JP2015148081A - 便器装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】洗剤タンクのメンテナンス性を向上させ得る便器装置を提供する。
【解決手段】便器装置は、洗浄対象に向けて洗剤を供給する管路に連通される洗剤出口26と洗剤が投入される投入口22とが設けられた洗剤タンク20を備えており、洗剤タンクを収納するタンク収納部14を便器本体に設けた構成とされ、かつ、タンク収納部に洗剤タンクが収納された状態で、洗剤タンク内の底面29aが洗剤出口側に向かうに従い下るように傾斜する構成とされている。
【選択図】図1

Description

本発明は、便器装置に関する。
従来より、ボウル部等の洗浄対象に向けて洗剤を供給可能な構成とされた便器装置が知られている。
例えば、下記特許文献1では、略直方体状の洗剤タンクを、便器装置の後部に設けたタンク収納空間に収納させ、この洗剤タンクから洗剤供給路を介して、ボウル洗浄水に洗剤を混入させてボウル部内に供給する構成とした便器装置が開示されている。
特開2009−108507号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された便器装置においては、略直方体状の洗剤タンクをタンク収納空間に収納させた状態では、洗剤タンク内の底面が水平状となる。そのため、洗剤タンクに貯留された洗剤の貯留レベルが低下し、洗剤供給路側に向けて洗剤が導出不能となった際における洗剤タンク内の洗剤の滞留量が比較的に多くなることが考えられる。また、貯留レベルが低下した状態で、長期間に亘って補充等のメンテナンスがなされなければ、底面側に薄層状に滞留する洗剤が固化し易くなるようなことも考えられる。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、洗剤タンクのメンテナンス性を向上させ得る便器装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明に係る便器装置は、洗浄対象に向けて洗剤を供給する管路に連通される洗剤出口と洗剤が投入される投入口とが設けられた洗剤タンクを備えており、前記洗剤タンクを収納するタンク収納部を便器本体に設けた構成とされ、かつ、該タンク収納部に前記洗剤タンクが収納された状態で、該洗剤タンク内の底面が前記洗剤出口側に向かうに従い下るように傾斜する構成とされていることを特徴とする。
本発明においては、前記洗剤タンクを、前記タンク収納部に収納された状態で周側壁部が上下に延びる構成とされ、かつ該周側壁部に対して底壁部自体が傾斜形状とされて前記底面が傾斜する構成としてもよい。
また、本発明においては、前記タンク収納部の底面側に、前記洗剤タンクの前記底面を傾斜させた状態で前記底壁部を支持する支持部を設けてもよい。
また、本発明においては、前記洗剤タンクに、該洗剤タンク内において上下に延びるように、かつ前記洗剤出口を下端に設けた洗剤導出管を設けてもよい。
本発明に係る便器装置は、上述のような構成としたことで、洗剤タンクのメンテナンス性を向上させることができる。
(a)、(b)は、本発明の一実施形態に係る便器装置の一例を模式的に示し、(a)は、図2(b)におけるX−X線矢視に対応させた一部破断概略縦断面図、(b)は、(a)に対応させた一部破断概略分解縦断面図である。 (a)は、同便器装置を模式的に示す一部破断概略斜視図、(b)は、同便器装置を模式的に示す一部破断概略平面図である。 同便器装置を模式的に示す概略斜視図である。
以下に本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
図1〜図3は、本実施形態に係る便器装置を模式的に示す図である。
なお、以下の実施形態では、設置された便器装置に対して立位使用状態で対面した状態を基準として、手前側を前方、その逆側を後方とし、また、その状態を基準として上下方向及び左右方向を説明する。
