JPH051749A - 差動制限装置 - Google Patents

差動制限装置

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Publication number
JPH051749A
JPH051749A JP3154622A JP15462291A JPH051749A JP H051749 A JPH051749 A JP H051749A JP 3154622 A JP3154622 A JP 3154622A JP 15462291 A JP15462291 A JP 15462291A JP H051749 A JPH051749 A JP H051749A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pinion
differential
differential case
gears
gear
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3154622A
Other languages
English (en)
Inventor
Masao Teraoka
正夫 寺岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
GKN Driveline Japan Ltd
Original Assignee
Tochigi Fuji Sangyo KK
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Filing date
Publication date
Application filed by Tochigi Fuji Sangyo KK filed Critical Tochigi Fuji Sangyo KK
Priority to JP3154622A priority Critical patent/JPH051749A/ja
Publication of JPH051749A publication Critical patent/JPH051749A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Landscapes

  • Retarders (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】多板クラッチ装置を用いることなしに、十分な
差動制限能力を得ることができるようにして、多板クラ
ッチ装置を配設するためのスペースをなくし、軸方向長
さを減少して装置全体を小型化する。 【構成】ディファレンシャルケース12に対して回り止
めされて取り付けられたピニオンシャフト14に回転自
在に係合されたピニオン16と、このピニオン16と噛
み合うとともに左右の車軸18L,18Rに対して軸方
向移動自在にそれぞれ取り付けられた左右のサイドギア
20L,20Rとをハイポイドギアにより形成し、摩擦
抵抗を発生するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、差動制限装置に関し、
特に、簡潔な構造によって、装置全体を小型化した差動
制限装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の差動制限装置として、例えば、実
開平1−136754号公報に開示された差動制限装置
がある。
【0003】図5は、上記実開平1−136754号公
報に開示された差動制限装置を示し、この差動制限装置
100は、ディファレンシャルケース102内に、ディ
ファレンシャルケース102に穿設された孔104と嵌
合するワッシャ106を配設しており、さらにワッシャ
106と係合してスパイダ軸108が軸方向移動可能で
あるとともに回転方向に対して回り止めされたスパイダ
110を、収容配置している。スパイダ軸108には、
まがり歯を有するベベルギアによって形成されたピニオ
ン112が、孔112aを挿通することによって回転自
在に支持されている。さらに、ディファレンシャルケー
ス102内には、左右一対の車軸114L,114R
が、スパイダ軸108と直交する方向に収容配置され、
これら車軸114L,114R上には、ピニオン112
と噛み合うまがり歯を有するベベルギアにより形成され
たサイドギア116L,116Rが、それぞれ相互に対
置するように配置されている。
【0004】ディファレンシャルケース102とサイド
ギア116L,116Rとの間には、ディファレンシャ
ルケース102と連動する第一のクラッチ板118と、
車軸114L,114Rと連動する第二のクラッチ板1
20とを交互に配設した多板クラッチ装置122が、そ
れぞれ配設されている。第一のクラッチ板118は、外
周のラグ部118aが、ディファレンシャルケース10
2に形成された係合溝124に係止され、第二のクラッ
チ板120は、内周のラグ部120aが、サイドギア1
16L,116Rのボス部に形成された係合溝126に
係止されて、回り止めされている。
【0005】以上の構成において、図示しない車輪に加
わる抵抗が等しいときは、ドライブピニオン(図示せ
ず)からリングギア(図示せず)を介して入力されるト
ルクがディファレンシャルケース102に伝達され、デ
ィファレンシャルケース102の回転が、このディファ
レンシャルケース102に嵌合されているワッシャ10
6を介してスパイダ110のスパイダ軸108に伝達さ
れ、スパイダ110も回転する。このスパイダ110の
回転が、スパイダ軸108に支承されたピニオン112
を経て、サイドギア116L,116Rへ伝えられ、車
軸114L,114Rに等分にトルクが伝達され、車輪
を所望の方向へ回転させる。
【0006】車輪が旋回するとき、例えば左に曲がろう
とするときは、左側の車輪により大きな抵抗が加わり、
あるいはまた道路条件が悪くて片側の車輪が空転すると
き、例えば右側の車輪がぬかるみにはまったときは、左
側の車輪により大きな抵抗が加わるため、図5上左側の
車軸114L,サイドギア116Lおよび第二のクラッ
チ板120は、ディファレンシャルケース102より遅
く回転する。その一方で、ピニオン112が自転するた
め、右側のサイドギア116Rはディファレンシャルケ
ース102より速く回転し、従って右側の車軸114
R、第二のクラッチ板120および右側の車輪もディフ
ァレンシャルケース102より速く回転する。ここにお
いて、ピニオン112とサイドギア116L,116R
との間に、それぞれスラスト力が発生し、このスラスト
力は、多板クラッチ装置122の第一のクラッチ板11
8と第二のクラッチ板120とを互いに圧接させ、左右
に位置する車軸114L,114Rとディファレンシャ
ルケース102とを摩擦クラッチ結合する。このように
して、左右に位置する車軸114L,114Rの差動回
転が制限される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の差動制限装置に
あっては、左右の車軸の差動回転を制限するために、デ
ィファレンシャルケースとサイドギアとの間に多板クラ
ッチ装置を配設していたため、差動制限装置全体の軸方
向長さが増大し、スペース的に不利であるという問題点
があった。
【0008】本発明は、従来の技術の有するこのような
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、多板クラッチ装置を用いることなしに、十分な
差動制限能力を得ることができるようにして、多板クラ
