JP2015009229A - 除湿機のドレンタンク - Google Patents

除湿機のドレンタンク Download PDF

Info

Publication number
JP2015009229A
JP2015009229A JP2013138750A JP2013138750A JP2015009229A JP 2015009229 A JP2015009229 A JP 2015009229A JP 2013138750 A JP2013138750 A JP 2013138750A JP 2013138750 A JP2013138750 A JP 2013138750A JP 2015009229 A JP2015009229 A JP 2015009229A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
main body
handle
drain tank
rotation
drain
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013138750A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5850000B2 (ja
Inventor
竜二 清野
Ryuji Kiyono
竜二 清野
礼樹 平池
Reiki Hiraike
礼樹 平池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daikin Industries Ltd filed Critical Daikin Industries Ltd
Priority to JP2013138750A priority Critical patent/JP5850000B2/ja
Publication of JP2015009229A publication Critical patent/JP2015009229A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5850000B2 publication Critical patent/JP5850000B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)
  • Drying Of Gases (AREA)

Abstract

【課題】ドレン水の貯まった本体を、本体に回動可能に取り付けられた取っ手を用いて持ち運ぶ際に、本体からドレン水がこぼれるおそれを低減することができる除湿機のドレンタンクの提供。【解決手段】除加湿空気清浄機のドレンタンク240は、容器本体220と、取っ手250とを備える。容器本体220は、その上方が開口している。取っ手250は、容器本体220に回動可能に取り付けられている。また、取っ手250は、ドレンタンク240の持ち運び時に使用される。さらに、取っ手250は、容器本体220内にドレン水が貯められた状態で容器本体220を吊り下げたときに容器本体220の後方が前方よりも下方に傾く位置に回動支点があり、容器本体220の後方が下方に傾くのを抑制するように回動を規制する規制部253を含む。【選択図】図8

