JP4726822B2 - カセット式給水タンク - Google Patents

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Description

本発明は、カセット式給水タンク、特に給水先(例えば加湿器やスチームオーブン等)のトレイに残留する汚水を給水タンクセット時に自動的に回収して、給水タンクから供給されるきれいな水と交換することのできるカセット式給水タンクに関する。
従来より、弁付き給水口が突設された水供給用貯水部を備え、給水口を下にして給水先、例えば加湿器のトレイ上にセットした時にこのトレイ上の開弁手段により給水口の弁が開かれるとともに水供給用貯水部内の上方に空気層ができ、この空気層の圧力が、大気圧−タンク内水の高さヘッドでつりあう負圧となり、給水口の先端開口面よりもトレイ内の水位が下がると給水口を通して水供給用貯水部より水が供給されるようにしたカセット式給水タンクは知られている。
このようなものにおいては、水供給用貯水部内が空になると加湿器の動作が停止し、アラーム等によって給水タンク内への水の補給を促すようになっている。
一方、加湿器のトレイの中の水は、使用時間、使用水量に比例して、カルシウム分、ホコリなどで汚れていく。その結果、汚れている水で加湿することになり、さらにカルシウム濃度が上昇して行き、気化部にスケールが析出し、加湿量の低下を招く。このため、定期的にトレイの水を捨てる必要がある。
そこで、給水タンクを加湿器のトレイ上にセットするときに圧縮され、給水タンクを加湿器のトレイ上から取り外すときに膨張して復元する蛇腹状の空気室を備えた別体からなるスポイト部材と、このスポイト部材の空気室とトレイ底部とを連通させる軟質パイプとを設け、給水タンクを加湿器のトレイ上から取り外すときに、空気室が膨張して復元する際の負圧を利用し、軟質パイプを通じトレイ上の残水を空気室に吸い上げて、加湿器から残水を除去するようにしたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平6−241511号公報(図1、図2)
しかしながら、前述のように蛇腹状の空気室を備えた別体からなるスポイト部材を設けたものにあっては、蛇腹の伸縮動作を可能にするための空間の確保が必要となり、設計上の制約を受け、汚水回収部が大型化せざるを得ない。さらに、スポイト部材の空気室とトレイ底部とを連通させる軟質パイプは、蛇腹の伸縮動作に伴って引っ張られたり、たるませられたりして、吸引口となる先端開口部のトレイ内での位置が不安定で、信頼性に難点がある。
本発明の技術的課題は、汚水回収部のコンパクト化が図れ、かつ給水タンクをトレイ上にセットした時に給水タンクの水供給用貯水部内の上方に形成される空気層内の負圧力を利用して、トレイ上の残水を回収できるようにすることにある。
本発明に係るカセット式給水タンクは、下記の構成からなるものである。すなわち、弁付き給水口が突設された水供給用貯水部を備え、給水口を下にして給水先のトレイ上にセットした時にトレイ上の開弁手段により給水口の弁が開かれるとともに水供給用貯水部内の上方に空気層ができ、空気層の圧力が、大気圧−タンク内水の高さヘッドでつりあう負圧となり、給水口の先端開口面よりもトレイ内の水位が下がると給水口を通して水供給用貯水部より水が供給されるカセット式給水タンクにおいて、給水口と同方向に突出する逆流防止手段付き回収口を有し、前記水供給用貯水部から隔絶された汚水回収用貯水部と、、前記セット時の姿勢でみて、汚水回収用貯水部内の上部と水供給用貯水部内の上部の空気層とを連通接続する連結管と、を設けたものである。
本発明のカセット式給水タンクによれば、水供給用貯水部の下部に汚水回収用貯水部を画成しているので、汚水回収部が給水タンクと一体化されてコンパクトになる。また、給水タンクセット時に汚水回収用貯水部内の上部と水供給用貯水部内の上部の空気層(負圧となる)とが連通されるため、給水タンクセット時に汚水回収用貯水部内を負圧にすることができて、回収口よりトレイ上の残水を吸引して回収することができる。さらに、回収した汚水は、回収口に設けた逆流防止手段により逆流を阻止することができる。
実施の形態1.
