JP5134336B2 - 泡洗剤吐出装置 - Google Patents

泡洗剤吐出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5134336B2
JP5134336B2 JP2007279494A JP2007279494A JP5134336B2 JP 5134336 B2 JP5134336 B2 JP 5134336B2 JP 2007279494 A JP2007279494 A JP 2007279494A JP 2007279494 A JP2007279494 A JP 2007279494A JP 5134336 B2 JP5134336 B2 JP 5134336B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
detergent
tank
liquid detergent
main tank
liquid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007279494A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009106815A (ja
Inventor
一成 川原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2007279494A priority Critical patent/JP5134336B2/ja
Publication of JP2009106815A publication Critical patent/JP2009106815A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5134336B2 publication Critical patent/JP5134336B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Coating Apparatus (AREA)

Description

本発明は泡洗剤を吐出する泡洗剤吐出装置に関する。
従来から例えば特許文献1に示すように洗浄ノズルから洗剤を吐出する洗剤吐出装置が知られている。この洗剤吐出装置は、浴槽の内面に湯水を供給する流路の一部に剤タンクに貯留した液体洗剤をポンプにより送り込み、これにより液体洗剤を含む湯水を浴槽内に吐出する。
ところで上記特許文献1に示す洗剤吐出装置は単に洗剤を湯水で希釈したものを吐出するものであって、気泡を含む洗剤を吐出するものではなく、このため洗浄効果が低いという問題がある。
特開2002−370052号公報
本発明は上記従来の問題点に鑑みてなされたものであって、洗浄効果の高い気泡を含む泡洗剤を吐出でき、尚且つ、泡洗剤の流量や、ボイド率、気泡径を安定化でき、高い洗浄効果を維持できる泡洗剤吐出装置を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために本発明に係る泡洗剤吐出装置は、液体洗剤2を溜めるメインタンク3と、前記メインタンク3から液体洗剤2が供給され且つ上部が大気に開放するサブタンク4と、サブタンク4と泡洗剤吐出口を接続する供給路7と、サブタンク4内の液体洗剤を泡洗剤吐出口に送るポンプ8と、供給路7を流れる液体洗剤に空気を混入する供給路7の途中に設けたエゼクター部9と、メインタンク3からサブタンク4に供給される液体洗剤2の供給量を調節してサブタンク4内の液体洗剤2の液位を所定レベルに維持する液位維持手段を備え、メインタンク3の上端部に空気溜まり部15を形成すると共に該空気溜まり部15を逆止弁構造を有する大気開放弁22を介して大気に開放し、エゼクター部9の空気取込口部29を空気溜まり部15に連通させて成ることを特徴とする。
上記構成により、ポンプ8を駆動することでメインタンク3の液体洗剤2をサブタンク4及び供給路7を介して泡洗剤吐出口に供給すると共にエゼクター部9において供給路7を流れる液体洗剤2に気泡を混入でき、これにより泡洗剤吐出口から液体洗剤に気泡を混入してなる泡洗剤を吐出することができる。また、メインタンク3に空気溜まり部15を形成することで、使用者がいっぱいに液体洗剤2を入れてもサブタンク4の液位が安定し、エゼクターに空気を供給できる。さらに、冬季等にメインタンク3内に溜めた液体洗剤2が凍結したとしても、この凍結した液体洗剤2の膨張分を空気溜まり部15で吸収できる。また、ポンプ8の停止時等にエゼクター部9の液体洗剤2が逆流したとしても、この液体洗剤2をメインタンク3に戻すことができる。また、メインタンク3に逆止弁構造を有する大気開放弁22を設けるだけで、エゼクター部9の空気取込口部29を液漏れを防止した状態で大気に開放することができる。