本実施形態に係る便器装置1は、図3に示すように、床等の設置面に設置される着座式の洋風便器装置であり、ボウル部(便鉢)や給排水管に接続される給排水機構等を備えている。この便器装置1の給水機構としては、ボウル部の上端に周設されたリム部及びボウル部の内壁を洗浄するように洗浄用水を供給する構成とされたものとしてもよい。また、便器装置1の排水機構としては、ボウル部の底部に設けられた排水口に接続された筒状トラップを駆動機構によって回動させて排水及び封水する構成とされたいわゆるターントラップ式のものとしてもよい。なお、排水機構としては、このような態様に限られず、サイホン式やサイホンゼット式、サイホンボルテックス式等の他の排水機構を採用するようにしてもよい。また、本実施形態では、便器装置1を、水洗タンクを備えていない、いわゆるタンクレスタイプのものとした例を示している。なお、このような態様に代えて、水洗タンクを備えた構成としてもよい。
また、便器装置1は、ボウル部(便器本体10)に対して開閉自在(起倒自在)とされた便蓋及び便座と、これら便蓋及び便座が開閉自在に連結された機構ユニット11と、を備えている。また、便器装置1に、便蓋及び便座を開閉する開閉装置や、局部洗浄装置、脱臭装置、便座や局部洗浄用水等を温める加熱装置等の各種機能装置や機能部材を設けた構成としてもよい。なお、これら各種機能装置や機能部材の一部を機構ユニット11に収納してもよい。
また、図例では、便器装置1に、ボウル部を囲うように便器本体10の前方側部位等を覆うスカート部や、これに連なる便器本体10の左右側方部位等を覆うカバーを設けた例を示している。また、このようなカバーによって覆われる部位に、給排水管の接続部や各種機能装置、機能部材等を収納してもよい。
また、便器装置1は、図1及び図2に示すように、洗浄対象に向けて洗剤を供給する管路19に連通される洗剤出口26と洗剤が投入される投入口22とが設けられた洗剤タンク20を備えている。また、便器装置1は、洗剤タンク20を収納するタンク収納部14を便器本体10に設けた構成とされている。また、便器装置1は、タンク収納部14に洗剤タンク20が収納された状態(収納状態)で、洗剤タンク20内の底面29aが洗剤出口26側に向かうに従い下るように傾斜する構成とされている。
この洗剤タンク20の洗剤出口26は、図1(a)に示すように、収納状態で洗剤タンク20の下端側部位に位置するように設けられている。また、本実施形態では、この洗剤タンク20の洗剤出口26を、収納状態で洗剤タンク20の後端側部位に位置するように設けている。また、本実施形態では、洗剤タンク20を、収納状態で周側壁部28が上下に延びる構成とし、かつこの周側壁部28に対して底壁部29自体が傾斜形状とされて底面29aが傾斜する構成としている。
また、便器装置1には、この洗剤タンク20から洗浄対象に向けて洗剤を供給する洗剤供給装置が設けられている。このような洗剤供給装置としては、詳細な図示は省略しているが、洗剤タンク20に接続される管路19の下流側を、上記した給水機構の給水管路に接続し、洗浄用水に洗剤を混入させて供給する構成とされたものとしてもよい。つまり、洗浄対象を、ボウル部の上端に周設されたリム部及びボウル部の内壁としてもよい。この給水管路に洗剤を供給する構成としては、洗剤ポンプ等によって供給する構成としてもよく、または、給水管路にベンチュリー管状の絞り部を設けて負圧作用によって供給する構成としてもよい。また、このように、洗剤を洗浄用水に混入させて供給する場合には、空気混入部等を有した微細気泡発生部を設けて微細気泡を更に含有させて供給する構成としてもよい。または、洗浄用水に混入させずに洗剤のみを洗浄対象に向けて供給する構成としてもよい。また、管路19の接続先は、上記したような給水機構の給水管路に限られず、例えば、局部洗浄装置のノズル部としてもよく、これらとは別途に設けられ洗浄対象としてのボウル部内面に向けて洗浄用水を供給する専用管路としてもよい。また、洗剤を混入させた洗浄用水または洗剤のみをミスト状にして噴霧する態様等とされたものとしてもよい。
また、本実施形態では、図1及び図2に示すように、タンク収納部14を、洗剤タンク20を上下方向に着脱可能に収納する構成としている。また、このタンク収納部14を、機構ユニット11に設けている。
機構ユニット11は、図2及び図3に示すように、便器本体10の後端側の上側部位に設けられ、左右方向に沿う軸廻りに便蓋及び便座を回動可能に支持する構成とされている。また、図例では、機構ユニット11に、操作パネルや予備電源などを設けた例を示している。
また、本実施形態では、機構ユニット11に、当該機構ユニット11に対して開閉可能とされ、タンク収納部14等を覆うユニットカバー12を設けている。このユニットカバー12は、図3に示すように、当該ユニットカバー12がその周囲の部位と略同一平面状となるように閉状態とされる構成とされている。機構ユニット11には、このユニットカバー12を受け入れる凹部が設けられており、タンク収納部14は、この凹部の底部において上方に向けて開口するように設けられている。
