JPH06301367A - 文字発生装置 - Google Patents

文字発生装置

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JPH06301367A
JPH06301367A JP5087094A JP8709493A JPH06301367A JP H06301367 A JPH06301367 A JP H06301367A JP 5087094 A JP5087094 A JP 5087094A JP 8709493 A JP8709493 A JP 8709493A JP H06301367 A JPH06301367 A JP H06301367A
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JP
Japan
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coordinate system
coordinate
font data
data
character
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Application number
JP5087094A
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English (en)
Inventor
Hiroko Sato
裕子 佐藤
Kazuko Hasegawa
和子 長谷川
Shinji Wakizaka
新路 脇坂
Hiroshi Wada
弘士 和田
Hiroaki Shirane
弘晃 白根
Kazuhisa Nishimoto
和久 西本
Shigeo Hayashi
繁夫 林
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Hitachi Image Information Systems Inc
Hitachi Ltd
Hitachi Advanced Digital Inc
Original Assignee
Hitachi Image Information Systems Inc
Hitachi Ltd
Hitachi Video and Information System Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】入力されたフォントデータの座標系やメッシュ
サイズの異なるフォントデータが複数混在したり、入力
されたフォントデータの座標値が小数/整数のどちらで
あっても変換処理を行なうことが可能な文字発生装置を
提供すること。 【構成】入力されたフォントデータの座標系が、出力装
置の座標系と異なるかどうかを判断する判断手段およ
び、入力されたフォント座標データを出力装置の座標系
に合うように変換する変換手段および、その判断結果に
応じて同じ場合には、変換せずに入力フォントデータを
そのまま出力し、異なる場合には変換結果を出力する選
択手段を設けた文字発生装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワードプロセッサやパ
ーソナルコンピュータ、ワークステーション等におい
て、アウトラインフォント文字や図形等を出力装置の出
力形式に合ったラスター形式の文字データに変換する文
字発生装置に係るものである。
【0002】
【従来の技術】プリンタなどの出力装置のデバイス座標
系の多くはリコー PC LASERユーザーズマニュア
ル、第73頁から74頁に記載のように左上原点座標系
で表わされている。これに対し、入力されるフォントデ
ータの座標系の多くはポストスクリプト リファレンス
マニュアル、第61頁(PostScript Language Referenn
ce Manual 、P61)に記載のようにフォントデータは
左下原点座標系で表わされていた。このように、入力時
の座標系と出力の座標系が異なることが考えられる。し
たがって、入力されたフォントデータの座標系を出力装
置の座標系に合わせる必要があった。従来では、CPU
が入力されたフォントデータの座標系を出力装置の出力
形式に合わせた座標系に変換してから文字データを文字
発生装置に送り、フォント展開処理を行なっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】現在の文書作成装置等
で要求される書体や文字修飾の種類は多種多様化してき
ており、拡大、縮小、回転といった単純な座標変換を行
うアフィン変換だけでなく、特殊な変換をかけることに
より生成される変形文字等も増えてきている。上記従来
