JPH0783469A - 加湿器 - Google Patents

加湿器

Info

Publication number
JPH0783469A
JPH0783469A JP22877193A JP22877193A JPH0783469A JP H0783469 A JPH0783469 A JP H0783469A JP 22877193 A JP22877193 A JP 22877193A JP 22877193 A JP22877193 A JP 22877193A JP H0783469 A JPH0783469 A JP H0783469A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
humidifier
tank
evaporation tank
opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP22877193A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichiro Murayama
新一郎 村山
Hirosuke Kubo
博亮 久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP22877193A priority Critical patent/JPH0783469A/ja
Publication of JPH0783469A publication Critical patent/JPH0783469A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Air Humidification (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 スケールの析出を防止するための定期的煩雑
な部品交換を不要とした加湿器を提供する。 【構成】 水タンク2から供給される水を加熱して蒸発
させる蒸発槽9と、水蒸気出口の開閉弁12と、ドレン
管13と、ドレンコック14とを備え、加湿器の運転を
停止すると開閉弁12が閉じて蒸発槽9が密閉され、蒸
発槽9内が冷却するにつれて発生する負圧により、カル
シュウム分等の溶解成分が濃縮された水をドレン管13
に溜めて、ドレンコック14より加湿器外部へ排水す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、乾燥した室内の湿度を
上昇させるための加湿器に係り、特に、蒸発槽及びその
周辺へのスケールの付着を抑制した加湿器に関する。
【0002】
【従来の技術】加湿器の従来例を図3の断面図を用いて
説明する。同図において、従来の加湿器は、加湿器本体
1と、加湿器本体1に着脱可能な水タンク2とにより構
成されている。水タンク2には、タンク下部に突出した
タンクキャップ3が設けられており、タンクキャップ3
には、タンク弁4が設けられている。加湿器本体1の上
部には、タンク載置台5が設けられており、この上に水
タンク2が載置される。また加湿器本体1には、水タン
ク2から供給される水を受ける受水槽6と、受水槽6の
中央に突設された弁開閉突起7があり、水タンク2がタ
ンク載置台5に載置されると、弁開閉突起7がタンク弁
4を押し開き、水タンク2から受水槽6に水が供給され
るようになっている。また、加湿器本体1には、底部に
ヒータ8を備える蒸発槽9と、受水槽6の底部と蒸発槽
9とを連通する導水管10とがそれぞれ配設されてい
て、受水槽6の水は導水管10を通って蒸発槽9に入
る。
【0003】このような加湿器では、水タンク2から供
給された水は、蒸発槽9で加熱され蒸気となる。そのた
め水タンク2から供給された水に含まれるカルシュウム
分等の溶解物質が蒸発槽9内で濃縮され、やがて溶解度
を越えるとスケール(罐石)22となって析出し、つい
には蒸発槽給水口11、導水管10の詰まりや、蒸発槽
9への付着などによる加湿能力の低下等の原因となる。
【0004】このような水中に含まれる溶解物質の濃縮
に起因する蒸発槽給水口11、導水管10の詰まりなど
の加湿能力低下対策として、図3のように蒸発槽9内に
不織布20を挿入して、不織布20にスケールを付着さ
せたり、イオン交換樹脂を封入した純水化ユニット21
を設け、イオン交換樹脂にスケールの原因となるカルシ
ュウム分等の溶解物質を吸着させて除去する方法などが
実施されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の不織布にス
ケールを付着させる方法や、イオン交換樹脂にスケール
の原因となるカルシュウム分を吸着させる方法では、加
湿器の長期使用に伴い、不織布へのスケール付着量の増
大や、イオン交換樹脂の劣化が起こり、溶解物質の濃
縮、スケールの析出が起こり、ついには加湿能力の低下
を引き起こす。そこで加湿能力を低下させないために
は、不織布やイオン交換樹脂を封入した純水化ユニット
の定期的な交換が必要となる。
【0006】しかしながら、不織布や純水化ユニットの
交換は、加湿器の分解を伴うために、専門的知識を持た
ない使用者が容易に行えるものではなく、加湿器のメン
テナンスを行わずに使用が継続され、加湿能力の低下を
招くという問題点があった。本発明は、上記の問題点を
解決すべくなされたものであって、その課題は、スケー
ルの析出を防止するための定期的煩雑な部品交換を不要
とした加湿器を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、次の構成を有する。すなわち、本発明は、
加湿用の水を供給する水供給手段と、前記水供給手段か
