JP2711860B2 - 出力制御方法およびその装置 - Google Patents

出力制御方法およびその装置

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JP2711860B2 JP63178376A JP17837688A JP2711860B2 JP 2711860 B2 JP2711860 B2 JP 2711860B2 JP 63178376 A JP63178376 A JP 63178376A JP 17837688 A JP17837688 A JP 17837688A JP 2711860 B2 JP2711860 B2 JP 2711860B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ベクトル情報をドットパターンに変換して
印刷を行なう出力制御方法およびその装置に関する。
[従来の技術] この種の印刷装置では、ホストコンピュータ等から送
られてきたベクトル情報を解析することにより、ビット
マップによるラスタイメージを生成し、出力用紙上に描
画するようになっている。
たとえば、縦方向の直線を描画する場合、上記ベクト
ル情報から、この直線の始点の座標データを求め、この
座標に対応するビットマップのアドレスのドットをオン
した後、この最初のドットを基準として座標計算を行な
い、次に続くドットのアドレスを算出してこのドットを
オンする。そして、最後にオンしたドットのアドレスが
上記直線の終点の座標データと一致するまで、以上のよ
うな動作を繰り返し、この直線を形成する全てのドット
をオンするようになっている。
[発明が解決しようとする課題] ところで、上記従来技術では、描画する画像にかかわ
らず、全ての画像について連続的にドットをオンしてラ
スタイメージを生成している。
しかし、全ての画像について連続的にドットをオンし
てラスタイメージを生成するような装置においては、た
とえ、試しに印刷してみたい場合であっても、図形によ
っては、座標計算や印字動作等の負担が大きくなり、処
理時間が長くなるという問題がある。
本発明は、必要に応じて、簡略化したイメージを速や
かに印刷することができる出力制御方法およびその装置
を提供することを目的とするものである。
[課題を解決する手段] 本発明は、外部装置からモードの指示を受信する受信
手段と、印刷すべき文字情報をベクトル情報によって格
納する記憶手段と、上記受信手段によって受信された指
示が第1のモードである場合は、上記記憶手段に格納さ
れているベクトル情報に基づいて、上記印刷すべき各文
字をドットパターンに展開し、上記指示が第2のモード
である場合は、上記記憶手段に格納されているベクトル
情報に基づいて、上記印刷すべき各文字を構成するドッ
ト数が上記第1のモードよりも少ないドットパターンに
展開生成する生成手段と、上記生成手段によって生成さ
れた上記ドットパターンを出力する出力手段とを有する
ものである。
[作用] 本発明は、受信手段によって受信された指示が第1の
モードである場合は、記憶手段に格納されているベクト
ル情報に基づいて、印刷すべき各文字をドットパターン
に展開し、上記指示が第2のモードである場合は、記憶
手段に格納されているベクトル情報に基づいて、印刷す
べき各文字を構成するドット数が第1のモードよりも少
ないドットパターンに展開生成するので、必要に応じ
て、簡略化したイメージを速やかに印刷することができ
る。
[実施例] 第1図は、本発明の一実施例による印刷装置の回路構
成を示すブロック図である。
この印刷装置は、ホストコンピュータ1と、印刷装置
本体2から構成されている。
ホストコンピュータ1は、プリントデータや印刷コマ
ンド等を印刷装置本体2に送り、この印刷装置本体2に
印刷処理を行なわせるものである。
印刷装置本体2は、ROMおよびRAMを含むマイクロプロ
セッサシステムを有し、入力バッファ21、コマンド解析
部22、出力バッファ23および印字部24を備えている。
入力バッファ21は、ホストコンピュータ1から入力さ
れたプリントデータを受取る。コマンド解析部22は、ベ
クトル情報としての上記プリントデータのコードを解析
し、ラスタイメージ情報としてのパターンデータに変換
する。出力バッファ23は、コマンド解析部22によって変
換されたパターンデータを印字部24へ転送する。印字部
24は出力バッファ23より送られてきたパターンデータを
用紙上に永久可視像として出力する。
そして、この印刷装置では、ホストコンピュータ1の
指示により、ベクトル情報より、連続的なドットによっ
てラスタイメージを生成する通常のグラフィック印字モ
ードと、所定間隔おきの不連続なドットによってラスタ
イメージを生成するドラフトモードとを選択して印字部
24による描画を行なうようになっている。
第2図は、このようなモードの選択によって、縦方向
の直線を描画する場合の動作を示すフローチャートであ
る。
まず、ホストコンピュータ1によりモードが選択され
(S1)、通常のグラフィック印字モードが選択された場
合(S2,S3)、縦線を書き始める最初の点の位置にポイ
ンタを移動し(S4)、1ドット描画した後(S5)、ポイ
ンタの位置を1ドットだけ下に移動する(S6)。そし
て、このポインタの位置が縦線の最終の点の位置に来る
まで、S5、S6の動作を繰り返し(S7)、縦線の最終の点
の位置で1ドット描画して(S8)、処理を終了する。こ
れによって、第3図に示すように、先頭ドットa1から最
終ドットaEまでの連続するドットによる縦線Aが印字さ
れる。
また、S2において、ドラフトモードが選択された場合
(S9)、縦線を書き始める最初の点の位置にポインタを
移動し(S10)、1ドット描画した後(S11)、ポインタ
の位置を2ドットだけ下に移動する(S12)。そして、
このS11とS12の動作を繰り返し、ポインタの位置が縦線
の最終の点の位置より下に来たところで(S13)、処理
を終了する。これによって、第3図に示すように、先頭
ドットb1から最終ドットbEまでの1ドットおきの不連続
なドットによる縦線Bが印字される。
なお、以上の実施例では、縦方向の直線を描画する場
合について述べたが、他の図形の描画や複雑で処理時間
が長くかかるアルゴリズムにも適用可能である。
また、上述のように各ドットの座標計算を行なう代り
に、イメージデータを拡大する方法によってドットを間
引き、印字処理を簡略化するようにしてもよい。
[発明の効果] 以上詳述したように、本発明によれば、必要に応じ
て、簡略化したイメージを速やかに印刷することができ
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例による印刷装置の回路構成
を示すブロック図である。 第2図は、同実施例の印刷装置において縦方向の直線を
描画する場合の動作を示すフローチャートである。 第3図は、同実施例の印刷装置により描画した縦方向の
直線をドットの状態を示す拡大平面図である。 1……ホストコンピュータ、 2……印刷装置本体、 21……入力バッファ、 22……コマンド解析部、 23……出力バッファ、 24……印字部。

