JP3653851B2 - 水石鹸供給器 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は洗面カウンターなどに設置される水石鹸供給器(ソープディスペンサ)に係り、特に給液口を上部に備えた水石鹸供給器に関する。詳しくは、本発明は、ムース状の水石鹸を吐出させるタイプの水石鹸供給器に関する。
【0002】
【従来の技術】
洗面カウンターに設置される水石鹸供給器として、タンク部分をカウンター内に配置し、手押し式ポンプの操作ボタン部分及び吐出管を有した水石鹸供給器上端部をカウンター上面に設けたものがある。この操作ボタンを押すことにより、吐出管から水石鹸が吐出する。
【0003】
この水石鹸供給器として、ムース状(微細泡状)の水石鹸を吐出させるタイプのものがある。
【0004】
第2図は従来例に係るムース状水石鹸吐出タイプの水石鹸供給器の縦断面図、第3図はその要部拡大図である。
【0005】
この水石鹸供給器は最下部にタンク1を備え、このタンク1の上側にトレー2を介してカバーケース3及びコラム4が連結されている。コラム4の上部はカウンター5の上側に配置されており、このコラム4上部にヘッド収容部6が設けられると共に、吐出管7が接続されている。
【0006】
このヘッド収容部6にヘッド8が上下方向摺動自在に収容されている。このヘッド8からは中空パイプ状のシャフト9が下方に延設されている。シャフト9の下端とトレー2との間にベローズ10が設けられており、該ベローズ10内のコイルスプリング11によってシャフト9が上方に押圧可能とされている。
【0007】
ヘッド8に給液口12が設けられており、この給液口12からタンク1内にまで至る水石鹸供給器内部(ただし、シャフト9及びベローズ10の外側)が水石鹸の落下流路13となっている。ヘッド8には給液口12に被さるキャップ12aが設けられている。
【0008】
トレー2の一部を凹ませ、蓋状部材たるリッド14をこの凹み部分を覆うように密着接合することにより中継室15が設けられている。この中継室15内とベローズ10内とがリッド14の通気口16を介して連通している。
【0009】
中継室15の床面部15aから水石鹸の吸上管17が垂設されている。この吸上管17の上部に、水石鹸の上方への流通のみを許容する逆止弁18が設けられている。
【0010】
リッド14に、水石鹸の上方への流通を許容する逆止弁19が設けられており、この逆止弁19の流出側(上側)が送液管20及び送液流路21を介して吐出管7に連通している。吐出管7の基端部にメッシュ22が設けられている。
【0011】
逆止弁19の下側には、水石鹸の導管23が垂設されている。この導管23の下端に水石鹸の流入口24が設けられている。導管23の上部側面に吸気口25が設けられている。
【0012】
前記シャフト9は、縦方向に空気流通孔26が延設された管状体よりなり、この空気流通孔26の上部は、ヘッド8の下側の落下流路13に連通し、さらに、ヘッド8とヘッド収容部6との間の隙間やキャップ12aの隙間を介して大気に連通している。
【0013】
このシャフト9の下端部には、空気流通孔26とベローズ10内とを仕切るようにリップ式逆止弁27が設けられている。このリップ式逆止弁27はV字形断面形状のゴム材よりなり、下端にスリット27aが設けられている。ベローズ10内が負圧になると、スリット27aが開唇状となり、空気流通孔26からベローズ10内に空気が流入し、ベローズ10内が正圧になると、スリット27aが閉唇状に密閉し、ベローズ10内から空気流通孔26への空気流出が阻止される。
【0014】
トレー2には、中継室15を外れた位置に透口状の落下口30が設けられている。
【0015】
なお、コラム4に螺着されたナット28によって水石鹸供給器がカウンター5に固定されている。コラム4とカバーケース3とは継手ナット29によって連結されている。
【0016】
このように構成された水石鹸供給器において、ヘッド8を押し下げると、ベローズ10内の空気が加圧され、逆止弁18が閉、逆止弁19が開となり、中継室15内の水石鹸及び空気が導管23、逆止弁19、送液管20、送液通路21を経て吐出管7から吐出される。なお、このとき水石鹸は流入口24から導管23内に押し込まれる。中継室15内の上部に溜っていた空気は、吸気口25から導管23内に送り込まれる。この水石鹸と空気とが送液管20及び送液流路21を流れる間に混ざり合い、メッシュ22を通過するときに水石鹸と空気とが微細化され、ムース状の水石鹸が生成し、吐出管7の先端からムース状水石鹸が吐出される。
【0017】