また、このユニットカバー12の後端部を、機構ユニット11の後端部に左右方向に沿う軸廻りに回動自在に連結した例を示している。また、このユニットカバー12の回動側端部とは異なる側の端部(前端部)の裏面に、便器本体10側に設けられた保持部13に対して着脱自在に保持される被保持部12aを設けた例を示している。このような保持部13及び被保持部12aとしては、一方にプッシュラッチ部を設け、他方にラッチ受を設けた構成としてもよく、その他、種々の構成とされたものとしてもよい。なお、本実施形態では、ユニットカバー12を、機構ユニット11に対して回動自在に連結した構成とした例を示しているが、機構ユニット11に対して蓋状に着脱自在とされたもの等としてもよい。
タンク収納部14は、図1及び図2に示すように、上方に向けて開口し、洗剤タンク20を収納可能な収納凹所とされている。このタンク収納部14は、洗剤タンク20の概ね全体が収納可能な深さ寸法とされている。図例では、タンク収納部14の深さ寸法を、洗剤タンク20が僅かに突出する寸法とした例を示している。上記したユニットカバー12は、図1(a)に示すように、収納状態の洗剤タンク20に干渉しないように閉状態とされる構成とされている。
また、本実施形態では、タンク収納部14を、水平状とされた底面16と、この底面16から略垂直に立ち上がる内周側面15と、によって区画した構成としている。図例では、開口側となる上端側部位が、その下方側部位よりも大径状となるように、内周側面15の上下方向途中部位を段形状とした例を示している。また、図例では、タンク収納部14の底面16及び内周側面15を、薄板状の底壁部及び側壁部によって構成した例を示している。また、図例では、タンク収納部14を、平面視して機構ユニット11の左右方向一方側部位に設けた例を示している。
また、このタンク収納部14に、図2(b)に示すように、洗剤タンク20に接続される管路を構成する接続口19を設けている。本実施形態では、タンク収納部14を、平面視して、前後方向に長尺状で、後方側部位が前方側部位よりも幅広とされた略逆凸字状(略T字状)とし、接続口19を、後方側部位の左右方向一方側(外方側)部位に設けた構成としている。また、この接続口19は、底面16よりも上方側に位置するように設けられている。つまり、タンク収納部14における、洗剤タンク20が収納される部位は、図2(b)に示すように、平面視して、前後方向途中部位において後方側部位が前方側部位よりも左右方向他方側(中央側)に屈曲したような略倒Z字状とされている。
また、本実施形態では、タンク収納部14の底面16側に、洗剤タンク20の底面29aを傾斜させた状態で底壁部29を支持する支持部17,18を設けている。
本実施形態では、図1及び図2(b)に示すように、支持部17,18を、タンク収納部14の底面16から上方に向けて突出する支持突起17,18としている。また、本実施形態では、タンク収納部14の底面16に、複数の支持突起17,18を設けている。本実施形態では、傾斜状態とされた洗剤タンク20の底壁部29の低い部位に当接される低側支持突起17と、この底壁部29の高い部位に当接される高側支持突起18と、を設けた構成としている。つまり、タンク収納部14の底面16に、洗剤タンク20の洗剤出口26に近い部位に低側支持突起17を設け、これよりも洗剤出口26から遠い部位に高側支持突起18を設けた例を示している。
これら低側支持突起17及び高側支持突起18の突出寸法は、底壁部29の傾斜に応じた寸法とされ、低側支持突起17の突出寸法よりも高側支持突起18の突出寸法が大とされている。また、図例では、これら低側支持突起17及び高側支持突起18の突出方向先端面を、底壁部29の傾斜に応じた傾斜面とした例を示している。
また、本実施形態では、平面視して、タンク収納部14の底面16における前方側部位の略中央部に位置するように単一の高側支持突起18を設けた構成としている。
また、本実施形態では、左右方向に間隔を空けて複数の低側支持突起17,17を設けた構成としている。また、これら低側支持突起17,17を、タンク収納部14の底面16における後方側部位の前後方向略中央部に位置するように設けた構成としている。
