JP2020002656A - 便器装置 - Google Patents
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Abstract
Description
便器装置1は、外部の給水源から給水された便器を洗浄する洗浄水と、洗剤を混合して生成した泡とを吐出して洗浄する装置である。図1に示すように、便器装置1は、便器部10と、機能部30とを備える。
便器部10は、また、吐泡装置20の一部を構成し、泡を生成するための洗剤を貯留する貯留部としてのタンク4と、タンク4に接続される受け部6と、を有する(図2参照。タンク4及び受け部6については後述する。)
ベースプレート31には、図2に示すように、板状の支持面であり、タンク4を配置する接続開口部32が形成されている。ベースプレート31の上部の全体は、後部上面カバー303により覆われている(図1参照)。
接続開口部32は、タンク4の外縁よりも一回り大きな大きさの開口である。
貫通孔61は、取付部底面651におけるボス62の周囲に形成され、ボス62と貫通孔61の外側にある底面部63とは、部分的に繋がっている。貫通孔61を介して、洗剤が下方に流通可能になっている。
洗剤補充口41は、タンク本体40の上面における略中央部に形成される開口部である。洗剤補充口41は、上方に突出する円筒形のリム411と、洗剤補充口41を覆う蓋部412を有する。
底部452は、流出口42を塞ぐ方向に延びるフランジ状の平坦な面である。底部452の中心には、円形の貫通孔452aが形成されている。
管状部453は、底部452から下方に突出する略円筒形の管状部であり、タンク4から便器部10側へ向かう洗剤の流路となる。管状部453には、図2に示すように、管を遮る方向に延びて管状部453の流路を狭める支持部453aが形成されている。支持部453aの中心には円形の貫通孔453bが形成されており、後述する開閉弁43が挿通可能になっている。なお、支持部453aの貫通孔453bは、底部452の貫通孔452aよりも径が小さい。
底部452の貫通孔452aと、管状部453における支持部453aに形成された貫通孔453bと、管状部453の下端の円形の開口とは、それぞれ径が異なるが、上下方向に同軸で並んでいる。
ディスク部431は、キャップ部45の管状部453の下流側に配置される円盤状の基部である。ディスク部431は、管状部453内の支持部453aの下流側に位置している。
シャフト433は、ディスク部431の中心から上方に延びる円柱状の軸部である。
バネ432は、シャフト433の周囲に取り付けられるコイルバネである。
シールパッキン434は、シャフト433の上部側に取り付けられる略円形の弾性部材であり、底部452の貫通孔452aよりも径が大きい。
タンク4を持ち上げて機能部30から取り出すと、流出口42の突出部421がディスク部431を上に押し上げていたボス62から離れるので、シールパッキン434が下がり、底部452の貫通孔452aを塞ぐので、洗剤は零れ落ちない。このように、開閉弁43が流出口42を開閉する。
一対の軸部471は、タンク本体40から幅方向外側)に向かって突出する。
持ち手部473は、一対の軸部471に取り付けられて、倒した状態でタンク本体40の外周の半分に沿うように配置される。把手部47は、使用時には、持ち手部473を起こして握って持ち上げる。
図3に示すように、吐泡装置20は、洗剤、水及び空気を混合して泡状の泡を生成し、泡を洗浄水に供給する機構である。吐泡装置20は、タンク4と、泡発生用給水路21と、泡生成部22と、第1ホース23と、泡ポンプ24と、第2ホース25と、空気供給管26と、泡供給管27とを有する。
泡生成部22は、泡発生用給水路21に接続され、洗剤及び空気の供給を受ける。泡生成部22は、洗剤及び泡発生用給水路21から供給される泡発生用の水に、空気を混入し微細化して微細気泡を含有させ、泡を生成する装置である。
第1ホース23は、上流端が受け部6に接続され、タンク4から供給される洗剤を便器部10側へ供給するフレキシブルな管である。
泡ポンプ24は、第1ホース23の下流端に接続され、第1ホース23に受け部6を介して接続されているタンク4から洗剤を吸引するポンプである。
第2ホース25は、泡ポンプ24と泡生成部22とを接続するフレキシブルな管であり、泡ポンプ24により吸引された洗剤を泡生成部22へ供給する。
空気供給管26は、泡生成部22に接続され、泡を発生させるための空気を泡生成部22に供給する管である。
