JPH05274095A - プリンタ制御装置 - Google Patents

プリンタ制御装置

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JPH05274095A
JPH05274095A JP4098751A JP9875192A JPH05274095A JP H05274095 A JPH05274095 A JP H05274095A JP 4098751 A JP4098751 A JP 4098751A JP 9875192 A JP9875192 A JP 9875192A JP H05274095 A JPH05274095 A JP H05274095A
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JP4098751A
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Tetsuei Kogai
哲英 小飼
Masaki Tsutsumi
勝紀 筒見
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Casio Computer Co Ltd
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アプリケーションシプログラム側でプリンタ
の特性を意識した仕様を作ることがなくなりアプリケー
ションの共通化、開発効率化を図る。 【構成】 プリンタ制御装置は、接続されるプリンタ2
2〜24の特性情報を記憶するプリンタ特性情報記憶メ
モリ28〜30を設け、前記特性情報記憶メモリ28〜
30に記憶されたプリンタ特性情報に基づいてプリンタ
制御命令をプリンタ固有の制御命令に変換して、接続さ
れているプリンタ22〜24を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パーソナルコンピュー
タ等の出力データを印刷するプリンタを印刷するプリン
タ制御装置に係る。
【0002】
【従来の技術】最近はマイクロコンピュータ、パーソナ
ルコンピュータの普及に伴って何等かのデータ処理を施
した測定データの出力をする場合が多い。プリンタはこ
のような場合に、文字出力、CRT画面のハードコピー
装置として使用される。コンピュータに接続するための
インターフェイスとしては、セントロニクス、RS23
2Cシリアルインターフェイス、GP−IBインターフ
ェイスなどが用意されている。一般に、プリンタで強調
印字やグラフィックを印刷させたりする場合には、プリ
ンタを制御するためのプリンタ制御カードが使用され
る。プリンタ制御コードはメーカごとに異なっており、
アプリケーション(応用ソフト)やOS(opetating sy
stem)がその制御カードに対応していなければ印刷する
ことができない。現在プリンタの制御コードとしては、
PR系、NM系、ESC/P系の3つに大きく分類され
るが全く独自の制御カードを採用している場合もある。
また、同じ系統の制御コードでも、プリンタの種類によ
って命令が拡張されていたりするのが普通である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、コンピュー
タにおける印刷データには、「事務処理データ」、「文
書データ」、「図形データ」等、多様な種類があり、ま
たプリンタもメーカ各種ごとに全く異なる制御命令を持
ち何らの統一性がないものとなっている。そのため、従
来、応用ソフト側で目的とするプリンタの制御命令を直
接作り出しており、i)特定プリンタにおいても、応用
ソフトごとに仕様が異なる、ii)応用ソフトごとに印刷
できるプリンタ種が異なる、iii)プリンタ機種ライン
アップに追加すると多くの応用ソフトにその対応を個別
に行わなくてはならない等、仕様面、品質面、開発労力
で問題があった。また、一般のプリンタの文字描写ポイ
ンタ指定方法としては、ポインタ指定位置を文字フォン
トの左下基準で行うものあるいは、左上基準で行うもの
と等様々である。従って、印刷するプリンタの特性に応
じてアプリケーション側で文字描写ポインタの指定位置
を変更しなければならないという問題があった。さら
に、一般のドットプリンタでは、その構造上ラインバッ
ファしか有しておらず、従ってページ制御を行うような
命令体系はサポートしていないのが現状である。そのた
めに、例えば、ドットプリンタにより、“円”を描かせ
ようとした場合、アプリケーション側で“円”をイメー
ジに展開し、ラインドット数(24ドット/ラインが一
