JPH06243261A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

Info

Publication number
JPH06243261A
JPH06243261A JP5029436A JP2943693A JPH06243261A JP H06243261 A JPH06243261 A JP H06243261A JP 5029436 A JP5029436 A JP 5029436A JP 2943693 A JP2943693 A JP 2943693A JP H06243261 A JPH06243261 A JP H06243261A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
enlargement
line width
raster
raster data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5029436A
Other languages
English (en)
Inventor
Masami Inagi
雅美 稲木
Junichi Nakamura
准一 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP5029436A priority Critical patent/JPH06243261A/ja
Priority to TW082104378A priority patent/TW308667B/zh
Priority to KR1019930021747A priority patent/KR970004109B1/ko
Publication of JPH06243261A publication Critical patent/JPH06243261A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T3/00Geometric image transformations in the plane of the image

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Editing Of Facsimile Originals (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)
  • Image Generation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】ベクタデータとラスタデータとが混在する図形
データのベクタデータの線幅情報、あるいはベクタデー
タのみの図形データの線幅情報を意識することなく拡大
/縮小率に応じて適切な線幅を有するラスタデータに変
換して転送する。 【構成】入力部1がベクタデータD1およびラスタデー
タD2並びに拡大/縮小率データD3を受け付けると、
線幅設定部2が、線幅情報の値を拡大/縮小率データに
応じた拡大/縮小率の逆数を乗算した値に設定し、ベク
タ/ラスタ変換部3が、入力ベクタデータD1を設定さ
れた値の線幅でラスタデータに変換し、マージ部4が、
変換されたラスタデータと入力ラスタデータD2とをマ
ージし、拡大/縮小処理部5が、マージされたラスタデ
ータを拡大/縮小率で拡大/縮小処理し、出力転送部6
が、拡大/縮小処理されたラスタデータを出力装置に転
送出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、線幅情報を含む入力ベ
クタデータと入力ラスタデータ、あるいは線幅情報を含
む入力ベクタデータをラスタデータに拡大/縮小変換し
て出力装置に転送する画像処理装置に関し、特に拡大/
縮小処理時に適切な線幅補正を自動的に行って出力装置
に転送する画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、CAD(Computer-Aided Desig
n)等により作成したベクタデータによる図面をラスタ
プリンタに出力する場合や、イメージスキャナで読み取
ったラスタデータの一部をベクタデータに編集してラス
タプリンタに出力する場合、対応出力装置の有効記憶領
域幅の関係または最終出力用紙サイズの統一等のため、
作成した図面データを縮小または拡大処理して出力装置
から出力していた。
【0003】ところで、一般に、CADまたはベクタ処
理により編集を行う場合、多くの場合は内部的に使用す
る線を描画する「ペン(pen)」の種類は複数用意さ
れ、ベクタデータをラスタプリンタで出力する場合、
