JPH06243261A - 画像処理装置 - Google Patents
画像処理装置Info
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- JPH06243261A JPH06243261A JP5029436A JP2943693A JPH06243261A JP H06243261 A JPH06243261 A JP H06243261A JP 5029436 A JP5029436 A JP 5029436A JP 2943693 A JP2943693 A JP 2943693A JP H06243261 A JPH06243261 A JP H06243261A
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- line width
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- raster data
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- 238000012545 processing Methods 0.000 claims abstract description 52
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 claims abstract description 41
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 24
- 230000008602 contraction Effects 0.000 claims description 2
- 238000012546 transfer Methods 0.000 abstract description 13
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 10
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 3
- 238000012937 correction Methods 0.000 description 2
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06T—IMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
- G06T3/00—Geometric image transformations in the plane of the image
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- General Physics & Mathematics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Theoretical Computer Science (AREA)
- Image Processing (AREA)
- Editing Of Facsimile Originals (AREA)
- Controls And Circuits For Display Device (AREA)
- Image Generation (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】ベクタデータとラスタデータとが混在する図形
データのベクタデータの線幅情報、あるいはベクタデー
タのみの図形データの線幅情報を意識することなく拡大
/縮小率に応じて適切な線幅を有するラスタデータに変
換して転送する。 【構成】入力部1がベクタデータD1およびラスタデー
タD2並びに拡大/縮小率データD3を受け付けると、
線幅設定部2が、線幅情報の値を拡大/縮小率データに
応じた拡大/縮小率の逆数を乗算した値に設定し、ベク
タ/ラスタ変換部3が、入力ベクタデータD1を設定さ
れた値の線幅でラスタデータに変換し、マージ部4が、
変換されたラスタデータと入力ラスタデータD2とをマ
ージし、拡大/縮小処理部5が、マージされたラスタデ
ータを拡大/縮小率で拡大/縮小処理し、出力転送部6
が、拡大/縮小処理されたラスタデータを出力装置に転
送出力する。
データのベクタデータの線幅情報、あるいはベクタデー
タのみの図形データの線幅情報を意識することなく拡大
/縮小率に応じて適切な線幅を有するラスタデータに変
換して転送する。 【構成】入力部1がベクタデータD1およびラスタデー
タD2並びに拡大/縮小率データD3を受け付けると、
線幅設定部2が、線幅情報の値を拡大/縮小率データに
応じた拡大/縮小率の逆数を乗算した値に設定し、ベク
タ/ラスタ変換部3が、入力ベクタデータD1を設定さ
れた値の線幅でラスタデータに変換し、マージ部4が、
変換されたラスタデータと入力ラスタデータD2とをマ
ージし、拡大/縮小処理部5が、マージされたラスタデ
ータを拡大/縮小率で拡大/縮小処理し、出力転送部6
が、拡大/縮小処理されたラスタデータを出力装置に転
送出力する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、線幅情報を含む入力ベ
クタデータと入力ラスタデータ、あるいは線幅情報を含
む入力ベクタデータをラスタデータに拡大/縮小変換し
て出力装置に転送する画像処理装置に関し、特に拡大/
縮小処理時に適切な線幅補正を自動的に行って出力装置
に転送する画像処理装置に関する。
クタデータと入力ラスタデータ、あるいは線幅情報を含
む入力ベクタデータをラスタデータに拡大/縮小変換し
て出力装置に転送する画像処理装置に関し、特に拡大/
縮小処理時に適切な線幅補正を自動的に行って出力装置
に転送する画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、CAD(Computer-Aided Desig
n)等により作成したベクタデータによる図面をラスタ
プリンタに出力する場合や、イメージスキャナで読み取
ったラスタデータの一部をベクタデータに編集してラス
タプリンタに出力する場合、対応出力装置の有効記憶領
域幅の関係または最終出力用紙サイズの統一等のため、
作成した図面データを縮小または拡大処理して出力装置
から出力していた。
n)等により作成したベクタデータによる図面をラスタ
プリンタに出力する場合や、イメージスキャナで読み取
ったラスタデータの一部をベクタデータに編集してラス
タプリンタに出力する場合、対応出力装置の有効記憶領
域幅の関係または最終出力用紙サイズの統一等のため、
作成した図面データを縮小または拡大処理して出力装置
から出力していた。
【0003】ところで、一般に、CADまたはベクタ処
理により編集を行う場合、多くの場合は内部的に使用す
る線を描画する「ペン(pen)」の種類は複数用意さ
れ、ベクタデータをラスタプリンタで出力する場合、
「ペン」の種類を線の太さに対応させようとするため、
ベクタ/ラスタ変換部に「ペン」の種類のパラメータを
通知するようにしている。
理により編集を行う場合、多くの場合は内部的に使用す
