JP3237505B2 - 水石鹸供給器 - Google Patents

水石鹸供給器

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JP3237505B2
JP3237505B2 JP06626296A JP6626296A JP3237505B2 JP 3237505 B2 JP3237505 B2 JP 3237505B2 JP 06626296 A JP06626296 A JP 06626296A JP 6626296 A JP6626296 A JP 6626296A JP 3237505 B2 JP3237505 B2 JP 3237505B2
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英文 豊吉
謙一 伊藤
義朗 井上
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株式会社イナックス
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は洗面カウンターなど
に設置される水石鹸供給器(ソープディスペンサ)に係
り、特に給液口を上部に備えた水石鹸供給器に関する。
詳しくは、本発明は、水石鹸を供給するときに過剰量を
注ぎ込んで給液口から溢れさせてしまうことを防止する
よう改良した水石鹸供給器に関する。
【0002】
【従来の技術】洗面カウンターに設置される水石鹸供給
器として、タンク部分をカウンター内に配置し、手押し
式ポンプの操作ボタン部分及び吐出管を有した水石鹸供
給器上端部をカウンター上面に設けたタイプのものがあ
る。この操作ボタンを押すことにより、吐出管から水石
鹸が吐出する。
【0003】この種の水石鹸供給器において、水石鹸供
給器上端部に給液口を設けることにより、カウンター上
側から水石鹸を補給できるようにしたものがある。
【0004】また、洗面カウンターの洗面器の後側に、
吐水口、手乾燥用温風吐出口、水石鹸吐出口等を備えた
機能部用ケーシングを設置し、このケーシングに水石鹸
の給液口を設けることも行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにカウンタ
ーよりも上側に給液口を設けた水石鹸供給器において、
該給液口から水石鹸を補給する場合、内部の水石鹸液位
を目視できないため、水石鹸を過剰に注入してしまい、
給液口から水石鹸を溢れ出させ、カウンター上面を水石
鹸で汚すことがある。
【0006】本発明は、かかる問題点を解決し、常に適
正量の水石鹸を補給できる水石鹸供給器を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の水石鹸供給器
は、上部に水石鹸の給液口と吐出管が設けられ、下部に
該給液口から供給された水石鹸を貯留しておくタンクが
設けられ、該タンク内の水石鹸を該吐出管に送り出すた
めのポンプを備えた水石鹸供給器において、該給液口か
ら該タンク上部に至る水石鹸の落下流路の途中に、該落
下流路を略水平方向に横断するトレーを設け、該トレー
に、トレー上側からトレー下側に水石鹸を落下させるた
めの落下口と、該トレー上面から立ち上がっており、内
孔がトレー上側とトレー下側とを連通している立上筒と
を設けると共に、該トレー下面から垂下壁を垂設し、該
落下口の下側に、該垂下壁によって該立上筒の下方領域
と隔てられ、且つ下方が開放した空間部を設けたことを
特徴とするものである。
【0008】かかる水石鹸供給器において、給液口から
水石鹸を供給すると、この水石鹸は落下流路を流れ落
ち、トレーの落下口を通り抜け、タンク内に溜まる。
【0009】タンク内の水石鹸液位が垂下壁に達するま
では、落下口から落下する水石鹸と入れ替わりにタンク
内の空気が立上筒の中心孔を通り抜けるので、水石鹸は
トレーの落下口から速やかにタンク内に落下する。この
ため、トレー上に水石鹸は殆ど溜らず、立上筒の上端が
水石鹸に没することもない。
【0010】ところが、タンク内の水石鹸の液位が垂下
壁にまで達すると、垂下壁によって落下口の下側の空間
部と立上筒下側の領域との連通が断たれ、落下口から水
石鹸が流れ落ちるのと入れ替わりに該落下口から空気が
抜け出るようになる。従って、落下口からの水石鹸の落
下速度が遅くなり、水石鹸がトレー上に溜まり、遂には
立上筒の上端もトレー上に溜った水石鹸中に没するよう
になる。
【0011】この結果、落下口から上昇する空気と、立
上筒下側の空間部からの空気がトレー上の水石鹸中を気