「ペン」の種類を線の太さに対応させようとするため、
ベクタ/ラスタ変換部に「ペン」の種類のパラメータを
通知するようにしている。
【0004】そして、このラスタプリンタに出力時の縮
小または拡大は次のような処理を行っている。
【0005】まず、ベクタデータとラスタデータとで表
された図面の拡大/縮小処理について説明する。
【0006】図8は、従来のベクタデータとラスタデー
タとで表された図面の拡大/縮小処理手順を示すフロー
チャートである。
【0007】図8において、まずベクタデータとラスタ
データとで表された図面データのうち、ベクタデータの
ペン幅の設定を行った後(ステップ301)、このベク
タデータをラスタデータに変換する(ステップ30
2)。従って、ベクタデータの始点/終点は拡大/縮小
率に対応して拡大/縮小された始点/終点データに変換
される。
【0008】そして、元のベクタデータとステップ30
2で変換されたベクタデータをマージする(ステップ3
03)。このマージして1つになったラスタデータに対
して、指定された拡大/縮小率で拡大/縮小処理を行い
(ステップ304)、この拡大/縮小処理されたラスタ
データをラスタプリンタに出力する(ステップ30
5)。
【0009】このように、ベクタデータは、ベクタデー
タの始点/終点データが指定された拡大/縮小率とは無
関係に、先にラスタデータに変換され、このラスタ変換
されたラスタデータとベクタで表された部分でない元の
ラスタデータとのマージを行い、このマージ後のラスタ
データを指定した拡大/縮小率の図面データに変換す
る。
【0010】従って、対象の図面の拡大/縮小によりベ
クタで表された線の太さが変化する。例えば、「A0」
の図面を「A4」の図面に縮小する場合、図面の全体構
成のサイズは縮小率に従って小さくなるとともに、ベク
タデータの線の太さは、ラスタデータとして細くなる。
【0011】このため、縮小前のベクタで表された線が
細い線は、縮小時に線が消えてしまうことがある。
【0012】次に、ベクタデータで表された図面の拡大
/縮小処理について説明する。
【0013】図9は、従来のベクタデータで表された図
面の拡大/縮小処理手順を示すフローチャートである。
【0014】図9において、まずベクタデータのペン幅
の設定を行った後(ステップ401)、このベクタデー
タを指定された拡大/縮小率に応じて拡大/縮小処理を
行う(ステップ402)。従って、このベクタデータの
始点/終点データは、指定された拡大/縮小率に対応し
て、拡大/縮小された始点/終点データに変換される。
【0015】そして、この拡大/縮小処理されたベクタ
データをラスタデータに変換し(ステップ403)、こ
の変換されたラスタデータをラスタプリンタから出力す
る(ステップ404)。
【0016】このように、指定された拡大/縮小率に対
応して、ベクタデータによる線画の始点/終点に対して
拡大/縮小変換がなされ、拡大/縮小変換後のベクタデ
ータをラスタデータに変換するようにしている。
【0017】しかし、ベクタデータの「PEN」番号、
すなわち「ペンの太さ」に対しては拡大/縮小率とは無
関係にラスタ変換が行われる。
【0018】従って、図面の拡大/縮小に拘らず、「P
EN」番号に対応するベクタで表された線の太さは一定
である。例えば、「A0」の図面を「A4」の図面に縮
小する場合、図面の全体構成のサイズは小さくなるが、
線の太さは変化しない。
【0019】このため、縮小前に描画された太い線は、
縮小時も同じ太い線で描画され、図面の全体構成とのバ
ランスが悪く、見ずらい出力図面となる。
【0020】なお、特開昭63−203363号公報に
は、指定された用紙サイズに応じて図形、画像のデータ
を縮倍するとともに複数のサイズの文字フォントから最
適なサイズのフォントを選択するようにして、印刷デー
タを編集し直さずに所定のサイズに印刷することができ
る印刷制御装置が記載されている。
【0021】その他、特開昭63−282831号公
報、特開平2−12575号公報、特開平2−9392
3号公報、特開平2−216587号公報、特開平3−
4319号公報にも出力装置への出力時の画像等の拡大
/縮小処理に関する技術が記載されている。
【0022】しかし、ベクタデータで表された線画の拡
大/縮小時における適切な線幅補正を行うものではな
い。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、従
来、ベクタデータとラスタデータとが混在するデータ、
あるいはベクタデータのみのデータをラスタデータに拡
大/縮小変換して出力装置に転送する際、ベクタデータ
