JPH06241511A - 加湿器 - Google Patents

加湿器

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JPH06241511A
JPH06241511A JP3333693A JP3333693A JPH06241511A JP H06241511 A JPH06241511 A JP H06241511A JP 3333693 A JP3333693 A JP 3333693A JP 3333693 A JP3333693 A JP 3333693A JP H06241511 A JPH06241511 A JP H06241511A
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JP
Japan
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tank
humidifier
water
air chamber
drought
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JP3333693A
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English (en)
Inventor
Hideo Shishido
秀夫 宍戸
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Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スケールの析出を防止するための定期的煩雑
な部品交換を不要とした加湿器を提供する。 【構成】 給水タンク8を加湿器本体1に装着するとき
に給水タンク8の重量により圧縮され、給水タンクを加
湿器本体から取り外すときに膨張して復元する空気室6
aと、該空気室から蒸発槽4の底部に達するパイプ6
b、6cとを給水タンクに設けて、給水タンクを加湿器
本体から取り外すときに、該空気室が膨張して復元する
際の負圧により、前記パイプを通じて、受水槽1a及び
蒸発槽4の残水を該空気室に吸い上げて、加湿器本体か
ら残水を除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、乾燥した室内の湿度を
上昇させるための加湿器に係り、特に、蒸発槽へのカル
シウム分の付着を抑制した加湿器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の加湿器としては、超音波霧化方式
や、電気加熱方式が知られているが、何れの方式におい
ても、蒸発槽を備える加湿器本体と着脱可能な給水のた
めのタンクとで構成されるものが多い。このような加湿
器では、タンクから供給された水は蒸発槽で蒸気となる
が、水中に溶けていたカルシウム分は蒸発槽に取り残さ
れて濃縮され、溶解度を越えるとスケール(罐石)とな
って析出する。スケールが蒸発槽に析出すると、加湿能
力の低下、蒸発槽給水口の詰まり、蒸発槽の過熱等の不
都合の原因となる。
【0003】このようなスケールの蒸発槽への付着を抑
制する従来技術としては、図24に示すように、蒸発槽
内に設けた不織布106にスケールを選択的に析出させ
る方法や、図25に示すように、イオン交換樹脂201
を封入した純水化ユニット202をタンクキャップ20
3に取り付け、イオン交換樹脂201にカルシウム分を
吸着させる方法が知られている。また、従来の加湿器で
は、転倒時の水漏れについては効果的な方法が確立され
ておらず、転倒時に家具敷物を水で濡らしたりする不具
合があった。その上、従来の加湿器では、転倒検知手段
と渇水検知手段で別々に検出器と「切」スイッチを設け
ていたので、構造が複雑になり、製造原価が高くなると
いう問題点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の、不織布にスケールを選択的に析出させる方法や、
イオン交換樹脂にカルシウム分を吸着させる方法では、
使用期間中に不織布やイオン交換樹脂の性能が劣化して
スケールが析出するようになる。このため、定期的に不
織布やイオン交換樹脂の交換を必要とし、その交換作業
も器具の分解を伴ったりして煩雑であった。
【0005】請求項1の発明は、前記の問題点を解決す
