JPH0624231U - 転がり軸受装置 - Google Patents

転がり軸受装置

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JPH0624231U
JPH0624231U JP11442191U JP11442191U JPH0624231U JP H0624231 U JPH0624231 U JP H0624231U JP 11442191 U JP11442191 U JP 11442191U JP 11442191 U JP11442191 U JP 11442191U JP H0624231 U JPH0624231 U JP H0624231U
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JP
Japan
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shaft
housing
rolling bearing
bearing device
rolling
Prior art date
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Pending
Application number
JP11442191U
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English (en)
Inventor
弘 上野
忠弘 寺田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koyo Seiko Co Ltd
Original Assignee
Koyo Seiko Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 軸等から伝達される振動を吸収する転がり軸
受装置を提供すること。 【構成】 軸7に固定された内輪2と、ハウジング8に
固定された外輪3と、内、外輪間で転動する転動体4と
からなり、内輪と軸の嵌合面部位または外輪とハウジン
グとの嵌合面部位の少なくとも一方に、振動吸収部とし
ての複数の環状フィン11、12を形成した他ことを特
徴とする転がり軸受装置。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、各種装置に用いられる転がり軸受装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば自動車のトランスミッションの入力軸等を支承する玉軸受等の転 がり軸受は、内輪が軸に、外輪がミッションケースに嵌合されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の転がり軸受は、内輪と軸、及び外輪とミッションケースとのそれぞれの 嵌合面部位が平坦面状であるため、エンジンの振動が入力軸、歯車、軸受を通じ てミッションケースにそのまま伝達されてしまう。その結果、例えば入力軸や歯 車やミッションケース等の部品が共振してより大きな振動となり、振動音が問題 となる場合がある。
【0004】 この考案は、このような振動音の発生を防止することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この考案は、軸に固定された内輪と、ハウジングに固定された外輪と、内、外 輪間で転動する転動体を備えた転がり軸受装置において、内輪と軸の嵌合面部位 または外輪とハウジングの嵌合面部位の少なくとも一方に、振動吸収部としての それぞれ独立した複数の環状フィンが形成されていることを特徴とする。 さらに、軸に固定された内輪と、ハウジングに固定された外輪と、内、外輪間 で転動する転動体を備えた転がり軸受装置において、内輪と軸の嵌合面間または 外輪とハウジングの嵌合面間の少なくとも一方にスペーサを介在させ、このスペ ーサと軸またはハウジングとの嵌合面部位に振動吸収部としてのそれぞれ独立し た複数の環状フィンが形成されていることを特徴とする。
【0006】
【作用】
内輪と軸の嵌合面部位、あるいは外輪とハウジングとの嵌合面部位に位置する 複数の環状フィンの振動入力方向と同一方向の伸縮により、軸受に伝達されてき た振動が吸収される。
【0007】
【実施例】
以下、この考案の実施例につき説明する。 図1の実施例は、玉軸受装置に関するものである。1は玉軸受で、2は内輪、 3は外輪、4は内、外輪2、3間で保持器5に保持された状態で転動する玉、6 は内、外輪2、3間を密封するシールである。さらに、7は内輪2が嵌合固定さ れた軸(例えば入力軸)で、8は外輪3が嵌合固定されたハウジング(例えばミ ッションケース)である。
【0008】 内輪2の内周面2A及び外輪3の外周面3Aには、複数の周方向溝9、10に よりそれぞれ軸方向に独立した複数の環状フィン11、12が形成されている。 これにより、内、外輪2、3と軸7及びハウジング8との嵌合面部位に環状フィ ン11、12が存在することになる。 なお、環状フィン11、12は、内、外輪の両方に形成したが、場合によって は、いずれか一方の軌道輪に形成される構成であってもよい。 また、環状フィン11、12の幅、高さ、数については伝わってくる振動の周 波数により適宜設定すればよい。
【0009】 この構成とすることにより、軸受へラジアル方向の振動が軸7等を通じて伝達 されてきた場合、環状フィン11、12が周方向溝9、10側にたわむことによ り振動の入力方向(ラジアル方向)と同一方向に伸縮し、振動が吸収される。
【0010】 図2は別の実施例で円すいころ軸受装置に関するものである。 30は円すいころ軸受で、31は内輪、32は外輪、33は内、外輪31、3 2間で保持器34に保持された状態で転動する円すいころである。35は内輪3 1が嵌合固定された軸で、大径段部35Aが形成され、この段部側面35Bに内 輪31の背面31Aが当接される。36は外輪32が嵌合固定されたハウジング で、小径段部36Aが形成され、この段部側面36Bに外輪32の背面32Aが 当接されている。
【0011】 内輪31の背面31A及び外輪32の背面32Aには、複数の周方向溝37、 38によりそれぞれ径方向に独立した複数の環状フィン39、40が形成されて いる。これにより、内、外輪31、32の各背面31A、32Aと軸35及びハ ウジング36と各段部側面35B、36Bとの嵌合面部位に環状フィン39、4 0が存在することになる。 なお、環状フィン39、40は、内、外輪31、32の両方に形成したが、場 合によっては、いずれか一方の軌道輪に形成される構成であってもよい。
【0012】 この構成とすることにより、アキシアル方向の振動が軸35等を通じて軸受に 伝達されてきた場合、環状フィン39、40が周方向溝37、38側にたわむこ とにより振動の入力方向(アキシアル方向)と同一方向に伸縮し、振動が吸収さ れる。
【0013】 図3はさらに別の実施例で、玉軸受装置に関するものである。玉軸受1の構成 は図1の実施例と同様のため同一部品には同一符号を付して説明を省略し、図1 と相違する点のみを説明する。
【0014】 図3の実施例では、内輪2の内周面2Aと外輪3の外周面3Aとにスペーサ4 0、41をそれぞれ嵌合固定し、このスペーサ40の内周面40Aとスペーサ4 1の外周面41Aに図1と同様の複数の周方向溝42、43によるそれぞれ軸方 向に独立した複数の環状フィン44、45が形成されている。 これにより、各スペーサ40、41と軸7及びハウジング8との嵌合面部位に 環状フィン44、45が存在することになる なお、環状フィン44、45は、スペーサ40、41の両方に形成したが、場 合によっては、いずれか一方のスペーサに形成する構成であってもよい。
【0015】 各実施例においては、内、外輪あるいはスペーサに環状フィンを形成したが、 軸あるいはハウジングに形成してもよく、要するに、各部品の嵌合面部位に環状 フインが存在すればよいものである。また、この考案の目的において、転がり軸 受形状に限定されることなく、また各実施例の組合せは自由に行えるものである 。
【0015】
【効果】
この考案は、以上の構成とされており、軸あるいはハウジングと軸受の嵌合面 部位に複数の環状フィンを存在させたため、軸等を通じて軸受に振動が伝達され た場合、環状フィンが周方向溝にたわむことにより振動の入力方向と同一方向に 伸縮するため、振動が吸収され、振動の共振による振動音が抑えられる。
【0016】
【図面の簡単な説明】
【図1】 この考案の第一実施例に係る転がり軸受装置
の縦断面図である。
【図2】 この考案の第二実施例に係る転がり軸受装置
の縦断面図である。
【図3】 この考案の第三実施例に係る転がり軸受装置
の縦断面図である。 1、30 転がり軸受 2、31 内輪 3、32 外輪 4、33 転動
体 7、35 軸 8、36 ハウ
ジング 40、41 スペーサ 11、12、3
9、40、44、 45 環状フィン