押し込んだヘッド8から手を離すと、スプリング11によってシャフト9及びヘッド8が押し上げられ、ベローズ10内が負圧となる。これにより、逆止弁18が開、逆止弁19が閉となり、タンク1内の水石鹸が吸上管17及び逆止弁18を介して中継室15内に吸い上げられる。なお、このときリップ式逆止弁27のスリット27aを通って少量の空気がベローズ10内に流入するが、この流入空気量は吸気口25から送り出された空気量と同量となるように逆止弁27のゴム硬度、スリット27a幅が選定されている。
【0018】
このようにヘッド8を押すことにより、タンク1内の水石鹸を吐出管7からムース状に吐出させることができる。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の水石鹸供給器にあっては、導管23の吸気口25が中継室15内の水石鹸の通常の液位よりも上方に位置しており、空気に晒されている。このため、この吸気口で水石鹸が乾固し、吸気口25の空気の通りが悪くなるおそれがあった。
【0020】
本発明は、このような吸気口における水石鹸の乾固が防止され、常に十分に微細に泡立ったムース状の水石鹸を吐出させることができる水石鹸供給器を提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】
本発明の水石鹸供給器は、上部に水石鹸の給液口と吐出管が設けられ、下部に該給液口から供給された水石鹸を貯留しておくタンクが設けられ、該タンク内の水石鹸を該吐出管に送り出すための手動式エアポンプを備えた水石鹸供給器であって、タンク上部付近にタンクから吸い上げた水石鹸を貯留する中継室が設けられ、該中継室内の水石鹸及び空気が該中継室内に上下方向に設けられた導管を経て前記吐出管に送り出される水石鹸供給器において、該導管の下部に、中継室内の水石鹸及び空気を導管内に取り込むための開口を設けたことを特徴とするものである。
【0022】
かかる本発明の水石鹸供給器においても、ヘッドを押すことにより中継室内の水石鹸が導管開口から導管内に送り込まれる。中継室内の水石鹸液位が導管開口にまで下がってくると、中継室内の空気が該導管開口を通って導管内に送り込まれる。導管内に先に送り込まれた水石鹸と後から送り込まれた空気とが、送液流路内を吐出管に向って流れる間に混ざり合い、さらにメッシュを通ることによりムース状となる。
【0023】
ヘッドから手を離すと、水石鹸がタンクから中継室内に吸い上げられ、導管開口が水石鹸中に没するようになる。
【0024】
このように導管開口が水石鹸中に没しているため、導管開口で水石鹸が乾固することがない。このため、常に微細に泡立ったムース状水石鹸を吐出させることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
第1図は本発明の実施の形態に係る水石鹸供給器の要部拡大縦断面図であり、導管23′の構成が従来例の導管23と相違している。
【0026】
この導管23′は、下部側面に開口31を設け、上部の吸気口25を無くしたものとなっている。その他の構成は第2,3図の従来例と同一である。
【0027】
この水石鹸供給器においても、ヘッド8を押し下げると、ベローズ10内の空気が加圧され、逆止弁18が閉、逆止弁19が開となり、中継室15内の水石鹸が導管23、逆止弁19、送液管20、送液通路21を経て吐出管7から吐出される。この場合、まず中継室15内の水石鹸だけが導管開口31から導管23′内に送り込まれる。中継室15内の水石鹸液位が開口31のレベルまで下がってくると、今度は空気だけが開口31を通って導管23′内に送り込まれる。導管23′内に先に送り込まれた水石鹸と後から送り込まれた空気とが逆液管20、送液流路21を流れ、この間に水石鹸と空気とが混ざり合い、さらにメッシュ22で細かい泡よりなるムース状となり、吐出管7から吐出される。
【0028】
押し込んだヘッド8から手を離すと、スプリング11によってシャフト9及びヘッド8が押し上げられ、ベローズ10内が負圧となる。これにより、逆止弁18が開、逆止弁19が閉となり、タンク1内の水石鹸が吸上管17及び逆止弁18を介して中継室15内に吸い上げられ、開口31が水石鹸液中に没するようになる。なお、この時、スリット27aを通って少量の空気がベローズ10内に流入する。
【0029】
このようにヘッド8を押すことにより、タンク1内の水石鹸を吐出管7からムース状に吐出させることができる。
【0030】
この水石鹸供給器においては、ヘッド8から手を離した待機状態にあっては、第1図の通り開口31が中継室15内の水石鹸液中に没しており、水石鹸の乾固による開口31の詰まりが全く発生しない。従って、常に微細に泡立ったムース状水石鹸を吐出させることができる。
【0031】
上記実施の形態にあっては開口31が1個だけ図示されているが、複数個の開口31を設けても良い。