べくなされたものであって、その主要な目的は、スケー
ルの析出を防止するための定期的煩雑な部品交換を不要
とした加湿器を提供することである。請求項2の発明
は、転倒時に外部に水が漏れることを防止した加湿器を
提供することである。請求項3の発明は、転倒検出と渇
水検出を同一の「切」スイッチにて行い部品の簡略化を
図ることである。請求項4の発明は、請求項1の発明を
渇水検出時に動作するよう図ったものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、前記
目的を達成するため、次の構成を有する。すなわち、該
発明は、加湿器本体に着脱可能なタンクと、タンクから
供給される水を受ける受水槽と、受水槽から供給される
水に熱又は振動を加えて蒸発または霧化させる蒸発槽と
を備える加湿器において、前記タンクを加湿器本体に装
着するときにタンクの重量により圧縮され、かつ前記タ
ンクを加湿器本体から抜脱するときに膨張して復元する
空気室と、該空気室から延出して蒸発槽の底部に達して
開口する導管とを前記タンクに設けて、前記タンクを加
湿器本体から抜脱するときに、該空気室が膨張して復元
する際の負圧により、前記導管を通じて受水槽及び蒸発
槽の残水を該空気室に吸い上げて、加湿器本体から残水
を除去することを特徴とする加湿器である。
【0007】また、請求項2の発明は、加湿器本体に着
脱可能なタンクと、タンクから供給される水を受ける受
水槽と、受水槽から供給される水に熱又は振動を加えて
蒸発または霧化させる蒸発槽とを備える加湿器におい
て、加湿器本体の重量により圧縮されかつ加湿器本体が
傾いたときに膨張して復元する空気室と、該空気室から
延出して蒸発槽の底部に達して開口する導管とを加湿器
本体に設けて、加湿器本体が傾いたときに、該空気室が
膨張して復元する際の負圧により、前記導管を通じて受
水槽及び蒸発槽の残水を該空気室に吸い上げて、加湿器
本体から水漏れを防止することを特徴とする加湿器であ
る。
【0008】また、請求項3の発明は、加湿器本体に着
脱可能なタンクと、タンクから供給される水を受ける受
水槽と、受水槽から供給される水に熱又は振動を加えて
蒸発または霧化させる蒸発槽とを備える加湿器におい
て、加湿器が所定の角度以上に傾いたことを検出する転
倒検出手段と、該転倒検出手段が転倒を検出したときに
加湿器への通電を止める転倒スイッチと、タンクの水位
が所定の水位以下になったことを検出する渇水検出手段
とを設けて、前記渇水検出手段が渇水を検出したとき
に、前記転倒スイッチを作動させて加湿器への通電を止
めることを特徴とする加湿器である。
【0009】また、請求項4の発明は、前記加湿器にお
いて、タンクの水位が所定の水位以下になったことを検
出する渇水検出手段と、空気室を膨張させる空気室膨張
手段と、渇水検出手段が渇水を検出したとき空気室膨張
手段により空気室を膨張させるよう制御する制御手段と
を更に設けて、渇水検出手段が渇水を検出したとき、空
気室を膨張させて、該空気室が膨張して復元する際の負
圧により、前記導管を通じて受水槽及び蒸発槽の残水を
該空気室に吸い上げて、加湿器本体から残水を除去する
ことを特徴とする加湿器である。
【0010】
【作用】請求項1の発明においては、加湿器の給水タン
クに、容積可変の空気室を設け、水補給のためにタンク
を取り出す際に、蒸発槽内に残ったカルシウム分が濃縮
された水を、空気室内に吸引してタンクと共に取り出す
ことができる。この空気室は、満水したタンクを加湿器
に装着する際に、タンクの重量により圧縮され、その内
部の空気の一部は、空気室から蒸発槽底部へ伸びるパイ
プから外部へ放出される。次に、タンク内の水が空にな
り、水補給のためにタンクを取り出す際に、空気室がタ
ンクの重量による圧縮から解放されて、空気室が元の容
積に戻ろうとして負圧が発生する。この際の負圧を利用
して、蒸発槽に残った水を上記パイプから空気室内に吸
引する。
【0011】また、請求項2の発明においては、加湿器
本体の内部あるいは底部に、通常は加湿器の重量で圧縮
されている空気室をもうけ、加湿器の転倒時に、この空
気室の拘束が外れて、その復元力により蒸発槽内の水が
吸引されるので、外部への水漏れを防止できる。請求項
3の発明においては、渇水を検出した時に空気室の復元
力及びバネで転倒スイッチを動作させることにより、転
倒スイッチを渇水検知に利用できる。請求項4の発明に
