JP6275625B2 - 電気機器及び除湿機 - Google Patents

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Description

本発明は、持ち運び用の取手部を有する電気機器に関する。この電気機器には、製品重量が重い除湿機等の他、製品重量が軽い調理器等が含まれる。
特許文献1には、本体の外装パネルに別体の取手部材を配置した電気機器の1つである空気調和機が開示されている。外装パネルは、取手部材を露出させて配置する溝を備える。取手部材は、一端に外装パネルに位置する差込口を備える。
特許文献1の取手部材は、差し込んだ手の指を曲げた状態で持つことができないため、指掛かり性が悪く、電気機器の持ち上げが困難である。
特開平7−260200号公報
本発明は、持ち上げる作業性が良好な取手部を有する電気機器を提供することを課題とする。
第1の発明は、本体の外周部で開口された差込口と、前記差込口を画定する筒壁の上壁部から上向きに屈曲して延びる内壁部と、型抜き用の開口部とを有する取手部を設けた電気機器を提供する。
この電気機器は、取手部が型抜き用の開口部を備えるため、差込口の上壁部から上向きに延びる内壁部を大きく形成することができる。よって、差込口から差し込んだ手の指の第1関節を折り曲げ、指掛かり性が良好な取手部を形成することができる。そのため、電気機器をしっかりと持つことができるため、持ち上げる作業性を向上できる。
前記本体は、設定された処理を実行するための構成部品が取り付けられるベースを有し、前記取手部の開口部に前記ベースの壁が対向配置されている。このようにすれば、外部から本体の内部へ異物が侵入し難い構造とすることができる。
前記本体は、前記取手部の前記差込口が開口され前記ベースの外周部を覆う外装パネルを更に有し、前記ベースに前記取手部を配置する凹部が形成されている。詳しくは、前記取手部の前記内壁部の上端は前記凹部の壁に対向又は当接している。このようにすれば、比較的重い電気機器であっても、外装パネル及び取手部を破損させることなく、容易に持ち上げることができる。
前記取手部は、前記外装パネルと別体である。このようにすれば、外装パネル及び取手部の構成を簡素化できる。この場合、前記取手部は、前記筒壁の上部又は下部に嵌合部を有し、前記外装パネルは、前記嵌合部に嵌合する被嵌合部を有することが好ましい。詳しくは、前記取手部の前記嵌合部は、上向き又は下向きに突出するとともに前記筒壁の軸線に沿った方向の肉厚を両端に向けて次第に小さくした突部であり、前記外装パネルの被嵌合部は、前記突部の両端から嵌合する溝である。このようにすれば、別部品からなる取手部を簡単かつ確実に組み付けることができる。
前記取手部は、前記開口部を前記差込口の対向位置に設けた筒形状である。このようにすれば、取手部の構成を簡素化できる。
第2の発明は、吸込口から処理空気を取り込んで吹出口から吐出する処理空気ファンと、再生空気を循環させる再生空気ファンと、前記処理空気から水分を吸着して前記再生空気に水分を回収させる除湿ロータと、前記再生空気を加熱する加熱手段と、前記処理空気と前記再生空気とを熱交換して前記再生空気を冷却する熱交換器とを配置するとともに、外周部に凹部を形成したベースと、前記ベースの外周部を覆う外装パネルと、前記ベースの前記凹部内に配置され、前記外装パネルから開口される差込口と、前記差込口を画定する筒壁の上壁部から上向きに屈曲して延びる内壁部とを有し、前記内壁部の上端が前記凹部の壁に対向又は当接する取手部とを備える除湿機を提供する。
この除湿機は、比較的重い電気機器であるが、各部品を配置するベースの凹部の壁に取手部の内壁部の上端が対向又は当接するため、外装パネルを含む取手部を破損させることなく、容易に持ち上げることができる。
第1の発明の電気機器は、取手部に型抜き用の開口部を形成しているため、差込口の上壁部から上向きに延びる内壁部を大きくした指掛かり性が良好な取手部を形成できる。よって、電気機器をしっかりと持つことができるため、持ち上げる作業性を向上できる。第2の発明の除湿機は、比較的重い電気機器であるが、ベースの凹部の壁に取手部の内壁部の上端が対向又は当接するため、破損させることなく、容易に持ち上げることができる。
