JPH0624690Y2 - ガス用プレートフィン型凝縮器 - Google Patents
ガス用プレートフィン型凝縮器Info
- Publication number
- JPH0624690Y2 JPH0624690Y2 JP10142889U JP10142889U JPH0624690Y2 JP H0624690 Y2 JPH0624690 Y2 JP H0624690Y2 JP 10142889 U JP10142889 U JP 10142889U JP 10142889 U JP10142889 U JP 10142889U JP H0624690 Y2 JPH0624690 Y2 JP H0624690Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gas
- plate fin
- fin type
- header
- passage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
- Vaporization, Distillation, Condensation, Sublimation, And Cold Traps (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 利用産業分野 この考案は、不凝縮ガスを含むガスの凝縮器に係り、プ
レートフィン型熱交換器を用い、凝縮側通路に不凝縮ガ
ス抜きヘッダーを設けて凝縮性能の向上を計ったガス用
プレートフィン型凝縮器に関する。
レートフィン型熱交換器を用い、凝縮側通路に不凝縮ガ
ス抜きヘッダーを設けて凝縮性能の向上を計ったガス用
プレートフィン型凝縮器に関する。
背景技術 プレートフィン型熱交換器は、単位面積当りの伝熱面積
が高い上、熱伝達係数も高いため、他形式、特にチュー
ブ型熱交換器に比較してコンパクト化容易な利点があ
る。
が高い上、熱伝達係数も高いため、他形式、特にチュー
ブ型熱交換器に比較してコンパクト化容易な利点があ
る。
また、プレートフィン型熱交換器は、各通路を流下させ
る流体の性状及び目的に適したフィンピッチ、フィン高
さ、フィン形状を適宜選定できるなど、設計上の選択幅
が広く、さらにフィン積層数も任意に選択でき、効率的
な設計が可能であることから、多種多様の用途に用いら
れている。
る流体の性状及び目的に適したフィンピッチ、フィン高
さ、フィン形状を適宜選定できるなど、設計上の選択幅
が広く、さらにフィン積層数も任意に選択でき、効率的
な設計が可能であることから、多種多様の用途に用いら
れている。
ところで、各種ガスの凝縮器には、一般に第３図に示す
如く、シェルアンドチューブ型熱交換器が利用されてい
た。
如く、シェルアンドチューブ型熱交換器が利用されてい
た。
かかるガスの凝縮器にプレートフィン型熱交換器を用い
た場合、被凝縮ガスに不凝縮ガスが含まれていない場合
は、第２図に示す如く、飽和温度一定で凝縮作用が進行
するが、不凝縮ガスが含まれたガスであると、凝縮温度
が図中の一点鎖線のように変化するため、冷媒側の蒸発
温度との温度差ΔＴが小さくなり、熱交換効率が悪くな
り熱交換器が大型化する問題があった。
た場合、被凝縮ガスに不凝縮ガスが含まれていない場合
は、第２図に示す如く、飽和温度一定で凝縮作用が進行
するが、不凝縮ガスが含まれたガスであると、凝縮温度
が図中の一点鎖線のように変化するため、冷媒側の蒸発
温度との温度差ΔＴが小さくなり、熱交換効率が悪くな
り熱交換器が大型化する問題があった。
考案の目的 この考案は、不凝縮ガスを含むガスの凝縮器にシェルア
ンドチューブ型熱交換器が利用されている現状に鑑み、
本来すぐれた熱交換効率を有するプレートフィン型熱交
換器を用いて、不凝縮ガスを含むガスの効率のよい凝縮
が可能な構成からなるプレートフィン型凝縮器の提供を
目的としている。
ンドチューブ型熱交換器が利用されている現状に鑑み、
本来すぐれた熱交換効率を有するプレートフィン型熱交
換器を用いて、不凝縮ガスを含むガスの効率のよい凝縮
が可能な構成からなるプレートフィン型凝縮器の提供を
目的としている。
考案の概要 この考案は、上昇流構成の冷媒側通路と、下降流構成の
凝縮側通路とを交互に積層配置したプレートフィン型熱
交換器からなり、 凝縮側通路の上部側に被凝縮ガスの入口ヘッダー、最下
部に凝縮液の出口ヘッダーを設け、入口ヘッダー位置か
ら最上部間を孔明きフィンを用いた通路となし、最上部
に不凝縮ガス抜きヘッダーを設けたことを特徴するガス