泡供給管27は、便鉢11aに泡を吐出するように配置される。泡生成部22で生成された泡は、洗浄タンク12から排出される洗浄水とともに便器部10の便鉢11aへ排出される。泡は、便鉢11aの下部の貯水部(図示せず)に流れ、水よりも軽い泡によって貯留部の水面を覆う。
本実施形態では、便鉢11aに洗剤を吐出して洗浄する便器装置1を、便鉢11aと、洗剤を貯留するタンク4と、タンク4に接続される受け部6と、を有する便器部10と、便器部10の上部に配置され、受け部6に連通する接続開口部32が形成されたベースプレート31を有する機能部30と、を含んで構成した。タンク4を、洗剤が流出する流出口42を含んで構成、流出口42が受け部6に接続されることで、洗剤を便器部10に供給するように構成した。
便器部10に配置された受け部6に、ベースプレート31側から接続開口部32を介してタンク4を設置することで、タンク4の流出口部42から便器部10に洗剤が流れるので、洗剤を流出させる流出口部42にホース等の複雑な部品を配置する必要がなくなる。これにより、タンク4の接続時のホースの座屈やタンクとホースの接続部における接続不良、ホースの座屈による劣化や詰まりを回避できる。またホースを用いて接続する場合には、ホースを接続するために接続部材等の細かな部品を取り付ける必要があるが、部品の取付けを部分的に忘れたり、接続部材の破損等が発生しやすく、不具合が生じる確率が多くなることが考えられる。これに対し、受け部6にタンク4を設置することで、不具合の発生を防止し、施工が容易な泡洗浄の便器装置1を提供することができる。
また、接続開口部32の下方に受け部6が配置されているので、タンク4を取り付ける際に、ベースプレート31の上方から受け部6が視認できる。このため、正確な位置にタンク4を接続することが容易になり、操作性も向上する。さらに、受け部6が洗剤で汚れたような場合にも、上方から掃除することができ、メンテナンス性に優れる。
例えば、上記実施形態では、受け部6は、ベースプレート31の下方でベースプレート31に沿って配置される陶製の平坦な板状の受け部本体60を有しているが、受け部の構成及び形状はこれに限られない。受け部6は、接続開口部32の下方に配置される有底筒状の形状をしていてもよい。
4 タンク(貯留部、薬剤タンク)
6 受け部
10 便器部
11a 便鉢
30 機能部
31 ベースプレート
32 接続開口部
40 タンク本体
42 流出口
43 開閉弁
62 ボス
63 底面部
64 側壁部
65 取付部
421 突出部
Claims (2)
- 便鉢に薬剤を吐出して洗浄する便器装置であって、
前記便鉢と、前記薬剤を貯留する貯留部と、前記貯留部に接続される受け部と、を有する便器部と、
前記便器部の上部に配置され、前記受け部に連通する接続開口部が形成されたベースプレートを有する機能部と、を備え、
前記貯留部は、前記薬剤が流出する流出口を有し、
前記流出口が前記受け部に接続されることで、前記薬剤が前記便器部に供給される、便器装置。 - 前記貯留部は、前記接続開口部を介して前記受け部に着脱可能な薬剤タンクにより構成され、
前記薬剤タンクは、
前記薬剤を収容するタンク本体と、
前記タンク本体の下部から下方に突出し、前記流出口が形成される突出部と、
前記流出口を開閉可能な開閉弁と、を有し、
前記受け部は、
前記流出口から流出する薬剤を受ける底面部と、
前記流出口の周囲を囲むように前記底面部から起立し、前記接続開口部の開口縁の内側に沿う側壁部と、
前記側壁部よりも内側に配置され、前記底面部から起立して前記突出部に接続される取付部と、
前記取付部の内側に配置され、前記底面部から上方に向かって突出し、前記突出部が前記取付部に接続されると同時に前記開閉弁を押し上げるボスと、
前記底面部に形成され、前記薬剤が流通可能な貫通孔と、を有する、請求項1に記載の便器装置。
Priority Applications (2)
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---|---|---|---|
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Applications Claiming Priority (1)
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Family Applications (1)
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2018
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