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外部装置からモードの指示を受信する受信
    手段と; 印刷すべき文字情報をベクトル情報によって格納する記
    憶手段と; 上記受信手段によって受信された指示が第1のモードで
    ある場合は、上記記憶手段に格納されているベクトル情
    報に基づいて、上記印刷すべき各文字をドットパターン
    に展開し、上記指示が第2のモードである場合は、上記
    記憶手段に格納されているベクトル情報に基づいて、上
    記印刷すべき各文字を構成するドット数が上記第1のモ
    ードよりも少ないドットパターンに展開生成する生成手
    段と; 上記生成手段によって生成された上記ドットパターンを
    出力する出力手段と; を有することを特徴とする出力制御装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、 上記第2のモードは、所定間隔おきのドットでラスタイ
    メージを生成するモードであることを特徴とする出力制
    御装置。
  3. 【請求項3】請求項1において、 上記第1のモードは、上記ベクトル情報に基づいて、連
    続的なドットによってラスタイメージを生成するモード
    であることを特徴とする出力制御装置。
  4. 【請求項4】請求項2において、 上記第2のモードは、不連続なドットでラスタイメージ
    を生成するモードであることを特徴とする出力制御装
    置。
  5. 【請求項5】請求項1において、 上記出力手段は、上記生成手段によって生成されたドッ
    トパターンを記録媒体に印刷する印刷手段を含む手段で
    あることを特徴とする出力制御装置。
  6. 【請求項6】請求項1において、 上記第1のモードで生成されたドットパターンと上記第
    2のモードで生成されたドットパターンとは、同じ大き
    さのドットパターンであることを特徴とする出力制御装
    置。
  7. 【請求項7】外部装置からモードの指示を受信する受信
    段階と; 印刷すべき文字情報をベクトル情報によって格納する記
    憶段階と; 上記受信段階によって受信された指示が第1のモードで
    ある場合は、上記記憶段階に格納されているベクトル情
    報に基づいて、上記印刷すべき各文字をドットパターン
    に展開し、上記指示が第2のモードである場合は、上記
    記憶段階に格納されているベクトル情報に基づいて、上
    記印刷すべき各文字を構成するドット数が上記第1のモ
    ードよりも少ないドットパターンに展開生成する生成段
    階と; 上記生成段階によって生成された上記ドットパターンを
    出力する出力段階と; を有することを特徴とする出力制御方法。
  8. 【請求項8】請求項7において、 上記第2のモードは、所定間隔おきのドットでラスタイ
    メージを生成するモードであることを特徴とする出力制
    御方法。
  9. 【請求項9】請求項7において、 上記第1のモードは、上記ベクトル情報に基づいて、連
    続的なドットによってラスタイメージを生成するモード
    であることを特徴とする出力制御方法。
  10. 【請求項10】請求項8において、 上記第2のモードは、不連続なドットでラスタイメージ
    を生成するモードであることを特徴とする出力制御方
    法。
  11. 【請求項11】請求項7において、 上記出力段階は、上記生成段階によって生成されたドッ
    トパターンを記録媒体に印刷する印刷段階を含む段階で
    あることを特徴とする出力制御方法。
  12. 【請求項12】請求項7において、 上記第1のモードで生成されたドットパターンと上記第
    2のモードで生成されたドットパターンとは、同じ大き
    さのドットパターンであることを特徴とする出力制御方
    法。
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JPH0226767A JPH0226767A (ja) 1990-01-29
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JPH04179362A (ja) * 1990-11-13 1992-06-26 Mita Ind Co Ltd カラー画像形成装置

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