の文字発生装置では、入力フォントデータフォーマット
(形式)は、単一のフォーマットのみが許されていただ
けである。したがって、入力フォントデータを上記のよ
うな変形文字に変換するには、CPUがフォントデータ
の座標系や基本サイズ(以下、メッシュサイズと称
す。)の異なった複数のフォントデータを出力装置の出
力形式に合わせた座標系に変換していたため、フォント
展開速度が遅くなるという問題があった。
【0004】本発明の目的は、フォントデータの座標系
の種類にかかわらず、入力可能な文字発生装置を提供す
ることにある。
【0005】本発明の他の目的は、フォントデータのメ
ッシュサイズの種類にかかわらず、入力可能な文字発生
装置を提供することにある。
【0006】さらに、本発明の他の目的は、フォントデ
ータの座標値が小数座標値であっても整数座標値であっ
ても拡大、縮小、回転などの座標変換を行う文字発生装
置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は文字の輪郭の形状を示している二次元座標
データから成るフォントデータをラスター形式で表され
た文字データに変換する文字発生装置において、入力さ
れたフォントデータの座標系が、出力装置の座標系と異
なるかどうかを判断する判断手段および、異なった場合
には入力されたフォント座標データを出力装置の座標系
に合うように変換する変換手段および上記判断結果に応
じて入力フォントデータと変換結果のどちらかを選択す
る選択手段を設けたものである。
【0008】また、上記他の目的を達成するために、フ
ォントデータの基本サイズを複数設定可能な手段及びそ
のうちのひとつを選択する手段を設け、その選択手段に
従って、入力されたフォントデータの座標系を出力装置
の座標系に合うように変換する変換手段を設けたもので
ある。
【0009】また、上記他の目的を達成するために、入
力されるフォントデータの座標値が小数座標値であるか
どうかを判断する手段をもち、その判断手段に従って拡
大、縮小、回転、などの座標変換を行うものである。
【0010】さらに、拡大や縮小、回転、斜変形や鏡点
などの処理を行なう前に、入力されたフォントデータの
座標系を出力装置の座標系に合うように変換するもので
ある。
【0011】
【作用】入力されたフォントデータの座標系が出力装置
の座標系と同じであるかどうかを判断し、その判断結果
に応じて異なった場合には、(メッシュサイズ)−(入
力座標値)により、文字発生装置内で座標系を変換し、
同じ場合には、変換せずにそのまま出力するため、フォ
ントデータの座標系の種類にかかわらず、フォントデー
タが入力可能となる。
【0012】また、フォントデータのメッシュサイズを
複数設定することができるので、メッシュサイズの異な
るフォントデータが複数混在しても、文字発生装置内で
変換処理を行なうことが可能となり、多種多様な文字を
高速に発生することが可能となる。
【0013】また、フォントデータの座標値が小数座標
値であっても整数座標値であっても入力することができ
るので、座標値の種類にかかわらず、入力可能となる。
【0014】さらに、拡大や縮小、回転、斜変形や鏡点
などの処理を行なう前に、入力されたフォントデータの
座標系を出力装置の座標系に合うように変換するので、
メッシュサイズに入力座標と同様な座標変換をかける必
要がなくなる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の文字発生装置を用いて、文字
の輪郭座標で表されたアウトラインフォントをデータ変
換し、プリンタやディスプレイなどの出力装置へ出力す
る方法について、詳細に説明する。
【0016】図1は、本発明の文字発生装置を搭載し
た、ワードプロセッサやパソコン、ワークステーション
等の機器を含む文書作成装置の構成例を示すブロック図
である。
【0017】この文書作成装置は、複数のフォーマット
のフォントデータを格納するためのフォントROM10
1、フォントROM101からアウトラインフォントデ
ータを読み込んでラスター形式で表された文字データに
変換する文字発生装置102、文字等を入力するための
入力装置103、文書データや本装置の動作プログラム
などが格納されているRAM104、文字発生装置10
2等を制御する中央処理装置(以下、CPUと称す。)
105、出力装置へ送る出力データを格納するページメ
モリ106、作成された文書を表示、または印刷する出
力装置107を有する。本実施例では、入力されるフォ
ントデータの座標系は左下原点座標系を、出力装置の座
標系は左上原点座標系の二つの座標系を使用することと
する。
【0018】この文書作成装置を用いて、文字データを
出力する方法について説明する。
