JPH11291564A - 情報処理装置および方法、印刷システム、記憶媒体 - Google Patents

情報処理装置および方法、印刷システム、記憶媒体

Info

Publication number
JPH11291564A
JPH11291564A JP10104592A JP10459298A JPH11291564A JP H11291564 A JPH11291564 A JP H11291564A JP 10104592 A JP10104592 A JP 10104592A JP 10459298 A JP10459298 A JP 10459298A JP H11291564 A JPH11291564 A JP H11291564A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
capacity
divided
dividing
storage device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10104592A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiha Hiraike
孔羽 平池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP10104592A priority Critical patent/JPH11291564A/ja
Publication of JPH11291564A publication Critical patent/JPH11291564A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Record Information Processing For Printing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ホスト・コンピュータとプリンタ等により情
報を出力する情報処理装置および方法、印刷システム、
当該方法のプログラムを記憶した記憶媒体に関し、記憶
装置の検索の高速化を妨げないこと。 【解決手段】 セクタ番号0A〜0Eまでの5セクタは
分割前の第1のフォント・データ50Aを格納し、セク
タ番号2A〜2Gまでの7セクタは分割前の第2のフォ
ント・データ50Bを格納する。第1のフォント・デー
タ50Aを分割したもの51A、52A、53A、54
A、55A、56Aが、1A〜1Fの各セクタに6分割
格納されている。また、第2のフォント・データ50B
を分割したもの51B、52B、53B、54B、55
B、56B、57B、58Bが、3A〜3Hの各セクタ
に8分割格納されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は情報処理装置および
方法、印刷システム、並びに記憶媒体に関し、特に、双
方向性インターフェイスを介して接続されるホスト・コ
ンピュータとプリンタ等により情報を出力する情報処理
装置および方法、印刷システム、並びに当該方法のプロ
グラムを記憶した記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、文書等の印刷に使用するフォント
・データ等をプリンタ内部に格納する場合、RAM、F
lash ROM等のメモリ装置が用いられていた。
【0003】しかしながら、RAM等のメモリ装置を使
用した場合、プリンタの電源を切ることにより全データ
が失われ、電源投入後、再度ホスト・コンピュータから
プリンタに対してフォント・データ等を転送する必要が
あり不便であった。
【0004】一方、Flash ROM等の不揮発性メ
モリを使用した場合、プリンタの電源を切った後もデー
タが保持されるため、プリンタの電源投入後、直ちに利
用可能であるが、Flash ROMは非常に高価であ
り、大容量のデータを格納するには適していなかった。
【0005】そこで、プリンタの電源を切った後もデー
タを保持でき、プリンタの電源投入後、直ちに利用可能
であり、大容量のデータを格納するのにも適しているハ
ード・ディスクのような記憶装置が最適であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ハード
・ディスク上にデータを記憶した場合、データがディス
ク中に分散して格納されるため、データの読み出し時に
はRAMのような読み込み専用メモリを予め用意してお
き、ハード・ディスク上に分散されたデータを、一旦こ
のメモリ中に読み込まなければならなかった。
【0007】さらに、ハード・ディスク上に分散された
データを読み込むため、ハード・ディスクのヘッドのト
ラック/シリンダ間の移動回数が多くなり、データの読
み込みに時間がかかり印刷速度が低下するという課題が
あった。
【0008】そこで、本発明は上記の課題に鑑みてなさ
れたものであって、上記の課題を解決した情報処理装置
および方法、印刷システム、並びに記憶媒体を提供する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1の本発明装置は、外部処理装置より入力
されるコマンドに応じ、電源を供給されずに情報保持可
能な記憶装置に格納されるデータを使用して情報を出力
する情報処理装置において、前記記憶装置内の前記デー
タを所定容量の複数のデータに分割する分割手段と、分
割されたデータを前記記憶装置に格納する格納手段と、
前記記憶装置内の前記分割されたデータを読み出してメ
モリへ書き込む書き込み手段と、前記メモリ内の前記分
割されたデータを用いて情報を出力する出力手段とを備
えることを特徴とする。
【0010】ここで、請求項2の発明は、請求項1にお
いて、前記データはフォント・データであり、前記分割
手段により、分割された各データ毎に格納する文字数を
任意に設定するものである。
【0011】ここで、請求項3の発明は、請求項1にお
いて、前記データはフォント・データであり、前記分割
手段により、前記フォント・データを文字コード順、ま
たは文字の使用頻度順に分割するものである。
【0012】ここで、請求項4の発明は、請求項1ない
し3のいずれかにおいて、前記分割手段は、前記所定容
量を前記メモリの容量を超えない値に設定する容量設定
手段を備えるものである。
【0013】ここで、請求項5の発明は、請求項4にお
いて、前記容量設定手段は、前記メモリの増設容量に応
じて前記所定容量を増加させて更新する手段と、当該増
加に伴って前記分割されたデータを一旦削除し、前記更
新した容量の複数のデータに前記データを分割し直す手
段とを備えるものである。
【0014】ここで、請求項6の発明は、請求項1にお
いて、前記格納手段は、当該装置の電源投入直後または
遮断直前、または前記コマンドの待機時に前記分割され
たデータを前記記憶装置に格納するものである。