る線を描画する「ペン(pen)」の種類は複数用意さ
れ、ベクタデータをラスタプリンタで出力する場合、
「ペン」の種類を線の太さに対応させようとするため、
ベクタ/ラスタ変換部に「ペン」の種類のパラメータを
通知するようにしている。
【0004】そして、このラスタプリンタに出力時の縮
小または拡大は次のような処理を行っている。
小または拡大は次のような処理を行っている。
【0005】まず、ベクタデータとラスタデータとで表
された図面の拡大/縮小処理について説明する。
された図面の拡大/縮小処理について説明する。
【0006】図8は、従来のベクタデータとラスタデー
タとで表された図面の拡大/縮小処理手順を示すフロー
チャートである。
タとで表された図面の拡大/縮小処理手順を示すフロー
チャートである。
【0007】図8において、まずベクタデータとラスタ
データとで表された図面データのうち、ベクタデータの
ペン幅の設定を行った後(ステップ301)、このベク
タデータをラスタデータに変換する(ステップ30
2)。従って、ベクタデータの始点/終点は拡大/縮小
率に対応して拡大/縮小された始点/終点データに変換
される。
データとで表された図面データのうち、ベクタデータの
ペン幅の設定を行った後(ステップ301)、このベク
タデータをラスタデータに変換する(ステップ30
2)。従って、ベクタデータの始点/終点は拡大/縮小
率に対応して拡大/縮小された始点/終点データに変換
される。
【0008】そして、元のベクタデータとステップ30
2で変換されたベクタデータをマージする(ステップ3
03)。このマージして1つになったラスタデータに対
して、指定された拡大/縮小率で拡大/縮小処理を行い
(ステップ304)、この拡大/縮小処理されたラスタ
データをラスタプリンタに出力する(ステップ30
5)。
2で変換されたベクタデータをマージする(ステップ3
03)。このマージして1つになったラスタデータに対
して、指定された拡大/縮小率で拡大/縮小処理を行い
(ステップ304)、この拡大/縮小処理されたラスタ
データをラスタプリンタに出力する(ステップ30
5)。
【0009】このように、ベクタデータは、ベクタデー
タの始点/終点データが指定された拡大/縮小率とは無
関係に、先にラスタデータに変換され、このラスタ変換
されたラスタデータとベクタで表された部分でない元の
ラスタデータとのマージを行い、このマージ後のラスタ
データを指定した拡大/縮小率の図面データに変換す
る。
タの始点/終点データが指定された拡大/縮小率とは無
関係に、先にラスタデータに変換され、このラスタ変換
されたラスタデータとベクタで表された部分でない元の
ラスタデータとのマージを行い、このマージ後のラスタ
データを指定した拡大/縮小率の図面データに変換す
る。
【0010】従って、対象の図面の拡大/縮小によりベ
クタで表された線の太さが変化する。例えば、「A0」
の図面を「A4」の図面に縮小する場合、図面の全体構
成のサイズは縮小率に従って小さくなるとともに、ベク
タデータの線の太さは、ラスタデータとして細くなる。
クタで表された線の太さが変化する。例えば、「A0」
の図面を「A4」の図面に縮小する場合、図面の全体構
成のサイズは縮小率に従って小さくなるとともに、ベク
タデータの線の太さは、ラスタデータとして細くなる。
【0011】このため、縮小前のベクタで表された線が
細い線は、縮小時に線が消えてしまうことがある。
細い線は、縮小時に線が消えてしまうことがある。
【0012】次に、ベクタデータで表された図面の拡大
/縮小処理について説明する。
/縮小処理について説明する。
【0013】図9は、従来のベクタデータで表された図
面の拡大/縮小処理手順を示すフローチャートである。
面の拡大/縮小処理手順を示すフローチャートである。
【0014】図9において、まずベクタデータのペン幅
の設定を行った後(ステップ401)、このベクタデー
タを指定された拡大/縮小率に応じて拡大/縮小処理を
行う(ステップ402)。従って、このベクタデータの
始点/終点データは、指定された拡大/縮小率に対応し
て、拡大/縮小された始点/終点データに変換される。
の設定を行った後(ステップ401)、このベクタデー
タを指定された拡大/縮小率に応じて拡大/縮小処理を
行う(ステップ402)。従って、このベクタデータの
始点/終点データは、指定された拡大/縮小率に対応し
て、拡大/縮小された始点/終点データに変換される。
【0015】そして、この拡大/縮小処理されたベクタ
データをラスタデータに変換し(ステップ403)、こ
の変換されたラスタデータをラスタプリンタから出力す
る(ステップ404)。
データをラスタデータに変換し(ステップ403)、こ
の変換されたラスタデータをラスタプリンタから出力す
る(ステップ404)。
【0016】このように、指定された拡大/縮小率に対
応して、ベクタデータによる線画の始点/終点に対して
拡大/縮小変換がなされ、拡大/縮小変換後のベクタデ
ータをラスタデータに変換するようにしている。
応して、ベクタデータによる線画の始点/終点に対して
拡大/縮小変換がなされ、拡大/縮小変換後のベクタデ
ータをラスタデータに変換するようにしている。
【0017】しかし、ベクタデータの「PEN」番号、
すなわち「ペンの太さ」に対しては拡大/縮小率とは無
関係にラスタ変換が行われる。
すなわち「ペンの太さ」に対しては拡大/縮小率とは無
関係にラスタ変換が行われる。
【0018】従って、図面の拡大/縮小に拘らず、「P
EN」番号に対応するベクタで表された線の太さは一定
である。例えば、「A0」の図面を「A4」の図面に縮
小する場合、図面の全体構成のサイズは小さくなるが、
線の太さは変化しない。
EN」番号に対応するベクタで表された線の太さは一定
である。例えば、「A0」の図面を「A4」の図面に縮
小する場合、図面の全体構成のサイズは小さくなるが、
線の太さは変化しない。
【0019】このため、縮小前に描画された太い線は、
縮小時も同じ太い線で描画され、図面の全体構成とのバ
ランスが悪く、見ずらい出力図面となる。
縮小時も同じ太い線で描画され、図面の全体構成とのバ
ランスが悪く、見ずらい出力図面となる。
【0020】なお、特開昭63−203363号公報に
は、指定された用紙サイズに応じて図形、画像のデータ
を縮倍するとともに複数のサイズの文字フォントから最
適なサイズのフォントを選択するようにして、印刷デー
タを編集し直さずに所定のサイズに印刷することができ
る印刷制御装置が記載されている。
は、指定された用紙サイズに応じて図形、画像のデータ
を縮倍するとともに複数のサイズの文字フォントから最
適なサイズのフォントを選択するようにして、印刷デー
タを編集し直さずに所定のサイズに印刷することができ
る印刷制御装置が記載されている。
【0021】その他、特開昭63−282831号公
報、特開平2−12575号公報、特開平2−9392
3号公報、特開平2−216587号公報、特開平3−
4319号公報にも出力装置への出力時の画像等の拡大
/縮小処理に関する技術が記載されている。
報、特開平2−12575号公報、特開平2−9392
3号公報、特開平2−216587号公報、特開平3−
4319号公報にも出力装置への出力時の画像等の拡大
/縮小処理に関する技術が記載されている。