おいては、請求項1の空気室の拘束をタンク渇水時に解
放することにより、渇水時、自動的に残水を吸引でき
る。
【0012】
【実施例】次に、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1は、本発明の第1の実施例に係る加湿器の正
面要部断面図である。同図において、加湿器は加湿器本
体1と、これに着脱可能な給水タンク8とにより構成さ
れている。加湿器本体1には、給水タンク8から水を受
ける水槽部1aと、ヒーターまたは超音波振動子3が底
部外側に設けられた蒸発槽4とが設けられている。
【0013】水槽部1aの底部には、弁開閉突起1dが
設けられており、装着された給水タンク8のタンクキャ
ップ9に設けられた弁9aを押し上げる。弁9aが開く
と、タンク内の水は水槽部1aに流れだし、連結管2を
通って、蒸発槽4に入る。蒸発槽4の中の水は、ヒータ
ーまたは超音波振動子3により、熱又は振動が加えられ
て、蒸発又は霧化し、蒸気筒5を通って、天板10に設
けられた吹出口10bから放出される。
【0014】一方、給水タンク8には、空気室6a、硬
質パイプ6b及び軟質パイプ6cからなるスポイト部6
が、スポイト取付板7により取り付けられている。蛇腹
状の空気室6aに続く硬質パイプ6bの先端には、耐熱
性弾性材を使用した軟質パイプ6cが設けられている。
給水タンク8が本体1に装着されるときに、蒸気筒5の
外部に設けられた案内板5aに導かれて、軟質パイプ6
cは蒸発槽4の底部に挿入される。
【0015】また、給水タンク8が本体1に装着される
ときには、空気室6aがスポイト取付板7と本体突起1
bとにより圧縮された状態となる。天板10の下方に膨
らんだ部分であるタンク押さえ10aは、給水タンク8
を押し下げて、空気室6aを十分圧縮するためのもので
ある。
【0016】図2は、図1の加湿器の給水タンク8を引
き出すときの状態を示す要部断面図である。加湿器が渇
水して、給水のために給水タンク8を引き上げると、空
気室6aは復元力により膨張して、その内部は負圧とな
り、蒸発槽4の底部から加湿器本体1の内部に残った水
を、パイプ6c及び6bを通じて空気室6aの内部に吸
い上げる。こうして、給水毎に、本体1の水槽部1a、
連結管2、蒸発槽4の内部に水を残さないので、加湿器
内に雑菌が繁殖することも無く、また特にヒータ加熱式
の場合には、カルシウム分が濃縮された水を吸い上げて
取り出せるので、加湿器内部にスケールが析出するのを
抑制できる。
【0017】図3は、前記第1の実施例の第1の変形例
を示す。同図において、タンクキャップ9の位置をずら
して、空気室20aの容量を増大した給水タンク21の
例が示されている。これにより、吸水力及び吸水量の増
大が図れる。図4は、同第1の実施例の第2の変形例を
示す。同図において、給水タンク8の両側下方に、前方
スポイト部23と、後方スポイト部24とを配置した例
が示されている。前方スポイト部23は、主として図1
の蒸発槽4から、後方スポイト部24は、主として水槽
部1aからそれぞれ残水を吸い上げるように配置されて
いる。これにより、蒸発槽4と水槽部1aが多少離れて
いても迅速に残水を吸い上げることが可能である。
【0018】図5は、前記第1の実施例の第3の変形例
を示す。同図において、給水タンク8の上方に、スポイ
トキャップ26を有するスポイト部25が設けられてい
る。使用状態では、天板27から下方に膨らんだスポイ
ト押さえ27aが、上方からスポイト部25を圧縮して
いる構造なので、給水タンク8を持ち上げなくても、天
板27を取るだけで残水を吸い上げるので、取り扱いが
簡易であり、また排水も容易である。図6、図7は、同
第1の実施例の第4の変形例を示す平面図及び断面図で
ある。同図において、給水タンク8の側面にスポイト部
32が設けられている。給水タンク8の装着時に、スポ
イト押さえ板30及びタンク押さえ板31によってスポ
イト部32が圧縮される。本実施例は、縦長の加湿器で
タンク底面が小さく、空気室をタンク底面に設置したの
では十分な吸引力が得られない場合に特に有効である。
【0019】図8は、図7の第1の実施例の第4の変形
例に水槽用スポイト部33と、傾斜面34aを持つ水槽
用スポイト押さえ板34とを設けた第5の変形例で、図
7の変形例より寸法は増大するが、縦長型加湿器の迅速
な残水処理が可能となる。図9、図10は、図6、図7