【0019】まず、CPU105は、RAM104に格
納されている文書データに従って文字発生装置102に
出力文字サイズ等の情報を設定し、起動をかける。さら
にCPU105は、入力された文字データの文字コード
に対応するアウトラインフォントデータをフォントRO
M101から読み出し、文字発生装置102へ転送す
る。文字発生装置102は、CPU105から指示され
た各種のデータに基づき、アウトラインフォントデータ
をラスター形式で表された文字データに変換し、ページ
メモリ106に転送する。上記のような処理を全文字分
繰り返し行なった後、CPU105は、上記文字発生装
置102によってアウトラインフォントデータから変換
されラスター形式で表された文字データを出力装置10
7に転送し、印字または表示、出力する。
【0020】図2は、本発明の文字発生装置102の模
式図である。
【0021】図2において、データ変換201は、フォ
ントデータの座標系をユーザの指示にしたがって、入力
されたフォントデータを出力装置の座標系に合うように
データ変換する。座標変換202はフォントデータに拡
大、縮小や回転、剪断、鏡点などの処理などを行なう。
曲線補間203は、文字の曲線部に補間処理を行ない、
曲線の補間点を算出する。ライン発生204は、フォン
トデータを元にして、文字の輪郭線をラスター形式で表
して生成する。塗り潰し205は、輪郭線の内部を塗り
潰す。CPUI/F207は、文字発生装置内の各機能
を制御する。
【0022】次に、上述した文字発生装置102の動作
について、図3のフローチャートを使って説明する。
【0023】300で本処理を開始する。まずユーザの
指示に従ってフォントデータの座標系の変換を行なう
(301)。その後に、拡大、縮小や回転、剪断、鏡点
などの座標変換を行なう(302)。さらに、曲線補間
処理を行なった(303)後に、輪郭座標値をラスター
形式で表されたイメージデータに変換して(304)、
ユーザの指示に従って内部を塗り潰し、内蔵ドットメモ
リ206に展開し(305)、一連の処理を終了する
(306)。このとき、一連の処理の中で文字補正処理
や線幅補正処理を行なっても行なわなくてもよいし、ま
た、曲線補間処理や座標変換処理順を変えてもよい。
【0024】図4は本実施例における座標系を表す図で
ある。フォントデータを取り扱う際、図4の(a)、
(b)に示す如く二つの座標系がある。(a)は左下原
点座標系を表すものであり、(b)は左上原点座標系を
表すものである。
【0025】第一に、本発明のフォントデータの座標系
を左下原点座標系から左上原点座標系に変換する文字発
生装置のデータ変換部の例について説明する。
【0026】図5は、左下原点座標系のフォントデータ
を左上原点座標系のフォントデータに変換する文字発生
装置のデータ変換部の内部構成の一例である。左下原点
座標系のフォントデータを左上原点座標系のフォントデ
ータに変換する場合、x軸の向きは変わらないが、y軸
の向きは上下逆向きに変わる。したがって、x座標値は
変換せず、y座標値のみ変換する必要がある。よって、
ここではy座標値のデータ変換について説明する。この
データ変換部は、入力座標のy座標値を格納するレジス
タ501、フォントデータのメッシュサイズを格納して
おくRAM502、フォントデータの座標系が左下原点
座標系か左上原点座標系かを判定するモードレジスタ5
03、そのモードレジスタ503からの信号に従い、デ
ータ変換結果と入力座標のどちらかを選択するセレクタ
504、減算器505、そして、セレクタ504から出
力されたy座標値を格納するレジスタ506から構成さ
れているものとする。ここでいうメッシュサイズとは、
フォントデータ自身に拡大、縮小などの変換が何も施さ
れていない状態のフォントサイズのことをいう。また、
ここではモードレジスタ503が“1”であるならば、
フォントデータの座標系は左上原点座標系であることを
表し、モードレジスタ503が“0”であるならば、そ
のフォントデータの座標系は左下原点座標系であること
を表すこととする。 このデータ変換部の動作について
説明する。
【0027】レジスタ501に格納された入力y座標値
とRAM502から読み出したフォントデータのメッシ
ュサイズを減算器505に入力し、RAM502から読
み出されたメッシュサイズの値から入力Y座標値を減算
する。そして、モードレジスタ503から出される信号
に従って、セレクタ504を通して入力y座標値または
減算結果が出力レジスタ506へ出力される。すなわ
ち、モードレジスタ503から出される信号が“1”で
あるならば、フォントデータの座標系は左上原点座標系
であるから、出力装置のデバイス座標系と同じである。