【0022】しかし、ベクタデータで表された線画の拡
大/縮小時における適切な線幅補正を行うものではな
い。
大/縮小時における適切な線幅補正を行うものではな
い。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、従
来、ベクタデータとラスタデータとが混在するデータ、
あるいはベクタデータのみのデータをラスタデータに拡
大/縮小変換して出力装置に転送する際、ベクタデータ
とラスタデータとが混在するデータである場合は、ベク
タデータの始点/終点データが、指定された拡大/縮小
率とは無関係に、先にラスタデータに変換され、このラ
スタ変換されたラスタデータと元のラスタデータとのマ
ージを行い、このマージ後のラスタデータを指定した拡
大/縮小率のラスタデータに変換するようにしており、
元のベクタデータは、拡大/縮小処理により線の太さが
変化する。例えば、元のデータを縮小して出力する場
合、全体構成のサイズは縮小率に従って小さくなるとと
もに、ベクタデータの線の太さは、ラスタデータとして
細くなる。従って、縮小前のベクタデータで表された線
が細い線である場合は、縮小時に線が消えてしまうとい
う問題点があった。
来、ベクタデータとラスタデータとが混在するデータ、
あるいはベクタデータのみのデータをラスタデータに拡
大/縮小変換して出力装置に転送する際、ベクタデータ
とラスタデータとが混在するデータである場合は、ベク
タデータの始点/終点データが、指定された拡大/縮小
率とは無関係に、先にラスタデータに変換され、このラ
スタ変換されたラスタデータと元のラスタデータとのマ
ージを行い、このマージ後のラスタデータを指定した拡
大/縮小率のラスタデータに変換するようにしており、
元のベクタデータは、拡大/縮小処理により線の太さが
変化する。例えば、元のデータを縮小して出力する場
合、全体構成のサイズは縮小率に従って小さくなるとと
もに、ベクタデータの線の太さは、ラスタデータとして
細くなる。従って、縮小前のベクタデータで表された線
が細い線である場合は、縮小時に線が消えてしまうとい
う問題点があった。
【0024】また、ベクタデータのみのデータを拡大/
縮小処理して出力する場合は、指定された拡大/縮小率
に対応して、ベクタデータによる線画の始点/終点に対
して拡大/縮小変換がなされ、拡大/縮小変換後のベク
タデータをラスタデータに変換するようにしているが、
ベクタデータの線幅補正は行っておらず、拡大/縮小率
とは無関係にラスタ変換が行われる。従って、データの
拡大/縮小に拘らず、元のベクタデータで表された線の
太さは一定となり、例えば縮小する場合でも、全体構成
のサイズは小さくなるが、線の太さは変化しない。この
ため、縮小前に描画された太い線は、縮小時も同じ太い
線で描画され、図面の全体構成とのバランスが悪く、見
ずらい出力図面となるという問題点があった。
縮小処理して出力する場合は、指定された拡大/縮小率
に対応して、ベクタデータによる線画の始点/終点に対
して拡大/縮小変換がなされ、拡大/縮小変換後のベク
タデータをラスタデータに変換するようにしているが、
ベクタデータの線幅補正は行っておらず、拡大/縮小率
とは無関係にラスタ変換が行われる。従って、データの
拡大/縮小に拘らず、元のベクタデータで表された線の
太さは一定となり、例えば縮小する場合でも、全体構成
のサイズは小さくなるが、線の太さは変化しない。この
ため、縮小前に描画された太い線は、縮小時も同じ太い
線で描画され、図面の全体構成とのバランスが悪く、見
ずらい出力図面となるという問題点があった。
【0025】そこで、本発明は、かかる問題点を除去
し、ベクタデータとラスタデータとが混在するデータの
ベクタデータの線幅情報、あるいはベクタデータのみの
データの線幅情報を意識することなく拡大/縮小率に応
じて適切な線幅を有するラスタデータを転送することが
できる画像処理装置を提供することを目的とする。
し、ベクタデータとラスタデータとが混在するデータの
ベクタデータの線幅情報、あるいはベクタデータのみの
データの線幅情報を意識することなく拡大/縮小率に応
じて適切な線幅を有するラスタデータを転送することが
できる画像処理装置を提供することを目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、線幅情報
を含む入力ベクタデータと、入力ラスタデータとをラス
タデータに拡大/縮小変換して出力装置に転送する画像
処理装置において、前記線幅情報の値を指定入力された
拡大/縮小率に応じて拡大時は線幅が細くなる値に、縮
小時は線幅が太くなる値に変更された値に設定する設定
手段(図1の2)と、前記入力ベクタデータを前記設定
された値の線幅でラスタデータに変換する変換手段(図
1の3)と、前記変換手段により変換されたラスタデー
タと前記入力ラスタデータとをマージするマージ手段
(図1の4)と、前記マージ手段によりマージされたラ
スタデータを前記拡大/縮小率で拡大/縮小処理する拡
大/縮小手段(図1の5)と、前記拡大/縮小手段によ
り拡大/縮小処理されたラスタデータを転送出力する出
力制御手段(図1の6)とを具備したことを特徴とす
る。
を含む入力ベクタデータと、入力ラスタデータとをラス
タデータに拡大/縮小変換して出力装置に転送する画像
処理装置において、前記線幅情報の値を指定入力された
拡大/縮小率に応じて拡大時は線幅が細くなる値に、縮
小時は線幅が太くなる値に変更された値に設定する設定
手段(図1の2)と、前記入力ベクタデータを前記設定
された値の線幅でラスタデータに変換する変換手段(図
1の3)と、前記変換手段により変換されたラスタデー
タと前記入力ラスタデータとをマージするマージ手段
(図1の4)と、前記マージ手段によりマージされたラ
スタデータを前記拡大/縮小率で拡大/縮小処理する拡
大/縮小手段(図1の5)と、前記拡大/縮小手段によ
り拡大/縮小処理されたラスタデータを転送出力する出
力制御手段(図1の6)とを具備したことを特徴とす
る。
【0027】第2の発明は、線幅情報を含む入力ベクタ
データをラスタデータに拡大/縮小変換して出力装置に
転送する画像処理装置において、前記線幅情報の値を指
定入力された拡大/縮小率に応じて拡大時は線幅が太く
なる値に、縮小時は線幅が細くなる値に変更された値に
設定する設定手段(図4の12)と、前記設定手段によ
り設定された値の線幅で入力ベクタデータを拡大/縮小
処理する拡大/縮小手段(図4の13)と、前記拡大/
縮小手段により拡大/縮小されたベクタデータをラスタ
データに変換する変換手段(図4の14)と、前記変換
手段により変換されたラスタデータを転送出力する出力
制御手段(図4の15)とを具備したことを特徴とす
る。
データをラスタデータに拡大/縮小変換して出力装置に
転送する画像処理装置において、前記線幅情報の値を指
定入力された拡大/縮小率に応じて拡大時は線幅が太く
なる値に、縮小時は線幅が細くなる値に変更された値に
設定する設定手段(図4の12)と、前記設定手段によ
り設定された値の線幅で入力ベクタデータを拡大/縮小
処理する拡大/縮小手段(図4の13)と、前記拡大/
縮小手段により拡大/縮小されたベクタデータをラスタ
データに変換する変換手段(図4の14)と、前記変換
手段により変換されたラスタデータを転送出力する出力
