JP2014224650A - 除湿機のドレンタンク - Google Patents

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Abstract

【課題】ドレン水が開口から外に漏れるおそれを低減することができる除湿機のドレンタンクの提供。【解決手段】除湿機のドレンタンク40は、容器本体と、蓋30と、を備える。容器本体は、上方が開口している。蓋30は、開口を覆うことができる。容器本体の上端周縁部は、第1縁部と、第2縁部23bと、を有する。蓋30は、嵌合部31と、変形部32と、を有する。嵌合部31は、開口を閉じるときに第1縁部に嵌る。変形部32は、開口を閉じるときに第2縁部23bに押し当たることで弾性変形する。【選択図】図8

Description

本発明は、除湿機のドレンタンクに関する。
従来より、蒸発器で結露するドレン水を貯めるためのドレンタンクを備える除湿機がある。例えば、特許文献1(特開平6−307672号公報)に開示されているドレンタンクは、上方が開口した箱状に形成されている。このため、蒸発器の下方にドレンタンクを配置することで、蒸発器から滴下するドレン水をドレンタンク内に貯めることができるようになっている。
ところで、ドレンタンク内に貯まったドレン水が開口からドレンタンクの外に漏れることを防ぐために、ドレンタンクの開口を蓋で覆うことが考えられる。しかしながら、開口を覆うような蓋をドレンタンクが備えていたとしても、製造時の寸法バラツキにより、蓋で開口を閉じることができずにドレン水が開口から外に漏れてしまうおそれがある。
そこで、本発明の課題は、ドレン水が開口から外に漏れるおそれを低減することができる除湿機のドレンタンクを提供することにある。
本発明の第1観点に係る除湿機のドレンタンクは、本体と、蓋と、を備える。本体は、上方が開口している。蓋は、開口を覆うことができる。本体の上端周縁部は、第1縁部と、第2縁部と、を有する。蓋は、嵌合部と、変形部と、を有する。嵌合部は、開口を閉じるときに第1縁部に嵌る。変形部は、開口を閉じるときに第2縁部に押し当たることで弾性変形する。
本発明の第1観点に係る除湿機のドレンタンクでは、開口を閉じるときに蓋の変形部が弾性変形することで、蓋の寸法バラツキが吸収される。このため、ドレンタンクの製造時に寸法バラツキが生じたとしても、本体の上端周縁部と蓋との間に隙間が生じ難くなる。
これによって、ドレン水が開口から外に漏れるおそれを低減することができる。
本発明の第2観点に係る除湿機のドレンタンクは、第1観点の除湿機のドレンタンクにおいて、第2縁部の長さは、第1縁部の長さよりも短い。このため、第1縁部の延びる方向と第2縁部の延びる方向とが交差する方向にあれば、変形部が弾性変形しやすくなり、この結果、蓋の寸法バラツキが吸収されやすくなる。
本発明の第3観点に係る除湿機のドレンタンクは、第1観点又は第2観点の除湿機のドレンタンクにおいて、第1縁部は、第1部分と、第2部分と、を含む。第1部分は、第2縁部の一端から延出している。第2部分は、第2縁部の他端から延出しており、第1部分と対向する。また、取っ手を備えている。取っ手は、把持部と、アーム部と、を有する。把持部は、持ち運ぶときに把持される。アーム部は、把持部の両端部から第1部分外方近傍及び第2部分外方近傍に向かって延びている。
この除湿機のドレンタンクでは、把持部の両端部から延びるアームがそれぞれ対向して位置する第1部分外方近傍及び第2部分外方近傍に延びているため、アームはそれぞれ対向する位置にあることになる。そうすると、蓋で開口を閉じるときには、蓋を、取っ手の把持部の下方にくぐらせて本体の上端周縁部に配置する必要がある。本発明では、本体の開口を蓋で閉じるときに蓋の変形部が本体の第2縁部に押し当たることで弾性変形するため、蓋を取っ手の把持部の下方にくぐらせる作業に併せて蓋の変形部を本体の第2縁部に押し当てることで、蓋で開口を閉じることができる。
本発明の第4観点に係る除湿機のドレンタンクは、第1観点から第3観点のいずれかの除湿機のドレンタンクにおいて、本体は、本体に貯まったドレン水を排出するための排水部を有する。また、上端周縁部は、第2縁部の反対側に位置する第3縁部を有する。さらに、排水部は、第3縁部近傍に位置している。この除湿機のドレンタンクでは、第2縁部と第3縁部とが反対側に位置しており、排水部が第3縁部近傍に位置しているため、第2縁部と排水部とが反対側に位置していることになる。このため、ドレン水の排出時であっても、第2縁部に押し当たっている変形部に水圧がかかり難くなり、この結果、変形部が第2縁部から離れにくくなっている。