【0015】ここで、請求項7の発明は、請求項1にお
いて、前記分割手段および格納手段に、それぞれ当該分
割および格納を行うように指示する制御コマンドを前記
外部処理装置より入力する手段をさらに備え、前記制御
コマンドに応じて当該分割および格納を行うものであ
る。
【0016】また、上記の課題を解決するために、請求
項8の本発明方法は、外部処理装置より入力されるコマ
ンドに応じ、電源を供給されずに情報保持可能な記憶装
置に格納されるデータを使用して情報を出力する情報処
理方法において、前記記憶装置内の前記データを所定容
量の複数のデータに分割する分割ステップと、分割され
たデータを前記記憶装置に格納する格納ステップと、前
記記憶装置内の前記分割されたデータを読み出してメモ
リへ書き込む書き込みステップと、前記メモリ内の前記
分割されたデータを用いて情報を出力する出力ステップ
とを含むことを特徴とする。
【0017】ここで、請求項9の発明は、請求項8にお
いて、前記データはフォント・データであり、前記分割
ステップにおいて、分割された各データ毎に格納する文
字数を任意に設定するものである。
【0018】ここで、請求項10の発明は、請求項8に
おいて、前記データはフォント・データであり、前記分
割ステップにおいて、前記フォント・データを文字コー
ド順、または文字の使用頻度順に分割するものである。
【0019】ここで、請求項11の発明は、請求項8な
いし10のいずれかにおいて、前記分割ステップは、前
記所定容量を前記メモリの容量を超えない値に設定する
容量設定ステップを含むものである。
【0020】ここで、請求項12の発明は、請求項11
において、前記容量設定ステップは、前記メモリの増設
容量に応じて前記所定容量を増加させて更新するステッ
プと、当該増加に伴って前記分割されたデータを一旦削
除し、前記更新した容量の複数のデータに前記データを
分割し直すステップとを含むものである。
【0021】ここで、請求項13の発明は、請求項8に
おいて、前記格納ステップにおいて、当該装置の電源投
入直後または遮断直前、または前記コマンドの待機時に
前記分割されたデータを前記記憶装置に格納するもので
ある。
【0022】ここで、請求項14の発明は、請求項8に
おいて、前記記憶装置内の前記データを所定容量の複数
のデータに分割することと、前記分割されたデータを前
記記憶装置に格納することを指示する制御コマンドを前
記外部処理装置より入力するステップをさらに備え、前
記制御コマンドに応じて前記分割ステップと前記格納ス
テップを行うものである。
【0023】また、上記の課題を解決するために、請求
項15の本発明記録媒体は、請求項8ないし14のいず
れかに記載の各ステップを含むことを特徴とするプログ
ラムを記憶したものである。
【0024】また、上記の課題を解決するために、請求
項16の本発明システムは、ホスト装置より入力される
コマンドに応じ、電源を供給されずに情報保持可能な記
憶装置に格納されるデータを使用して情報を印刷する印
刷システムにおいて、前記記憶装置内の前記データを所
定容量の複数のデータに分割する分割手段と、分割され
たデータを前記記憶装置に格納する格納手段と、前記記
憶装置内の前記分割されたデータを読み出してメモリへ
書き込む書き込み手段と、前記メモリ内の前記分割され
たデータを用いて情報を印刷する印刷手段とを備えるこ
とを特徴とする。
【0025】ここで、請求項17の発明は、請求項16
において、前記データはフォント・データであり、前記
分割手段により、分割された各データ毎に格納する文字
数を任意に設定するものである。
【0026】ここで、請求項18の発明は、請求項16
ないし18のいずれかにおいて、前記データはフォント
・データであり、前記分割手段により、前記フォント・
データを文字コード順、または文字の使用頻度順に分割
するものである。
【0027】ここで、請求項19の発明は、請求項16
ないし18のいずれかにおいて、前記分割手段は、前記
所定容量を前記メモリの容量を超えない値に設定する容
量設定手段を備えるものである。
【0028】ここで、請求項20の発明は、請求項19
において、前記容量設定手段は、前記メモリの増設容量
に応じて前記所定容量を増加させて更新する手段と、当
該増加に伴って前記分割されたデータを一旦削除し、前
記更新した容量の複数のデータに前記データを分割し直
す手段とを備えるものである。
【0029】ここで、請求項21の発明は、請求項16
において、前記格納手段は、印刷装置の電源投入直後ま
たは遮断直前、または前記コマンドの待機時に前記分割
されたデータを前記記憶装置に格納するものである。
【0030】ここで、請求項22の発明は、請求項16
において、前記分割手段および格納手段に、それぞれ当
該分割および格納を行うように指示する制御コマンドを
前記外部処理装置より印刷装置に入力する手段をさらに
備え、前記制御コマンドに応じて当該分割および格納を
行うものである。
【0031】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態の構成につい
て説明する前に、本発明の実施の形態を適用するのに好
適なレーザ・ビーム・プリンタの概略構成について、図
1を参照しながら説明する。
【0032】図1は本発明を適用可能な情報処理装置の
一例の構成を示す断面図であり、ここでは例えば、文書
情報を出力するレーザ・ビーム・プリンタ(LBP)の
場合を示している。
【0033】なお、本発明が適用される情報処理装置と
してのプリンタは、レーザ・ビーム・プリンタに限られ
るものではなく、インク・ジェット・プリンタ等の他の
方式のプリンタでも良いことは言うまでもない。
【0034】図1において、1000はLBP本体であ
り、外部に接続されているホスト・コンピュータから供
給される印刷情報(文字コード等)やフォント/フォー
ム情報、あるいはマクロ命令等を入力して記憶するとと
もに、それらの情報に従って対応する文字パターンやフ
ォーム・パターン等を生成し、記録媒体である記録紙等
に像を形成する。
【0035】1012はユーザの操作のためのスイッチ
およびLED表示器等が配されている操作パネルであ
る。1001はプリンタ制御ユニットであり、レーザ・
ビーム・プリンタ本体(以下、LBPと記す)1000
全体の制御や、ホスト・コンピュータから供給される文
字情報等の解析を行う。このプリンタ制御ユニット10
01は、印刷情報から文字パターンやフォーム・パター
ン等を生成し、ビデオ信号に変換してレーザ・ドライバ
1002に出力する。レーザ・ドライバ1002は半導
体レーザ1003を駆動するための回路であり、半導体
レーザ1003から照射されるレーザ光1004を、入
力されたビデオ信号に応じてオン・オフ切り換えするも
のである。
【0036】レーザ光1004は回転多面鏡1005に
より左右方向に偏光され、静電ドラム(感光ドラム)1
006上を走査露光する。これにより、静電ドラム10
