JP3496042B2 - ムースディスペンサ - Google Patents
ムースディスペンサInfo
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- JP3496042B2 JP3496042B2 JP34782593A JP34782593A JP3496042B2 JP 3496042 B2 JP3496042 B2 JP 3496042B2 JP 34782593 A JP34782593 A JP 34782593A JP 34782593 A JP34782593 A JP 34782593A JP 3496042 B2 JP3496042 B2 JP 3496042B2
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- Japan
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- air
- soap
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、洗面等に使用する泡状
石鹸を吐出するムースディスペンサに関するものであ
る。
石鹸を吐出するムースディスペンサに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、石鹸水をエアーで泡立てて泡
状石鹸を吐出させるものがある。すなわち、ムースディ
スペンサは、ケース内に水石鹸を収納し、手動式のポン
プでケース室内のエアーで水石鹸を泡立てて泡ノズルか
ら吐出するものである。このムースディスペンサは、ボ
トル状のハンディタイプで構成されており、通常は、洗
面台の付近の化粧ケース内に収納し、洗面時に取り出し
て使用するものである。
状石鹸を吐出させるものがある。すなわち、ムースディ
スペンサは、ケース内に水石鹸を収納し、手動式のポン
プでケース室内のエアーで水石鹸を泡立てて泡ノズルか
ら吐出するものである。このムースディスペンサは、ボ
トル状のハンディタイプで構成されており、通常は、洗
面台の付近の化粧ケース内に収納し、洗面時に取り出し
て使用するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、こうしたハン
ディタイプのムースディスペンサでは、ホテルや公衆ト
イレ等の不特定人が使用する場所に設置した場合には、
盗難のおそれがあり、常設することが難しい。しかも、
ムースディスペンサは、洗面用シンク等に近接してコン
パクトな構成で設置して、洗面動作の支障にならないよ
うに構成する必要がある。
ディタイプのムースディスペンサでは、ホテルや公衆ト
イレ等の不特定人が使用する場所に設置した場合には、
盗難のおそれがあり、常設することが難しい。しかも、
ムースディスペンサは、洗面用シンク等に近接してコン
パクトな構成で設置して、洗面動作の支障にならないよ
うに構成する必要がある。
【0004】さらに、水石鹸は、非圧縮性の液体である
が、エアーは圧縮性であるために、これらを同時に圧送
すると、水石鹸の方がエアーより先に泡ノズルに達し
て、水石鹸だけが吐出し、最適な状態に泡立てられた泡
状石鹸が得られないという問題があった。
が、エアーは圧縮性であるために、これらを同時に圧送
すると、水石鹸の方がエアーより先に泡ノズルに達し
て、水石鹸だけが吐出し、最適な状態に泡立てられた泡
状石鹸が得られないという問題があった。
【0005】本発明は、上記従来の技術の問題を解決す
るものであり、水石鹸をエアーにより泡立てて泡状石鹸
を吐出する装置であり、洗面用シンク等の水周りに近接
してコンパクトな構成で常設することができ、しかも最
適な状態に泡立てられた泡状石鹸を得ることができるム
ースディスペンサを提供することを目的とする。
るものであり、水石鹸をエアーにより泡立てて泡状石鹸
を吐出する装置であり、洗面用シンク等の水周りに近接
してコンパクトな構成で常設することができ、しかも最
適な状態に泡立てられた泡状石鹸を得ることができるム
ースディスペンサを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
になされた請求項1の発明は、ケース内に収容された水
石鹸をエアーで泡立てて吐出するムースディスペンサに
おいて、上記ケース内に収納され、外気を取り込むエア
ー室を有し該エアー室内のエアーを圧送するエアー供給
手段と、上記ケース内に収納され、該ケース内の水石鹸
を吸入する水石鹸室を有し該水石鹸室内の水石鹸を圧送
する水石鹸供給手段と、上記ケースの外部からの操作力
により上記エアー供給手段及び水石鹸供給手段を圧縮す
る操作部材を有する圧縮手段と、上記水石鹸供給手段か
ら圧送される水石鹸を、上記エアー供給手段から圧送さ
れるエアーで泡立てて泡状石鹸を吐出する泡ノズルと、
を備え、上記水石鹸供給手段は、圧縮手段の操作部材に
よる圧縮動作がなされて圧縮されたとき、水石鹸の流出
を上記エアー供給手段からのエアーより遅延させるよう
構成したことを特徴とする。
になされた請求項1の発明は、ケース内に収容された水
石鹸をエアーで泡立てて吐出するムースディスペンサに
おいて、上記ケース内に収納され、外気を取り込むエア
ー室を有し該エアー室内のエアーを圧送するエアー供給
手段と、上記ケース内に収納され、該ケース内の水石鹸
を吸入する水石鹸室を有し該水石鹸室内の水石鹸を圧送
する水石鹸供給手段と、上記ケースの外部からの操作力
により上記エアー供給手段及び水石鹸供給手段を圧縮す
る操作部材を有する圧縮手段と、上記水石鹸供給手段か
ら圧送される水石鹸を、上記エアー供給手段から圧送さ
れるエアーで泡立てて泡状石鹸を吐出する泡ノズルと、
を備え、上記水石鹸供給手段は、圧縮手段の操作部材に
よる圧縮動作がなされて圧縮されたとき、水石鹸の流出
を上記エアー供給手段からのエアーより遅延させるよう
構成したことを特徴とする。
【0007】請求項2の発明は、上記エアー供給手段及
び水石鹸供給手段は、第1ベローズ及び第2ベローズか
ら構成し、上記圧縮手段は、ケースに摺動自在に設けら
れ、第1及び第2ベローズをそれぞれ圧縮するように駆
動する操作部材と、を備えている。
び水石鹸供給手段は、第1ベローズ及び第2ベローズか
ら構成し、上記圧縮手段は、ケースに摺動自在に設けら
れ、第1及び第2ベローズをそれぞれ圧縮するように駆
動する操作部材と、を備えている。
【0008】請求項3の発明は、上記第2ベローズは、
水石鹸遅延流出用エアー圧送室に連通し、第2ベローズ
から流出した水石鹸は、上記水石鹸遅延流出用エアー圧
送室で一旦溜められてから流出するよう構成したもので
ある。
水石鹸遅延流出用エアー圧送室に連通し、第2ベローズ
から流出した水石鹸は、上記水石鹸遅延流出用エアー圧
送室で一旦溜められてから流出するよう構成したもので
ある。
【0009】請求項4の発明は、上記第2ベローズは、
第1ベローズより小径に形成し、第1ベローズ内に第2
ベローズを配置すると共に、上記圧縮手段の操作部材に
より第1ベローズを圧縮した後に、該操作部材を所定距
離移動させたときに第1ベローズを介して第2ベローズ
を圧縮するように構成したものである。
第1ベローズより小径に形成し、第1ベローズ内に第2
ベローズを配置すると共に、上記圧縮手段の操作部材に
より第1ベローズを圧縮した後に、該操作部材を所定距
離移動させたときに第1ベローズを介して第2ベローズ
を圧縮するように構成したものである。
【0010】請求項5の発明は、第1ベローズ及び第2
ベローズを並列に配置し、上記圧縮手段の操作部材が第
1ベローズを圧縮し、さらに、該操作部材が所定距離移
動したときに第2ベローズを圧縮するように構成したも
のである。
ベローズを並列に配置し、上記圧縮手段の操作部材が第
1ベローズを圧縮し、さらに、該操作部材が所定距離移
動したときに第2ベローズを圧縮するように構成したも
のである。
【0011】請求項6の発明は、上記水石鹸流出通路
は、エアー流出通路より泡ノズルに達する距離を長く形
成したものである。
は、エアー流出通路より泡ノズルに達する距離を長く形
成したものである。
【0012】
【作用】請求項1の発明によれば、圧縮手段の操作部材
によりエアー供給手段及び水石鹸供給手段を圧縮する
と、水石鹸供給手段から供給される水石鹸をエアー供給
手段から供給されるエアーで泡立てて、泡ノズルから泡
状石鹸を吐出する。上記水石鹸供給手段は、圧縮手段に
より圧縮動作をしたときに、エアー供給手段のエアーよ
り遅れて水石鹸を圧送し、その結果、圧縮性のエアーが
非圧縮性の水石鹸とほぼ同時に泡ノズルに達する。よっ
て、水石鹸が適切な状態でエアーにより泡立てられて、
所望の泡立て状態にした泡状石鹸を得ることができる。
によりエアー供給手段及び水石鹸供給手段を圧縮する
と、水石鹸供給手段から供給される水石鹸をエアー供給
手段から供給されるエアーで泡立てて、泡ノズルから泡
状石鹸を吐出する。上記水石鹸供給手段は、圧縮手段に
より圧縮動作をしたときに、エアー供給手段のエアーよ
り遅れて水石鹸を圧送し、その結果、圧縮性のエアーが
非圧縮性の水石鹸とほぼ同時に泡ノズルに達する。よっ
て、水石鹸が適切な状態でエアーにより泡立てられて、
所望の泡立て状態にした泡状石鹸を得ることができる。
【0013】請求項2の発明では、第1及び第2ベロー
ズから構成されたエアー供給手段及び水石鹸供給手段
は、圧縮手段の操作部材の操作により、水石鹸及びエア
ーを圧送して、水石鹸がエアーで泡立てられると共に、
第2ベローズを第1ベローズより遅く圧縮することによ
り、簡単な構成で水石鹸の流出をエアーより遅らせてい
る。
ズから構成されたエアー供給手段及び水石鹸供給手段
は、圧縮手段の操作部材の操作により、水石鹸及びエア
ーを圧送して、水石鹸がエアーで泡立てられると共に、
第2ベローズを第1ベローズより遅く圧縮することによ