なお、これら複数の支持突起17,17,18を設ける位置や個数は、上記した例に限られず、適宜、変形可能である。また、複数の支持突起17,17,18を設けずに、単一の支持突起を設けて支持部としてもよい。この場合は、底壁部29の最低部(図例では後端部の下端部)を、底面16によって当接支持させる態様としてもよい。また、このような支持突起を支持部とした態様に代えて、タンク収納部14の底面16自体を、底壁部29の傾斜に応じた傾斜面とされた支持部としてもよい。さらには、洗剤タンク20との接続口19が支持部を構成するような態様としてもよい。
洗剤タンク20は、図1に示すように、洗剤貯留空間を区画する天壁部21、周側壁部28及び底壁部29を備えた有底筒状の容器とされている。これら天壁部21、周側壁部28及び底壁部29は、薄板状とされ、互いに略同厚さ寸法とされている。
また、洗剤タンク20には、取手24が設けられている。本実施形態では、天壁部21から上方に向けて突出するように取手24を設けた例を示している。
また、この洗剤タンク20は、その外郭形状が概ねタンク収納部14に応じた形状とされ、収納状態で、厚さ方向を水平面域方向に沿わせて配される構成とされた周側壁部28の外周面がタンク収納部14の内周側面15に近接対面する構成とされている。つまり、洗剤タンク20を、収納状態で平面視して、前後方向途中部位において後方側部位が前方側部位よりも左右方向他方側(中央側)に屈曲したような略倒Z字状とした例を示している。
天壁部21は、周側壁部28に対して直交状とされ、収納状態で水平状となる構成とされている。つまり、本実施形態では、天壁部21と底壁部29とが平行状ではなく、収納状態で水平状となる天壁部21に対して底壁部29が傾斜状となる構成とされている。
また、本実施形態では、投入口22を、洗剤タンク20の前方側部位に設けている。図例では、投入口22を、洗剤タンク20の前端側の周側壁部近傍部位に設けた例を示している。また、この投入口22を、天壁部21から上方に向けて突出するように設けられた筒部の上端において開口させるように設けた例を示している。また、図例では、この投入口22を開閉するキャップ状の蓋部23を設けた例を示している。この蓋部23を開放させることで、洗剤タンク20内に洗剤の投入(補充)が可能とされている。
また、本実施形態では、洗剤出口26を、洗剤タンク20の後方側部位に設けている。図例では、洗剤出口26を、洗剤タンク20の後端側の周側壁部近傍部位に設けた例を示している。この洗剤出口26の後端側部位における左右位置は、左右方向中央部でもよく、左右方向一方側に片寄った位置としてもよい。
また、本実施形態では、洗剤タンク20に、洗剤タンク20内において上下に延びるように、かつこの洗剤出口26を下端に設けた洗剤導出管25を設けている。
この洗剤導出管25は、洗剤タンク20の後端側の周側壁部に沿うように設けられており、その下端に、底面29aに近接した位置において下方側となる底面29aに向けて開口するように洗剤出口26を設けた構成とされている。
また、この洗剤導出管25の天壁部21を貫通した上端部には、タンク収納部14に設けられた接続口19に接続されるタンク接続部27が設けられている。このタンク接続部27と接続口19とは、洗剤タンク20のタンク収納部14への着脱に伴い互いに接離される構成とされたものとしてもよい。つまり、洗剤タンク20を下方側に移動させ、タンク収納部14へ収納させれば、タンク接続口27が接続口19に接続される一方、洗剤タンク20を上方側に移動させ、タンク収納部14から脱離させれば、タンク接続口27と接続口19との接続が解除される構成とされたものとしてもよい。このような構成とすれば、洗剤タンク20を着脱させる際における作業性を向上させることができる。
底壁部29は、収納状態で、洗剤出口26から遠い部位となる底面29aの高側部位が洗剤出口26よりも上下方向で上方側に位置する構成とされている。また、本実施形態では、この底壁部29を、底面29aが反洗剤出口側となる前端側部位から洗剤出口26側となる後端側部位に向かうに従い下るように傾斜するように傾斜形状としている。また、本実施形態では、この底面29aを、収納状態で、平坦面状の傾斜面とした例を示している。なお、このような態様に代えて、底面29aを、洗剤出口26に向かうに従い下るように傾斜する凹湾曲面形状等としてもよい。