06上には文字パターンの静電潜像が形成されることに
なる。この潜像は、静電ドラム1006の近傍に配設さ
れた現像ユニット1007により現像された後、記録紙
に転写される。この記録紙にはカット・シート記録紙を
用い、カット・シート記録紙はLBP1000に装着し
た用紙カセット1008に収納され、給紙ローラ100
9および搬送ローラ1010と搬送ローラ1011とに
より、装置内に取り込まれて、静電ドラム1006に供
給される。
【0037】またLBP1000には、カード・スロッ
ト(図示せず)を少なくとも1個以上備え、内蔵フォン
トに加えてオプション・フォント・カード、言語系の異
なる制御カード(エミュレーション・カード)を接続で
きるように構成されている。
【0038】図2は本発明の実施の形態を示すプリンタ
制御システム(印刷システム)の構成を説明するブロッ
ク図である。ここでは、図1のレーザ・ビーム・プリン
タを使用する例について説明する。
【0039】図2において、2100はホスト・コンピ
ュータであり、CPU2001を備える。CPU200
1の制御により、ROM2003のプログラムROM2
300に記憶された文書処理プログラム等に基づいて、
図形、イメージ、文字、表(表計算等を含む)等が混在
した文書処理を実行すると共に、システム・バス200
4に接続される各デバイスを総括的に制御する。
【0040】また、このROM2003のプログラムR
OM2300にはCPU2001の制御プログラム等を
記憶し、ROM2003のフォントROM2302には
上記文書処理の際に使用するフォント・データ等を記憶
する。2002はRAMであり、CPU2001のメイ
ン・メモリ、ワーク・エリア等として機能する。200
5はキーボード・コントローラ(KBC)であり、キー
ボード2009やポインティング・デバイス(図示せ
ず)からのキー入力を制御する。
【0041】2006はCRTコントローラ(CRT
C)であり、CRTディスプレイ(CRT)2010に
よる表示を制御する。2007はメモリ・コントローラ
(MC)であり、ブート・プログラム、種々のアプリケ
ーション、フォント・データ、ユーザ・ファイル、編集
ファイル等を記憶するハード・ディスク(HD)、フロ
ッピー・ディスク(FD)等の外部記憶装置2011と
のアクセスを制御する。2008はプリンタ・コントロ
ーラ(PRTC)であり、所定の双方向性インタフェー
ス2021を介してLBP1000に接続され、LBP
1000との通信制御処理を実行する。
【0042】なお、CPU2001は、例えばRAM2
002上に設定された表示情報RAMへのアウトライン
・フォントの展開(ラスタライズ)処理を実行し、CR
T2010上でのWYSIWYGを実現可能としてい
る。また、CPU2001は、CRT2010上のマウ
スカーソル(図示せず)等で指示されたコマンドに基づ
いて、登録された種々のウインドウを開き、種々のデー
タ処理を実行することができる。
【0043】LBP1000において、2012はプリ
ンタCPUであり、ROM2013のプログラムROM
2310に記憶された制御プログラム等、あるいは外部
記憶装置2014に記憶された制御プログラム等に基づ
いて、システム・バス2015に接続される各種のデバ
イスとのアクセスを総括的に制御し、印刷部インタフェ
ース2016を介して接続される印刷部(プリンタ・エ
ンジン)2017に出力情報としてのビデオ信号を出力
する。
【0044】また、このROM2013のプログラムR
OM2310には、後述する図3、図7、図8、図1
1、図12のフロー・チャートで示されるようなCPU
2012の制御プログラム等を記憶する。
【0045】CPU2012は入力部2018を介して
ホスト・コンピュータ2100との通信処理が可能とな
っており、LBP1000内の情報等をホスト・コンピ
ュータ2100に通知可能に構成されている。
【0046】2020はCPU2012のメイン・メモ
リ、ワーク・エリア等として機能するRAMであり、図
示しない増設ポートに接続されるオプションRAMの増
設によりメモリ容量を拡張することができるように構成
されている。なお、RAM2020は、出力情報展開領
域(フレーム・バッファ2024)、環境データ格納領
域2025、受信バッファ2026等のワーク・エリア
として用いられる。受信バッファ2026には、ホスト
・コンピュータ2100からインタフェース2021を
介して受信した印刷データ(プリンタ制御コード“ペー
ジ記述言語”3000)が格納される。
【0047】外部記憶装置2014は、フォント・デー
タ、フォーム・データ、マクロ・データ等のデータを記
憶するための外部記憶装置であり、ハード・ディスク
(HD)2030等の記憶媒体のドライブ装置を含んで
構成され、メモリ・コントローラ(MC)2019によ
りアクセスを低速で制御される。
【0048】また、外部記憶装置2014は1台に限ら
ず、少なくとも1台を含めば良いが、ハード・ディスク
・ドライブに限らず、データの書き込み/読み出しが可
能な記憶媒体をドライブする他の記憶装置を複数含んで
も良い。これら記憶装置は、上述のデータに加えて言語
系の異なるプリンタ制御コード3000を解釈するプロ
グラムを格納するように構成されていても良い。
【0049】1012は前述した操作パネルであり、ユ
ーザの操作のためのスイッチおよびLED表示器等が備
えられている。
【0050】さらに、NVRAM(図示せず)をさらに
備え、操作パネル1012からのプリンタ・モード設定
情報を記憶するように構成しても良い。
【0051】(第1の実施の形態)本実施の形態では、
ホスト・コンピュータ2100から転送された、種々コ
マンドを含むプリンタ制御コード3000を受信して印
刷出力を行う印刷装置(LBP1000)に本発明を適
応した例について説明する。
【0052】図3はLBP1000の処理の概略につい
て説明するためのフロー・チャートである。
【0053】なお、本実施の形態ではホスト・コンピュ
ータ2100からプリンタ制御コード3000を受信す
ると、CPU2012に割り込みがかかり、プリンタ制
御コード3000をRAM2020上の受信バッファ2
026へと格納する。
【0054】つまり、図3の処理と並行して受信処理が
行われる。ただし、この受信処理自体に本願の特徴があ
るわけではないので、ここではその説明を省略する。
【0055】LBP1000はプリンタ制御コード30
00が入力されると、ステップS30のデータ入力待ち
状態からステップS31に分岐し、プリンタ制御コード
入力処理を行う。次に、ステップS32では入力された
プリンタ制御コード3000のコマンドを解析し、ステ
ップS33において各コマンドに従った処理に分岐す
る。
【0056】排紙コマンドを解析した場合は、ステップ
S34において文字描画処理(詳細については後述)を
行った後、ステップS35においてフレーム・バッファ
2042の記憶内容をビデオ信号に変換し、ステップS