り、簡単な構成で水石鹸の流出をエアーより遅らせてい
る。
【0014】請求項3の発明では、第2ベローズから圧
送される水石鹸は、水石鹸遅延流出用エアー圧送室で溜
められてから泡ノズルに流出するから、水石鹸の流出を
エアーの流出より遅らせることができる。
送される水石鹸は、水石鹸遅延流出用エアー圧送室で溜
められてから泡ノズルに流出するから、水石鹸の流出を
エアーの流出より遅らせることができる。
【0015】請求項4の発明では、第2ベローズを第1
ベローズより小径に形成し、第2ベローズを第1ベロー
ズ内に配置することにより、コンパクトに構成すると共
に、圧縮手段の操作部材により第1ベローズを圧縮し、
さらに該操作部材が所定距離移動したときに第2ベロー
ズを圧縮するように構成することにより、簡単な構成で
水石鹸の流出を遅らせている。
ベローズより小径に形成し、第2ベローズを第1ベロー
ズ内に配置することにより、コンパクトに構成すると共
に、圧縮手段の操作部材により第1ベローズを圧縮し、
さらに該操作部材が所定距離移動したときに第2ベロー
ズを圧縮するように構成することにより、簡単な構成で
水石鹸の流出を遅らせている。
【0016】請求項5の発明では、圧縮手段の操作部材
の移動によって第1ベローズ及び第2ベローズを圧縮す
る際に、第1ベローズを圧縮した後に、該操作部材が所
定距離移動したときに第2ベローズを圧縮するので、第
2ベローズからの水石鹸の流出をエアーより遅らせるこ
とができる。
の移動によって第1ベローズ及び第2ベローズを圧縮す
る際に、第1ベローズを圧縮した後に、該操作部材が所
定距離移動したときに第2ベローズを圧縮するので、第
2ベローズからの水石鹸の流出をエアーより遅らせるこ
とができる。
【0017】請求項6の発明では、泡ノズルに達するま
での水石鹸流出通路の距離を、エアー流出通路より長く
形成することにより、水石鹸の流出を遅らせている。
での水石鹸流出通路の距離を、エアー流出通路より長く
形成することにより、水石鹸の流出を遅らせている。
【0018】
【実施例】以上説明した本発明の構成・作用を一層明ら
かにするために、以下本発明の好適な実施例について説
明する。
かにするために、以下本発明の好適な実施例について説
明する。
【0019】図1はムースディスペンサ10を示す断面
図である。図1に示すように、ムースディスペンサ10
は、洗面用シンク(図示省略)を取り付けた洗面台Bに
設置される装置であり、水石鹸をエアーで泡立てて吐出
するものである。
図である。図1に示すように、ムースディスペンサ10
は、洗面用シンク(図示省略)を取り付けた洗面台Bに
設置される装置であり、水石鹸をエアーで泡立てて吐出
するものである。
【0020】上記ムースディスペンサ10は、水石鹸を
収容すると共に下記の各種機構を内蔵するケース20
と、ケース20内に設けられかつ外気を吸引すると共に
そのエアーを圧送するエアー室70Sを有するエアー供
給用ベローズ70Fと、ケース20内の水石鹸を吸引す
ると共にその水石鹸を圧送する水石鹸室80Sを有する
水石鹸供給用ベローズ80Fと、ケース20の外部から
の操作力によりエアー供給用ベローズ70F及び水石鹸
供給用ベローズ80Fを圧縮する操作部材90aを有す
る圧縮機構90と、エアー供給用ベローズ70Fのエア
ー室70Sに外気を導入するための外気導入通路110
と、上記エアー供給用ベローズ70Fから圧送されたエ
アーを通すためのエアー流出通路120と、水石鹸供給
用ベローズ80Fの水石鹸室80Sに水石鹸を導入する
ための水石鹸導入通路130と、水石鹸供給用ベローズ
80Fから圧送される水石鹸を通すための水石鹸流出通
路140と、水石鹸流出通路140から圧送される水石
鹸をエアー流出通路120から圧送されるエアーで泡立
てて泡状石鹸を吐出するのノズル口150Nを有する泡
ノズル150と、を備えている。
収容すると共に下記の各種機構を内蔵するケース20
と、ケース20内に設けられかつ外気を吸引すると共に
そのエアーを圧送するエアー室70Sを有するエアー供
給用ベローズ70Fと、ケース20内の水石鹸を吸引す
ると共にその水石鹸を圧送する水石鹸室80Sを有する
水石鹸供給用ベローズ80Fと、ケース20の外部から
の操作力によりエアー供給用ベローズ70F及び水石鹸
供給用ベローズ80Fを圧縮する操作部材90aを有す
る圧縮機構90と、エアー供給用ベローズ70Fのエア
ー室70Sに外気を導入するための外気導入通路110
と、上記エアー供給用ベローズ70Fから圧送されたエ
アーを通すためのエアー流出通路120と、水石鹸供給
用ベローズ80Fの水石鹸室80Sに水石鹸を導入する
ための水石鹸導入通路130と、水石鹸供給用ベローズ
80Fから圧送される水石鹸を通すための水石鹸流出通
路140と、水石鹸流出通路140から圧送される水石
鹸をエアー流出通路120から圧送されるエアーで泡立
てて泡状石鹸を吐出するのノズル口150Nを有する泡
ノズル150と、を備えている。
【0021】次に、ムースディスペンサ10の動作につ
いて説明する。いま、ケース20内のケース室20S内
に水石鹸が収容されていると共に、エアー供給用ベロー
ズ70Fのエアー室70Sにエアーが満たされ、水石鹸
供給用ベローズ80Fの水石鹸室80Sに水石鹸が充填
された状態にあるとする。この状態から、圧縮機構90
の操作部材90aを外力により矢印方向へ操作してエア
ー供給用ベローズ70F及び水石鹸供給用ベローズ80
Fを圧縮すると、エアー供給用ベローズ70Fの圧縮に
よりエアー室70S内のエアーがエアー流出通路120
を介して吹き出されると共に、水石鹸供給用ベローズ8
0Fの圧縮により水石鹸室80S内の水石鹸が水石鹸流
出通路140を通じて流出する。そして、水石鹸流出通
路140から流出した水石鹸が泡ノズル150にてエア
ー流出通路120から流出したエアーで泡立てられ、泡
状石鹸となって泡ノズル150のノズル口150Nから
吐出する。この泡状石鹸で洗面等を行なうことができ
る。
いて説明する。いま、ケース20内のケース室20S内
に水石鹸が収容されていると共に、エアー供給用ベロー
ズ70Fのエアー室70Sにエアーが満たされ、水石鹸
供給用ベローズ80Fの水石鹸室80Sに水石鹸が充填
された状態にあるとする。この状態から、圧縮機構90
の操作部材90aを外力により矢印方向へ操作してエア
ー供給用ベローズ70F及び水石鹸供給用ベローズ80
Fを圧縮すると、エアー供給用ベローズ70Fの圧縮に
よりエアー室70S内のエアーがエアー流出通路120
を介して吹き出されると共に、水石鹸供給用ベローズ8
0Fの圧縮により水石鹸室80S内の水石鹸が水石鹸流
出通路140を通じて流出する。そして、水石鹸流出通
路140から流出した水石鹸が泡ノズル150にてエア
ー流出通路120から流出したエアーで泡立てられ、泡
状石鹸となって泡ノズル150のノズル口150Nから
吐出する。この泡状石鹸で洗面等を行なうことができ
る。
【0022】そして、圧縮機構90の操作部材90aに
対する外力を開放すると、エアー供給用ベローズ70F
及び水石鹸供給用ベローズ80Fは、その復原力により
元の状態に戻ろうとする。このとき、ケース20内の水
石鹸が水石鹸導入通路130を介して水石鹸室80Sに
導入されると共に、外気が外気導入通路110を介して
エアー室70S内に導入される。すなわち、水石鹸供給
用ベローズ80F内に水石鹸が充填されると共に、エア
ー供給用ベローズ70F内にエアーが満たされて、元の
状態に戻る。
対する外力を開放すると、エアー供給用ベローズ70F
及び水石鹸供給用ベローズ80Fは、その復原力により
元の状態に戻ろうとする。このとき、ケース20内の水
石鹸が水石鹸導入通路130を介して水石鹸室80Sに
導入されると共に、外気が外気導入通路110を介して
エアー室70S内に導入される。すなわち、水石鹸供給
用ベローズ80F内に水石鹸が充填されると共に、エア
ー供給用ベローズ70F内にエアーが満たされて、元の
状態に戻る。
【0023】次に、ムースディスペンサ10の各部の構
成について詳細に説明する。図1に示すように、ムース
ディスペンサ10は、ケース20を備えている。ケース
20は、ケース本体21と、ケース本体21上に固定さ
れたアダプタ30と、アダプタ30の上部に固定された
ノズルフランジ40と、ケース本体21の底開口21a
を閉じる底蓋50とを備えている。
成について詳細に説明する。図1に示すように、ムース
ディスペンサ10は、ケース20を備えている。ケース
20は、ケース本体21と、ケース本体21上に固定さ
れたアダプタ30と、アダプタ30の上部に固定された
ノズルフランジ40と、ケース本体21の底開口21a
を閉じる底蓋50とを備えている。
【0024】図2及び図3は図1のムースディスペンサ
10の上部及び下部のそれぞれの拡大図を示す。図2及
び図3に示すように、上記ケース本体21は、筒状体で
あり、ケース本体21の底面には、底開口21aが形成
され、その底開口21aの周囲が底フランジ部21bに
なっている。底フランジ部21bに、底蓋50の蓋フラ
ンジ部50aが合わされてネジ止めされることにより、
底蓋50によって底開口21aが封止されている。これ
により、ケース本体21内が水石鹸を収納可能なケース
室20Sになっている。
10の上部及び下部のそれぞれの拡大図を示す。図2及
び図3に示すように、上記ケース本体21は、筒状体で
あり、ケース本体21の底面には、底開口21aが形成
され、その底開口21aの周囲が底フランジ部21bに
なっている。底フランジ部21bに、底蓋50の蓋フラ
ンジ部50aが合わされてネジ止めされることにより、
底蓋50によって底開口21aが封止されている。これ
により、ケース本体21内が水石鹸を収納可能なケース
室20Sになっている。
【0025】図2に示すように、ケース本体21の上部
には、アダプタ30が固定されている。アダプタ30
は、アダプタ室30Sを有する筒本体31と、筒本体3