Description

本発明は、除湿機のドレンタンクに関する。
従来より、除湿機のドレンタンクには、例えば、特許文献1(特開2007−237121号公報)に開示されているように、ユーザが本体内に貯められたドレン水を捨てる際にドレンタンクを持ち運び易くするための取っ手を備えているものがある。
ところで、取っ手が本体に回動可能に取り付けられている場合、取っ手が持ち上げられてドレン水の貯まった本体が吊り下げられた状態となったときにドレン水が本体内で回動軸に交差する方向に移動すると、ドレン水の移動に伴って本体の重心も移動する。このとき、本体の姿勢が重心の移動した方向に傾くことで、本体内に貯まっているドレン水が本体からこぼれてしまうおそれがある。
そこで、本発明の課題は、ドレン水の貯まった本体を、本体に回動可能に取り付けられた取っ手を用いて持ち運ぶ際に、本体からドレン水がこぼれるおそれを低減することができる除湿機のドレンタンクを提供することにある。
本発明の第1観点に係る除湿機のドレンタンクは、本体と、取っ手とを備える。本体は、その上方が開口している。取っ手は、本体に回動可能に取り付けられている。また、取っ手は、ドレンタンクの持ち運び時に使用される。さらに、取っ手は、本体内にドレン水が貯められた状態で本体を吊り下げたときに本体の後方が前方よりも下方に傾く位置に回動支点があり、本体の後方が下方に傾くのを抑制するように回動を規制する規制部を含む。
ここで、取っ手が本体に回動可能に取り付けられている場合、取っ手が持ち上げられてドレン水の貯まった本体が吊り下げられた状態となったときにドレン水が本体内で回動軸に交差する方向に移動すると、ドレン水の移動に伴って本体の重心も移動し、本体は重心の移動した方向に傾くことになる。
そこで、本発明の第1観点に係る除湿機のドレンタンクでは、取っ手の回動支点を本体内にドレン水が貯められたときに本体の後方が前方よりも下方に傾く位置に配置して本体の重心が後方に移動しやすくする一方で、規制部により本体の重心が移動しやすい方向への取っ手の回動を規制することで本体の重心の移動を抑制し、本体の姿勢が過剰に傾くことを防止している。
これによって、ドレン水の貯まった本体を、本体に回動可能に取り付けられた取っ手を用いて持ち運ぶ際に、本体からドレン水がこぼれるおそれを低減することができる。
本発明の第2観点に係る除湿機のドレンタンクは、第1観点の除湿機のドレンタンクにおいて、取っ手は、把持部と、アーム部とを有する。把持部は、本体が持ち運ばれる際にユーザに把持される。アーム部は、回動支点側から把持部側に向かって延びている。そして、規制部によって回動が規制された状態で、アーム部は回動支点を通る鉛直線に対して斜め後方に延びている。
この除湿機のドレンタンクでは、規制部によって回動が規制された状態すなわち取っ手の把持部が把持されてドレン水の貯められた本体が吊り下げられた状態でアーム部が回動支点を通る鉛直線に対して本体の重心が移動しやすい方向である後方に延びているため、把持部を真上に持ち上げることで規制部によって規制された回動支点においてモーメントが発生し、そのモーメントが本体の姿勢の過剰な傾きに抗することになる。これにより、アーム部が回動支点を通る鉛直線に平行に延びているよりも、把持部を持つ手に過大なモーメントをかける必要がないため、ドレンタンクを持ち運び易くすることができる。
本発明の第3観点に係る除湿機のドレンタンクは、第2観点の除湿機のドレンタンクにおいて、規制部は、アーム部に位置しており、本体に押し当たることで取っ手の回動を規制する。この除湿機のドレンタンクでは、規制部が本体に押し当たるという簡易な構成により、取っ手の回動を規制することができる。
本発明の第4観点に係る除湿機のドレンタンクは、第2観点又は第3観点の除湿機のドレンタンクにおいて、把持部は、アーム部の延びる方向と同じ方向に延びる面を含む。このため、この除湿機のドレンタンクでは、前記面に手のひらを沿わせるように把持部を把持することで、手のひらでモーメントを受けることができるため、把持部を保持し易くすることができる。
本発明の第5観点に係る除湿機のドレンタンクは、第1観点から第4観点の除湿機のドレンタンクにおいて、本体は、平面視において前方に向かって先細りした形状を呈する。この除湿機のドレンタンクでは、本体の形状が平面視において前方に向かって先細りした形状すなわち重心が移動しやすい形状である一方で、本体の重心の移動が抑制される構造であるため、本体からドレン水がこぼれるおそれを低減することができる。
本発明の第6観点に係る除湿機のドレンタンクは、第1観点から第5観点のいずれかの除湿機のドレンタンクにおいて、規制部は、取っ手の一方向の回動を規制する。このため、この除湿機のドレンタンクでは、ドレンタンクの持ち運び時のみ取っ手が回動しないように規制するような構成と比較して、規制部の構成を簡易にすることができる。
本発明の第7観点に係る除湿機のドレンタンクは、第1観点から第6観点のいずれかの除湿機のドレンタンクにおいて、開口を覆うことが可能な蓋を備えている。また、規制部は、蓋を介して本体に押し当たることで取っ手の回動を規制する。この除湿機のドレンタンクでは、本体の開口が蓋に覆われるため、ドレン水の貯まった本体を持ち運ぶ際にドレン水が本体からこぼれるおそれを低減することができる。
本発明の第1観点に係る除湿機のドレンタンクでは、ドレン水の貯まった本体を、本体に回動可能に取り付けられた取っ手を用いて持ち運ぶ際に、本体からドレン水がこぼれるおそれを低減することができる。
本発明の第2観点に係る除湿機のドレンタンクでは、ドレンタンクを持ち運び易くすることができる。
本発明の第3観点に係る除湿機のドレンタンクでは、簡易な構成により、取っ手の回動を規制することができる。
本発明の第4観点に係る除湿機のドレンタンクでは、把持部を保持し易くすることができる。
本発明の第5観点に係る除湿機のドレンタンクでは、本体の重心が移動しやすい形状であっても、本体からドレン水がこぼれるおそれを低減することができる。
本発明の第6観点に係る除湿機のドレンタンクでは、規制部の構成を簡易にすることができる。
本発明の第7観点に係る除湿機のドレンタンクでは、ドレン水の貯まった本体を持ち運ぶ際にドレン水が本体からこぼれるおそれを低減することができる。
本発明の一実施形態に係る除加湿空気清浄機の正面斜視図。 図1のII-II線断面図。 本発明の一実施形態に係る除加湿空気清浄機の分解図。 前面パネル、放電ユニット、フィルタユニット及び前フレームを取り外した状態における除加湿空気清浄機の正面図。 本発明の一実施形態に係る除加湿空気清浄機の運転時における空気の流れを表した概念図。 除湿ユニットの概略構成図。 ドレンタンクの斜視図。 ドレンタンクの側面図。 ドレンタンクが本体ケーシングに収納された状態を示す図(除加湿空気清浄機において、ドレンタンク、底面部及び圧縮機以外の構成は省略)。 取っ手の構成を説明するための図。 ドレンタンクにおいて規制部周辺の部分拡大図。 ドレンタンクを持ち運ぶ様子を説明するための図。 ドレン水の移動を説明するための図。 ドレン水の移動を説明するための図。
以下、図面を参照しながら、本発明の一実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明の具体例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。また、以下の説明において、上、下、左、右、正面(前)、背面(後)といった方向を示す語句を用いているが、これらの方向は、特にことわりのない限り、図1に示す方向を意味する。
(1)除加湿空気清浄機100
(1−1)概要
図1は、本発明の一実施形態に係る除加湿空気清浄機(以下、除加湿空清機と記載)100の正面斜視図である。除加湿空清機100は、床置きタイプで、室内の床などに設置される。
除加湿空清機100は、空気清浄モード、除湿モード、加湿モードなどの複数の運転モードを備えており、ユーザからの指示に応じてこれらのモードが個別に又は組み合わせて選択される。例えば、除加湿空清機100は、空気清浄モードが選択されると、室内空間の空気を取り込み、塵埃などを除去して室内空間に排出する空気清浄運転を行う。また、除加湿空清機100は、除湿モードが選択されると、室内空間の空気を取込んで除湿して室内空間に排出する除湿運転を行う。また、除加湿空清機100は、加湿モードが選択されると、室内空間の空気を取込んで加湿して室内空間に排出する加湿運転を行う。なお、除湿モード及び加湿モードでは、除湿運転及び加湿運転と組み合わせて空気清浄運転が行われる。