とラスタデータとが混在するデータである場合は、ベク
タデータの始点/終点データが、指定された拡大/縮小
率とは無関係に、先にラスタデータに変換され、このラ
スタ変換されたラスタデータと元のラスタデータとのマ
ージを行い、このマージ後のラスタデータを指定した拡
大/縮小率のラスタデータに変換するようにしており、
元のベクタデータは、拡大/縮小処理により線の太さが
変化する。例えば、元のデータを縮小して出力する場
合、全体構成のサイズは縮小率に従って小さくなるとと
もに、ベクタデータの線の太さは、ラスタデータとして
細くなる。従って、縮小前のベクタデータで表された線
が細い線である場合は、縮小時に線が消えてしまうとい
う問題点があった。
【0024】また、ベクタデータのみのデータを拡大/
縮小処理して出力する場合は、指定された拡大/縮小率
に対応して、ベクタデータによる線画の始点/終点に対
して拡大/縮小変換がなされ、拡大/縮小変換後のベク
タデータをラスタデータに変換するようにしているが、
ベクタデータの線幅補正は行っておらず、拡大/縮小率
とは無関係にラスタ変換が行われる。従って、データの
拡大/縮小に拘らず、元のベクタデータで表された線の
太さは一定となり、例えば縮小する場合でも、全体構成
のサイズは小さくなるが、線の太さは変化しない。この
ため、縮小前に描画された太い線は、縮小時も同じ太い
線で描画され、図面の全体構成とのバランスが悪く、見
ずらい出力図面となるという問題点があった。
【0025】そこで、本発明は、かかる問題点を除去
し、ベクタデータとラスタデータとが混在するデータの
ベクタデータの線幅情報、あるいはベクタデータのみの
データの線幅情報を意識することなく拡大/縮小率に応
じて適切な線幅を有するラスタデータを転送することが
できる画像処理装置を提供することを目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、線幅情報
を含む入力ベクタデータと、入力ラスタデータとをラス
タデータに拡大/縮小変換して出力装置に転送する画像
処理装置において、前記線幅情報の値を指定入力された
拡大/縮小率に応じて拡大時は線幅が細くなる値に、縮
小時は線幅が太くなる値に変更された値に設定する設定
手段(図1の2)と、前記入力ベクタデータを前記設定
された値の線幅でラスタデータに変換する変換手段(図
1の3)と、前記変換手段により変換されたラスタデー
タと前記入力ラスタデータとをマージするマージ手段
(図1の4)と、前記マージ手段によりマージされたラ
スタデータを前記拡大/縮小率で拡大/縮小処理する拡
大/縮小手段(図1の5)と、前記拡大/縮小手段によ
り拡大/縮小処理されたラスタデータを転送出力する出
力制御手段(図1の6)とを具備したことを特徴とす
る。
【0027】第2の発明は、線幅情報を含む入力ベクタ
データをラスタデータに拡大/縮小変換して出力装置に
転送する画像処理装置において、前記線幅情報の値を指
定入力された拡大/縮小率に応じて拡大時は線幅が太く
なる値に、縮小時は線幅が細くなる値に変更された値に
設定する設定手段(図4の12)と、前記設定手段によ
り設定された値の線幅で入力ベクタデータを拡大/縮小
処理する拡大/縮小手段(図4の13)と、前記拡大/
縮小手段により拡大/縮小されたベクタデータをラスタ
データに変換する変換手段(図4の14)と、前記変換
手段により変換されたラスタデータを転送出力する出力
制御手段(図4の15)とを具備したことを特徴とす
る。
【0028】
【作用】第1の発明では、線幅情報を含む入力ベクタデ
ータと、入力ラスタデータとをラスタデータに拡大/縮
小変換して出力装置に転送する際、まず設定手段が、前
記線幅情報の値を指定入力された拡大/縮小率に応じて
拡大時は線幅が細くなる値に、縮小時は線幅が太くなる
値に変更された値に設定する。そして、変換手段が、前
記入力ベクタデータを前記設定された値の線幅でラスタ
データに変換する。ここで、マージ手段が、前記変換手
段により変換されたラスタデータと前記入力ラスタデー
タとをマージする。そして、拡大/縮小手段が、前記マ
ージ手段によりマージされたラスタデータを前記拡大/
縮小率で拡大/縮小処理し、出力制御手段が、前記拡大
/縮小手段により拡大/縮小処理されたラスタデータを
前記出力装置に転送出力するようにしている。従って、
拡大/縮小時に、前記出力装置からの出力される線画が
消失したり、極端に太くなったりすることはない。
【0029】また、第2の発明では、線幅情報を含む入
力ベクタデータをラスタデータに拡大/縮小変換して出
力装置に転送する際、まず設定手段が、前記線幅情報の
値を指定入力された拡大/縮小率に応じて拡大時は線幅