般的である)単位に切りだしてイメージ転送命令を使っ
て描くのが普通である。その場合、アプリケーション側
が、多量のデータを出力するため、アプリケーションの
データ部の増大、処理スピードの劣化等の欠点があっ
た。これは、プリンタ機種毎に異なる制御命令を持ち、
統一性が保たれていないことに起因すると考えられる。
してみれば、プリンタの特性に合わせてプリンタ制御命
令を変換する機能を設けるようにすれば、アプリケーシ
ョンプログラム側でプリンタの特性を意識した仕様を作
ることがなくなりアプリケーションの共通化、開発効率
化を図ることができるとともに、プリンタ側にとっては
あらゆるアプリケーションにそのまま印刷対応できるよ
うになることは明らかである。本発明の課題は、プリン
タの特性に合わせてプリンタ制御命令を変更できるよう
にすることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の手段は次の通り
である。特性情報記憶手段は、コンピュータ等に接続さ
れるプリンタの特性情報(例えば、文字描画プリンタの
指定位置)を記憶するROM等である。制御手段は、特
性情報記憶手段に記憶されたプリンタ特性情報に基づい
てプリンタを制御するためにコンピュータ等から出力さ
れたプリンタ制御命令をプリンタ固有の制御命令に変換
して、接続されているプリンタを制御するCPU等であ
る。
【0005】
【作用】本発明の手段の作用は次の通りである。先ず、
制御手段にプリンタ制御命令が出力されると、特性情報
記憶手段からのプリンタ特性情報に基づいてプリンタ制
御命令がプリンタ固有の制御命令に変換されて、プリン
タに出力される。従って、アプリケーションプログラム
側でプリンタの特性を意識した仕様を作ることがなくな
りアプリケーションの共通化・開発効率化を図ることが
できる。
【0006】
【実施例】以下、図1〜図9を参照して一実施例を説明
する。先ず、本プリンタ制御装置の基本的な考え方を説
明する。本プリンタ制御装置は応用ソフトを個別プリン
タから独立させるため、応用ソフトからのデータを標準
化された所定の論理的指令に変換するとともに、論理的
指令に変換したデータを目的とするプリンタの制御コー
ドに変換する制御コード変換部を設けるようにするもの
である。図1を用いて具体的に説明する。図1はコンピ
ュータに接続されたプリンタを制御するプリンタ制御装
置のブロック図である。この図において、符号1〜3は
コンピュータ(破線部参照)によって実行される応用ソ
フト、例えば応用ソフト1は事務データ作成ソフト、応
用ソフト2は文書データ作成ソフト、応用ソフト3は図
データ作成ソフトであり、符号4〜6は応用ソフト1〜
3により作成された印刷目的とする事務データ、文書デ
ータ、図データを標準化された論理的指令に変換する論
理的指令変換部であり、符号7は上記各データ論理的指
令変換部4〜6により標準化された論理的指令の出力結
果である。論理的指令変換部4〜6で標準化された論理
的指令は目的とするプリンタの制御命令変換部8〜10
によって変換される各プリンタ11〜13に出力され
る。上記プリンタ11〜13は夫々固有の制御命令を有
するプリンタである。
【0007】以上の構成において、コンピュータによる
応用ソフト1〜3で作成された印刷目的とする事務デー
タ、文書データ及び図データは論理的指令変換部4〜6
により標準化された論理的指令に標準化され、標準化さ
れた論理的指令出力7は目的プリンタの制御命令変換部
8〜10により変換後、プリンタ11〜13で印刷され
る。
【0008】このように、目的とするプリンタに論理的
指令を転送し、論理的指令を目的プリンタの制御コード
に変換することにより、印刷仕様を応用ソフトにより統
一することができる。また、あらゆる応用ソフトの印刷
データを複数機種のプリンタで印刷でき、新規プリンタ
を追加する場合にも容易に対応することができる。
【0009】第1実施例 以下、上記基本的な考え方に基づいて実施例を説明す
る。図2〜図6はプリンタ制御装置の第1実施例を示す
図であり、プリンタ特性として文字描写ポインタの指定
位置に適したものである。先ず、構成を説明する。図2
はプリンタ制御装置のブロック図である。この図におい
て、21は応用ソフトが処理可能なパーソナルコンピュ
ータ等のコンピュータ、22〜24はコンピュータ21
に接続される複数のプリンタA〜Cであり、コンピュー
タ21とプリンタA〜Cの間には接続されるプリンタA
〜Cの特性(例えば、文字描写プリンタの位置)に合わ
せてプリンタ制御命令を変換して、接続されているプリ
ンタA〜Cを制御する印字制御装置25〜27が設けら