1の下部に一体的な下部フランジ部32を備えている。
筒本体31の上部外周には、上部外周ネジ部31aが形
成され、筒本体31の下部外周には、ケース本体21に
固定するための下部外周ネジ部31bが形成されてい
る。
には、アダプタ30が固定されている。アダプタ30
は、アダプタ室30Sを有する筒本体31と、筒本体3
1の下部に一体的な下部フランジ部32を備えている。
筒本体31の上部外周には、上部外周ネジ部31aが形
成され、筒本体31の下部外周には、ケース本体21に
固定するための下部外周ネジ部31bが形成されてい
る。
【0026】アダプタ30の筒本体31は、ケース本体
21の上開口21cに貫挿され、ケース本体21の上側
内面21dに下部フランジ部32が密着し、下部外周ネ
ジ部31bに下側ナット33が螺着されることにより、
ケース本体21の上部にアダプタ30が固定されてい
る。アダプタ30の上部には、ノズルフランジ40が取
り付けられている。ノズルフランジ40は、筒本体41
内にノズルフランジ室40Sを備えている。
21の上開口21cに貫挿され、ケース本体21の上側
内面21dに下部フランジ部32が密着し、下部外周ネ
ジ部31bに下側ナット33が螺着されることにより、
ケース本体21の上部にアダプタ30が固定されてい
る。アダプタ30の上部には、ノズルフランジ40が取
り付けられている。ノズルフランジ40は、筒本体41
内にノズルフランジ室40Sを備えている。
【0027】次に、上記ケース本体21内に収納された
水石鹸及びエアーを供給するための機構について説明す
る。上記底蓋50の上部には、ベローズ下側支持台60
が形成されており、このベローズ下側支持台60の上部
にベローズ支持部60aが形成されている。このベロー
ズ支持部60aには、エアー供給用ベローズ70Fが支
持されている。
水石鹸及びエアーを供給するための機構について説明す
る。上記底蓋50の上部には、ベローズ下側支持台60
が形成されており、このベローズ下側支持台60の上部
にベローズ支持部60aが形成されている。このベロー
ズ支持部60aには、エアー供給用ベローズ70Fが支
持されている。
【0028】エアー供給用ベローズ70Fは、外気を吸
引して泡状石鹸を形成するためのエアーを圧送するもの
であり、蛇腹部71と、蛇腹部71の下部に一体的に形
成されたベローズ下部72と、蛇腹部71の上部に一体
的に形成したベローズ上部73Fとを備えている。ベロ
ーズ上部73Fには、上部中央取付突起73a、中段支
持面部73b及び外周側支持面部73cが形成されてい
る。
引して泡状石鹸を形成するためのエアーを圧送するもの
であり、蛇腹部71と、蛇腹部71の下部に一体的に形
成されたベローズ下部72と、蛇腹部71の上部に一体
的に形成したベローズ上部73Fとを備えている。ベロ
ーズ上部73Fには、上部中央取付突起73a、中段支
持面部73b及び外周側支持面部73cが形成されてい
る。
【0029】ベローズ上部73Fは、シャフト94を固
定したベローズ上支持部材91の下端部で支持されてい
る。すなわち、ベローズ上支持部材91の下端部には、
下部フランジ部92が形成されている。下部フランジ部
92は、その開口に環状突起92aを有する中央取付凹
所92bと、中段支持面部92cと、外周支持面部92
dとを備えている。
定したベローズ上支持部材91の下端部で支持されてい
る。すなわち、ベローズ上支持部材91の下端部には、
下部フランジ部92が形成されている。下部フランジ部
92は、その開口に環状突起92aを有する中央取付凹
所92bと、中段支持面部92cと、外周支持面部92
dとを備えている。
【0030】こうした下部フランジ部92とベローズ上
部73Fとの形状により、中央取付凹所92bに上部中
央取付突起73aが嵌合されると共に、中段支持面部9
2cに中段支持面部73bが位置決めされ、外周支持面
部92dに外周側支持面部73cが位置決めされ、さら
に、環状突起92aが上部中央取付突起73aを抜止し
ている。
部73Fとの形状により、中央取付凹所92bに上部中
央取付突起73aが嵌合されると共に、中段支持面部9
2cに中段支持面部73bが位置決めされ、外周支持面
部92dに外周側支持面部73cが位置決めされ、さら
に、環状突起92aが上部中央取付突起73aを抜止し
ている。
【0031】水石鹸供給用ベローズ80Fは、エアー供
給用ベローズ70F内に設けられ、ケース室20S内の
水石鹸を吸引して水石鹸を圧送するものであり、蛇腹部
81と、蛇腹部81の下部に形成されたベローズ下部8
2と、蛇腹部81の上部に形成されたベローズ上部83
Fとを備えている。ベローズ下部82の中央部には、下
部開口82bを有する下側取付部82aが形成され、こ
の下側取付部82aがエアー供給用ベローズ70Fの中
央支持開口部72aに嵌合支持されている。
給用ベローズ70F内に設けられ、ケース室20S内の
水石鹸を吸引して水石鹸を圧送するものであり、蛇腹部
81と、蛇腹部81の下部に形成されたベローズ下部8
2と、蛇腹部81の上部に形成されたベローズ上部83
Fとを備えている。ベローズ下部82の中央部には、下
部開口82bを有する下側取付部82aが形成され、こ
の下側取付部82aがエアー供給用ベローズ70Fの中
央支持開口部72aに嵌合支持されている。
【0032】一方、ベローズ上部83Fは、図3の状態
では、エアー供給用ベローズ70Fのベローズ上部73
Fに当接しておらず、ベローズ上部73Fとの間に所定
間隔Lだけ離れている。
では、エアー供給用ベローズ70Fのベローズ上部73
Fに当接しておらず、ベローズ上部73Fとの間に所定
間隔Lだけ離れている。
【0033】次に、エアー供給用ベローズ70F及び水
石鹸供給用ベローズ80Fを圧縮するための圧縮機構9
0の操作部材90aについて説明する。圧縮機構90の
操作部材90aは、ベローズ上支持部材91のシャフト
嵌合孔91aに嵌合固定されたシャフト94と、シャフ
ト94の上端に固定されたキャップ96とを備えてい
る。シャフト94は、アダプタ30に形成されたシャフ
ト支持部34のシャフト貫挿孔34aに貫挿支持され、
さらに、ノズルフランジ40内に形成されたフランジ支
持部42のシャフト貫挿孔42aに貫挿支持され、キャ
ップ96の下端にシャフト取付ネジ94aによりネジ止
め固定されている。
石鹸供給用ベローズ80Fを圧縮するための圧縮機構9
0の操作部材90aについて説明する。圧縮機構90の
操作部材90aは、ベローズ上支持部材91のシャフト
嵌合孔91aに嵌合固定されたシャフト94と、シャフ
ト94の上端に固定されたキャップ96とを備えてい
る。シャフト94は、アダプタ30に形成されたシャフ
ト支持部34のシャフト貫挿孔34aに貫挿支持され、
さらに、ノズルフランジ40内に形成されたフランジ支
持部42のシャフト貫挿孔42aに貫挿支持され、キャ
ップ96の下端にシャフト取付ネジ94aによりネジ止
め固定されている。
【0034】キャップ96は、図2に示すように、ノズ
ルフランジ40の上部に装着されており、シャフト94
をネジ止め固定したキャップ本体97と、キャップカバ
ー98とを備えている。キャップ本体97には、その上
外周部に上部支持環状突起97aが形成されている。一
方、キャップカバー98は、操作押圧面としての上面部
98aと、この上面部98aの外周部から下方へ延設さ
れたカバーフランジ部98bとを有している。また、キ
ャップカバー98の内面部には、環状支持突起98cが
環状に突設されており、この環状支持突起98cが上部
支持環状突起97aに嵌合することにより、キャップカ
バー98がキャップ本体97に装着されている。
ルフランジ40の上部に装着されており、シャフト94
をネジ止め固定したキャップ本体97と、キャップカバ
ー98とを備えている。キャップ本体97には、その上
外周部に上部支持環状突起97aが形成されている。一
方、キャップカバー98は、操作押圧面としての上面部
98aと、この上面部98aの外周部から下方へ延設さ
れたカバーフランジ部98bとを有している。また、キ
ャップカバー98の内面部には、環状支持突起98cが
環状に突設されており、この環状支持突起98cが上部
支持環状突起97aに嵌合することにより、キャップカ
バー98がキャップ本体97に装着されている。
【0035】上記キャップ本体97の外側面とカバーフ
ランジ部98bの内側面との間には、環状スペース96
Sが形成されている。また、キャップ本体97の側壁部
には、軸方向ガイド部97bが形成されており、さら
に、上記ノズルフランジ40の上内周部には、軸方向ガ
イド部97bにスライド自在に嵌合する上部内周ガイド
部41aが形成されている。したがって、軸方向ガイド
部97bが上部内周ガイド部41aにガイドされながら
環状スペース96Sにノズルフランジ40の上部が嵌入
することにより、キャップ96がノズルフランジ40の
上部で上下動するように装着されている。
ランジ部98bの内側面との間には、環状スペース96
Sが形成されている。また、キャップ本体97の側壁部
には、軸方向ガイド部97bが形成されており、さら
に、上記ノズルフランジ40の上内周部には、軸方向ガ
イド部97bにスライド自在に嵌合する上部内周ガイド
部41aが形成されている。したがって、軸方向ガイド
部97bが上部内周ガイド部41aにガイドされながら
環状スペース96Sにノズルフランジ40の上部が嵌入
することにより、キャップ96がノズルフランジ40の
上部で上下動するように装着されている。
【0036】したがって、キャップカバー98の上面部
98aを押すと、キャップカバー98、キャップ本体9
7、シャフト94及びベローズ上支持部材91は、一体
となって下方へ移動することによりエアー供給用ベロー
ズ70F及び水石鹸供給用ベローズ80Fを圧縮し、圧
縮状態からその押圧力を除くとエアー供給用ベローズ7
0F及び水石鹸供給用ベローズ80Fの復元力により上
