JP5218350B2 - 空気調和装置の室内ユニット - Google Patents
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Description
アフィルタ(30)から除去された塵埃を捕集するための塵埃捕集箱(90)に、塵埃とともに該塵埃捕集箱(90)内に流出入する空気が通過可能な通風口(93,94)を、複数、設け
た。
流入する空気の流れによって、上記搬送口(89)へ運ばれる。すなわち、上述のように複数の通風口(93,94)を設けることで、該複数の通風口(93,94)から流入する空気の流れによって塵埃を上記搬送口(89)へ運びつつ、空気の流れ同士の衝突により発生する気流の乱れによって、より広範囲の塵埃を塵埃捕集箱(90)の内方へ巻き上げて、上記搬送口(89)へ運ぶことが可能になる。これにより、塵埃捕集箱(90)内の塵埃を効率良く回収することができる。
送口(89)から効率良く回収できるため、塵埃捕集箱(90)の内面を流線形などの形状にする必要がなくなり、塵埃捕集箱(90)内の容積が減少するのを防止できる。
)から上記塵埃捕集箱(90)内へ流入した空気は、上記搬送口(89)へ向かって流れるため、上記塵埃捕集箱(90)の底部には空気が流れにくく塵埃が溜まりやすい部分が生じる。このように塵埃が溜まりやすい部分を有する底部に第2通風口(94)を設けることにより、該第2通風口(94)から流入する空気によって、上記塵埃捕集箱(90)の底部に溜まった塵埃を上記搬送口(89)へ運ぶことができる。
ため、塵埃捕集箱(90)の容積を減少させることなく、該塵埃捕集箱(90)内の塵埃を効率良く回収することができる。
設置される。空気調和装置は、室外ユニットに設けられる圧縮機、室外熱交換器および膨張弁と、上記室内ユニット(1)に設けられる室内熱交換器(22)とが配管接続されて成
る冷媒回路(図示省略)を備えている。冷媒回路は、冷媒が可逆に循環して、蒸気圧縮式冷凍サイクルを行う。空気調和装置では、冷媒回路において室内熱交換器(22)が蒸発器として機能する冷房運転と、冷媒回路において室内熱交換器(22)が凝縮器として機能する暖房運転とが行われる。
図1および図2に示すように、上記室内ユニット(1)は、ケーシング(10)と化粧パ
ネル(11)とを備えている。ケーシング(10)内には、室内ファン(21)、室内熱交換器(22)、ドレンパン(23)、エアフィルタ(30)、フィルタ駆動機構(40)、塵埃除去機構(50)、塵埃貯留容器(60)、塵埃搬送機構(80)および塵埃捕集箱(90)が設けられている。
されている。上側ケーシング(10a)の下端面には、ベルマウス(24)が形成され、後述
する下側ケーシング(10b)の通気孔(26)に連通している。上側ケーシング(10a)の内部には、室内ファン(21)、室内熱交換器(22)およびドレンパン(23)が配置されている。なお、ケーシング(10)は、下部が天井板の開口に挿通した状態で設置される。
り付けられる。化粧パネル(11)がケーシング(10)に取り付けられた状態では、化粧パネル(11)が室内に露出する。
ケーシング(10)の天板に固定されている。羽根車(21b)は、ファンモータ(21a)の回転軸に連結されている。室内ファン(21)の下側には、吸込口(13)に連通するベルマウス(24)が設けられている。このベルマウス(24)は、ケーシング(10)内において、室内熱交換器(22)の上流側の空間を室内ファン(21)側と吸込グリル(12)側とに区画している。室内ファン(21)は、ベルマウス(24)を介して下側から吸い込んだ空気を周方向へ吹き出すように構成されている。