本発明の第5観点に係る除湿機のドレンタンクは、第1観点から第4観点のいずれかの除湿機のドレンタンクにおいて、蓋は樹脂製である。この除湿機のドレンタンクでは、蓋が樹脂製であるため、変形部の変形に樹脂の弾性を利用することができる。
本発明の第1観点に係る除湿機のドレンタンクでは、ドレン水が開口から外に漏れるおそれを低減することができる。
本発明の第2観点に係る除湿機のドレンタンクでは、蓋の寸法バラツキが吸収されやすくなる。
本発明の第3観点に係る除湿機のドレンタンクでは、蓋を取っ手の把持部の下方にくぐらせる作業に併せて蓋の変形部を本体の第2縁部に押し当てることで、蓋で開口を閉じることができる。
本発明の第4観点に係る除湿機のドレンタンクでは、変形部が第2縁部から離れにくくなっている。
本発明の第5観点に係る除湿機のドレンタンクでは、変形部の変形に樹脂の弾性を利用することができる。
本発明の一実施形態に係るドレンタンクを備えた除湿機の斜視図。 本発明の一実施形態に係るドレンタンクを備えた除湿機の斜視図。 本発明の一実施形態に係るドレンタンクを備えた除湿機の縦断面図。 除湿部の備える配管系統図の模式図。 ドレンパンの縦断面図。 ドレンタンクの斜視図。 ドレンタンクの平面図。 ドレンタンクの縦断面図(図7のVIII−VIII断面に相当)。 変形部周辺の断面図。 排水部周辺の断面図であって、ドレン水を排出するときの容器本体及び蓋の状態を説明するための図。 変形例Bに係る取っ手を説明するための図。 変形例Bに係る取っ手を説明するための図。 変形例Bに係る取っ手を説明するための図。
以下、図面を参照しながら、本発明の一実施形態に係るドレンタンク40を備えた除湿機10について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明の具体例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(1)除湿機の構成
図1は、除湿機10を斜め前方から視たときの除湿機10の斜視図である。また、図2は、除湿機10を斜め前方から視たときの除湿機10の斜視図であって、ドレンタンク40が取り出された状態を示している。図1及び図2において、除湿機10は、本体100を備えている。除湿機10は除湿機能と空気清浄機能とを有しており、ユーザは、空気清浄運転又は除湿運転を選択することができる。なお、ユーザは、空気清浄機能だけを選択することができるが、除湿機能を選択したときは空気清浄機能が伴うことになる。
(2)詳細構成
(2−1)本体
本体100は、前面パネル110、ケーシング120、及び制御パネル130を有する。前面パネル110は、ケーシング120の前方に保持されている。制御パネル130は、ケーシング120の天面に固定されている。また、制御パネル130には、除湿機10の運転及び停止を選択する電源スイッチや、除湿機能の実行及び中止を選択する除湿スイッチなどが搭載されており、各スイッチ操作による信号は、本体100内に内蔵されている制御部(図示せず)に伝送される。
また、本体100の側部には、室内の空気を本体100内に吸い込むための吸込口140が設けられている。吸込口140は、前面パネル110の側部とケーシング120の側部との間に位置している。さらに、本体100の上部には、本体100内から室内に空気を吹き出すための吹出口150が設けられている。吹出口150は、ケーシング120の上部であって、制御パネル130の後方に位置している。
さらに、ケーシング120の側面下部には、開口120aが形成されている。ケーシング120内には、この開口120aからケーシング120の奥側に向って空間Sが形成されており、この空間Sにドレンタンク40が収納されている。また、通常、開口120aは、ドレンタンク40によって閉じられている(図1及び図2参照)。
(2−2)フィルタ
図3は、除湿機10の縦断面図である。フィルタ160は、ケーシング120の前面に装着されており、吸込口140から吸い込まれた空気は、フィルタ160を通過するように配置されている。フィルタ160は、通過する空気に含まれる埃の除去及び不快な臭い成分を吸収することができる。
(2−3)除湿部