れている。上記印字制御装置25〜27は、プリンタの
特性を合わせるものとして例えば標準的な文字描画指定
コマンドを提供し、コンピュータ21から出力されたコ
マンドを出力プリンタA〜Cの特性に合わせて適切なポ
インタ位置へ変換してプリンタA〜Cへ出力するように
するもので、これを実現するために予め内部に複数のプ
リンタ特性を記憶したプリンタ特性情報記憶メモリ2
8,29,30(図3)を備えていて、プリンタの接続
情報に従ってプリンタ特性情報記憶メモリ28,29,
30に記憶された何れか1つのプリンタ特性が選択され
る。
【0010】図4は上記印刷制御装置25〜27を更に
詳細に示したブロック図であり、前記プリンタA22を
制御する印刷制御装置25を代表して示している。図4
において、コンピュータ21はアプリケーションプログ
ラム(応用ソフト)31を処理し、アプリケーションプ
ログラム実行により作成された印字データはI/Oポー
ト等の出力制御部32を通して印刷制御装置25に出力
される。コンピュータからの印字データはI/Oポート
等の入力制御部33を通して印刷制御装置25内部に入
力され、入力バッファ34に一時的に格納される。入力
バッファ34に格納された印字データはCPU35から
の指示に従って読出される。CPU35は装置全体の制
御、並びに後述するプリンタ表示処理を含む各種の表示
処理を行うCPUであり、CPU35はROMに格納さ
れているマイクロプログラムに従ってプリンタ制御装置
の各種の動作を制御する。CPU35内部には、アクセ
ス時間を減らすためのキャッシュメモリ36が内蔵され
るとともに、プリンタの文字描画ポインタ指定のコマン
ドシーケンスをテーブルの形で記憶するシーケンス変換
テーブル37と、シーケンス変換テーブル37を参照し
て文字描画ポインタの指定位置をプリンタ特性に合わせ
て変換するポインタ変換器38と、前記プリンタ特性情
報記憶メモリ28と、変換された印字データを一時的に
格納する出力バッファ39とがそれぞれ接続されてい
る。
【0011】上記入力バッファ34、シーケンス変換テ
ーブル37及び出力バッファ39は、例えばRAMの記
憶領域を分割して使用される。
【0012】次に、本実施例の動作を説明する。本実施
例では、プリンタの特性は、24ドット/ライン、文字
描写基準点が文字左下にあるものとする。これは一例で
あり、プリンタ特性情報記憶メモリ28を書き換えるこ
とで、他の特性を持ったプリンタにも対応できるものと
する。また、コンピュータ21から出力される文字描写
ポインタのコマンド・シーケンスを Esc A(x1),(y1);但し、(x1,y1)は文
字の左上基準の座標 とし、プリンタの文字描画ポインタ指定のコマンド・シ
ーケンスを Esc B(x2),(y2);但し、(x2,y2)は文
字の左下基準の座標 とし、これらの情報がシーケンス変換テーブル37に予
め記憶されているものとする。
【0013】いま、図5に示すように文字左上基準で座
標(100,100)のところに“A B C”という
文字列を印字する場合を想定すると、コンピュータ21
内で動作するアプリケーションプログラム31は、印字
データ「Esc A 100,;A B C」を出力制
御部32を経由して印刷制御装置25へ出力する。この
場合、コンピュータ21と印刷制御装置25間のインタ
ーフェイスは問わない。
【0014】印刷制御装置25の入力制御部33から取
り込まれた上記印字データは入力バッファ34に格納さ
れる。CPU35は、シーケンス変換テーブル37を参
照し、印字データ内の座標指定(100,100)をポ
インタ変換器38に出力する。
【0015】図6はポインタ変換器38のデータ変換演
算を示すフローチャートである。先ず、ステップS1で
変換前のx座標x1から式1に従って変換後のx座標x2
を求め、ステップS2で式2に従って変換前のy座標y
1とプリンタ特性情報記憶メモリ28から読出したフォ
ントサイズFnを基に式2に従って変換後のy座標y2
を求める。 x2←x1 …(式1) y2←y1+Fn …(式2)
【0016】ポインタ変換器38は図6のフローにより
変換前のxy座標(100,100)から変換後のxy
座標(100,124)を得る。そして、変換された座
標(100,124)をシーケンス変換テーブル37内
の「Esc B(x2),(y2);」に代入することに
よって参照して「Esc B 100,124;」を得
る。このようにしてプリンタの特性に合うように変換さ
れたデータ「EscB(x2),(y2);」に代入する
ことによって参照して「Esc B 100,124;
A B C」が出力バッファ39に出力され、プリンタ