制御手段(図4の15)とを具備したことを特徴とす
る。
【0028】
【作用】第1の発明では、線幅情報を含む入力ベクタデ
ータと、入力ラスタデータとをラスタデータに拡大/縮
小変換して出力装置に転送する際、まず設定手段が、前
記線幅情報の値を指定入力された拡大/縮小率に応じて
拡大時は線幅が細くなる値に、縮小時は線幅が太くなる
値に変更された値に設定する。そして、変換手段が、前
記入力ベクタデータを前記設定された値の線幅でラスタ
データに変換する。ここで、マージ手段が、前記変換手
段により変換されたラスタデータと前記入力ラスタデー
タとをマージする。そして、拡大/縮小手段が、前記マ
ージ手段によりマージされたラスタデータを前記拡大/
縮小率で拡大/縮小処理し、出力制御手段が、前記拡大
/縮小手段により拡大/縮小処理されたラスタデータを
前記出力装置に転送出力するようにしている。従って、
拡大/縮小時に、前記出力装置からの出力される線画が
消失したり、極端に太くなったりすることはない。
ータと、入力ラスタデータとをラスタデータに拡大/縮
小変換して出力装置に転送する際、まず設定手段が、前
記線幅情報の値を指定入力された拡大/縮小率に応じて
拡大時は線幅が細くなる値に、縮小時は線幅が太くなる
値に変更された値に設定する。そして、変換手段が、前
記入力ベクタデータを前記設定された値の線幅でラスタ
データに変換する。ここで、マージ手段が、前記変換手
段により変換されたラスタデータと前記入力ラスタデー
タとをマージする。そして、拡大/縮小手段が、前記マ
ージ手段によりマージされたラスタデータを前記拡大/
縮小率で拡大/縮小処理し、出力制御手段が、前記拡大
/縮小手段により拡大/縮小処理されたラスタデータを
前記出力装置に転送出力するようにしている。従って、
拡大/縮小時に、前記出力装置からの出力される線画が
消失したり、極端に太くなったりすることはない。
【0029】また、第2の発明では、線幅情報を含む入
力ベクタデータをラスタデータに拡大/縮小変換して出
力装置に転送する際、まず設定手段が、前記線幅情報の
値を指定入力された拡大/縮小率に応じて拡大時は線幅
が太くなる値に、縮小時は線幅が細くなる値に変更され
た値に設定する。そして、拡大/縮小手段が、前記設定
手段により設定された値の線幅で入力ベクタデータを拡
大/縮小処理する。さらに、変換手段が、前記拡大/縮
小手段により拡大/縮小されたベクタデータをラスタデ
ータに変換し、出力制御手段が、前記変換手段により変
換されたラスタデータを前記出力装置に転送出力するよ
うにしている。従って、拡大/縮小時の全体図面に対し
バランスのとれた線幅を有した線画を前記出力装置から
出力することができる。
力ベクタデータをラスタデータに拡大/縮小変換して出
力装置に転送する際、まず設定手段が、前記線幅情報の
値を指定入力された拡大/縮小率に応じて拡大時は線幅
が太くなる値に、縮小時は線幅が細くなる値に変更され
た値に設定する。そして、拡大/縮小手段が、前記設定
手段により設定された値の線幅で入力ベクタデータを拡
大/縮小処理する。さらに、変換手段が、前記拡大/縮
小手段により拡大/縮小されたベクタデータをラスタデ
ータに変換し、出力制御手段が、前記変換手段により変
換されたラスタデータを前記出力装置に転送出力するよ
うにしている。従って、拡大/縮小時の全体図面に対し
バランスのとれた線幅を有した線画を前記出力装置から
出力することができる。
【0030】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例につ
いて説明する。
いて説明する。
【0031】まず、図1は、第1の発明の一実施例であ
る画像処理装置の機能ブロック図である。
る画像処理装置の機能ブロック図である。
【0032】図1において、この画像処理装置は、ベク
タデータとラスタデータとを有する図面データをラスタ
データに拡大/縮小変換できるものであり、線幅情報を
含むベクタデータD1,ラスタデータD2,拡大/縮小
率を指定する拡大/縮小率データD3を入力する入力部
1、ベクタデータD1内の線幅情報の線幅の値を拡大/
縮小率データD3の逆数を掛けた値に設定する線幅設定
部2、ベクタデータD1をラスタデータに変換するベク
タ/ラスタ変換部3、ベクタ/ラスタ変換部3により変
換されたラスタデータとラスタデータD2とをマージす
るマージ部4、マージされたラスタデータを拡大/縮小
率データD3に基づいて拡大/縮小処理部5、この拡大
/縮小処理されたラスタデータあるいはマージされたの
みのラスタデータを図示していない出力装置であるラス
タプロッタに転送出力する出力転送部6から構成され
る。
タデータとラスタデータとを有する図面データをラスタ
データに拡大/縮小変換できるものであり、線幅情報を
含むベクタデータD1,ラスタデータD2,拡大/縮小
率を指定する拡大/縮小率データD3を入力する入力部
1、ベクタデータD1内の線幅情報の線幅の値を拡大/
縮小率データD3の逆数を掛けた値に設定する線幅設定
部2、ベクタデータD1をラスタデータに変換するベク
タ/ラスタ変換部3、ベクタ/ラスタ変換部3により変
換されたラスタデータとラスタデータD2とをマージす
るマージ部4、マージされたラスタデータを拡大/縮小
率データD3に基づいて拡大/縮小処理部5、この拡大
/縮小処理されたラスタデータあるいはマージされたの
みのラスタデータを図示していない出力装置であるラス
タプロッタに転送出力する出力転送部6から構成され
る。
【0033】次に、この画像処置装置の動作をフローチ
ャートに基づいて説明する。
ャートに基づいて説明する。
【0034】図2は、第1の実施例である画像処理装置
の動作手順を示すフローチャートである。
の動作手順を示すフローチャートである。
【0035】図2において、まずベクタデータD1とラ
スタデータD2とを有する図面データ、および拡大/縮
小率を指定した拡大/縮小率データD3を入力部1が受
け取ると、線幅設定部2は、ベクタデータD1の線幅情
報の線幅を、拡大時は線幅を細く、縮小時は線幅を太く
するように、拡大/縮小率データD3の値の逆数を乗じ
た値に設定する(ステップ101)。そして、ベクタ/
ラスタ変換部3は、線幅設定部2で設定された線幅情報
を含むベクタデータをラスタデータに変換する(ステッ
プ102)。
スタデータD2とを有する図面データ、および拡大/縮
小率を指定した拡大/縮小率データD3を入力部1が受
け取ると、線幅設定部2は、ベクタデータD1の線幅情
報の線幅を、拡大時は線幅を細く、縮小時は線幅を太く
するように、拡大/縮小率データD3の値の逆数を乗じ
た値に設定する(ステップ101)。そして、ベクタ/
ラスタ変換部3は、線幅設定部2で設定された線幅情報
を含むベクタデータをラスタデータに変換する(ステッ
プ102)。
【0036】そして、マージ部4は、ステップ102に
より変換されたラスタデータと、入力されたラスタデー
タD2とをマージする(ステップ103)。その後、拡
大/縮小率データD3をもとに、このマージされたラス
タデータを拡大/縮小処理するか否かを判断し(ステッ
プ104)、拡大/縮小処理する場合は、入力された拡
大/縮小率データD3に基づいて、ラスタデータを拡大
/縮小処理したラスタデータに変換処理する(ステップ