36において出力情報としてのビデオ信号を印刷部(プ
リンタ・エンジン)2017に転送して印刷を行い、ス
テップS37において用紙を排紙する。
【0057】また、その他のコマンドが解析された場
合、ステップS33からステップS39に分岐して各コ
マンドに従った描画処理を行い、フレーム・バッファ2
024上に印刷イメージを形成する。
【0058】ハード・ディスク2030に格納するデー
タは、プリンタ制御コード3000を介してホスト・コ
ンピュータ2100から転送され、LBP1000はこ
のコマンドを受信した後、コマンドに添付されているデ
ータをハード・ディスク2030に格納する処理を行
う。この格納処理自体に本願の特徴があるわけではない
ので、ここではその説明を省略する。
【0059】ところで、磁気ディスクの初期化直後のデ
ータ書き込み/読み出しは、一般的に磁気ディスク内の
連続した領域で行われるために、書き込み/読み出しに
よって磁気ヘッドによる検索に余分な負荷はかからな
い。しかし、日々更新される磁気ディスクの記憶内容
は、データの部分的な追加/削除/修正が頻繁に行われ
る度に幅広い領域にわたってデータが何度も書かれたり
削除されたりするため、初めは連続していたデータが磁
気ディスク中に離散して配置される。したがって、使用
するにつれて、データの書き込み/読み出しを行う磁気
ヘッドのトラック/シリンダ間移動が多くなり、アクセ
ス速度が極端に遅くなるという現象が発生する。
【0060】ハード・ディスク2030の構成について
図4を参照して説明する。
【0061】なお、本願はハード・ディスク2030の
構成そのものに特徴を有するのではなく、ハード・ディ
スク2030内のフォント・データの格納方法に特徴を
有するので、本実施の形態では一般的なハード・ディス
クの構成について説明する。図4に示したディスク構成
に限らず、本発明を適用することができるのは勿論であ
る。
【0062】また、本実施の形態では、ハード・ディス
ク2030の構成において、説明の便宜上ディスクのサ
イド数を1サイド、1シリンダ当たりのトラック数を1
トラック、トラック番号を0〜3の4トラック、1トラ
ック当たりのセクタ番号をA〜Hの8セクタ、1クラス
当たりのセクタ数を1セクタ、1セクタ当たりの容量を
1Mバイトとして図4に示した。
【0063】図4において、ディスクの外周側のFAT
はファイル・アロケーション・テーブルである。
【0064】次に、このハード・ディスク2030中に
フォント・データを格納した例について、図5を参照し
て説明する。
【0065】図5の斜線部分はフォント・データが格納
されている領域を示し、第1のフォント・データ50A
はセクタ番号0A〜0Eの斜線部分の5セクタに格納さ
れており、総データ容量は4.8Mバイトである。ま
た、第2のフォント・データ50Bはセクタ番号2A〜
2Gの斜線部分の6セクタに格納されており、総データ
容量は6.7Mバイトである。
【0066】なお、図5では第1のフォント・データ5
0A、第2のフォント・データ50B共に連続したセク
タ空間上にデータが配置された場合について示して説明
しているが、ハード・ディスク2030上でデータの部
分的な追加/削除/修正が頻繁に行われ、その度に幅広
い領域にわたってセクタを最小単位としてデータが何度
も書かれたり削除されたりする。このため、両フォント
・データ50A、50Bはハード・ディスク2030中
の離散したセクタに配置されている場合もある。
【0067】ところで、図5に示した第1のフォント・
データ50Aと第2のフォント・データ50Bは、それ
ぞれ図6にフォント・データ6000で示されるような
データ構造になっている。
【0068】フォント・データ6000は、ヘッダ部6
001、ポインタ部6002、データ部6003から構
成される。ヘッダ部6001には総文字数が格納され、
ポインタ部6002には、各文字データへのポインタ値
(ポインタ1〜n)が格納される。
【0069】また、各文字データ1〜nを格納するデー
タ部6003は、ビット・マップ・データのサイズ情
報、ビット・マップ・パターンのデータ・サイズ、パタ
ーン幅情報とパターン高情報、印字指定位置からビット
・マップの左上の位置までのオフセット値(X方向とY
方向)、文字ピッチ、各文字の圧縮形式を判別するため
の圧縮情報が格納されるパターン・ヘッダ部6004
と、パターン・データが格納されるパターン部6005
とから構成されている。
【0070】パターン部6005にはビット・マップ・
フォント、もしくはアウトライン・フォントのどちらが
格納されていても良いものとする。
【0071】ポインタ部6002は、ヘッダ部6001
の総文字数分のポインタから構成されているため、フォ
ント・データ6000がJIS X0208に準拠した
文字コード分のポインタを格納していれば、0x212
1から0x7E7Eまでの全8836文字分のポインタ
を格納していることになる。
【0072】さらに、データ部6003には同文字数分
のパターン・ヘッダ部6004、およびパターン部60
05が存在するため、そのデータ容量は膨大なものとな
り、一般的に1書体当たりのデータ容量が4M〜5Mバ
イトになる場合もある。
【0073】次に、図3のステップS34における文字
印字処理を図7のフロー・チャートを参照して説明す
る。
【0074】まず、ステップS70において、プリンタ
制御コード3000中の印字コマンドを検索する。続く
ステップS71では印字コマンドが無ければ文字印字処
理を終了するが、印字コマンドが存在する場合はステッ
プS72以降に分岐し、この印字コマンドにより指定さ
れている文字コードより該当するポインタ部6002を
検索し、ステップS73においてポインタ値の読み込み
を行う。
【0075】続くステップS74では、読み込んだポイ
ンタ値よりデータ部6003を検索し、ステップS75
においてパターン・ヘッダ部6004とパターン部60
05の読み込みを行った後、ステップS76において文
字パターンの生成を行う。ステップS76の文字パター
ン生成処理では、文字パターンがビット・マップ・フォ
ントで、なおかつデータに圧縮が施されている場合には
データ伸長を行う。また、文字パターンがアウトライン
・フォントの場合には、文字の輪郭座標データより印字
コマンドで指定された文字サイズにスケーリングする。
【0076】ステップS76で生成した文字パターン
は、ステップS77においてRAM2020上のフレー
ム・バッファ2024に描画され、印字イメージが形成
される。
【0077】以上のように、プリンタ制御コード300
0中の印字コマンドにより印字指定された全文字を描画
するまで、ステップS70〜S77の処理が繰り返され
る。
【0078】なお、フォント・データ6000はハード
・ディスク2030中に格納されており、ステップS7
2〜S75の各ステップにおいてデータ検索と読み込み
のためにハード・ディスク2030へのアクセスが発生