本発明の第1実施形態の除湿機の斜視図。 除湿機の分解斜視図。 図2の本体を正面側から見た斜視図。 図2の本体を背面側から見た斜視図。 除湿機の概念的な断面図。 除湿機のシステム図。 取手部の構成を示す分解斜視図。 図6の一部拡大図。 取手部の構造を示す縦断面図。 取手部の構造を示す横断面図。 取手部を上方から見た斜視図。 取手部を下方から見た斜視図。 取手部の平面図。 取手部の底面図。 第2実施形態の取手部を下方から見た斜視図。 第3実施形態の取手部の構成を示す分解斜視図。
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。なお、以下の説明では、必要に応じて特定の方向や位置を示す用語(例えば、「上」、「下」、「側」、「端」を含む用語)を用いるが、それらの用語の使用は図面を参照した発明の理解を容易にするためであって、それらの用語の意味によって本発明の技術的範囲が限定されるものではない。また、以下の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物、あるいは、その用途を制限することを意図するものではない。
(第1実施形態)
図1から図3Bは本発明の第1実施形態に係る電気機器の一例である除湿機1を示す。図4は除湿機1の概念的な断面図である。図5は除湿機1のシステム図である。
(全体構成)
図1及び図2を参照すると、除湿機1は、円柱形状の外観を有し、本体100と、本体100の上部に配置されたヘッド部600と、本体100の下部に配置された貯水部700とを備える。除湿機1は、本体100の吸込口112から吸引した外部(例えば除湿対象の室内)の空気(処理空気)を、本体100内で除湿ロータ200による水分吸着により除湿する。除湿された処理空気は、ヘッド部600の吹出口642から外部へ吐出される。除湿ロータ200に吸着された水分は、本体100内の閉経路を循環する空気(再生空気)により回収され、貯水部700の貯水タンク720内に貯留される。
ヘッド部600は、図1において本体100の軸線Lを中心として回転可能な送風部640を備える。送風部640は、図1に示す初期位置を起点として、規制部材680回りを略±180度の範囲で、図1において周方向Aに往復(首振り)回転できる。送風部640の吹出口642には可動式のルーバー660が配置されている。ルーバー660は、図1において上下方向Bの設定範囲で揺動できる。
図4及び図5に示すように、除湿機1は、破線で示す処理空気が流れる経路(処理空気経路)2と、実線で示す再生空気が流れる経路(再生空気経路)3とを備える。除湿ロータ200は、処理空気経路2及び再生空気経路3に跨がって配置されている。除湿機1は、除湿ロータ200の一面側(吸込口112側)に、再生空気及び除湿ロータ200を加熱するヒータ(加熱手段)250を備える。また、除湿機1は、除湿ロータ200の一面側に配置された主熱交換器(第1熱交換器)300と、除湿ロータ200の他面側に配置された副熱交換器(第2熱交換器)350とを備える。さらに、除湿機1は、処理空気を吸引及び吐出するための処理空気ファン(第1送風手段)400と、再生空気を循環させるための再生空気ファン(第2送風手段)450とを備える。
図1から図3Bに示すように、本体100は、設定された処理を実行するための構成部品である除湿ロータ200、ヒータ250、主熱交換器300、副熱交換器350、処理空気ファン400、及び再生空気ファン450を含む部品を配置するベース101を備える。ベース101は、下端に位置する平面視円形状の基部102と、基部102から矩形状をなすように立設した立壁部103とを備える。ベース101の外周部は、半円筒状である樹脂製の外装パネル110A,110Bにより覆われている。外装パネル110A,110Bは、内面側に金属製の補強パネル111A,111Bを備える。一方の外装パネル110Aには、室内の空気を取り入れるための吸込口112が設けられている。吸込口112は、上下方向に延びる多数条のスリットからなる。なお、吸込口112の内面側には、図示しないフィルタが外装パネル110Aに沿って着脱可能に配置されている。