この底面29aの水平面に対する傾斜角度は、洗剤出口26から導出(吸出)不能となった際における洗剤タンク20内の洗剤の滞留量を低減化させる観点や、取り外した洗剤タンク20を置く際の安定性等の観点等から適宜、設定するようにしてもよい。例えば、この底面29aの水平面に対する傾斜角度(内角)を、0.5°〜45°程度としてもよく、好ましくは、1°〜10°程度としてもよく、図例では、2.5°程度とした例を示している。
なお、洗剤出口26を周側壁部28の近傍に位置させ、底面26aを、その洗剤出口26に向けて一方向に傾斜する傾斜面とした態様に限られない。例えば、洗剤出口26を、平面視におけるタンク中央部位等に位置させるように設け、底面29aを、外周側部位から中央側部位に向かうに従い言わばすり鉢状に傾斜させたような構成等としてもよい。
また、洗剤タンク20及びタンク収納部14の平面視した形状は、上記した例に限られず、当該便器装置1の機構ユニット11内の内部機構等との干渉を抑制する観点等から、適宜の形状としてもよい。
また、洗剤タンク20に、当該洗剤タンク20内の洗剤の残量を視認可能とする残量表示部を設けてもよい。このような残量表示部としては、洗剤タンク20自体を透光性材料から形成されたものとしてもよく、または、適宜の箇所に透光窓等を設けた構成等としてもよい。また、洗剤タンク20内の洗剤の貯留レベルを検出するセンサー等の検出部を設け、補充レベルに低下すれば、適宜の報知部から報知可能とした構成等としてもよい。
本実施形態に係る便器装置1は、上述のような構成としたことで、洗剤タンク20のメンテナンス性を向上させることができる。
つまり、洗浄対象に向けて洗剤を供給する管路(接続口)19に連通される洗剤出口26と洗剤が投入される投入口22とが設けられた洗剤タンク20を設けた構成としている。従って、上述のように洗剤を洗浄用水に混入させたりして洗浄対象としてのボウル部等に向けて供給することができ、ボウル部内面等を効果的に洗浄することができる。
また、洗剤タンク20を収納するタンク収納部14を便器本体10に設けているので、このタンク収納部14に収納することができ、見栄えを向上させることができる。
また、タンク収納部14に洗剤タンク20が収納された状態で、洗剤タンク20内の底面29aが洗剤出口26側に向かうに従い下るように傾斜する構成としている。従って、収納状態でタンクの底面が水平状となるものと比べて、洗剤タンク20に貯留された洗剤の貯留レベルが低下し、洗剤出口26から導出不能となった際における洗剤タンク20内の洗剤の滞留量を少なくすることができる。これにより、洗剤タンク20に貯留された洗剤を効果的に使用することができ、また、滞留する洗剤の固化を遅延させたり、固化した場合にも固化量を低減させることができ、洗剤タンク20のメンテナンス性を向上させることができる。
また、本実施形態では、洗剤タンク20の周側壁部28を、収納状態で上下に延びる構成とし、かつ周側壁部28に対して底壁部29自体を傾斜させた形状として底面29aを傾斜させた構成としている。従って、例えば、収納状態で、底面が傾斜し、タンクの底壁部の外側下面が水平状となるように、底壁部の厚さ寸法を不均一としたようなものと比べて、洗剤タンク20の軽量化を図ることができる。また、洗剤タンク自体をタンク収納部に対して傾斜させた状態で収納させる構造としたようなものと比べて、タンク収納部14を効率的に小さくすることができる。
また、本実施形態では、洗剤タンク20を、便器本体10の後方側部位の上面側において開口するように設けられたタンク収納部14に対して上下方向に着脱可能としている。従って、洗剤タンクを便器本体の後面側部位や左右側面側部位において水平面域方向に着脱可能としたようなものと比べて、洗剤タンク20を、便器本体10に対して極めて容易に着脱することができる。また、本実施形態では、上記のように、洗剤タンク20の周側壁部28を、収納状態で上下に延びる構成とし、天壁部21に取手24を設けた構成としているので、このタンク収納部14に対して、洗剤タンク20を上下方向により容易に着脱することができ、洗剤タンク20のメンテナンス性をより向上させることができる。なお、このような態様に代えて、洗剤タンク20を、便器本体10に対して水平面域方向に着脱可能とした構成としてもよい。