図4は、除湿部170の備える配管系統を示す図である。図5は、ドレンパン180の縦断面図である。除湿部170は、圧縮機171と、凝縮器172と、膨張手段173と、蒸発器174と、アキュムレータ175と、を有する配管系統を備えている。除湿部170は本体100内に収納されており、図3及び図4に示すように、蒸発器174の後方(空気流れ下流側)に凝縮器172が配置されている。
蒸発器174は、複数の円管である伝熱管174aと、伝熱管174aが水平方向に挿通された複数のフィン174bとを備えている。また、本実施形態では、蒸発器174を鉛直方向に切断した場合に、伝熱管174aが空気の流れ方向に前後して2列に配置されている。
凝縮器172は、複数の円管である伝熱管172aと、伝熱管172aが水平方向に挿通された複数のフィン172bとを備えている。また、本実施形態では、凝縮器172を鉛直方向に切断した場合に、伝熱管172aが空気の流れ方向に前後して1列に配置されている。
圧縮機171で圧縮されて吐出した冷媒は、凝縮器172へと流れて凝縮器172において凝縮された後、膨張手段173としてのキャピラリーによって減圧され、その後蒸発器174へと流れる。蒸発器174に至った冷媒は、蒸発器174において蒸発した後、アキュムレータ175を経て圧縮機171へと吸入される。
また、蒸発器174及び凝縮器172の下方には、蒸発器174で発生する結露水を受けるためのドレンパン180が配置されている。ドレンパン180は、本体100内部に収納されており、第1ドレンパン181と、第1ドレンパン181の上側に配置される第2ドレンパン182とを有している。第1ドレンパン181は上方が開口した箱状に形成されており、図3に示すように、第1ドレンパン181の底面部は後方に向かうにつれて下方に向かって傾斜するように形成されている。さらに、図5に示すように、第1ドレンパン181の底面部はその中央部181aが両端部181b,181cよりも下方に突出した形状を有している。また、第1ドレンパン181の後面部中央下部には、排出口183が設けられている。第2ドレンパン182は、蒸発器174及び凝縮器172の直ぐ下側に配置されている。第2ドレンパン182は、上方が開口した箱状に形成されており、蒸発器174及び凝縮器172の前部に対向して位置する平面部182dと、平面部182dの後方に位置する傾斜部182eとを有する。傾斜部182eの底面部はその中央部182aが両端部182b,182cよりも上方に突出した形状に形成されており、傾斜部182eの両側面部には開口184,185が形成されている。
このような構成により、蒸発器174で発生したドレン水は、直ぐ下方に位置する第2ドレンパン182の平面部182dで受けられる。平面部182dで受けられたドレン水は、平面部182dから後ろの傾斜部182eに流れるときに、蒸発器174の後方に位置する凝縮器172の下部に接触して、凝縮器172を冷却する。これにより、凝縮器172の冷却効率を高めることができるため、除湿効率の向上を図ることができる。また、平面部182dから傾斜部182eに流れたドレン水は、中央部182aから両端部182b,182cそれぞれに向かって斜め下方に傾斜している第2ドレンパン182の底面部を伝い、両側面部の開口184,185から第1ドレンパン181の特に両端部181b,181cへと流出する。第1ドレンパン181へと流出したドレン水は、両端部181b,181cそれぞれから中央部181aに向かって斜め下方に傾斜している第1ドレンパン181の底面部を伝い、底面部の中央へと集められつつ、後方に向かって斜め下方に傾斜している底面部の傾斜により後方へと流れ、排出口183からドレンタンク40へと排出される。
(2−4)ドレンタンク
図6は、ドレンタンク40の斜視図である。図7は、ドレンタンク40の平面図である。図8は、ドレンタンク40の縦断面図である。
ドレンタンク40は、蒸発器174で発生したドレン水を貯めるために用いられるものであって、容器本体20(本体)と、蓋30と、取っ手50と、備えている。なお、本実施形態ではドレンタンク40は蒸発器174よりも後方に位置しているが、ドレンタンク40の位置はこれに限定されず、例えばドレンタンク40が蒸発器174の下側に位置していてもよい。
(2−4−1)容器本体
