JP2000174007A - 熱処理装置 - Google Patents

熱処理装置

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JP2000174007A
JP2000174007A JP10346393A JP34639398A JP2000174007A JP 2000174007 A JP2000174007 A JP 2000174007A JP 10346393 A JP10346393 A JP 10346393A JP 34639398 A JP34639398 A JP 34639398A JP 2000174007 A JP2000174007 A JP 2000174007A
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JP
Japan
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exhaust pipe
trap
exhaust
reaction
heat treatment
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JP10346393A
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English (en)
Inventor
Yukimasa Saito
幸正 齋藤
Hiroyuki Yamamoto
博之 山本
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Tokyo Electron Ltd
Original Assignee
Tokyo Electron Ltd
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Publication date
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  • Formation Of Insulating Films (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数種類の薄膜を成膜し、反応副生成物を除
去する熱処理装置を提供する。 【解決手段】 反応管11は、TEOSの分解によりシ
リコン酸化膜を形成し、アンモニアとジクロロシランの
反応によりシリコン窒化膜を形成する。排気管63に
は、ホットディスクトラップTRP1、コンビネーショ
ンバルブCV、切替トラップTRP2が配置される。排
気管63とディスクトラップTRP1とコンビネーショ
ンバルブCVとは加熱されている。ディスクトラップT
RP1は、シリコン酸化膜生成時の副生成物C
捕集する。シリコン窒化膜生成時の副生成物NHCl
は、加熱されたディスクトラップTRP1やコンビネー
ションバルブCVに付着することなく、切替トラップT
RP2で冷却されて捕集される。コンビネーションバル
ブCVは、反応副生成物が付着することなく、コンダク
タンスを制御して、排気管63内を所定圧力に維持す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は熱処理装置に関し、
特に、窒化膜と酸化膜のように成分の異なる多層膜を共
通の装置により積層するための熱処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイスは、DRAMに代表され
るように集積度が増々高くなりつつあり、デバイスの構
造、製法に種々の工夫がなされている。例えばDRAM
のキャパシタ絶縁膜については、絶縁耐圧を確保しなが
らプロセスの低温化を図るためにSiO2/Si34/Si
2膜やSiO2/Si34膜といった多層膜の利用が検討
されている。
【0003】デバイスについて高い信頼性を得るために
は、薄膜の膜質改善が要求される。例えば、Si34
中に酸素が取り込まれると、その誘電率が低下し、長期
信頼性も劣化する。従って、多層絶縁膜を形成するにあ
たっては、炉内への空気の巻き込みが少ない縦型熱処理
装置を使用することが適している。
【0004】そこで従来では、被処理体である半導体基
板上に例えばSiO2/Si34膜を形成する場合、ま
ず、半導体基板Wを例えば図5に示すような縦型熱処理
装置の減圧CVD(Chemical Vapor D
eposition)炉内に搬入し、例えばNH3とSi
2Cl2とをプロセスガスとして用いて、半導体基板W
の表面上にSi(シリコンナイトライド)膜を形
成する。その後、炉内から半導体基板を搬出し、それを
別の熱処理装置、例えば図6に示すような縦型熱処理装
置に搬送する。そしてその熱処理装置において、例えば
テトラエトキシシラン(以下「TEOS」とする)をプ
ロセスガスとして用いてSi膜上にSiO膜を積
層する。その後、炉内から半導体基板を搬出する。この
ようにして例えばポリシリコン層上にSi膜及び
SiO膜が積層された多層絶縁膜が得られる。
【0005】Si膜の形成に用いられる熱処理装
置110は、図5に示すように、熱処理部111と、そ
れにガス供給管112及びバルブV1を介して接続され
たプロセスガス供給源113と、熱処理部111に排気
管114を介して順に接続されたメインバルブMV、水
冷トラップ115及び真空ポンプ116と、熱処理部1
11とメインバルブMVとの間の排気管114にバルブ
V2を介して接続された圧力センサS1,S2と、熱処
理部111と水冷トラップ115との間の排気管114
及びメインバルブMVを加熱するヒータ117とから構
成されている。
【0006】Si膜の形成時には以下の反応式に
示すように副生成物として粉末状のNHCl(塩化ア
ンモニウム)が生成される。
【化1】10NH+3SiHCl→Si+6
NHCl+6H このNHClは、真空ポンプ116を稼動させてメイ
ンバルブMVを開けた状態で、排気管114及びメイン
バルブMVをヒータ117により150℃程度に加熱し
ておけば、排気管114及びメインバルブMVの内側に
付着するのが防止され、水冷トラップ115で冷却され
ることによって捕集される。これによって、NHCl
等の反応副生成物や未反応ガスなどが真空ポンプ116
に到達することにより引き起こされる吸引能力の低下や
各部の腐食等を防ぎ、さらに、排気管114やメインバ
ルブMVの内側に付着して排気のコンダクタンスを低下
させるのを防いでいる。