(処理空気経路)
図4及び図5に示すように、処理空気経路2は、吸込口112から吹出口642までを接続している。処理空気経路2には、吸込口112から吹出口642に向けて処理空気が流れる方向に沿って順に、主熱交換器300、除湿ロータ200、副熱交換器350、及び処理空気ファン400が配置されている。
図5に最も明瞭に示すように、処理空気経路2は、第1から第5の部分2a〜2eを備える。第1部分2aは、吸込口112から主熱交換器300までを接続している。図4に示すように、第1部分2aは、吸込口112と主熱交換器300との間に形成された空間からなる。第2部分2bは、主熱交換器300から除湿ロータ200までを接続している。図4に示すように、第2部分2bは、主熱交換器300と除湿ロータ200との間に形成された空間からなる。第3部分2cは、除湿ロータ200から副熱交換器350までを接続している。図4に示すように、第3部分2cは、除湿ロータ200と副熱交換器350との間に形成された空間からなる。第4部分2dは、副熱交換器350から処理空気ファン400までを接続している。図4に示すように、第4部分2dは、副熱交換器350と処理空気ファン400の吸込口との間に形成された空間からなる。第5部分2eは、処理空気ファン400の吐出口112から吹出口642までを接続している。図4に示すように、第5部分2eは、処理空気ファン400のファンケース410の送出部411、及びヘッド部600の送風案内部641を備える。
処理空気ファン400が駆動されると、吸込口112から処理空気が吸い込まれる。処理空気は、主熱交換器300で昇温された後、除湿ロータ200を通過する際に除湿される。ついで、副熱交換器350で更に昇温された後、処理空気ファン400のファンケース410内に流入する。その後、ファンケース410の送出部411から上向きに送出され、ヘッド部600の吹出口642から室内へ吐出される。
(再生空気経路)
図4及び図5に示すように、再生空気経路3には、ヒータ250を起点として再生空気が流れる方向に従って順に、除湿ロータ200、副熱交換器350、主熱交換器300、及び再生空気ファン450が配置されている。
図5に最も明瞭に示すように、再生空気経路3は、第1から第5の部分3a〜3eを備える。第1部分3aは、再生空気ファン450の吐出口からヒータ250までを接続している。図3A,B及び図4に示すように、第1部分3aは、再生空気ファン450のファンケース460とヒータ250のヒータケース260の間のダクト部462を備える。第2部分3bは、ヒータ250から除湿ロータ200までを接続している。図4に示すように、第2部分3bは、ヒータケース260中のヒータ250と除湿ロータ200との間に形成された空間(隙間)からなる。第3部分3cは、除湿ロータ200から副熱交換器350までを接続している。図4に示すように、第3部分3cは、副熱交換器350の上部ヘッダ370の内部空間からなる。第4部分3dは、副熱交換器350から主熱交換器300までを接続している。図3A,B及び図4に示すように、第4部分3dは、副熱交換器350の下部ヘッダ380と主熱交換器300の上部ヘッダ320の間のダクト部材500を備える。第5部分3eは、主熱交換器300から再生空気ファン450までを接続している。図3B及び図4に示すように、第5部分3eは、主熱交換器300の下部ヘッダ330と再生空気ファン450のファンケース460の間のダクト部461を備える。
再生空気ファン450が駆動されると、再生空気ファン450から送出された再生空気は、ヒータ250で加熱される。ついで、再生空気は、除湿ロータ200を通過する際に、除湿ロータ200が吸着した水分を回収(吸湿)した後、副熱交換器350で冷却される。ついで、ダクト部材500を通って主熱交換器300に流入し、再び冷却される。その後、再生空気は、再生空気ファン450に戻り、再びヒータ250へ送出される。なお、熱交換器300,350で再生空気が冷却されることにより凝縮した水は、貯水タンク720に貯留される。