り、仕切板(25)は、室内熱交換器(22)の上流側空間をベルマウス(24)を含む室内熱交換器(22)側と吸込グリル(12)側とに区画している。下側ケーシング(10b)の内部
には、図1に示すように、エアフィルタ(30)、フィルタ駆動機構(40)、塵埃除去機構(50)、塵埃貯留容器(60)、塵埃搬送機構(80)および塵埃捕集箱(90)が配置されている。
述する塵埃除去機構(50)の回転ブラシ(51)に押さえ付けられる。したがって、塵埃除去機構(50)による除去効率が向上する。
貯留容器(60)との間にエアフィルタ(30)が保持される。
は、回転ブラシ(51)の後方側に配置されている。
備えている。本体部(52a)は、板状部材であり、回転ブラシ(51)のシャフト(51a)と同じ長さに形成されている。本体部(52a)は、その板面が回転ブラシ(51)の外周面に
対面して設けられている。また、本体部(52a)の上部は、回転ブラシ(51)のシャフト
(51a)の外周面に対応する円弧部となっている。この本体部(52a)の円弧部には、本体部(52a)の長さ方向に亘ってブラシ(52b)が設けられている。バネ部(52c)は、本体
部(52a)の下端に設けられて、塵埃貯留容器(60)の内壁に取り付けられている。つま
り、本体部(52a)は、バネ部(52c)によって支持されている。
。また、回転ブラシ(51)は、上記ブラシ駆動機構(53)によって可逆に回転駆動される。図7および図8に示すように、ブラシ駆動機構(53)は、ブラシ駆動モータ(54)と、互いに噛み合う駆動ギア(55)および従動ギア(56)とを備えている。駆動ギア(55)はブラシ駆動モータ(54)の駆動軸に設けられ、従動ギア(56)は回転ブラシ(51)のシャフト(51a)の端部に設けられている。この構成により、回転ブラシ(51)が回転駆動さ
れる。そして、詳細については後述するが、ブラシ駆動機構(53)は、回転ブラシ(51)を回転させてそのブラシ(51b)がエアフィルタ(30)に接触する状態とエアフィルタ(30)から離隔する状態とに切り換えるように構成されている。
いる。その接触により、回転ブラシ(51)のブラシ(51b)から塵埃が除去される。つま
り、清掃用ブラシ(52)は、回転ブラシ(51)から塵埃を除去して該回転ブラシ(51)を清掃するものである。これら回転ブラシ(51)および清掃用ブラシ(52)の塵埃除去作用については、後で詳述する。
わゆるパイル織物で構成されている。このパイル織物は、基布に毛(パイル糸)が織り込まれてなる有毛繊維であり、毛足が比較的短い。そして、このパイル織物は、毛並みが一定方向に傾斜する傾斜パイルである。
ャフト(51a)から右側に向かって傾斜している。つまり、このブラシ(51b)の毛並みは、エアフィルタ(30)の回転方向に対して対向するように傾斜している。このように、エアフィルタ(30)がブラシ(51b)の毛並みに対して対向するように回転すると、メッシ
ュ部材(37)の塵埃が効率良く掻き出される。一方、ブラシ(51b)の毛並みに対してそ
の傾斜方向にエアフィルタ(30)が回転すると、メッシュ部材(37)の塵埃は掻き出されず、逆にブラシ(51b)に捕捉されている塵埃が除去される。また、清掃用ブラシ(52)
におけるブラシ(52b)の毛並みは、図9において本体部(52a)から下側に向かって傾斜している。つまり、このブラシ(52b)の毛並みは、回転ブラシ(51)が図9において反
時計回りに回転する際に、その回転方向に対して対向するように傾斜している。
くなる先細形状であり、端面が回転ブラシ(51)のブラシ(51b)に沿うように円弧状に
形成されている。これにより、縁部(61a)と回転ブラシ(51)との隙間をできるだけ小
さくすることができる。