また、本発明に係る他の泡洗剤吐出装置は、液体洗剤2を溜めるメインタンク3と、前記メインタンク3から液体洗剤2が供給され且つ上部が大気に開放するサブタンク4と、サブタンク4と泡洗剤吐出口を接続する供給路7と、サブタンク4内の液体洗剤を泡洗剤吐出口に送るポンプ8と、供給路7を流れる液体洗剤に空気を混入する供給路7の途中に設けたエゼクター部9と、メインタンク3からサブタンク4に供給される液体洗剤2の供給量を調節してサブタンク4内の液体洗剤2の液位を所定レベルに維持する液位維持手段を備え、メインタンク3の上端部に空気溜まり部15を形成すると共に該空気溜まり部15を逆止弁構造を有する大気開放弁22を介して大気に開放し、サブタンク4の上部を空気溜まり部15に連通させて成ることを特徴とする。
上記構成により、ポンプ8を駆動することでメインタンク3の液体洗剤2をサブタンク4及び供給路7を介して泡洗剤吐出口に供給すると共にエゼクター部9において供給路7を流れる液体洗剤2に気泡を混入でき、これにより泡洗剤吐出口から液体洗剤に気泡を混入してなる泡洗剤を吐出することができる。また、冬季等にメインタンク3内に溜めた液体洗剤2が凍結したとしても、この凍結した液体洗剤2の膨張分を空気溜まり部15で吸収できる。また、ポンプ8の停止時等にサブタンク4液体洗剤2が逆流したとしても、この液体洗剤2をメインタンク3に戻すことができる。また、メインタンク3に逆止弁構造を有する大気開放弁22を設けるだけで、サブタンク4の上部液漏れを防止した状態で大気に開放することができる。
請求項1に係る発明では、泡洗剤吐出口から液体洗剤に気泡を混入してなる洗浄効果の高い泡洗剤を吐出することができる。また、液位維持手段によりサブタンク内の液体洗剤の液位を所定レベルに維持し、この状態でポンプを駆動して泡洗剤を生成して吐出でき、サブタンク内の液体洗剤の液位によって変動する泡洗剤の流量や、ボイド率、気泡径を安定化でき、高い洗浄効果を維持できる。また、メインタンクに空気溜まり部を形成することで、使用者がいっぱいに液体洗剤を入れてもサブタンクの液位が安定し、エゼクターに空気を供給できる。さらに、冬季等にメインタンク内に溜めた液体洗剤が凍結したとしても、この凍結した液体洗剤の膨張分を空気溜まり部で吸収でき、液体洗剤の凍結によるメインタンクの破裂を防止できる。また、ポンプの停止時等にエゼクター部の液体洗剤が逆流したとしても、この液体洗剤をメインタンクに戻し、液体洗剤の漏出を防止できる。また、メインタンクに逆止弁構造を有する大気開放弁を設けるだけで、エゼクター部の空気取込口部を液漏れを防止した状態で大気に開放でき、つまり、この場合、メインタンクに設けた逆止弁構造を有する大気開放弁をエゼクター部のための大気開放弁として兼用でき、コストを削減できる。
また請求項2に係る発明では、泡洗剤吐出口から液体洗剤に気泡を混入してなる洗浄効果の高い泡洗剤を吐出することができる。また、液位維持手段によりサブタンク内の液体洗剤の液位を所定レベルに維持し、この状態でポンプを駆動して泡洗剤を生成して吐出でき、サブタンク内の液体洗剤の液位によって変動する泡洗剤の流量や、ボイド率、気泡径を安定化でき、高い洗浄効果を維持できる。また、冬季等にメインタンク内に溜めた液体洗剤が凍結したとしても、この凍結した液体洗剤の膨張分を空気溜まり部で吸収でき、液体洗剤の凍結によるメインタンクの破裂を防止できる。また、ポンプの停止時等にサブタンク液体洗剤が逆流したとしても、この液体洗剤をメインタンクに戻し、液体洗剤の漏出を防止できる。また、メインタンクに逆止弁構造を有する大気開放弁を設けるだけで、サブタンクの上部液漏れを防止した状態で大気に開放でき、つまり、この場合、メインタンクに設けた逆止弁構造を有する大気開放弁をサブタンクための大気開放弁として兼用でき、コストを削減できる。
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明する。