用プレートフィン型凝縮器である。
凝縮側通路とを交互に積層配置したプレートフィン型熱
交換器からなり、 凝縮側通路の上部側に被凝縮ガスの入口ヘッダー、最下
部に凝縮液の出口ヘッダーを設け、入口ヘッダー位置か
ら最上部間を孔明きフィンを用いた通路となし、最上部
に不凝縮ガス抜きヘッダーを設けたことを特徴するガス
用プレートフィン型凝縮器である。
この考案において、不凝縮ガス抜き通路に配置した孔明
きフィンは、被凝縮ガス量及びその不凝縮ガス含有量等
に応じて開孔率を適宜選定するが、開孔率は10〜25％の
ものが好ましく、フィン形状はパーフオレイト型でフィ
ンピッチは３mm以上のものが好ましい。
きフィンは、被凝縮ガス量及びその不凝縮ガス含有量等
に応じて開孔率を適宜選定するが、開孔率は10〜25％の
ものが好ましく、フィン形状はパーフオレイト型でフィ
ンピッチは３mm以上のものが好ましい。
また、この考案によるプレートフィン型凝縮器は、
Ｈ2、He、Ｎ2等の不凝縮ガスを含むガスの液化に最適で
ある。
Ｈ2、He、Ｎ2等の不凝縮ガスを含むガスの液化に最適で
ある。
考案の図面に基づく開示 第１図a,bはこの考案によるプレートフィン型凝縮器の
通路を示し、同ａ図は凝縮側通路、同ｂ図は冷媒側通路
の説明図である。
通路を示し、同ａ図は凝縮側通路、同ｂ図は冷媒側通路
の説明図である。
構成 この考案によるプレートフィン型凝縮器は、２枚のプレ
ート間に波形フィンを内蔵し、その両端をサイドバー(1
9)で閉塞して構成した凝縮側通路(10)とほぼ同一構造の
冷媒側通路(20)とを交互に所要数の通路が積層し一体化
されている。
ート間に波形フィンを内蔵し、その両端をサイドバー(1
9)で閉塞して構成した凝縮側通路(10)とほぼ同一構造の
冷媒側通路(20)とを交互に所要数の通路が積層し一体化
されている。
凝縮側通路(10)は、３つのヘッダーが設けられており、
図で通路最上部から約1/3通路位置には被凝縮ガスの入
口ヘッダー(11)が配設され、最上部に不凝縮ガス抜きヘ
ッダー(15)を設けて不凝縮ガス抜き通路が形成してあ
り、入口ヘッダー(11)に接続する入口フィン(12)、熱交
換フィン(13)、及び出口フィン(14)の各フィンは所要の
孔明きフィンを用いてある。
図で通路最上部から約1/3通路位置には被凝縮ガスの入
口ヘッダー(11)が配設され、最上部に不凝縮ガス抜きヘ
ッダー(15)を設けて不凝縮ガス抜き通路が形成してあ
り、入口ヘッダー(11)に接続する入口フィン(12)、熱交
換フィン(13)、及び出口フィン(14)の各フィンは所要の
孔明きフィンを用いてある。
また、最下部に凝縮液の出口ヘッダー(18)が設けられ、
入口ヘッダー(11)から最下部間の通路に配置された熱交
換フィン(16)、及び出口フィン(17)の各フィンは通常の
波形フィンである。
入口ヘッダー(11)から最下部間の通路に配置された熱交
換フィン(16)、及び出口フィン(17)の各フィンは通常の
波形フィンである。
冷媒側通路(20)は、最下部に冷媒の入口ヘッダー(21)、
最上部に出口ヘッダー(24)を配置して通路内の入口フィ
ン(22)、熱交換フィン(23)の各フィンに通常の波形フィ
ンを用いて構成してある。
最上部に出口ヘッダー(24)を配置して通路内の入口フィ
ン(22)、熱交換フィン(23)の各フィンに通常の波形フィ
ンを用いて構成してある。
作用効果 上述の構成からなるプレートフィン型凝縮器において、
冷媒側通路(20)に所要温度の冷媒が流され、凝縮側通路
(10)に被凝縮ガスが導入されると、被凝縮ガスと冷媒が
向流熱交換してガスが液化され、この際、不凝縮ガスは
上昇し入口フィン(12)、熱交換フィン(13)、及び出口フ
ィン(14)の各孔明きフィンを通って不凝縮ガス抜きヘッ
ダー(15)から排出される。
冷媒側通路(20)に所要温度の冷媒が流され、凝縮側通路
(10)に被凝縮ガスが導入されると、被凝縮ガスと冷媒が
向流熱交換してガスが液化され、この際、不凝縮ガスは
上昇し入口フィン(12)、熱交換フィン(13)、及び出口フ
ィン(14)の各孔明きフィンを通って不凝縮ガス抜きヘッ
ダー(15)から排出される。
この考案によるプレートフィン型凝縮器は、第２図に示
す不凝縮ガスを含まないガスと同様に、飽和温度を一定
で凝縮作用が進行し、熱交換効率が低下することがな
い。
す不凝縮ガスを含まないガスと同様に、飽和温度を一定
で凝縮作用が進行し、熱交換効率が低下することがな
い。
従って、この考案によるプレートフィン型凝縮器は、プ