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸に固定された内輪と、ハウジングに固定
    された外輪と、内、外輪間で転動する転動体を備えた転
    がり軸受装置において、内輪と軸の嵌合面部位または外
    輪とハウジングの嵌合面部位の少なくとも一方に、振動
    吸収部としてのそれぞれ独立した複数の環状フィンが形
    成されていることを特徴とする転がり軸受装置。
  2. 【請求項2】軸に固定された内輪と、ハウジングに固定
    された外輪と、内、外輪間で転動する転動体を備えた転
    がり軸受装置において、内輪と軸の嵌合面間または外輪
    とハウジングの嵌合面間の少なくとも一方にスペーサを
    介在させ、このスペーサと軸またはハウジングとの嵌合
    面部位に振動吸収部としてのそれぞれ独立した複数の環
    状フィンが形成されていることを特徴とする転がり軸
    受。
JP11442191U 1991-12-24 1991-12-24 転がり軸受装置 Pending JPH0624231U (ja)

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JP11442191U JPH0624231U (ja) 1991-12-24 1991-12-24 転がり軸受装置

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JPH0624231U true JPH0624231U (ja) 1994-03-29

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009287679A (ja) * 2008-05-29 2009-12-10 Ntn Corp 転がり軸受アセンブリ
JP2015203442A (ja) * 2014-04-14 2015-11-16 日本精工株式会社 転がり軸受

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62124322A (ja) * 1985-06-28 1987-06-05 Hitachi Ltd セラミツク軸受の締結構造

Patent Citations (1)

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