図1に示す本例の泡洗剤吐出装置はポータブル型の泡洗剤吐出装置であって、液体洗剤2を溜めるメインタンク3と、メインタンク3から液体洗剤2が供給され且つ上部が大気に開放するサブタンク4と、サブタンク4と泡洗剤吐出口(図示せず)を接続する供給路7と、サブタンク4内の液体洗剤2を泡洗剤吐出口に送るポンプ8と、供給路7を流れる液体洗剤2に空気を混入する供給路7の途中に設けたエゼクター部9を備え、これらメインタンク3、サブタンク4、ポンプ8、エゼクター部9の夫々はケーシング5に内装されて装置本体1を構成している。また、供給路7はサブタンク4とケーシング5の外面部に設けた泡洗剤出口部6を接続する洗剤流路7aと、泡洗剤出口部6に接続した吐出ホース10で構成してあり、洗剤流路7aはケーシング5に内装してある。また、泡洗剤吐出口は吐出ホース10の先端部に設けた吐出ノズル11に設けてあり、泡洗剤をシャワー状として吐出するものである。
メインタンク3は吐出される泡洗剤の基となる液体洗剤2を貯留するためのタンクであり、貯留される液体洗剤2は界面活性剤を含む洗剤原液を水で5〜10倍希釈して得たものである。メインタンク3の上面部にはメインタンク3内に液体洗剤2を補充するための洗剤補充口部12を設けてあり、洗剤補充口部12は着脱自在に取り付けたキャップ13により水密状態で閉塞される。
メインタンク3の上面部において洗剤補充口部12と反対側の部分は一段高くなっており、これによりメインタンク3の上端部には空気が溜まる空気溜まり部15を形成している。つまり空気溜まり部15はメインタンク3の上面部において洗剤補充口部12を設けた部分よりも高い位置にあり、洗剤補充口部12からメインタンク3に液体洗剤2を一杯まで補充しても空気溜まり部15には液体洗剤2が充填されず空気が溜まるようになっている。このようにメインタンク3の上端部に空気溜まり部15を形成することで、満タン時も最初から安定して吐出できる。さらに冬季等にメインタンク3内に溜めた液体洗剤2が凍結したとしても、この凍結した液体洗剤2の膨張分を空気溜まり部15で吸収でき、これにより液体洗剤2の凍結によるメインタンク3の破裂を防止できる。
上記メインタンク3の空気溜まり部15の上端部には空気溜まり部15を大気に開放する大気開放弁22を設けている。大気開放弁22は逆止弁からなり、図4に示すように、弁体収納部25と、該弁体収納部25内に昇降自在に収納されて液体洗剤2に浮かぶ弁体24を備えており、弁体収納部25の上端は空気溜まり部15の上端部に形成した大気開放口23に連通接続してある。図4(a)に示すように弁体収納部25内に液体洗剤2が流入しない通常時においては弁体24は弁体収納部25内において下部に位置して大気開放口23を開放し、また、図4(b)に示すように弁体収納部25内に液体洗剤2が流入した時には、弁体24が弁体収納部25内の液体洗剤2によって上昇して大気開放口23を閉塞する。従って、図4(a)に示す通常時においては大気開放口23が開放して空気溜まり部15内がメインタンク3の外部の大気に連通し、また、図4(b)に示すようにメインタンク3が大きく傾いた時等には弁体24により大気開放口23が閉塞されてメインタンク3内の液体洗剤2が大気開放口23から漏れ出すことが防止される。
また、メインタンク3の空気溜まり部15の洗剤補充口部12とは反対側の側面部にはサブタンク側空気供給口部19とエゼクター部側空気供給口部31を設けてあり、また、洗剤補充口部12には補充される液体洗剤2に含まれるゴミ等を捕集するためフィルタ16を設けている。
上記メインタンク3よりも容量の少ないサブタンク4はメインタンク3よりも下方(図示例ではメインタンク3の直下)に配設してある。サブタンク4の上端部はメインタンク3の下端部に設けた縦筒状の接続路17を介してメインタンク3内に連通接続してあり、メインタンク3内の液体洗剤2は接続路17を介してサブタンク4に供給される。図3に示すように接続路17には該接続路17を開閉してメインタンク3からサブタンク4へ液体洗剤2を供給するか否かを切り替えるフロート弁18を設けている。なお、このフロート弁18については後に詳述する。
サブタンク4の上端部の側面部には大気連通口部20を設けてあり、該大気連通口部20は大気連通路21を介して前述のメインタンク3のサブタンク側空気供給口部19に接続され、メインタンク3の空気溜まり部15に連通している。つまりサブタンク4の上部は大気連通路21及び空気溜まり部15を介して大気開放弁22から大気に開放してある。また、洗剤流路7aの上流端はサブタンク4の下端部に接続してある。
ポンプ8の吸込口8aは後述のようにサブタンク4内に所定の液位で溜められる液体洗剤2の液面よりも下方に位置し、この落差を利用してサブタンク4内の液体洗剤2がポンプ8の吸込口8aにスムーズに供給されるようになっている。従って液体洗剤2を泡洗剤出口部6に送り出すためのポンプ8を小型で低コストの非自吸式ポンプとすることができる。