容器本体20は、上方が開口した箱状の本体部21と、化粧パネル22と、を有している。本体部21は、上方から流れてくるドレン水を貯留することができるように上方を広く開口しており、例えば、図7に示すように、平面形状が、長方形状の角形部21aと、角形部21aの一方の短辺a1の一方の端部から長方形状に膨出する膨出部21bとを含むように構成されている。角形部21aの一方の長辺a4と、膨出部21bの一方の長辺b4とは、対向しないように隣接して位置している。なお、本外部の形状はこれに限定されるものではなく、例えば、角形部21a及び/又は膨出部21bの形状が、三角形、正方形、五角形等の多角形状であってもよく、或いは球形であってもよい。このように、本体部21の形状は、上方から流れてくるドレン水を貯留できるように上方が開口した形状であればどのような形状でもよく、ケーシング120内に形成されている空間Sの形状によって変更されてもよい。
また、本体部21の上端周縁部23は、第1縁部23aと、第1縁部23aよりも短い第2縁部23bと、第2縁部23bの反対側に位置する第3縁部23cと、第2縁部23bの反対側に位置しており第3縁部23cよりも長い第4縁部23dと、第5縁部23eと、を有している。第1縁部23aは、角形部21aの一方の長辺a4及び膨出部21bの一方の長辺b4に沿って位置する部分と、角形部21aの他方の長辺a2に沿って位置する部分とを含む。以下より、説明の便宜上、第1縁部23aのうち、角形部21aの一方の長辺a4及び膨出部21bの一方の長辺b4に沿って位置する部分を第1部分23aaといい、角形部21aの他方の長辺a2に沿って位置する部分を第2部分23abという。第2縁部23bは、角形部21aの他方の短辺a3に沿って位置する。第3縁部23cは、膨出部21bの短辺b1に沿って位置する。第4縁部23dは、角形部21aの一方の短辺a1に沿って位置する。第5縁部23eは、膨出部21bの他方の長辺b2に沿って位置する。
さらに、本実施形態では、膨出部21bは、本体部21内に貯まったドレン水を排出するための排水部として機能する。また、膨出部21bの側面部には、その内面から内側に突出する突起部24が設けられている。突起部24は上端周縁部23近傍に位置しており、突起部24と後述する蓋30の折曲げ部35とは、平面視において一部重なっている。
化粧パネル22は、本体部21において第2縁部23bを含む側面部の外面に固定されており、ドレンタンク40が本体100に収納された状態でケーシング120の側面と化粧パネル22の外面とが面一となるように形成されている(図1参照)。化粧パネル22には、内側に向かって窪んだ屈曲部22aが設けられており、ユーザが屈曲部22aに指を入れて手前に引くことによって、本体100からドレンタンク40が引き出される。
(2−4−2)蓋
図9は、蓋30の有する変形部32周辺の断面図である。図10は、ドレンタンク40の排水部周辺の縦断面図であって、ドレン水排出時の様子を示している。
蓋30は、樹脂(例えばABS樹脂等)製であって、容器本体20の開口を覆うことができるように構成されている。また、蓋30には、排水導入口30aが形成されている。排水導入口30aは、ドレンタンク40が本体100に収納された状態で、第1ドレンパン181の排出口183近傍に位置するように設けられている。これにより、第1ドレンパン181の排出口183から流れてきたドレン水が蓋30の排水導入口30aから容器本体20内へと流れ易くなる。さらに、蓋30が容器本体20の開口を閉じた状態で、蓋30は、外周縁部から排水導入口30aに向かって斜め下方に傾斜するように構成されている。これにより、蓋30の上面に滴下したドレン水が排水導入口30aに向かいやすくなるため、ドレン水が蓋30の排水導入口30aから容器本体20内へと効率よく流れるようになっている。
また、蓋30は、嵌合部31と、変形部32とを有する。嵌合部31は蓋30が容器本体20の開口を閉じるときに第1縁部23aに嵌ることが可能なように構成されており、変形部32は蓋30が容器本体20の開口を閉じるときに第2縁部23bに押し当たることで弾性変形するように構成されている。さらに、蓋30が樹脂製であることで、変形部32の変形に樹脂の弾性を利用することができる。なお、本実施形態では蓋30は樹脂製であるが、変形部32が変形可能であれば蓋30の材質は樹脂に限定されない。
嵌合部31は、本体部21の上端周縁部23が遊嵌状に差し込み可能な下方に開口した嵌合溝31aを含む。嵌合溝31aは、図8に示すように、蓋30の外周縁部下面から下方に突設された外壁部31aaと、外壁部31aaに対向して位置する内壁部31abとによって構成されている。そして、本実施形態では、嵌合部31は、上端周縁部23のうち主に第2縁部23b以外の部分に嵌るように設けられている。すなわち、嵌合部31は、第1縁部23aに嵌るように設けられているといえる。なお、本実施形態では、嵌合部31は、蓋30が容器本体20の開口を閉じるように配置されたときに、第2縁部23b及び第1縁部23aの第2縁部23b側の端部以外の縁部に沿うように連続しているが、図7に示すように、第1縁部23aの第1部分23aaの一部及び第5縁部23eの一部で分断されている。