また、本実施形態では、タンク収納部14の底面16側に、洗剤タンク20の底面29aを傾斜させた状態で底壁部29を支持する支持部17,18を設けている。従って、洗剤タンク20を底側から安定的に支持することができる。これにより、例えば、底面29aを傾斜させた状態で洗剤タンク20を保持すべく洗剤タンク20の周側壁部28とこれに対面されるタンク収納部14の内周側面15とを密着させたようなものとせずに、適度な隙間を設けることもでき、洗剤タンク20の着脱性を向上させることもできる。なお、このような支持部17,18を設けずに、洗剤タンク20の周側壁部28とこれに対面されるタンク収納部14の内周側面15とを密着させ、洗剤タンク20の底面29aを傾斜させた状態で保持する態様等としてもよい。また、洗剤タンク20の底壁部29側に、タンク収納部14の底面16に当接される突起部等を設けた態様としてもよい。
また、本実施形態では、洗剤タンク20に、洗剤タンク20内において上下に延びるように、かつ洗剤出口26を下端に設けた洗剤導出管25を設けている。従って、洗剤タンク20の底壁部29や周側壁部28の下端部等において洗剤出口26を開口させたようなものと比べて、洗剤の漏れ等を効果的に抑制することができる。これにより、洗剤タンク20を便器本体10から脱離させ、洗剤タンク20に投入口22から洗剤を補充したり、洗剤タンク20を清掃等したりする際におけるメンテナンス性をより向上させることができる。
なお、本実施形態では、洗剤タンク20に、洗剤出口26と投入口22とをそれぞれに設けた構成としているが、洗剤出口26と投入口22とを兼用させた構成としてもよい。例えば、洗剤導出管25のタンク接続部27に、洗剤を補充可能とした開口を設けて投入口22としてもよく、洗剤導出管25を、洗剤タンク20から取り外し可能とし、洗剤タンク20の天壁21を貫通する開口を投入口22と把握してもよい。
また、上記のような洗剤導出管25を設けた態様に代えて、例えば、洗剤タンク20の底壁部29や周側壁部28の下端部等において開口させるように洗剤出口26(及び投入口22)を設けた構成としてもよい。この場合は、適宜、洗剤タンク20の着脱時における洗剤の漏れ等を防止する弁を設けてもよい。
また、本実施形態では、収納状態で、洗剤タンク20の周側壁部28を上下に延びる構成とし、底壁部29自体を傾斜形状として底面29aを傾斜させた構成としているが、このような構成に限られない。例えば、収納状態で、底面29aが傾斜し、洗剤タンク20の底壁部29の外側下面が水平状となるように、底壁部29の厚さ寸法を不均一としたような態様としてもよい。さらには、洗剤タンク20自体をタンク収納部14に対して傾斜させた状態で収納させる態様としてもよい。この場合は、タンク収納部14内に、適宜、洗剤タンク20を傾斜させた状態で保持する保持部等を設けるようにしてもよい。
また、本実施形態では、洗剤タンク20を便器本体10に対して着脱可能とした例を示しているが、このような態様に代えて、着脱不能とされた態様としてもよい。この場合は、洗剤の補充が可能なように適宜の位置に投入口22を設けるようにしてもよい。
1 便器装置
10 便器本体
14 タンク収納部
16 底面
17 低側支持突起(支持部)
18 高側支持突起(支持部)
19 接続口(管路)
20 洗剤タンク
22 投入口
25 洗剤導出管
26 洗剤出口
28 周側壁部
29 底壁部
29a 底面

Claims (4)

  1. 洗浄対象に向けて洗剤を供給する管路に連通される洗剤出口と洗剤が投入される投入口とが設けられた洗剤タンクを備えており、
    前記洗剤タンクを収納するタンク収納部を便器本体に設けた構成とされ、かつ、該タンク収納部に前記洗剤タンクが収納された状態で、該洗剤タンク内の底面が前記洗剤出口側に向かうに従い下るように傾斜する構成とされていることを特徴とする便器装置。
  2. 請求項1において、
    前記洗剤タンクは、前記タンク収納部に収納された状態で周側壁部が上下に延びる構成とされ、かつ該周側壁部に対して底壁部自体が傾斜形状とされて前記底面が傾斜する構成とされていることを特徴とする便器装置。
  3. 請求項2において、
    前記タンク収納部の底面側には、前記洗剤タンクの前記底面を傾斜させた状態で前記底壁部を支持する支持部が設けられていることを特徴とする便器装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項において、
    前記洗剤タンクには、該洗剤タンク内において上下に延びるように、かつ前記洗剤出口を下端に設けた洗剤導出管が設けられていることを特徴とする便器装置。
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