)が開口している。図2や図7等に示すように、その塵埃貯留部(62)の第1端部(66)には、後述する塵埃搬送機構(80)のダンパボックス(81)が接続され、第2端部(67)には、後述する塵埃搬送機構(80)の搬送用ダクト(88)が接続されている。
室(81b)とに仕切られる。第2室(81b)には、上述したように塵埃貯留部(62)の第1端部(66)が接続されている。
パ(82)の回動軸に伝達される。これにより、ダンパ(82)が回動軸を中心に回動し、開閉動作が行われる。
に連通している。図10に示すように、導入用ダクト(86)は、ダンパボックス(81)から鉛直上方に延びており、仕切板(25)を貫通している。導入用ダクト(86)は、横断面が円形の上流側ダクト(86a)および下流側ダクト(86b)を備え、その2つの部材が止めネジ(86c)によって上下方向に連結されている。上流側ダクト(86a)の横断面積(流路面積)は、下流側ダクト(86b)の横断面積(流路面積)よりも大きい。下流側ダクト(86b)の下端(図10における下側)は、ダンパボックス(81)に接続されている。上流側ダクト(86a)の上端(図10における上側)は、ベルマウス(24)の水平に延びる部材
にシール部材(86e)を介して当接している。このベルマウス(24)の水平部材には、貫
通孔である導入口(86d)が形成されている。そして、この導入口(86d)を通じて、上流側ダクト(86a)が室内ファン(21)側の空間と連通している。つまり、この導入用ダク
ト(86)は、室内ファン(21)の吹出空気をダンパボックス(81)内へ導入するためのものである。
と下流側ダクト(86b)の上端フランジとで仕切板(25)の貫通孔周縁を挟み込むように
、両ダクト(86a,86b)が連結されている。そして、この連結部分およびシール部材(86e)の部分は、導入用ダクト(86)とダンパボックス(81)と塵埃貯留容器(60)とが一体で導入用ダクト(86)の軸心を中心にして回動するように構成されている。
ネル(11)の掃除機挿入口(18)に接続されている。掃除機挿入口(18)は、掃除機のホース等が挿入されて吸引するための開口である。
−塵埃捕集箱の構成−
塵埃捕集箱(90)は、上述のように塵埃貯留容器(60)から空気とともに搬送される塵埃を捕集するためのものである。この塵埃捕集箱(90)内に捕集された塵埃は、上述のように、外部から吸引される。
(30)と重ならないように仕切板(25)の一端辺に沿って配置されている。これにより、塵埃捕集箱(90)が、吸込グリル(12)から吸い込まれる空気の流通の邪魔になるのを防止することができる。また、箱本体(91)の側板のうちエアフィルタ(30)側に位置する側板(91b)は、該エアフィルタ(30)の外周に対応して円弧状に形成されている。上記箱本体(91)の一端側(図12の左側)の端面の上側には、搬送用ダクト(88)につながる搬送口(89)が形成されている。この搬送口(89)は、上記箱本体(91)の一端側の端面に一体形成された円筒部(95)内に形成されている。また、この搬送口(89)は、詳しくは後述するが、塵埃貯留容器(60)から塵埃捕集箱(90)に塵埃を搬送する「塵埃搬送動作」時、及び、塵埃捕集箱(90)からケーシング(10)外へ塵埃を排出する「塵埃排出動作」時に、塵埃を通過させるためのものである。つまり、上記搬送口(89)は、塵埃捕集箱(90)からの塵埃の流出、及び、塵埃捕集箱(90)への塵埃の流入、の両方を許容するものである。
に設けられた係止部(88b)と係合する被係止部(95a)が設けられている。この被係止部(95a)は、先端が鈎状に形成された上記係止部(88b)が係合可能なように、上記円筒部(95)の外周面上に膨出している。上記係止部(88b)は、被係止部(95a)に対して着脱可能に取り付けられている。
