JPH06244125A - 減圧処理装置 - Google Patents

減圧処理装置

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JPH06244125A
JPH06244125A JP5055194A JP5519493A JPH06244125A JP H06244125 A JPH06244125 A JP H06244125A JP 5055194 A JP5055194 A JP 5055194A JP 5519493 A JP5519493 A JP 5519493A JP H06244125 A JPH06244125 A JP H06244125A
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    • F27D7/06Forming or maintaining special atmospheres or vacuum within heating chambers

Abstract

(57)【要約】 【目的】 一旦排気された不純物や有害成分を処理部内
に逆流させないようにする構造を備えた減圧処理装置を
提供することにある。 【構成】 処理部10内を常圧に設定する際に用いられ
るスロー排気機構22のサブバルブ24は、減圧された
処理部10内が常圧に復帰するときにメインバルブとと
もに閉じ、常圧に復帰した後に開放されて処理部10の
排気側を負圧傾向に維持する。従って、処理部内が常圧
化された際に一旦トラップされている生成物が蒸発して
逆流するのを阻止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、減圧処理装置に関し、
特に、拡散、酸化、アニール、成膜等に用いられる熱処
理装置の排気構造に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、拡散、酸化、アニールあ
るいは成膜に用いられる熱処理装置の一つである縦型熱
処理装置では、熱処理部内を真空雰囲気下に設定した上
で被処理体の熱処理が行なわれる。このような真空雰囲
気の設定は、大気中の酸素や水分等の不純物が被処理体
上に付着するのを防止するための処理である。このた
め、熱処理部の排気系には排気ポンプが設けられるとと
もに、排気ポンプと熱処理部との間に接続されている排
気経路にはトラップが配置されている。このトラップで
は、熱処理部からの不純物や生成物を凝着させることで
捕集するようになっている。
【0003】このような排気系の構造には、例えば、図
3に示す構造がある。
【0004】図3において、排気系は、熱処理部10と
排気ポンプ12との間に接続されている排気通路14を
備え、この排気通路14により形成される排気経路に
は、熱処理部10からの排気方向に沿ってトラップ手段
16、メインバルブ18、排気ポンプ12がそれぞれ配
置されている。このような構造では、排気行程が設定さ
れると、排気ポンプ12が作動し、メインバルブ18が
開かれることで熱処理部10内の真空排気が行なわれ、
トラップ手段16によって不純物や生成物が捕集され
る。
【0005】ところで、上記した排気系には、メインバ
ルブ18が一瞬にして開放された場合の不具合を解消す
るための構造が設けられている。つまり、排気時に、メ
インバルブ18が一瞬にして開放した場合には、熱処理
部10内の圧力が急変してしまうことになる。このた
め、熱処理部内に配置されている被処理体が動いてしま
ったり、あるいは、内部でパーティクルを巻上げてしま
う虞れがある。
【0006】そこで、排気通路中でメインバルブ18を
迂回するバイパス路22が設けられており、このバイパ
ス路22には、バイパス路22を開閉するサブバルブ2
4が配置されている。そして、バイパス路22は、例え
ば、メインバルブ18により開閉される排気通路14よ
りも少量の流量面積が設定されている。このようなバイ
パス路22を設けた構造は、少量のガスがバイパス路2
2を流動できることによって、排気当初、熱処理部10
からの排気を徐々に行うスロー排気のために用いられ
る。従って、バイパス路22は、排気行程が設定された
時点でメインバルブ18よりも先にサブバルブ24が開
かれることにより、熱処理部10からの排気を徐々に行
なうことで、熱処理内の圧力変動を急激なものとしな
い。なお、サブバルブ24は、排気行程設定当初で熱処
理部10内に発生する過渡的な圧力変化を防止するもの
であるので、排気が進行して被処理体の動きやパーティ
クルの巻上げが起こらない状況になった時点で閉じられ
るか、あるいは閉じられないでメインバルブ18の開放
と協働して主排気が行なわれる。そして、メインバルブ
18およびサブバルブ24は、熱処理部10での処理が
行なわれている間、開放され、ロード/アンロード時に
行なわれる常圧への切り換え時には閉じられるようにな
っている。従って、熱処理部10は、処理が行われてい
る間、排気されており、これによって、熱処理部10か
らの生成物やガスは、トラップ手段16に向け導入され
る。なお、メインバルブ18には、例えば、加熱手段を
備えたものもあり、この構造では、バルブ自体に生成物
が付着するのを防止するようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする問題点】ところで、このよう
な熱処理装置では、熱処理部への被処理体のロード時お
よびアンロード時に熱処理部内部の圧力が常圧に設定さ
れ、この状態で、熱処理部を開放する。このため、常圧
に戻す場合には、熱処理部内部に導入されていたプロセ
スガスの排気が終了した時点でサブバルブ24は勿論、
メインバルブ18が閉じられ、例えば、窒素ガス等のパ
ージガスが熱処理部10に導入されて内圧が高められ
る。
【0008】しかしながら、熱処理部の内圧を真空圧か
ら高める場合には、次のような問題があった。
【0009】すなわち、トラップ手段16は、熱処理部
に連通している。このため、熱処理部10の内圧が真空
圧から常圧に戻ると、凝着していた物質が蒸発してトラ
ップ手段16から排気通路中に拡散することがある。特
に、プロセスガスとして用いられる成分において、例え
ば、SiNによる成膜を形成した場合に生成される塩化
アンモニュウムは、吸水性があるために比較的蒸発しや
すく、常圧に近づくに従って蒸発量も多くなり、熱処理
部への逆流現象が起きやすくなる。また、このような成
膜材質の他に、TEOSによる成膜形成を行った場合に
は、Si02 が生成物となり、この場合にも、常圧に戻
るに従い蒸発量が多くなり、熱処理部内への逆流現象が
起こる。
【0010】従って、逆流したガスは、ロード/アンロ
ード態位にある被処理体上に付着してウエハを汚染する
ことがある。また、プロセスガスに用いられる成分によ
っては、リン(BPSG)やひ素等の有害成分を含む生
成物がトラップに捕集されている場合もある。従って、
この場合には、ロード/アンロード時に熱処理部を開放
すると、熱処理部に逆流したこれら有害ガスが外部に漏
れ出す危険がある。
【0011】しかも、熱処理部内に逆流した生成物が残
存していると、再度の排気行程が設定された場合に、所
定の真空圧に達するまでの時間が長くなる。従って、処
理行程に移るまでの待機時間が長くなることで、半導体
ウエハ製造行程でのスループットが悪化することにな
る。
【0012】そこで、本発明の目的とするところは、上
記従来の減圧処理装置における問題に鑑み、一旦排気さ
れた不純物や有害成分を処理部内に逆流させないように
する構造を備えた減圧処理装置を提供することにある。
【0013】また、本発明の別の目的は、排気時間を短
縮することのできる構造を備えた減圧処理装置を提供す
ることにある。
【0014】
【問題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、処理部の排気側と排気手段
との間に接続されている排気通路と、この排気通路中に
配置されてこの排気通路を開閉するメインバルブと、こ
のメインバルブを跨いで排気通路同士を接続するととも
に上記排気通路よりも少ない流量を設定されたバイパス
路と、バイパス路中に配置されてこのバイパス路を開閉
するサブバルブとを備え、上記サブバルブは、減圧され
た処理部内を常圧に復帰するときに上記メインバルブと
ともに閉じられ、常圧に復帰後、開放されて処理部の排
気側を負圧傾向に維持することを特徴としている。
【0015】請求項2記載の発明は、請求項1記載の減
圧処理装置において、上記熱処理部と上記メインバルブ
との間に設けられているトラップ手段と、このトラップ
手段と熱処理部との間に設けられて排気通路を絞ること
のできる排気コンダクタンス手段とを備え、上記排気コ
ンダクタンス手段は、減圧された熱処理部が常圧に復帰
した後に排気通路を絞ることを特徴としている。
【0016】請求項3記載の発明は、請求項2記載の減
圧処理装置において、上記排気コンダクタンス手段と上
記トラップ手段との間には、パージガスの供給部が設け
られていることを特徴としている。
【0017】
【作用】本発明では、処理部の排気側を負圧化される。
そして、このような負圧化を維持することにより、処理
部への逆流が阻止される。すなわち、バイパス路に配置
されているサブバルブが、減圧された熱処理部が常圧に
復帰するときにメインバルブとともに閉じ、常圧に復帰
した後、開放されるようになっている。従って、処理部
内と排気手段とがサブバルブを介して連通していること
になり、これによって、処理部の排気側が負圧傾向を維
持される。特に、処理部後方にトラップ手段を配置した
場合には、トラップ手段内が負圧化されることになるの
で、トラップ手段を処理部に近接して配置した場合にお
いてもトラップ内で捕集された生成物や不純物を処理部
内に逆流させないようにすることができる。
【0018】また、本発明では、熱処理部とトラップ手
段との間に、排気通路を絞ることのできる排気コンダク
タンス手段が設けられている。しかも、この排気コンダ
クタンス手段は、減圧された熱処理部が常圧に復帰した
後に排気通路を絞るようになっている。従って、トラッ
プ手段は、排気コンダクタンス手段の介在により、負圧
化が有効に促進されることになる。処理部の排気側トラ
ップ手段の負圧化するにあたり、サブバルブによる少量
のガスの流れであっても、有効に負圧化するようになっ
ている。このような、処理部の排気側が負圧化傾向とさ
れることにより、処理部内での生成物の残留が抑えられ
ることになる。従って、再度、処理部内を真空排気する
場合には、処理部からの排気時間を短縮することができ
る。
【0019】また、本発明では、排気コンダクタンス手
段とトラップ手段との間にパージガスの供給部が設けら
れている。従って、トラップ手段をパージすることによ
り、トラップ手段内の生成物やガスの逆流を遮断するこ
とができる。
【0020】
【実施例】以下、図1において、本発明実施例の詳細を
説明する。
【0021】図1は、本発明実施例による減圧処理装置
の一例である熱処理装置に用いられる排気構造を模式的
に示す図3相当の配管図である。なお、図1において、
図3に示したものと同じ構成部品については同符号によ
り示してある。
【0022】図1において、熱処理部10の排気側に
は、排気ポンプ12との間に排気通路14が接続されて
いる。
【0023】排気通路14には、熱処理部10から排気
ポンプ12に向けたガスの流動方向(図示矢印方向)に
沿ってトラップ手段16およびメインバルブ18が配置
されている。そして、トラップ手段16の前方には、バ
タフライバルブ20が設けられている。
【0024】バタフライバルブ20は、本実施例の特徴
的構成の一つであり、排気通路14を開閉することによ
り、トラップ手段16側の負圧化を向上させる排気コン
ダクタンス手段である。このため、バタフライバルブ2
0は、通常、開放されており、減圧された熱処理部内が
常圧に復帰した後に閉じる。ところで、このバタフライ
バルブ20は、その機能からして排気通路14を密閉す
るほどの精度を要しないものであり、閉じられた際に、
トラップ側の負圧を増大させることができる程度の隙間
が排気通路14の内面との間に設定できればよい。
【0025】また、メインバルブ18を跨いだ位置に
は、図3に示した構造と同様に、排気通路14にそれぞ
れ端部を接続されているバイパス路22が設けられ、ま
た、このバイパス路22の途中には、このバイパス路2
2を開閉するためのサブバルブ24が配置されている。
【0026】さらに、トラップ手段16は、例えば、熱
処理部10から排出される不純物や生成物を凝着させる
ことのできるコールドトラップ構造を備えたものであ
る。
【0027】一方、本実施例では、熱処理部10にいま
一つの排気路26が接続されており、この排気路24に
は、一定圧以上に達した時点で開放するバルブ28が配
置されている。この排気路26は、熱処理部10内を常
圧にするためのパージガスが導入された場合に熱処理部
10の内圧を一定化するためのでものである。
【0028】また、バタフライバルブ20とトラップ手
段14との間で、トラップ手段16の前方側には、パー
ジガスの供給管路30が接続されている。この供給管路
30からは、バタフライバルブ20が閉じられるのにあ
わせて窒素等のパージガスがトラップ手段16の前方に
供給される。これは、熱処理部10が開放さることによ
って排気通路中に大気が入り込んだ場合、トラップ手段
16からのガスの逆流を阻止するために設けられてい
る。つまり、熱処理部10が開放された際にはトラップ
手段16にも大気が入り込む。このため、トラップ手段
16に捕集された生成物が蒸発して熱処理部10内に拡
散することになる。そこで、この拡散しようとする流路
にパージガスを割込ませることによって、蒸発した生成
物からのガスをトラップ手段16側に押返すようになっ
ている。これにより、トラップ手段16内をパージする
ことになる。
【0029】なお、バタフライバルブ20には、図示し
ない加熱手段が設けられており、生成物の付着が防止さ
れている。
【0030】ところで、本実施例におけるいま一つの特
徴は、バルブの開閉時期にある。
【0031】すなわち、サブバルブ24は、減圧された
熱処理部10の内部をパージガスによって常圧に復帰す
る時にメインバルブ18とともに閉じ、常圧に復帰した
後に開放されている。
【0032】図2は、サブバルブ24と、メインバルブ
18およびバタフライバルブ20との間での開閉時期を
示すタイミングチャートである。
【0033】図2において、熱処理部10内での処理期
間(図においては、デポ中と記載されている)では、メ
インバルブ18、サブバルブ24およびバタフライバル
ブ20が開放されている。これにより、熱処理部10の
内部は、排気ポンプ12によって真空排気されているの
で、熱処理部10からの生成物がトラップ手段16によ
り捕集される。
【0034】また、熱処理部10での熱処理が終了する
と、プロセスガスの排気が行われる。この排気は、熱処