ら供給される水を加熱して蒸発させる蒸発槽とを備えた
加湿器において、水蒸気出口となる蒸発槽開口部に開閉
手段を備え、蒸発槽下部に排水手段を備えたことを特徴
とする加湿器である。
【0008】また、本発明は、上記加湿器において、蒸
発槽開口部に備えられた開閉手段が電気的に制御可能な
開閉弁であることを特徴とする加湿器である。また、本
発明は、上記加湿器において、蒸発槽下部に備えられた
排水手段が蒸発槽底部から蒸発槽内の水を加湿器外部へ
排出するドレン管であることを特徴とする加湿器であ
る。
【0009】
【作用】上記構成により、本発明の加湿器が運転中は、
蒸発槽から蒸発した水蒸気圧により、蒸発槽開口部に設
けられた開閉弁が開き水蒸気が放出される。加湿器が運
転停止後は、水蒸気圧がなくなるので開閉弁が閉じ、蒸
発槽は密閉される。そして、蒸発槽が密閉された状態で
冷却されるので、蒸発槽内が負圧力となり、カルシュウ
ム分等の溶解物質が濃縮された水は、受水槽から蒸発槽
に移動する。そして、蒸発槽下部に設けられた排水手段
により、溶解物質が濃縮された水を加湿器外部へ排水で
きるので、スケールの析出を抑制することができる。
【0010】
【実施例】次に、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1は本発明の一実施例に係る加湿器の運転状態
を示す要部断面図、図2は同加湿器の運転停止後の状態
を示す要部断面図である。図1において、本発明の加湿
器は、加湿器本体1と、加湿器本体1に着脱可能な水タ
ンク2とにより構成されている。水タンク2には、タン
ク下部に突出したタンクキャップ3が設けられており、
タンクキャップ3には、タンク弁4が設けられている。
加湿器本体1の上部には、タンク載置台5が設けられて
おり、この上に水タンク2が載置される。また加湿器本
体1には、水タンク2から供給される水を受ける受水槽
6と、受水槽6の中央に突設された弁開閉突起7があ
る。
【0011】また、加湿器本体1には、底部にヒータ8
を、上部開口部に開閉可能な開閉弁12を備える蒸発槽
9と、受水槽6の底部と蒸発槽9とを連通する導水管1
0とが配設されていて、受水槽6の水は導水管10を通
って蒸発槽9に入る。さらに、本発明の特徴として、蒸
発槽9の上部水蒸気出口に開閉可能な開閉弁12と、蒸
発槽9の底部と加湿器外部とを接続するドレン管13
と、ドレン管13の加湿器外側部分にドレンコック14
とがそれぞれ配設されている。
【0012】図1において、加湿器本体1のタンク載置
台5に、水タンク2がタンクキャップ3を下向けに載置
されると、受水槽6に設けられた弁開閉突起7が、タン
クキャップ3に設けられたタンク弁4を押し開き、水タ
ンク2から受水槽6に水が供給されるようになってい
る。受水槽6の水は、導水管10を通り蒸発槽9に入
る。水タンク2内に水が有る限り、受水槽6内の水面レ
ベルは、タンクキャップ3の下面のレベルに一致する。
【0013】加湿器の運転中は、図示されない通電制御
手段により、ヒータ8に通電され、蒸発槽9及び蒸発槽
内の水が加熱される。水の加熱により発生した水蒸気の
圧力で、蒸発槽9の開閉弁12が上方に開かれ、開閉弁
12から水蒸気が加湿器外部へ放出される。
【0014】加湿器の運転が停止されると、ヒータ8に
よる加熱が停止されるので、水蒸気発生が止まり、開閉
弁12を開く圧力がなくなる。このため、図2に示すよ
うに開閉弁12が閉じ、蒸発槽9が密閉される。そして
蒸発槽が冷却されると蒸発槽9内が負圧となり、加湿器
内のカルシュウム分等が濃縮された水が、図2の矢印A
に示すように蒸発槽9に集まる。さらに蒸発槽9に集め
られた濃縮水は、蒸発槽9下部に設けられたドレン管1
3に溜められる。ドレン管13に溜まった濃縮水は、ド
レンコック14を開いて、加湿器外部へ排出することが
できる。
【0015】次に、再び加湿器を運転させると、ヒータ
8により蒸発槽9とその中の水が加熱され、蒸発槽9の
上部に閉じ込められた空気の膨張や水蒸気分圧の高まり
によって蒸発槽9内の負圧が大気圧に戻るにつれて、蒸
発槽9内の水位が下がりタンクキャップ3の底面に一致
する。さらにヒータ8の加熱により水蒸気圧が高まり、
蒸発槽9内の圧力が大気圧を超えると、開閉弁8が再び
開き、水蒸気が加湿器外部へ放出される。
【0016】以上のようなサイクルで、カルシュウム分
等の溶解成分が濃縮された水を、ドレン管13に溜め
て、加湿器外部へ排水することにより、加湿器内部にス
ケールが析出することが抑止される。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
導水管や蒸発槽内にカルシュウム分等がスケールとして
析出しない加湿器を提供することができるという効果が
ある。また、本発明によれば、加湿器の分解を伴う煩雑
なメンテナンスを必要とする不織布やイオン交換樹脂フ
ィルターを使用しないので、加湿器のメンテナンスが容
易にできるという効果がある。また、本発明によれば、
不織布やイオン交換樹脂を必要としないので、加湿器運
転に要する経費が安くなるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の加湿器の運転状態を示す要部断面図で
ある。
【図2】実施例の加湿器の停止後の状態を示す要部断面
図である。
【図3】従来の加湿器におけるスケール発生を説明する
要部断面図である。
【符号の説明】
1 加湿器本体 2 水タンク 3 タンクキャップ 4 タンク弁 5 タンク載置台 6 受水槽 7 弁開閉突起 8 ヒータ 9 蒸発槽 10 導水管 11 蒸発槽給水口 12 開閉弁 13 ドレン管 14 ドレンコック