泡となって上昇するようになり、水石鹸供給器内に多量
の石鹸泡が発生する。この石鹸泡が落下流路内を上に登
り、やがて給液口にまで達する。この石鹸泡が給液口に
まで出てきたことを確認した段階で、該給液口への水石
鹸の注入を停止する。これにより、給液口に水石鹸が達
するまで水石鹸を過剰に注ぎ込むことが防止される。な
お、給液口から多少の泡が溢れることも考えられるが、
液状のまま溢れる場合に比べ、その量はわずかである。
なお、適量は、垂下壁までのタンク容量である。
【0012】なお、トレーは立上筒や垂下壁等を備えて
いるので、これをタンクと別体とし、タンク上端に装着
するよう構成することにより、水石鹸供給器の製造及び
組み立て等を容易に行える。
【0013】
【発明の実施の形態】第1図は実施の形態に係る水石鹸
供給器の縦断面図、第2,3図はトレーの斜視図、第4
図(a),(b)はこの水石鹸供給器の作動説明図であ
る。なお、第4図は第2図のIV−IV線に沿う部分の断面
を示している。
【0014】この水石鹸供給器は最下部にタンク1を備
え、このタンク1の上側にトレー2を介してカバーケー
ス3及びコラム4が連結されている。コラム4の上部は
カウンター5の上側に配置されており、このコラム4上
部にヘッド収容部6が設けられると共に、吐出管7が接
続されている。
【0015】このヘッド収容部6にヘッド8が上下方向
摺動自在に収容されている。このヘッド8からは中空パ
イプ状のシャフト9が下方に延設されている。シャフト
9の下端とトレー2との間にベローズ10が設けられて
おり、該ベローズ10内のコイルスプリング11によっ
てシャフト9が上方に押圧可能とされている。
【0016】ヘッド8内に給液口12が設けられてお
り、この給液口12からタンク1内にまで至る水石鹸供
給器内部(ただし、シャフト9及びベローズ10の外
側)が水石鹸の落下流路13となっている。ヘッド8に
は給液口12に被さるキャップ14が設けられている。
【0017】トレー2の下側に中継室15が設けられ、
この中継室15内とベローズ10内とがトレー2の中央
の通気口16を介して連通している。中継室15の床面
部15aから水石鹸の吸上管17が垂設されている。こ
の吸上管17の上部に、水石鹸の上方への流通のみを許
容する逆止弁18が設けられている。
【0018】中継室15の天井面部分に、水石鹸の上方
への流通を許容する逆止弁19が設けられており、この
逆止弁19の流出側(上側)が送液管20及び送液流路
21を介して吐出管7に連通している。逆止弁19の下
側には、水石鹸の導管19aが垂設されている。
【0019】トレー2には、中継室15を外れた位置に
立上筒22が立設されると共に、該立上筒22及び中継
室15のいずれからも外れた位置に透口状の落下口23
が設けられている。立上筒22の中心孔及び落下口23
はそれぞれトレー2の上側と下側とを連通している。
【0020】この立上筒22と落下口23との間から垂
下壁24が垂設されている。この垂下壁24の両端は、
トレー2の周縁から垂下する環状の垂下壁25及び中継
室15の周壁部分を構成する垂下壁26にそれぞれ連な
っており、これによって落下口23の下側に、下方が開
放した小室27が区画形成されている。
【0021】なお、コラム4に螺着されたナット28に
よって水石鹸供給器がカウンター5に固定されている。
コラム4とカバーケース3とは継手ナット29によって
連結されている。
【0022】このように構成された水石鹸供給器におい
て、ヘッド8を押し下げると、ベローズ10内の空気が
加圧され、中継室15内の水石鹸が導管19a、逆止弁
19、送液管20及び送液通路21を経て吐出管7から
吐出される。なお、このとき逆止弁18は閉弁してい
る。
【0023】押し込んだヘッド8から手を離すと、スプ
リング11によってシャフト9及びヘッド8が押し上げ
られ、ベローズ10内が負圧となる。これにより、タン
ク1内の水石鹸が吸上管17及び逆止弁18を介して中
継室15内に吸い上げられる。なお、このとき逆止弁1
9は閉弁している。
【0024】このようにヘッド8を所要回数押すことに
より、タンク1内の水石鹸を吐出管7から吐出させるこ
とができる。
【0025】タンク1内に水石鹸を供給するときには、
キャップ14を開け、給液口12内に水石鹸を注入す
る。この水石鹸は、落下流路13を落下し、トレー2上
に到達するが、タンク1内の水石鹸液位が低いうちは、
トレー2上の水石鹸は落下口23から速やかにタンク1
内に落下し、トレー2上には水石鹸は殆ど溜らない。即
ち、第4図(a)のように、落下口23から水石鹸が落