105)。そして、この拡大/縮小処理されたラスタデ
ータを図示していないラスタプロッタに転送出力する
(ステップ106)。
より変換されたラスタデータと、入力されたラスタデー
タD2とをマージする(ステップ103)。その後、拡
大/縮小率データD3をもとに、このマージされたラス
タデータを拡大/縮小処理するか否かを判断し(ステッ
プ104)、拡大/縮小処理する場合は、入力された拡
大/縮小率データD3に基づいて、ラスタデータを拡大
/縮小処理したラスタデータに変換処理する(ステップ
105)。そして、この拡大/縮小処理されたラスタデ
ータを図示していないラスタプロッタに転送出力する
(ステップ106)。
【0037】一方、ステップ104において、拡大/縮
小処理をしない場合は、ステップ106に移行し、マー
ジ部4でマージされたラスタデータをそのままラスタプ
ロッタに転送出力する。
小処理をしない場合は、ステップ106に移行し、マー
ジ部4でマージされたラスタデータをそのままラスタプ
ロッタに転送出力する。
【0038】そして、出力装置であるラスタプロッタは
受信したラスタデータを出力する。
受信したラスタデータを出力する。
【0039】ここで、ベクタデータとラスタデータとを
有する図形データの拡大/縮小変換例について従来の拡
大/縮小変換とを具体例をもとに比較して説明する。
有する図形データの拡大/縮小変換例について従来の拡
大/縮小変換とを具体例をもとに比較して説明する。
【0040】図3は、入力ベクタデータと入力ラスタデ
ータとを有する図形データのラスタデータへの拡大/縮
小変換結果を従来例と比較した図である。
ータとを有する図形データのラスタデータへの拡大/縮
小変換結果を従来例と比較した図である。
【0041】すなわち、図3(a)は、従来のラスタデ
ータへの拡大/縮小変換過程ごとの図形データを示し、
図3(b)は、図1の画像処理装置によるラスタデータ
への拡大/縮小変換過程ごとの図形データを示したもの
である。
ータへの拡大/縮小変換過程ごとの図形データを示し、
図3(b)は、図1の画像処理装置によるラスタデータ
への拡大/縮小変換過程ごとの図形データを示したもの
である。
【0042】ここで、入力されるデータは、入力ベクタ
データDT1,DT11と入力ラスタデータDT3,D
T14であり、入力ベクタデータDT1と入力ベクタデ
ータDT11は同じデータであり、入力ラスタデータD
T3と入力ラスタデータDT14は同じデータである。
また、指定される拡大/縮小率はともに「1/4」、線
幅のディメンジョンでは「1/2」である。さらに、入
力ベクタデータDT1,DT11は、始点P10,P1
2、終点P11,P13を有し、線幅W10,W14も
同一の値を有するものである。
データDT1,DT11と入力ラスタデータDT3,D
T14であり、入力ベクタデータDT1と入力ベクタデ
ータDT11は同じデータであり、入力ラスタデータD
T3と入力ラスタデータDT14は同じデータである。
また、指定される拡大/縮小率はともに「1/4」、線
幅のディメンジョンでは「1/2」である。さらに、入
力ベクタデータDT1,DT11は、始点P10,P1
2、終点P11,P13を有し、線幅W10,W14も
同一の値を有するものである。
【0043】図3(a)において、従来、入力ベクタデ
ータDT1で指定されている始点P10、終点P11で
線幅W10の線画は、そのままラスタデータに変換され
(DT2)、入力ラスタデータDT3とのマージ後(D
T4)、指定された縮小率「1/4」のラスタデータに
変換すると、始点P10と終点P11に対応する位置と
線幅W12は、縮小率「1/4」、すなわち線幅「1/
2」に比例して縮小される。特に、入力ベクタデータD
T1の線幅、すなわちラスタデータの線幅W12は、線
幅W13に縮小され、入力ベクタデータDT1の線幅が
小さい場合は、線幅W13が縮小変換により、ラスタデ
ータとして存在しなくなり、消失する場合がある。
ータDT1で指定されている始点P10、終点P11で
線幅W10の線画は、そのままラスタデータに変換され
(DT2)、入力ラスタデータDT3とのマージ後(D
T4)、指定された縮小率「1/4」のラスタデータに
変換すると、始点P10と終点P11に対応する位置と
線幅W12は、縮小率「1/4」、すなわち線幅「1/
2」に比例して縮小される。特に、入力ベクタデータD
T1の線幅、すなわちラスタデータの線幅W12は、線
幅W13に縮小され、入力ベクタデータDT1の線幅が
小さい場合は、線幅W13が縮小変換により、ラスタデ
ータとして存在しなくなり、消失する場合がある。
【0044】これに対し、図3(b)では、入力ベクタ
データDT11の線幅W14をラスタデータに変換する
前に、線幅の値を縮小率の逆数を乗じた4倍(線幅とし
ては2倍)の線幅W15に設定しておくため、ラスタデ
ータに変換後の2倍の線幅W16は、縮小率「1/4」
による線幅「1/2」に縮小されても、入力ベクタデー
タDT11の線幅W14とほぼ等しい線幅W17を有し
たラスタデータDT16となる。これにより、縮小時に
入力ベクタデータが消失することを防ぐことができる。
データDT11の線幅W14をラスタデータに変換する
前に、線幅の値を縮小率の逆数を乗じた4倍(線幅とし
ては2倍)の線幅W15に設定しておくため、ラスタデ
ータに変換後の2倍の線幅W16は、縮小率「1/4」
による線幅「1/2」に縮小されても、入力ベクタデー
タDT11の線幅W14とほぼ等しい線幅W17を有し
たラスタデータDT16となる。これにより、縮小時に
入力ベクタデータが消失することを防ぐことができる。
【0045】次に、第2の発明である、ベクタデータの
みの図面データをラスタデータに拡大/縮小変換できる
画像処理装置について説明する。
みの図面データをラスタデータに拡大/縮小変換できる
画像処理装置について説明する。
【0046】図4は、第2の発明の一実施例である画像
処理装置の機能ブロック図である。
処理装置の機能ブロック図である。
【0047】図4において、この画像処理装置は、線幅
情報を含むベクタデータD11のみからなる図面デー
タ,拡大/縮小率を指定する拡大/縮小率データD13
を入力する入力部11、ベクタデータD11内の線幅情
報の線幅の値を拡大/縮小率データD13を掛けた値に
設定する線幅設定部12、このベクタデータD11を拡
大/縮小率データD13に基づいて、拡大/縮小処理す
る拡大縮小処理部13、この拡大/縮小処理されたベク
タデータをラスタデータに変換するベクタ/ラスタ変換
部14、この変換されたラスタデータを図示していない
出力装置であるラスタプロッタに転送出力する出力転送
部15から構成される。
情報を含むベクタデータD11のみからなる図面デー
タ,拡大/縮小率を指定する拡大/縮小率データD13
を入力する入力部11、ベクタデータD11内の線幅情
報の線幅の値を拡大/縮小率データD13を掛けた値に
設定する線幅設定部12、このベクタデータD11を拡
大/縮小率データD13に基づいて、拡大/縮小処理す
る拡大縮小処理部13、この拡大/縮小処理されたベク
タデータをラスタデータに変換するベクタ/ラスタ変換
部14、この変換されたラスタデータを図示していない
出力装置であるラスタプロッタに転送出力する出力転送