したがって、変換する必要がないため、y座標は変換せ
ず、入力座標値はそのままセレクタ504を通して出力
座標値としてレジスタ506に格納する。モードレジス
タ503から出される信号が“0”であるならば、その
フォントデータの座標系は左下原点座標系であり、出力
装置のデバイス座標系とは異なるから変換する必要があ
る。したがって、減算結果を出力座標値としてレジスタ
506に格納する。
【0028】例えば、上記の文字発生装置のデータ変換
部に座標(100,100)が入力された場合につい
て、図6を用いて説明する。図6の(a)は左下原点座
標系で表された座標値である。ここで使用するフォント
データのメッシュサイズは、256×256サイズとす
る。したがってRAM502には256の値が格納され
ている。モードレジスタ503から出される信号が
“0”であったならば、減算器505で256−100
=156が計算され、出力y座標値として“156”の
値がセレクタ504を通してレジスタ506に格納され
る。モードレジスタ503から出される信号が“1”で
あったならば、変換処理は行なわず、入力座標値“10
0”の値がそのまま出力座標値としてセレクタ504を
通してレジスタ506に格納される。この処理をすべて
のy座標の点に対して行ない、座標系を変換する変換処
理が終了する。この方法だと256メッシュは、x、y
両座標値とも1から256までの値を取り得ることにな
る。実際に取り得る値は0から255までなので、メッ
シュサイズの値から1を引いた数値、ここでは255か
ら入力座標値を減算してもよい。また、RAM502に
格納する値を変えることにより種々のメッシュサイズに
対応することが可能である。
【0029】第2に、メッシュサイズを定数で設けるこ
とにより、複数のメッシュサイズに対応した、左下原点
座標系・左上原点座標系変換の方法について図7を用い
て説明する。
【0030】まず、このデータ変換部の構成例について
説明する。このデータ変換部はy座標の入力座標値を格
納するレジスタ701、フォントのメッシュサイズを選
択するモードレジスタ702、モードレジスタからの信
号に従い、メッシュサイズを選択するセレクタ703、
定数704、減算器705、そしてその出力y座標値を
格納するレジスタ706から構成されているものとす
る。
【0031】このデータ変換部の動作について説明す
る。
【0032】まず、レジスタ701に格納されている入
力y座標値と、定数704の値を減算器705の入力値
とする。ここでは例として、モードレジスタの1ビット
を使ってメッシュサイズの種類を256メッシュと10
24メッシュの2種類を表し、モードレジスタ702が
“1”であるならば、フォントデータのメッシュサイズ
は1024メッシュとし、モードレジスタ702が
“0”であるならば、そのフォントデータのメッシュサ
イズは256メッシュサイズとする。もちろん、256
メッシュや1024メッシュサイズ以外のサイズを設定
してもよいのは言うまでもない。すなわち、モードレジ
スタ702の信号が“1”であったならば、セレクタ7
03は定数704の1023の値を選択し、“0”であ
ったならばセレクタ703は定数704の255の値を
選択する。そして、減算器705は、セレクタ704で
選択された値から入力されたY座標値を減算する。減算
された結果は、出力y座標値としてレジスタ705に格
納される。
【0033】例えば、上記データ変換部において、座標
(100,100)が入力された場合について図8を用
いて説明する。モードレジスタ702が“0”であった
ならば、セレクタ703は定数255を選択し、減算器
705に255の値を出力する。そして、減算器705
内では255−100=155が計算され、“155”
が出力y座標値としてレジスタ706に格納される(図
8(a))。モードレジスタ702の値が“1”であっ
たならば、セレクタ703は定数1023を選択し、減
算器705に1023の値を出力する。そして、減算器
705内では1023−100=923が計算され、
“923”が出力y座標値としてレジスタ706に格納
される(図8(b))。
【0034】以上、入力されたフォントデータの座標系
が左下原点座標系、左上原点座標系のどちらであっても
レジスタを設けることにより変換可能であることや、メ
ッシュサイズの値をレジスタの切り換えにより、フォン
トデータのメッシュサイズが複数混在しても入力フォン
トデータを出力装置の座標系にあうように変換すること
が可能であることを述べてきたが、上述してきたモード
レジスタを複数のビットを使うことにより一つのレジス
タにしてデータ変換を行なうことも可能である。すなわ
ち、図9(b)のように、フォントの原点座標系を判定