22では期待通りの印字位置に印字される。
【0017】以上説明したように、本実施例のプリンタ
制御装置は、コンピュータ21から出力された標準的な
文字描画指定コマンドを出力プリンタ22の特性に合わ
せて適切なポインタ位置へ変換してプリンタ22へ出力
するようにしているので、アプリケーションプログラム
31側で、プリンタ22の特性を意識する必要がなくな
り、プリンタ種に対するアプリケーションを共通化させ
ることができ、アプリケーション開発効率を向上させる
ことができる。
【0018】なお、本実施例では、プリンタ22のフォ
ントサイズFnが24ドット固定の例を示したが、これ
に限らず、例えば24ドット/32ドットの2つのフォ
ントサイズを持ったプリンタの場合は、アプリケーショ
ン側からフォントサイズ変更のコマンドシーケンスを出
力されるから、そのシーケンスによっていまどちらのフ
ォントサイズで印字されているかを知っているようにす
ればよい。この場合は、フォントサイズFn=24or
32と可変になるが、他の動作は同様である。
【0019】また、本実施例では、アプリケーション側
が、文字フォントの左上の位置を指定する場合を示した
が、どのような位置を指定するものでもよい。例えば、
指定する場合には、プリンタに対する描画位置指定のコ
マンドは、あくまで文字の左上であるものとすると、前
記式1、式2を式3、式4に変更すればよい。 x2=x1−Fn/2 …(式3) y2=y1+Fn/2 …(式4)
【0020】第2実施例 図7〜図9はプリンタ制御装置の第2実施例を示す図で
あり、ページバッファを有しないドットプリンタ等のプ
リンタ制御装置に適用した例である。図7は上記印刷制
御装置41のブロック図であり、第1実施例のプリンタ
25と同一構成部分には同一番号を付している。図7に
おいて、コンピュータ21からの印字データはI/Oポ
ート等の入力制御部33を通して印刷制御装置41内部
に入力され、入力バッファ34に一時的に格納される。
入力バッファ34に格納された印字データはCPU35
からの指示に従って読出される。CPU35には、所定
のコマンドシーケンスをテーブルの形で記憶するシーケ
ナステーブル42と、CPU35からの命令(例えば、
円を描く命令)をシーケンステーブル42を参照してデ
ータ入力装置コードしてイメージバッファ44(後述)
上に展開するデコーダ43と、デコーダ43により展開
されたイメージデータを記憶するイメージバッファ44
と、前記プリンタ特性情報記憶メモリとがそれぞれ接続
されている。また、出力バッファ39は、イメージバッ
ファ44に展開された出力データ(イメージデータ)を
一時的に格納し、プリンタドライバ45を介してドット
プリンタ46に出力する。
【0021】また、上記プリンタ特性情報記憶メモリ2
8には以下のような情報が予め記憶されているとする。 ドット/ライン長 …24ドット イメージ出力のコマンドシーケンス
【0022】次に、本実施例の動作を説明する。本実施
例は、アプリケーションを実行するCPU21が簡単な
グラフィック命令を出力することでドットプリンタ46
に対しても容易にグラフィックの印刷を行うことが可能
な印刷制御装置41を実現するものである。
【0023】いま、図8に示すような半径100、中心
点(300,300)の円と、座標(300,300)
−(500,400)のBoxを描く場合を例にとり説
明する。ここで、半径r、中心点(0x,0y)の円を
描く命令を Esc C (r),(0x),(0y); とし、座標(x1,y1)〜(x2,y2)のBoxを描く
命令を Esc D (x1),(y1),(x2),(y2); とし、出力開始命令をEsc Ej ; とする。
【0024】コンピュータ21内で動作するアプリケー
ションプログラム31は、印字データ「Esc C 1
00,300,300;Esc D 300,300,
500,400;E」を出力制御部32を経由して印刷
制御装置41へ出力する。この場合、ホストコンピュー
タ21と印刷制御装置41間のインターフェイスは問わ
ない。
【0025】印刷制御装置41の入力制御部33から取
り込まれた上記印字データは、入力バッファ34に格納
される。CPU35は入力バッファ34内のデータをデ
コーダ43に出力し、デコーダ43はシーケンステーブ
ル42を参照して図8に示すようにイメージバッファ4
4にイメージデータを展開する。
【0026】図9はデコーダ43によってイメージバッ
ファ44に出力されるイメージ出力(描画出力)の演算
を示すフローチャートである。先ず、ステップS11で
CPU35からの命令を入力し、その命令入力が円命令
「Esc C」のときはステップS12で円命令のパラ