におけるスポイト押さえ板を天板から垂下するように設
置した第6の変形例であり、同様に図11は、図8のス
ポイト押さえ板を天板から垂下するように設置した第7
の変形例である。いずれの例においても、天板を取るだ
けで残水が吸引されるので、取り扱いが容易である。
【0020】図12は、本発明の第2の実施例に係る、
転倒時水漏れ防止機構を備えた加湿器の正面要部断面図
である。本体底部の孔41cより挿入された着脱可能な
空気室49は、パッキン48を介して本体41に内蔵さ
れたパイプ46と継手47で連結されスポイト構造をな
している。パイプ46は、水槽部41aと蒸発槽44と
を接続する広角V字型の連結管42の最も低い所に開口
部を有し、空気室49は本体荷重により圧縮状態となっ
ている。この空気室49の取り付けには、そのフランジ
部49aを、図13、14に詳細を示す継手47に挿入
し、図15に示すように、矢印方向に継ぎ手47の位置
決めリブ47aまで回転させると、パッキン48により
空気室49は、パイプ46と一体化され気密となる。
【0021】漏斗状の水槽部41aの底部には、弁開閉
突起40が設けられている。これは、図16に示すよう
に、形状記憶合金40aの上部に、水密と電気的絶縁の
ための絶縁ゴム膜40bを設けた構造である。通常運転
時には、通電された形状記憶合金40aが自己発熱で変
態点温度に達し、弁開閉突起40は逆V字型に立った状
態を維持して、給水タンクのタンクキャップ内の弁9a
を押し上げて、タンク内の水が水槽部41a、連結管4
2を介して蒸発槽44に供給される。
【0022】図18は、上記第2の実施例の加湿器の転
倒直前の様子を示す要部断面図である。加湿器本体1が
傾くと、転倒検知軸51が下がり、転倒スイッチ52が
切れる。転倒スイッチ52が切れると、図17に示すよ
うに形状記憶合金40aへの通電が止まり、弁開閉突起
40は冷却に伴い弁9aのバネに押され、なだらかにな
り、弁9aが閉まって水槽部41aへの水の供給が止ま
る。本体1が傾くことにより、本体荷重による拘束がな
くなり復元力で膨張し負圧になった空気室49内に、水
槽部41a、連結管42及び蒸発槽44の残水が吸引さ
れ、外部への水漏れを防止する。また、蒸発槽44は底
面を傾斜させることにより加熱面の増大と連結管42へ
の集水をよくしている。また、蒸気筒45の内面にはツ
バ45a、水槽部41aの上部にはツバ41bがあり、
転倒時の水の流出を抑制している。
【0023】図19は、本発明の第3の実施例に係る、
転倒スイッチで渇水を検知する加湿器の正面要部断面図
である。本実施例の転倒検知機構は、給水タンク65の
重量を検知して上下動するタンク重量検知軸63、タン
ク重量検知軸63が渇水時に上昇するよう調節するバネ
64、転倒検知軸61と並進可動するようタンク重量検
知軸63に取り付けられたスイッチ(例えば、マイクロ
スイッチ、リードスイッチなど)62、転倒時に転倒検
知軸60を押し下げるバネ60とスイッチ62を入、切
する突起(前記スイッチがマイクロスイッチの場合は突
起、リードスイッチの場合は磁石)61aを有した転倒
検知軸61より構成される。
【0024】次に、本第3の実施例の動作を説明する。
給水タンク65内が渇水し、その重量がバネ64のバネ
圧より軽くなると、バネ64はタンク重量検知軸を押し
上げ、スイッチ62を転倒検知軸の突起61aより離
し、スイッチ62が負荷への通電を切る。一方、転倒時
には、バネ60が転倒検知軸を押し下げ、転倒検知軸の
突起61aがスイッチ62より離れスイッチ62は負荷
への通電を切る。また、スポイト部66の復元力を、給
水タンク65の渇水時に空気室が膨張するよう設定して
おけば、給水タンク65が渇水すると、自動的に水槽部
71a、蒸発槽74の残水を吸引して排出できる。
【0025】図20は、本発明の第4の実施例に係る、
渇水時に自動的に残水を吸引処理する加湿器の正面要部
断面図である。本第4の実施例は、図19のようにスポ
イト空気室66の復元力が、タンク渇水時にタンク重量
を上回るように調整する方法では、吸引力の大きな向上
が困難であり、一定水位で作動させられなかった点を改
良した。給水タンク80には、タンク固定用凹部81が
設けられ、これに嵌合するように、形状記憶合金82a
と絶縁ゴム膜よりなるタンク固定突起82が配置されて
いる。
【0026】タンク固定突起82の形状記憶合金82a
は、渇水水位以上でONとなる水位検知スイッチ84を