【0032】
【発明の効果】
以上の通り、本発明の水石鹸供給器によると、導管開口の詰まりが無く、常に十分に微細に泡立ったムース状水石鹸を吐出させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係る水石鹸供給器の要部縦断面図である。
【図2】従来例に係る水石鹸供給器の縦断面図である。
【図3】図2の要部拡大図である。
【符号の説明】
1 タンク
2 トレー
7 吐出管
8 ヘッド
10 ベローズ
11 スプリング
12 給液口
13 落下流路
14 キャップ
15 中継室
18,19 逆止弁
20 送液管
21 送液流路
22 メッシュ
23,23′ 導管
25 吸気口
31 開口
【発明の属する技術分野】
本発明は洗面カウンターなどに設置される水石鹸供給器(ソープディスペンサ)に係り、特に給液口を上部に備えた水石鹸供給器に関する。詳しくは、本発明は、ムース状の水石鹸を吐出させるタイプの水石鹸供給器に関する。
【0002】
【従来の技術】
洗面カウンターに設置される水石鹸供給器として、タンク部分をカウンター内に配置し、手押し式ポンプの操作ボタン部分及び吐出管を有した水石鹸供給器上端部をカウンター上面に設けたものがある。この操作ボタンを押すことにより、吐出管から水石鹸が吐出する。
【0003】
この水石鹸供給器として、ムース状(微細泡状)の水石鹸を吐出させるタイプのものがある。
【0004】
第2図は従来例に係るムース状水石鹸吐出タイプの水石鹸供給器の縦断面図、第3図はその要部拡大図である。
【0005】
この水石鹸供給器は最下部にタンク1を備え、このタンク1の上側にトレー2を介してカバーケース3及びコラム4が連結されている。コラム4の上部はカウンター5の上側に配置されており、このコラム4上部にヘッド収容部6が設けられると共に、吐出管7が接続されている。
【0006】
このヘッド収容部6にヘッド8が上下方向摺動自在に収容されている。このヘッド8からは中空パイプ状のシャフト9が下方に延設されている。シャフト9の下端とトレー2との間にベローズ10が設けられており、該ベローズ10内のコイルスプリング11によってシャフト9が上方に押圧可能とされている。
【0007】
ヘッド8に給液口12が設けられており、この給液口12からタンク1内にまで至る水石鹸供給器内部(ただし、シャフト9及びベローズ10の外側)が水石鹸の落下流路13となっている。ヘッド8には給液口12に被さるキャップ12aが設けられている。
【0008】
トレー2の一部を凹ませ、蓋状部材たるリッド14をこの凹み部分を覆うように密着接合することにより中継室15が設けられている。この中継室15内とベローズ10内とがリッド14の通気口16を介して連通している。
【0009】
中継室15の床面部15aから水石鹸の吸上管17が垂設されている。この吸上管17の上部に、水石鹸の上方への流通のみを許容する逆止弁18が設けられている。
【0010】
リッド14に、水石鹸の上方への流通を許容する逆止弁19が設けられており、この逆止弁19の流出側(上側)が送液管20及び送液流路21を介して吐出管7に連通している。吐出管7の基端部にメッシュ22が設けられている。
【0011】
逆止弁19の下側には、水石鹸の導管23が垂設されている。この導管23の下端に水石鹸の流入口24が設けられている。導管23の上部側面に吸気口25が設けられている。
【0012】
前記シャフト9は、縦方向に空気流通孔26が延設された管状体よりなり、この空気流通孔26の上部は、ヘッド8の下側の落下流路13に連通し、さらに、ヘッド8とヘッド収容部6との間の隙間やキャップ12aの隙間を介して大気に連通している。
【0013】
このシャフト9の下端部には、空気流通孔26とベローズ10内とを仕切るようにリップ式逆止弁27が設けられている。このリップ式逆止弁27はV字形断面形状のゴム材よりなり、下端にスリット27aが設けられている。ベローズ10内が負圧になると、スリット27aが開唇状となり、空気流通孔26からベローズ10内に空気が流入し、ベローズ10内が正圧になると、スリット27aが閉唇状に密閉し、ベローズ10内から空気流通孔26への空気流出が阻止される。
【0014】
トレー2には、中継室15を外れた位置に透口状の落下口30が設けられている。
【0015】
なお、コラム4に螺着されたナット28によって水石鹸供給器がカウンター5に固定されている。コラム4とカバーケース3とは継手ナット29によって連結されている。
【0016】