し、ハード・ディスク200のヘッドがトラック/シリ
ンダ間を何度も移動してタイム・ロスが発生することに
より、印刷速度の低下が起きる。
【0079】そこでこれらの問題を回避するために、全
フォント・データ6000を文字印字処理開始前にハー
ド・ディスク2030からフォント・データ読み込み専
用RAM2028へ読み込んでおき、文字印字処理時に
はRAM2028上のフォント・データを用いるという
方法もある。しかし、フォント・データ6000は1書
体当たりのデータ容量が4M〜5Mバイトもあるため
に、読み込み専用RAM2028もこの容量分を用意し
ておかなければならないため、非効率的である。
【0080】これらの問題を解決すべく、本実施の形態
ではハード・ディスク2030へのアクセス回数を削減
でき、かつフォント・データ6000の読み込み専用R
AM2028も少容量で済む方法について図8のフロー
・チャートを参照して説明する。
【0081】本実施の形態は、ハード・ディスク203
0内のデータを予め最適な大きさに分割してハード・デ
ィスク2030中に格納しておく機能を備えることによ
り、データの読み込み時には分割されたデータを用いる
ようにすることで、読み込み時の処理負荷であるハード
・ディスク2030のヘッドのトラック/シリンダ間移
動を削減し、高速読み出しを実現するように構成したも
のである。
【0082】すなわち、図8のフロー・チャートでは、
文字印字処理開始前にフォント・データ6000を複数
のデータに分割してハード・ディスク2030中に格納
しておき、文字印字処理中にはこの分割フォント・デー
タを読み込み専用RAM2028上へ読み込んで使用す
ることにより、ハード・ディスク2030へのアクセス
回数を削減し、なおかつ読み込み専用RAMを少容量で
済ませることが可能となる。読み込み専用RAM202
8は、RAM2020の一部を割り当てて用いる。
【0083】まず、ステップS80においてフォント・
データ6000の分割サイズの設定を行う。ステップS
80の設定処理において、後述の図9に示す分割フォン
ト・データ9000のデータ・サイズは、読み込み専用
RAM2028の容量に応じて最適に決定されるが、分
割サイズには固定値を用いる。
【0084】次に、ステップS81以降で分割を行う
が、ステップS81において全フォント・データを分割
し終ったと判断すると分割処理を終了する。分割が終わ
っていなければ、ステップS82以降において、設定し
た分割サイズに応じてフォント・データ6000を分割
していく。
【0085】ステップS82ではステップS80で設定
されたサイズに応じてフォント・データ6000を実際
に分割するわけであるが、その分割結果については図9
を参照して説明する。続くステップS83において、分
割された分割フォント・データ9000をハード・ディ
スク2030中へ書き込む。
【0086】ステップS84で書き込みに成功したと判
断した場合はステップS81に戻って次の分割作業を開
始するが、ハード・ディスク2030上の空きメモリ不
足により書き込みに失敗したと判断した場合、ステップ
S85に分岐して今までハード・ディスク2030上に
書き込んだ分割フォント・データの全削除を行い、以上
の分割処理を終了する。
【0087】以上説明した図8の分割処理は、分割前の
元データであるフォント・データ6000は残したま
ま、ハード・ディスク2030上の未使用領域上に分割
フォント・データ9000を格納し、分割フォント・デ
ータ9000を格納する領域が不足している場合には、
非分割データであるフォント・データ6000を用いて
印字処理を行うものである。
【0088】また、図8の分割処理は、LBP1000
の電源投入直後または遮断直前、またはLBP1000
が印刷制御コマンドを受信していないアイドル時(待機
時)のいずれで行っても良い。
【0089】さらに、フォント・データの分割処理を行
うための印刷制御コマンドをLBP1000が備え、ホ
スト・コンピュータ2100からこの印刷制御コマンド
がLBP1000に対し転送された場合にも図8の分割
処理が行われるものとする。
【0090】次に、図8の分割処理にて得られた分割フ
ォント・データ9000について図9を参照して説明す
る。
【0091】分割フォント・データ9000はフォント
・データ6000を複数に分割したものであるが、フォ
ント・データ6000中のパターン部6005は、各文
字によってそのデータ容量が異なるため、読み込み専用
RAM2028に割り当てられた容量内に格納可能な文
字数も変化し、図9のように各分割フォント・データ9
000は、最小で658文字、最大で1410文字と格
納する総文字数が異なる。
【0092】なお、図9は、JIS X0208に準拠
した文字コードについて0x2121から0x427E
までを、読み込み専用RAM2028の容量に格納しき
れるような文字数にて文字コード順に分割した場合の例
を示す。しかし、この格納方法に限らず、文字の使用頻
度の高いもの、あるいは低いものから順に分割して格納
しても良い。
【0093】図10は、図9の分割フォント・データ9
000をハード・ディスク2030上に格納した例を示
す。
【0094】図10において、セクタ番号0A〜0Eま
での5セクタは分割前の元データである第1のフォント
・データ50Aを格納し、セクタ番号2A〜2Gまでの
7セクタは元データである第2のフォント・データ50
Bを格納する。
【0095】第1のフォント・データ50Aを分割した
もの51A、52A、53A、54A、55A、56A
が、1A〜1Fの各セクタに6分割格納されている。ま
た、第2のフォント・データ50Bを分割したもの51
B、52B、53B、54B、55B、56B、57
B、58Bが、3A〜3Hの各セクタに8分割格納され
ている。
【0096】ここで、読み込み専用RAM2028のメ
モリ容量を1Mバイトとしたため、分割フォント・デー
タ9000は1Mバイト単位である1セクタ毎に分割さ
れている。
【0097】また、1Mバイト単位での分割処理により
剰余部分が発生し、分割フォント・データ9000が占
有するセクタの合計容量14Mバイトは、元データであ
る第1および第2のフォント・データ50A,Bが占有
したセクタの合計のデータ容量12Mバイトを上回る。
【0098】本実施の形態では、図8,図9,図10を
参照して説明した分割フォント・データ9000を用い
ることにより、図7の文字印字処理を図11のフロー・
チャートで示されるような処理工程に置き換えることが
でき、データ検索と読み込みのためのハード・ディスク
2030へのアクセス回数を削減するものである。
【0099】まず、ステップS110において、プリン
タ制御コード3000中の印字コマンドを検索する。ス
テップS111では印字コマンドの有無を判断し、印字
コマンドが無ければ文字印字処理を終了する。
【0100】印字コマンドが有ればステップS112以
降に分岐し、この印字コマンドにより指定されている文