ポンプ8とサブタンク4を接続する洗剤流路7aの上流部には横管状のエゼクター管からなるエゼクター部9を設けてあり、該エゼクター部9はサブタンク4内に所定の液位で溜められる液体洗剤2の液面よりも下方に位置している。エゼクター部9の内部には絞り部27を形成している。絞り部27は下流側に行く程径が小さくなるテーパー筒状に形成してあり、絞り部27の外周面とエゼクター部9の内周面との間には環状の空間28を形成している。エゼクター部9の前記環状の空間28に対応する位置には空間28に連通する空気取込口部29を形成している。空気取込口部29は空気供給路30を介してメインタンク3のエゼクター部側空気供給口部31に接続してあり、メインタンク3の空気溜まり部15に連通している。つまりエゼクター部9は空気供給路30及び空気溜まり部15を介して大気開放弁22から大気に開放してある。
上記によりポンプ8を駆動した場合には、エゼクター部9内の液体洗剤2の流れにより絞り部27の先端近傍で負圧が発生し、この負圧によりメインタンク3の空気溜まり部15にある空気が空気供給路30を介して空気取込口部29からエゼクター部9内に供給されると共に、外気がメインタンク3の大気開放弁22より空気溜まり部15内に供給される。この結果、エゼクター部9内を流れる液体洗剤に空気取込口部29からの空気が混合され、この空気を混合した液体洗剤(つまり泡洗剤)がポンプ8側に送られる。
ポンプ8はケーシング5内の洗剤流路7aに設けてあり、エゼクター部9よりも下流側に位置している。ポンプ8はインペラ式、ダイヤフラム式、プランジャ式などのいずれのポンプを用いても良いが、好ましくは泡洗剤を攪拌する機能を備えたインペラ式やダイヤフラム式のポンプを用い、吐出される泡洗剤に含まれる気泡を微細化できるものが良い。泡洗剤に含まれる気泡の径を微細化すると、気泡の表面積が大きくなって汚れに対する接触効率が高まり洗浄力が高まる、壁面上での滞留時間が長くなる等の利点があるからである。具体的にはポンプ8として上記インペラ式やダイヤフラム式ポンプを採用し、気泡の径が10〜100μmの範囲で且つボイド率が50〜80%の微細気泡入り洗剤を吐出するようにしている。
泡洗剤出口部6は装置本体1の上面部に設けてあり、サブタンク4内に所定の液位で溜められる液体洗剤2の液面よりも上方に位置している。
可撓性を有する吐出ホース10はその一端部に手で把持できる吐出ノズル11を設けると共に他端部に泡洗剤出口部6に着脱自在に接続されるアダプター部32を設けてあり、アダプター部32には逆止弁33(図2参照)を設けている。
また、ケーシング5には電源コード34を介して商用電源に接続される制御回路35を内装してあり、該制御回路35にはポンプ8及びケーシング5に設けた操作スイッチ36に電気的に接続してある。なお、図1中40はケーシング5の下部に形成した電源コード34を収納するためのコード収納部であり、41はACアダプターである。
上記泡洗剤吐出装置を使用する場合は、吐出ホース10を泡洗剤出口部6に接続した状態で、操作スイッチ36を操作してポンプ8を駆動し、該ポンプ8によりサブタンク4内の液体洗剤2を供給路7を介して吐出ノズル11に供給する。これにより、供給路7のエゼクター部9においては内部を流れる液体洗剤2に空気取込口部29からの空気が混合されて泡洗剤が生成され、この泡洗剤がポンプ8、泡洗剤出口部6、吐出ホース10を順に通って吐出ノズル11の泡洗剤吐出口から吐出される。これにより例えば吐出ノズル11の泡洗剤吐出口から吐出される泡洗剤を浴室の壁や浴槽の内面等に吹き付け、この後、付着した泡洗剤を水などで洗い流すなどして清掃を行う。このように本例の泡洗剤吐出装置は、メインタンク3からサブタンク4に供給された液体洗剤にエゼクター部9にて気泡を混入し、これにより得た洗浄効果の高い泡洗剤をポンプ8で加圧して吐出ノズル11の泡洗剤吐出口から吐出することができる。
ところで、仮に上記サブタンク4を設けずメインタンク3から直接液体洗剤2を供給路7に供給するものを考えた場合、使用によりメインタンク3に溜めた液体洗剤2が減少してメインタンク3内の液体洗剤2の液位が変化し、これにより液体洗剤2や生成された泡洗剤の圧力が変化し、泡洗剤の流量や、ボイド率、気泡径が変化する恐れがあり、このように泡洗剤の流量や、ボイド率、気泡径が変化すると、泡洗剤による洗浄効果にばらつきが生じてしまう。また、メインタンク3を横長に形成すれば、液体洗剤2の液位の変化を小さくすることができるが、液体洗剤2の液位が変化することは避けられない。またこの場合、メインタンク3の形状が横長に限られてしまい、またメインタンク3をあまり横長にできない場合にはタンク容量が小さくなる。