このように構成された水石鹸供給器において、ヘッド8を押し下げると、ベローズ10内の空気が加圧され、逆止弁18が閉、逆止弁19が開となり、中継室15内の水石鹸及び空気が導管23、逆止弁19、送液管20、送液通路21を経て吐出管7から吐出される。なお、このとき水石鹸は流入口24から導管23内に押し込まれる。中継室15内の上部に溜っていた空気は、吸気口25から導管23内に送り込まれる。この水石鹸と空気とが送液管20及び送液流路21を流れる間に混ざり合い、メッシュ22を通過するときに水石鹸と空気とが微細化され、ムース状の水石鹸が生成し、吐出管7の先端からムース状水石鹸が吐出される。
【0017】
押し込んだヘッド8から手を離すと、スプリング11によってシャフト9及びヘッド8が押し上げられ、ベローズ10内が負圧となる。これにより、逆止弁18が開、逆止弁19が閉となり、タンク1内の水石鹸が吸上管17及び逆止弁18を介して中継室15内に吸い上げられる。なお、このときリップ式逆止弁27のスリット27aを通って少量の空気がベローズ10内に流入するが、この流入空気量は吸気口25から送り出された空気量と同量となるように逆止弁27のゴム硬度、スリット27a幅が選定されている。
【0018】
このようにヘッド8を押すことにより、タンク1内の水石鹸を吐出管7からムース状に吐出させることができる。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の水石鹸供給器にあっては、導管23の吸気口25が中継室15内の水石鹸の通常の液位よりも上方に位置しており、空気に晒されている。このため、この吸気口で水石鹸が乾固し、吸気口25の空気の通りが悪くなるおそれがあった。
【0020】
本発明は、このような吸気口における水石鹸の乾固が防止され、常に十分に微細に泡立ったムース状の水石鹸を吐出させることができる水石鹸供給器を提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】
本発明の水石鹸供給器は、上部に水石鹸の給液口と吐出管が設けられ、下部に該給液口から供給された水石鹸を貯留しておくタンクが設けられ、該タンク内の水石鹸を該吐出管に送り出すための手動式エアポンプを備えた水石鹸供給器であって、タンク上部付近にタンクから吸い上げた水石鹸を貯留する中継室が設けられ、該中継室内の水石鹸及び空気が該中継室内に上下方向に設けられた導管を経て前記吐出管に送り出される水石鹸供給器において、該導管の下部に、中継室内の水石鹸及び空気を導管内に取り込むための開口を設けたことを特徴とするものである。
【0022】
かかる本発明の水石鹸供給器においても、ヘッドを押すことにより中継室内の水石鹸が導管開口から導管内に送り込まれる。中継室内の水石鹸液位が導管開口にまで下がってくると、中継室内の空気が該導管開口を通って導管内に送り込まれる。導管内に先に送り込まれた水石鹸と後から送り込まれた空気とが、送液流路内を吐出管に向って流れる間に混ざり合い、さらにメッシュを通ることによりムース状となる。
【0023】
ヘッドから手を離すと、水石鹸がタンクから中継室内に吸い上げられ、導管開口が水石鹸中に没するようになる。
【0024】
このように導管開口が水石鹸中に没しているため、導管開口で水石鹸が乾固することがない。このため、常に微細に泡立ったムース状水石鹸を吐出させることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
第1図は本発明の実施の形態に係る水石鹸供給器の要部拡大縦断面図であり、導管23′の構成が従来例の導管23と相違している。
【0026】
この導管23′は、下部側面に開口31を設け、上部の吸気口25を無くしたものとなっている。その他の構成は第2,3図の従来例と同一である。
【0027】
この水石鹸供給器においても、ヘッド8を押し下げると、ベローズ10内の空気が加圧され、逆止弁18が閉、逆止弁19が開となり、中継室15内の水石鹸が導管23、逆止弁19、送液管20、送液通路21を経て吐出管7から吐出される。この場合、まず中継室15内の水石鹸だけが導管開口31から導管23′内に送り込まれる。中継室15内の水石鹸液位が開口31のレベルまで下がってくると、今度は空気だけが開口31を通って導管23′内に送り込まれる。導管23′内に先に送り込まれた水石鹸と後から送り込まれた空気とが逆液管20、送液流路21を流れ、この間に水石鹸と空気とが混ざり合い、さらにメッシュ22で細かい泡よりなるムース状となり、吐出管7から吐出される。
【0028】
押し込んだヘッド8から手を離すと、スプリング11によってシャフト9及びヘッド8が押し上げられ、ベローズ10内が負圧となる。これにより、逆止弁18が開、逆止弁19が閉となり、タンク1内の水石鹸が吸上管17及び逆止弁18を介して中継室15内に吸い上げられ、開口31が水石鹸液中に没するようになる。なお、この時、スリット27aを通って少量の空気がベローズ10内に流入する。