字コードに基づいて該当する分割フォント・データ90
00をハード・ディスク2030から読み込み専用RA
M2028へと読み込む。
【0101】次に、ステップS113において、RAM
2028上に読み込んだ分割フォント・データ9000
からポインタ部6002を検索し、ステップS114で
は該当するポインタ値からデータ部6003を検索す
る。続くステップS115では、検索されたパターン・
ヘッダ部6004とパターン部6005より文字パター
ンを生成する。文字パターンを生成すると、ステップS
116でRAM2020上のフレーム・バッファ202
4へ文字パターンを描画することにより、印刷イメージ
が形成される。
【0102】以上のように図11の処理により、ステッ
プS112において印字コマンドにより指定されている
文字コードに該当する分割フォント・データをRAM2
028上に読み込み、これ以降はRAM2028上の分
割フォント・データを用いて文字パターンの生成および
描画を行うことにより、ハード・ディスク2030への
アクセス回数が削減されてヘッドのトラック/シリンダ
間移動を軽減するので、印刷速度の低下を防いで高速読
み出しを実現することができる。
【0103】(第2の実施の形態)上記第1の実施の形
態では、読み込み専用メモリ2028に固定値の容量を
割り当てる場合について説明したが、本実施の形態で
は、RAM2020の空きメモリ容量に応じて読み込み
専用メモリ2028への割り当て容量を変化させること
により、分割フォント・データ9000のデータ・サイ
ズの最適化を行う場合について説明する。
【0104】第1の実施の形態における図11のステッ
プS112では、印字コマンドにより指定されている文
字コードが変わる度に分割フォント・データ9000を
RAM2028上に読み込まなければならない。しか
し、1文字前に印字した文字コードのデータと、これか
ら印字する文字コードのデータが同一の分割フォント・
データ9000中に存在する場合にはステップS112
で分割フォント・データ9000の再読み込みを行う必
要がない。このような場合には、ハード・ディスク20
30への再アクセスによるタイム・ロスが軽減される。
【0105】そのため、より多くの文字数で構成された
分割フォント・データ9000を用いることにより、ハ
ード・ディスク2030へのアクセスによるタイム・ロ
スが軽減されるが、前述の第1の実施の形態における図
8のフロー・チャートのステップS80では、読み込み
専用RAM2028への割り当て容量に固定値を用いて
いたため、分割フォント・データ9000の各データ・
サイズにも同様の固定値が用いられ、分割フォント・デ
ータ9000の文字数の構成を変更することができなか
った。
【0106】そこで本実施の形態では、LBP1000
にオプションRAMを増設してRAM2020のメモリ
容量を拡張した場合に、読み込み専用RAM2028へ
の割り当て容量もこれに応じて変更し、割り当てを拡張
することにより、より多くの文字数で分割フォント・デ
ータ9000を構成させ、フォント・データ6000の
総分割数を減少させるようにした。
【0107】以下、第2の実施の形態について図12の
フロー・チャートを参照して説明する。
【0108】まず、ステップS120において、LBP
1000のRAM2020中の空き容量の検索を行う。
【0109】続いて、ステップS120で検索された空
き容量から、ステップS121において読み込み専用R
AM2028への割り当て容量を設定する。ここでは、
RAM2020中の空き容量からRAM2028に割り
当てる割合を予め設定しておく方法を用いる。例えば、
RAM2028への割り当てを50パーセントと設定し
ておき、RAM2020の空き容量が4Mバイト存在す
る場合には、4Mバイト×0.50=2Mバイトとす
る。
【0110】ステップS121の処理によりフォント・
データ6000の分割サイズを設定すると、ステップS
81〜S85においてフォント・データ6000の分割
処理を行う。これらステップS81〜S85の処理は図
8のステップS81〜S85の処理と同一であるため、
ここでは説明を省略する。
【0111】次に、RAM2028への割り当てを2M
バイトに拡張した時の分割フォント・データ9000の
ハード・ディスク2030への格納例について、図13
を参照して説明する。
【0112】第1の実施の形態における図10では、分
割フォント・データ9000の分割サイズは1Mバイト
であり、第1のフォント・データ50Aは1A〜1Fの
6セクタに6分割され、第2のフォント・データ50B
は3A〜3Hの8セクタに8分割された。
【0113】しかし、本実施の形態ではフォント・デー
タ6000の分割サイズを2Mバイトに拡張したことに
より、分割データはハード・ディスク2030上で2セ
クタに跨って格納される。すなわち分割サイズが2Mバ
イトであるため、図13に示す通り、第1のフォント・
データ50Aを3分割したもの61A、62A、63A
は、1A〜1Bの2セクタと1C〜1Dの2セクタと1
E〜1Fの2セクタの合計6セクタに跨る。また、第2
のフォント・データ50Bを4分割したもの61B、6
2B、63Bは、64Bは、3A〜3Bの2セクタと3
C〜3Dの2セクタと3E〜3Fの2セクタと3G〜3
Hの2セクタの合計6セクタに跨る。
【0114】このように、RAM2020中の空き容量
から読み込み専用メモリ2028への割り当て容量の設
定を変更することにより、フォント・データ6000の
分割数を削減でき、分割フォント・データ9000への
アクセス回数を低減できるため、高速印刷を可能とする
ことができる。
【0115】なお、図12の処理はLBP1000の電
源投入直後または遮断直前、またはLBP1000が印
刷制御コマンドを受信していないアイドル時(待機時)
のどいずれで行って行っても良い。
【0116】さらに、フォント・データの分割処理を行
うための印刷制御コマンドをLBP1000が備え、こ
の印刷制御コマンドがホスト・コンピュータ2100か
らLBP1000に対し転送された場合にも行われるも
のとする。
【0117】また、上記の処理を実施する際に、すでに
分割フォント・データ9000が存在する場合には、こ
の分割フォント・データ上記の処理の全削除を行った後
で上記の処理を実施することにより、分割前の元データ
が同一であるような分割フォント・データが複数存在す
るのを防止することができる。
【0118】なお、本発明は、複数の機器から構成され
るシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適
用しても良い。また、本発明はシステム或は装置にプロ
グラムを供給することによって達成される場合にも適用
できることは言うまでもない。この場合、本発明を達成
するためのソフトウエアによって表されるプログラムを
格納した記憶媒体を該システム或は装置に読み出すこと