そこで本例ではメインタンク3からサブタンク4に供給される液体洗剤2の供給量を調節してサブタンク4内の液体洗剤の液位を所定レベルに維持する液位維持手段を備えている。
液位維持手段は図3に示すメインタンク3とサブタンク4を接続する接続路17に設けたフロート弁18からなる。フロート弁18は接続路17内に昇降自在に収納してあり、サブタンク4側である下部には浮き子37を備え、メインタンク3側である上部には圧力受け部38を備えている。浮き子37はサブタンク4内の液体洗剤2に浮かべられ、これによりフロート弁18はサブタンク4内の液体洗剤2の液位の変化に応じて昇降する。圧力受け部38はメインタンク3内の下部に突出しており、メインタンク3内の液体洗剤2の圧力を受けて下方へ押圧される。また、フロート弁18には図3(b)に示すようにフロート弁18が下降した時にのみメインタンク3内とサブタンク4内を連通させる連絡路39を形成している。
上記により、図3(a)に示すようにサブタンク4内の液体洗剤2の液位が所定レベルにある時にはフロート弁18が上昇して該フロート弁18により接続路17が閉塞された状態になり、メインタンク3からサブタンク4への液体洗剤2の供給が停止する。また、図3(b)に示すようにサブタンク4内の液体洗剤2の液位が所定レベルよりも低くなると、フロート弁18は圧力受け部38でメインタンク3内の液体洗剤2の圧力を受けて下方に移動し、これにより連絡路39がメインタンク3に連通し、メインタンク3内の液体洗剤2が連絡路39を介してサブタンク4に供給される。そしてこの液体洗剤2の供給が進むと、フロート弁18は再び上昇し、サブタンク4内の液体洗剤2の液位が所定レベルとなった時点で連絡路39がメインタンク3に対して非連通状態となり、メインタンク3からサブタンク4への液体洗剤2の供給が停止する。
上記液位維持手段によりサブタンク4内の液体洗剤2の液位を所定レベルに維持し、この状態でポンプ8を駆動して泡洗剤を生成して吐出することができ、泡洗剤の流量や、ボイド率、気泡径を安定化でき、高い洗浄効果を維持することができ、またメインタンク3の形状や容量の設計の自由度が増す。
また、ポンプ8を運転状態から停止したり、ケーシング5が傾く等した場合には液体洗剤2が逆流する恐れがあるが、本例ではサブタンク4の上部を大気連通路21を介してメインタンク3の空気溜まり部15に連通させ、また、エゼクター部9の空気取込口部29を空気供給路30を介してメインタンク3の空気溜まり部15に連通させているので、仮にサブタンク4内の液体洗剤2やエゼクター部9内の液体洗剤2が大気連通路21や空気供給路30側に逆流したとしても、この液体洗剤2をメインタンク3に戻すことができ、液体洗剤2の漏出を防止できる。また、本例のようにメインタンク3に逆止弁構造を有する大気開放弁22を設けるだけで、サブタンク4の上部やエゼクター部9の空気取込口部29を液漏れを防止した状態で大気開放することができ、つまり、この場合、メインタンク3に設けた逆止弁構造を有する大気開放弁22をサブタンク4やエゼクター部9のための大気開放弁として兼用でき、コストを削減できる。
なお、本例では液位維持手段をフロート弁18で構成したが、液位維持手段としてはこれに限定されず、例えばサブタンク4内の液体洗剤2の液位を検知する検知センサと、該検知センサの検知結果に基づいて接続路17を開閉する電磁弁とで構成する等しても良い。また、装置本体1は図1のように縦長のケーシング5で外郭を構成しても良いし、また、図2のように横長のケーシング5で外郭を構成しても良い。なお、図2では空気の流れを白抜きの矢印で示し、液体洗剤2の流れを黒塗りの矢印で示している。
本発明の実施の形態の一例を示す泡洗剤吐出装置の概略説明図である。 他例の泡洗剤吐出装置の概略説明図である。 液位維持手段を構成するフロート弁の構造を示す説明図であり、(a)はサブタンク内の液体洗剤の液位が所定レベルにある状態を示し、(b)はサブタンク内の液体洗剤の液位が所定レベル未満にある状態を示す。 大気開放弁の構造を示す説明図であり、(a)はメインタンクが水平である通常の状態を示し、(b)はメインタンクが傾いた状態を示す。
符号の説明
2 液体洗剤
3 メインタンク
4 サブタンク
7 供給路
8 ポンプ
9 エゼクター部