(2)除加湿空清機100の詳細構成
以下、図1から図12を参照して除加湿空清機100の詳細について説明する。図2は、図1のII-II線断面図である。図3は、除加湿空清機100の分解図である。図4は、前面パネル16、放電ユニット20、フィルタユニット30及び前フレーム41を取り外した状態における除加湿空清機100の正面図である。図5は、除加湿空清機100の運転時における空気の流れを表した概念図である。
(2−1)本体ケーシング10
除加湿空清機100の外郭は、略直方体状の本体ケーシング10によって構成されている。本体ケーシング10は、主として、底面部11、背面部12、左側壁部13、前面パネル16及び天井部15を含むケーシング部材によって構成されている。
底面部11は、平面視において左右方向に長い略長方形状を呈しており、除加湿空清機100の底面部分を構成している。
背面部12は、除加湿空清機100の背面部分及び右側面部分を構成している。背面部12の下端部は平面視において略L字状を呈しており、下端部分が底面部11に固定される。
左側壁部13は、除加湿空清機100の左側面部分を構成している。左側壁部13には、水タンク用開口13aと、ドレンタンク用開口13bとが形成されている。本体ケーシング10内には、水タンク用開口13a及びドレンタンク用開口13bから右側(内側)に向かって、水タンク73及びドレンタンク240を収納するための空間が形成されている。なお、除加湿空清機100の運転時には、水タンク用開口13a及びドレンタンク用開口13bは、本体ケーシング10内に水タンク73及びドレンタンク240が収納されることで閉じられている(図1参照)。
天井部15は、除加湿空清機100の天井部分を構成しており、背面部12及び左側壁部13に固定される。天井部15の前部は、正面方向に下り勾配がつけられるように傾斜して配設されている。また、天井部15の前部には、ユーザが指示を入力する操作パネル15aが配設されている。ユーザは操作パネル15aに設けられた入力キー等を押下することにより、除加湿空清機100の運転状態(運転開始、運転停止、運転モード及び風量モードなど)を切り換えることができる。
また、本体ケーシング10の天井部分には、本体ケーシング10内から室内に清浄化した空気を吹き出すための吹出口103が形成されている。吹出口103は、天井部15の後部と背面部12の上部との間に位置している。吹出口103は、除加湿空清機100が運転停止状態にある時には、吹出口羽根151によって覆われて閉状態となっている。また、吹出口103は、除加湿空清機100が運転状態にある時には、吹出口羽根151が駆動することで露出して開状態となっている。
前面パネル16は、除加湿空清機100の正面部分を構成している。前面パネル16は、底面部11及び天井部15に固定されており、正面方向に引っ張ることにより取り外しが可能である。
また、本体ケーシング10の側面部分には、室内の空気を内部に取り込むための側方吸込口102が形成されている。側方吸込口102は、右側方吸込口102bと左側方吸込口102aとを含む。右側方吸込口102bは、前面パネル16の右側部と背面部12との間に位置している。左側方吸込口102aは、前面パネル16の左側部と左側壁部13との間に位置している。右側方吸込口102b及び左側方吸込口102aは、本体ケーシング10の上下方向に延びるように形成されている。
以上のように構成される本体ケーシング10の内部には、放電ユニット20、フィルタユニット30、フレーム40、シロッコファン50、除湿ユニット60、加湿ユニット70及びストリーマ放電ユニット80等が収納されている。なお、本実施形態の本体ケーシング10は、底面部11、背面部12、左側壁部13、天井部15及び前面パネル16などから構成されているが、これらが一体に成形されて構成されていてもよい。
(2−2)放電ユニット20
放電ユニット20は、左側放電ユニット20aと、右側放電ユニット20bとを含む。左側放電ユニット20a及び右側放電ユニット20bは、縦長の筒状の形状を呈している。左側放電ユニット20aは、左側方吸込口102aの近傍に配置される。右側放電ユニット20bは、右側方吸込口102bの近傍に配置される。このため、左側方吸込口102aから取り込まれた空気は左側放電ユニット20aを通過し、右側方吸込口102bから取り込まれた空気は右側放電ユニット20bを通過する。
左側放電ユニット20a及び右側放電ユニット20bは、正極であるタングステン製のイオン化線と、負極であるステンレス金属製の板状の電極とを有する。正極であるイオン化線に高電圧を印加すると、正極と負極電極間に電位差が生じコロナ放電が生じる。この放電によって、左側放電ユニット20a及び右側放電ユニット20bを通過する空気中の塵埃が帯電する。
(2−3)フィルタユニット30
フィルタユニット30は、側方吸込口102から本体ケーシング10内に取り込まれた空気流AFが通過するように、本体ケーシング10内に配設されている。フィルタユニット30は、図5に示されるように、プレフィルタ31と、静電集塵フィルタ32と、脱臭フィルタ33とから構成されている。
本体ケーシング10内に流入した空気流AFは、まずプレフィルタ31を通過することで、空気中から大きな塵埃が取り除かれる。
次に、プレフィルタ31よりも集塵性能が高い静電集塵フィルタ32によって、放電ユニット20を通過して帯電した微細な塵埃や菌などが取り除かれる。なお、除加湿空清機100が運転状態にある場合、静電集塵フィルタ32は、放電ユニット20を通過する塵埃とは反対の極性に帯電する。例えば、放電ユニット20を通過する塵埃などがプラスの電荷に帯電する場合には、静電集塵フィルタ32はマイナスの電荷に帯電する。これにより、放電ユニット20を通過した空気流AFに含まれる微細な塵埃や菌などは、静電集塵フィルタ32に吸着されるようになっている。
そして、静電集塵フィルタ32を通過した空気は、活性炭などから構成される脱臭フィルタ33によってホルムアルデヒドや臭い成分などが分解/吸着される。
(2−4)フレーム40
フレーム40は、例えば合成樹脂製であって、前フレーム41、中央フレーム42及び後フレーム43を含む。
前フレーム41の正面部分には、フィルタユニット30が固定される。また、前フレーム41の左右両端部には、上下方向に沿って鉛直風通路部材410が配設されている。鉛直風通路部材410には、複数の放出口41aが上下方向に並ぶように形成されている。さらに、前フレーム41の上部には、ストリーマ放電ユニット80が固定される。
中央フレーム42は前フレーム41の背面側に配置される。また、中央フレーム42の正面側には、後述する除湿ユニット60の凝縮器63及び蒸発器61が配置される。また、中央フレーム42の背面側には、加湿ユニット70が配置される。さらに、中央フレーム42の下側には、ドレンタンク240が配置されている。
後フレーム43は、中央フレーム42の背面側に配置されている。また、中央フレーム42と後フレーム43との間には、加湿ユニット70が配置されている。さらに、後フレーム43の上部には、除加湿空清機100の駆動を制御する電装品箱90が固定されている。後フレーム43の中央部分には、ベルマウス形状のファンベルマウス431が配設されている。そして、後フレーム43の背面側にはシロッコファン50が配置されており、ファンベルマウス431を介して空気流AFがシロッコファン50に流入する。
(2−5)ストリーマ放電ユニット80
ストリーマ放電ユニット80は、正極であるタングステン製の針状の電極と、該電極に対向する板状の電極(対向電極)と、を有する。針状電極に高電圧を印加するとプラズマ放電の一種であるストリーマ放電が発生する。このストリーマ放電発生の際に酸化分解力の高い活性種が生成される。該活性種は、ストリーマ放電ユニット80を通過する空気と共に鉛直風通路部材410に流入する。そして鉛直風通路部材410に流入した空気及び活性種は、放出口41aから放出され、空気流AFと合流してフィルタユニット30を通過する。この際、活性種は、静電集塵フィルタ32に吸着された塵埃や細菌などを分解して浄化する。