通じて通電されており、この通電電流により自己発熱し
て、挟み角の小さいV字型となって突出し、タンク固定
用凹部81を掛止している。次に、タンク内の水位が下
がって渇水水位以下になると、水位検知スイッチ84が
OFFとなって、形状記憶合金82aの通電が止まり、
形状記憶合金82aの形状が挟み角の広いV字型となっ
て、タンク固定突起82が平坦になり、タンク固定用凹
部81から離れる。このために給水タンク80の拘束が
なくなり、空気室66の復元力で空気室が膨張して、残
水が吸引される。
【0027】図21は、上記水位検知スイッチ84を作
動させる水位検知機構の具体例である。水位検知用のフ
ロート83を検知位置で上下させるための円筒形ガイド
81aと一体となったタンク固定用凹部81は、給水タ
ンク90にネジ部81bで取り付けられている。円筒の
上面にはフロート83の外れ止めのツバ81cが設けら
れている。円筒形ガイド81aに嵌められた環状のフロ
ート83の内面には、磁石83aが設けられており、加
湿器本体から円筒形ガイド81aの内部へ突出する棒状
突起内のリードスイッチ84aを作動させる。
【0028】水位が高い場合には、フロート83は、ツ
バ81aで押さえられる位置にあり、このときリードス
イッチ84aは、ONの状態である。次に、水位が下が
ってフロート83が図21に示す位置より下がると、磁
石83aがリードスイッチ84aをOFFにすることに
より渇水が検知される。
【0029】図22は、本発明の第4の実施例の第1の
変形例に係る加湿器の正面要部断面図である。図20と
の相違点は、給水タンク90の左右両側面にタンク掛止
機構を設けたので、より確実に給水タンク90を固定で
きるので、空気室66の復元力を大きく設定でき、吸引
力を増すことができる。同図において、給水タンク90
の両側面にタンク固定用凹部90aが有り、これと嵌合
するように、タンク固定ガイド91内のタンク固定突起
82(この構造は、図20タンク固定突起82と同一)
が有り、渇水時に渇水検出スイッチ84がOFFとなる
と、図20の説明と同様に、タンク固定突起82が平坦
化し、タンク固定用凹部81から離れ、空気室66を圧
縮している拘束が無くなり、空気室66は膨張して残水
を吸引する。
【0030】図23は、図22における水位検知スイッ
チ84を作動させる水位検知機構の具体例である。タン
ク90の底面から、タンク内部へ突き出すフロートガイ
ド軸93aを内側に有するフロート取り付けキャップ9
3が、タンク底部にネジで取り付けられている。フロー
トガイド軸93aには、外周に磁石92aが取り付けら
れ、水位により上下する環状のフロート92が嵌められ
ており、フロートガイド軸93aの先端には、フロート
92の内径より大きいツバ93bが取り付けられてお
り、フロート92が所定の上下可動区間から外れないよ
うにしている。
【0031】本体側のタンク固定ガイド91内には、タ
ンク固定突起82と、渇水位置のフロート92に相対す
るように、リードスイッチ84aが設置されている。タ
ンク内の水が減少して、フロート92がリードスイッチ
84aより下降すると、リードスイッチ84aがOFF
となって渇水を検出する。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、蒸発槽内にカルシウム分が濃縮しないので、煩
雑なフィルター交換をすることなくスケール析出が抑制
され、また加湿器本体内に水を残さないので、雑菌の繁
殖を防止できるという効果がある。また、請求項2の発
明によれば、加湿器の転倒時に外部への水の流出を防止
できるという効果がある。また、請求項3の発明によれ
ば、転倒検知機能により、渇水を自動的に検知して、通
電を止めることができるという効果がある。また、請求
項4の発明によれば、渇水時に自動的に残水を吸引でき
るので取り扱いが容易になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の残水吸上げ機構付加湿器の正面要部断
面図
【図2】図1の加湿器の動作説明図
【図3】実施例のスポイト部の配置の変形例を示す図
【図4】実施例のスポイト部の配置の変形例を示す図
【図5】実施例のスポイト部の配置の変形例を示す図
【図6】実施例のスポイト部の配置の変形例を示す図
【図7】実施例のスポイト部の配置の変形例を示す図
【図8】実施例のスポイト部の配置の変形例を示す図