以下、図示実施形態により本発明を説明する。
図1は本発明の実施の形態1に係るカセット式給水タンクを給水先である加湿器のトレイ上にセットした状態を後方より示す縦断面図、図2はその給水タンクセット状態を側方より示す縦断面図、図3はその給水タンクセット状態を斜め後方より示す斜視図、図4はその給水タンクセット状態を後方より示す背面図、図5は加湿器の正面図、図6は図1の連結管根本部に設けた汚水混合防止手段を拡大して示す要部拡大断面図、図7はトレイの平面図、図8は給水タンクのセット回数に伴う通水量とトレイ内カルシウム濃度との関係を、残水回収有り(給水後●)、残水回収有り(給水直前■)、残水回収無し(×)の場合を例に挙げて比較して示すトレイ内硬度の通水量変化のグラフであり、縦軸にトレイ内カルシウム濃度、横軸に通水量をとったものである。
図1乃至図7のように本実施形態のカセット式給水タンク(以下、給水タンクという)6は、加湿器100に適用されたもので、内部の把手6a側(以下、上部又は上面側という)が水供給用貯水部41として、また内部の把手6aと反対側(以下、下部又は下面側という)が汚水回収用貯水部42として、画成されている。水供給用貯水部41には、給水口口金44と給水口口金弁45を有し、汚水回収用貯水部42の一側側を貫通して下方に突出する給水口43が設けられている。汚水回収用貯水部42には、給水口43とは距離を隔てた他側側に、水回収用貯水部下面に固定された回収口口金48と回収口口金弁49を有し給水口43と同方向に突出する回収口47が設けられている。給水口口金弁45と回収口口金弁49は、これらに対応させて加湿器100のトレイ9の底面に設けた突き出し部54,55によってセット時に押し開かれ、開放状態となり、給水口43と回収口47がトレイ9内の汚水57中に浸かるようになっている。なお、回収口47の下方への突出高さは、給水口43の下方への突出高さよりも高くなるように設定され、汚水57中に給水口43よりも深く浸かるようになっているとともに、図7のようにトレイ9内の突き出し部54,55の間に、奥側に連通路となる隙間を形成する流路規制部材9aが設置され、これによってセットされた給水タンク6の給水口43と回収口47間の連通路61が更に長くなるようになっている。
給水口43の給水口口金弁45は給水口口金44に取り付けられており、給水口口金44は二重管の端部に被さり、二重管の外管に着脱可能に螺合するようになっている。二重管の外管は汚水回収用貯水部42と連通し、汚水回収用貯水部42の排出口71を構成している。また、二重管の内管は、水供給用貯水部41と給水口43とを連結する連結管として構成されている。すなわち、水供給用貯水部41の給水口43と汚水回収用貯水部42の排出口71とは同心上に設けられ、非使用時には単一の給水口口金44により閉塞可能となっている。したがって、給水口口金44を取り外すことにより、給水口43と排出口71を同時に開放できるようになっている。
汚水回収用貯水部42には、連結管51の一端が上面側より連通接続されているとともに、連結管51の他端が水供給用貯水部41内を上部に延び、図5のようにセット時に水供給用貯水部41内の上部に形成される空気層56と連通接続されるようになっている。さらに、連結管51の基部側、つまり汚水回収用貯水部42との接続部には、図6のように金属からなるボール弁53が設置され、給水タンク6の使用時には水供給用貯水部41と汚水回収用貯水部42間を連結管51により常時連通させ、給水タンク6を使用時とは逆の姿勢、つまり下面側が上になるようにした時には連結管51がボール弁53により塞がれて、水供給用貯水部41と汚水回収用貯水部42間が遮断され、汚水回収用貯水部42内の汚水が水供給用貯水部41内のきれいな水46と混ざり合うのを防止できるようになっている。すなわち、ボール弁53は、汚水混合防止手段を構成する。なお、汚水混合防止手段としてはボール弁53に限るものでなく、図5のように連結管51にオリフィス52を設けてもよく、この場合でも図6のボール弁53と同等の効果を期待できる。
回収口47の汚水回収用貯水部42内における開口58の位置は、管体72により規定され、汚水回収用貯水部42内の上部に設定されており、セット時に汚水回収用貯水部42内に回収した汚水の水位が、開口58の位置よりも低い位置にあれば、給水に伴って開口58の上部空間の負圧力が小さくなっても逆流を阻止できるようになっている。すなわち、管体72は、回収口47の逆流防止手段を構成する。なお、逆流防止手段としては逆止弁も採用可能である。
加湿器100の本体は、トレイ9上の前方に配置され、ファン27と、ファン27を駆動するモータ11と、ファン27の外周を取り囲むように配置され、かつギヤ機構により駆動力が付与されてファン27の周辺を回動する加湿エレメント24とを有しており、加湿エレメント24の一部(トレイ9内を通過する部分)が常時トレイ9内の水に浸かるように構成されている。