部へ排出する一方、該塵埃を掃除機で吸引する際に塵埃捕集箱(90)内へ空気を流入させることにより、該塵埃捕集箱(90)に捕集された塵埃を上記搬送口(89)からスムーズに排出する。
の塵埃を効率良く回収できるようになるため、例えば塵埃捕集箱(90)の内面を空気が流れやすい流線形状などにする必要がなくなる。これにより、塵埃捕集箱(90)の容積が減少するのを防止でき、該塵埃捕集箱(90)内により多くの塵埃を捕集できるようになる。したがって、上述の構成により、ユーザーによる塵埃の回収頻度の増大を防止できる。
る。つまり、これらの第2通風口(94,94)は、塵埃捕集箱(90)の搬送口(89)側の角
部近傍に、該第2通風口(94,94)の開口方向が該搬送口(89)の開口方向に対して交差
するように設けられている。
該第2通風口(94,94)から空気を流入させて、該角部近傍の塵埃を搬送口(89)へ運ぶ
ことができる。
口(94)から流入する空気の流れによって効率良く搬送口(89)へ運んで、該搬送口(89)から排出することができる。したがって、塵埃捕集箱(90)内の塵埃をより効率良く回収することができる。
付けられている。このエアフィルタ(94a)は、第2通風口(94)を覆うように取り付けられていればよいため、塵埃捕集箱(90)の内側、外側のどちら側に取り付けられていてもよい。
次に、上記室内ユニット(1)における運転動作について説明する。室内ユニット(1)は、冷暖房を行う通常運転と、エアフィルタ(30)の清掃を行うフィルタ清掃運転とが切換可能に構成されている。
通常運転では、回転ブラシ(51)を回転させてそのブラシ(51b)を清掃用ブラシ(52
)側に位置させる。つまり、回転ブラシ(51)のブラシ(51b)がエアフィルタ(30)に
接触しない位置まで回転ブラシ(51)を回転させて、回転ブラシ(51)の非ブラシ面(即ち、ブラシ(51b)が設けられていないシャフト(51a)の外周面)をエアフィルタ(30)に対面させる。また、ダンパボックス(81)のダンパ(82)が閉じられる(図11(A)の状態。)。なお、エアフィルタ(30)は停止状態である。
では、吸込口(13)から吸い込まれた室内空気がエアフィルタ(30)を通過してベルマウス(24)へ流入する。空気がエアフィルタ(30)を通過する際、空気中の塵埃がエアフィルタ(30)のメッシュ部材(37)に捕捉される。ベルマウス(24)に流入した空気は室内ファン(21)から吹き出される。この吹出空気は、室内熱交換器(22)の冷媒と熱交換して冷却または加熱された後、各吹出口(14)から室内へ供給される。これにより、室内の冷房または暖房が行われる。
状態となる。したがって、ブラシ(51b)のエアフィルタ(30)に接触し続けることによ
る劣化を防止することができる。これにより、回転ブラシ(51)の耐久性が向上する。
フィルタ清掃運転では、冷媒回路において圧縮機が停止されて冷媒が循環しない状態となる。このフィルタ清掃運転では、「塵埃除去動作」と「ブラシ清掃動作」と「塵埃搬送動作」と「塵埃排出動作」とが切換可能に構成されている。
フィルタ(30)は回転ブラシ(51)のブラシ(51b)の毛並みに対向するように回転(移
動)する。なお、このとき回転ブラシ(51)は停止させたままである。
れる(図13(A)を参照。)。そして、フィルタ駆動機構(40)のリミットスイッチ(44)のレバー(44a)が作動すると、フィルタ駆動モータ(41)が停止されてエアフィルタ(30)が停止する。この動作では、ブラシ(51b)の毛並みがエアフィルタ(30)の回
転方向(移動方向)に対向して傾斜しているため、エアフィルタ(30)の塵埃がブラシ(51b)によって容易に掻き取られる。よって、回転ブラシ(51)による塵埃の除去効率が
向上する。エアフィルタ(30)が停止すると、「塵埃除去動作」から「ブラシ清掃動作」へ切り換えられる。