するビットと、255メッシュか1024メッシュかの
メッシュサイズを指定するビットとを複数ビットを使っ
て一つのモードレジスタであらわし、データ変換を行な
うのである。これについて説明する。
【0035】まず、このデータ変換部の構成例について
説明する。このデータ変換部はy座標の入力座標値を格
納するレジスタ901、定数902、フォントデータの
メッシュサイズや原点座標系を選択するモードレジスタ
903、モードレジスタからの信号に従い、メッシュサ
イズを選択したり、データ変換を行なうかを選択するセ
レクタ904、減算器905、そしてその出力y座標値
を格納するレジスタ906から構成されているものとす
る。
【0036】このデータ変換部の動作について説明す
る。
【0037】まず、モードレジスタ903の1ビットを
使ってメッシュサイズの種類を、もう1ビットを使って
原点座標系の種類を表す。メッシュサイズは256メッ
シュと1024メッシュの2種類を表し、原点座標系は
左下原点座標系と左上原点座標系の2種類を表す。最下
位ビットをメッシュサイズの種類を表すビットとし、2
ビット目をフォントの原点座標系の種類を表すビットと
する。モードレジスタ903の1ビット目が“1”であ
るならば、フォントデータのメッシュサイズは1024
メッシュとし、“0”であるならば、そのフォントデー
タのメッシュサイズは256メッシュサイズとする。ま
た、モードレジスタ903の2ビット目が“1”である
ならば、フォントデータの座標系は左上原点座標系であ
ることを示し、“0”であるならば、フォントデータの
座標系は左下原点座標系であることを示す。すなわち、
モードレジスタ903が“2”または“3”の場合に
は、フォントデータの座標系は左上原点座標系であるの
で、データ変換を行わずセレクタ904はそのまま入力
y座標901を出力する。モードレジスタ903が
“0”の場合には、セレクタ904は定数255の値を
選択し、減算器905で255の値から入力y座標値9
01を減算し、出力y座標値としてセレクタ904を通
してレジスタ906に格納される。モードレジスタ90
3が“1”の場合には、セレクタ904は定数1023
の値を選択し同様のデータ変換を行なう。
【0038】上記では、定数901はモードレジスタの
1ビットを使って2種類のメッシュサイズを表している
が、フォントデータのメッシュサイズがもっと混在して
きて数種類に及ぶときは、2ビット、3ビットと増やし
ていくことによりフォントデータのメッシュサイズを複
数設定することが可能である。
【0039】上述してきたように、本実施例では、入力
フォントデータの座標値は整数座標値で述べてきたが、
入力フォントデータが小数座標値の場合でもモードレジ
スタの1ビットを使い、そのレジスタの切り替えを行う
だけで小数でも整数でも入力可能となる。
【0040】また、この文字発生装置のデータ変換部で
はY座標のデータ変換について説明してきたが、X座標
のデータ変換を行なう際においても、同様の処理を行な
うことで対応出来る。したがって、左下原点座標系から
左上原点座標系に変換するだけでなく、右下原点座標
系、右上原点座標系といった如何なる座標系に関して
も、モードレジスタの2ビットを使って原点座標系を設
定することで、同じようにデータ変換を行なうことが出
来る。よって、左下原点座標系から右上原点座標系へと
いったデータ変換も行なうことが出来るようになる。
【0041】さらに、本実施例では、本発明の文字発生
装置を含む文書作成装置を例に述べてきたが、データ変
換されるデータはアウトラインフォントなどの文字デー
タのみでなく、その他の画像を含む図形であっても構わ
ない。従って、文字発生装置のデータ変換部は文書作成
装置ばかりでなく、図形処理装置やその他の装置に応用
することも出来る。
【0042】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明によれ
ば、メッシュサイズが複数混在した場合や小数座標値が
入力された場合においても、モードレジスタの切り換え
を行なうだけで、入力されたフォントデータの座標系と
出力装置の座標系が異なっているかどうかを判断し、そ
の判断結果に応じて文字発生装置が入力フォントデータ
の座標系を出力装置の座標系に合うように変換すること
ができる。このことは、文字発生装置で処理出来ないよ
うな変形を実行したい場合等に、CPUが座標変換を実
施して変形し、文字発生装置に入力するようなことが可
能となり、多種多様な文字を高速に発生することが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】文書作成装置を表すブロック図である。
【図2】文字発生装置の模式図である。
