JPH0624480Y2 - 移動式リール - Google Patents

移動式リール

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JPH0624480Y2
JPH0624480Y2 JP12696588U JP12696588U JPH0624480Y2 JP H0624480 Y2 JPH0624480 Y2 JP H0624480Y2 JP 12696588 U JP12696588 U JP 12696588U JP 12696588 U JP12696588 U JP 12696588U JP H0624480 Y2 JPH0624480 Y2 JP H0624480Y2
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JP
Japan
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reel
hose
ring
cable
attached
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JP12696588U
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JPH0247298U (ja
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康一 田名網
健一 折出
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Kawasaki Motors Ltd
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Kawasaki Jukogyo KK
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はシールド掘進機のエレクターの作動部分と接続
される各種ホースおよびケーブルを巻取るリールに関す
る。
(従来の技術) シールド掘進機は所定の大きさのセグメントをシールド
掘進機内後部でリング状に組立て、この組立てられたセ
グメントで反力を受けてトンネルを掘り進むものであ
り、上記のセグメントを組立てるエレクター装置の各ア
クチュエータに、油圧ホース・ケーブル等を接続する必
要がある。従って、シールド掘進機にはこれらの油圧ホ
ース・ケーブル等を巻取るリールが必要であり、ホース
リール・ケーブルリールとしては、従来、実公昭60-322
40号(以下、従来技術Iという)、実公昭61-11356号
(以下、従来技術IIという)、実公昭61-45280号(以
下、従来技術IIIという)、実公昭62-1359号(以下、従
来技術IVという)が開示されている。
従来技術Iを示す第5図において、41はシールド機本体
に固定されたデッキ、42はこのデッキに設置されたケー
ブルドラム、43は該ドラムに巻取られた給電ケーブル
で、該給電ケーブル43は固定滑車44、複数のガイドロー
ラ45を有するケーブル転向ガイド46を介してエレクター
リング(図示せず、本考案の旋回リングに相当)に設け
られた環状凹部に沿って端子箱(図示せず)に接続され
る。
従来技術IIも固定リールに巻取られたケーブルまたはホ
ースが多数のガイドロールを経て繰出されて作動部分と
接続される方式である。
従来技術IIIを示す第6図において、ホースリール47が
シールド機テール部48とエレクターリング49(本考案の
旋回リングに相当)の間に配置され、ホースリール47か
ら引出されたエレクターホース50がホースクランプ51を
介してエレクターリング49の外面側から内面側に挿通さ
れた後、エレクターリング49の内周面に沿ってアクチュ
エータ52に連結される。
従来技術IVを示す第7図において、53はシールド掘進機
の外筒、54は該外筒の内周面に固着された環状のブラケ
ット、55は回転リング(本考案の旋回リングに相当)、
56、57はそれぞれ上記環状ブラケットに取付けられたリ
フト用およびスライド用のホースリールである。各ホー
スリール56、57には各2本の可撓性のある油圧ホース58、
59および60、61が巻装されて、回転リングに付設された
ガイドリング(図示せず)に沿って案内され、配管およ
び継手(図示せず)を経て、油圧ホース58、59はそれぞ
れリフト用の油圧シリンダ62に接続され、また油圧ホー
ス60、61はそれぞれスライド用の油圧シリンダ63に接続
される。
(考案が解決しようとする課題) 従来技術IまたはIIに示すものは、ケーブルドラムまた
はリールに巻取られたケーブルまたはホースを多数のガ
イドローラを経て繰出しまたは巻戻す方式であるため、