(2−6)シロッコファン50
シロッコファン50は、本体ケーシング10内に流入し本体ケーシング10外へ流出する空気流AFを生成する。シロッコファン50は、主として、ファンロータ51と、ファンロータ51を収容するスクロールケーシング52とを含む。
ファンロータ51は、ファンロータ51の背面側に配設されたファンモータM50の回転軸と接続されており、ファンモータM50が駆動することにより回転する。ファンモータM50が駆動すると、ファンロータ51は、空気を回転軸が延びる方向から吸い込み、径方向へと吹き出す。ファンモータM50は、その回転速度を段階的に切り換えることができ、ファンモータM50の回転速度に応じて除加湿空清機100の風量が段階的に設定されている。
スクロールケーシング52は、ファンロータ51が収容されるスクロール湾曲部を有する合成樹脂製のケーシング部材である。スクロールケーシング52は、後フレーム43の背面部分に固定されている。スクロールケーシング52は前方に開口しており、該開口がシロッコファン50の吸入口50aとして機能する。また、スクロールケーシング52の上部には開口が形成されており、該開口がシロッコファン50の排出口50bとして機能する。排出口50bは、吹出口103と接続されており、吹出口103が露出すると排出口50bも露出するようになっている。
このような構成により、図5に示すように、シロッコファン50が駆動すると、除加湿空清機100内に流入して除加湿空清機100外に流出する空気の流れである空気流AFが生成される。空気流AFが生成されると、室内の空気が、側方吸込口102を介して除加湿空清機100内に取り込まれる。除加湿空清機100内に取り込まれた室内の空気は、放電ユニット20及びフィルタユニット30を通過して塵埃や臭い成分などが取り除かれる。そして、放電ユニット20及びフィルタユニット30を通過した空気流AFは、除湿ユニット60及び加湿ユニット70を通過し、除加湿空清機100が除湿モードにある場合には除湿され、除加湿空清機100が加湿モードにある場合には加湿される。その後、吹出口103を介して除加湿空清機100外へ吹き出されて室内へ戻される。
なお、空気流AFの一部は、除加湿空清機100外へ吹き出されずに支流BFとしてストリーマ放電ユニット80を通過する。ストリーマ放電ユニット80を通過した支流BFは、活性種を含んで鉛直風通路部材410に流入し、放出口41aを介してフィルタユニット30を通過する空気流AFに合流することになる。
(2−7)除湿ユニット60
以下、図1から図12を参照して除湿ユニット60について説明する。図6は、除湿ユニット60の概略構成図である。図7は、ドレンタンク240の斜視図である。図8は、持ち運ばれている状態のドレンタンク240を側面側から見た図である。図9は、ドレンタンク240が本体ケーシング10内に収納された状態を説明するための図である。図10は、ドレンタンク240の重心の偏りによって取っ手250の回動支点に生じるモーメントを説明するための図である。図11は、取っ手250の規制部253,253周辺を示す図である。図12は、ユーザが取っ手250の把持部251を把持する様子を示す図である。なお、図10では、ドレンタンク240の重心の偏りによって取っ手250の回動支点に生じるモーメントを矢印で示している。
除湿ユニット60は、除加湿空清機100が除湿運転時に駆動され、空気流AFの除湿を行う。除湿ユニット60は、主として、圧縮機62、蒸発器61、凝縮器63、キャピラリーチューブ64を有する冷媒回路66と、ドレンタンク240と、を備えている。なお、冷媒としては、例えば、R134a、CO2などの様々な冷媒が採用される。
(2−7−1)冷媒回路66
冷媒回路66は、圧縮機62、凝縮器63、キャピラリーチューブ64、蒸発器61が銅製の冷媒配管65によって接続されて構成されている。
圧縮機62は、例えばロータリ式やスクロール式の密閉型圧縮機である。圧縮機62は、流入するガス冷媒を圧縮する。圧縮機62は、アキュームレータ62aを備えており、液冷媒の流入が抑制されている。圧縮機62が駆動されると、除湿ユニット60の冷媒回路66内を冷媒が循環する。圧縮機62は、内蔵される圧縮機モータM62が駆動することにより運転状態となる。
蒸発器61は、例えばクロスフィン型式の熱交換器であって、前フレーム41の背面側に位置するように配設される。すなわち、蒸発器61は、フィルタユニット30の下流側に位置する。蒸発器61は、空気流AF中の空気と熱交換することにより、蒸発器61内を流通する液冷媒を蒸発させ、空気流AF中の空気を露点温度以下に冷却して除湿する。なお、空気流AFが蒸発器61を通過する際に結露したドレン水は、ドレンタンク240に導かれて貯水される。
凝縮器63は、例えばクロスフィン型式の熱交換器であって、蒸発器61の背面側に近接して配設される。凝縮器63は、空気流AF中の空気と熱交換することにより、凝縮器63内を流通するガス冷媒を凝縮させ、空気流AF中の空気を加熱する。
キャピラリーチューブ64は、蒸発器61に流入する液冷媒を膨張させる膨張手段である。すなわち、キャピラリーチューブ64は、凝縮器63から流出する高圧の液冷媒を、通過させることで膨張させて減圧する。
このように構成された冷媒回路66では、圧縮機62が駆動することで冷媒が冷媒回路66内を循環し、蒸発器61が本体ケーシング10内に流入する室内の空気の除湿を行う。
(2−7−2)ドレンタンク240
ドレンタンク240は、蒸発器61で発生したドレン水を貯めるために用いられるものであって、図7及び図8に示すように、容器本体220と、蓋230と、取っ手250とを備えている。
なお、以下に記載するドレンタンク240の説明においては、ユーザが取っ手250を持って容器本体220を吊り下げた状態でユーザの手前側(図1においては左側)を「後」とし、その反対側(図1においては右側)を「前」とする(図7及び図8参照)。
(2−7−2−1)容器本体220
容器本体220は、上方が開口した箱状の本体部221と、化粧パネル222と、を有している。本体部221は、上方から流れてくるドレン水を貯留することができるように上方を広く開口しており、本実施形態では平面視において外側に向かって膨出した膨出部221bを有している。すなわち、本実施形態の本体部221は、平面視において前方に向かって先細りした形状を呈している。膨出部221bは、平面視において、角形部221aの化粧パネル222側とは反対側にある辺の端部から長方形状に延びている。なお、本体部221の形状はこれに限定されるものではなく、例えば、角形部221a及び/又は膨出部221bの形状が、三角形、正方形、五角形等の多角形状であってもよく、或いは球形であってもよい。すなわち、本体部221の形状は、上方から流れてくるドレン水を貯留できるように上方が開口した形状であればどのような形状でもよく、本体ケーシング10内に形成される空間の形状に応じて変更されてもよい。また、本実施形態では、膨出部221bは、本体部221内に貯まったドレン水を排出するための排水部として機能する。
化粧パネル222は、角形部221aの一側面部225cの外側に固定されており、ドレンタンク240が本体ケーシング10内に収納された状態で本体ケーシング10の左側壁部13と化粧パネル222の外面上部とが面一となるように形成されている(図1参照)。化粧パネル222には、内側に向かって窪んだ窪み部222aが設けられており、ユーザが窪み部222aに指を入れて後側(図1においては左側)に引くことによって、本体ケーシング10内からドレンタンク240が引き出される。
また、容器本体220には、本体部221内の水量(水面高さ)を検知するための検知センサ(図示せず)が設けられている。検知センサは、例えばフロートスイッチ等で構成されており、本体部221内のドレン水の水面高さが所定高さ以上になると電装品箱90に収納されている制御部(図示せず)に所定の信号を送信する。制御部は、検知センサから該信号を受信すると、それ以上ドレン水が発生しないように除湿運転を停止して空気清浄運転のみを継続させるとともに、操作パネル15aに設けられている報知部を点灯させてドレンタンク240が満水状態でありドレン水を捨てる必要がある旨をユーザに対して報知する。なお、該信号が送信される時の水面高さは、検知センサから該信号が送信された後に除湿運転が停止されても本体部221内からドレン水が溢れない位置に設計されており、本実施形態では、本体部221内に貯まったドレン水の水面高さが本体部221の上端周縁部223よりも下側の位置に設定されている。
