジング2の内部に、内周面に内歯4aが形成された内歯歯車4が回転自在に嵌合している。この内歯歯車4の内周側に、内歯歯車4の回転軸線L1と同一軸線を中心に回転する太陽歯車6が配置されている。この太陽歯車6は、外周面に歯6aが形成された外歯歯車である。さらに、前記内歯歯車4と太陽歯車6との間に、プラネタリキャリア10に保持された複数の遊星歯車8が配置されている。
【0016】
プラネタリキャリア10は、第1ハウジング2Aの底面上に直立して形成された円筒状の部分10aを有しており、この円筒部10aに所定の間隔で複数の遊星歯車保持孔10bが形成されている。これら各遊星歯車保持孔10b内にそれぞれ遊星歯車8が保持されており、その歯先8aが保持孔10bの内面に摺接する。
【0017】
この実施の形態のプラネタリキャリア10は、遊星歯車8を保持する保持孔10bの位置が前記従来の構成と異なっている。この遊星歯車保持孔10bの中心O2(図3参照)が、プラネタリキャリア10の円筒部10aの厚さ方向の中心を通る線C2よりも半径方向の外側に位置している。また、図4に示すように、保持孔10bの軸線L3を、前記プラネタリキャリア10の回転軸線L1に対して傾斜させている。このように保持孔10bの軸線L3を傾斜させることにより、駆動時に遊星歯車8に作用するモーメント力によって傾斜するプラネタリキャリア10と遊星歯車8との接触域16と平行になるように調整している。なお、図3では、保持孔10bの位置を説明するために簡略化してあり、実際には図2に示すように円筒部10aに複数個の保持部10bが形成されている。
【0018】
プラネタリキャリア10は、前記内歯歯車4および太陽歯車6の回転軸線L1を中心に回転し、このプラネタリキャリア10の遊星歯車保持孔10b内に保持されている遊星歯車8は、プラネタリキャリア10の回転によって、その中心軸線L2が前記プラネタリキャリア10の回転軸線L1を中心に回転、つまり公転するとともに、プラネタリキャリア10の前記遊星歯車保持孔10b内で、自らの軸線L2を中心に回転(自転)できるようになっている。この実施の形態では、これら内歯歯車4、太陽歯車6および遊星歯車8は、いずれも捩れ歯を有しており、各遊星歯車8がそれぞれ外周側の内歯歯車4と、内周側の太陽歯車6に噛み合っている。
【0019】
前記内歯歯車4は、円筒状の部分4bとその一端部(図1の右端)側に形成された内周側へ延びる内向きフランジ部4cとを有しており、円筒状の部分4bの内周面に内歯4aが、フランジ部4cの内周面にスプライン溝4dが形成されている。このフランジ部4cのスプライン溝4dに、出力部材12の外周に形成されたスプライン溝12aが嵌合している。そして、この出力部材12と太陽歯車6との間にワッシャ14が介装されている。また、太陽歯車6と第1ハウジング2Aの間および出力部材12と第2ハウジング2Bとの間にもそれぞれワッシャ19、21が配置されている。さらに、前記プラネタリキャリア10および遊星歯車8と、内歯歯車4のフランジ部4cの内面との間にワッシャ18が介装され、また、このフランジ部4cの外面と第2ハウジング2Bとの間にもワッシャ17が設けられている(図1参照)。
【0020】
前記構成の車輌用差動歯車装置は、例えば、ハウジング2の外周側にエンジンからの駆動力が入力されるとともに、内歯歯車4にスプライン係合された出力部材12の内周に形成されているスプライン溝12bに、四輪駆動車の前後輪のいずれか一方を、そして、太陽歯車6の内周に形成されたスプライン溝6cに、前後輪の他方をそれぞれ接続する。
【0021】
以上の構成に係る遊星歯車機構を備えた車輌用差動歯車装置の作用について、前述のように、ハウジング2、内歯歯車4および太陽歯車6にそれぞれ、四輪駆動車のエンジンおよび前後輪を接続した場合を例として説明する。通常の平坦路を直進走行している時には、前後の駆動輪は同一回転をしているため、内歯歯車4と遊星歯車8と太陽歯車6とは噛み合ったまま相対回転はせずに、この差動歯車装置全体が一体となって前記回転軸線L1を中心に公転する。
【0022】
コーナリング時など前後駆動輪に回転差が生じたときには、プラネタリキャリア10に保持された遊星歯車8が、前記回転軸線L1を中心に公転しつつその中心軸線L2を中心に自転することによって前記回転差を補正する。つまり、前後駆動輪の回転差により、これら駆動輪にそれぞれ接続されている内歯歯車4と太陽歯車6の一方が加速する方向に、他方が減速する方向に、前記遊星歯車8が自転することにより差動機能を行う。
【0023】
四輪駆動車等での悪路走行時等において、前後輪のグリップ力に差が生じたときには、この差動歯車装置が差動制限を行う。つまり、各歯車4、6、8の噛み合いにより発生する摩擦力あるいは、内歯歯車4とハウジング2との摺動および太陽歯車6とハウジング2との摺動による摩擦力等によって、空転している方の駆動輪の回転力を減じ、その減じられたトルクをそのままトラクションの高い方の駆動輪に伝えることによりトルク分配機能、すなわち差動制限機能を行う。
【0024】
具体的には、一方の駆動輪がスリップすると、内歯歯車4および太陽歯車6と噛み合う遊星歯車8が自転する。これら内歯歯車4、太陽歯車6および遊星歯車8はいずれも捩れ歯を有しており、相対回転すると、互いの回転反力により、軸方向のスラスト力が発生するとともに、プラネタリキャリア10と遊星歯車8との当接面に摩擦力が発生する。この摩擦力が差動制限力となる。また、内歯歯車4および太陽歯車6は軸方向移動可能になっており、内歯歯車4のスラスト力は、第2ハウジング2Bの内面に設けたワッシャ17およびプラネタリキャリア10との間のワッシャ18によって受けられ、太陽歯車6のスラスト力は第1ハウジング2Aの内面に設けたワッシャ19および出力部材12との間のワッシャ14によって受けられ、そのときに発生する摩擦力も差動制限力となる。さらに出力部材12と第2ハウジング2Bとの間にもワッシャ21が設けられており、前記ワッシャ14および出力部材12を介して伝えられた太陽歯車6からのスラスト力を受けるようになっている。
【0025】
前記のようにこの差動歯車装置に駆動力がかかった場合(例えば、図3の矢印R2方向に駆動力が作用した場合)には、図3に示すように、遊星歯車8がプラネタリキャリア10に形成された保持孔10bの左側の側面に接触する。前述のように保持孔10bはその中心O2がプラネタリキャリア10の厚さ方向の中央部C2よりも外側に配置されており、この保持孔10b内に収容されている遊星歯車8は、前記側面の中央部寄りに接触する(接触部を符号16、遊星歯車8からの反力を符号A2で示す)。しかも、保持孔10bの軸線L3が、図4に示すように、接触域16に対して平行となるように傾斜させているので、プラネタリキャリア10の保持孔10bの側面と遊星歯車8との均一な接触を確保することができる。従って、前記側面の外周側端部に過大な負荷がかかることがなく、プラネタリキャリア10の遊星歯車保持孔10bの耐久性が向上する。また、この保持孔10bに接触する遊星歯車8の耐久性も向上する。しかも、耐久性を向上させる構成にしても、バックラッシが増大するというような問題も発生しない。
【0026】
【発明の効果】
以上説明したように本発明にかかる車輌用差動歯車装置では、プラネタリキャリアに形成された保持孔の遊星歯車との接触面の耐久性、およびこの保持孔に保持される遊星歯車の耐久性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る車輌用差動歯車装置の縦断面図である。
【図2】前記車輌用差動歯車装置の横断面図である。
【図3】前記車輌用差動歯車装置のプラネタリキャリアと遊星歯車との駆動時における位置関係を示す説明図である。
【図4】プラネタリキャリアに形成された保持孔の、遊星歯車との接触面を示す図である。
【図5】従来のプラネタリキャリアと遊星歯車との位置関係を示す説明図である。
【図6】図5の駆動時の状態を示す図である。
【図7】従来のプラネタリキャリアに形成された保持孔の、遊星歯車との接触面を示す図である。
【符号の説明】
C2 プラネタリキャリアの厚さ方向の中心線
L1 プラネタリキャリアの回転軸線
L3 遊星歯車保持孔の軸線
O2 遊星歯車保持孔の中心
4 内歯歯車
6 太陽歯車
8 遊星歯車
10 プラネタリキャリア
10b 遊星歯車保持孔
Claims (3)
- 内歯歯車と、この内歯歯車の内側の同心円上に配置された太陽歯車と、内歯歯車と太陽歯車との間に配置されこれら両歯車と噛み合ってトルクの伝達を行う遊星歯車と、この遊星歯車を保持する保持孔が形成されたプラネタリキャリアとを備えた車輌用差動歯車装置において、
前記プラネタリキャリアに形成された保持孔の中心を、プラネタリキャリアの厚さ方向の中心を通る線よりも外側に配置したことを特徴とする車輌用差動歯車装置。 - 内歯歯車と、この内歯歯車の内側の同心円上に配置された太陽歯車と、内歯歯車と太陽歯車との間に配置されこれら両歯車と噛み合ってトルクの伝達を行う遊星歯車と、この遊星歯車を保持する保持孔が形成されたプラネタリキャリアとを備えた車輌用差動歯車装置において、
前記プラネタリキャリアに形成された保持孔の軸線を、プラネタリキャリアの回転軸線に対し傾斜させたことを特徴とする車輌用差動歯車装置。 - 内歯歯車と、この内歯歯車の内側の同心円上に配置された太陽歯車と、内歯歯車と太陽歯車との間に配置されこれら両歯車と噛み合ってトルクの伝達を行う遊星歯車と、この遊星歯車を保持する保持孔が形成されたプラネタリキャリアとを備えた車輌用差動歯車装置において、
前記プラネタリキャリアに形成された保持孔の中心を、プラネタリキャリアの厚さ方向の中心を通る線よりも外側に配置するとともに、この保持孔の軸線を、プラネタリキャリアの回転軸線に対して傾斜させたことを特徴とする車輌用差動歯車装置。
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