部15から構成される。
【0048】次に、図4の画像処置装置の動作をフロー
チャートに基づいて説明する。
チャートに基づいて説明する。
【0049】図5は、第2の実施例である画像処理装置
の動作手順を示すフローチャートである。
の動作手順を示すフローチャートである。
【0050】図5において、まずベクタデータD11か
らなる図面データ、および拡大/縮小率を指定した拡大
/縮小率データD13を入力部11が受け取ると、線幅
設定部12は、ベクタデータD11の線幅情報の線幅
を、拡大時は線幅を太く、縮小時は線幅を細くするよう
に、拡大/縮小率データD13の値を乗じた値に設定す
る(ステップ201)。そして、拡大/縮小処理部13
は、拡大/縮小率データD13に基づいて拡大/縮小処
理をするか否かを判断し(ステップ202)、拡大/縮
小処理をする場合は、拡大/縮小データD13をもとに
線幅設定部12で設定された値の線幅を有するベクタデ
ータの拡大/縮小処理を行い(ステップ203)、この
拡大/縮小処理されたベクタデータをラスタデータに変
換する(ステップ204)。ここで、ステップ203に
おける拡大/縮小処理は、ベクタデータの始点および終
点のデータの拡大/縮小変換が行われる。従って、拡大
/縮小が指定入力された場合、ベクタデータの線幅はス
テップ201の処理により、ベクタデータの始点/終点
データは、ステップ203の処理により行われる。
らなる図面データ、および拡大/縮小率を指定した拡大
/縮小率データD13を入力部11が受け取ると、線幅
設定部12は、ベクタデータD11の線幅情報の線幅
を、拡大時は線幅を太く、縮小時は線幅を細くするよう
に、拡大/縮小率データD13の値を乗じた値に設定す
る(ステップ201)。そして、拡大/縮小処理部13
は、拡大/縮小率データD13に基づいて拡大/縮小処
理をするか否かを判断し(ステップ202)、拡大/縮
小処理をする場合は、拡大/縮小データD13をもとに
線幅設定部12で設定された値の線幅を有するベクタデ
ータの拡大/縮小処理を行い(ステップ203)、この
拡大/縮小処理されたベクタデータをラスタデータに変
換する(ステップ204)。ここで、ステップ203に
おける拡大/縮小処理は、ベクタデータの始点および終
点のデータの拡大/縮小変換が行われる。従って、拡大
/縮小が指定入力された場合、ベクタデータの線幅はス
テップ201の処理により、ベクタデータの始点/終点
データは、ステップ203の処理により行われる。
【0051】一方、ステップ202において、拡大/縮
小処理をしない場合は、ステップ204に移行し、拡大
/縮小処理部13による拡大/縮小処理を行わずに、ベ
クタ/ラスタ変換部14が、ベクタデータをラスタデー
タに変換する。
小処理をしない場合は、ステップ204に移行し、拡大
/縮小処理部13による拡大/縮小処理を行わずに、ベ
クタ/ラスタ変換部14が、ベクタデータをラスタデー
タに変換する。
【0052】そして、出力転送部15は、このラスタデ
ータを図示していないラスタプロッタに転送出力する
(ステップ205)。
ータを図示していないラスタプロッタに転送出力する
(ステップ205)。
【0053】ここで、ベクタデータのみの図形データの
拡大/縮小変換例について従来の拡大/縮小変換とを具
体例をもとに比較して説明する。
拡大/縮小変換例について従来の拡大/縮小変換とを具
体例をもとに比較して説明する。
【0054】図6は、入力ベクタデータのみの図形デー
タのラスタデータへの拡大/縮小変換結果を従来例と比
較した図である。
タのラスタデータへの拡大/縮小変換結果を従来例と比
較した図である。
【0055】すなわち、図6(a)は、従来のラスタデ
ータへの拡大/縮小変換過程ごとの図形データを示し、
図6(b)は、図4の画像処理装置によるラスタデータ
への拡大/縮小変換過程ごとの図形データを示したもの
である。
ータへの拡大/縮小変換過程ごとの図形データを示し、
図6(b)は、図4の画像処理装置によるラスタデータ
への拡大/縮小変換過程ごとの図形データを示したもの
である。
【0056】ここで、入力されるデータは、入力ベクタ
データDT20,DT23であり、入力ベクタデータD
T20と入力ベクタデータDT23は同じデータであ
る。また、指定される拡大/縮小率はともに「1/
4」、線幅のディメンジョンでは「1/2」である。さ
らに、入力ベクタデータDT20,DT23は、始点P
20,P22、終点P21,P23を有し、線幅W2
0,W23も同一の値を有するものである。
データDT20,DT23であり、入力ベクタデータD
T20と入力ベクタデータDT23は同じデータであ
る。また、指定される拡大/縮小率はともに「1/
4」、線幅のディメンジョンでは「1/2」である。さ
らに、入力ベクタデータDT20,DT23は、始点P
20,P22、終点P21,P23を有し、線幅W2
0,W23も同一の値を有するものである。
【0057】図6(a)において、従来、始点P20、
終点P21と線幅W20を有する入力ベクタデータDT
20は、始点P20と終点P21のみの縮小変換がなさ
れ、縮小後においても、線幅W21は線幅W20と同じ
値のままである。そして、このまま、ベクタ/ラスタ変
換がなされるため、縮小された図形全体に比して太い線
幅W22を有する線画のラスタデータDT22となる。
終点P21と線幅W20を有する入力ベクタデータDT
20は、始点P20と終点P21のみの縮小変換がなさ
れ、縮小後においても、線幅W21は線幅W20と同じ
値のままである。そして、このまま、ベクタ/ラスタ変
換がなされるため、縮小された図形全体に比して太い線
幅W22を有する線画のラスタデータDT22となる。
【0058】これに対し、図6(b)では、入力ベクタ
データDT23に対する始点P22、終点P23に対応
する縮小位置に変換するとともに、線幅W23の値も縮
小率「1/4」に対応して、線幅「1/2」に変換され
たベクタデータDT24が生成される。このため、ラス
タデータDT25に等倍で変換しても、図6(a)のラ
スタデータDT22のような図形全体に比して太い線幅
の線画となることはなく、図形全体に比して適切な線幅
を有した線画を有したラスタデータが生成される。
データDT23に対する始点P22、終点P23に対応
する縮小位置に変換するとともに、線幅W23の値も縮
小率「1/4」に対応して、線幅「1/2」に変換され
たベクタデータDT24が生成される。このため、ラス
タデータDT25に等倍で変換しても、図6(a)のラ
スタデータDT22のような図形全体に比して太い線幅
の線画となることはなく、図形全体に比して適切な線幅
を有した線画を有したラスタデータが生成される。
【0059】さて、このような図1あるいは図4に示し
た画像処理装置は、ローカルエリアネットワーク等の通
信網に接続されて応用される。
た画像処理装置は、ローカルエリアネットワーク等の通
信網に接続されて応用される。
【0060】図7は、通信網Nに接続された場合の応用
例を示す図である。
例を示す図である。
【0061】図7において、出力サーバ32は、図1お
よび図4で示した画像処理装置の機能を有するものであ
る。また、CADワークステーション30は、主として
ベクタデータの図面を作成/編集するものであり、ベク