ガイドローラによりケーブルまたはホースが擦られるの
でホースの損耗を早めると共にケーブル切断の危険性が
ある。また、多数のガイドローラが設置されることによ
り掘進機の内部の有効利用面積が縮小されるので、特に
中小口径のシールド掘進機においては各種の作動機器の
設置が困難となる。
従来技術IIIまたはIVにおけるホースリールの取付位置
は通常多数のシールド推進ジャッキが円周方向に渡って
均等間隔で配設される位置であり、このような位置にホ
ースリールを取付けることはシールド掘進機の推進にと
って障害となるものである。
上記に鑑み本考案は、多数のガイドロールを必要とせ
ず、ホースまたはケーブルの損耗・切断の虞がなく、シ
ールド掘進機の推進の障害ともならない移動式リールを
提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために本考案に係る移動式リール
は、掘進方向に固定リングおよび旋回リングを併設し、
ホースリールおよびケーブルリールを上記固定リング外
周面上に位置するように上記旋回リングに取付け、該ホ
ースリールおよびケーブルリールに巻回したホースおよ
びケーブルを上記固定リング外周に沿わせ、該ホースお
よびケーブルの端部を固定リングに設けた開口部を経て
固定リング内の動力源と接続したことを特徴とするシー
ルド掘進機のエレクター用移動式リールを第一の考案と
し、 ホースリールおよびケーブルリールを旋回リング内面に
取付け、該ホースリールおよびケーブルリールに巻回し
たホースおよびケーブルを上記旋回リング内の固定ケー
シング外周面上に離間して取付けたガイド板外周に沿わ
せ、該ホースおよびケーブルの端部を旋回リング内の動
力源と接続したことを特徴とするシールド掘進機のエレ
クター用移動式リールを第二の考案とする。
(作用) 上記構成を有する本考案は以下のように作用する。
第一の考案においては、ホースリールまたはケーブルリ
ールに巻取られたホースまたはケーブルは旋回リングの
旋回に伴って、固定リングの外周に沿って巻付けられる
かあるいは巻戻されて、その間にエレクターによる組立
作業が行われる。
第二の考案においては、ホースリールまたはケーブルリ
ールに巻取られたホースまたはケーブルは旋回リングの
旋回に伴って、旋回リング内の固定ケーシングに取付け
られたガイド板外周に沿って巻付けられるかあるいは巻
戻されて、その間にエレクターによる組立作業が行われ
る。
(実施例) 本考案の第一実施例が適用されるシールド掘進機には固
定リングを挟んで後面側および前面側に各1個の旋回リ
ングがあり、第1図はシールド掘進機を後面から見た
図、第2図は第1図の左側面図である。
第1図および第2図において、1は後面側の旋回リン
グ、2は前面側の旋回リングであり、第2図に示されて
いるように、これらの両旋回リングの間に固定リング3
が介装されている。以下では便宜的に旋回リング1のみ
の移動式リールの構成について説明するが、第1図に示
されているように、旋回リング2も同様の構成を有して
いる。
4は旋回リング1に取付けられたリールサポートで、こ
のリールサポート4には油圧ホースリール5および真空
ホースリール6からなる1組の複合リール7が取付けら
れており、上記油圧ホースリール5には油圧ホース5aが
巻取られ、真空ホースリール6には真空ホース6aが巻取
られている。8は旋回リング1に取付けられた別のリー
ルサポートで、このリールサポート8には油圧ホースリ
ール9およびケーブルリール10からなる1組の複合リー
ル11が取付けられており、上記油圧ホースリール9には
油圧ホース9aが巻取られ、ケーブルリール10にはケーブ
ル10aが巻取られている。第2図には複合リール7は図
示されていないが、複合リール11と同様に固定リング3
の外周面上に位置するように旋回リング1、2に取付け
られている。
12、13はそれぞれリールサポート4および8に取付けら
れた2個のガイドロールである。
リールサポート4に取付けられた複合リール7から出た
油圧ホース5aおよび真空ホース6aはガイドロール12を経
て固定リング3の外周に沿って固定リングに設けられた
開口部14より固定リング内に入って、該固定リング内面
に取付けられて緩やかな凹曲面を有するガイド部材15に
ガイドされて、該ガイド部材に取付けられたブラケット
16に固定されて油圧源(図示せず)および真空ポンプ
(図示せず)と接続される。
またリールサポート8に取付けられた複合リール11から
出た油圧ホース9aおよびケーブル10aは固定リング3の
外周に沿って固定リングに設けられた開口部17より固定
リング内に入って、固定リング内面に取付けられて緩や
かな凹曲面を有するガイド部材18にガイドされて、該ガ
イド部材に取付けられたブラケット19に固定されて油圧