が太くなる値に、縮小時は線幅が細くなる値に変更され
た値に設定する。そして、拡大/縮小手段が、前記設定
手段により設定された値の線幅で入力ベクタデータを拡
大/縮小処理する。さらに、変換手段が、前記拡大/縮
小手段により拡大/縮小されたベクタデータをラスタデ
ータに変換し、出力制御手段が、前記変換手段により変
換されたラスタデータを前記出力装置に転送出力するよ
うにしている。従って、拡大/縮小時の全体図面に対し
バランスのとれた線幅を有した線画を前記出力装置から
出力することができる。
【0030】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例につ
いて説明する。
【0031】まず、図1は、第1の発明の一実施例であ
る画像処理装置の機能ブロック図である。
【0032】図1において、この画像処理装置は、ベク
タデータとラスタデータとを有する図面データをラスタ
データに拡大/縮小変換できるものであり、線幅情報を
含むベクタデータD1,ラスタデータD2,拡大/縮小
率を指定する拡大/縮小率データD3を入力する入力部
1、ベクタデータD1内の線幅情報の線幅の値を拡大/
縮小率データD3の逆数を掛けた値に設定する線幅設定
部2、ベクタデータD1をラスタデータに変換するベク
タ/ラスタ変換部3、ベクタ/ラスタ変換部3により変
換されたラスタデータとラスタデータD2とをマージす
るマージ部4、マージされたラスタデータを拡大/縮小
率データD3に基づいて拡大/縮小処理部5、この拡大
/縮小処理されたラスタデータあるいはマージされたの
みのラスタデータを図示していない出力装置であるラス
タプロッタに転送出力する出力転送部6から構成され
る。
【0033】次に、この画像処置装置の動作をフローチ
ャートに基づいて説明する。
【0034】図2は、第1の実施例である画像処理装置
の動作手順を示すフローチャートである。
【0035】図2において、まずベクタデータD1とラ
スタデータD2とを有する図面データ、および拡大/縮
小率を指定した拡大/縮小率データD3を入力部1が受
け取ると、線幅設定部2は、ベクタデータD1の線幅情
報の線幅を、拡大時は線幅を細く、縮小時は線幅を太く
するように、拡大/縮小率データD3の値の逆数を乗じ
た値に設定する(ステップ101)。そして、ベクタ/
ラスタ変換部3は、線幅設定部2で設定された線幅情報
を含むベクタデータをラスタデータに変換する(ステッ
プ102)。
【0036】そして、マージ部4は、ステップ102に
より変換されたラスタデータと、入力されたラスタデー
タD2とをマージする(ステップ103)。その後、拡
大/縮小率データD3をもとに、このマージされたラス
タデータを拡大/縮小処理するか否かを判断し(ステッ
プ104)、拡大/縮小処理する場合は、入力された拡
大/縮小率データD3に基づいて、ラスタデータを拡大
/縮小処理したラスタデータに変換処理する(ステップ
105)。そして、この拡大/縮小処理されたラスタデ
ータを図示していないラスタプロッタに転送出力する
(ステップ106)。
【0037】一方、ステップ104において、拡大/縮
小処理をしない場合は、ステップ106に移行し、マー
ジ部4でマージされたラスタデータをそのままラスタプ
ロッタに転送出力する。
【0038】そして、出力装置であるラスタプロッタは
受信したラスタデータを出力する。
【0039】ここで、ベクタデータとラスタデータとを
有する図形データの拡大/縮小変換例について従来の拡
大/縮小変換とを具体例をもとに比較して説明する。
【0040】図3は、入力ベクタデータと入力ラスタデ
ータとを有する図形データのラスタデータへの拡大/縮
小変換結果を従来例と比較した図である。
【0041】すなわち、図3(a)は、従来のラスタデ
ータへの拡大/縮小変換過程ごとの図形データを示し、
図3(b)は、図1の画像処理装置によるラスタデータ
への拡大/縮小変換過程ごとの図形データを示したもの
である。
【0042】ここで、入力されるデータは、入力ベクタ
データDT1,DT11と入力ラスタデータDT3,D
T14であり、入力ベクタデータDT1と入力ベクタデ
ータDT11は同じデータであり、入力ラスタデータD
T3と入力ラスタデータDT14は同じデータである。
また、指定される拡大/縮小率はともに「1/4」、線
幅のディメンジョンでは「1/2」である。さらに、入
力ベクタデータDT1,DT11は、始点P10,P1
2、終点P11,P13を有し、線幅W10,W14も
同一の値を有するものである。
【0043】図3(a)において、従来、入力ベクタデ
ータDT1で指定されている始点P10、終点P11で