タ編集ワークステーション31は、主としてベクタデー
タとラスタデータとを有する図面を作成/編集するもの
であり、ともに通信網Nに接続されている。また、ラス
タプロッタ33は、出力サーバ32に接続されて、出力
サーバ32から転送されたラスタデータの図面を出力す
るものである。
よび図4で示した画像処理装置の機能を有するものであ
る。また、CADワークステーション30は、主として
ベクタデータの図面を作成/編集するものであり、ベク
タ編集ワークステーション31は、主としてベクタデー
タとラスタデータとを有する図面を作成/編集するもの
であり、ともに通信網Nに接続されている。また、ラス
タプロッタ33は、出力サーバ32に接続されて、出力
サーバ32から転送されたラスタデータの図面を出力す
るものである。
【0062】すなわち、ベクタ編集ワークステーション
31から出力されるベクタデータとラスタデータとを有
する図形データは、出力サーバ32に入力され、図2で
示した処理手順に従って、出力サーバ32は拡大/縮小
されたラスタデータをラスタプロッタ33に転送出力
し、ラスタプロッタ33から転送されたラスタデータの
図形が出力される。
31から出力されるベクタデータとラスタデータとを有
する図形データは、出力サーバ32に入力され、図2で
示した処理手順に従って、出力サーバ32は拡大/縮小
されたラスタデータをラスタプロッタ33に転送出力
し、ラスタプロッタ33から転送されたラスタデータの
図形が出力される。
【0063】また、CADワークステーション30から
出力されるベクタデータからなる図形データは、出力サ
ーバ32に入力され、図5で示した処理手順に従って、
出力サーバ32は拡大/縮小されたラスタデータをラス
タプロッタ33に転送出力し、ラスタプロッタ33から
転送されたラスタデータの図形が出力される。
出力されるベクタデータからなる図形データは、出力サ
ーバ32に入力され、図5で示した処理手順に従って、
出力サーバ32は拡大/縮小されたラスタデータをラス
タプロッタ33に転送出力し、ラスタプロッタ33から
転送されたラスタデータの図形が出力される。
【0064】この際、出力サーバ32に入力される図形
データが、ベクタデータのみか、ベクタデータとラスタ
データとが混合されたデータであるのかは、図形データ
の送信元アドレスによって判定することができる。
データが、ベクタデータのみか、ベクタデータとラスタ
データとが混合されたデータであるのかは、図形データ
の送信元アドレスによって判定することができる。
【0065】なお、図1および図4で示した画像処理装
置の実施例においては、線幅の設定を拡大/縮小率の逆
数、あるいは拡大/縮小率に相当する値を乗算した値と
したが、これに限定されるものではなく、拡大/縮小率
に値に応じて重み付けをした値としてもよい。また、経
験等により取得したデータに基づいて適切な値、あるい
は関数により変換するようにしてもよい。ただし、図1
の画像処理装置においては、少なくとも拡大時は線幅を
細く、縮小時は太く設定するようにし、図4の画像処理
装置においては、少なくとも、拡大時は線幅を太く、縮
小時は線幅を細く設定するようにする。
置の実施例においては、線幅の設定を拡大/縮小率の逆
数、あるいは拡大/縮小率に相当する値を乗算した値と
したが、これに限定されるものではなく、拡大/縮小率
に値に応じて重み付けをした値としてもよい。また、経
験等により取得したデータに基づいて適切な値、あるい
は関数により変換するようにしてもよい。ただし、図1
の画像処理装置においては、少なくとも拡大時は線幅を
細く、縮小時は太く設定するようにし、図4の画像処理
装置においては、少なくとも、拡大時は線幅を太く、縮
小時は線幅を細く設定するようにする。
【0066】このように、第1の実施例および第2の実
施例によれば、ベクタデータとラスタデータの混在した
図面データ、あるいはベクタデータのみの図面データを
拡大/縮小しても、拡大/縮小された図面全体に対して
適切な線幅を有した線画をラスタプリンタから出力する
ことができる。
施例によれば、ベクタデータとラスタデータの混在した
図面データ、あるいはベクタデータのみの図面データを
拡大/縮小しても、拡大/縮小された図面全体に対して
適切な線幅を有した線画をラスタプリンタから出力する
ことができる。
【0067】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、第1の発明
では、線幅情報を含む入力ベクタデータと、入力ラスタ
データとをラスタデータに拡大/縮小変換して出力装置
に転送する際、入力ベクタデータの線幅情報の値を拡大
/縮小率に応じて拡大時は線幅が細くなるように、縮小
時は線幅が太くなるように予め設定した後、変換手段
が、ラスタデータに変換するようにしている。
では、線幅情報を含む入力ベクタデータと、入力ラスタ
データとをラスタデータに拡大/縮小変換して出力装置
に転送する際、入力ベクタデータの線幅情報の値を拡大
/縮小率に応じて拡大時は線幅が細くなるように、縮小
時は線幅が太くなるように予め設定した後、変換手段
が、ラスタデータに変換するようにしている。
【0068】従って、拡大/縮小時に、前記出力装置か
らの出力される線画が消失したり、極端に太くなったり
することはなく、図面全体に比して適切な線幅を有した
線画を出力することができるという利点を有する。
らの出力される線画が消失したり、極端に太くなったり
することはなく、図面全体に比して適切な線幅を有した
線画を出力することができるという利点を有する。
【0069】また、第2の発明では、線幅情報を含む入
力ベクタデータをラスタデータに拡大/縮小変換して出
力装置に転送する際、設定手段が、線幅情報の値を指定
入力された拡大/縮小率に応じて拡大時は線幅が太くな
るように、縮小時は線幅が細くなるように予め設定した
後、拡大/縮小手段が、拡大/縮小処理し、変換手段
が、ベクタデータをラスタデータに変換するようにして
いる。
力ベクタデータをラスタデータに拡大/縮小変換して出
力装置に転送する際、設定手段が、線幅情報の値を指定
入力された拡大/縮小率に応じて拡大時は線幅が太くな
るように、縮小時は線幅が細くなるように予め設定した
後、拡大/縮小手段が、拡大/縮小処理し、変換手段
が、ベクタデータをラスタデータに変換するようにして
いる。
【0070】従って、拡大/縮小時の全体図面に対しバ
ランスのとれた線幅を有した線画を前記出力装置から出
力することができるという利点を有する。
ランスのとれた線幅を有した線画を前記出力装置から出
力することができるという利点を有する。
【図1】第1の発明の一実施例である画像処理装置の機
能ブロック図。
能ブロック図。
【図2】第1の実施例である画像処理装置の動作手順を
示すフローチャート。
示すフローチャート。
【図3】入力ベクタデータと入力ラスタデータとを有す
る図形データのラスタデータへの拡大/縮小変換結果を
従来例と比較した図。
る図形データのラスタデータへの拡大/縮小変換結果を
従来例と比較した図。
【図4】第2の発明の一実施例である画像処理装置の機
能ブロック図。
能ブロック図。
【図5】第2の実施例である画像処理装置の動作手順を
示すフローチャート。
示すフローチャート。
【図6】入力ベクタデータのみの図形データのラスタデ