メータr,Ox,Oyを取り出す。ここでは、図8に示
すような半径100、中心点(300,300)を描画
する場合であるからr=100,Ox=300,Oy=
300とする。次いで、ステップS13,S14で式
5、式6に従って円のx座標x,y座標yを計算する。 x←Ox−r=200 … (式5) y=√(r2−(x−Ox)2)+Oy … (式6)
【0027】次いで、上記座標(x,y)をイメージバ
ッファ44上にプロットし、ステップS16でx軸方向
にx座標値をインクリメントする(x←x+1)。次い
で、ステップS17でインクリメントしたx座標xが所
定値(Ox+r=400)より大きいか(x>Ox+r
か)否かを判別し、x>Ox+rのときは図8に示す円
がイメージバッファ44上に描かれたと判断してステッ
プS11に戻り、x≦Ox+rのときは円の描画の途中
であると判断してステップS14に戻って上記処理を繰
り返す。
【0028】一方、上記ステップS11でCPU35か
らの命令の入力がBox命令「Esc D」のときはス
テップS18でBox命令のパラメータ(x1,y1),
(x2,y2)を取出す。ここでは、図8に示すようなB
ox始点(300,300)、終点(500,400)
を描画する場合であるから(x1,y1)=(300,3
00),(x2,y2)=(500,400)とする。次
いで、ステップS19で式7に従ってBoxの第1のx
座標x1からx座標xを求める。 x←x1=300 … (式7)
【0029】次いで、ステップS20で座標(x,
1)と座標(x,y2)をイメージバッファ44上にプ
ロットし、ステップS21でx軸方向にx座標値をイン
クリメントする(x←x+1)。次いで、ステップS2
2でインクリメントしたx座標xが第2のx座標x2
り大きいか(x>x2 )否かを判別し、x≦x2のとき
はプロットの途中であると判断してステップS20に戻
る。x>x2のときはy座標についても同様な処理を行
うために、ステップS23で式8に従ってBoxの第1
のy座標y1からy座標yを求める。 y←y1=300 … (式8)
【0030】次いで、ステップS24で座標(x1
y)と座標(x2,y)をイメージバッファ44上にプ
ロットし、ステップS25でy軸方向にy座標値をイン
クリメントする(y←y+1)。次いで、ステップS2
6でインクリメントしたy座標yが第2のy座標y2
り大きいか(y>y2 )否かを判別し、y≦y2のとき
はプロットの途中であると判断してステップS24に戻
る。x>x2のときは図8に示すBox(矩形)イメー
ジバッファ44に描かれたと判断してステップS11に
戻る。
【0031】一方、上記ステップS11でCPU35か
らの命令の入力がEND命令「Esc E」のときはス
テップS27でフォントサイズFn(ここでは24ドッ
ト)毎にイメージバッファ44からプリンタ46に印字
データを出力して本フローの処理を終了する。
【0032】図9のフローによりイメージバッファ44
に図8に示すような円及びBoxが描かれる。そして、
デコーダ43は出力開始命令「Esc E:」をデコー
ドしたらイメージバッファ44内のデータを、プリンタ
特性情報記憶メモリ28に格納されている情報に基づい
てプリンタ46のドット/ライン長(ここでは24ドッ
ト/ライン)毎に切出して、出力プリンタ46のイメー
ジ出力のコマンドシーケンスを先頭に付加して出力バッ
ファ39に転送する。転送後、イメージバッファ44は
クリアする。
【0033】従って、出力プリンタ46の特性に応じ
て、プリンタ特性情報記憶メモリ28の内容を変更する
ようにすれば、アプリケーションは変更しないで、あら
ゆるプリンタへの対応が可能になる。また、出力バッフ
ァ39へ転送したデータは、プリンタドライバ45を経
由して、プリンタ46に出力され、期待通りの図形が描
かれる。
【0034】このように、本実施例では標準的なグラフ
ィック命令のコマンドシーケンスをデコードし、イメー
ジバッファ44に展開するとともに、プリンタ特性情報
記憶メモリ28に記憶されたプリンタのラインドット数
に基づいてイメージバッファ44内のイメージデータを
切出してプリンタ46に出力するようにしているので、
アプリケーション側は簡単なグラフィック命令を出力す
るだけでドットプリンタに対しても容易にグラフィック
の印刷を行うことができ、アプリケーションが、プリン
タの特性(プリンタ固有なコマンドシーケンス)を意識
することなく、ドットプリンタを含め、あるゆる種類の
プリンタへ、グラフィック命令を含む印刷を行うことが
可能になる。
【0035】また、アプリケーション側において多量の