(2−7−2−2)蓋230
蓋230は、樹脂(例えばABS樹脂等)製であって、容器本体220の開口を覆うことができるように構成されている。また、蓋230には排水導入口230aが形成されており、ドレンパン180から流れてきたドレン水が蓋230の排水導入口230aから容器本体220内へと流れる。
また、蓋230は、嵌合部231と、変形部232とを有する。嵌合部231は、蓋230が容器本体220の開口を閉じるときに本体部221の上端周縁部223に嵌ることが可能なように構成されている。また、変形部232は、蓋230の1つの端部全体が下方に湾曲して成っており、上端周縁部223の一部に押し当たることで弾性変形するように構成されている。そして、変形部232が上端周縁部223のうち化粧パネル222近傍の縁部223aの内面に押し当たって弾性変形し嵌合部231が上端周縁部223のうち縁部223a以外の縁部に嵌ることで、蓋230が容器本体220に固定されるとともに、蓋230によって開口が塞がれることになる。なお、本実施形態では、蓋230が樹脂製であることで、変形部232の変形に樹脂の弾性を利用することができる。また、本実施形態では蓋230は樹脂製であるが、変形部232が変形可能であれば蓋230の材質は樹脂に限定されない。
さらに、蓋230は、開閉部234を有する。開閉部234は、図7に示すように、蓋230において、蓋230が容器本体220の開口を閉じた状態で膨出部221bに対応する位置にある部分である。開閉部234は、本体部221内に貯まったドレン水を排出するための排水部として機能する。また、開閉部234は、ヒンジとして機能する折曲げ部235を含む。本実施形態の折曲げ部235は、蓋230を部分的に薄肉に形成して構成されている。そして、折曲げ部235を中心として開閉部234の先端部を上方に折曲げることで、容器本体220の開口の一部が開放されるため、この開口の一部からドレン水を排出することができる。また、本実施形態では、開閉部234にヒンジとして機能する折曲げ部235が設けられていることで、蓋230の開閉がし易くなっており、ドレンタンク240からドレン水を容易に排水することができる。
なお、折曲げ部235は開閉部234の長手方向に直交する方向に開閉部234の全長にわたって延在している。また、本実施形態では、折曲げ部235の剛性は、その周囲よりも小さくなるように構成されている。さらに、本実施形態では、嵌合部231は折曲げ部235で分断されている。なお、本実施形態の嵌合部231は折曲げ部235で分断されている構造であるが、折曲げ部235を中心に開閉部234の先端部を上方に折曲げることができれば、嵌合部231の一部だけが切り欠かれている構造であってもよい。また、本実施形態では、蓋230が嵌合部231を有しているが、これに限定されず、蓋230が嵌合部231を有していなくてもよい。
(2−7−2−3)取っ手250
取っ手250は、ドレンタンク240を持ち運ぶ時に使用される起倒自在な部材であって、把持部251と、アーム部252,252とを備える。
把持部251は、ドレンタンク240を持ち運ぶ時にユーザによって把持される部分であって、例えば板状の部材である。アーム部252,252は、本体部221の側面部225a,225bに回動可能に取り付けられた一対の部材である。より詳しくは、アーム部252,252は、側面部225a,225bの上端部外方近傍に設けられた回動軸229a,229bを中心に回動可能に取り付けられている。なお、各回動軸229a,229bは水平方向に延びる一直線上に並んで配置されている。また、アーム部252,252は、回動軸229a,229b側から把持部251の両端部側に向かって延びており、本実施形態では把持部251の両端部に固定されている。このため、取っ手250は、回動軸229a,229bを回動支点として回動軸229a,229b周りに回動可能に取り付けられているといえる。なお、取っ手250の回動支点となる回動軸229a,229bは、ドレン水の貯められた容器本体220が取っ手250を用いて吊り下げられた状態で、容器本体220の後方が前方よりも下方に傾く位置に配設されている。
また、アーム部252,252は、取っ手250が持ち上げられて容器本体220が吊り下げられた状態となったとき容器本体220の後方が下方に傾くのを抑制するように取っ手250の回動を規制する規制部253,253を含む。規制部253,253は、アーム部252,252の前部に位置しており、蓋230を介して本体部221に押し当たることで取っ手250の一方向(図10の矢印方向とは反対の方向)への回動を規制する。より詳しくは、図11に示すように、規制部253,253の規制面253a,253aが蓋230の嵌合部231の外壁部231aに当接することで、取っ手250の図10の矢印方向とは反対の方向への回動が規制される。なお、本実施形態では、取っ手250が持ち上げられて容器本体220が吊り下げられた状態となったとき容器本体220内のドレン水の水面が水平になるように、取っ手250の回動支点及び規制部253,253の位置を設計している。また、規制部253,253は、図10に示すように、規制部253,253によって回動が規制された状態で回動軸229a,229bを通る鉛直線に対してアーム部252,252が斜め後方に延びるように設けられている。そして、把持部251は、アーム部252,252の延びる方向と同じ方向に延びる面251aを含む。
なお、取っ手250は、ドレンタンク240が本体ケーシング10に収納されている場合には、図9に示すように、把持部251の自重によって取っ手250全体が容器本体220において後側(化粧パネル222側)に位置する状態になり、取っ手250は蓋230に対して寝た状態になる。一方、ドレンタンク240を持ち運ぶときには、ユーザによって把持部251が把持されて持ち上げられることで、規制部253,253が蓋230を介して本体部221に押し当たるまで取っ手250が回動軸229a,229b周りに旋回する。これにより、アーム部252,252が蓋230に対して起立した状態になる。そして、この状態で取っ手250がさらに上方に持ち上げられることで、容器本体220及び蓋230が取っ手250に吊り下げられた状態となり、ドレンタンク240を持ち運ぶことができる。
(2−8)加湿ユニット70
加湿ユニット70は、図2から図5に示すように、蒸発器61及び凝縮器63の背面側(空気流AFの下流側)に位置しており、加湿運転時には気化した水分を空気流AF中の空気に含ませることで加湿する。
加湿ユニット70は、図3に示すように、主として、貯留部72と、水タンク73と、加湿ロータ71とを備えている。
貯留部72は、水タンク73から供給される水を貯水する。水タンク73は、貯留部72に供給する水を貯水するためのタンクであり、本体ケーシング10内に収納されている。また、水タンク73の一側面部には化粧パネル73aが取り付けられており、水タンク73が本体ケーシング10内に収納された状態で化粧パネル73aの外面と左側壁部13とが面一となるように形成されている(図1参照)。また、化粧パネル73aには指を差し込んで掴める程度の窪み部73aaが形成されており、窪み部73aaに指を差し込んで左方向に引っ張ると、本体ケーシング10から水タンク73を取り外せるようになっている。このように、水タンク73を着脱可能に構成することで、容易に水タンク73内に水を入れることができるようになっている。
加湿ロータ71は、例えば気化フィルタの外周にリング状フレームが取り付けられた構造を有する。加湿運転時には、気化フィルタから水が気化することによって加湿が行われる。加湿ロータ71は、図示しない加湿ユニットモータと接続されており、加湿ユニットモータが駆動することによって回転する。リング状フレームには柄杓部(図示省略)が設けられている。該柄杓部は、加湿ロータ71が回転すると、貯留部72から水をくみ上げて気化フィルタに水を供給するように構成されている。