【0029】
このようにヘッド8を押すことにより、タンク1内の水石鹸を吐出管7からムース状に吐出させることができる。
【0030】
この水石鹸供給器においては、ヘッド8から手を離した待機状態にあっては、第1図の通り開口31が中継室15内の水石鹸液中に没しており、水石鹸の乾固による開口31の詰まりが全く発生しない。従って、常に微細に泡立ったムース状水石鹸を吐出させることができる。
【0031】
上記実施の形態にあっては開口31が1個だけ図示されているが、複数個の開口31を設けても良い。
【0032】
【発明の効果】
以上の通り、本発明の水石鹸供給器によると、導管開口の詰まりが無く、常に十分に微細に泡立ったムース状水石鹸を吐出させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係る水石鹸供給器の要部縦断面図である。
【図2】従来例に係る水石鹸供給器の縦断面図である。
【図3】図2の要部拡大図である。
【符号の説明】
1 タンク
2 トレー
7 吐出管
8 ヘッド
10 ベローズ
11 スプリング
12 給液口
13 落下流路
14 キャップ
15 中継室
18,19 逆止弁
20 送液管
21 送液流路
22 メッシュ
23,23′ 導管
25 吸気口
31 開口
Claims (1)
- 上部に水石鹸の給液口と吐出管が設けられ、下部に該給液口から供給された水石鹸を貯留しておくタンクが設けられ、該タンク内の水石鹸を該吐出管に送り出すための手動式エアポンプを備えた水石鹸供給器であって、
タンク上部付近にタンクから吸い上げた水石鹸を貯留する中継室が設けられ、
該中継室内の水石鹸及び空気が該中継室内に上下方向に設けられた導管を経て前記吐出管に送り出される水石鹸供給器において、
該導管の下部に、中継室内の水石鹸及び空気を導管内に取り込むための開口を設けたことを特徴とする水石鹸供給器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07652796A JP3653851B2 (ja) | 1996-03-29 | 1996-03-29 | 水石鹸供給器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07652796A JP3653851B2 (ja) | 1996-03-29 | 1996-03-29 | 水石鹸供給器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH09262184A JPH09262184A (ja) | 1997-10-07 |
JP3653851B2 true JP3653851B2 (ja) | 2005-06-02 |
Family
ID=13607765
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP07652796A Expired - Fee Related JP3653851B2 (ja) | 1996-03-29 | 1996-03-29 | 水石鹸供給器 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP4708008B2 (ja) * | 2004-12-07 | 2011-06-22 | 有限会社倉敷システムデザイン | 手洗装置 |
US8100299B2 (en) * | 2007-12-31 | 2012-01-24 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Counter-mounted viscous liquid dispenser and mounting system |
US8276784B2 (en) * | 2008-12-11 | 2012-10-02 | Gojo Industries, Inc. | Pressure activated automatic source switching dispenser system |
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1996
- 1996-03-29 JP JP07652796A patent/JP3653851B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH09262184A (ja) | 1997-10-07 |
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