データの出力は必要なくなるため、アプリケーションの
データ部の増大、処理スピードの劣化などの不具合を解
消することができる。
【0036】なお、本実施例では、グラフィックの円と
Boxを描く命令示したがこれは一例であって、その他
のグラフィック命令や、任意の大きさの文字を描く命令
等を増やしてもよいことは言うまでもない。なお、文字
を描く場合は、CG(computer gtaphic)−ROMを設
け、CG−ROMからイメージバッファへ文字パターン
の転送を行うようにすればよく、その他の処理について
は、本実施例と同様の処理によって実現できる。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、接続されるプリンタの
特性に合わせてプリンタ制御命令を変更して、接続され
ているプリンタを制御するようにしているので、アプリ
ケーションシプログラム側でプリンタの特性を意識した
仕様を作ることがなくなりアプリケーションの共通化、
開発効率化を図ることができるとともに、プリンタ側に
とってはあらゆるアプリケーションにそのまま印刷対応
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】プリンタ制御装置のブロック構成図である。
【図2】プリンタ制御装置のブロック構成図である。
【図3】プリンタ制御装置のプリンタ特性情報記憶メモ
リを示す図である。
【図4】プリンタ制御装置のブロック構成図である。
【図5】プリンタ制御装置の印字例を示す図である。
【図6】プリンタ制御装置のデータ変換演算処理のフロ
ーチャートである。
【図7】プリンタ制御装置のブロック構成図である。
【図8】プリンタ制御装置の印字例を示す図である。
【図9】プリンタ制御装置のイメージバッファへの展開
処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1〜3,31 応用ソフト 4〜6 データ論理的指令変換部 8〜10 プリンタの制御命令変換部 11〜13,22〜24,26 プリンタ 21 コンピュータ 25〜27,41 印刷制御装置 28〜30 プリンタ特性情報記憶メモリ 35 CPU 37 シーケンス変換テーブル 38 ポインタ変換器 42 シーケンステーブル 43 デコーダ 44 イメージバッファ 45 ドライバ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接続されるプリンタの特性情報を記憶す
    る特性情報記憶手段と、 前記特性情報記憶手段に記憶されたプリンタ特性情報に
    基づいてプリンタ制御命令をプリンタ固有の制御命令に
    変換して、接続されているプリンタを制御する制御手段
    と、を具備したことを特徴とするプリンタ制御装置。
JP4098751A 1992-03-24 1992-03-24 プリンタ制御装置 Pending JPH05274095A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4098751A JPH05274095A (ja) 1992-03-24 1992-03-24 プリンタ制御装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP4098751A JPH05274095A (ja) 1992-03-24 1992-03-24 プリンタ制御装置

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ID=14228167

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JP4098751A Pending JPH05274095A (ja) 1992-03-24 1992-03-24 プリンタ制御装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007160903A (ja) * 2005-12-16 2007-06-28 Kyocera Mita Corp 記憶具による内部プリンタ制御コード設定を行う画像形成装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007160903A (ja) * 2005-12-16 2007-06-28 Kyocera Mita Corp 記憶具による内部プリンタ制御コード設定を行う画像形成装置

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