【0007】熱処理部111に半導体基板Wをロード
(搬入)またはアンロード(搬出)する時にはメインバ
ルブMVを閉じる。それによって水冷トラップ115に
捕集されたNHClの粉末が排気管114及びメイン
バルブMVを介して熱処理部111内へ逆流してパーテ
ィクルとなるのを防止している。
【0008】SiO膜の形成に用いられる熱処理装置
120は、図6に示すように、熱処理部121と、それ
にガス供給管122及びバルブV1を介して接続された
プロセスガス供給源123と、熱処理部121に排気管
124を介して順に接続されたディスクトラップ12
5、メインバルブMV及び真空ポンプ126と、熱処理
部121とディスクトラップ125との間の排気管12
4にバルブV2を介して接続された圧力センサS1,S
2と、熱処理部121の排気口からメインバルブMVま
での間の排気管124を加熱するヒータ127とから構
成されている。この熱処理装置では、ディスクトラップ
125は常温のままである。
【0009】TEOSを用いたSiO膜の形成時には
以下の反応式に示すように副生成物として炭化水素C
(ただしx,yはともに自然数)が生成される。
【化2】TEOS→SiO+C+HO Cは冷却しただけでは捕集され難いという特性を
有している。従って、ディスクトラップ125により排
気のコンダクタンスを小さくして、Cを捕集し、
それによって真空ポンプ126の吸引能力の低下や各部
の腐食等を防いでいる。また、排気管124に比べてコ
ンダクタンスが小さいメインバルブMVにCが付
着するのを防ぐために、ディスクトラップ125がメイ
ンバルブMVよりも上流側に配置され、メインバルブM
VにCが到達しないように構成されている。
【0010】しかし、別々の熱処理装置110,120
を用いて多層絶縁膜構造を形成しているため、熱処理装
置110,120間で半導体基板Wを搬送する時にSi
膜の上に自然酸化膜が形成されてしまう。特に減
圧CVD炉内で成膜を行った後に熱処理部110の下端
のキャップを開いたときに、大気の巻き込みを避けられ
ず、高温のSi膜の表面が大気に接触し、不均一
な厚い自然酸化膜が形成されてしまう。次の酸化工程の
前に半導体基板Wを洗浄しても、この自然酸化膜を均一
に除去することは困難である。また、熱処理装置120
に半導体基板Wをロードする際にも、かなり高い温度下
で大気にさらされるため、自然酸化膜の成長が促進さ
れ、この状態のまま熱処理装置120で所定のSiO
膜が形成される。従って多層絶縁膜の中に膜質の悪い酸
化膜が取り込まれるためデバイス例えばDRAMの信頼
性が低くなる。
【0011】更に減圧CVD炉から半導体基板を搬出
し、キャリアに収納して搬送し、酸化炉内に搬入する間
の半導体基板の移載の回数が多いため、パーティクルが
付着しやすい。多層絶縁膜は非常に薄く、今後DRAM
の高集積化に伴って一層薄くなる状況にあることから、
わずかなパーティクルの付着であっても絶縁膜の性能を
悪化させる。以上述べた問題点は、SiO膜の上にSi
膜を形成する場合にも同様である。
【0012】こうしたことから従来の別々の熱処理装置
を用いてSiO/Si膜やSiO/Si
SiO膜などを形成したのでは膜質の良好な多層絶縁
膜を得ることが困難であり、DRAMなどのデバイスの
高集積化を阻む一因となっている。
【0013】また半導体装置の製造分野においては、従
来は半導体チップの量産ラインにおける半導体基板1枚
当たりの製造コストが重要視されており、この製造コス
トを削減することに努力が払われていたが、近時半導体
チップの試作ラインにおいては開発期間の短縮を図るた
め製造コストよりもプロセス処理の実時間を削減するこ
とが重要であるとの報告がなされている(日経マイクロ
デバイス、1997年8月号、195〜202頁)。そ
して今後は量産ラインにおいても製造コストの削減と同
程度にプロセス処理の実時間の削減も重要になるであろ
うと指摘されている。
【0014】そこで、本発明者は上述したように従来例
えばSi膜の形成処理とSiO 膜の形成処理を別
々の熱処理装置を用いて行っていたが、これらを共通の
熱処理装置を用いて連続して行うことにより、半導体基
板1枚当たりの製造コストの削減とプロセス処理の実時
間の削減とを同時に満足することができるとともに、上
述したような別々の熱処理装置間での半導体基板の搬送
及び移載による自然酸化膜の生成及びパーティクルの付
着という問題を回避することができると考え、鋭意検討
を行った。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図5に
示す構成の熱処理装置110を用い、窒化膜を形成する
時と酸化膜を形成する時のプロセスガスを単純に替えた
だけでは、水冷トラップ115がメインバルブMVより
も下流側にあるため、酸化膜形成時に発生する副生成物
であるCが排気管114に比べてコンダクタンス
が小さいメインバルブMVの内側に付着してしまうとい
う問題点がある。
【0016】一方、図6に示す構成の熱処理装置120
を用いた場合には、Cはディスクトラップ125
において有効に捕集され、またディスクトラップ125
の温度(常温)がそれよりも上流側の排気管124の温
度(約150℃)よりも低いためNHClも捕集され
る。しかし、熱処理部121に半導体基板Wをロードま
たはアンロードする時にメインバルブMVを閉じても、
ディスクトラップ125がメインバルブMVよりも上流
側にあるため、ディスクトラップ125に捕集されたN
Clの粉末が排気管124を介して熱処理部121
内へ逆流してパーティクルが発生してしまうという問題
点がある。加えて捕集されたNHClの粉末によりデ
ィスクトラップ125のディスクが目詰まりしてしま
い、真空到達圧力の悪化が引き起こされるという問題点
もある。
【0017】本発明は、このような事情のもとになされ
たものであり、その目的は、例えば窒化膜と酸化膜など
の異なる種類の薄膜を同一の装置で連続して形成するこ
とにより多層絶縁膜構造を形成することができる熱処理
装置を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第1の観点にかかる熱処理装置は、被処理
体を収納可能な反応室と、前記反応室に接続された排気
管(排気配管)を有し、当該反応室内のガスを排出する
ための排気手段と、前記排気手段に接続され、前記排気
管内の反応副生成物を捕集する複数のトラップ手段と、
前記排気管を加熱する加熱手段と、前記複数のトラップ
手段の間に介在されており、前記排気管の管路の開度を
制御することにより、排気管内を所定圧力に維持する圧
力制御手段と、を備えることを特徴とする。
【0019】この構成によれば、形成する膜の種類に応
じて適切なトラップ手段を配置し、複数種の反応副生成
物を捕集することができる。また、複数のトラップ手段
の間に、圧力制御手段を配置しているので、圧力制御手
段に付着しやすい反応副生成物は、上流側のトラップで
捕集し、圧力制御手段に付着しにくい反応副生成物は、
圧力制御手段を通過して下流側のトラップ手段で捕集す
るなど、反応副生成物の種類に応じて、圧力制御手段へ
の反応副生成物の付着を抑えて、目詰まりなどを防止
し、反応室及び排気管の圧力の調整を適切に行うことが
できる。しかも、全てのトラップを通過した後に、圧力
制御手段を配置したのでは、圧力の制御が困難となる
が、トラップ手段の間に配置されているので、圧力の制
御が容易である。また、反応副生成物は、その温度によ
り付着する割合が異なるので、加熱手段により排気管を
加熱又は常温に維持することにより、反応副生成物の付
着量を制御することができる。
【0020】前記反応室は、例えば、アルコキシシラン
の分解により被処理体の上にシリコン酸化膜を形成し及
び/又はアンモニア及びジクロロシランの反応により被
処理体の上にシリコン窒化膜を形成する装置より構成さ
れている。この場合、前記複数のトラップ手段は、例え
ば、前記排気管内のアルコキシシランの分解により生成
される反応副生成物を除去するSiO副生成物トラッ
プと、前記排気管内のアンモニア及びジクロロシランの
反応により生成される反応副生成物を除去するSiN副
生成物トラップと、前記SiO副生成物トラップを1
00℃〜150℃に加熱する手段と、を備える。
【0021】アルコキシシランの分解により被処理体の
上にシリコン酸化膜を形成する装置は、例えば、反応室
にアルコキシシランガスをソースガスとして導入し、こ
れを分解してSiOを生成する。この時、反応副生成
物として、Cが生成されるが、これは加熱された
ディスクトラップにより捕集することができる。一方、
アンモニア及びジクロロシランの反応により被処理体の
上にシリコン窒化膜を形成する装置は、例えば、アンモ
ニアガスとジクロロシランガスとを反応室に導入し、こ
れを反応させることによりSiを生成する。この
とき、反応副生成物として、NHClが生成される
が、これは冷却されたトラップにより効率よく捕集する
ことができる。
【0022】従って、このような装置の場合には、例え
ば、複数のトラップ手段として、上流側に加熱したディ
スクトラップを、下流側に冷却トラップを配置し、両ト
ラップの間に圧力制御手段を配置すると効率的である。
また、シリコン窒化膜形成中は、排気管を加熱すること
により、排気管へのNHClの付着を防止し、冷却トラ
ップで効率よく捕集することができる。
【0023】上記目的を達成するため、この発明の第2
の観点に係る熱処理装置は、被処理体上に、シリコン酸
化膜とシリコン窒化膜を単一の装置で生成可能な熱処理
装置であって、アルコキシシランの分解により被処理体
の上にシリコン酸化膜を形成する手段と、アンモニア及
びジクロロシランの反応により被処理体の上にシリコン
窒化膜を形成する手段と、を備える反応室と、前記反応
室に接続された排気管を有し、反応室内のガスを排出す
るための排気手段と、前記排気手段に接続され、前記排
気管内のアルコキシシランの分解により生成される反応
副生成物を除去するSiO副生成物トラップ手段と、
前記排気手段の前記SiO副生成物トラップ手段より
も下流側に接続され、前記排気管内のアンモニア及びジ
クロロシランの反応により生成される反応副生成物を除
去するSiN副生成物トラップ手段と、前記排気管と前
記SiO副生成物トラップ手段とを加熱する加熱手段
と、前記2つのトラップ手段の間に介在されており、前
記排気管の管路の開度を制御することにより、排気管内
を所定圧力に維持する圧力制御手段と、を備えることを
特徴とする。
【0024】この熱処理装置によれば、単一の装置で酸
化シリコン膜と窒化シリコン膜とを成膜することができ
る。しかも、酸化シリコン膜の成膜時に発生する反応副
生成物をSiO副生成物トラップ手段で、シリコン窒
化膜の成膜時に発生する反応副生成物をSiN副生成物
トラップ手段により捕集することができる。シリコン窒
化膜生成時に発生する反応副生成物、例えば、HN
lは、冷却されると、効率よく捕集される。そこで、シ
リコン窒化膜の生成時などに、排気配管やSiO副生
成物トラップ手段を加熱手段により加熱することによ
り、排気途中での付着を抑えSiN副生成物トラップ手
段で効率よく、捕集することができる。
【0025】なお、アルコキシシランとしては、テトラ
エトキシシランが特に有効である。
【0026】前記反応室と排気管との少なくとも一方に
接続され、フッ化水素を供給して、前記反応室と排気管
との少なくとも一方を洗浄する手段を配置してもよい。
この構成により、排気管を取り外すなどの困難な処理を
行うことなく、洗浄が可能となる。
【0027】前記圧力制御手段は、例えば、圧力検出手
段と開度決定手段とバルブとを備え、前記圧力検出手段
は、前記排気管内の圧力を検出し、前記開度決定手段
は、前記圧力検出手段が検出した圧力と、前記所定圧力
とに基づいて、前記排気管内の圧力が所定圧力に収束す
るように前記排気管のコンダクタンスを決定し、前記バ
ルブは、前記排気管のコンダクタンスを前記開度決定手
段が決定した値に調整する。このような構成を採用する
ことにより、簡単な構成で、圧力制御が可能となる。ま
た、複数のトラップ手段の間に配置されているので、各
トラップ手段の特性を選択することにより、この圧力制
御手段への反応副生成物の付着を抑え、目詰まりを抑え
て、適切な圧力制御が可能となる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の実施の形態にかかる熱処理装置について説明する。
図1は、この発明の実施の形態にかかる縦型熱処理装置
の構成を示す。この縦型熱処理装置は、図1に示すごと
く長手方向が垂直方向に向けられた円筒状の反応管(反
応室)11を備えている。反応管11は、耐熱材料、例
えば、石英よりなる下端開口の外筒12と、外筒12内
にその内壁に適宜離間されて同心円状に収容された上下
端開口の内筒13とから構成された二重管構造を有す
る。
【0029】反応管11内には、石英等よりなるウエハ
ボート(熱処理用ボート)14が設けられている。ウエ
ハボート14には、処理対象の半導体基板(半導体ウエ
ハ)15が垂直方向に所定の間隔で積層されて収容され
ている。
【0030】反応管11の周辺部には、反応管11を囲
むように形成され、抵抗発熱体等よりなる昇温用ヒータ
16が設けられている。
【0031】外筒12及び内筒13の下部には、外筒1
2及び内筒13を支持するステンレス製のマニホールド
17が設けられている。マニホールド17の上端部に
は、フランジ18が環状に形成されており、外筒12の
下端部に形成されたフランジ19と、弾性部材よりなる
Oリング20を介して、気密封止可能に構成されてい
る。また、内筒13の下端部はマニホールド17の内壁
より内方に突出して形成された支持部21に載置されて
いる。
【0032】マニホールド17の一側面部には、熱処理
部(上方)に向けて曲折りされた石英等からなる第1〜
第3のガス供給管31a、31b及び31cがシール部
材を介して挿通されている。
【0033】第1のガス供給管31aには、接合部32
aを介して第1のガス配管33aが接続されている。第
1のガス配管33aはMFC34aとバルブVB1を介
して第1のガス源35aに接続されている。第1のガス
源35aは、例えば、ジクロロシラン(SiHCl
のガス源である。また、第1のガス配管33aは、MF
C34aとバルブVB3を介して窒素ガス源36aにも
接続されている。
【0034】第2のガス供給管31bには、接合部32
bを介して第2のガス配管33bが接続されている。第
2のガス配管33bはガス流量を調整するマスフローコ
ントローラ(MFC)34bとガスの流れを制御するバ
ルブVB2を介して第2のガス源35bに接続されてい
る。第2のガス源35bは、例えば、アンモニア(NH
)のガス源である。また、第2のガス配管33bは、
MFC34bとバルブVB4を介して窒素ガス源36b
にも接続されている。
【0035】第3のガス供給管31cには、接合部32
cを介して第3のガス配管33cが接続されている。第
3のガス配管33cはMFC34cとバルブVB5を介
して第3のガス源35cに接続されている。第3のガス
源35cは、例えば、アルコキシシラン、望ましくは、
テトラエトキシシラン(以下、単にTEOSと呼ぶ)の
ガス源である。
【0036】マニホールド17の下端部に形成されたフ
ランジ22には、円盤状の蓋体51が弾性部材よりなる
Oリング52を介して気密封止可能に設けられている。
蓋体51の上面には保温筒53が配置され、保温筒53
の上にウエハボート14が載置されている。蓋体51
は、蓋体51に載置されている保温筒53及びウエハボ
ート14を反応管11に搬入・搬出(ロード・アンロー
ド)するために上下方向に移動する昇降機構54に取り
付けられている。
【0037】マニホールド17の他側面部には、排気管
61が接続されている。排気管61は、ステンレス等か
らなり、接合部62を介して、排気ガスを外部に導くた
めの排気配管63に接続されている。
【0038】排気配管63は、配管63a〜63cを備
える。配管63aは、接合部62を介して排気管61に
接続され、反応管11からの排気ガスをホットディスク
トラップTRP1に導く。配管63bは、排気ガスを、
ホットディスクトラップTRP1、コンビネーションバ
ルブCV及び切替トラップTRP2を順次介して真空ポ
ンプVPの吸気口に導く。配管63cは一端が真空ポン
プVPの排気口に接続され、排気ガスを外部に導く。こ
の縦型熱処理装置は、配管63aとコンビネーションバ
ルブCVとを加熱するための排気経路用ヒータ65を備
えている。
【0039】ホットディスクトラップTRP1は、TE
OSからSiOを生成する際に発生する生成物である
炭化水素等を吸着するものであり、例えば、両端に排気
ガスが流入及び流出するガス導入口及びガス排出口を有
するハウジングと、このハウジング内に収納されている
ディスクアッセンブリ及びカバーと、加熱器とを備え
る。ガス導入口は配管63aに接続されており、ガス排
出口は配管63bを介してコンビネーションバルブCV
に接続されている。
【0040】ディスクアッセンブリは、両端が開放され
ている筒状をなしており、複数枚の、例えば開口部を有
する盤状の吸着材よりなるディスクを、互いに対峙しつ
つガス導入口からガス排出口へ向かって所定間隔おきに
一列に並ぶように保持している。ディスクアッセンブリ
の、ガス導入口に望む側の開放端は、カバーにより塞が
れている。加熱器は、ディスクアッセンブリに保持され
ているディスクにNHClが付着するのを阻止するた
めに、ディスクを加熱するものであり、ハウジングの周
囲を囲むように構成されていてもよいし、ハウジング内
に設けられていてもよい。
【0041】ガス導入口から流入したガスは、ディスク
アッセンブリとハウジングの内壁との間の間隙に流れ込
み、ディスクアッセンブリに保持されている各ディスク
の間にある間隙を通って、ディスクアッセンブリの内側
空間に流入し、次いでガス排出口から排出される。TE
OSからSiOを生成する際に発生する副生成物であ
る炭化水素は、排出ガスが各ディスクの間にある間隙を
通るときに、各ディスクに吸着される。
【0042】切替トラップTRP2は、排気ガス中のN
Clを吸着するためのものであり、並列に配置さ
れ、各自を通過する排気ガス中のNHClを吸着する
複数の水冷トラップと、切替部と、洗浄室とを備える。
【0043】切替トラップTRP2が備える各水冷トラ
ップは、排気ガスが流入及び流出するガス導入口及びガ
ス排出口を有するハウジングと、該ハウジング内に配置
される冷却部と、冷却部内を循環する冷却水の流入出部
を備えている。冷却部は冷却水により冷却される冷却水
循環部と、冷却水循環部の表面に設けられた複数の冷却
フィンとを備えている。
【0044】ガス導入口から流入したガスは、冷却部に
当たり冷却フィンと十分に接触して冷却される。それに
よって冷却により付着しうる物質、例えばアンモニア及
びジクロロシランの反応によりシリコン窒化膜を生成す
る際に発生する生成物であるNHClが冷却部上に析
出し、これにより排気ガスからNHClが除去され
る。NHClが除去された排気ガスはガス排出口から
真空ポンプVPへと排出される。
【0045】切替トラップTRP2の一つの水冷トラッ
プを排気ガスが通過しているとき、切替部は、操作者の
操作等に従って、他の水冷トラップにも排気ガスが通過
するようにし、次いで、従前から排気ガスが通過してい
た方の水冷トラップに流れる排気ガスを遮断して、該水
冷トラップを水を蓄えた洗浄室に接続する。洗浄室が蓄
えている水は、洗浄室が備えるポンプにより加圧され、
洗浄室に接続された水冷トラップに流入し、この水冷ト
ラップが捕集したNHClを洗い流して洗浄室に戻っ
て排出され、洗浄室には新たな水が蓄えられる。このよ
うな手順を繰り返すことにより、切替トラップTRP2
を構成する各水冷トラップは、他の水冷トラップが排気
ガスを通過させている間に洗浄され、切替トラップTR
P2は、間断なく排気ガスを通過させ、排気ガス中のN
Clを吸着できる。
【0046】コンビネーションバルブCVは、反応管1
1内の排気を行うために、ホットディスクトラップTR
P1と切替トラップTRP2との間に設けられており、
バルブと、バルブ制御部と、圧力検出部とを備える。圧
力検出部は、反応管11や配管63a内の圧力を検出し
てバルブ制御部に通知し、バルブ制御部は、圧力検出部
が通知した圧力が所望の値に収束するように、任意の制
御技術を用いてバルブの開度を調整することにより、ホ
ットディスクトラップTRP1から切替トラップTRP
2へと流れる排気ガスの流量を制御し、排気配管63内
の圧力を所望の値に維持する。
【0047】このような動作により、コンビネーション
バルブCVは、自己に並列に配置される他のバルブ等を
用いることなく、配管63a内の圧力を、実質的に0〜
760Torrの範囲の任意の値に調整し、維持する。従っ
て、排気ガスの流路を開閉する機構はコンビネーション
バルブCVを用いることにより簡素に構成され、複数の
バルブや、これら複数のバルブに並列に排気ガスを導く
ための配管などを含んだ、複雑でしかも流路のコンダク
タンスの低下を招くような構成が不要となる。この結
果、排気ガスの流路内にコンダクタンスが低下する部分
が形成されることが防止され、従って、後述する成膜処
理の間に生成される生成物が付着する箇所の増加が抑止
される。
【0048】真空ポンプVPは、吸気口及び排気口を備
え、15000〜20000リットル/分程度の排気容
量を有する。真空ポンプVPの排気口は、配管63cの
一端に接続される。
【0049】次に、この縦型熱処理装置の動作を、半導
体基板15上にシリコン酸化膜SiOとシリコン窒化
膜Siを順次成膜する場合を例として説明する。
【0050】なお、昇温用ヒータ16、マスフローコン
トローラ34a〜34c、コンビネーションバルブC
V、ガス源35a〜35c,36a,36b、バルブV
B1〜VB5、昇降機構54、真空ポンプVP、排気経
路用ヒータ65は、これらを制御するためのコントロー
ラ(図示せず)に接続されている。コントローラは、こ
の縦型熱処理装置の各部の温度、圧力等を図示せぬセン
サにより測定し、以下に説明する一連の処理を、各部に
制御信号等を供給することにより、自動的に制御する。
【0051】まず、図2に示すように、昇降機構54が
下げられている状態において、半導体基板15が載置さ
れたウエハボート14が、蓋体51上の保温筒53の上
に載置される。このとき、昇温用ヒータ16を約700
℃〜800℃に加熱しておく。
【0052】次に、昇降機構54を上昇させて、蓋体5
1及びウエハボート14を上方に移動させ、これにより
ウエハボート14を反応管11内にロードする。この
際、真空ポンプVPを駆動すると共にコンビネーション
バルブCVの開度を制御して、反応管11内の圧力(大
気圧)に対して−50mmHO程度の圧力差で反応管
11内のガスを吸引しながら、ウエハボート14をロー
ドする。これにより、図3に模式的に示すように、反応
管11内のパーティクルを吸引し、半導体基板15への
パーティクルの付着を防止する。
【0053】ウエハボート14の反応管11内へのロー
ディングが完了し、マニホールド17の下端部に形成さ
れたフランジ22と蓋体51とがOリング52を介して
気密状態に達すると、コンビネーションバルブCVをわ
ずかに開いてスロー排気(処理対象の半導体基板15の
動きや反応管11内での反応副生成物の巻上が起きない
ような排気速度での排気)を行い、反応管11内を所定
圧力、例えば、4〜5×10−3Torrまで減圧する。
【0054】反応管11内の圧力が所定値に達すると、
バルブVB1とVB2を開いて、第1のガス源35aよ
りSiHClを、第2のガス源35bよりNHを、
それぞれ反応管11内に供給すると共に昇温用ヒータ1
6により半導体基板15の温度を600〜700℃に調
整し、排気経路用ヒータ65は配管63aとコンビネー
ションバルブCVとを約100℃〜150℃に加熱す
る。さらに、コンビネーションバルブCVの開度を制御
して、反応管内の圧力を0.2〜0.4Torrに制御した
状態で排気を続け、この状態を所定時間、例えば、2時
間維持する。この間、反応管11内では、化学式3(化
学式1に等しい)に示す反応が起こり、半導体基板15
の表面にシリコン窒化膜(Si膜)が形成され
る。
【0055】
【化3】10NH+3SiHCl→Si+6
NHCl+6H
【0056】この成膜処理の間、ホットディスクトラッ
プTRP1の加熱部は、ホットディスクトラップTRP
1の各ディスクを100℃〜150℃程度に加熱する。
これにより、排気ガスがこれらのディスクにより冷却さ
れることが阻止され、従って、排気ガス中の副生成物で
あるNHClがこれらのディスクに付着することが阻
止される。
【0057】排気ガス中のNHClは、この成膜処理
の間、切替トラップTRP2により冷却されて捕集さ
れ、排気ガスからNHClが除去される。切替トラッ
プTRP2から流れ出す排気ガスは、真空ポンプVPに
より吸気され、配管63cに排出される。
【0058】Siの成膜処理が完了した後、バル
ブVB1とVB2を閉じ、反応ガスの供給を停止し、真
空ポンプVPを駆動させたままコンビネーションバルブ
CVを制御してスロー排気を行うことにより、反応管1
1内を再び、1×10−3Torr程度にまで減圧する。
【0059】反応管11内の圧力が所定値に達すると、
バルブVB5を開いて第3のガス源35cより、アルコ
キシシラン(望ましくはTEOS)を反応管11内に供
給すると共に、昇温用ヒータ16により半導体基板15
の温度を約700℃に調整する。なお、排気経路用ヒー
タ65は、配管63aとコンビネーションバルブCVと
を約100℃〜150℃に保つ。そして、コンビネーシ
ョンバルブCVの開度を制御して反応管11内の圧力を
約0.5Torrに制御した状態で排気を続け、この状態を
所定時間、例えば、20分間維持する。例えば、ガス源
35cから供給するガスをTEOSとした場合、反応管
11内では、化学式4(化学式2に等しい)に示す反応
が起こり、半導体基板15の表面にシリコン酸化膜(S
iO膜)が形成される。
【0060】
【化4】TEOS→SiO+C+HO x,yはともに自然数
【0061】排気ガス中の副生成物である炭化水素C
は、ホットディスクトラップTRP1で排気コンダ
クタンスが低下するため、各ディスクに付着し、炭化水
素が排気ガスから除去される。一方、排気ガスには、S
i膜の成膜処理の間にマニホールド17や排気管
61近傍等の比較的低温の部分に固着したNHClが
昇華するなどの原因でNHClも含まれている。しか
し、NHClは、ホットディスクトラップTRP1の
加熱部がホットディスクトラップTRP1の各ディスク
を100℃〜150℃程度に加熱しているため、各ディ
スクには付着せず、切替トラップTRP2により捕集さ
れる。切替トラップTRP2から流れ出す排気ガスは、
真空ポンプVPを経て配管63cから排出される。
【0062】成膜処理が完了した後、バルブVB5を閉
じて反応ガスの供給を停止し、真空ポンプVPにより、
反応管11内を再び、4〜5×10−3Torrまで減圧す
る。続いて、コンビネーションバルブCVを閉じ、バル
ブVB3とVB4を開いて、窒素ガス源36a,36b
から反応管11内に窒素ガスを供給し、反応管11内を
常圧状態(大気圧)に戻す。この後、所定の時間、例え
ば、15分間放置して冷却する。
【0063】その後、コンビネーションバルブCVの開
度を制御して反応管11内の圧力(すなわち大気圧)に
対して−50mmHO程度の圧力差で反応管11内の
ガスを吸引しながら、昇降機構54を駆動して、図3に
示すように、ウエハボート14を反応管11から下降さ
せてアンロードし、半導体基板15を搬出する。ウエハ
ボート14のアンロード時に、反応管11内の低温部な
どに付着しているNHClが、熱処理後の高温の半導
体基板15が近傍を通る際に昇華し、昇華ガスが雰囲気
中の水分と反応してパーティクルが生成されることがあ
る。しかし、このようなアンロード方法を採用すること
により、図3に模式的に示すように、昇華ガスやパーテ
ィクルが穏やかに吸引され、半導体基板15に付着する
ことなく排出される。
【0064】以上説明したように、この実施の形態の熱
処理装置によれば、 (1)1台の熱処理装置により半導体基板15上にシリ
コン酸化膜SiOとシリコン窒化膜Siを順次成
膜することができる。同様の成膜処理を繰り返すことに
より、シリコン酸化膜SiOとシリコン窒化膜Si
を任意の順番で積層して成膜することも可能である。
別々の装置で各膜を成膜した場合に比べ、スループット
が向上し、プロセス処理の実時間を削減でき、装置の占
有スペースを狭くすることができ、さらに、ウエハの移
載に伴うウエハの破損のおそれもない。
【0065】(2) SiOの副生成物であるC
は、排気配管63よりも排気コンダクタンスが低下す
るホットディスクトラップTRP1において捕集され
る。 (3) また、Siの成膜中、ホットディスクト
ラップTRP1の各ディスクと排気配管63とコンビネ
ーションバルブCVとが100℃〜150℃程度に加熱
される。これにより、排気ガスがこれらの装置により冷
却されることが防止され、成膜処理の間に発生する副生
成物であるNHClがこれらの装置に付着することが
阻止される。これにより、切替トラップTRP2で、副
生成物を有効に捕集することができる。
【0066】(4) コンビネーションバルブCVは、
ホットディスクトラップTRP1より下流側に配置され
ている。従って、シリコン酸化膜SiOの副生成物で
あるC については、ホットディスクトラップTR
P1により副生成物が捕集された後のガスが通過し、ほ
とんど付着しない。また、Siの成膜処理の間
は、加熱されているので、副生成物であるNHClは
ほとんど付着しない。従って、コンビネーションバルブ
CVは、長期間に亘り、反応管11及び排気配管63内
の圧力を適切に制御できる。
【0067】(第2の実施の形態)上述の成膜処理を繰
り返して行うと、反応管11にはSiOやSi
付着し、さらに、マニホールド17の下端部や、配管6
3aの屈曲部や、ホットディスクトラップTRP1の内
部など、特に、流路のコンダクタンスが低い部分に、反
応副生成物が付着し、適宜洗浄する必要がある。この洗
浄を簡単且つ効率よく行うことができる熱処理装置の実
施の形態を図4を参照して以下に説明する。
【0068】この実施の形態の熱処理装置の基本構成
は、図1に示す第1の実施の形態の熱処理装置と同一で
あり、同一部分には同一符号を示す。ただし、マニホー
ルド17の下端側部には、洗浄用のフッ化水素(HF)
を反応管11内に導くためのインレット64aが接続さ
れており、インレット64bは第4のガス配管33d及
びバルブVB6を介して、フッ化水素のガス源である第
4のガス源35dに接続されている。第4のガス源35
dは、バルブVB6及び第5のガス配管33eを介して
後述のインレット64bにも接続されており、また、バ
ルブVB6及び第6のガス配管33fを介して後述のイ
ンレット64cにも接続されている。
【0069】配管63aは屈曲部を有し、屈曲部の上流
側近傍には、配管63a内にフッ化水素を導くためのイ
ンレット64bが接続されている。インレット64b
は、第5のガス配管33e及びバルブVB6を介して第
4のガス源35dに接続されている。
【0070】配管63aのうち、ホットディスクトラッ
プTRP1のガス導入口近傍の上流側側面には、ホット
ディスクトラップTRP1内にフッ化水素を導くための
インレット64cが接続されている。インレット64c
は、第6のガス配管33f及びバルブVB6を介して第
4のガス源35dに接続されている。
【0071】真空ポンプVPの排気口は、配管63cの
一端に接続される。この実施の形態では、配管63cの
他端は2つに分岐しており、その一方はSiO及びSi
生成の際の副生成物を排出するための第1の排気
口を形成し、他方はフッ化水素を排出するための第2の
排気口を形成する。また、配管63cは弁69を備え、
真空ポンプVPから排出された排気ガスは、第1及び第
2の排気口のうち、操作者又は制御部がこの弁69を操
作することにより選択された方から排出される。
【0072】次に、この縦型熱処理装置の動作を、シリ
コン酸化膜SiO及びシリコン窒化膜Siを順次
成膜し、成膜処理終了後、この縦型熱処理装置の内部を
洗浄する場合を例として説明する。
【0073】まず、第1の実施の形態の処理と同様に、
ウエハボート14を反応管11内にロードする。続い
て、NHとSiHClとを反応させて、半導体基板
15にSiを成膜処理する。このとき、弁69
は、排気ガスが第1の排気口から排出されるように流路
を選択し、排気ガスは配管63cの第1の排気口から排
出される。
【0074】Siの成膜処理が完了した後、第3
のガス源35cよりTEOSを反応管11内に供給し、
これを分解処理して、半導体基板15にSiOを成膜
処理する。この際、切替トラップTRP2から流れ出す
排気ガスは、真空ポンプVPを経て配管63cの第1の
排気口から排出される。
【0075】成膜処理完了後、半導体基板15を冷却す
る。続いて、−50mmHO程度の圧力差で反応管1
1内のガスを吸引しながら、ウエハボート14をアンロ
ードし、ウエハボート14ごと半導体基板15を搬出
し、必要に応じて、半導体基板15をカセットなどに移
載する。
【0076】続いて、この縦型熱処理装置の内部及びウ
エハボート14を洗浄するため、半導体基板15を移載
した後のウエハボート14を蓋体51上の保温筒51上
に戻し、昇降機構54を上昇させ、蓋体51を上方に移
動させ、マニホールド17のフランジ22と蓋体51が
Oリング52を介して気密状態に達するようにする。ま
た、弁69は、排気ガスが第2の排気口から排出される
ように流路を選択する。
【0077】真空ポンプVPを起動してコンビネーショ
ンバルブCVを制御して、反応管11内を、10kPa
〜30kPa程度まで減圧する。また、昇温用ヒータ1
6により、反応管11内を約50℃程度に昇温し、ホッ
トディスクトラップTRP1の加熱部は、ホットディス
クトラップTRP1の各ディスクを100℃〜150℃
程度に加熱し続け、また、排気経路用ヒータ65も、配
管63aとコンビネーションバルブCVとを約100℃
〜150℃に加熱し続ける。
【0078】次いで、バルブVB6を開け、インレット
64a〜64cにフッ化水素を、所定時間、例えば約1
0分間、供給する。フッ化水素は、インレット64aか
らマニホールド17の下端部へ流入し、インレット64
bから配管63aの屈曲部の上流側近傍へ流入し、イン
レット64cからホットディスクトラップTRP1のガ
ス導入口へ流入し、真空ポンプVPに向かって流れる。
【0079】インレット64aに供給されたフッ化水素
により、反応管11の内壁やマニホールド17の下端
部、ウエハボート14などに付着したシリコン酸化物S
iO、炭化水素Hなどの付着物がこれらの部分
から分離され(すなわち洗浄され)、排気配管63を介
して排出される。
【0080】また、インレット64b、64cに供給さ
れたフッ化水素により、マニホールド17の下端部や、
配管63aの屈曲部や、ホットディスクトラップTRP
1の内部など、流路のコンダクタンスが低い部分に付着
した炭化水素がこれらの部分から分離され(すなわち洗
浄され)、真空ポンプVPを介して、配管63cの第2
の排気口から排出される。
【0081】洗浄が完了した後、バルブVB6を閉じて
フッ化水素の供給を停止し、真空ポンプVPにより、反
応管11内を再び、4〜5×10−3Torrまで減圧す
る。続いて、バルブVB3とVB4を開いて、窒素ガス
源36a,36bから反応管11内に窒素ガスを供給
し、反応管11内を常圧状態(大気圧)に戻す。
【0082】この構成によれば、1台の装置で複数種類
の膜を成膜できるだけでなく、反応管や配管を脱着せず
にクリーニングできる。特に、排気配管の屈曲部近傍の
上流側や、トラップの上流側近傍などのインダクタンス
が低下して、反応副生成物が付着し易い部分にフッ化水
素ガス導入用のインレット64を配置してあるので、付
着物を効率よくクリーニングすることができる。また、
トラップに付着した反応副生成物についても同様に除去
できる。
【0083】なお、この発明は、上記実施の形態に限定
されず、種々の変形及び応用が可能である。
【0084】例えば、上記実施の形態では、真空ポンプ
VPにより排気しながら、半導体基板15を反応管11
内にロード又はアンロードしたが、反応管内を排気する
手法は任意である。例えば、図4に示すように、排気配
管63の任意の位置、例えば、配管63aに、排気配管
63内を通過する排気ガスをいわゆる工場排気へ導く工
場排気管63dを配置し、この工場排気管63dに工場
排気バルブEVと図示せぬダンパなどを配置し、反応管
11内のガスを排気してもよい。
【0085】この構成においては、ウエハボート14の
ロード/アンロード時には、コンビネーションバルブC
Vが閉じられ、排気バルブEVが開かれ、反応管11内
のガスが大気圧に対して−5〜−70mmHO程度の圧
力差で排気される。従って、図3に模式的に示す例と同
様に、反応副生成物の昇華ガスやパーティクルが半導体
基板15に付着する事態を防止できる。
【0086】上記実施の形態においては、反応管11か
ら真空ポンプVPに至る流路を開閉するためにコンビネ
ーションバルブCVを用いたが、コンビネーションバル
ブCVに代えて、メインバルブと、自己の流路を開閉す
るサブバルブを備え、メインバルブを跨いで配置される
バイパス管とを配置してもよい。このような構成におい
て、上述した成膜処理においてスロー排気を行う場合
や、半導体基板15のアンロード時の排気の場合には、
メインバルブを閉じたまま、サブバルブの開度を調整す
ることにより、スロー排気やアンロード時の排気を行う
ようにすればよい。
【0087】なお、洗浄用のフッ化水素を注入する位置
は任意であり、排気ガスの温度を低下させたり排気ガス
のコンダクタンスを低下させたりするなどのため成膜処
理の間に発生する生成物が付着する危険がある任意の箇
所にインレットを設け、これらのインレットを介して、
第4のガス源35dに蓄えられているフッ化水素を排気
ガスの流路内に注入してよい。
【0088】また、切替トラップTRP2に代えて、例
えば、切替トラップTRP2が備えるものと実質的に同
一の水冷トラップが配置されていてもよい。また、ホッ
トディスクトラップTRP1及びコンビネーションバル
ブCVを互いに接続する部分をなす配管や、また、コン
ビネーションバルブCV及び切替トラップTRP2を互
いに接続する部分をなす配管を、排気経路用ヒータ65
が加熱を行っている期間と同じ期間中、例えば100℃
〜150℃に加熱するようにしてもよい。これにより、
これらの配管に炭化水素やNHClが付着する危険が
減少する。
【0089】上記実施の形態においては、シリコン窒化
膜及びシリコン酸化膜を成膜する場合を例に、この発明
を説明したが、この発明は上記実施の形態に限定され
ず、様々な成膜処理に応用可能である。例えば、TiCl
ガスとNH3ガスとを反応させて被処理基板にTiN膜
を形成する場合(反応副生成物としてNHClが生成
される)にも用いることができる。また、アルコキシシ
ラン以外の有機シリコン化合物を原料ガスとして用いる
場合にも適用できる。また、多層絶縁膜以外の薄膜を形
成する場合にも用いることができる。さらに、上記実施
の形態では、半導体基板(半導体ウエハ)上に成膜する
熱処理装置を例にこの発明を説明したが、この発明はガ
ラス基板などの任意の被処理体上に成膜する装置に適用
可能である。
【0090】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
1台の熱処理装置で、複数種類の膜を成膜でき、しか
も、成膜工程で発する反応副生成物を適切に除去するこ
とができる。また、圧力の制御を簡単な構成で実施する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態にかかる縦型熱処理
装置の構造を示す図である。
【図2】図1の縦型熱処理装置から熱処理用ウエハボー
トを取り出した状態を示す図である。
【図3】反応管内のパーティクルが排気される様子を模
式的に示す図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態にかかる縦型熱処理
装置の構造を示す図である。
【図5】従来のシリコン酸化膜形成用の縦型熱処理装置
の構成を示す図である。
【図6】従来のシリコン窒化膜形成用の縦型熱処理装置
の構成を示す図である。
【符号の説明】
11 反応管(反応室) 12 外筒 13 内筒 14 ウエハボート 15 半導体基板 16 昇温用ヒータ 17 マニホールド 31a〜31c ガス供給管 35a〜35d ガス源 51 蓋体 54 昇降機構 61 排気管 63 排気配管 63a〜63d 配管 64a〜64c インレット 65 排気経路用ヒータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5F045 AB32 AB33 AC02 AC05 AC07 AC12 AD10 AD11 AE19 DC51 DP19 DQ05 EB05 EB06 EB12 EC02 EC09 EF08 EG02 EG08 EJ01 EJ09 EK06 EM10 GB06 GB15 5F058 BA20 BD01 BD04 BD10 BF04 BF24 BF25 BF30 BG02 BJ01

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被処理体を収納可能な反応室と、 前記反応室に接続された排気管を有し、当該反応室内の
    ガスを排出するための排気手段と、 前記排気手段に接続され、前記排気管内の反応副生成物
    を捕集する複数のトラップ手段と、 前記排気管を加熱する加熱手段と、 前記複数のトラップ手段の間に介在されており、前記排
    気管の管路の開度を制御することにより、排気管内を所
    定圧力に維持する圧力制御手段と、 を備えることを特徴とする熱処理装置。
  2. 【請求項2】前記反応室は、アルコキシシランの分解に
    より被処理体の上にシリコン酸化膜を形成し及び/又は
    アンモニア及びジクロロシランの反応により被処理体の
    上にシリコン窒化膜を形成する装置より構成されてい
    る、 ことを特徴とする請求項1に記載の熱処理装置。
  3. 【請求項3】前記複数のトラップ手段は、 前記排気管内のアルコキシシランの分解により生成され
    る反応副生成物を除去するSiO副生成物トラップ
    と、 前記排気管内のアンモニア及びジクロロシランの反応に
    より生成される反応副生成物を除去するSiN副生成物
    トラップと、 前記SiO副生成物トラップを100℃〜150℃に
    加熱する手段と、を備えることを特徴とする請求項2に
    記載の熱処理装置。
  4. 【請求項4】被処理体上に、シリコン酸化膜とシリコン
    窒化膜を単一の装置で生成可能な熱処理装置であって、 アルコキシシランの分解により被処理体の上にシリコン
    酸化膜を形成する手段と、アンモニア及びジクロロシラ
    ンの反応により被処理体の上にシリコン窒化膜を形成す
    る手段と、を備える反応室と、 前記反応室に接続された排気管を有し、当該反応室内の
    ガスを排出するための排気手段と、 前記排気手段に接続され、前記排気管内のアルコキシシ
    ランの分解により生成される反応副生成物を除去するS
    iO副生成物トラップ手段と、 前記排気手段の前記SiO副生成物トラップ手段より
    も下流側に接続され、前記排気管内のアンモニア及びジ
    クロロシランの反応により生成される反応副生成物を除
    去するSiN副生成物トラップ手段と、 前記排気管を加熱する加熱手段と、 前記SiO副生成物トラップ手段とSiN副生成物の間
    に介在されており、前記排気管の管路の開度を制御する
    ことにより、排気管内を所定圧力に維持する圧力制御手
    段と、 を備えることを特徴とする熱処理装置。
  5. 【請求項5】前記反応室は、テトラエトキシシランの分
    解により被処理体の上にシリコン酸化膜を形成する装置
    より構成される、 ことを特徴とする請求項2、3又は4に記載の熱処理装
    置。
  6. 【請求項6】前記反応室と排気管との少なくとも一方に
    接続され、フッ化水素を供給して、前記反応室と排気管
    との少なくとも一方を洗浄する手段をさらに備える、 ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載
    の熱処理装置。
  7. 【請求項7】前記圧力制御手段は、圧力検出手段と開度
    決定手段とバルブとを備え、 前記圧力検出手段は、前記排気管内の圧力を検出し、 前記開度決定手段は、前記圧力検出手段が検出した圧力
    と、前記所定圧力とに基づいて、前記排気管内の圧力が
    所定圧力に収束するように前記排気管のコンダクタンス
    を決定し、 前記バルブは、前記排気管のコンダクタンスを前記開度
    決定手段が決定した値に調整する、 ことを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の
    熱処理装置。
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