次に、本実施形態のカセット式給水タンクによる汚水の回収と給水動作について図1乃至図8に基づき説明する。なお、水供給用貯水部41と汚水回収用貯水部42は空の状態にあるものとする。まず、給水タンク6を下面側が上になるように持ち、給水口口金44を取り外し、給水口43より水供給用貯水部41内に水道のきれいな水46を補給し、給水口口金44を再び取り付ける。次いで、給水タンク6の下面側が下になるように把手6aを持ち、トレイ9上にセットする。
給水直前まで運転されていた場合、トレイ9内にはカルシウム分などが濃縮された水(汚水)が残っており、その水位は給水タンク6の水供給用貯水部41の給水口43の先端ラインである。給水タンク6をセットすると、トレイ9に配置された突き出し部54,55により、水供給用貯水部41の給水口口金弁45と、汚水回収用貯水部42の回収口口金弁49が押し開かれ開放状態となり、給水口43と回収口47がトレイ9内の汚水57中に浸かる。
給水タンク6をトレイ9上にセットすると、給水タンク6の水供給用貯水部41内の上部には空気層56ができ、その圧力は、大気圧−タンク内水の高さヘッドでつりあう負圧となる。この時、水供給用貯水部41内の空気層56と空の汚水回収用貯水部42とは連結管51でつながっているので、汚水回収用貯水部42も負圧となり、汚水57を汚水回収用貯水部42内へ引き込む吸引力が発生する。これにより、回収口47から汚水回収用貯水部42内へ一気に汚水57が流れ込むとともに、汚水回収用貯水部42内へ流れ込んだ汚水57と同量のきれいな水が水供給用貯水部41からトレイ9上に供給され、汚水57ときれいな水46との置換が行われる。この水の置換動作は、汚水回収用貯水部42内が汚水57により満杯となり、その水位がさらに連結管51内を上昇し、水供給用貯水部41内の水位と一致するまで続けられる。
連結管51内の汚水57の水位と水供給用貯水部41内のきれいな水46の水位が一致すると、水の置換動作が終了し、通常の給水動作に移行し、加湿によりトレイ内の水が消費され、給水口43の先端開口面よりもトレイ9内の水位が下がると給水口43を通して水供給用貯水部41よりきれいな水46が供給され、これによりトレイ9内の水位が上がり給水口43の先端開口面と一致すると給水動作が停止する。この給水動作は、加湿によりトレイ内の水が消費されている間、水供給用貯水部41内が空になるまで繰り返される。
給水動作に伴い、水供給用貯水部41内の空気層56の負圧力が小さくなり、水位が下がっていく。これに伴い、連結管51の水位も下がっていき、その分、回収口47からトレイ9側へ汚水57が逆流する。この汚水57の逆流動作は、汚水回収用貯水部42内における管体72上端の開口58位置までであり、汚水57の水位が開口位置となれば、逆流することがなくなり、この時点で水供給用貯水部41内が空になったことが検知され、水供給用貯水部41内が空になったことがアラームにより知らせられるようになっている。
回収した汚水57の排水は、まず下面側が下になるように把手6aを持ち、トレイ9上から給水タンク6を持ち上げる(取り外す)。これにより、汚水回収用貯水部42の回収口口金弁49が突き出し部55から、水供給用貯水部41の給水口口金弁45が突き出し部54から、それぞれ解放され、給水口43と回収口47が閉じられるので、給水タンク6の持ち運びが可能となる。そのまま、給水タンク6をシンクまで運び、次いで給水タンク6を下面側が上になるように持ち替える。このとき、連結管51はボール弁53により閉じられるので、汚水回収用貯水部42側の汚水57が水供給用貯水部41側へ流れ込むことがなく、水供給用貯水部41内に汚水57が混入されるのが防止される。次いで、給水口口金44を取り外し、汚水回収用貯水部42の排出口71を開放してからシンク内で給水タンク6を下面側が下になるように持ち替える。これにより、汚水回収用貯水部42内の汚水57が排水される。この時、水供給用貯水部41内に汚水57が混入されていた場合でも同時に排水される。
給水口口金44を取り外すことにより給水口43も開放されているので、汚水57を排水した後、給水タンク6を下面側が上になるように持ち替え、給水口43より水供給用貯水部41内に水道のきれいな水を補給し、給水口口金44を取り付け、トレイ9上に再セットする。
ところで、トレイ9内の水位は、既述したように水供給用貯水部41側の給水口ラインで決まるが、給水タンク6が空になった後もトレイ9内の残水を使って運転を継続され給水ランプ点灯で止まった場合、そのトレイ内水位は給水口ラインよりも低い位置となり、この状態で水供給用貯水部41が空の給水タンク6を取り出すこととなる。そして、汚水回収用貯水部42の内の汚水57を排水し、給水タンク6へ水を補給し、トレイ9上に再セットした場合でも、給水口43からきれいな水46が供給されながら回収口47から汚水57を吸い上げる水の置換動作は同様に実施される。