線幅W10の線画は、そのままラスタデータに変換され
(DT2)、入力ラスタデータDT3とのマージ後(D
T4)、指定された縮小率「1/4」のラスタデータに
変換すると、始点P10と終点P11に対応する位置と
線幅W12は、縮小率「1/4」、すなわち線幅「1/
2」に比例して縮小される。特に、入力ベクタデータD
T1の線幅、すなわちラスタデータの線幅W12は、線
幅W13に縮小され、入力ベクタデータDT1の線幅が
小さい場合は、線幅W13が縮小変換により、ラスタデ
ータとして存在しなくなり、消失する場合がある。
【0044】これに対し、図3(b)では、入力ベクタ
データDT11の線幅W14をラスタデータに変換する
前に、線幅の値を縮小率の逆数を乗じた4倍(線幅とし
ては2倍)の線幅W15に設定しておくため、ラスタデ
ータに変換後の2倍の線幅W16は、縮小率「1/4」
による線幅「1/2」に縮小されても、入力ベクタデー
タDT11の線幅W14とほぼ等しい線幅W17を有し
たラスタデータDT16となる。これにより、縮小時に
入力ベクタデータが消失することを防ぐことができる。
【0045】次に、第2の発明である、ベクタデータの
みの図面データをラスタデータに拡大/縮小変換できる
画像処理装置について説明する。
【0046】図4は、第2の発明の一実施例である画像
処理装置の機能ブロック図である。
【0047】図4において、この画像処理装置は、線幅
情報を含むベクタデータD11のみからなる図面デー
タ,拡大/縮小率を指定する拡大/縮小率データD13
を入力する入力部11、ベクタデータD11内の線幅情
報の線幅の値を拡大/縮小率データD13を掛けた値に
設定する線幅設定部12、このベクタデータD11を拡
大/縮小率データD13に基づいて、拡大/縮小処理す
る拡大縮小処理部13、この拡大/縮小処理されたベク
タデータをラスタデータに変換するベクタ/ラスタ変換
部14、この変換されたラスタデータを図示していない
出力装置であるラスタプロッタに転送出力する出力転送
部15から構成される。
【0048】次に、図4の画像処置装置の動作をフロー
チャートに基づいて説明する。
【0049】図5は、第2の実施例である画像処理装置
の動作手順を示すフローチャートである。
【0050】図5において、まずベクタデータD11か
らなる図面データ、および拡大/縮小率を指定した拡大
/縮小率データD13を入力部11が受け取ると、線幅
設定部12は、ベクタデータD11の線幅情報の線幅
を、拡大時は線幅を太く、縮小時は線幅を細くするよう
に、拡大/縮小率データD13の値を乗じた値に設定す
る(ステップ201)。そして、拡大/縮小処理部13
は、拡大/縮小率データD13に基づいて拡大/縮小処
理をするか否かを判断し(ステップ202)、拡大/縮
小処理をする場合は、拡大/縮小データD13をもとに
線幅設定部12で設定された値の線幅を有するベクタデ
ータの拡大/縮小処理を行い(ステップ203)、この
拡大/縮小処理されたベクタデータをラスタデータに変
換する(ステップ204)。ここで、ステップ203に
おける拡大/縮小処理は、ベクタデータの始点および終
点のデータの拡大/縮小変換が行われる。従って、拡大
/縮小が指定入力された場合、ベクタデータの線幅はス
テップ201の処理により、ベクタデータの始点/終点
データは、ステップ203の処理により行われる。
【0051】一方、ステップ202において、拡大/縮
小処理をしない場合は、ステップ204に移行し、拡大
/縮小処理部13による拡大/縮小処理を行わずに、ベ
クタ/ラスタ変換部14が、ベクタデータをラスタデー
タに変換する。
【0052】そして、出力転送部15は、このラスタデ
ータを図示していないラスタプロッタに転送出力する
(ステップ205)。
【0053】ここで、ベクタデータのみの図形データの
拡大/縮小変換例について従来の拡大/縮小変換とを具
体例をもとに比較して説明する。
【0054】図6は、入力ベクタデータのみの図形デー
タのラスタデータへの拡大/縮小変換結果を従来例と比
較した図である。
【0055】すなわち、図6(a)は、従来のラスタデ
ータへの拡大/縮小変換過程ごとの図形データを示し、
図6(b)は、図4の画像処理装置によるラスタデータ
への拡大/縮小変換過程ごとの図形データを示したもの
である。
【0056】ここで、入力されるデータは、入力ベクタ
データDT20,DT23であり、入力ベクタデータD
T20と入力ベクタデータDT23は同じデータであ
る。また、指定される拡大/縮小率はともに「1/
4」、線幅のディメンジョンでは「1/2」である。さ
らに、入力ベクタデータDT20,DT23は、始点P
20,P22、終点P21,P23を有し、線幅W2
0,W23も同一の値を有するものである。
【0057】図6(a)において、従来、始点P20、
終点P21と線幅W20を有する入力ベクタデータDT
20は、始点P20と終点P21のみの縮小変換がなさ
れ、縮小後においても、線幅W21は線幅W20と同じ
値のままである。そして、このまま、ベクタ/ラスタ変
換がなされるため、縮小された図形全体に比して太い線
幅W22を有する線画のラスタデータDT22となる。
【0058】これに対し、図6(b)では、入力ベクタ
データDT23に対する始点P22、終点P23に対応
する縮小位置に変換するとともに、線幅W23の値も縮
小率「1/4」に対応して、線幅「1/2」に変換され
たベクタデータDT24が生成される。このため、ラス
タデータDT25に等倍で変換しても、図6(a)のラ
スタデータDT22のような図形全体に比して太い線幅
の線画となることはなく、図形全体に比して適切な線幅
を有した線画を有したラスタデータが生成される。
【0059】さて、このような図1あるいは図4に示し
た画像処理装置は、ローカルエリアネットワーク等の通
信網に接続されて応用される。
【0060】図7は、通信網Nに接続された場合の応用
例を示す図である。
【0061】図7において、出力サーバ32は、図1お
よび図4で示した画像処理装置の機能を有するものであ
る。また、CADワークステーション30は、主として
ベクタデータの図面を作成/編集するものであり、ベク
タ編集ワークステーション31は、主としてベクタデー
タとラスタデータとを有する図面を作成/編集するもの
であり、ともに通信網Nに接続されている。また、ラス
タプロッタ33は、出力サーバ32に接続されて、出力
サーバ32から転送されたラスタデータの図面を出力す
るものである。
【0062】すなわち、ベクタ編集ワークステーション
31から出力されるベクタデータとラスタデータとを有
する図形データは、出力サーバ32に入力され、図2で
示した処理手順に従って、出力サーバ32は拡大/縮小
されたラスタデータをラスタプロッタ33に転送出力
し、ラスタプロッタ33から転送されたラスタデータの
図形が出力される。
【0063】また、CADワークステーション30から
出力されるベクタデータからなる図形データは、出力サ
ーバ32に入力され、図5で示した処理手順に従って、
出力サーバ32は拡大/縮小されたラスタデータをラス
タプロッタ33に転送出力し、ラスタプロッタ33から
転送されたラスタデータの図形が出力される。
【0064】この際、出力サーバ32に入力される図形
データが、ベクタデータのみか、ベクタデータとラスタ
データとが混合されたデータであるのかは、図形データ
の送信元アドレスによって判定することができる。
【0065】なお、図1および図4で示した画像処理装
置の実施例においては、線幅の設定を拡大/縮小率の逆
数、あるいは拡大/縮小率に相当する値を乗算した値と
したが、これに限定されるものではなく、拡大/縮小率
に値に応じて重み付けをした値としてもよい。また、経
験等により取得したデータに基づいて適切な値、あるい
は関数により変換するようにしてもよい。ただし、図1
の画像処理装置においては、少なくとも拡大時は線幅を
細く、縮小時は太く設定するようにし、図4の画像処理
装置においては、少なくとも、拡大時は線幅を太く、縮
小時は線幅を細く設定するようにする。
【0066】このように、第1の実施例および第2の実
施例によれば、ベクタデータとラスタデータの混在した
図面データ、あるいはベクタデータのみの図面データを
拡大/縮小しても、拡大/縮小された図面全体に対して
適切な線幅を有した線画をラスタプリンタから出力する
ことができる。
【0067】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、第1の発明
では、線幅情報を含む入力ベクタデータと、入力ラスタ
データとをラスタデータに拡大/縮小変換して出力装置
に転送する際、入力ベクタデータの線幅情報の値を拡大
/縮小率に応じて拡大時は線幅が細くなるように、縮小
時は線幅が太くなるように予め設定した後、変換手段
が、ラスタデータに変換するようにしている。
【0068】従って、拡大/縮小時に、前記出力装置か
らの出力される線画が消失したり、極端に太くなったり
することはなく、図面全体に比して適切な線幅を有した
線画を出力することができるという利点を有する。
【0069】また、第2の発明では、線幅情報を含む入
力ベクタデータをラスタデータに拡大/縮小変換して出
力装置に転送する際、設定手段が、線幅情報の値を指定
入力された拡大/縮小率に応じて拡大時は線幅が太くな
るように、縮小時は線幅が細くなるように予め設定した
後、拡大/縮小手段が、拡大/縮小処理し、変換手段
が、ベクタデータをラスタデータに変換するようにして
いる。
【0070】従って、拡大/縮小時の全体図面に対しバ
ランスのとれた線幅を有した線画を前記出力装置から出
力することができるという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の一実施例である画像処理装置の機
能ブロック図。
【図2】第1の実施例である画像処理装置の動作手順を
示すフローチャート。
【図3】入力ベクタデータと入力ラスタデータとを有す
る図形データのラスタデータへの拡大/縮小変換結果を
従来例と比較した図。
【図4】第2の発明の一実施例である画像処理装置の機
能ブロック図。
【図5】第2の実施例である画像処理装置の動作手順を
示すフローチャート。
【図6】入力ベクタデータのみの図形データのラスタデ
ータへの拡大/縮小変換結果を従来例と比較した図。
【図7】通信網Nに接続された場合の応用例を示す図。
【図8】従来のベクタデータとラスタデータとで表され
た図面の拡大/縮小処理手順を示すフローチャート。
【図9】従来のベクタデータで表された図面の拡大/縮
小処理手順を示すフローチャート。
【符号の説明】
1 入力部 2 線幅設定部 3 ベクタ/ラスタ変換
部 4 マージ部 5 拡大/縮小処理部 6 出力転送部 D1 ベクタ
データ D2 ラスタデータ D3 拡大/縮小率データ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】線幅情報を含む入力ベクタデータと、入力
    ラスタデータとをラスタデータに拡大/縮小変換して出
    力装置に転送する画像処理装置において、 前記線幅情報の値を指定入力された拡大/縮小率に応じ
    て拡大時は線幅が細くなる値に、縮小時は線幅が太くな
    る値に変更された値に設定する設定手段と、 前記入力ベクタデータを前記設定された値の線幅でラス
    タデータに変換する変換手段と、 前記変換手段により変換されたラスタデータと前記入力
    ラスタデータとをマージするマージ手段と、 前記マージ手段によりマージされたラスタデータを前記
    拡大/縮小率で拡大/縮小処理する拡大/縮小手段と、 前記拡大/縮小手段により拡大/縮小処理されたラスタ
    データを転送出力する出力制御手段とを具備したことを
    特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】線幅情報を含む入力ベクタデータをラスタ
    データに拡大/縮小変換して出力装置に転送する画像処
    理装置において、 前記線幅情報の値を指定入力された拡大/縮小率に応じ
    て拡大時は線幅が太くなる値に、縮小時は線幅が細くな
    る値に変更された値に設定する設定手段と、 前記設定手段により設定された値の線幅で入力ベクタデ
    ータを拡大/縮小処理する拡大/縮小手段と、 前記拡大/縮小手段により拡大/縮小されたベクタデー
    タをラスタデータに変換する変換手段と、 前記変換手段により変換されたラスタデータを転送出力
    する出力制御手段とを具備したことを特徴とする画像処
    理装置。
JP5029436A 1993-02-18 1993-02-18 画像処理装置 Pending JPH06243261A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5029436A JPH06243261A (ja) 1993-02-18 1993-02-18 画像処理装置
TW082104378A TW308667B (en) 1993-02-18 1993-05-31 Image processing apparatus
KR1019930021747A KR970004109B1 (ko) 1993-02-18 1993-10-20 화상처리장치

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5029436A JPH06243261A (ja) 1993-02-18 1993-02-18 画像処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06243261A true JPH06243261A (ja) 1994-09-02

Family

ID=12276090

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5029436A Pending JPH06243261A (ja) 1993-02-18 1993-02-18 画像処理装置