Claims (2)

  1. 液体洗剤を溜めるメインタンクと、前記メインタンクから液体洗剤が供給され且つ上部が大気に開放するサブタンクと、サブタンクと泡洗剤吐出口を接続する供給路と、サブタンク内の液体洗剤を泡洗剤吐出口に送るポンプと、供給路を流れる液体洗剤に空気を混入する供給路の途中に設けたエゼクター部と、メインタンクからサブタンクに供給される液体洗剤の供給量を調節してサブタンク内の液体洗剤の液位を所定レベルに維持する液位維持手段を備え、メインタンクの上端部に空気溜まり部を形成すると共に該空気溜まり部を逆止弁構造を有する大気開放弁を介して大気に開放し、エゼクター部の空気取込口部を空気溜まり部に連通させて成ることを特徴とする泡洗剤吐出装置。
  2. 液体洗剤を溜めるメインタンクと、前記メインタンクから液体洗剤が供給され且つ上部が大気に開放するサブタンクと、サブタンクと泡洗剤吐出口を接続する供給路と、サブタンク内の液体洗剤を泡洗剤吐出口に送るポンプと、供給路を流れる液体洗剤に空気を混入する供給路の途中に設けたエゼクター部と、メインタンクからサブタンクに供給される液体洗剤の供給量を調節してサブタンク内の液体洗剤の液位を所定レベルに維持する液位維持手段を備え、メインタンクの上端部に空気溜まり部を形成すると共に該空気溜まり部を逆止弁構造を有する大気開放弁を介して大気に開放し、サブタンクの上部を空気溜まり部に連通させて成ることを特徴とする泡洗剤吐出装置。
JP2007279494A 2007-10-26 2007-10-26 泡洗剤吐出装置 Active JP5134336B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007279494A JP5134336B2 (ja) 2007-10-26 2007-10-26 泡洗剤吐出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007279494A JP5134336B2 (ja) 2007-10-26 2007-10-26 泡洗剤吐出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009106815A JP2009106815A (ja) 2009-05-21
JP5134336B2 true JP5134336B2 (ja) 2013-01-30