源および電源(図示せず)と接続される。
第3図、第4図は本考案の別の実施例であり、第3図に
示されているように旋回リング21の内周面には2個のホ
ースリール22、23が、旋回リングの円周方向に対して適
当な角度(図で2θで示す)を保持し、また第4図に示
すように上記ホースリールに巻取られる各2本のゴムホ
ース24および25が錯綜しないように軸方向に適当な間隙
(図でdで示す)を保って取付けられている。26は掘削
した土砂を排出するケーシングであり、シールド機本体
に対して掘進方向に斜めに固定されている。27、28は旋
回リング内にあって上部および下部にゆるやかな曲面を
有し、上記ゴムホース24および25がその外周面上に巻付
けられるガイド板である。該ガイド板27および28は、上
記ケーシング26に対して複数のブラケット29を介して取
付けられている。ゴムホース24および25は旋回リングの
旋回方向に応じてガイド板27あるいは28に巻付けられ、
一端はブラケット32を介して上記ケーシング26に固定さ
れてスィベルジョイント30および31より油圧源または真
空ポンプ等の動力源と接続される。
(考案の効果) ホースリールまたはケーブルリールを、シールド掘進
機の推進の障害とならない固定リング外周面上に位置す
るように旋回リングに取付けるか、または旋回リング内
面に取付け、ホースまたはケーブルを固定リングの外周
または旋回リングの固定ケーシングに取付けられたガイ
ド板外周に巻付けるだけなので、ガイドローラが不要に
なるかあるいは最低源の本数(1〜2本)でよく、ホー
スの損耗やケーブルの切断の危険がない。
ホースおよびリールのガイドは簡単なガイド板や固定
リング外周を利用することができるのでスペースをとら
ず、固定リング内の機器配置に影響を与えることはな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第一実施例の移動式リールを旋回リン
グに取付けたものを後面から見た図、第2図は第1図の
左側面図、第3図は本考案の別の実施例で移動式リール
の取付けられた旋回リングを後面から見た図、第4図は
第3図のA−A断面矢視図、第5図は従来技術のロール
およびガイドロール部分の要部図面、第6図、第7図は
従来技術のシールド掘進機を後面から見た図である。 1……旋回リング、2……旋回リング、3……固定リン
グ、4……リールサポート、5……油圧ホースリール、
5a……油圧ホース、6……真空ホースリール、6a……真
空ホース、7……複合リール、8……リールサポート、
9……油圧ホースリール、9a……油圧ホース、10……ケ
ーブルリール、10a……ケーブル、11……複合リール、1
2……ガイドロール、13……ガイドロール、14……開口
部、15……ガイド部材、16……ブラケット、17……開口
部、18……ガイド部材、19……ブラケット、21……旋回
リング、22……ホースリール、23……ホースリール、24
……ゴムホース、25……ゴムホース、26……ケーシン
グ、27……ガイド板、28……ガイド板、29……ブラケッ
ト、30……スィベルジョイント、31……スィベルジョイ
ント、32……ブラケット

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】掘進方向に固定リングおよび旋回リングを
    併設し、ホースリールおよびケーブルリールを上記固定
    リング外周面上に位置するように上記旋回リングに取付
    け、該ホースリールおよびケーブルリールに巻回したホ
    ースおよびケーブルを上記固定リング外周に沿わせ、該
    ホースおよびケーブルの端部を固定リングに設けた開口
    部を経て固定リング内の動力源と接続したことを特徴と
    するシールド掘進機のエレクター用移動式リール。
  2. 【請求項2】ホースリールおよびケーブルリールを旋回
    リング内面に取付け、該ホースリールおよびケーブルリ
    ールに巻回したホースおよびケーブルを上記旋回リング
    内の固定ケーシング外周面上に離間して取付けたガイド
    板外周に沿わせ、該ホースおよびケーブルの端部を旋回
    リング内の動力源と接続したことを特徴とするシールド
    掘進機のエレクター用移動式リール。
JP12696588U 1988-09-28 1988-09-28 移動式リール Expired - Lifetime JPH0624480Y2 (ja)

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JPH0247298U JPH0247298U (ja) 1990-03-30
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