ッチ装置を配置するために必要とされるスペースをなく
し、軸方向長さを減少して装置全体を小型化した差動制
限装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明における差動制限装置は、ディファレンシャ
ルケースに対して回り止めされて取り付けられたピニオ
ンシャフトに回転自在に係合されたピニオンと、このピ
ニオンと噛み合うとともに左右の車軸に対してそれぞれ
軸方向移動自在に取り付けられた左右のサイドギアとを
ハイポイドギアにより形成し、両者の間に摩擦抵抗が発
生するようにしてなるものである。
【0010】
【作用】ピニオンとサイドギアはハイポイドギアとして
形成されているため、両者の間には、他の歯形形状のギ
アと比較すると、噛み合い歯面間に極めて大きな滑り摩
擦抵抗を生じ、この摩擦抵抗によって左右の車軸間の差
動回転が制限される。
【0011】
【実施例】以下、図面に基づいて、本発明による差動制
限装置を詳細に説明する。
【0012】図1および図2は、本発明による差動制限
装置の第一の実施例を示し、この差動制限装置10は、
所謂ツー・ピニオン・タイプ(2ピニオン・タイプ)と
呼ばれるディファレンシャルケース内にピニオンを二つ
有するものであり、ディスク状の第一のケース12aと
カップ状の第二のケース12bとを一体的に係合してな
るディファレンシャルケース12を備えている。
【0013】このディファレンシャルケース12の内部
には、このディファレンシャルケース12内周部に形成
された係合溝12cに端部14aが係合して回転方向が
固定されて、ディファレンシャルケース12に対して回
り止めされるとともに、軸方向移動自在とされたクラン
ク軸形状のピニオンシャフト14が配設されている。そ
してこのピニオンシャフト14には、ピニオン16が回
転自在に係合されている。
【0014】さらにディファレンシャルケース12の内
部には、ピニオン16と噛み合うとともに、ピニオンシ
ャフト14と直交する左右の車軸18L,18Rに軸方
向移動自在にスプライン結合されたサイドギア20L,
20Rが配設されている。
【0015】これらピニオン16と左右のサイドギア2
0L,20Rとは、ハイポイドギアとして構成されてお
り、このためピニオンシャフト14が、上記したように
クランク軸形状とされており、ピニオン16の回転軸た
るピニオンシャフト14と左右のサイドギア20L,2
0Rの回転軸たる車軸18L,18Rは、オフセットさ
れている。
【0016】また、サイドギア20L,20Rの背面2
0aとディファレンシャルケース12との間には、それ
ぞれ摺動部材たるワッシャ22が配設されている。
【0017】以上の構成において、図示しない車輪に加
わる抵抗が等しいときは、ドライブピニオン(図示せ
ず)からリングギア(図示せず)を介して入力されるト
ルクがディファレンシャルケース12に伝達され、ディ
ファレンシャルケース12の回転が、このディファレン
シャルケース12に嵌合されているピニオンシャフト1
4に伝達され、ピニオンシャフト14も回転する。この
ピニオンシャフト14の回転が、ピニオンシャフト14
に支承されたピニオン16を経て、サイドギア20L,
20Rへ伝えられ、車軸18L,18Rに等分にトルク
が伝達され、車輪を所望の方向へ回転させる。
【0018】車輪が旋回するとき、例えば左に曲がろう
とするときは、左側の車輪により大きな抵抗が加わり、
あるいはまた道路条件が悪くて片側の車輪が空転すると
き、例えば右側の車輪がぬかるみにはまったときは、左
側の車輪により大きな抵抗が加わるため、図2上左側の
車軸18Lおよびサイドギア20Lは、ディファレンシ
ャルケース12より遅く回転する。その一方で、ピニオ
ン16がピニオンシャフト14に回転自在に支承されて
いるため自転するので、右側のサイドギア20Rは、デ
ィファレンシャルケース12より速く回転し、従って右
側の車軸18Rも、ディファレンシャルケース12より
速く回転する。
【0019】ここにおいて、ハイポイドギアとして形成
されたサイドギア20L,20Rが同様に形成されたピ
ニオン16を回転させようとする作用を起こすため、サ
イドギア20L,20Rとピニオン16との噛み合い面
にウォーム効果的な滑り摩擦を生じる。この摩擦力によ
り左右のサイドギア20L,20Rの差動回転が制限さ
れて、ひいては左右のサイドギア20L,20Rにそれ
ぞれスプライン結合された左右の車軸18L,18Rの
差動回転が制限されることになる。
【0020】従って、左側の車軸18Lには、右側の車
軸18Rより大きなトルクが伝達される。
【0021】図3および図4は、本発明による差動制限
装置の第二の実施例を示し、この差動制限装置30は、
所謂フォー・ピニオン・タイプ(4ピニオン・タイプ)
と呼ばれるディファレンシャルケース内にピニオンを四
つ有するものである点について、第一の実施例に示すも
のと異なっている。なお、第一の実施例と同一な構成部
材は、同一の符号で示すことによって、構成および作用
の詳細な説明は省略するものとする。
【0022】この実施例にあっては、ディファレンシャ
ルケース12内に、一対の直線棒状体のピニオンシャフ
ト32が、その端部32aを係合溝12c内に係合して
ディファレンシャルケース12に対して回り止めされる
とともに、軸方向移動自在に配設されている。ピニオン
16と左右のサイドギア20L,20Rは、ハイポイド
ギアとして形成されているため、ピニオン16の回転軸
たる一対のピニオンシャフト32と左右のサイドギア2
0L,20Rの回転軸たる左右の車軸18L,18R
は、オフセットされて配置されることになる。この第二
の実施例は、第一の実施例と比較すると、ピニオンシャ
フト32およびピニオン16がディファレンシャルケー
ス12内にバランスよく配置されるため、差動制限装置
30の動作を、より安定したものとすることができる。
【0023】なお、上記各実施例にあっては、ピニオン
16とサイドギア20L,20Rにハイポイドギアを用
いているため、ピニオン16のねじれ角が大となるた
め、ピニオン16の外径を大きくとることができるので
強度上有利であるとともに、ギアの噛み合いが、すぐ歯
ベベルギアや、まがり歯ベベルギアより円滑であるた
め、振動や騒音の発生をを減少することができる。
【0024】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0025】ピニオンとサイドギアをハイポイドギアに
より形成したため、多板クラッチ装置を用いることな
く、十分な差動制限能力を得ることができるとともに、
ディファレンシャルケース内に、多板クラッチ装置を配
設するためのスペースを設ける必要がないので、装置全
体を小型化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による差動制限装置の第一の実施例を示
す要部断面図である。
【図2】図1のII−II線による断面図である。
【図3】本発明による差動制限装置の第二の実施例を示
す要部断面図である。
【図4】図1のIV−IV線による断面図である。
【図5】従来の差動制限装置の全体構成を示す、図2に
対応する断面図である。
【符号の説明】
10 差動制限装置 12 ディファレンシャルケース 12a 第一のケース 12b 第二のケース 12c 係合溝 14 ピニオンシャフト 14a 端部 16 ピニオン 18L 車軸 18R 車軸 20L サイドギア 20R サイドギア 22 ワッシャ 30 差動制限装置 32 ピニオンシャフト 32a 端部