(3)特徴
(3−1)
図13及び図14に示すように、取っ手250’が容器本体220’に回動可能に取り付けられている場合、取っ手250’が持ち上げられてドレン水の貯まった容器本外が吊り下げられた状態となったときに、容器本体220’内のドレン水が容器本体220’内で回動軸229a’に交差する方向(図13及び図14においては前後方向)に移動すると、ドレン水の移動に伴って容器本体220’の重心も移動し、容器本体220’の姿勢は重心の移動した方向が下になるように傾くことになる。
そこで、本実施形態のドレンタンク240では、容器本体220の重心が後方に偏りやすくなるように、取っ手250の回動支点となる回動軸229a,229bを、ドレン水の貯められた容器本体220が取っ手250を用いて吊り下げられた状態で、容器本体220の後方が前方よりも下方に傾く位置に配設し、容器本体220の重心が一方(後方)に偏ることを正とした。その一方で、取っ手250が持ち上げられて容器本体220が吊り下げられた状態となったときに容器本体220の後方が下方に傾くのを抑制するように取っ手250の回動を規制する規制部253,253を設け、容器本体220の重心が移動しやすい方向(後方)に容器本体220の姿勢が過剰に傾くことを抑制する構成とした。このような構成により、容器本体220の後方が下方に傾くのを抑制することができるため、容器本体220が取っ手250を用いて吊り下げられたときの容器本体220の姿勢の過剰な傾きを抑制することができる。
これによって、ドレン水の貯まった容器本体220を、容器本体220に回動可能に取り付けた取っ手250を用いて持ち運ぶ際に、容器本体220からドレン水がこぼれるおそれを低減することができている。
(3−2)
本実施形態では、規制部253,253によって回動が規制された状態で、回動軸229a,229bを通る鉛直線に対してアーム部252,252が斜め後方に延びている。すなわち、取っ手250の把持部251が把持されて容器本体220が吊り下げられた状態で、取っ手250の回動支点を通る鉛直線に対して容器本体220の重心が移動しやすい方向である後方にアーム部252,252が延びていることになる。このような構成により、把持部251を真上に(鉛直方向に)持ち上げることで、規制部253,253によって規制された回動支点において図10に示す矢印方向とは反対の方向にモーメントが発生し、このモーメントが容器本体220の姿勢の過剰は傾きに抗することになる。
これにより、アーム部252,252が回動支点を通る鉛直線に平行に延びているよりも把持部251を持つ手に過大なモーメントをかける必要がなく、ドレンタンク240を持ち運び易くすることができている。
また、モーメントが発生した状態でドレンタンク240を持ち運ぶことができるため、ドレンタンク240を安定して運ぶことができる。これにより、ドレン水の水面に波が生じにくくなり、ドレンタンク240からドレン水がこぼれるおそれを低減することができている。
(3−3)
本実施形態では、規制部253,253は、アーム部252,252に位置しており、蓋230を介して本体部221に押し当たることで取っ手250の回動を規制している。このため、このドレンタンク240では、規制部253,253が蓋230を介して本体部221に押し当たるという簡易な構成により、取っ手250の回動を規制することができている。
また、本実施形態では、規制部253,253をアーム部252,252の前部に配設するという簡易な構成により、回動支点において容器本体220の姿勢の過剰な傾きに抗するモーメントを発生させることができている。
さらに、本実施形態では、取っ手250は側面部225a,225bの外方に設けられた回動軸229a,229bを中心に回動可能に取り付けられているため、アーム部が容器本体内に固定されるような取っ手と比較して、容器本体220と取っ手250との取り付け部分の構造を簡易にすることができ、かつ容器本体220のメンテナンスを容易にすることができている。
(3−4)
本実施形態では、把持部251は、アーム部252,252の延びる方向と同じ方向に延びる面251aを含んでいる。このため、ドレンタンク240が持ち運ばれる際に、図12に示すように把持部251の面251aに手のひらを沿わせるように把持部251を把持することで、手のひらで回動支点において容器本体220の姿勢の過剰な傾きに抗するモーメントを受けやすくすることができる。
これによって、把持部251を保持し易くすることができている。
(3−5)
本実施形態では、本体部221が、平面視において前方に向かって先細りした形状を呈している。このため、本体部221内でドレン水が移動する場合、移動するドレン水の水量は、本体部221において後部が前部よりも多くなる。さらに、本体部221の側面部225cの外側には、化粧パネル222が固定されている。このため、ドレンタンク240は、容器本体220の重心が後方へと移動し易い傾向にある構成となっている。また、本実施形態のドレンタンク240において、取っ手250の回動支点が、ドレン水の貯められた容器本体220が取っ手250を用いて吊り下げられた状態で容器本体220の姿勢が過剰に傾かない位置、すなわち本体部221内のドレン水の水面が一時的に水平になるような位置に配設されており、かつ規制部253,253が設けられていない場合には、容器本体220の重心が後方へと移動して、一度でも容器本体220の後方が下方に傾いた姿勢になると、容器本体220の重心が後方へと移動し易い傾向にあることから、容器本体220の姿勢は前方が下方に傾いた姿勢にはなり難い。
このように、容器本体220の形状が重心の移動し易い形状であっても、取っ手250の回動支点を容器本体220の重心が一方に偏りやすくなる位置に配備し、かつこの偏りを抑制するように取っ手250の回動を規制する規制部253,253を設けることで、容器本体220からドレン水がこぼれるおそれを低減することができる。したがって、容器本体220の形状を、本体ケーシング10内の限られた空間に対応させ、かつ本体部221の容量をできる限り増やすことのできる形状に設計することができる。このように、本実施形態のドレンタンク240では、容器本体220の設計自由度を向上させることができるため、本体ケーシング10内の空間を有効に活用することができている。
また、本実施形態では膨出部221bを排水部として機能させることで、ドレン水を排出しやすくなっている。
(3−6)
本実施形態では、規制部253,253は、蓋230を介して本体部221に押し当たることで取っ手250の一方向への回動を規制する。このため、例えばドレンタンク240の持ち運び時のみ取っ手250が回動しないように規制するような構成と比較して、規制部253,253の構成を簡易にすることができている。
(3−7)
本実施形態のドレンタンク240は、容器本体220の開口を覆うことができる蓋230を備えている。このため、ドレンタンク240が持ち運ばれる際に開口が蓋230で覆われていることで、ドレン水が容器本体220からこぼれるおそれを低減することができている。
(4)変形例
(4−1)変形例A
上記実施形態では、ドレンタンク240が蓋230を備えているが、ドレンタンク240の構成はこれに限定されず、ドレンタンク240が蓋230を備えていなくてもよい。なお、ドレンタンク240が蓋230を備えていない場合には、規制部253,253が本体部221に直接押し当たることで取っ手250の回動を規制するように構成されていてもよい。
(4−2)変形例B
上記実施形態では、除湿モードの他に、空気清浄モード及び加湿モードを備えた除加湿空清機の例を挙げているが、これに限定されず、少なくとも除湿モードを備えていればよい。すなわち、除湿ユニット60を備えた除湿機であればよい。
本発明は、ドレン水の貯まった本体を本体に回動可能に取り付けられた取っ手を用いて持ち運ぶ際に、本体からドレン水がこぼれるおそれを低減することができるものであり、除湿機のドレンタンクへの適用が有効である。
100 除加湿空気清浄機(除湿機)
220 容器本体(本体)
230 蓋
240 ドレンタンク
250 取っ手
251 把持部
251a 面
252 アーム部
253 規制部
特開2007−237121号公報

Claims (7)

  1. 上方が開口した本体(220)と、
    前記本体に回動可能に取り付けられており、持ち運び時に使用される取っ手(250)と、
    を備え、
    前記取っ手は、
    前記本体内にドレン水が貯められた状態で前記本体を吊り下げたときに前記本体の後方が前方よりも下方に傾く位置に回動支点があり、
    前記本体の後方が下方に傾くのを抑制するように回動を規制する規制部(253)を含む、
    除湿機(100)のドレンタンク(240)。
  2. 前記取っ手は、前記本体が持ち運ばれる際にユーザに把持される把持部(251)と、前記回動支点側から前記把持部側に向かって延びるアーム部(252)と、を有し、
    前記規制部によって回動が規制された状態で、前記アーム部は前記回動支点を通る鉛直線に対して斜め後方に延びている、
    請求項1に記載の除湿機のドレンタンク。
  3. 前記規制部は、前記アーム部に位置しており、前記本体に押し当たることで前記取っ手の回動を規制する、
    請求項2に記載の除湿機のドレンタンク。
  4. 前記把持部は、前記アーム部の延びる方向と同じ方向に延びる面(251a)を含む、
    請求項2又は3に記載の除湿機のドレンタンク。
  5. 前記本体は、平面視において前方に向かって先細りした形状を呈する、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の除湿機のドレンタンク。
  6. 前記規制部は、前記取っ手の一方向の回動を規制する、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の除湿機のドレンタンク。
  7. 前記開口を覆うことが可能な蓋(230)、
    を更に備え、
    前記規制部は、前記蓋を介して前記本体に押し当たることで前記取っ手の回動を規制する、
    請求項1から6のいずれか1項に記載の除湿機のドレンタンク。
JP2013138750A 2013-07-02 2013-07-02 除湿機のドレンタンク Active JP5850000B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013138750A JP5850000B2 (ja) 2013-07-02 2013-07-02 除湿機のドレンタンク