によって、そのシステム或は装置が、本発明の効果を享
受することが可能となる。
【0119】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、記
憶装置内のデータを予め最適な大きさに分割して記憶装
置中に格納しておく機能を備え、記憶装置からメモリへ
のデータの読み込み時には分割格納されたデータを用い
ることで、読み込み時の処理負荷である記憶装置の検索
回数を軽減し、高速読み出しを可能とすることができる
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用可能な情報処理装置の一例である
レーザ・ビーム・プリンタの構成を示す断面図である。
【図2】本発明を適用可能なプリンタ制御システムの構
成を説明するブロック図である。
【図3】LBP1000の処理の概略について説明する
フロー・チャートである。
【図4】ハード・ディスクの構成図である。
【図5】ハード・ディスクのフォント・データ格納例を
示す説明図である。
【図6】フォント・データの構成図である。
【図7】従来の文字印字処理の制御を示すフロー・チャ
ートである。
【図8】本発明の第1の実施の形態におけるフォント・
データの分割処理の制御を示すフロー・チャートであ
る。
【図9】本発明の第1の実施の形態における分割フォン
ト・データの構成図である。
【図10】本発明の第1の実施の形態における分割フォ
ント・データのデータ格納例を示す説明図である。
【図11】本発明の第1の実施の形態における文字印字
処理の制御を示すフロー・チャートである。
【図12】本発明の第2の実施の形態におけるフォント
・データの分割処理の制御を示すフロー・チャートであ
る。
【図13】本発明の第2の実施の形態における分割フォ
ント・データのデータ格納例を示す説明図である。
【符号の説明】
2001 CPU 2002 RAM 2003 ROM 2004 システム・バス 2005 KBC 2006 CRTC 2007 MC 2008 PRTC 2010 CRT 2011 外部記憶装置 2012 CPU 2021 双方向I/Fケーブル 2100 ホスト・コンピュータ

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部処理装置より入力されるコマンドに
    応じ、電源を供給されずに情報保持可能な記憶装置に格
    納されるデータを使用して情報を出力する情報処理装置
    において、 前記記憶装置内の前記データを所定容量の複数のデータ
    に分割する分割手段と、 分割されたデータを前記記憶装置に格納する格納手段
    と、 前記記憶装置内の前記分割されたデータを読み出してメ
    モリへ書き込む書き込み手段と、 前記メモリ内の前記分割されたデータを用いて情報を出
    力する出力手段とを備えることを特徴とする情報処理装
    置。
  2. 【請求項2】 前記データはフォント・データであり、 前記分割手段により、分割された各データ毎に格納する
    文字数を任意に設定することを特徴とする請求項1に記
    載の情報処理装置。
  3. 【請求項3】 前記データはフォント・データであり、 前記分割手段により、前記フォント・データを文字コー
    ド順、または文字の使用頻度順に分割することを特徴と
    する請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 【請求項4】 前記分割手段は、 前記所定容量を前記メモリの容量を超えない値に設定す
    る容量設定手段を備えることを特徴とする請求項1ない
    し3のいずれかに記載の情報処理装置。
  5. 【請求項5】 前記容量設定手段は、 前記メモリの増設容量に応じて前記所定容量を増加させ
    て更新する手段と、 当該増加に伴って前記分割されたデータを一旦削除し、
    前記更新した容量の複数のデータに前記データを分割し
    直す手段とを備えることを特徴とする請求項4に記載の
    情報処理装置。
  6. 【請求項6】 前記格納手段は、 当該装置の電源投入直後または遮断直前、または前記コ
    マンドの待機時に前記分割されたデータを前記記憶装置
    に格納することを特徴とする請求項1に記載の情報処理
    装置。
  7. 【請求項7】 前記分割手段および格納手段に、それぞ
    れ当該分割および格納を行うように指示する制御コマン
    ドを前記外部処理装置より入力する手段をさらに備え、 前記制御コマンドに応じて当該分割および格納を行うこ
    とを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  8. 【請求項8】 外部処理装置より入力されるコマンドに
    応じ、電源を供給されずに情報保持可能な記憶装置に格
    納されるデータを使用して情報を出力する情報処理方法
    において、 前記記憶装置内の前記データを所定容量の複数のデータ
    に分割する分割ステップと、 分割されたデータを前記記憶装置に格納する格納ステッ
    プと、 前記記憶装置内の前記分割されたデータを読み出してメ
    モリへ書き込む書き込みステップと、 前記メモリ内の前記分割されたデータを用いて情報を出
    力する出力ステップとを含むことを特徴とする情報処理
    方法。
  9. 【請求項9】 前記データはフォント・データであり、 前記分割ステップにおいて、分割された各データ毎に格
    納する文字数を任意に設定することを特徴とする請求項
    8に記載の情報処理方法。
  10. 【請求項10】 前記データはフォント・データであ
    り、 前記分割ステップにおいて、前記フォント・データを文
    字コード順、または文字の使用頻度順に分割することを
    特徴とする請求項8に記載の情報処理方法。
  11. 【請求項11】 前記分割ステップは、 前記所定容量を前記メモリの容量を超えない値に設定す
    る容量設定ステップを含むことを特徴とする請求項8な
    いし10のいずれかに記載の情報処理方法。
  12. 【請求項12】 前記容量設定ステップは、 前記メモリの増設容量に応じて前記所定容量を増加させ
    て更新するステップと、 当該増加に伴って前記分割されたデータを一旦削除し、
    前記更新した容量の複数のデータに前記データを分割し
    直すステップとを含むことを特徴とする請求項11に記
    載の情報処理方法。
  13. 【請求項13】 前記格納ステップにおいて、 当該装置の電源投入直後または遮断直前、または前記コ
    マンドの待機時に前記分割されたデータを前記記憶装置
    に格納することを特徴とする請求項8に記載の情報処理
    方法。
  14. 【請求項14】 前記記憶装置内の前記データを所定容
    量の複数のデータに分割することと、前記分割されたデ