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加湿用の水を供給する水供給手段と、前
    記水供給手段から供給される水を加熱して蒸発させる蒸
    発槽とを備えた加湿器において、 水蒸気出口となる蒸発槽開口部に開閉手段を備え、 蒸発槽下部に排水手段を備えたことを特徴とする加湿
    器。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の加湿器において、 蒸発槽開口部に備えられた開閉手段が電気的に制御可能
    な開閉弁であることを特徴とする加湿器。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の加湿器において、 蒸発槽下部に備えられた排水手段が蒸発槽底部から蒸発
    槽内の水を加湿器外部へ排出するドレン管であることを
    特徴とする加湿器。
JP22877193A 1993-09-14 1993-09-14 加湿器 Pending JPH0783469A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22877193A JPH0783469A (ja) 1993-09-14 1993-09-14 加湿器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22877193A JPH0783469A (ja) 1993-09-14 1993-09-14 加湿器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0783469A true JPH0783469A (ja) 1995-03-28

Family

ID=16881588

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22877193A Pending JPH0783469A (ja) 1993-09-14 1993-09-14 加湿器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0783469A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7929611B2 (en) 2005-03-25 2011-04-19 Sanyo Electric Co., Ltd. Frame rate converting apparatus, pan/tilt determining apparatus, and video apparatus
CN106765807A (zh) * 2016-12-14 2017-05-31 宁夏灵智科技有限公司 一种室内智能空气保湿装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7929611B2 (en) 2005-03-25 2011-04-19 Sanyo Electric Co., Ltd. Frame rate converting apparatus, pan/tilt determining apparatus, and video apparatus
CN106765807A (zh) * 2016-12-14 2017-05-31 宁夏灵智科技有限公司 一种室内智能空气保湿装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4135370A (en) Humidity control apparatus
JPS62172119A (ja) ガス又は室内空気を浄化、加湿、除湿、冷却又は加温する方法及び装置
CN107667261A (zh) 加湿装置
JP3364576B2 (ja) 除加湿装置
JPH0783469A (ja) 加湿器
JPH06241511A (ja) 加湿器
JP2005021428A (ja) サウナ装置およびサウナシステム
JP3831732B2 (ja) 加湿器
KR101018930B1 (ko) 천장 부착형 복합식 공기청정기
JPH07293952A (ja) 蒸気吹出し式加湿ユニット
JPH05293493A (ja) 水溶液の蒸発濃縮装置及びその装置を用いた写真処理廃液の処理方法
CN110655255A (zh) 一种废水蒸发浓缩减量一体化装置
JP2002168485A (ja) 瀑気気化式加湿器
JPH10230246A (ja) 海水淡水化装置
JPH03168547A (ja) 加湿器
JP2596487Y2 (ja) スチーム式加湿器
JPH05642Y2 (ja)
JP2003154355A (ja) ドレーン処理装置および油冷式空気圧縮機
JPH02178544A (ja) 蒸気発生装置
JP3088613U (ja) 浄水器と加湿器を兼ね備えた冷・温風器
JPH06241510A (ja) 加湿器
JP2000304311A (ja) 加湿器
JPH0498031A (ja) 加湿器
JPH0131347Y2 (ja)
KR0129849Y1 (ko) 가습발생장치가 설치된 정수기