JP3168395B2 - 泡状水石鹸供給器 - Google Patents

泡状水石鹸供給器

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JP3168395B2
JP3168395B2 JP27667395A JP27667395A JP3168395B2 JP 3168395 B2 JP3168395 B2 JP 3168395B2 JP 27667395 A JP27667395 A JP 27667395A JP 27667395 A JP27667395 A JP 27667395A JP 3168395 B2 JP3168395 B2 JP 3168395B2
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謙一 伊藤
英文 豊吉
義朗 井上
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株式会社イナックス
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、泡状水石鹸供給器に
関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその課題】従来、石鹸水と空気を圧力
室内に吸い込み、さらにメッシュを通し泡状にして吐出
ノズルより吐出させるように構成した泡状水石鹸供給器
が存在するが、従来においては、圧力室内へ供給される
石鹸水の液位が高い場合に、空気を取り入れるための取
入口が水没してしまい、良好に圧力室内に空気を吸い込
むことができず、そのため良好な泡を吐出させることが
できない事態が生ずるという問題点があった。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の問題
点に鑑み案出したものであって、石鹸水の液位が高い場
合にも良好に泡状水石鹸を吐出できる泡状水石鹸供給器
を提供せんことを目的とし、その第1の要旨は、ボタン
の押圧操作によりベローズを収縮させ、該ベローズの伸
長時に生ずる負圧により該ベローズと連通状の圧力室内
に石鹸水と空気を吸い込み、該圧力室内の空気混合石鹸
水をメッシュを通し泡状態で吐出ノズルより吐出させる
ように構成して成る泡状水石鹸供給器において、前記圧
力室内へ吸い込まれる空気の取入口を該圧力室よりも相
当上部位置に形成したことである。また、第2の要旨
は、前記ボタンと前記吐出ノズルのみをカウンター上に
露出させ、前記ベローズ,圧力室はカウンターの下面側
に隠蔽されるように該カウンターに取り付けるととも
に、前記空気の取入口を前記ボタン側に設けたことであ
る。また、第3の要旨は、前記ベローズ内に負圧が生じ
た時に開弁して、前記空気取入口から導入される空気を
前記圧力室内に入れる空気弁を前記ベローズに一体形成
したことである。また、第4の要旨は、前記ボタンと前
記ベローズを連結する摺動棒を設け、該摺動棒内を前記
空気取入口から前記圧力室側へ流れる空気の流路とした
ことである。
【0004】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、第1実施例の泡状水石鹸供給器の断面構
成図であり、泡状水石鹸供給器1は、カウンターKの上
面側に固設部材2が設置されるものであり、固設部材2
から垂設された垂下ネジ筒部3にナット4を下方側より
締め付けて固設部材2はカウンターKに固定されるもの
であり、この固設部材2の上面側には上下動可能にボタ
ン5が設けられており、さらに固設部材2のボタン5の
側方には吐出ノズル6が設けられている。また、ボタン
5の内部から前記垂下ネジ筒部3内を通り垂下状に摺動
棒7が配設されており、摺動棒7の前記ボタン5内の上
部部位には空気取入口7aが形成され、摺動棒7はパイ
プ状でその内部には前記空気取入口7aと連通する空気
流路Rを形成したものとなっている。
【0005】この摺動棒7の下端には空気弁8が連結さ
れており、さらにこの空気弁8の下部には上下収縮でき
るベローズ9が取り付けられており、ベローズ9内には
スプリング10が配設されている。さらにこのベローズ
9の下方には、ベローズ9と連通状に圧力室11が形成
されており、圧力室11の底部には吸込弁12が設けら
れ、また、圧力室11の側部には空気口14と吐出弁1
3が設けられている。なお、前記ベローズ9及び圧力室
11の外側はカバー部材16で覆蓋されている。また、
前記圧力室の吸込弁12の下部には垂下状に接続継手1
5が設けられ、接続継手15は図示しない水石鹸タンク
または水石鹸を供給する集中供給装置に接続されるもの
であり、この接続継手15を通し石鹸水が前記吸込弁1
2を通り圧力室11内に吸い込まれるものである。
【0006】即ち、使用者が前記ボタン5を指で押圧す
ることにより、ボタン5が下方側へ移動し、摺動棒7が
下動し、これにより前記ベローズ9が収縮されることと
なり、ボタン5から手を離すとスプリング10の付勢力
によりベローズ9は元の状態に伸長することとなり、こ
の時にベローズ9内に負圧が生じ、この生じた負圧によ