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013138750A JP5850000B2 (ja) 2013-07-02 2013-07-02 除湿機のドレンタンク

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015009229A true JP2015009229A (ja) 2015-01-19
JP5850000B2 JP5850000B2 (ja) 2016-02-03

Family

ID=52302918

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013138750A Active JP5850000B2 (ja) 2013-07-02 2013-07-02 除湿機のドレンタンク

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5850000B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107906635A (zh) * 2017-11-28 2018-04-13 芜湖美智空调设备有限公司 下接头的排水结构和除湿机
CN110145815A (zh) * 2019-06-25 2019-08-20 广东美的制冷设备有限公司 除湿机
JP2019205550A (ja) * 2018-05-28 2019-12-05 タイガー魔法瓶株式会社 液回収トレイ
JP2020127917A (ja) * 2019-02-08 2020-08-27 シャープ株式会社 タンク、及び除湿機
CN114216264A (zh) * 2021-12-02 2022-03-22 珠海格力电器股份有限公司 一种除湿机及控制方法
JP7372169B2 (ja) 2020-02-17 2023-10-31 シャープ株式会社 調湿装置

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002276994A (ja) * 2001-03-19 2002-09-25 Sanyo Electric Co Ltd 空気調和機
JP2004061042A (ja) * 2002-07-31 2004-02-26 Sanyo Electric Co Ltd 空気調和機
JP2006263633A (ja) * 2005-03-25 2006-10-05 Hitachi Home & Life Solutions Inc 除湿機
JP2007253138A (ja) * 2006-03-27 2007-10-04 Matsushita Electric Ind Co Ltd 除湿装置の貯水タンク
JP2008206725A (ja) * 2007-02-27 2008-09-11 Amano Corp 床面洗浄清掃機
JP2012152742A (ja) * 2012-03-26 2012-08-16 Panasonic Corp 除湿装置の排水タンク
JP2013144024A (ja) * 2012-01-13 2013-07-25 Sharp Corp 集塵装置およびそれを備えた自走式掃除機〔3〕
JP2014224650A (ja) * 2013-05-16 2014-12-04 ダイキン工業株式会社 除湿機のドレンタンク

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002276994A (ja) * 2001-03-19 2002-09-25 Sanyo Electric Co Ltd 空気調和機
JP2004061042A (ja) * 2002-07-31 2004-02-26 Sanyo Electric Co Ltd 空気調和機
JP2006263633A (ja) * 2005-03-25 2006-10-05 Hitachi Home & Life Solutions Inc 除湿機
JP2007253138A (ja) * 2006-03-27 2007-10-04 Matsushita Electric Ind Co Ltd 除湿装置の貯水タンク
JP2008206725A (ja) * 2007-02-27 2008-09-11 Amano Corp 床面洗浄清掃機
JP2013144024A (ja) * 2012-01-13 2013-07-25 Sharp Corp 集塵装置およびそれを備えた自走式掃除機〔3〕
JP2012152742A (ja) * 2012-03-26 2012-08-16 Panasonic Corp 除湿装置の排水タンク
JP2014224650A (ja) * 2013-05-16 2014-12-04 ダイキン工業株式会社 除湿機のドレンタンク

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107906635A (zh) * 2017-11-28 2018-04-13 芜湖美智空调设备有限公司 下接头的排水结构和除湿机
CN107906635B (zh) * 2017-11-28 2023-11-28 芜湖美智空调设备有限公司 下接头的排水结构和除湿机
JP2019205550A (ja) * 2018-05-28 2019-12-05 タイガー魔法瓶株式会社 液回収トレイ
JP2020127917A (ja) * 2019-02-08 2020-08-27 シャープ株式会社 タンク、及び除湿機
CN110145815A (zh) * 2019-06-25 2019-08-20 广东美的制冷设备有限公司 除湿机
CN110145815B (zh) * 2019-06-25 2024-05-28 广东美的制冷设备有限公司 除湿机
JP7372169B2 (ja) 2020-02-17 2023-10-31 シャープ株式会社 調湿装置
CN114216264A (zh) * 2021-12-02 2022-03-22 珠海格力电器股份有限公司 一种除湿机及控制方法
CN114216264B (zh) * 2021-12-02 2022-09-27 珠海格力电器股份有限公司 一种除湿机及控制方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5850000B2 (ja) 2016-02-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5850000B2 (ja) 除湿機のドレンタンク
JP5800652B2 (ja) 空気清浄機
KR102401536B1 (ko) 제습기
JP5673732B2 (ja) 除湿機能付き空気清浄機
RU2689855C2 (ru) Устройство осушения и увлажнения, осушитель-очиститель воздуха, увлажнитель-очиститель воздуха и способ их эксплуатации
JP5645788B2 (ja) 空気清浄機
KR20150081595A (ko) 제습기
JP2019163898A (ja) 加湿空気清浄装置
JP2015017800A (ja) 加湿装置
KR20180026525A (ko) 가습 필터 및 가습기
JP2018124055A (ja) 加湿空気清浄機
JP5980637B2 (ja) 空気調和機
WO2017043104A1 (ja) 除加湿装置
JP2004181279A (ja) 除湿機
JP5729426B2 (ja) 空気調和機
JPWO2019038950A1 (ja) 加湿装置
TW202132730A (zh) 濕度調節裝置
JP5786530B2 (ja) 空気調和機
JP6188980B1 (ja) 空気清浄機および扇風機として機能する装置
JP5842869B2 (ja) 空気調和機
JP2015007483A (ja) 除湿機のドレンタンク
JP6105899B2 (ja) 加湿装置
JP2012117770A (ja) 加湿空気清浄機
JP2016148463A (ja) ミスト発生装置
JP2015187527A (ja) 空気調和装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150415

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150421

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150622

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20151104

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20151117

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5850000

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151