(本体の取手構造)
図6から図8Bに示すように、本体100には、ベース101の外周部に内向きに窪む凹部104が形成され、凹部104に外装パネル110A,110Bと別体の取手部材(取手部)120が配置されている。
図7及び図8Aに示すように、ベース101の凹部104は、側面視が横長の長方形状である。凹部104は、本体100の径方向に対向するように、立壁部103の側面中央に形成されている。凹部104は、取手部材120を挿入する開口部105を備える。開口部105は、左右一対の側壁部106,106、下壁部107及び上壁部108の外縁により画定されている。また、凹部104の開口部105と対向する位置である各壁部106〜108の内側端は、閉塞壁部109により覆われている。閉塞壁部109は、下壁部107側に外向きに傾斜した傾斜部109aを備える。傾斜部109aは、取手部材120が上下逆向きに配置されることを防止する機能を兼ね備える。
図1及び図7に示すように、外装パネル110A,110Bは、取手部材120を露出させる横長の半長円形状の露出孔113A,113Bを備える。図8Aを参照すると、露出孔113A,113Bの下縁114は、凹部104の下壁部107より若干低いが同程度の高さに設定されている。露出孔113A,113Bの上縁115は、凹部104の上壁部108より低く、上壁部108との間に一般成人の手の指の第1関節が入る程度(例えば20mm)の空間が形成されるように設定されている。
図7及び図8Aに示すように、外装パネル110A,110Bの内面側には、露出孔113A,113Bの上下縁114,115に沿って延びるガイドレール部116A,116Bが設けられている。ガイドレール部116A,116Bは、取手部材120の後述する突部130に嵌合する嵌合溝(被嵌合部)117を備える。図8Bに示すように、外装パネル110A,110Bの内面側には、露出孔113A,113Bの側縁から内向きに突出する突板部118が設けられている。
図8A,Bに示すように、取手部材120は、ベース101の外周部に外装パネル110A,110Bをネジ止めして装着することにより、凹部104内に組み付けられる。取手部材120は、ユーザが手を差し込む差込口121と、ユーザが折り曲げた手の指を掛ける内壁部127と、型抜き用の開口部129とを備える。本実施形態の取手部材120は、差込口121と開口部129とを対向位置に設けた筒形状である。
図9A,Bを併せて参照すると、差込口121は、外装パネル110A,110Bの露出孔113A,113Bの内縁に位置し、露出孔113A,113Bから外部(本体100の外周部)に開口されている。差込口121は、側面視四角形状の筒壁122により画定されている。図10A,Bを参照すると、筒壁122は、差込口121が画定される外端側が外装パネル110A,110Bの曲率に沿った円弧状に形成されている。また、筒壁122の差込口121側端には、外向きに湾曲した湾曲部123が設けられている。
図8A,Bに示すように、筒壁122の両側の側壁部124,124は、凹部104の側壁部106,106に沿って閉塞壁部109にかけて延びる。側壁部124,124は、差込口121と反対側の端縁に、閉塞壁部109の傾斜部109aに沿って延びる傾斜縁124aを備える。筒壁122の下壁部125は、凹部104の下壁部107に沿って閉塞壁部109にかけて延びる。筒壁122の上壁部126は、外装パネル110A,110Bのガイドレール部116A,116Bに沿って、凹部104の上壁部108と平行に延びる。上壁部126は、閉塞壁部109側の内端が、ガイドレール部116A,116Bの内側に位置する。図8Aに示す上壁部126の軸方向の寸法S1は、一般成人の手の指の第1関節と第2関節の間又は第2関節と第3関節の間の長さと同程度(例えば10mm)に設定されている。