変形部32は、蓋30の1つの端部全体が下方に湾曲して成っており、その断面がU字状になるように形成されている。そして、本実施形態では、蓋30が容器本体20の開口を閉じた状態で、変形部32は上端周縁部23のうち第2縁部23bに対応する位置に設けられている。変形部32は、上端周縁部23のうち第2縁部23bの内面23bfに押し当たることで、ドレンタンク40の長手方向に(図8の矢印A方向)に弾性変形する。変形部32が容器本体20の第2縁部23bに押し当たって弾性変形し嵌合部31が第1縁部23a等に嵌ることで、蓋30が容器本体20に固定されるとともに、開口を塞ぐことができる。さらに、変形部32は図8の矢印A方向に弾性変形するため、本実施形態では、蓋30を本体部21の上端周縁部23に上方から置いて図8の矢印A方向に軽く抑えるのみで、開口を塞ぐことができる。
なお、図9に示すように、蓋30において、変形部32に隣接する部分を隣接部33とし、変形部32を隣接部33に近い順にそれぞれ根元部32a、湾曲部32b、当接部32c、先端部32dとすると、本実施形態では、変形部32の根元部32a及び先端部32dの厚さは隣接部33の厚さよりも小さくなるように構成されており、湾曲部32bの厚さは根元部32aの厚さよりも小さくなるように構成されており、当接部32cの厚さは湾曲部32bの厚さよりも小さくなるように構成されている。そして、変形部32が容器本体20の第2縁部23bに押し当てられたときに、先端部32d及び当接部32cの外面と容器本体20の第2縁部23bの内面23bfとが当接することで、当接部32c及び湾曲部32bが弾性変形する。
さらに、蓋30は、開閉部34を有する。開閉部34は、蓋30において、蓋30が容器本体20の開口を閉じた状態で膨出部21bに対応する位置にある部分である。開閉部34は、本体部21内に貯まったドレン水を排出するための排水部として機能する。また、開閉部34は、その周囲よりも剛性が小さくなるように構成された折曲げ部35を含む。具体的には、折曲げ部35は、蓋30を部分的に薄肉に形成されており、ヒンジとして機能する。折曲げ部35は開閉部34の長手方向に直交する方向に開閉部34の全長にわたって延在しており、嵌合部31は折曲げ部35で分断されている。そして、図10に示されるように、折曲げ部35を中心に開閉部34の先端部を上方に折曲げることで、容器本体20の開口の一部が開放されるため、この開口の一部からドレン水を排出することができる。
また、本実施形態では、折曲げ部35付近では嵌合部31が部分的に分断された構造となっているため、本体部21の上端周縁部23と折曲げ部35との間に隙間が生じる傾向にある。しかしながら、折曲げ部35と本体部21の側面部に設けられた突起部24とが平面視において一部重なっているため、本体部21の上端周縁部23と折曲げ部35との間に隙間があっても、ドレン水が外に漏れるおそれが低減されている。
(2−4−3)取っ手
取っ手50は、ドレンタンク40を持ち運ぶときに使用される起倒自在な部材であって、把持部51と、アーム部52,53とを備える。把持部51は、ドレンタンク40を持ち運ぶときにユーザによって把持される部分であって、例えば円柱状の部材である。アーム部52,53は、把持部51の両端部から本体部21に向かって垂直に延びる一対の部材である。一対のアーム部52,53は、本体部21の第1縁部23aの第1部分23aa外方近傍及び第2部分23ab外方近傍に回転軸54,55を中心に回転可能に取り付けられている。このため、取っ手50は、回転軸54,55周りに旋回可能となっている。そして、ドレンタンク40がケーシング120の空間Sに収納されている場合には、図6、図7及び図8に示されるように、把持部51の自重によって取っ手50が本体部21の第2縁部23b近傍に位置する状態になり、取っ手50は蓋30に対して寝た状態になる。一方、ドレンタンク40を持ち運ぶときには、ユーザによって把持部51が把持されて持ち上げられることで、取っ手50が回転軸54,55周りに約90度旋回し、アーム部52,53が蓋30に対して起立した状態になる。そして、この状態で取っ手50がさらに上方に持ち上げられることで、本体100及び蓋30が取っ手50に吊り下げられた状態となり、ドレンタンク40を持ち運ぶことができる。
(2−5)送風装置
送風装置190は、蒸発器174及び凝縮器172よりも空気流れ下流側の位置に配置されている。送風装置190は、シロッコファンであって、羽根191と、モータ192とを備えている。モータ192の駆動により羽根191が回転することによって、空気が回転軸192a方向に沿って吸い込まれ、羽根191から遠心方向に吹き出される。これにより、吸込口140から吸い込んだ室内の空気を、上方の吹出口150から吹き出させることができる。
(3)特徴
(3−1)
本実施形態では、蓋30が容器本体20の開口を閉じるときに、変形部32が本体部21の第2縁部23bに押し当たって弾性変形する。したがって、蓋30の寸法バラツキを吸収することができるため、ドレンタンク40の製造時に寸法バラツキが生じたとしても、本体部21の上端周縁部23と蓋30との間に隙間が生じ難くなる。
これによって、本体部21内に貯まったドレン水を排出するためにドレンタンク40が持ち歩かれたとしても、ドレン水が容器本体20の開口から外に漏れるおそれを低減することができている。
また、本実施形態では、変形部32を、蓋30の1つの端部全体に設け、かつその断面がU字状になるように形成するという簡易な構成により、蓋30を本体部21の第2縁部23bに軽く押し当てるだけで、蓋30で開口を閉じることができている。
(3−2)
本実施形態では、本体部21の第2縁部23bは第1縁部23aよりも短くなるように構成されている。また、第1縁部23aの延びる方向と第2縁部23bの延びる方向とは交差する方向にある。このため、このドレンタンク40では、第2縁部23bの内面23bfに押し当てられる変形部32が弾性変形しやすい構成になっている。
(3−3)
本実施形態では、第1縁部23aの第1部分23aaと第2部分23abとは、対向するように位置している。また、第1部分23aaは第2縁部23bの一端から延出している部分であり、第2部分23abは第2縁部23bの他端から延出している部分である。このため、第1部分23aaの外方近傍及び第2縁部23bの外方近傍に取り付けられている一対のアーム部52,53は、それぞれ対向して位置することになる。そうすると、容器本体20の開口を蓋30で閉じる場合には、蓋30を把持部51の下方にくぐらせて、蓋30を本体部21の上端周縁部23の上方に配置する必要がある。ここで、本実施形態では、変形部32が容器本体20の第2縁部23bの内面23bfに押し当たって弾性変形するため、蓋30を把持部51の下方にくぐらせる作業に併せて、蓋30の変形部32を第2縁部23bに押し当てることで、上端周縁部23と蓋30を密着させることができ、開口を塞ぐことができている。
(3−4)
本実施形態では、本体部21内に貯まったドレン水を排出するための排水部として機能する膨出部21bは、第2縁部23bの反対側に位置する第3縁部23cを含んでいる。このため、ドレン水の排出時であっても、第2縁部23bの内面23bfに押し当たっている変形部32に水圧がかかり難くなり、変形部32が第2縁部23bから離れ難い構成になっている。
(4)変形例
(4−1)変形例A
上記実施形態の変形部32は、その断面がU字状に形成されているが、上端周縁部23のうち第2縁部23bの内面23bfに押し当たることで弾性変形するような形状であればよく、例えば、その断面が、逆U字状、J字状、V字状等に形成されていてもよい。
また、変形部32は、上端周縁部23のうち第2縁部23bに押し当たることで弾性変形すればよく、例えば、変形部32が、蓋30において変形部32以外の部分よりも剛性の小さい材料で構成されていてもよい。
(4−2)変形例B
ドレンタンク40を持ち運ぶときに取っ手50がぐらつくと、容器本体20が揺れ、本体部21内に貯まっているドレン水の水面が波打ってドレン水が飛び跳ねることで、ドレン水が本体部21内から外に漏れるおそれがある。
そこで、上記実施形態の取っ手50において、ドレンタンク40を持ち運ぶときに取っ手50がぐらつかないように、蓋30が容器本体20の開口を閉じている状態で蓋30に対して取っ手50を起立させたときに、取っ手50が回転軸54,55周りを旋回し難くなるような構成にしてもよい。