レートフィン型熱交換器のすぐれた熱交換効率を発揮さ
せることができ、従来のチューブ型凝縮器に比較して熱
交換器自体を小型化できる利点がある。
レートフィン型熱交換器のすぐれた熱交換効率を発揮さ
せることができ、従来のチューブ型凝縮器に比較して熱
交換器自体を小型化できる利点がある。
第１図a,bはこの考案によるプレートフィン型凝縮器の
通路を示し、同ａ図は凝縮側通路、同ｂ図は冷媒側通路
の説明図である。 第２図は凝縮器における熱交換量と温度との関係を示す
グラフである。 第３図は従来のチューブ型凝縮器を示す説明図である。 10……凝縮側通路、11,21……入口ヘッダー、 12,22……入口フィン、13,16,23……熱交換フィン、 14,17……出口フィン、 15……不凝縮ガス抜きヘッダー、 18,24……出口ヘッダー、19,25……サイドバー、 20……冷媒側通路。
通路を示し、同ａ図は凝縮側通路、同ｂ図は冷媒側通路
の説明図である。 第２図は凝縮器における熱交換量と温度との関係を示す
グラフである。 第３図は従来のチューブ型凝縮器を示す説明図である。 10……凝縮側通路、11,21……入口ヘッダー、 12,22……入口フィン、13,16,23……熱交換フィン、 14,17……出口フィン、 15……不凝縮ガス抜きヘッダー、 18,24……出口ヘッダー、19,25……サイドバー、 20……冷媒側通路。
Claims (1)
- 【請求項１】上昇流構成の冷媒側通路と、下降流構成の
凝縮側通路とを交互に積層配置したプレートフィン型熱
交換器からなり、 凝縮側通路の上部側に被凝縮ガスの入口ヘッダー、最下
部に凝縮液の出口ヘッダーを設け、入口ヘッダー位置か
ら最上部間を孔明きフィンを用いた通路となし、最上部
に不凝縮ガス抜きヘッダーを設けたことを特徴とする不
凝縮ガスを含むガス用プレートフィン型凝縮器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10142889U JPH0624690Y2 (ja) | 1989-08-30 | 1989-08-30 | ガス用プレートフィン型凝縮器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10142889U JPH0624690Y2 (ja) | 1989-08-30 | 1989-08-30 | ガス用プレートフィン型凝縮器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0346760U JPH0346760U (ja) | 1991-04-30 |
| JPH0624690Y2 true JPH0624690Y2 (ja) | 1994-06-29 |
Family
ID=31650382
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10142889U Expired - Lifetime JPH0624690Y2 (ja) | 1989-08-30 | 1989-08-30 | ガス用プレートフィン型凝縮器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0624690Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7237406B2 (en) * | 2004-09-07 | 2007-07-03 | Modine Manufacturing Company | Condenser/separator and method |
| DE102009032370A1 (de) * | 2009-07-08 | 2011-01-13 | Sartorius Stedim Biotech Gmbh | Plattenwärmetauscher |
| JP2015114062A (ja) * | 2013-12-12 | 2015-06-22 | 住友精密工業株式会社 | プレートフィン熱交換器型凝縮器、及び、凝縮システム |
-
1989
- 1989-08-30 JP JP10142889U patent/JPH0624690Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0346760U (ja) | 1991-04-30 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |