JP4675388B2 - 被処理体の処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、熱処理型である被処理体の処理装置に関し、特に、反応副生成物の昇華に起因するパーティクルの被処理体への付着を防止することができる被処理体の処理装置に関する。
一般に縦型熱処理装置は、石英等から形成された円筒状の反応管(リアクタ)と、ヒータと、ウエハボートに載置された被処理体である半導体基板(ウエハ)を反応管内にロードし、処理後のウエハボートを反応管内からアンロードするローディング機構と、反応管内に処理ガスを供給するガス供給配管と、反応管内のガスを排気する排気配管とを備えている。
処理対象の半導体基板は、ウエハボートに載置されて反応管にロードされ、加熱下で、反応管に処理ガスが供給され、半導体基板と処理ガスが反応して又は処理ガス同士が反応して、半導体基板表面に成膜処理がなされる。成膜処理終了後、ウエハボードが反応管からアンロードされ、半導体基板がウエハボートから引き出され、この半導体基板は、次の工程に搬送される。
縦型熱処理装置には、成膜処理を行う際に反応副生成物が付着する。特に、反応管の下部に設けられたマニホールド部及び排気部近傍は、ウエハボートが配置される成膜処理領域に比べて温度が低いため、反応副生成物が付着してしまう。
付着した反応副生成物は、ウエハボートの反応管内へのローディング及びアンローディング時に半導体基板に吸着し、パーティクル発生の要因の1つとなっている。例えば、シリコン窒化膜(SiN膜)の成膜中には、塩化アンモニウム(NHCl)が反応管内の低温部分で固化する。この塩化アンモニウムが、半導体基板のローディング時に昇華し、半導体基板に吸着すると、その後の成膜工程で、この塩化アンモニウムが種となって、基板表面にパーティクルが形成されると考えられている。また、昇華した塩化アンモニウムと雰囲気中の水分とが反応して形成されるパーティクルが半導体基板に吸着し欠陥を引き起こすとも考えられている。
このため、高品質の半導体装置を高歩留まり率で製造することが困難な場合がある。
従来の縦型熱処理装置の構成では、反応管内での反応副生成物の生成を完全に防止する事は困難であり、その改善が望まれている。
本発明は、上記実状に鑑みてなされたもので、反応管内のパーティクルの発生を抑え、且つ、高品質の半導体装置等を高歩留まり率で製造することができる被処理体の処理装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の被処理体の処理装置は、
複数の被処理体を収納し、処理を施すための反応管と、
前記反応管内に、被処理体をロードし、処理済みの被処理体をアンロードするローディング機構と、
前記反応管に接続され、該反応管内のガスを排出するための排気通路と、
前記排気通路に接続され、前記反応管内のガスを排気するための排気手段と、
前記排気通路中に配置され、この排気通路を開閉するメインバルブと、
前記メインバルブを跨いで、排気通路同士を接続すると共に上記排気通路のガス流量よりも少ない流量で、前記反応管内のガスを排気するためのバイパス路と、
前記バイパス路中に配置されて、該バイパス路を開閉するバイパスバルブと、
前記排気通路の前記反応管と前記メインバルブとの間に接続され、被処理体のロードの動作中に、前記バイパス路のガス流量よりも少ない流量で前記反応管内のガスを排気するための排気ラインと、
前記排気ライン中に配置され、該排気ラインを開閉する排気ラインバルブと、
前記排気ライン中の前記排気ラインバルブの下流側に配置されたダンパと、
装置の各部を制御する制御手段と、
を備え、
前記制御手段は、被処理体のロード動作時に、前記排気ラインバルブを開くとともに、前記排気手段を制御して、該開いた状態の排気ラインバルブを介して、大気圧に対して−5〜−70mmHOの圧力差で前記反応管内のガスを排気する、
ことを特徴とする。
前記制御手段は、
前記排気ラインバルブを開くとともに、前記排気手段を制御して前記反応管内のガスを排気しながら、前記ローディング機構を制御して被処理体をローディングし、
ローディング完了後、前記反応管内が第1の圧力に達するまで、前記排気手段を制御して、前記排気ラインバルブを介して、前記反応管内のガスを排気し、
前記反応管内が前記第1の圧力に達した後、前記バイパスバルブを開くとともに、前記排気手段を制御して、前記バイパスバルブを介して、前記反応管内のガスを排気し、
前記反応管内が前記第1の圧力よりも低い第2の圧力に達した後、前記メインバルブを開くとともに、前記排気手段を制御して、前記メインバルブを介して、前記反応管内のガスを排気してもよい。
前記被処理体の処理装置は、前記反応管内にNHガスとSiHClガスとを供給して、被処理体にSiN膜を形成する装置であり、
前記制御手段は、例えば、被処理体のロード動作時に、前記バイパスバルブを開くとともに、前記排気手段を制御して、反応副生成物であるNHClの昇華ガスが前記被処理体に流れることを防止する。
本発明よれば、被処理対象の反応管へのロード及びアンロード時に、反応管内のガスを吸引するので、反応管内のパーティクルや昇華ガスが被処理対象に付着し、欠陥を形成することがない。
また、スロー排気用に設けられているスロー排気管と並列にさらに細い配管を配置して排気を行うので、設備の負担を大きくする必要がない。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、この発明の実施の形態にかかる縦型熱処理装置の構成を示す。
この縦型熱処理装置は、図1に示すごとく長手方向が垂直方向に向けられた円筒状の反応管11を備えている。反応管11は、耐熱材料、例えば、石英よりなる下端開口の外筒12と、外筒12内にその内壁に適宜離間されて同心円状に収容された上下端開口の内筒13とから構成された二重管構造を有する。
反応管11内には、石英等よりなるウエハボート(熱処理用ボート)14が設けられている。ウエハボート14には、被処理体である半導体基板(半導体ウエハ)15が垂直方向に所定の間隔で積層されて収容されている。
反応管11の周辺部には、反応管11を囲むように形成された、抵抗発熱体等よりなる加熱用ヒータ16が設けられている。
外筒12及び内筒13の下部には、外筒12及び内筒13を支持するステンレス製のマニホールド17が設けられている。
マニホールド17の上端部には、フランジ18が環状に形成されており、外筒12の下端部に形成されたフランジ19と、弾性部材よりなるOリング20を介して、気密封止可能に構成されている。また、内筒13の下端部はマニホールド17の内壁より内方に突出して形成された支持部21に載置されている。
マニホールド17の一側面部には、熱処理部(上方)に向けて曲折りされた石英等からなる第1と第2のガス供給管31、41がシール部材を介して挿通されている。
第1のガス供給管31には、接合部32を介して第1のガス配管33が接続されている。第1のガス配管33はガス流量を調整するマスフローコントローラ(MFC)34とガスの流れを制御するバルブVB1を介して第1のガス源35に接続されている。第1のガス源35は、例えば、アンモニア(NH)のガス源である。また、第1のガス配管33は、MFC34とバルブVB3を介して窒素ガス源36にも接続されている。
第2のガス供給管41には、接合部42を介して第2のガス配管43が接続されている。第2のガス配管43はガス流量を調整するマスフローコントローラ(MFC)44とガスの流れを制御するバルブVB2を介して第2のガス源45に接続されている。また、第2のガス配管43は、MFC44とバルブVB4を介して窒素ガス源46にも接続されている。
マニホールド17の下端部の開口部には円盤状の蓋体51が弾性部材よりなるOリング52を介して気密封止可能に設けられている。蓋体51の上面には保温筒53が配置され、保温筒53の上にウエハボート14が載置されている。蓋体51は、蓋体51の上面に載置されている保温筒53及びウエハボート14を反応管1に搬入・搬出(ロード・アンロード)するために上下方向に移動する昇降機構54に取り付けられている。
マニホールド17の他側面部には、排気管61が接続されている。排気管61は、ステンレス等からなり、接合部62を介して、径φが50〜200mm程度の排気配管63に接続されている。
排気配管63(63a,63b,63c)は、メインバルブMVとトラップTRPを順次介して真空ポンプVPに接続されている。
トラップTRPは、ディスクトラップ、水トラップ等からなり、排気ガス中の粒子を吸着する。
真空ポンプVPは、15000〜20000リットル/分程度の排気容量を有する。
メインバルブMVを跨いで(メインバルブMVと並列に)、排気配管63同士(63aと63b)を接続するバイパス管(いわゆるスローバキュームライン)64とサブバイパス管65とが配置されている。
バイパス管64は、反応管11内の排気を行う際に、排気当初、排気を徐々に行って、半導体基板15が動いたり、反応副生成物を巻き上げたりすることを防止するためのいわゆるスロー排気のために設けられている。バイパス管64の流量(排気流量面積)は排気配管63の排気流量(排気流量面積)よりも十分小さく設定されている。このバイパス管64は、例えば、ステンレス等からなり、径が10mm〜30mm程度で、バイパスバルブ(スローバキュームバルブ)SVを備える。
サブバイパス管65は、反応管11にウエハボート14をロード(搬入)又はアンロード(搬出)する際に、反応管11内を僅かに排気するために設けられている。
サブバイパス管65は、管路の一部をバイパス管64と共用している。このサブバイパス管65は、ステンレス等からなり、その流量(流量面積)はバイパス管64の排気流量(流量面積)よりも小さく、例えば、径が3mm〜10mm程度に形成されており、ニードルバルブNVと、このニードルバルブNVに直列に設けられたサブバルブSSVとを備える。
ニードルバルブNVは、バルブの両端の圧力差が予め定められた値、例えば、大気圧に対して−5〜−70mmHO(−0.05〜−0.7kPa)となるように、その開度が予め調整されている。また、サブバルブSSVは、サブバイパス管65を開閉する。
次に、この縦型熱処理装置の動作を、シリコン窒化膜Siを成膜する場合を例に、各バルブの開閉のタイミングを示す図3のタイミングチャートを参照して説明する。
なお、加熱用ヒータ16、マスフローコントローラ34,44、バルブVB1〜VB4,MV,SV,SSV、ガス源35,36,45,46、昇降機構54、オートプレッシャーコントローラ(図示せず)、真空ポンプVPは、これらを制御するためのコントローラ(図示せず)に接続されている。コントローラは、この縦型熱処理装置の各部の温度、圧力等を図示せぬセンサにより測定し、以下に説明する一連の処理を各部に制御信号等を供給することにより、自動的に制御する。
まず、図2に示すように、昇降機構54が下げられている状態において、半導体基板15が載置されたウエハボート14が、保温筒53の上に載置される。
このとき、加熱用ヒータ16を約700〜800℃程度に加熱しておく。
次に、真空ポンプVPを起動すると共にサブバルブSSVを開いて、反応管11内のガスの排気を開始し、排気しながら、昇降機構54を上昇させて、蓋体51及びウエハボート14を上方に移動させ、これによりウエハボート14を反応管11内にロードする。
このとき、反応管11の内部と排気配管63内(又はニードルバルブの流入側と流出側)との圧力の差が大気圧に対して−5〜−70mmHO、望ましくは、−10〜−50mmHO(−0.1〜−0.5kPa)程度となるように、サブバルブSSVを開けてニードルバルブの開度を調整する。
この圧力差により、反応管11内のガスが排気され、図4に概念的に示すように、反応副生成物の昇華ガス、昇華ガスと雰囲気中の水分とが反応して形成された粒子、その他の浮遊粒子が排気配管63を介して排気される。
また、圧力差が小さく、排気が比較的穏やかであるため、反応管11内のガスが乱れることがなく、付着物を巻き上げることもない。このため、これらの昇華ガスや粒子は、ローディング中の半導体基板15に吸着されることなく、排気配管63を介してトラップTRPに捕捉される。
ウエハボート14の反応管11内へのローディングが完了し、マニホールド17の下端部に形成されたフランジ22と蓋体51がOリング52を介して気密状態に達しても、しばらくは、そのままの状態で排気が継続される。
反応管11内の圧力が20Torr程度まで低下すると、バイパスバルブSVを開き(この時点で、サブバルブSSVを閉じてもよい)、さらに、排気を継続する。
反応管11内の圧力が5Torr程度まで低下すると、メインバルブMVを開き(この時点で、バイパスバルブSVとサブバルブSSVとを閉じてもよい)、反応管11内を所定圧力、例えば、4〜5×10−3Torrまで減圧する。
このように、バルブSSV、SV、MVを順次開いて、徐々に排気容量を大きくすることにより、反応管11内の圧力変動を穏やかなものとし、排気が進行して処理対象の半導体基板15の動きやパーティクルの巻上が起きない状態になった時点で主排気が行われる。
反応管11内の圧力が所定値に達すると、バルブVB1とVB2を開いて第1のガス源35よりNHを、第2のガス源45よりSiHClを反応管11内に供給すると共に加熱用ヒータ16により半導体基板15の温度を600〜700℃に調整する。
この間、メインバルブMVを開いたまま排気を続け、オートプレッシャーコントロールにより、反応管内の圧力を0.2〜0.4Torrに制御した状態で、所定時間、例えば、2時間維持して半導体基板15にSiを成膜処理する。
この成膜処理の間も、マニホールド17や排気管61近傍等の比較的低温の部分等に塩化アンモニウムNHClが固着する。
成膜処理が完了した後、バルブVB1とVB2を閉じ、反応ガスの供給を停止し、真空ポンプVPにより、反応管11内を再び、4〜5×10−3Torrまで減圧する。
続いて、メインバルブMVを閉じ、バルブVB3とVB4を開いて、窒素ガス源36,46から反応管11内に窒素ガスを供給し、反応管11内を常圧状態(大気圧)に戻す。
ここで、全てのバルブVB1〜VB4、MV,SV,SSVを閉じた状態とし、所定の時間、例えば、15分間放置して冷却する。
その後、サブバルブSSVを開き、ニードルバルブNVを介して、反応管11内の圧力(大気圧)に対して−5〜−70mmHO、望ましくは、−10〜−50mmHO程度の圧力差にて反応管11内のガスを吸引しながら、昇降機構54を駆動して、図2に示すように、ウエハボート14を反応管11から下降させてアンロードし、半導体基板15を搬送可能な状態にする。
ウエハボート14のアンロード時に、反応管11の低温部などに付着しているNHClが、熱処理後の高温の半導体基板15が近傍を通る際に昇華し、昇華ガスが雰囲気中の水分と反応してパーティクルが生成されることがある。しかし、このようなアンロード方法を採用することより、図4に模式的に示すように、昇華ガスやパーティクルが穏やかに吸引され、半導体基板15に付着することなく排出される。
以上説明したように、この実施の形態によれば、半導体基板15のロード動作時及びアンロード動作時に、反応管11内のガスを大気圧に対して−5〜−70mmHO、望ましくは、−10〜−50mmHO程度の圧力差で穏やかに排気する。従って、反応副生成物の昇華ガス及び昇華ガスに起因するパーティクル、さらに、反応副生成物のパーティクル及び一般のパーティクルを排気し、これらが半導体基板15に吸着され、成膜を阻害する等の欠陥を形成する事態を防止できる。
また、スロー排気用のバイパス管64とは別に、サブバイパス管65を形成したことにより、真空ポンプVPを用いて、ロード/アンロード時の排気、スロー排気、及び主排気を実施できる。
この発明は、上記実施の形態に限定されず、種々の変形及び応用が可能である。
例えば、上記実施の形態においては、バイパス管64とサブバイパス管65の一部を共通にしたが、バイパス管64とサブバイパス管65を完全に別体の構成としてもよい。
また、上記実施の形態においては、サブバイパス管65に開閉バルブSSVとニードルバルブNVとを直列に配置したが、開閉及び開度をフィードバック制御等により適当に制御できるならば、ニードルバルブNVだけを配置してもよい。
上記実施の形態においては、バイパス管64とサブバイパス管65を排気配管63aと63bを接続するように配置したが、ウエハボート14のロード及びアンロード時に、反応管内のガスを排気できるならば、バイパス管64とサブバイパス管65の接続・配置は任意に変更可能である。例えば、図5に示すように、バイパス管64とサブバイパス管65を、排気配管63aと63cとを接続するように配置してもよい。この構成によれば、バイパス管64とサブバイパス管65を通過したガスはトラップTRPを通過することがなく、流路のコンダクタンスが高く、流量の制御等が容易である。
また、上記実施の形態においては、サブバルブSSV及びニードルバルブNVを備えるサブバイパス管65をメインバルブMVに並列に配置することにより、ウエハボート14のロード/アンロード時の排気を行ったが、他の構成を用いてこの排気を行うことも可能である。
例えば、図6に概略を示すように、反応管11とメインバルブMVとの間に、バルブVB5とダンパーDAMを配置し、いわゆる工場排気72につながる、排気ライン71を配置してもよい。この排気ライン71は、バルブVB5がオンされたとき、ダンパーDAMにより緩和されて、大気圧に対して−5〜−70mmHOの圧力差で反応管11内を排気する。
この構成において、ウエハボート14のロード/アンロード時には、メインバルブMVとバイパスバルブ(スロー排気バルブ)SVが閉じられ、バルブVB5が開かれ、反応管11内のガスが大気圧に対して−5〜−70mmHO程度の圧力差で排気される。従って、図4に模式的に示す例と同様に、反応副生成物の昇華ガスやパーティクルが半導体基板15に付着する事態を防止できる。
上記実施の形態においては、シリコン窒化膜を成膜する場合を例に、この発明を説明したが、この発明は上記実施の形態に限定されず、様々な成膜処理及び他の処理に応用可能である。
被処理対象も半導体基板又はウエハに限定されず、ガラス基板、サファイア基板等、任意の物体を被処理対象とできる。
本発明の実施の形態にかかる成膜装置(半導体製造装置)の構造を示す図である。 図1の成膜装置から熱処理用ウエハボートを取り出した状態を示す図である。 図1及び図2に示す成膜装置の動作を説明するためのタイミングチャートである。 反応管内のパーティクルが排気される様子を模式的に示す図である。 この発明の成膜装置の変形例を示す図である。 この発明の成膜装置の変形例を示す図である。
符号の説明
11 反応管
12 外筒
13 内筒
14 ウエハボート
15 半導体基板
16 加熱用ヒータ
17 マニホールド
31、41 ガス供給管
35,45 ガス源
51 蓋体
54 昇降機構
61 排気管
63 排気配管
64 バイパス管
65 サブバイパス管

Claims (3)

  1. 複数の被処理体を収納し、処理を施すための反応管と、
    前記反応管内に、被処理体をロードし、処理済みの被処理体をアンロードするローディング機構と、
    前記反応管に接続され、該反応管内のガスを排出するための排気通路と、
    前記排気通路に接続され、前記反応管内のガスを排気するための排気手段と、
    前記排気通路中に配置され、この排気通路を開閉するメインバルブと、
    前記メインバルブを跨いで、排気通路同士を接続すると共に上記排気通路のガス流量よりも少ない流量で、前記反応管内のガスを排気するためのバイパス路と、
    前記バイパス路中に配置されて、該バイパス路を開閉するバイパスバルブと、
    前記排気通路の前記反応管と前記メインバルブとの間に接続され、被処理体のロードの動作中に、前記バイパス路のガス流量よりも少ない流量で前記反応管内のガスを排気するための排気ラインと、
    前記排気ライン中に配置され、該排気ラインを開閉する排気ラインバルブと、
    前記排気ライン中の前記排気ラインバルブの下流側に配置されたダンパと、
    装置の各部を制御する制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、被処理体のロード動作時に、前記排気ラインバルブを開くとともに、前記排気手段を制御して、該開いた状態の排気ラインバルブを介して、大気圧に対して−5〜−70mmHOの圧力差で前記反応管内のガスを排気する、
    ことを特徴とする被処理体の処理装置。
  2. 前記制御手段は、
    前記排気ラインバルブを開くとともに、前記排気手段を制御して前記反応管内のガスを排気しながら、前記ローディング機構を制御して被処理体をローディングし、
    ローディング完了後、前記反応管内が第1の圧力に達するまで、前記排気手段を制御して、前記排気ラインバルブを介して、前記反応管内のガスを排気し、
    前記反応管内が前記第1の圧力に達した後、前記バイパスバルブを開くとともに、前記排気手段を制御して、前記バイパスバルブを介して、前記反応管内のガスを排気し、
    前記反応管内が前記第1の圧力よりも低い第2の圧力に達した後、前記メインバルブを開くとともに、前記排気手段を制御して、前記メインバルブを介して、前記反応管内のガスを排気する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の被処理体の処理装置。
  3. 前記被処理体の処理装置は、前記反応管内にNHガスとSiHClガスとを供給して、被処理体にSiN膜を形成する装置であり、
    前記制御手段は、被処理体のロード動作時に、前記バイパスバルブを開くとともに、前記排気手段を制御して、反応副生成物であるNHClの昇華ガスが前記被処理体に流れることを防止する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の被処理体の処理装置。
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