例えば、図11、図12及び図13に示すように、回転軸54’,55’の下部が下方に突出した形状に形成されており、アーム部52’,53’の軸受け部56が回転軸54’,55’の形状に対応するように構成されていてもよい。より詳しくは、回転軸54’,55’の下部は、その断面の幅が下端から上方に向かって広くなるように形成されている。そして、アーム部52’,53’において回転軸54’,55’を支持する軸受け部56は、固定部56aと、回転部56bとを含む。固定部56aは、軸受け部56の下部を構成する部分であって、回転軸54’,55’の下部の形状に沿うように形成されている。回転部56bは、軸受け部56の上部を構成する部分であって、回転軸54’,55’の最大幅よりも大きくなるように形成されている。そして、ドレンタンク40がケーシング120の空間Sに収納されている場合には、図11に示されるように、回転軸54’,55’が回転部56bに位置していることで把持部51’の自重によって取っ手50が本体部21の第2縁部23b近傍に位置する状態になり、取っ手50が蓋30に対して寝た状態になる。一方、ドレンタンク40を持ち運ぶときには、回転軸54’,55’が回転部56bに位置している状態でユーザによって把持部51’が把持されて持ち上げられることで、取っ手50が回転軸54’,55’周りに約90度旋回し、図12に示されるように、アーム部52’,53’が蓋30に対して起立した状態になる。そして、この状態で取っ手50がさらに上方に持ち上げられることで、図13に示されるように、回転軸54’,55’の下部が固定部56aに係合し、さらに取っ手50が持ち上げられることで、回転軸54’,55’の下部が固定部56aに固定される。
このように、取っ手50が起立した状態で固定されていることで、ユーザが取っ手50の把持部51’を持ってドレンタンク40を運ぶ場合に取っ手50が旋回しないためドレンタンク40を安定して運ぶことができる。これにより、ドレンタンク40を運んでいるときであっても、本体部21内に貯められたドレン水が外に漏れるおそれを低減することができる。また、本変形例では、回転軸54’,55’をV字型に切り込み、かつ、軸受け部56を回転軸54’,55’の形状に対応するようにV字状の開口を設けるという簡易な構成により、ドレンタンク40を運ぶ際の取っ手50のぐらつきを防止し、水漏れを防止することができる。
本発明は、ドレンタンク内に貯まったドレン水が外に漏れるおそれを低減することができる発明であり、ドレンタンクを備える除湿機への適用が有効である。
10 除湿機
20 容器本体(本体)
21b 膨出部(排水部)
23 上端周縁部
23a 第1縁部
23aa 第1部分
23ab 第2部分
23b 第2縁部
23c 第3縁部
30 蓋
31 嵌合部
32 変形部
50 取っ手
51 把持部
52,53 アーム部
特開平6−307672号公報

Claims (5)

  1. 上方が開口した本体(20)と、
    前記開口を覆うことが可能な蓋(30)と、
    を備え、
    前記本体の上端周縁部(23)は、第1縁部(23a)と、第2縁部(23b)と、を有し、
    前記蓋は、前記開口を閉じるときに前記第1縁部に嵌る嵌合部(31)、前記開口を閉じるときに前記第2縁部に押し当たることで弾性変形する変形部(32)と、を有する、
    除湿機のドレンタンク(10)。
  2. 前記第2縁部の長さは、前記第1縁部の長さよりも短い、
    請求項1に記載の除湿機のドレンタンク。
  3. 前記第1縁部は、前記第2縁部の一端から延出する第1部分(23aa)と、前記第2縁部の他端から延出しており前記第1部分と対向する第2部分(23ab)と、を含み、
    持ち運ぶときに把持される把持部(51)と、前記把持部の両端部から前記第1部分外方近傍及び前記第2部分外方近傍に向かって延びるアーム部(52,53)と、を有する取っ手(50)、
    を更に備える、
    請求項1又は2に記載の除湿機のドレンタンク。
  4. 前記本体は、前記本体に貯まったドレン水を排出するための排水部(21b)を有し、
    前記上端周縁部は、前記第2縁部の反対側に位置する第3縁部(23c)を有し、
    前記排水部は、前記第3縁部近傍に位置している、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の除湿機のドレンタンク。
  5. 前記蓋は、樹脂製である、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の除湿機のドレンタンク。
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