【図9】実施例のスポイト部の配置の変形例を示す図
【図10】実施例のスポイト部の配置の変形例を示す図
【図11】実施例のスポイト部の配置の変形例を示す図
【図12】実施例の転倒時水漏れ防止機構付加湿器の正
面要部断面図
【図13】図12における継手の斜視断面図
【図14】図12における継手の平面図
【図15】空気室の平面図
【図16】転倒スイッチON時の弁開閉突起の機構説明
【図17】転倒スイッチOFF時の弁開閉突起の機構説
明図
【図18】図12の加湿器の転倒時の水漏れ防止機構の
説明図
【図19】転倒、渇水検知機構付加湿器の説明図
【図20】図19の残水吸引力を増加させた加湿器の正
面要部断面図
【図21】図20における水位検知機構の説明図
【図22】図20において、タンクの固定をより確実に
した加湿器の正面要部断面図
【図23】図21における水位検出機構の説明図
【図24】従来の不織布にスケールを析出させる加湿器
の正面要部断面図
【図25】従来のイオン交換樹脂を用いた加湿器の正面
要部断面図
【符号の説明】
1 加湿器本体 1a 水槽部 3 ヒータまたは超音波振動子 4 蒸発槽 6 スポイト部 6a 空気室 6b 硬質パイプ 6c 軟質パイプ 8 給水タンク 46 パイプ 49 空気室 51 転倒検知軸 52 転倒検知スイッチ 80 タンク 81 タンク固定用凹部 82 タンク固定突起 84 水位検知スイッチ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加湿器本体に着脱可能なタンクと、タン
    クから供給される水を受ける受水槽と、受水槽から供給
    される水に熱又は振動を加えて蒸発または霧化させる蒸
    発槽とを備える加湿器において、 前記タンクを加湿器本体に装着するときにタンクの重量
    により圧縮され、かつ前記タンクを加湿器本体から抜脱
    するときに膨張して復元する空気室と、 該空気室から延出して蒸発槽の底部に達して開口する導
    管とを前記タンクに設けて、 前記タンクを加湿器本体から抜脱するときに、該空気室
    が膨張して復元する際の負圧により、前記導管を通じて
    受水槽及び蒸発槽の残水を該空気室に吸い上げて、加湿
    器本体から残水を除去することを特徴とする加湿器。
  2. 【請求項2】 加湿器本体に着脱可能なタンクと、タン
    クから供給される水を受ける受水槽と、受水槽から供給
    される水に熱又は振動を加えて蒸発または霧化させる蒸
    発槽とを備える加湿器において、 加湿器本体の重量により圧縮されかつ加湿器本体が傾い
    たときに膨張して復元する空気室と、 該空気室と蒸発槽の底部とを接続する導管とを加湿器本
    体に設けて、 加湿器本体が傾いたときに、該空気室が膨張して復元す
    る際の負圧により、前記導管を通じて受水槽及び蒸発槽
    の残水を該空気室に吸い上げて、加湿器本体から水漏れ
    を防止することを特徴とする加湿器。
  3. 【請求項3】 加湿器本体に着脱可能なタンクと、タン
    クから供給される水を受ける受水槽と、受水槽から供給
    される水に熱又は振動を加えて蒸発または霧化させる蒸
    発槽とを備える加湿器において、 加湿器が所定の角度以上に傾いたことを検出する転倒検
    出手段と、 該転倒検出手段が転倒を検出したときに加湿器への通電
    を止める転倒スイッチと、 タンクの水位が所定の水位以下になったことを検出する
    渇水検出手段とを設けて、 前記渇水検出手段が渇水を検出したときに、前記転倒ス
    イッチを作動させて加湿器への通電を止めることを特徴
    とする加湿器。
  4. 【請求項4】 請求項1において、タンクの水位が所定
    の水位以下になったことを検出する渇水検出手段と、 空気室を膨張させる空気室膨張手段と、 渇水検出手段が渇水を検出したとき空気室膨張手段によ
    り空気室を膨張させるよう制御する制御手段とを更に設
    けて、 渇水検出手段が渇水を検出したとき、空気室を膨張させ
    て、該空気室が膨張して復元する際の負圧により、前記
    導管を通じて受水槽及び蒸発槽の残水を該空気室に吸い
    上げて、加湿器本体から残水を除去することを特徴とす
    る加湿器。
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