方へ移動する。なお、キャップ本体97には、水石鹸を
ケース室20Sに充填するための上部凹所97c及び水
石鹸補給通路97dが形成されており、さらにその上面
には、水石鹸補給通路97dを閉じるようにフィルタ9
7eがシャフト取付ネジ94aによりネジ止めされてい
る。また、キャップカバー98は、キャップ本体97に
チェーン(図示省略)に連結されて、その紛失や盗難を
防止している。
98aを押すと、キャップカバー98、キャップ本体9
7、シャフト94及びベローズ上支持部材91は、一体
となって下方へ移動することによりエアー供給用ベロー
ズ70F及び水石鹸供給用ベローズ80Fを圧縮し、圧
縮状態からその押圧力を除くとエアー供給用ベローズ7
0F及び水石鹸供給用ベローズ80Fの復元力により上
方へ移動する。なお、キャップ本体97には、水石鹸を
ケース室20Sに充填するための上部凹所97c及び水
石鹸補給通路97dが形成されており、さらにその上面
には、水石鹸補給通路97dを閉じるようにフィルタ9
7eがシャフト取付ネジ94aによりネジ止めされてい
る。また、キャップカバー98は、キャップ本体97に
チェーン(図示省略)に連結されて、その紛失や盗難を
防止している。
【0037】次に、エアー供給用ベローズ70F及び水
石鹸供給用ベローズ80Fから流出されるエアー及び水
石鹸の各通路について説明する。
石鹸供給用ベローズ80Fから流出されるエアー及び水
石鹸の各通路について説明する。
【0038】まず、外気導入通路110及びエアー流出
通路120について説明する。上記エアー供給用ベロー
ズ70Fの下部を支持するベローズ下側支持台60及び
底蓋50には、外気導入通路110が形成されている。
この外気導入通路110は、底蓋50の下面に外気導入
口110bを有し、エアー供給用ベローズ70Fの下部
開口72bに連通している。また、外気導入通路110
には、外気導入用チェック弁111が設けられており、
この外気導入用チェック弁111は、外気の導入方向に
開弁し、逆方向へ閉弁するものである。
通路120について説明する。上記エアー供給用ベロー
ズ70Fの下部を支持するベローズ下側支持台60及び
底蓋50には、外気導入通路110が形成されている。
この外気導入通路110は、底蓋50の下面に外気導入
口110bを有し、エアー供給用ベローズ70Fの下部
開口72bに連通している。また、外気導入通路110
には、外気導入用チェック弁111が設けられており、
この外気導入用チェック弁111は、外気の導入方向に
開弁し、逆方向へ閉弁するものである。
【0039】また、ベローズ下側支持台60には、エア
ー供給用ベローズ70Fの下部開口72bに連通してい
るエアー流出通路120aが形成されている。エアー流
出通路120aの流出口には、エアー通路配管120b
が接続されている。エアー通路配管120bは、エアー
流出用チェック弁121を介してアダプタ30の下部フ
ランジ部32のエアー流出通路120cに接続されてい
る。エアー流出通路120cの流出口は、ノズルフラン
ジ40のフランジ通路形成部材43のエアー流出通路1
20dを介して泡ノズル150に接続されている。な
お、上記エアー流出用チェック弁121は、エアー供給
用ベローズ70Fから泡ノズル150方向へのエアーの
圧力で開弁し、逆方向へ閉弁するものである。
ー供給用ベローズ70Fの下部開口72bに連通してい
るエアー流出通路120aが形成されている。エアー流
出通路120aの流出口には、エアー通路配管120b
が接続されている。エアー通路配管120bは、エアー
流出用チェック弁121を介してアダプタ30の下部フ
ランジ部32のエアー流出通路120cに接続されてい
る。エアー流出通路120cの流出口は、ノズルフラン
ジ40のフランジ通路形成部材43のエアー流出通路1
20dを介して泡ノズル150に接続されている。な
お、上記エアー流出用チェック弁121は、エアー供給
用ベローズ70Fから泡ノズル150方向へのエアーの
圧力で開弁し、逆方向へ閉弁するものである。
【0040】次に、水石鹸導入通路130及び水石鹸流
出通路140について説明する。ベローズ下側支持台6
0には、水石鹸導入通路130aが形成されている。水
石鹸導入通路130aには、水石鹸導入用チェック弁1
31が接続されている。水石鹸導入用チェック弁131
は、ケース室20S内の水石鹸を吸引する方向へ開弁
し、逆方向への水石鹸の圧力で閉弁するものである。
出通路140について説明する。ベローズ下側支持台6
0には、水石鹸導入通路130aが形成されている。水
石鹸導入通路130aには、水石鹸導入用チェック弁1
31が接続されている。水石鹸導入用チェック弁131
は、ケース室20S内の水石鹸を吸引する方向へ開弁
し、逆方向への水石鹸の圧力で閉弁するものである。
【0041】また、ベローズ下側支持台60には、下部
開口82bに連通している水石鹸流出通路140aが形
成されている。水石鹸流出通路140aの流出口には、
水石鹸通路配管140bが接続されている。水石鹸通路
配管140bは、水石鹸流出用チェック弁141を介し
てアダプタ30の下部フランジ部32の水石鹸流出通路
140cに接続されている。水石鹸流出通路140cの
流出口は、ノズルフランジ40のフランジ通路形成部材
43の水石鹸流出通路140dを介して泡ノズル150
に接続されている。なお、上記水石鹸流出用チェック弁
141は、水石鹸供給用ベローズ80Fから泡ノズル1
50への水石鹸の圧力で開弁し、逆方向の圧力で閉弁す
るものである。
開口82bに連通している水石鹸流出通路140aが形
成されている。水石鹸流出通路140aの流出口には、
水石鹸通路配管140bが接続されている。水石鹸通路
配管140bは、水石鹸流出用チェック弁141を介し
てアダプタ30の下部フランジ部32の水石鹸流出通路
140cに接続されている。水石鹸流出通路140cの
流出口は、ノズルフランジ40のフランジ通路形成部材
43の水石鹸流出通路140dを介して泡ノズル150
に接続されている。なお、上記水石鹸流出用チェック弁
141は、水石鹸供給用ベローズ80Fから泡ノズル1
50への水石鹸の圧力で開弁し、逆方向の圧力で閉弁す
るものである。
【0042】次に、泡ノズル150について説明する。
泡ノズル150は、図4に示すように、ノズルフランジ
40の側部に形成されたノズルホルダ部44に取り付け
られている。ノズルホルダ部44は、ノズルホルダ凹所
44aを有し、このノズルホルダ凹所44aに泡ノズル
150の端部が嵌合され、泡ノズル取付ネジ152によ
り固定されている。泡ノズル150は、ノズル混合室1
53a、このノズル混合室153aに連通しているノズ
ル通路150aとを備えており、上記ノズル混合室15
3aに水石鹸流出通路140及びエアー流出通路120
の各流出開口が接続されている。
泡ノズル150は、図4に示すように、ノズルフランジ
40の側部に形成されたノズルホルダ部44に取り付け
られている。ノズルホルダ部44は、ノズルホルダ凹所
44aを有し、このノズルホルダ凹所44aに泡ノズル
150の端部が嵌合され、泡ノズル取付ネジ152によ
り固定されている。泡ノズル150は、ノズル混合室1
53a、このノズル混合室153aに連通しているノズ
ル通路150aとを備えており、上記ノズル混合室15
3aに水石鹸流出通路140及びエアー流出通路120
の各流出開口が接続されている。
【0043】ノズル混合室153aは、第1導入通路部
153b、第1導入通路部153bより流路面積の大き
い第1拡張室153c、接続通路部153d、第2拡張
室153eを接続すると共に、第1導入通路部153b
と第1拡張室153cとの間に第1メッシュ153f、
第2拡張室153eの流出開口に第2メッシュ153g
が設けられている。
153b、第1導入通路部153bより流路面積の大き
い第1拡張室153c、接続通路部153d、第2拡張
室153eを接続すると共に、第1導入通路部153b
と第1拡張室153cとの間に第1メッシュ153f、
第2拡張室153eの流出開口に第2メッシュ153g
が設けられている。
【0044】この構成を有するノズル混合室153aの
第1導入通路部153bに水石鹸及びエアーが圧送され
ると、水石鹸がエアーで第1段階として泡立てられ、第
1メッシュ153fを通って、第1拡張室153cに導
入される。このとき、第1導入通路部153bから第1
拡張室153cへ入ると、その容積が増大することによ
り、水石鹸がいっそう泡立てられ、さらに接続通路部1
53d及び第2拡張室153e、さらに第2メッシュ1
53gを通ることにより、水石鹸がほぼ理想的にエアー
で泡立てられた泡状石鹸になる。
第1導入通路部153bに水石鹸及びエアーが圧送され
ると、水石鹸がエアーで第1段階として泡立てられ、第
1メッシュ153fを通って、第1拡張室153cに導
入される。このとき、第1導入通路部153bから第1
拡張室153cへ入ると、その容積が増大することによ
り、水石鹸がいっそう泡立てられ、さらに接続通路部1
53d及び第2拡張室153e、さらに第2メッシュ1
53gを通ることにより、水石鹸がほぼ理想的にエアー
で泡立てられた泡状石鹸になる。
【0045】次に、ムースディスペンサ10の泡状石鹸
の吐出動作について説明する。ケース本体21内のケー
ス室20S内に水石鹸が充填されており、エアー供給用
ベローズ70F及び水石鹸供給用ベローズ80Fが図3
に示す伸び状態にあるとする。このとき、エアー供給用
ベローズ70Fのエアー室70S内に、外気導入通路1
10及び外気導入用チェック弁111を介してエアーが
満たされ、一方、水石鹸供給用ベローズ80Fの水石鹸
室80S内に水石鹸が充填された状態にあるとする。
の吐出動作について説明する。ケース本体21内のケー
ス室20S内に水石鹸が充填されており、エアー供給用
ベローズ70F及び水石鹸供給用ベローズ80Fが図3