図8A及び図9A,Bに示すように、内壁部127は、上壁部126の内端から上向きに屈曲(傾斜)して延びている。内壁部127の上端は、凹部104の上壁部108の近傍に位置する。内壁部127の全高Hは、一般成人の手の指の第1関節から指先にかけた長さと同程度(例えば20mm)に設定されている。内壁部127の上端には、上壁部108に沿って閉塞壁部109にかけて延びる頂壁部128が一体に設けられている。内壁部127の上端である頂壁部128は、凹部104の上壁部108と所定の隙間をあけて対向する。この隙間は、製造誤差を考慮した製造上必要なクリアランスである。即ち、頂壁部128と上壁部108とは、実質的に当接する寸法設定である。内壁部127及び頂壁部128の軸方向の寸法S2は、一般成人の指が十分に入る奥行き(例えば15mm)に設定されている。
図8A,B及び図9Bに示すように、開口部129は、一対の側壁部124,124、下壁部125、及び頂壁部128で画定されている。開口部129には、ベース101の閉塞壁部(壁)109が対向配置されている。図8Aに最も明瞭に示すように、開口部129は、凹部104を画定する閉塞壁部109により、塵埃が侵入しないように覆われている。
図8A及び図9A,Bに示すように、取手部材120は、ガイドレール部116A,116Bの嵌合溝117が嵌合される一対の突部(嵌合部)130,130を備える。詳しくは、筒壁122の下壁部125には、下向きに突出するように突部130が設けられ、筒壁122の上壁部126には、上向きに突出するように突部130が設けられている。図10A,Bに示すように、突部130は、差込口121を画定する筒壁122の軸線に沿った方向の肉厚Tを両端に向けて次第に小さくした筒形状である。即ち、突部130の両端には、肉厚Tを次第に小さくした差込部131が設けられている。
図8B及び図10A,Bに示すように、取手部材120は、突板部118が挿入される位置決め溝132が設けられている。位置決め溝132は、筒壁122の側壁部124に湾曲部123と所定間隔をあけて位置する内板部133を設けることにより、これらの間に形成されている。
この取手部材120は、差込口121の対向位置に型抜き用の開口部129を設けた筒形状であるため、上壁部126から屈曲して延びる内壁部127を大きく形成することができる。よって、差込口121から手を差し込み、指の第1関節を折り曲げて指の腹を内壁部127に当て、指先と手のひらの間に上壁部126を位置させるようにして、取手部材120をしっかりと持つことができる。しかも、取手部材120は、外装パネル110A,110Bとは別部品からなるため、構成を簡素化できる。
この指掛かり性が良好な取手部材120をベース101に配置することにより、除湿機1を持ち上げる作業性を向上できる。また、除湿機1は、貯水タンク720が満水になった状態での重量が約13kg程度であり、家庭用の電気機器の中では比較的重い。これに対して本実施形態では、ベース101の凹部104の上壁部108に取手部材120の内壁部127の上端である頂壁部128が対向又は当接するため、外装パネル110A,110Bは勿論、取手部材120を破損させることなく、容易に持ち上げることができる。
また、取手部材120を本体100に組み付ける際には、図6に示すように、取手部材120をベース101の凹部104に開口部129側から配置する。この際、凹部104の傾斜部109a及び取手部材120の傾斜縁124aにより、凹部104に対する取手部材120の逆付けを防止できる。ついで、外装パネル110A,110Bをベース101の両側から配置する。この際、取手部材120の突部130に外装パネル110A,110Bの嵌合溝117を横方向から嵌合させる。この嵌合時には、突部130の両端に肉厚Tを小さくした差込部131が設けられているため、組立作業性を向上できる。
図8A,Bに示すように、取手部材120を本体100に装着した状態では、型抜き用の開口部129にベース101の閉塞壁部109が対向配置されているため、外部から本体100の内部へ異物が侵入し難い構造とすることができる。しかも、本実施形態では、開口部129が凹部104の閉塞壁部109により覆われるため、外部から本体100の内部に水や塵埃が侵入することを防止できる。