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 ディファレンシャルケース内に回り止め
    されて配設されたピニオンシャフトと、前記ピニオンシ
    ャフトに回転自在に取り付けられたピニオンと、前記ピ
    ニオンと噛み合い、左右一対の車軸に軸方向移動自在に
    それぞれ係合された左右一対のサイドギアとを有し、前
    記ピニオンの回転軸たる前記ピニオンシャフトと前記サ
    イドギアの回転軸たる前記車軸は、オフセットされてい
    て、前記ピニオンと前記サイドギアは、ハイポイドギア
    よりなることを特徴とする差動制限装置。
JP3154622A 1991-06-26 1991-06-26 差動制限装置 Pending JPH051749A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3154622A JPH051749A (ja) 1991-06-26 1991-06-26 差動制限装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3154622A JPH051749A (ja) 1991-06-26 1991-06-26 差動制限装置

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Publication Number Publication Date
JPH051749A true JPH051749A (ja) 1993-01-08

Family

ID=15588210

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3154622A Pending JPH051749A (ja) 1991-06-26 1991-06-26 差動制限装置

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JP (1) JPH051749A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021055818A (ja) * 2019-10-02 2021-04-08 国立研究開発法人産業技術総合研究所 差動装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021055818A (ja) * 2019-10-02 2021-04-08 国立研究開発法人産業技術総合研究所 差動装置

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