に示す伸び状態にあるとする。このとき、エアー供給用
ベローズ70Fのエアー室70S内に、外気導入通路1
10及び外気導入用チェック弁111を介してエアーが
満たされ、一方、水石鹸供給用ベローズ80Fの水石鹸
室80S内に水石鹸が充填された状態にあるとする。
【0046】この状態にて、キャップ96の上面部98
aを手で押すと、キャップ96と一体となってシャフト
94、ベローズ上支持部材91が下方へ移動して、下部
フランジ部92の部分にてエアー供給用ベローズ70F
を圧縮する。これにより、エアー供給用ベローズ70F
のエアー室70S内のエアーがエアー流出通路120を
介して、つまり、エアー流出通路120a、エアー通路
配管120b、エアー流出用チェック弁121、エアー
流出通路120c、エアー流出通路120dを介して、
泡ノズル150に送られる。このとき、外気導入通路1
10には、外気導入用チェック弁111が設けられてい
るから、エアー供給用ベローズ70Fのエアーは外気に
抜けない。
aを手で押すと、キャップ96と一体となってシャフト
94、ベローズ上支持部材91が下方へ移動して、下部
フランジ部92の部分にてエアー供給用ベローズ70F
を圧縮する。これにより、エアー供給用ベローズ70F
のエアー室70S内のエアーがエアー流出通路120を
介して、つまり、エアー流出通路120a、エアー通路
配管120b、エアー流出用チェック弁121、エアー
流出通路120c、エアー流出通路120dを介して、
泡ノズル150に送られる。このとき、外気導入通路1
10には、外気導入用チェック弁111が設けられてい
るから、エアー供給用ベローズ70Fのエアーは外気に
抜けない。
【0047】さらに、所定間隔Lだけキャップ96が押
し下げられると、エアー供給用ベローズ70Fのベロー
ズ上部73Fにより水石鹸供給用ベローズ80Fのベロ
ーズ上部83Fが押されて、水石鹸供給用ベローズ80
Fが圧縮される。水石鹸供給用ベローズ80Fの圧縮に
より水石鹸室80S内に充填されていた水石鹸が水石鹸
流出通路140を介して、つまり、水石鹸流出通路14
0a、水石鹸通路配管140b、水石鹸流出通路140
c、水石鹸流出通路140dを介して泡ノズル150に
達する。そして、泡ノズル150では、水石鹸流出通路
140からの水石鹸がエアー流出通路120のエアーで
泡立てられて泡状石鹸となり、泡ノズル150のノズル
口150Nから吐出される。ノズル口150Nから吐出
された泡状石鹸は、手の洗浄等に使用される。
し下げられると、エアー供給用ベローズ70Fのベロー
ズ上部73Fにより水石鹸供給用ベローズ80Fのベロ
ーズ上部83Fが押されて、水石鹸供給用ベローズ80
Fが圧縮される。水石鹸供給用ベローズ80Fの圧縮に
より水石鹸室80S内に充填されていた水石鹸が水石鹸
流出通路140を介して、つまり、水石鹸流出通路14
0a、水石鹸通路配管140b、水石鹸流出通路140
c、水石鹸流出通路140dを介して泡ノズル150に
達する。そして、泡ノズル150では、水石鹸流出通路
140からの水石鹸がエアー流出通路120のエアーで
泡立てられて泡状石鹸となり、泡ノズル150のノズル
口150Nから吐出される。ノズル口150Nから吐出
された泡状石鹸は、手の洗浄等に使用される。
【0048】そして、キャップ96の押し下げ力を解放
すると、エアー供給用ベローズ70F及び水石鹸供給用
ベローズ80Fの復原力により、エアー供給用ベローズ
70F及び水石鹸供給用ベローズ80Fが元の状態に戻
ろうとする。このとき、エアー供給用ベローズ70F
は、その復原力により外気導入通路110及び外気導入
用チェック弁111を介して、エアー室70S内にエア
ーを吸引する。これと同時に、水石鹸供給用ベローズ8
0Fは、その復原力により水石鹸導入用チェック弁13
1を介して、水石鹸室80Sに水石鹸を吸引充填する。
これにより、エアー供給用ベローズ70F内にエアーが
満たされると共に、水石鹸供給用ベローズ80F内に水
石鹸が充填されて、泡状石鹸の吐出のための待機状態に
なる。
すると、エアー供給用ベローズ70F及び水石鹸供給用
ベローズ80Fの復原力により、エアー供給用ベローズ
70F及び水石鹸供給用ベローズ80Fが元の状態に戻
ろうとする。このとき、エアー供給用ベローズ70F
は、その復原力により外気導入通路110及び外気導入
用チェック弁111を介して、エアー室70S内にエア
ーを吸引する。これと同時に、水石鹸供給用ベローズ8
0Fは、その復原力により水石鹸導入用チェック弁13
1を介して、水石鹸室80Sに水石鹸を吸引充填する。
これにより、エアー供給用ベローズ70F内にエアーが
満たされると共に、水石鹸供給用ベローズ80F内に水
石鹸が充填されて、泡状石鹸の吐出のための待機状態に
なる。
【0049】上述したように、エアー供給用ベローズ7
0Fを圧縮した後、所定間隔Lだけキャップ96を押し
下げたときに、水石鹸供給用ベローズ80Fを圧縮する
よう構成したのは、以下の理由による。水石鹸は、非圧
縮性であり、エアーは圧縮性である。同時に水石鹸供給
用ベローズ80F及びエアー供給用ベローズ70Fを圧
縮すると、水石鹸の方がエアーより先に流出する。した
がって、泡ノズル150に水石鹸とエアーとをほぼ同時
に送るには、水石鹸の流出をエアーより遅らせる必要が
ある。そこで、エアー供給用ベローズ70Fを圧縮して
エアーを圧送させた後に、所定間隔Lだけキャップ96
を押し下げる時間だけ水石鹸の流出を遅らせて、泡ノズ
ル150に達する時点をエアーとほぼ同じにしたのであ
る。
0Fを圧縮した後、所定間隔Lだけキャップ96を押し
下げたときに、水石鹸供給用ベローズ80Fを圧縮する
よう構成したのは、以下の理由による。水石鹸は、非圧
縮性であり、エアーは圧縮性である。同時に水石鹸供給
用ベローズ80F及びエアー供給用ベローズ70Fを圧
縮すると、水石鹸の方がエアーより先に流出する。した
がって、泡ノズル150に水石鹸とエアーとをほぼ同時
に送るには、水石鹸の流出をエアーより遅らせる必要が
ある。そこで、エアー供給用ベローズ70Fを圧縮して
エアーを圧送させた後に、所定間隔Lだけキャップ96
を押し下げる時間だけ水石鹸の流出を遅らせて、泡ノズ
ル150に達する時点をエアーとほぼ同じにしたのであ
る。
【0050】なお、ケース室20S内に水石鹸を補充す
るには、キャップカバー98をキャップ本体97から外
す。そして、キャップ本体97の上部凹所97cに水石
鹸を注ぐと、水石鹸は、フィルタ97eによりゴミ等が
除去されてケース室20S内に充填される。したがっ
て、水石鹸流出通路140や泡ノズル150等にゴミが
詰まることもない。
るには、キャップカバー98をキャップ本体97から外
す。そして、キャップ本体97の上部凹所97cに水石
鹸を注ぐと、水石鹸は、フィルタ97eによりゴミ等が
除去されてケース室20S内に充填される。したがっ
て、水石鹸流出通路140や泡ノズル150等にゴミが
詰まることもない。
【0051】上記実施例に係るムースディスペンサ10
によれば、以下に説明する効果を有する。
によれば、以下に説明する効果を有する。
【0052】(1) 上記ムースディスペンサ10によ
れば、キャップ96を押せば、シャフト94及びベロー
ズ上支持部材91を介してエアー供給用ベローズ70F
及び水石鹸供給用ベローズ80Fが圧縮されて、水石鹸
がエアーで泡立てられて、泡ノズル150から泡状石鹸
を吐出するから、泡状石鹸により洗面を行なうことがで
きる。
れば、キャップ96を押せば、シャフト94及びベロー
ズ上支持部材91を介してエアー供給用ベローズ70F
及び水石鹸供給用ベローズ80Fが圧縮されて、水石鹸
がエアーで泡立てられて、泡ノズル150から泡状石鹸
を吐出するから、泡状石鹸により洗面を行なうことがで
きる。
【0053】(2) ムースディスペンサ10は、洗面
台Bの洗面用シンクに近接して固定設置されているか
ら、使用性に優れると共に、公共の場所に設置しても盗
難等のおそれもない。
台Bの洗面用シンクに近接して固定設置されているか
ら、使用性に優れると共に、公共の場所に設置しても盗
難等のおそれもない。
【0054】(3) エアー及び水石鹸を供給する手段
として、エアー供給用ベローズ70F及び水石鹸供給用
ベローズ80Fという構成で実現しているので、モータ
等の電気的構成も不要で簡単な構成である上に、水周り
に絶縁性を考慮した面倒な電気配線もする必要がない。
として、エアー供給用ベローズ70F及び水石鹸供給用
ベローズ80Fという構成で実現しているので、モータ
等の電気的構成も不要で簡単な構成である上に、水周り
に絶縁性を考慮した面倒な電気配線もする必要がない。
【0055】(4) 1回の操作で泡状石鹸を作るため
の水石鹸の量は、水石鹸室80S内に充填される量で一
定であり、しかもエアーの量もエアー室70S内の容積
で一定であり、こうした一定量の水石鹸及びエアーによ
り泡状石鹸が作られるから、最適に泡立てられた泡状石
鹸が得られ、使用性に優れている。
の水石鹸の量は、水石鹸室80S内に充填される量で一
定であり、しかもエアーの量もエアー室70S内の容積
で一定であり、こうした一定量の水石鹸及びエアーによ
り泡状石鹸が作られるから、最適に泡立てられた泡状石
鹸が得られ、使用性に優れている。
【0056】(5) 水石鹸供給用ベローズ80Fは、
エアー供給用ベローズ70Fより小径に形成され、エア
ー供給用ベローズ70F内に配置されているから、エア
ー供給用ベローズ70F及び水石鹸供給用ベローズ80
Fをケース20内にコンパクトに収めることができ、ケ
ース20内のケース室20Sの容量を大きくすることが
できる。したがって、ケース室20S内に収容すること
ができる水石鹸の量が大きくなり、水石鹸の充填回数が
減りメンティナンスが簡単になる。
エアー供給用ベローズ70Fより小径に形成され、エア
ー供給用ベローズ70F内に配置されているから、エア