(30)とブラシ(51b)との間に溜まった塵埃、即ちエアフィルタ(30)から除去されか
かった塵埃がブラシ(51b)に均一に付着する。そのため、エアフィルタ(30)の塵埃が
ブラシ(51b)に確実に捕捉され、回転ブラシ(51)による塵埃除去効率を向上させるこ
とができる。
シ(52)のブラシ(51b,52b)同士が接触しながら、回転ブラシ(51)が回転する(図1
3(B)を参照。)。そして、回転ブラシ(51)は、所定の回転角度だけ回転すると停止する。
塵埃が清掃用ブラシ(52)のブラシ(52b)によって除去される(図13(C)を参照。
)。これは、清掃用ブラシ(52)のブラシ(52b)の毛並みが下向き、即ち毛並みが回転
ブラシ(51)の回転方向に対向する向きに傾斜しているため、回転ブラシ(51)のブラシ(51b)から塵埃が掻き取られる。また、双方のブラシ(51b,52b)同士が接触することによって清掃用ブラシ(52)の本体部(52a)が後方へ押されるが、バネ部(52c)によって本体部(52a)が回転ブラシ(51)側へ付勢される。これにより、ブラシ(51b,52b)同士が離れることはなく、清掃用ブラシ(52)が適切に回転ブラシ(51)に押し付けられる。したがって、回転ブラシ(51)のブラシ(51b)から塵埃がより確実に除去される。以上
により、清掃用ブラシ(52)のブラシ(52b)に塵埃が捕捉される。回転ブラシ(51)は
、元の状態(図13(A)の状態)まで回転して停止する。
(51)のブラシ(51b)によって掻き取られ、塵埃貯留容器(60)の塵埃貯留部(62)に
落下する(図13(D)を参照。)。これは、回転ブラシ(51)のブラシ(51b)の毛並
みが回転方向に向かって傾斜しているため、清掃用ブラシ(52)のブラシ(52b)から塵
埃が確実に掻き取られる。その際も、上記と同様に、バネ部(52c)によって清掃用ブラ
シ(52)が回転ブラシ(51)に適切に押し付けられるため、清掃用ブラシ(52)から塵埃がより確実に除去される。以上により、回転ブラシ(51)に捕捉された塵埃が除去され、塵埃貯留容器(60)の塵埃貯留部(62)に貯留される。その後、回転ブラシ(51)は再び左回り(反時計回り)に回転して元の状態(図13(A)の状態)に戻り、「ブラシ清掃動作」が一旦終了する。
動するとエアフィルタ(30)が停止する。これにより、エアフィルタ(30)において回転ブラシ(51)のブラシ(51b)を通過した領域の塵埃が回転ブラシ(51)のブラシ(51b)に捕捉される(図13(A)の状態)。このように、「塵埃除去動作」と「ブラシ清掃動作」とが交互に繰り返される。その結果、エアフィルタ(30)において所定の領域毎に塵埃が除去されていく。そして、エアフィルタ(30)の全領域において塵埃が除去されると、「塵埃除去動作」および「ブラシ清掃動作」が完全に終了する。例えば、リミットスイッチ(44)のレバー(44a)が所定回数作動すると、エアフィルタ(30)が1回転したと
判断して上記動作が終了する。
ように排出された空気は、室内ファン(21)によってエアフィルタ(30)を通過し吸引される。室内ファン(21)によって吸引された空気は、再び、塵埃貯留容器(60)へ導入されることになる。ここで、上述のように、塵埃捕集箱(90)の通風口(93,94)から排出
される空気は、ケーシング(10)の内側へ排出されるため、塵埃が上記通風口(93,94)
に設けられたエアフィルタ(93a,94b)を通過して塵埃捕集箱(90)外へ流出した場合で
あっても、ケーシング(10)外へ塵埃が流出することはない。
以上より、本実施形態では、エアフィルタ(30)から除去された塵埃を捕集する塵埃捕集箱(90)において、搬送口(89)以外に、空気の流出入が可能な複数の通風口(93,94