    ータを前記記憶装置に格納することを指示する制御コマ
    ンドを前記外部処理装置より入力するステップをさらに
    備え、 前記制御コマンドに応じて前記分割ステップと前記格納
    ステップを行うことを特徴とする請求項8に記載の情報
    処理方法。
  15. 【請求項15】 請求項8ないし14のいずれかに記載
    の各ステップを含むことを特徴とするプログラムを記憶
    した記憶媒体。
  16. 【請求項16】 ホスト装置より入力されるコマンドに
    応じ、電源を供給されずに情報保持可能な記憶装置に格
    納されるデータを使用して情報を印刷する印刷システム
    において、 前記記憶装置内の前記データを所定容量の複数のデータ
    に分割する分割手段と、 分割されたデータを前記記憶装置に格納する格納手段
    と、 前記記憶装置内の前記分割されたデータを読み出してメ
    モリへ書き込む書き込み手段と、 前記メモリ内の前記分割されたデータを用いて情報を印
    刷する印刷手段とを備えることを特徴とする印刷システ
    ム。
  17. 【請求項17】 前記データはフォント・データであ
    り、 前記分割手段により、分割された各データ毎に格納する
    文字数を任意に設定することを特徴とする請求項16に
    記載の印刷システム。
  18. 【請求項18】 前記データはフォント・データであ
    り、 前記分割手段により、前記フォント・データを文字コー
    ド順、または文字の使用頻度順に分割することを特徴と
    する請求項16に記載の印刷システム。
  19. 【請求項19】 前記分割手段は、 前記所定容量を前記メモリの容量を超えない値に設定す
    る容量設定手段を備えることを特徴とする請求項16な
    いし18のいずれかに記載の印刷システム。
  20. 【請求項20】 前記容量設定手段は、 前記メモリの増設容量に応じて前記所定容量を増加させ
    て更新する手段と、 当該増加に伴って前記分割されたデータを一旦削除し、
    前記更新した容量の複数のデータに前記データを分割し
    直す手段とを備えることを特徴とする請求項19に記載
    の印刷システム。
  21. 【請求項21】 前記格納手段は、 印刷装置の電源投入直後または遮断直前、または前記コ
    マンドの待機時に前記分割されたデータを前記記憶装置
    に格納することを特徴とする請求項16に記載の印刷シ
    ステム。
  22. 【請求項22】 前記分割手段および格納手段に、それ
    ぞれ当該分割および格納を行うように指示する制御コマ
    ンドを前記外部処理装置より印刷装置に入力する手段を
    さらに備え、 前記制御コマンドに応じて当該分割および格納を行うこ
    とを特徴とする請求項16に記載の印刷システム。
JP10104592A 1998-04-15 1998-04-15 情報処理装置および方法、印刷システム、記憶媒体 Pending JPH11291564A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10104592A JPH11291564A (ja) 1998-04-15 1998-04-15 情報処理装置および方法、印刷システム、記憶媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10104592A JPH11291564A (ja) 1998-04-15 1998-04-15 情報処理装置および方法、印刷システム、記憶媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11291564A true JPH11291564A (ja) 1999-10-26

Family

ID=14384710

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10104592A Pending JPH11291564A (ja) 1998-04-15 1998-04-15 情報処理装置および方法、印刷システム、記憶媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11291564A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6317217B1 (en) Printing system and printing control method
JP3209102B2 (ja) プリントシステム、プリンタドライバ及びプリンタ
JP2610993B2 (ja) 情報処理装置及び方法
JPH0937062A (ja) 画像処理装置及び方法
US6016155A (en) Character processing apparatus, character processing method, and memory
JP3814324B2 (ja) 印刷制御装置及び印刷制御方法
US6310693B1 (en) Printing control apparatus and method, and printing system for reducing processing overhead
JP3548396B2 (ja) 描画処理装置、描画処理方法、及び記憶媒体
JPH11291564A (ja) 情報処理装置および方法、印刷システム、記憶媒体
JP3825883B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、記憶媒体、及び、印刷システム
JPH06171160A (ja) 印刷情報処理装置
JPH09190313A (ja) プリンタ制御装置及び方法
JP2003080771A (ja) 画像形成装置及びその制御方法
JP2000033730A (ja) 印刷装置とその制御方法及び印刷システム
JPH03114856A (ja) プリンタデータ管理方式
JP3241767B2 (ja) 画像処理装置
JP3728083B2 (ja) 画像出力装置および画像出力方法
JP3483419B2 (ja) コンピュータおよびデータ処理方法およびコンピュータが読み出し可能な記憶媒体
JPH0916355A (ja) 情報処理装置及びフォントダウンロード管理プログラムを記憶する記憶媒体
JPH05274095A (ja) プリンタ制御装置
JPH10105354A (ja) 情報処理装置および印刷装置および情報処理装置のデータ処理方法および印刷装置のデータ処理方法
JPH09190310A (ja) 出力装置、情報処理システム及びデータ出力方法
JP2005178028A (ja) 印刷装置
JP2002132466A (ja) 画像出力装置、画像出力システム、画像処理方法及び記憶媒体
JP2004025572A (ja) 印刷処理システム及び印刷処理方法