ー供給用ベローズ70F及び水石鹸供給用ベローズ80
Fをケース20内にコンパクトに収めることができ、ケ
ース20内のケース室20Sの容量を大きくすることが
できる。したがって、ケース室20S内に収容すること
ができる水石鹸の量が大きくなり、水石鹸の充填回数が
減りメンティナンスが簡単になる。
【0057】(6) ムースディスペンサ10のケース
20の上部であり、しかも、洗面台Bの上方に、上面部
98aとしてキャップ96を設けると共に、泡状石鹸の
吐出部として泡ノズル150を設けているので、洗面用
シンクに近接した位置での操作で、泡ノズル150から
泡状石鹸が吐出され、使い勝手がよい。
20の上部であり、しかも、洗面台Bの上方に、上面部
98aとしてキャップ96を設けると共に、泡状石鹸の
吐出部として泡ノズル150を設けているので、洗面用
シンクに近接した位置での操作で、泡ノズル150から
泡状石鹸が吐出され、使い勝手がよい。
【0058】(7) ムースディスペンサ10は、その
取付状態にて、水石鹸を収容したケース本体21は洗面
台Bの下に位置し、洗面台B上に、泡ノズル150を装
着したノズルフランジ40や押圧操作部としてのキャッ
プ96等が突出しているだけであり、洗面台B上に大き
な機構等が設置されないから、洗面作業の支障になら
ず、意匠性にも優れている。
取付状態にて、水石鹸を収容したケース本体21は洗面
台Bの下に位置し、洗面台B上に、泡ノズル150を装
着したノズルフランジ40や押圧操作部としてのキャッ
プ96等が突出しているだけであり、洗面台B上に大き
な機構等が設置されないから、洗面作業の支障になら
ず、意匠性にも優れている。
【0059】(8) 上面部98aとしてのキャップ9
6と、泡状石鹸を受ける泡ノズル150とを別の箇所に
配置することにより、キャップ96の上面部98aに泡
状石鹸が付着することがなく、清掃も容易である。
6と、泡状石鹸を受ける泡ノズル150とを別の箇所に
配置することにより、キャップ96の上面部98aに泡
状石鹸が付着することがなく、清掃も容易である。
【0060】次に、他の実施例に係るムースディスペン
サ10Gについて説明する。図5に示すように、ムース
ディスペンサ10Gは、ケース20G内にエアー供給用
ベローズ70G、水石鹸供給用ベローズ80Gを備えて
いる。エアー供給用ベローズ70Gは、ベローズ下部7
2Gにて下支持台60G上に支持され、ベローズ上部7
3Gにて、シャフト94Gの下部に形成された下フラン
ジ部92Gの上取付部92Gaを介して固定されてい
る。
サ10Gについて説明する。図5に示すように、ムース
ディスペンサ10Gは、ケース20G内にエアー供給用
ベローズ70G、水石鹸供給用ベローズ80Gを備えて
いる。エアー供給用ベローズ70Gは、ベローズ下部7
2Gにて下支持台60G上に支持され、ベローズ上部7
3Gにて、シャフト94Gの下部に形成された下フラン
ジ部92Gの上取付部92Gaを介して固定されてい
る。
【0061】また、上記水石鹸供給用ベローズ80G
は、その下部でベローズ支持部82Gaを介して下支持
台60G上に支持され、その上部でベローズ上部83G
がシャフト94Gの下端に形成された下フランジ部92
Gの押圧部92Gbに所定間隔Lを有して対向してい
る。すなわち、下フランジ部92Gの押圧部92Gは、
エアー供給用ベローズ70Gのベローズ上部73Gに対
して、水石鹸供給用ベローズ80Gのベローズ上部83
Gとの間に所定間隔Lの段差となっている。
は、その下部でベローズ支持部82Gaを介して下支持
台60G上に支持され、その上部でベローズ上部83G
がシャフト94Gの下端に形成された下フランジ部92
Gの押圧部92Gbに所定間隔Lを有して対向してい
る。すなわち、下フランジ部92Gの押圧部92Gは、
エアー供給用ベローズ70Gのベローズ上部73Gに対
して、水石鹸供給用ベローズ80Gのベローズ上部83
Gとの間に所定間隔Lの段差となっている。
【0062】また、下支持台60Gには、外気導入通路
110G、エアー流出通路120Gが形成され、さら
に、水石鹸流入通路130G、水石鹸流出通路140G
が形成されている。
110G、エアー流出通路120Gが形成され、さら
に、水石鹸流入通路130G、水石鹸流出通路140G
が形成されている。
【0063】次に、ムースディスペンサ10Gの動作に
ついて説明する。キャップ(図1参照)を押し下げる
と、キャップと一体にシャフト94Gが下がる。シャフ
ト94Gと共に下フランジ部92Gがエアー供給用ベロ
ーズ70Gを圧縮する。エアー供給用ベローズ70G内
のエアーは、エアー流出通路120Gを介して流出す
る。
ついて説明する。キャップ(図1参照)を押し下げる
と、キャップと一体にシャフト94Gが下がる。シャフ
ト94Gと共に下フランジ部92Gがエアー供給用ベロ
ーズ70Gを圧縮する。エアー供給用ベローズ70G内
のエアーは、エアー流出通路120Gを介して流出す
る。
【0064】さらに、キャップが所定間隔Lだけ押し下
げられて、下フランジ部92Gの押圧部92Gaが水石
鹸供給用ベローズ80Gを圧縮すると、水石鹸供給用ベ
ローズ80G内の水石鹸が水石鹸流出通路140Gを介
して流出し、水石鹸がエアーで泡立てられて泡状石鹸に
なる。これにより、シャフト94Gが上記所定間隔Lの
移動する時間だけ水石鹸が遅れて流出するが、泡ノズル
(図1参照)ではほぼ同時にエアーと混ぜ合わされる。
げられて、下フランジ部92Gの押圧部92Gaが水石
鹸供給用ベローズ80Gを圧縮すると、水石鹸供給用ベ
ローズ80G内の水石鹸が水石鹸流出通路140Gを介
して流出し、水石鹸がエアーで泡立てられて泡状石鹸に
なる。これにより、シャフト94Gが上記所定間隔Lの
移動する時間だけ水石鹸が遅れて流出するが、泡ノズル
(図1参照)ではほぼ同時にエアーと混ぜ合わされる。
【0065】図6及び図7はさらに他の実施例に係るム
ースディスペンサ210を示す。図6は洗面台Bに取り
付けられた状態を示し、図7はムースディスペンサ21
0の拡大断面図を示す。
ースディスペンサ210を示す。図6は洗面台Bに取り
付けられた状態を示し、図7はムースディスペンサ21
0の拡大断面図を示す。
【0066】図6に示すように、ムースディスペンサ2
10は、洗面台Bに洗面台支持金具Cを介して固定され
ている。すなわち、洗面台支持金具Cは、その上端部で
ムースディスペンサ210のケース220のケース下側
フランジ部221aを固定支持すると共に、その下端部
に支持金具ねじ部Caが形成されており、この支持金具
ねじ部Cが洗面台Bの洗面台取付穴Baを貫通し、取付
ナットCbにより締結固定されている。
10は、洗面台Bに洗面台支持金具Cを介して固定され
ている。すなわち、洗面台支持金具Cは、その上端部で
ムースディスペンサ210のケース220のケース下側
フランジ部221aを固定支持すると共に、その下端部
に支持金具ねじ部Caが形成されており、この支持金具
ねじ部Cが洗面台Bの洗面台取付穴Baを貫通し、取付
ナットCbにより締結固定されている。
【0067】図7に示すように、ムースディスペンサ2
10は、ケース220内に形成されている。ケース22
0内には、水石鹸を充填するためのケース室220Sが
設けられている。ケース220の上部開口221bは、
キャップ251で閉じられ、下部開口221cは底蓋2
52がネジ止めされることにより封止されている。
10は、ケース220内に形成されている。ケース22
0内には、水石鹸を充填するためのケース室220Sが
設けられている。ケース220の上部開口221bは、
キャップ251で閉じられ、下部開口221cは底蓋2
52がネジ止めされることにより封止されている。
【0068】底蓋252の中央部には、軸貫通孔252
aが形成されている。軸貫通孔252aには、その上端
部にベローズ下側支持部260を固定した吐出用押出部
材262が貫挿している。一方、ケース室220Sの上
部には、上通路形成部材264が固定されている。この
上通路形成部材264とベローズ下側支持部260との
間に、エアー供給用ベローズ270及び水石鹸供給用ベ
ローズ280が支持されている。
aが形成されている。軸貫通孔252aには、その上端
部にベローズ下側支持部260を固定した吐出用押出部
材262が貫挿している。一方、ケース室220Sの上
部には、上通路形成部材264が固定されている。この
上通路形成部材264とベローズ下側支持部260との
間に、エアー供給用ベローズ270及び水石鹸供給用ベ
ローズ280が支持されている。
【0069】水石鹸供給用ベローズ280は、ケース室
220S内の水石鹸を圧送するものであり、エアー供給
用ベローズ270は、外気を吸い込んで圧送するもので
ある。水石鹸供給用ベローズ280は、エアー供給用ベ
ローズ270内に配設されている。
220S内の水石鹸を圧送するものであり、エアー供給
用ベローズ270は、外気を吸い込んで圧送するもので
ある。水石鹸供給用ベローズ280は、エアー供給用ベ
ローズ270内に配設されている。
【0070】エアー供給用ベローズ270のエアー用上
部開口(図示省略)は、上通路形成部材264に形成し
た外気導入通路310に接続され、外気導入用チェック
弁311を介して、外気導入口310aに接続されてい
る。また、エアー供給用ベローズ270のエアー用上部
開口(図示省略)は、上通路形成部材264に形成した
エアー流出通路320b、エアー流出用チェック弁(図
示省略)、エアー流出配管(図示省略)を介して泡ノズ
ル350に接続されている。泡ノズル350は、底蓋2
52の下面にノズル口350Nを有している。
部開口(図示省略)は、上通路形成部材264に形成し
た外気導入通路310に接続され、外気導入用チェック
弁311を介して、外気導入口310aに接続されてい
る。また、エアー供給用ベローズ270のエアー用上部
開口(図示省略)は、上通路形成部材264に形成した