り前記圧力室11内に石鹸水が吸込弁12を介し吸い込
まれるものであり、また、同時に生じた負圧により前記
空気弁8が開いて前記空気取入口7aから空気流路R内
を通り空気が圧力室11内に吸い込まれるものであり、
圧力室11内に吸い込まれた空気と石鹸水が混合されて
蓄えられるものである。
【0007】この状態で再度ボタン5を押圧操作する
と、圧力室11内の空気と石鹸水との混合液が吐出弁1
3を通り吐出通路17を通って上昇され、この時に空気
口14から空気が混入されることとなり、さらに前記吐
出ノズル6の下端に取り付けられたメッシュ19を通る
ことにより石鹸水は泡状とされ、吐出ノズル6から吐出
されるものである。
【0008】本例においては、圧力室11内に吸い込ま
れる空気は摺動棒7の上部部位に形成された空気取入口
7aから吸い込まれるものであるため、前記圧力室11
内の液位が高い場合にも、従来のように空気取入口が水
没して空気の吸い込みが不可能となることがなく、良好
に圧力室11内に空気取入口7aから空気を吸い込ん
で、圧力室11内で良好に石鹸水内に空気を混合させる
ことができるものとなる。
【0009】また、空気取入口7aはボタン5側の上部
部位に開口されているため石鹸水の影響を受けることが
なく、詰まりがなく、確実に空気を圧力室11内に導入
させることができ、また、ボタン5を取り外すことによ
り容易に空気取入口7aの詰まりを修理することができ
るものであり、メンテナンスが容易なものとなる。ま
た、本例の泡状水石鹸供給器1では、カウンターK上に
露出するのは固設部材2とボタン5と吐出ノズル6のみ
であり、極めて露出部分が少なくスッキリとした設置状
態を得ることができ、前記ベローズ9,圧力室11等は
カウンターKの下面側に隠蔽された状態とさせることが
できる。
【0010】また、本例では、ボタン5と空気弁8を連
結する摺動棒7を垂設し、この摺動棒7内を空気流路R
としたため、スッキリとした配管構造とすることがで
き、コンパクトに形成させることができる。さらに、ボ
タン5を開けてカウンターK上より内部の通路18内へ
水石鹸水を補給することも可能となり、別途、配管を設
ける必要がなく、良好に水石鹸の補給が可能となる。な
お、前記ベローズ9と空気弁8は図2に断面図で示すよ
うに、ゴム製で一体状に形成させることもでき、この図
2のように一体形成させればコストを低減させることが
できるものとなる。なお、空気弁8の下端にはスリット
状の弁口8aが形成されており、通常はこのスリット弁
口8aは閉ざされているが、前記ベローズ9内が負圧と
なった時に、この弁口8aは開かれるものである。
【0011】次に図3は第2実施例を示すものであり、
図3の泡状水石鹸供給器20は、固設部材21から垂設
された取付ネジ管22に図示しないナットを締め付けて
固設部材21がカウンターKの上面に固定されるもので
あり、固設部材21は筒状に形成され、その上端側には
上下動可能にボタン23が取り付けられており、ボタン
23内には空気取入口24が形成されており、その下部
のボタン23内に空気弁25が配設されたものとなって
おり、この空気弁25の下部にはスプリング27が設け
られ、さらにその外周に上下収縮可能にベローズ26が
配設されたものとなっており、ベローズ26と連通状に
固設部材21内の下部部位に圧力室28が形成されたも
のとなっている。この圧力室28内の側部には吐出弁3
0と空気口31が設けられ、さらに固設部材21から突
出して吐出ノズル32が形成されたものとなっている。
【0012】前記圧力室28の底部には吸込弁29が設
けられており、吸込弁29から垂下状に吸込パイプ33
が垂設され、吸込パイプ33の下端は、例えば水石鹸を
貯留するタンクTに連結されたものとなっている。
【0013】なお、前記空気弁25は図4に斜視図で示
すように構成されており、取付部25aの中心部から垂
下状に錐形筒部25bが一体形成され、この錐形筒部2
5bの下端にスリット状の弁口25cが形成されてお
り、全体が軟質のゴムで形成されたものとなっており、
通常は前記弁口25cは閉ざされた状態に維持されてい
る。
【0014】このような構成において、ボタン23を使
用者が上方から押圧操作すると、ベローズ26が下方側
へ移動して収縮することとなり、ボタン23から手を離
すと、ベローズ26がスプリング27の付勢力により上
方側へ伸長し、この時にベローズ26内に負圧が生ずる
ため、この負圧により前記空気弁25のスリット状弁口
25cが開き、空気取入口24から空気が吸い込まれ
て、吸い込まれた空気は前記圧力室28内に導入される
ものであり、同時に圧力室28内には負圧により吸込パ
イプ33及び吸込弁29を通りタンクT内の石鹸水が吸
い込まれる。従って、圧力室28内で石鹸水に空気が良
好に混合されることとなる。さらに再度ボタン23が押
圧操作されると、圧力室28内の空気を混合した石鹸水
は、空気口31からさらに空気を混入しながら吐出弁3
0を通り前記吐出ノズル32へ吐出され、吐出ノズル3
2の先端に取り付けられたメッシュ34を通ることによ
り泡が生成されて、泡状の水石鹸が外部に吐出されるも