ータへの拡大/縮小変換結果を従来例と比較した図。
ータへの拡大/縮小変換結果を従来例と比較した図。
【図7】通信網Nに接続された場合の応用例を示す図。
【図8】従来のベクタデータとラスタデータとで表され
た図面の拡大/縮小処理手順を示すフローチャート。
た図面の拡大/縮小処理手順を示すフローチャート。
【図9】従来のベクタデータで表された図面の拡大/縮
小処理手順を示すフローチャート。
小処理手順を示すフローチャート。
1 入力部 2 線幅設定部 3 ベクタ/ラスタ変換
部 4 マージ部 5 拡大/縮小処理部 6 出力転送部 D1 ベクタ
データ D2 ラスタデータ D3 拡大/縮小率データ
部 4 マージ部 5 拡大/縮小処理部 6 出力転送部 D1 ベクタ
データ D2 ラスタデータ D3 拡大/縮小率データ
Claims (2)
- 【請求項1】線幅情報を含む入力ベクタデータと、入力
ラスタデータとをラスタデータに拡大/縮小変換して出
力装置に転送する画像処理装置において、 前記線幅情報の値を指定入力された拡大/縮小率に応じ
て拡大時は線幅が細くなる値に、縮小時は線幅が太くな
る値に変更された値に設定する設定手段と、 前記入力ベクタデータを前記設定された値の線幅でラス
タデータに変換する変換手段と、 前記変換手段により変換されたラスタデータと前記入力
ラスタデータとをマージするマージ手段と、 前記マージ手段によりマージされたラスタデータを前記
拡大/縮小率で拡大/縮小処理する拡大/縮小手段と、 前記拡大/縮小手段により拡大/縮小処理されたラスタ
データを転送出力する出力制御手段とを具備したことを
特徴とする画像処理装置。 - 【請求項2】線幅情報を含む入力ベクタデータをラスタ
データに拡大/縮小変換して出力装置に転送する画像処
理装置において、 前記線幅情報の値を指定入力された拡大/縮小率に応じ
て拡大時は線幅が太くなる値に、縮小時は線幅が細くな
る値に変更された値に設定する設定手段と、 前記設定手段により設定された値の線幅で入力ベクタデ
ータを拡大/縮小処理する拡大/縮小手段と、 前記拡大/縮小手段により拡大/縮小されたベクタデー
タをラスタデータに変換する変換手段と、 前記変換手段により変換されたラスタデータを転送出力
する出力制御手段とを具備したことを特徴とする画像処
理装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5029436A JPH06243261A (ja) | 1993-02-18 | 1993-02-18 | 画像処理装置 |
TW082104378A TW308667B (en) | 1993-02-18 | 1993-05-31 | Image processing apparatus |
KR1019930021747A KR970004109B1 (ko) | 1993-02-18 | 1993-10-20 | 화상처리장치 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5029436A JPH06243261A (ja) | 1993-02-18 | 1993-02-18 | 画像処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06243261A true JPH06243261A (ja) | 1994-09-02 |
Family
ID=12276090
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5029436A Pending JPH06243261A (ja) | 1993-02-18 | 1993-02-18 | 画像処理装置 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06243261A (ja) |
KR (1) | KR970004109B1 (ja) |
TW (1) | TW308667B (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002202965A (ja) * | 2000-12-28 | 2002-07-19 | Brother Ind Ltd | 印刷データ処理装置、印刷文字の太さ調整方法及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。 |
JP2007334537A (ja) * | 2006-06-14 | 2007-12-27 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像処理システム、符号化システム、画像処理プログラムおよび符号化プログラム |
WO2020093193A1 (en) * | 2018-11-05 | 2020-05-14 | Commscope, Inc. Of North Carolina | Systems and methods for on-demand display of vector graphic images using raster graphics |
-
1993
- 1993-02-18 JP JP5029436A patent/JPH06243261A/ja active Pending
- 1993-05-31 TW TW082104378A patent/TW308667B/zh active
- 1993-10-20 KR KR1019930021747A patent/KR970004109B1/ko not_active IP Right Cessation
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002202965A (ja) * | 2000-12-28 | 2002-07-19 | Brother Ind Ltd | 印刷データ処理装置、印刷文字の太さ調整方法及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。 |
JP2007334537A (ja) * | 2006-06-14 | 2007-12-27 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像処理システム、符号化システム、画像処理プログラムおよび符号化プログラム |
WO2020093193A1 (en) * | 2018-11-05 | 2020-05-14 | Commscope, Inc. Of North Carolina | Systems and methods for on-demand display of vector graphic images using raster graphics |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
KR940020255A (ko) | 1994-09-15 |
TW308667B (en) | 1997-06-21 |
KR970004109B1 (ko) | 1997-03-25 |
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