エアー流出通路320b、エアー流出用チェック弁(図
示省略)、エアー流出配管(図示省略)を介して泡ノズ
ル350に接続されている。泡ノズル350は、底蓋2
52の下面にノズル口350Nを有している。
【0071】一方、水石鹸供給用ベローズ280の上部
には、水石鹸用上部開口283aが形成されている。水
石鹸用上部開口283aは、水石鹸導入通路330に接
続され、さらに、水石鹸導入用チェック弁331を介し
てケース室220S内に連通している。また、水石鹸用
上部開口283aは、水石鹸流出通路340a、水石鹸
流出用チェック弁341、水石鹸流出配管340bを介
して泡ノズル350に接続されている。また、水石鹸用
上部開口283aは、上通路形成部材264に形成した
水石鹸エアー室380Sに連通している。この水石鹸エ
アー室380Sは、水石鹸の流出をエアーより遅らせる
ための室である。
には、水石鹸用上部開口283aが形成されている。水
石鹸用上部開口283aは、水石鹸導入通路330に接
続され、さらに、水石鹸導入用チェック弁331を介し
てケース室220S内に連通している。また、水石鹸用
上部開口283aは、水石鹸流出通路340a、水石鹸
流出用チェック弁341、水石鹸流出配管340bを介
して泡ノズル350に接続されている。また、水石鹸用
上部開口283aは、上通路形成部材264に形成した
水石鹸エアー室380Sに連通している。この水石鹸エ
アー室380Sは、水石鹸の流出をエアーより遅らせる
ための室である。
【0072】次に、ムースディスペンサ210の動作に
ついて説明する。ケース220内のケース室220Sに
水石鹸が充填されており、エアー供給用ベローズ270
及び水石鹸供給用ベローズ280が伸び状態にあり、エ
アー室270S内にエアーが満たされ、一方、水石鹸室
280S内に水石鹸が充填された状態にあるとする。
ついて説明する。ケース220内のケース室220Sに
水石鹸が充填されており、エアー供給用ベローズ270
及び水石鹸供給用ベローズ280が伸び状態にあり、エ
アー室270S内にエアーが満たされ、一方、水石鹸室
280S内に水石鹸が充填された状態にあるとする。
【0073】この状態から吐出用押出部材262を押し
上げると、吐出用押出部材262の上部のベローズ下側
支持部260がエアー供給用ベローズ270及び水石鹸
供給用ベローズ280を上方へ圧縮する。これにより、
エアー供給用ベローズ270内のエアーは、エアー供給
用ベローズ270上部のエアー用上部開口(図示省略)
から流出し、エアー流出通路320b、エアー流出用チ
ェック弁(図示省略)、エアー流出配管(図示省略)を
通って泡ノズル350に達する。一方、水石鹸供給用ベ
ローズ280内の水石鹸は、水石鹸用上部開口283a
から流出して、水石鹸エアー室380Sに流入する。そ
して、水石鹸により水石鹸エアー室380S内のエアー
が圧縮されて、そのエアーの圧力が水石鹸流出通路34
0側の圧力を越えたときに、水石鹸は、水石鹸流出通路
340、水石鹸流出用チェック弁341、水石鹸流出配
管340bを介して泡ノズル350に流出する。そし
て、泡ノズル350にて、水石鹸がエアーで泡立てられ
てノズル口350Nから吐出する。
上げると、吐出用押出部材262の上部のベローズ下側
支持部260がエアー供給用ベローズ270及び水石鹸
供給用ベローズ280を上方へ圧縮する。これにより、
エアー供給用ベローズ270内のエアーは、エアー供給
用ベローズ270上部のエアー用上部開口(図示省略)
から流出し、エアー流出通路320b、エアー流出用チ
ェック弁(図示省略)、エアー流出配管(図示省略)を
通って泡ノズル350に達する。一方、水石鹸供給用ベ
ローズ280内の水石鹸は、水石鹸用上部開口283a
から流出して、水石鹸エアー室380Sに流入する。そ
して、水石鹸により水石鹸エアー室380S内のエアー
が圧縮されて、そのエアーの圧力が水石鹸流出通路34
0側の圧力を越えたときに、水石鹸は、水石鹸流出通路
340、水石鹸流出用チェック弁341、水石鹸流出配
管340bを介して泡ノズル350に流出する。そし
て、泡ノズル350にて、水石鹸がエアーで泡立てられ
てノズル口350Nから吐出する。
【0074】上述したように、水石鹸エアー室380S
を設けて、この水石鹸エアー室380S内に水石鹸供給
用ベローズ280から圧送される水石鹸を一旦溜めた後
に、水石鹸を水石鹸流出通路340側へ流出させること
により、水石鹸の流出をエアーより遅らせている。すな
わち、同時に水石鹸供給用ベローズ280及びエアー供
給用ベローズ270を圧縮しても、水石鹸が水石鹸エア
ー室380Sに一旦流入するから、水石鹸エアー室38
0S内のエアーの圧力が高まる時間だけ水石鹸の流出が
遅れて、泡ノズル350に達する時点がエアーとほぼ同
じになるのである。
を設けて、この水石鹸エアー室380S内に水石鹸供給
用ベローズ280から圧送される水石鹸を一旦溜めた後
に、水石鹸を水石鹸流出通路340側へ流出させること
により、水石鹸の流出をエアーより遅らせている。すな
わち、同時に水石鹸供給用ベローズ280及びエアー供
給用ベローズ270を圧縮しても、水石鹸が水石鹸エア
ー室380Sに一旦流入するから、水石鹸エアー室38
0S内のエアーの圧力が高まる時間だけ水石鹸の流出が
遅れて、泡ノズル350に達する時点がエアーとほぼ同
じになるのである。
【0075】なお、この発明は上記実施例に限られるも
のではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の
態様において実施することが可能であり、例えば次のよ
うな変形も可能である。
のではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の
態様において実施することが可能であり、例えば次のよ
うな変形も可能である。
【0076】(1) 上記実施例では、水石鹸供給手段
としてベローズを用いているが、これに限らず、水石鹸
を供給することができる手段であれば、その構成は特に
問わず、例えば、シリンダ等を用いることができる。
としてベローズを用いているが、これに限らず、水石鹸
を供給することができる手段であれば、その構成は特に
問わず、例えば、シリンダ等を用いることができる。
【0077】(2) 水石鹸の流出を遅らせる機構とし
ては、上記実施例の他に、水石鹸流出通路から泡ノズル
までの距離を、エアー流出通路より長く形成することに
より実現することができ、その構成は特に限定されな
い。
ては、上記実施例の他に、水石鹸流出通路から泡ノズル
までの距離を、エアー流出通路より長く形成することに
より実現することができ、その構成は特に限定されな
い。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
に係るムースディスペンサによれば、圧縮手段によりエ
アー供給手段及び水石鹸供給手段を圧縮すると、水石鹸
供給手段から供給される水石鹸をエアー供給手段から供
給されるエアーで泡立てて、泡ノズルから泡状石鹸を吐
出するから、泡状石鹸により洗面動作を行なうことがで
きる。しかも、水石鹸がエアーより遅れて圧送されるか
ら、非圧縮性の水石鹸が圧縮性のエアーとほぼ同時に泡
ノズルに達し、該泡ノズルにて泡立てられるから、適切
な状態に泡立てられた泡状石鹸を得ることができる。し
たがって、水石鹸がエアーより先に泡ノズルに達して、
水石鹸だけが吐出することを防止することができる。
に係るムースディスペンサによれば、圧縮手段によりエ
アー供給手段及び水石鹸供給手段を圧縮すると、水石鹸
供給手段から供給される水石鹸をエアー供給手段から供
給されるエアーで泡立てて、泡ノズルから泡状石鹸を吐
出するから、泡状石鹸により洗面動作を行なうことがで
きる。しかも、水石鹸がエアーより遅れて圧送されるか
ら、非圧縮性の水石鹸が圧縮性のエアーとほぼ同時に泡
ノズルに達し、該泡ノズルにて泡立てられるから、適切
な状態に泡立てられた泡状石鹸を得ることができる。し
たがって、水石鹸がエアーより先に泡ノズルに達して、
水石鹸だけが吐出することを防止することができる。
【0079】請求項2の発明によれば、エアー供給手段
及び水石鹸供給手段を第1及び第2ベローズから構成す
ると共に、圧縮手段の操作部材の操作により第2ベロー
ズを第1ベローズより遅く圧縮する構成を採用すること
により、簡単な構成で、水石鹸の流出をエアーより遅ら
せることができる。
及び水石鹸供給手段を第1及び第2ベローズから構成す
ると共に、圧縮手段の操作部材の操作により第2ベロー
ズを第1ベローズより遅く圧縮する構成を採用すること
により、簡単な構成で、水石鹸の流出をエアーより遅ら
せることができる。
【0080】請求項3の発明によれば、第2ベローズか
ら圧送される水石鹸は、水石鹸遅延流出用エアー圧送室
で一旦溜められてから流出するよう構成したから、簡単
な構成で水石鹸の流出を遅らせることができる。
ら圧送される水石鹸は、水石鹸遅延流出用エアー圧送室
で一旦溜められてから流出するよう構成したから、簡単
な構成で水石鹸の流出を遅らせることができる。
【0081】請求項4の発明によれば、第2ベローズを
第1ベローズより小径に形成し、第1ベローズを第2ベ
ローズ内に配置することにより、コンパクトに構成する
ことができる上に、圧縮手段の操作部材により第1ベロ
ーズを圧縮した後に、該操作部材が所定距離移動したと
きに第2ベローズを圧縮するように構成することによ
り、簡単な構成で水石鹸の流出をエアーより遅らせるこ
とができる。
第1ベローズより小径に形成し、第1ベローズを第2ベ
ローズ内に配置することにより、コンパクトに構成する
ことができる上に、圧縮手段の操作部材により第1ベロ
ーズを圧縮した後に、該操作部材が所定距離移動したと
きに第2ベローズを圧縮するように構成することによ
り、簡単な構成で水石鹸の流出をエアーより遅らせるこ
とができる。