【図3】文字発生装置の動作を示すフローチャートであ
る。
【図4】フォントデータの座標系を説明する図である。
【図5】モードレジスタの切り替えによるデータ変換部
の構成例(その1)を示す図である。
【図6】モードレジスタの切り替えによるデータ変換例
(1)を示す図である。
【図7】モードレジスタの切り替えによるデータ変換部
の構成例(その2)を示す図である。
【図8】モードレジスタの切り替えによるデータ変換例
(2)を示す図である。
【図9】モードレジスタの切り替えによるデータ変換部
の構成例(その3)を示す図である。
【符号の説明】
101…フォントROM、 102…文字発生装置、 103…入力装置、 104…RAM、 105…中央処理装置(CPU)、 106…ページメモリ、 107…出力装置、 201…データ変換、 202…座標変換、 203…曲線補間、 204…ライン発生、 205…塗り潰し、 206…ドットメモリ、 207…CPUI/F、 501・701・901…入力Y座標、 502…メッシュサイズ格納用RAM、 503・702・903…モードレジスタ、 504・703・904…セレクタ、 704・902…定数、 505・705・905…減算器、 506・706・906…出力Y座標。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長谷川 和子 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所マイクロエレクトロニクス 機器開発研究所内 (72)発明者 脇坂 新路 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所マイクロエレクトロニクス 機器開発研究所内 (72)発明者 和田 弘士 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所マイクロエレクトロニクス 機器開発研究所内 (72)発明者 白根 弘晃 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立画像情報システム内 (72)発明者 西本 和久 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立画像情報システム内 (72)発明者 林 繁夫 東京都小平市上水本町五丁目20番1号株式 会社日立製作所半導体設計開発センタ内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】文字の輪郭の形状を示している二次元座標
    データから成るフォントデータをラスター形式で表され
    た文字データに変換する文字発生装置において、 入力されたフォントデータの座標系が、出力装置の座標
    系と異なるかどうかを判断する判断手段および、入力さ
    れたフォント座標データを出力装置の座標系に合うよう
    に変換する変換手段および、その判断結果に応じて同じ
    場合には、変換せずに入力フォントデータをそのまま出
    力し、異なる場合には上記変換結果を出力する選択手段
    を設けたことを特徴とする文字発生装置。
  2. 【請求項2】文字の輪郭の形状を示している二次元座標
    データから成るフォントデータをラスター形式で表され
    た文字データに変換する文字発生装置において、 フォントデータの基本サイズを複数設定可能な手段及び
    そのうちのひとつを選択する手段を設け、その選択手段
    に従って、入力されたフォントデータの座標系を出力装
    置の座標系に合うように変換する変換手段を設けたこと
    を特徴とする文字発生装置。
  3. 【請求項3】文字の輪郭の形状を示している二次元座標
    データから成るフォントデータをラスター形式で表され
    た文字データに変換する文字発生装置において、 入力されるフォントデータの座標値が小数座標値である
    かどうかを判断する手段をもち、その判断手段に従って
    拡大、縮小、回転などの座標変換を行うことを特徴とす
    る文字発生装置。
  4. 【請求項4】請求項1記載の文字発生装置は、請求項2
    と請求項3に記載した手段をもつことを特徴とする文字
    発生装置。
  5. 【請求項5】請求項1又は2又は3又は4記載の文字発
    生装置は、拡大や縮小、回転、斜変形や鏡点などの処理
    を行なう前に、入力されたフォントデータの座標系を出
    力装置の座標系に合うように変換することを特徴とする
    文字発生装置。
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