JPH05642Y2 - - Google Patents

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JPH05642Y2
JPH05642Y2 JP1987130099U JP13009987U JPH05642Y2 JP H05642 Y2 JPH05642 Y2 JP H05642Y2 JP 1987130099 U JP1987130099 U JP 1987130099U JP 13009987 U JP13009987 U JP 13009987U JP H05642 Y2 JPH05642 Y2 JP H05642Y2
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JP
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water
humidifying tank
steam
water supply
electric heater
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、恒温恒湿装置に用いる蒸気加湿器に
関するものである。
〔従来の技術〕
この蒸気加湿器は、例えば高温時に多発する稲
のイモチ病(稲熱病)、ベト病等の病害を試験研
究したり農薬の開発研究に用いる恒湿度恒温装置
に、該装置内の湿度を飽和状態に維持するために
水蒸気を供給するために用いるものであり、従来
から、第2図に示すように、一定水位の水を貯留
する加湿タンク51に電気ヒータ52を内設し、
この電気ヒータ52によつて加湿タンク51内の
水を加熱して蒸気を発生させ、この蒸気を加湿タ
ンク51上面壁に透設した開口部53に連設した
蒸気噴出口54を介して恒温恒湿装置(図示して
いない。)に供給する蒸気加湿器が用いられてい
る。この蒸気加湿器は、蒸気が発生噴射して水位
が低下すると、フロートスイツチ55が作動し、
給水電磁弁56が「開」となつて給水を開始し、
フロートスイツチ55の上限側で給水が停止する
ように構成されている。したがつて、電気ヒータ
52が長時間作動を継続しても、加湿タンク51
内は、常に一定の水位に維持されて蒸気を発生さ
せることができるものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、上記構造によれば水を沸騰させて蒸気
を発生させると、次第に水に含有するシリカ、マ
グネシウム、カルシウム等の不純物が濃縮され、
蒸気加湿器の長時間、長期間の使用中にこれらの
不純物や金属が分析し、これが加湿タンク51の
内面や電気ヒータ52表面に付着して、蒸気加湿
器の使用が不可能になるという問題があつた。
この問題を解決するために、加湿タンク51内
を定期的に洗浄したり、給水途中にイオン交換樹
脂による給水器を設けて不純物を除去したりする
ことにより、加湿タンク51内や電気ヒータ52
の表面に不純物が付着することを防止していた。
しかし、いずれの手段もその保守点検が煩わしい
という問題があつた。
本考案は、上記問題に鑑みて創案されたもの
で、簡単な手段によつて容易に加湿タンク内にお
ける不純物の付着を防止することができる蒸気加
湿器を提供することを目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案に係る蒸気加湿器は、電気ヒータを内設
した加湿タンクの上面壁に蒸気噴出口を設けると
共に、側面壁の適宜高さ位置にドレイントラツプ
を設け、かつ同加湿タンクの適宜部位に直列接続
して成る給水調節弁と給水電磁弁を介して加湿タ
ンク内に給水すると共に、上記給水量電磁弁に、
上記電気ヒータが作動した時のみ「開」となる自
動調節回路を設け、上記ドレイントラツプから常
時溢水させるように構成したことを要旨とするも
のである。
〔作用〕
而して、加湿タンクの側面壁の適宜高さ位置に
設けたドレイントラツプからは、該ドレイントラ
ツプ内の貯水により蒸気を排気させることがな
く、加湿タンク内の貯水を、常時溢水させる作用
を奏し、したがつて、加湿タンク内において不純
物が滞留して濃縮することがないので、不純物や
金属が析出して、加湿タンクの内面や電気ヒータ
の表面に付着することがなくなる。
特に、給水電磁弁は、電気ヒータが作動する時
のみ「開」となり、電気ヒータが作動しない時
は、「閉」となつている。したがつて、加湿する
時のみ給水することができるため、給水量を節約
することができるばかりでなく、加湿タンク内の
水温を無駄に低下させることなく、エネルギーの
節約になる。また、電気ヒータが作動している時
のみ給水するため、析出した不純物や金属が濃縮
することがない。
〔実施例〕
以下、本考案に係る蒸気加湿器の実施例を図面
に従つて説明する。
図面において、1は一定量の水を貯水する加湿
タンク、2は該加湿タンク1の底面又は側面に内
設した電気ヒータである。該加湿タンク1の上面
壁又は上方の側面壁には開口部3を透設し、これ
に蒸気噴出器4を連通する。
加湿タンク1の側面壁の適宜高さ位置に透設し
た孔5に、所謂ドレイントラツプ6を連通する。
このドレイントラツプ6は、加湿タンク1内の不
純物又は加熱により濃縮された不純物を含有する
水を溢水させると共に、加湿タンク1内で発生し
た蒸気を逃がさないようにするものであり、U字
状に形成された管内には常時溢水が流通し、通気
が遮断される構造になつている。
加湿タンク1の側面壁等の適宜部位に透設した
孔7には、給水調節弁8と給水電磁弁9を直列に
接続する。例えば、給水調節弁8には、加湿水量
の約1.2から2.0倍量を給水できるように調節し、
給水電磁弁8には、電気ヒータ2が作動した時の
み「開」となるような回路を設け、自動調節を可
能にするように構成してある。また、電気ヒータ
2が作動すると給水電磁弁9が「開」となり、水
が加湿タンク内1に給水され、蒸気となり蒸気噴
出器4から放出される。該蒸気噴出器4は、高湿
度恒温装置(図示していない。)に接続し、該装
置内に蒸気を供給し、湿度を飽和状態に維持する
と共に、常時給水を継続し、余分な水は上記ドレ
イントラツプ6から排出させる。したがつて、加
湿タンク1内の水はその蒸発により、不純物を濃
縮かつ析出することがなくなる。
〔考案の効果〕
本考案に係る蒸気加湿器は、以上のように構成
したから、使用中に少量の水が常に溢水排出さ
れ、不純物が濃縮されることがないので、これが
加湿タンクの内面又は電気ヒータの表面等に析出
することはない。
また、溢水排出量も少量であるので、加熱エネ
ルギーの損失が少なく使用上の問題はない等、本
考案実施後の実用的効果は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る蒸気加湿器の実施例を示
す正断面、第2図は従来の蒸気加湿器を示す正断
面である。 1……加湿タンク、2……電気ヒータ、3……
開口部、4……蒸気噴出器、5……孔、6……ド
レイントラツプ、7……孔、8……給水量調節
弁、9……給水電磁弁。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 電気ヒータを内設した加湿タンクの上面壁に蒸
    気噴出口を設けると共に、側面壁の適宜高さ位置
    にドレイントラツプを設け、 上記加湿タンクの適宜部位に直列接続して成る
    給水調節弁と給水電磁弁を介して加湿タンク内に
    給水すると共に、 上記給水量電磁弁に、上記電気ヒータが作動し
    た時のみ「開」となる自動調節回路を設け、 上記ドレイントラツプから常時溢水させ得るよ
    うに構成したことを特徴とする 蒸気加湿器。
JP1987130099U 1987-08-28 1987-08-28 Expired - Lifetime JPH05642Y2 (ja)

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JP1987130099U JPH05642Y2 (ja) 1987-08-28 1987-08-28

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JPS6438402U JPS6438402U (ja) 1989-03-08
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