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JPH06243261A (ja)
KR (1) KR970004109B1 (ja)
TW (1) TW308667B (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002202965A (ja) * 2000-12-28 2002-07-19 Brother Ind Ltd 印刷データ処理装置、印刷文字の太さ調整方法及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
JP2007334537A (ja) * 2006-06-14 2007-12-27 Fuji Xerox Co Ltd 画像処理システム、符号化システム、画像処理プログラムおよび符号化プログラム
WO2020093193A1 (en) * 2018-11-05 2020-05-14 Commscope, Inc. Of North Carolina Systems and methods for on-demand display of vector graphic images using raster graphics

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002202965A (ja) * 2000-12-28 2002-07-19 Brother Ind Ltd 印刷データ処理装置、印刷文字の太さ調整方法及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
JP2007334537A (ja) * 2006-06-14 2007-12-27 Fuji Xerox Co Ltd 画像処理システム、符号化システム、画像処理プログラムおよび符号化プログラム
WO2020093193A1 (en) * 2018-11-05 2020-05-14 Commscope, Inc. Of North Carolina Systems and methods for on-demand display of vector graphic images using raster graphics

Also Published As

Publication number Publication date
KR940020255A (ko) 1994-09-15
TW308667B (en) 1997-06-21
KR970004109B1 (ko) 1997-03-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH09172543A (ja) 画像処理装置
JP2911470B2 (ja) 文字処理装置及び方法
JPH04128970A (ja) 文書処理システム
JP4564986B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム
JPH06243261A (ja) 画像処理装置
JP2009269179A (ja) 印刷装置、プログラム及び記録媒体
JP3419450B2 (ja) 画素データ処理装置および方法
JP2806679B2 (ja) 文字発生装置
JP3155617B2 (ja) 文書処理方法及び装置
JP2711860B2 (ja) 出力制御方法およびその装置
JPH05110817A (ja) ミクスト・モ―ド文書処理装置
JPS63208898A (ja) 文字処理装置
JPH0375961A (ja) 文書作成機
JP3257567B2 (ja) ページイメージ情報処理装置および方法
JP2770719B2 (ja) フォームオーバレイデータ生成装置
JP2007081886A (ja) 描画処理装置
JP3089014B2 (ja) 出力制御方法及びその装置
JP2567185B2 (ja) 図形処理方法
JP2795269B2 (ja) ドットプリンタ
JPH03112668A (ja) 印刷装置
JPH06301367A (ja) 文字発生装置
JPH0493994A (ja) 文字処理装置
JPH11110170A (ja) 印刷処理システム及び印刷処理方法並びに印刷処理制御プログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JPH06311349A (ja) 印刷装置
JPH05274095A (ja) プリンタ制御装置