【0082】請求項5の発明によれば、圧縮手段の操作
部材は、第1ベローズを圧縮し、さらに所定距離移動し
たときに、第2ベローズを圧縮するので、第2ベローズ
からの水石鹸の流出をエアーより遅らせることができ
る。
部材は、第1ベローズを圧縮し、さらに所定距離移動し
たときに、第2ベローズを圧縮するので、第2ベローズ
からの水石鹸の流出をエアーより遅らせることができ
る。
【0083】請求項6の発明によれば、泡ノズルに達す
るまでの水石鹸流出通路の距離を、エアー流出通路より
長く形成することにより、水石鹸の泡ノズルに達するま
での時間を遅らせることができる。
るまでの水石鹸流出通路の距離を、エアー流出通路より
長く形成することにより、水石鹸の泡ノズルに達するま
での時間を遅らせることができる。
【図1】本発明の一実施例に係るムースディスペンサを
示す縦側断面図。
示す縦側断面図。
【図2】図1に示すムースディスペンサの上部を示す拡
大断面図。
大断面図。
【図3】図1に示すムースディスペンサの下部を示す拡
大断面図。
大断面図。
【図4】泡ノズル及びその周辺部を示す拡大断面図。
【図5】他の実施例に係るムースディスペンサの下部を
示す拡大断面図。
示す拡大断面図。
【図6】さらに他の実施例に係るムースディスペンサを
示す断面図。
示す断面図。
【図7】図6のムースディスペンサを拡大して示す断面
図。
図。
10…ムースディスペンサ
20…ケース
20S…ケース室
21…ケース本体
21a…底開口
21b…底フランジ部
21c…上開口
21d…上側内面
30…アダプタ
30S…アダプタ室
31…筒本体
31a…上部外周ネジ部
31b…下部外周ネジ部
32…下部フランジ部
33…下側ナット
34…シャフト支持部
34a…シャフト貫挿孔
40…ノズルフランジ
40S…ノズルフランジ室
41…筒本体
41a…上部内周ガイド部
42…フランジ支持部
42a…シャフト貫挿孔
43…フランジ通路形成部材
44…ノズルホルダ部
44a…ノズルホルダ凹所
50…底蓋
50a…蓋フランジ部
60…ベローズ下側支持台
60a…ベローズ支持部
70F…エアー供給用ベローズ
70S…エアー室
71…蛇腹部
72…ベローズ下部
72a…中央支持開口部
72b…下部開口
73F…ベローズ上部
73a…上部中央取付突起
73b…中段支持面部
73c…外周側支持面部
80F…水石鹸供給用ベローズ
80S…水石鹸室
81…蛇腹部
82…ベローズ下部
82a…下側取付部
82b…下部開口
83F…ベローズ上部
90…圧縮機構
90a…操作部材
91…ベローズ上支持部材
91a…シャフト嵌合孔
92…下部フランジ部
92a…環状突起
92b…中央取付凹所
92c…中段支持面部
92d…外周支持面部
94…シャフト
94a…シャフト取付ネジ
96…キャップ
96S…環状スペース
97…キャップ本体
97a…上部支持環状突起
97b…軸方向ガイド部
97c…上部凹所
97d…水石鹸補給通路
97e…フィルタ
98…キャップカバー
98a…上面部
98b…カバーフランジ部
98c…環状支持突起
110…外気導入通路
110b…外気導入口
111…外気導入用チェック弁
120…エアー流出通路
120a…エアー流出通路
120b…エアー通路配管
121…エアー流出用チェック弁
130…水石鹸導入通路
130a…水石鹸導入通路
131…水石鹸導入用チェック弁
140…水石鹸流出通路
140a…水石鹸流出通路
140b…水石鹸通路配管
140c…水石鹸流出通路
140d…水石鹸流出通路
141…水石鹸流出用チェック弁
150…泡ノズル
150N…ノズル口
150a…ノズル通路
152…泡ノズル取付ネジ
153a…ノズル混合室
153b…第1導入通路部
153c…第1拡張室
153d…接続通路部
153e…第2拡張室
153f…第1メッシュ
153g…第2メッシュ
B…洗面台
L…所定間隔
10G…ムースディスペンサ
20G…ケース
60G…下支持台
70G…エアー供給用ベローズ
72G…ベローズ下部
73G…ベローズ上部
80G…水石鹸供給用ベローズ
82Ga…ベローズ支持部
83G…ベローズ上部
92G…下フランジ部
92Ga…上取付部
92Gb…押圧部
94G…シャフト
110G…エアー導入通路
120G…エアー流出通路
130G…水石鹸流入通路
140G…水石鹸流出通路
L…所定間隔
210…ムースディスペンサ
220…ケース
220S…ケース室
221a…ケース下側フランジ部
221b…上部開口
221c…下部開口
251…キャップ
252…底蓋
252a…軸貫通孔
260…ベローズ下側支持部
262…吐出用押出部材
264…上通路形成部材
270…エアー供給用ベローズ
270S…エアー室
280…水石鹸供給用ベローズ
280S…水石鹸室
283a…水石鹸用上部開口
310…外気導入通路
310a…外気導入口
311…外気導入用チェック弁
320b…エアー流出通路
330…水石鹸導入通路
331…水石鹸導入用チェック弁
340…水石鹸流出通路
340b…水石鹸流出配管
341…水石鹸流出用チェック弁
350…泡ノズル
350N…ノズル口
380S…水石鹸エアー室
B…洗面台
Ba…洗面台取付穴
C…洗面台支持金具
Ca…支持金具ねじ部
Cb…取付ナット
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 吉田 穣
東京都港区芝大門1丁目12番15号 イー
グル工業株式会社内
(56)参考文献 特開 平5−337058(JP,A)
実開 昭63−142189(JP,U)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
A47K 5/14
B65D 83/00
Claims (6)
- 【請求項1】 ケース内に収容された水石鹸をエアーで
泡立てて吐出するムースディスペンサにおいて、 上記ケース内に収納され、外気を取り込むエアー室を有
し該エアー室内のエアーを圧送するエアー供給手段と、 上記ケース内に収納され、該ケース内の水石鹸を吸入す
る水石鹸室を有し該水石鹸室内の水石鹸を圧送する水石
鹸供給手段と、 上記ケースの外部からの操作力により上記エアー供給手
段及び水石鹸供給手段を圧縮する操作部材を有する圧縮
手段と、上記水石鹸供給手段から圧送される水石鹸を、上記エア
ー供給手段から圧送されるエアーで泡立てて 泡状石鹸を
吐出する泡ノズルと、 を備え、 上記水石鹸供給手段は、圧縮手段の操作部材による圧縮
動作がなされて圧縮されたとき、水石鹸の流出を上記エ
アー供給手段からのエアーより遅延させるよう構成した
ことを特徴とするムースディスペンサ。 - 【請求項2】 上記エアー供給手段及び水石鹸供給手段
は、第1ベローズ及び第2ベローズからそれぞれ構成
し、上記圧縮手段は、ケースに摺動自在に設けられ、第
1及び第2ベローズをそれぞれ圧縮するように駆動する
操作部材と、 を備えている請求項1に記載のムースディスペンサ。 - 【請求項3】 上記第2ベローズは、水石鹸遅延流出用
エアー室に連通し、第2ベローズから流出した水石鹸
は、上記水石鹸遅延流出用エアー室で一旦溜められてか
ら流出するよう構成した請求項2に記載のムースディス
ペンサ。 - 【請求項4】 上記第2ベローズは、第1ベローズより
小径に形成し、第1ベローズ内に第2ベローズを配置す
ると共に、上記圧縮手段の操作部材により第1ベローズ
を圧縮した後に、該操作部材を所定距離移動させたとき
に第1ベローズを介して第2ベローズを圧縮するように
構成した請求項2に記載のムースディスペンサ。 - 【請求項5】 第1ベローズ及び第2ベローズを並列に
配置し、上記圧縮手段の操作部材が第1ベローズを圧縮
し、さらに、該操作部材が所定距離移動したときに第2
ベローズを圧縮するように構成した請求項2に記載のム
ースディスペンサ。 - 【請求項6】 上記水石鹸流出通路は、エアー流出通路
より泡ノズルに達する距離を長く形成した請求項1に記
載のムースディスペンサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34782593A JP3496042B2 (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | ムースディスペンサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34782593A JP3496042B2 (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | ムースディスペンサ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07177997A JPH07177997A (ja) | 1995-07-18 |
JP3496042B2 true JP3496042B2 (ja) | 2004-02-09 |
Family
ID=18392858
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34782593A Expired - Fee Related JP3496042B2 (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | ムースディスペンサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3496042B2 (ja) |
-
1993
- 1993-12-24 JP JP34782593A patent/JP3496042B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07177997A (ja) | 1995-07-18 |
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