本実施形態においては、回収口47の下方への突出高さを、給水口43の下方への突出高さよりも高くなるように設定しているので、前述のようにトレイ内水位が給水口ラインよりも低い状態で、給水タンク6の再セットがなされても、水の置換動作を確実に行わせることができる。
また、水供給用貯水部41の下部に汚水回収用貯水部42を画成しているので、汚水回収部が給水タンク6と一体化されてコンパクトになる。さらに、給水タンクセット時に汚水回収用貯水部42内の上部と水供給用貯水部内の上部の空気層(負圧となる)56とが連結管51によって連通されるため、給水タンクセット時に汚水回収用貯水部42内を負圧にすることができて、回収口47よりトレイ9上の残水(汚水57)を吸引して回収することができる。
また、回収口47に設けた逆流防止手段(管体72)により、回収した汚水57の逆流を阻止することができる。
また、汚水回収用貯水部42と水供給用貯水部41とを連通接続する連結管51に汚水混合防止手段(ボール弁53やオリフィス52)を設け、給排水のために給水タンク6を下面側が上になるようにした時には、連結管51が汚水混合防止手段により塞がれて、水供給用貯水部41と汚水回収用貯水部42間が遮断されるようにしているので、汚水回収用貯水部42内の汚水が水供給用貯水部41内のきれいな水46と混ざり合うのを防止することができる。
また、給水口43と回収口47間の距離が大きくなるようにこれらの設定位置を離しているので、汚水57をきれいな水46と混じっていない汚水度の高い状態で回収することができ、これによりトレイ9内のカルシウム分濃度の抑制効果を高めることができる。このことは図8のトレイ内硬度の通水量変化を示すグラフから明らかである。すなわち、図8のように従来使用通水量に応じ、トレイ9内の例えばカルシウム濃度は比例的に上昇していったものが、ある濃度でサチレートさせることができる。すなわち、給水タンク6の容量、トレイ9の容量、汚水57回収量を適切に設定することで、スケールが析出するカルシウム濃度以下に抑えることができ、加湿エレメント24の隙間がスケールにより閉塞されるのを防止することができて、その交換が不要になり、加湿量の低下を回避することができる。
また、汚水回収用貯水部42に回収された汚水57を排出するための開閉可能な排水口71を設けたので、回収した汚水57の排水作業が容易となる。
また、排水口71を給水口43と同心上に設けたので、単一の給水口口金44により排水口71を給水口43の開閉を行うことができ、使い勝手が向上する。
実施の形態2.
図9は本発明の実施の形態2に係るカセット式給水タンクを後方より示す縦断面図、図10はその要部である排水口が設置されている下面側を上にした状態で示す斜視図であり、各図中、前述の実施の形態1のものと同一部分には同一符号を付してある。
本実施の形態のカセット式給水タンクは、平面的にみた給水口43と回収口47の中間部に、汚水回収用貯水部42の排水口50と排水口金62を独立させて設けたものである。
これを更に詳述すると、排水口50には、図10のように十字状スリット50aが形成されているとともに、その汚水回収用貯水部42内の端面に斜面(図示せず)が形成されている。また、排水口金62には、十字状スリット50aに貫通可能なT形片62aが形成されており、T形片62aを十字状スリット50aに貫通させてから回動させることで、T形片62aの頭部が排水口50内端の斜面と係合し、これによって排水口金62による排水口50の閉塞状態を保持できるようになっている。それ以外の構成は前述の実施の形態1と同様である。
本実施の形態においては、排水口50を独立させているので、排水口金62を外すことで汚水の排水のみを行うことができ、この排水によって、給水タンク6の水供給用貯水部41内に残っている水を利用して再セット時に、再び水の置換動作を行わせることができる。
なお、前述の実施の形態2では排水口50と排水口金62を独立させて設けた汚水回収用貯水部42を前述の実施の形態1と同様に水供給用貯水部41の下部に画成したものを例に挙げて説明したが、このように排水口50を独立させた場合には、汚水回収用貯水部42を水供給用貯水部41の側部に隔絶させて配置することも可能である。この場合、連結管51はL形とし、L形の一端側は汚水回収用貯水部42の上面側に接続して上方へ延びる縦管として、L形の他端側は水供給用貯水部41のセット時に空気層56となる部位に接続する横管として、構成されるように配置すればよく、これにより汚水混合防止手段(ボール弁53やオリフィス52)の設置も可能となる。