下するのと入れ替りに、立上筒22の中心孔からタンク
1内の空気が上方に逃げるため、トレー2上の水石鹸は
きわめて速やかに落下口23を通り抜ける。
【0026】タンク1内の水石鹸の液位が垂下壁24に
まで達すると、小室27内の空気は立上筒22へ逃げる
ことができなくなる。この結果、小室27内の空気は落
下口23から上に逃げる外はなくなり、落下口23から
気泡となって空気が抜け出るのと入れ替わりにトレー2
上の水石鹸が小室27内へ落下するようになる。この結
果、トレー2上からタンク1内へ落下する水石鹸の落下
速度が小さくなり、トレー2上に水石鹸が次第に溜って
くるようになり、遂には立上筒22がトレー2上の水石
鹸中に没するようになる。
【0027】落下口23から抜け出る気泡によってトレ
ー2上の水石鹸の液面から石鹸泡が発生するようにな
る。また、小室27内の液位上昇に伴って立上筒22の
下側の液位も上昇し、立上筒22の下側の空気が立上筒
22から上方に気泡となって流出し、この気泡によって
トレー2上の水石鹸の液面から石鹸泡が発生する。
【0028】このようにして次々と発生する石鹸泡によ
って落下流路13内が充満するようになり、遂にはこの
石鹸泡が給液口12にまで達し、石鹸泡の注入作業者が
この石鹸泡に気付き、水石鹸のそれ以上の注入を停止す
る。この結果、水石鹸供給器内にはトレー2付近まで水
石鹸が注入された段階でそれ以上の水石鹸注入が停止さ
れるようになるため、給液口12から溢れ出すまで水石
鹸を注入することが確実に防止される。もちろん、水石
鹸供給器内にはタンク1を満タンにする程度まで十分な
量の水石鹸が供給される。
【0029】上記実施の形態ではトレー2をタンク上端
部に設けているが、これよりも上位あるいは下位にトレ
ー2を設置しても良い。
【0030】上記実施の形態では手押し式ポンプが採用
されているが、電動式ポンプを採用しても良い。
【0031】第1,2図ではトレー2が中継室15部分
を含めて一体に形成されたものとなっているが、中継室
15の天井面部分を別体に成形しておき、接着によりト
レー2の本体側に対し接合した構成としても良い。
【0032】
【発明の効果】以上の通り、本発明の水石鹸供給器によ
ると、適正量の水石鹸を水石鹸供給器内に注入すること
が可能となる。そして、水石鹸を過剰に注入して給液口
から水石鹸が溢れ出しカウンター上面を汚すことが防止
される。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係る水石鹸供給器の縦断面図であ
る。
【図2】トレーの上方からの斜視図である。
【図3】トレーの下方からの斜視図である。
【図4】水石鹸供給器の作動を示す断面図である。
【符号の説明】
1 タンク 2 トレー 7 吐出管 8 ヘッド 10 ベローズ 11 スプリング 12 給液口 13 落下流路 14 キャップ 15 中継室 22 立上筒 23 落下口 24,25,26 垂下壁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−154759(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47K 5/12

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部に水石鹸の給液口と吐出管が設けら
    れ、下部に該給液口から供給された水石鹸を貯留してお
    くタンクが設けられ、該タンク内の水石鹸を該吐出管に
    送り出すためのポンプを備えた水石鹸供給器において、 該給液口から該タンク上部に至る水石鹸の落下流路の途
    中に、該落下流路を略水平方向に横断するトレーを設
    け、 該トレーに、トレー上側からトレー下側に水石鹸を落下
    させるための落下口と、該トレー上面から立ち上がって
    おり、内孔がトレー上側とトレー下側とを連通している
    立上筒とを設けると共に、 該トレー下面から垂下壁を垂設し、該落下口の下側に、
    該垂下壁によって該立上筒の下方領域と隔てられ、且つ
    下方が開放した空間部を設けたことを特徴とする水石鹸
    供給器。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記トレーは前記タ
    ンクと別体であり、該タンクの上端部に装着されている
    ことを特徴とする水石鹸供給器。
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