理部10の内部に窒素等のパージガスが供給されること
によって行われ、メインバルブ18およびサブバルブ2
4は、予め、プロセスガスの排気に要する時間の間、開
放された後、閉じられる。このとき、熱処理部10の内
圧は徐々に高められ、常圧に達する。そして、常圧に達
したことは、図示しない圧力センサを介して検出され
る。
【0035】一方、熱処理部10が常圧に達すると、サ
ブバルブ24が開放されると共にバタフライバルブ20
が閉じられる。
【0036】これによって、バイパス路22が排気ポン
プ12に連通することになるので、トラップ手段16が
負圧化傾向に維持される。また、この負圧化傾向は、ト
ラップ手段16に導入されるガスの排気通路がバタフラ
イバルブ20によって絞られることにより促進される。
なお、このときには、供給管路30からのパージガスが
導入されているので、熱処理部10が開放された際に大
気の流れ込みがあっても、トラップ手段16の前方でト
ラップ手段16からの生成物の逆流が阻止されることに
なる。
【0037】本実施例によれば、既存のバイパス路に配
置されているサブバルブを用いるだけで、トラップ手段
からのガスの逆流が防止できる。
【0038】なお、本実施例では、減圧処理装置の一例
として熱処理装置を挙げたが、本発明では、このような
処理装置に限るものではなく、例えば、プラズマ処理装
置等の真空雰囲気下において処理が行われ、この処理に
よって生成物をトラップする構造を備えた構造を対象と
することも可能である。
【0039】また、トラップ部16の設置箇所として
は、処理部10の後方に限らず、例えば、メインバルブ
18の後方に設定してもよい。
【0040】さらに、バタフライバルブ20の後方でト
ラップ手段16の前方に配置されている供給管路30
は、バタフライバルブ20の前方に接続してもよい。こ
の場合、には、熱処理部10からのガスがバタフライバ
ルブ20によって背圧を受けるのを利用して、パージガ
スにより熱処理部10からのガスを遮断する。
【0041】
【発明の効果】以上のように本発明では、所謂、スロー
排気のために設けられているサブバルブの開閉時期を設
定することにより、処理部の排気側を負圧化傾向に維持
することができる。従って、排気方向と逆方向である、
処理部内に向けた流れを発生させないようにすることが
可能になる。このため、特に、処理部後方にトラップ手
段を配置した場合には、トラップ手段内が負圧化される
ことになるので、トラップ手段を処理部に近接して配置
した場合においてもトラップ内で捕集された生成物や不
純物を処理部内に逆流させないようにすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例による減圧処理装置のよう部を模
式的に示す配管図である。
【図2】図1に示した構成でのバルブ開閉タイミングを
説明するためのタイミングチャートである。
【図3】減圧処理装置に用いられる排気系の構成を説明
するための図1相当の配管図である。
【符号の説明】
10 減圧処理装置の一つである熱処理装置 12 排気手段をなす排気ポンプ 14 排気通路 16 トラップ手段 18 メインバルブ 20 バタフライバルブ 22 バイパス路 24 サブバルブ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理部の排気側と排気手段との間に接続
    されている排気通路と、 この排気通路中に配置されてこの排気通路を開閉するメ
    インバルブと、 このメインバルブを跨いで排気通路同士を接続するとと
    もに上記排気通路よりも少ない流量を設定されたバイパ
    ス路と、 バイパス路中に配置されてこのバイパス路を開閉するサ
    ブバルブとを備え、 上記サブバルブは、減圧された処理部内を常圧に復帰す
    るときに上記メインバルブとともに閉じられ、常圧に復
    帰後、開放されて処理部の排気側を負圧傾向に維持する
    ことを特徴とする減圧処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の減圧処理装置において、 上記熱処理部と上記メインバルブとの間に設けられてい
    るトラップ手段と、 このトラップ手段と熱処理部との間に設けられて排気通
    路を絞ることのできる排気コンダクタンス手段とを備
    え、 上記排気コンダクタンス手段は、減圧された熱処理部が
    常圧に復帰した後に排気通路を絞ることを特徴とする減
    圧処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の減圧処理装置において、 上記排気コンダクタンス手段と上記トラップ手段との間
    には、パージガスの供給部が設けられていることを特徴
    とする減圧処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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