Family

ID=40775953

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007279494A Active JP5134336B2 (ja) 2007-10-26 2007-10-26 泡洗剤吐出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5134336B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7353582B2 (ja) * 2018-10-31 2023-10-02 Toto株式会社 浴槽洗浄装置

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0220782B1 (en) * 1985-10-30 1992-06-24 Farmtec B.V. Device for supplying small livestock with drinking water
JP2675353B2 (ja) * 1988-09-30 1997-11-12 株式会社日立製作所 水中ポンプ
JP3095405B2 (ja) * 1990-08-31 2000-10-03 株式会社ガスター 洗浄装置付泡風呂
JPH09192081A (ja) * 1996-01-24 1997-07-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd 浴室の洗浄装置
JP4399964B2 (ja) * 2000-07-24 2010-01-20 株式会社ノーリツ 浴槽洗浄装置
JP2002370052A (ja) * 2001-06-15 2002-12-24 Toto Ltd 浴槽洗浄装置の洗浄ノズル

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009106815A (ja) 2009-05-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4895032B2 (ja) 微細気泡発生装置
JP4552930B2 (ja) 洗浄水吐出装置及びこれを備えた水洗便器
WO2014027510A1 (ja) 便器洗浄タンク
EP2674535A1 (en) Toilet cleaning device, and flush toilet
JP5469093B2 (ja) オンタンク式トイレディスペンサ
JP4470936B2 (ja) 薬液混入水吐出装置および水洗便器装置
JP4895033B2 (ja) 微細気泡発生装置
JP5134336B2 (ja) 泡洗剤吐出装置
WO2017217157A1 (ja) 気体溶解装置
JP4605150B2 (ja) 剤吐出装置
JP4552932B2 (ja) 泡洗剤吐出装置の取付構造
KR102107691B1 (ko) 포세식 변기용 거품생성 제어 시스템
JP2010029777A (ja) 泡洗剤吐出装置
JP4605163B2 (ja) 泡洗剤吐出装置の液体洗剤補給構造
KR200351198Y1 (ko) 공급수로를 갖는 거품 발생기가 장착된 비데
JP2008274615A (ja) トイレ装置
JP2009202061A (ja) 泡洗剤吐出装置
CN220695168U (zh) 基站用清水箱
JP4640331B2 (ja) 泡洗剤吐出装置及びこれを備えた浴槽装置
JP4950969B2 (ja) 洗浄水吐出装置及びこれを備えた水洗便器
CN216756008U (zh) 一种带储气室的微气泡发生装置及热水器
JP2019118671A (ja) 浴槽洗浄装置
CN215483361U (zh) 一种防堵塞泡沫盾装置及马桶
WO2023105914A1 (ja) 気泡含有液体生成装置
JP4215114B2 (ja) 洗浄水吐出装置及びこれを備えた水洗便器

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20100408

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20100416

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20100416

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100518

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20100816

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20120112

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120522

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120723

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121016

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121109

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151116

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5134336

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150