本発明の実施の形態1に係るカセット式給水タンクを給水先である加湿器のトレイ上にセットした状態を後方より示す縦断面図である。 本発明の実施の形態1に係るカセット式給水タンクのセット状態を側方より示す縦断面図である。 本発明の実施の形態1に係るカセット式給水タンクのセット状態を斜め後方より示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係るカセット式給水タンクのセット状態を後方より示す背面図である。 本発明の実施の形態1に係るカセット式給水タンクを適用した加湿器の正面図である。 本発明の実施の形態1に係るカセット式給水タンクの連結管根本部に設けた汚水混合防止手段を拡大して示す要部拡大断面図である。 本発明の実施の形態1に係るカセット式給水タンクを適用した加湿器のトレイの平面図である。 本発明の実施の形態1に係るカセット式給水タンクのセット回数に伴う通水量とトレイ内カルシウム濃度との関係を示すトレイ内硬度の通水量変化のグラフである。 本発明の実施の形態2に係るカセット式給水タンクを後方より示す縦断面図である。 本発明の実施の形態2に係るカセット式給水タンクの要部である排水口が設置されている下面側を上にした状態で示す斜視図である。
符号の説明
6 カセット式給水タンク、9 トレイ、41 水供給用貯水部、42 汚水回収用貯水部、43 給水口、45 給水口口金弁、47 回収口、50,71 排出口、51 連結管、52 オリフィス(汚水混合防止手段)、53 ボール弁(汚水混合防止手段)、54,55 突き出し部(トレイ上の開弁手段)、56 空気層、58 開口(回収口の汚水回収用貯水部内開口)、72 管体(逆流防止手段)、100 加湿器(給水先)。

Claims (9)

  1. 弁付き給水口が突設された水供給用貯水部を備え、前記給水口を下にして給水先のトレイ上にセットした時に該トレイ上の開弁手段により前記給水口の弁が開かれるとともに前記水供給用貯水部内の上方に空気層ができ、該空気層の圧力が、大気圧−タンク内水の高さヘッドでつりあう負圧となり、前記給水口の先端開口面よりも前記トレイ内の水位が下がると該給水口を通して前記水供給用貯水部より水が供給されるカセット式給水タンクにおいて、
    前記給水口と同方向に突出する逆流防止手段付き回収口を有し、前記水供給用貯水部から隔絶された汚水回収用貯水部と、
    前記セット時の姿勢でみて、前記汚水回収用貯水部内の上部と前記水供給用貯水部内の上部の前記空気層とを連通接続する連結管と、
    を設けたことを特徴とするカセット式給水タンク。
  2. 前記逆流防止手段は、前記セット時の姿勢でみて、前記回収口から前記汚水回収用貯水部内の上部まで連続して延びて該回収口の汚水回収用貯水部内開口位置を該汚水回収用貯水部内の上部に規定する管体からなることを特徴とする請求項1記載のカセット式給水タンク。
  3. 前記回収口の突出高さは、前記セット時の姿勢でみて、前記回収口の先端が前記吸水口の先端よりも下部に位置するように設定されたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のカセット式給水タンク。
  4. 前記回収口と前記給水口とは、離隔して配置されたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずかに記載のカセット式給水タンク。
  5. 前記トレイの前記回収口と前記吸水口との間の流路に、流路規制部材を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のカセット式給水タンク。
  6. 前記セット時とは逆の姿勢の時に前記連結管を閉塞する汚水混合防止手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれかに記載のカセット式給水タンク。
  7. 前記汚水混合防止手段は、連結管に設けたオリフィスまたはボール弁からなることを特徴とする請求項記載のカセット式給水タンク。
  8. 前記汚水回収用貯水部に回収された汚水を排出するための開閉可能な排水口を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれかに記載のカセット式給水タンク。
  9. 前記汚水回収用貯水部を前記セット時の姿勢でみて、前記水供給用貯水部の下部に画成し、前記排水口を前記給水口と同心上に設けたことを特徴とする請求項記載のカセット式給水タンク。
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