)を設けたため、塵埃捕集箱(90)内に、複数の空気の流れを発生させることができる。これにより、塵埃捕集箱(90)内の広範囲で塵埃を搬送口(89)へ運んで、効率良く回収することができる。
ために該塵埃捕集箱(90)の内面を流線形状などにする必要もなくなる。したがって、塵埃捕集箱(90)の容積を減少させることなく、塵埃を効率良く回収することが可能になる。
搬送口(89)側に設けたため、塵埃が溜まりやすい搬送口(89)側の角部近傍から空気を流入させて、該角部近傍に溜まった塵埃を搬送口(89)側へ運ぶことができる。しかも、上記第2通風口(94,94)の1つは、塵埃の溜まりやすい底板(91a)に設けられているため、該底板(91a)上に溜まった塵埃を搬送口(89)へ効率良く運ぶことができる。これ
により、塵埃捕集箱(90)内に溜まった塵埃を効率良く回収できる。
本発明は、上記実施形態について、以下のような構成としてもよい。
、第2通風口を1つ若しくは3つ以上設けてもよい。
10 ケーシング
21 室内ファン
22 室内熱交換器
30 エアフィルタ
50 塵埃除去機構
62 塵埃貯留部
89 搬送口
90 塵埃捕集箱
93 第1通風口
94 第2通風口
Claims (4)
- 室内熱交換器(22)と、室内から空気を吸い込む室内ファン(21)と、該室内ファン(21)の吸込側に設けられるエアフィルタ(30)と、を備えた空気調和装置の室内ユニットであって、
上記エアフィルタ(30)に捕捉された塵埃を除去する塵埃除去機構(50)と、
上記塵埃除去機構(50)によって除去された塵埃を貯留する塵埃貯留部(62)と、
塵埃の流出入の少なくとも一方を許容する少なくとも1つの搬送口(89)を有していて、該搬送口(89)の少なくとも1つから流入する上記塵埃貯留部(62)内の塵埃を捕集する一方、該捕集された塵埃を上記搬送口(89)の少なくとも1つから吸引可能に構成された塵埃捕集箱(90)と、
空気の流れによって、上記塵埃貯留部(62)内の塵埃を上記搬送口(89)の少なくとも1つを経て上記塵埃捕集箱(90)の内部へ搬送するように構成された塵埃搬送機構(80)と、
を備え、
上記塵埃捕集箱(90)には、塵埃が上記搬送口(89)を介して空気とともに流出入する際に、該空気が通過可能な複数の通風口(93,94)が設けられ、
上記複数の通風口(93,94)は、
上記塵埃捕集箱(90)において、上記搬送口のうち塵埃が吸引される際に該塵埃が流出する搬送口(89)とは反対側に設けられた第1通風口(93)と、
上記塵埃捕集箱(90)において、上記第1通風口(93)よりも上記塵埃が流出する搬送口(89)に近い位置に設けられた第2通風口(94)と、
からなることを特徴とする空
気調和装置の室内ユニット。 - 請求項1に記載の空気調和装置の室内ユニットにおいて、
上記第2通風口(94)は、上記第1通風口(93)よりも開口面積が小さいことを特徴とする空気調和装置の室内ユニット。 - 請求項1または2に記載の空気調和装置の室内ユニットにおいて、
上記塵埃捕集箱(90)は、多面体として形成されていて、
上記第2通風口(94)は、上記塵埃捕集箱(90)の角部近傍に設けられていることを特徴とする空気調和装置の室内ユニット。 - 請求項1から3のいずれか1つに記載の空気調和装置の室内ユニットにおいて、
上記搬送口のうち塵埃が吸引される際に該塵埃が流出する搬送口(89)は、上記塵埃捕集箱(90)の底部よりも上方に設けられていて、
上記第2通風口(94)は、上記塵埃捕集箱(90)の底部に設けられていることを特徴とする空気調和装置の室内ユニット。
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