のである。
【0015】本例においても、空気取入口24はボタン
23内の上部部位に形成されているため、圧力室28内
には確実にこの空気取入口24から空気が吸い込まれる
こととなり、圧力室28で確実に空気を混合した石鹸水
を得ることができ、良好な泡状として外部に吐出させる
ことができるものとなる。なお、空気取入口24及び空
気弁25をボタン23の内側に配設したものであるた
め、ボタンを取り外すことにより容易にこの空気取入口
24及び空気弁25等のメンテナンスを行なうことがで
き、メンテナンス性が良好なものとなる。
【0016】
【発明の効果】本発明は、ボタンの押圧操作によりベロ
ーズを収縮させ、該ベローズの伸長時に生ずる負圧によ
り該ベローズと連通状の圧力室内に石鹸水と空気を吸い
込み、該圧力室内の空気混合石鹸水をメッシュを通し泡
状態で吐出ノズルより吐出させるように構成して成る泡
状水石鹸供給器において、前記圧力室内へ吸い込まれる
空気の取入口を該圧力室よりも相当上部位置に形成した
ことにより、水石鹸の液位が高い場合にも従来のように
空気取入口が水没することがなく、空気取入口は上部位
置に形成されているため、確実にこの空気取入口から圧
力室内に空気を吸い込ませて圧力室内で良好に石鹸水と
空気を混合させることができ、確実に泡状の水石鹸を吐
出させることができる効果を有する。また、前記ボタン
と前記吐出ノズルのみをカウンター上に露出させ、前記
ベローズ,圧力室はカウンターの下面側に隠蔽されるよ
うに該カウンターに取り付けるとともに、前記空気の取
入口を前記ボタン側に設けたことにより、カウンター上
にはボタンとノズルのみが露出して極めてスッキリとし
た設置状態を得ることができ、また、空気取入口はボタ
ン側にあるため、ボタンを開けて良好にメンテナンスを
行なうことができる効果を有する。また、前記ベローズ
内に負圧が生じた時に開弁して、前記空気取入口から導
入される空気を前記圧力室内に入れる空気弁を前記ベロ
ーズに一体形成したことにより、空気弁とベローズを一
体形成してコストを低減させることができる効果を有す
る。また、前記ボタンと前記ベローズを連結する摺動棒
を設け、該摺動棒内を前記空気取入口から前記圧力室側
へ流れる空気の流路としたことにより、摺動棒内に空気
を通し配管構造を極めてスッキリとさせることができる
効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の泡状水石鹸供給器の断面構成図で
ある。
【図2】ベローズと空気弁を一体化させた断面構成図で
ある。
【図3】第2実施例の泡状水石鹸供給器の断面構成図で
ある。
【図4】空気弁の斜視構成図である。
【符号の説明】
1,20 泡状水石鹸供給器 2 固設部材 5 ボタン 6 吐出ノズル 7 摺動棒 7a 空気取入口 8 空気弁 9 ベローズ 10 スプリング 11 圧力室 19 メッシュ 23 ボタン 24 空気取入口 25 空気弁 25c スリット状弁口 26 ベローズ 27 スプリング 28 圧力室 K カウンター T タンク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−192265(JP,A) 特開 平7−177996(JP,A) 特開 平6−100062(JP,A) 特開 平6−181854(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47K 5/14

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボタンの押圧操作によりベローズを収縮
    させ、該ベローズの伸長時に生ずる負圧により該ベロー
    ズと連通状の圧力室内に石鹸水と空気を吸い込み、該圧
    力室内の空気混合石鹸水をメッシュを通し泡状態で吐出
    ノズルより吐出させるように構成して成る泡状水石鹸供
    給器において、前記圧力室内へ吸い込まれる空気の取入
    口を該圧力室よりも相当上部位置に形成したことを特徴
    とする泡状水石鹸供給器。
  2. 【請求項2】 前記ボタンと前記吐出ノズルのみをカウ
    ンター上に露出させ、前記ベローズ,圧力室はカウンタ
    ーの下面側に隠蔽されるように該カウンターに取り付け
    るとともに、前記空気の取入口を前記ボタン側に設けた
    ことを特徴とする請求項1に記載の泡状水石鹸供給器。
  3. 【請求項3】 前記ベローズ内に負圧が生じた時に開弁
    して、前記空気取入口から導入される空気を前記圧力室
    内に入れる空気弁を前記ベローズに一体形成したことを
    特徴とする請求項1または請求項2に記載の泡状水石鹸
    供給器。
  4. 【請求項4】 前記ボタンと前記ベローズを連結する摺
    動棒を設け、該摺動棒内を前記空気取入口から前記圧力
    室側へ流れる空気の流路としたことを特徴とする請求項
    1または請求項2または請求項3に記載の泡状水石鹸供
    給器。
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