(第2実施形態)
図11は第2実施形態の除湿機1に用いる取手部材120を示す。この第2実施形態では、型抜き用の開口部129を筒壁122の下側に設けた点で、第1実施形態と相違する。なお、第2実施形態の取手部材120は、差込口121と反対側に位置する一対の側壁部124,124及び頂壁部128の端部を閉塞壁134により覆っている。
この第2実施形態の取手部材120は、第1実施形態と同様に、内壁部127を大きく形成することができるため、しっかりと持つことができる。また、下側に設けた開口部129は、ベース101の凹部104に配置することで、凹部104の下壁部107が対向配置される。そのため、第1実施形態と同様の作用及び効果を得ることができる。
(第3実施形態)
図12は第3実施形態の除湿機1を示す。この第3実施形態では、第1実施形態と同様の取手部材(取手部)120を一方の外装パネル110Bに一体に設けた点で、第1実施形態と相違する。このようにした第3実施形態では、第1実施形態と比較すると、構造が複雑になるため設計が煩雑になるが、部品点数を削減できるうえ、組立工数を削減できる。また、除湿機1を持ち上げる作業性等の他の作用及び効果については、同様に得ることができる。
なお、本発明は、前記実施形態の構成に限定されず、種々の変更が可能である。
例えば、前記実施形態では、外装パネル110A,110Bに被嵌合部として嵌合溝117を設け、取手部材120に嵌合部として突部130を設けたが、外装パネル110A,110Bに被嵌合部として突部を設け、取手部材120に嵌合部として嵌合溝を設けてもよい。また、嵌合部及び嵌合受部は、筒壁122及び露出孔113A,113Bの上下に設けたが、上下いずれか一方だけに設けてもよい。
また、前記実施形態では、本発明の取手部材120を製品重量が比較的重い除湿機1に用いたが、本体100の外周部に取手部を配置する電気機器であれば、製品重量が軽い調理器等であって適用可能であり、同様の作用及び効果を得ることができる。
また、前記実施形態では、空気を取り込んで処理を加えて吐出する除湿機1に取手部材120を配置したため、型抜き用の開口部129を凹部104の壁で覆う構成としたが、開口部129を覆わない構成としてもよい。また、型抜き用の開口部129は、第1実施形態では差込口121の対向位置(奥側)に設け、第2実施形態では下側に設けたが、その形成位置は希望に応じて変更が可能である。
1…除湿機(電気機器)
2…処理空気経路
2a〜2e…処理空気経路の部分
3…再生空気経路
3a〜3e…再生空気経路の部分
100…本体
101…ベース
102…基部
103…立壁部
104…凹部
105…開口部
106…側壁部
107…下壁部
108…上壁部
109…閉塞壁部
109a…傾斜部
110A,110B…外装パネル
111A,111B…補強パネル
112…吸込口
113A,113B…露出孔
114…下縁
115…上縁
116A,116B…ガイドレール部
117…嵌合溝(被嵌合部)
118…突板部
120…取手部材(取手部)
121…差込口
122…筒壁
123…湾曲部
124…側壁部
124a…傾斜縁
125…下壁部
126…上壁部
127…内壁部
128…頂壁部(内壁部の上端)
129…開口部
130…突部(嵌合部)
131…差込部
132…位置決め溝
133…内板部
134…閉塞壁
200…除湿ロータ
250…ヒータ(加熱手段)
260…ヒータケース
300…主熱交換器
320…上部ヘッダ
330…下部ヘッダ
350…副熱交換器
370…上部ヘッダ
380…下部ヘッダ
400…処理空気ファン
410…ファンケース
411…送出部
450…再生空気ファン
460…ファンケース
461…第1ダクト部
462…第2ダクト部
500…ダクト部材
600…ヘッド部
640…送風部
641…送風案内部
642…吹出口
660…ルーバー
680…規制部材
700…貯水部
720…貯水タンク

Claims (3)

  1. 本体の外周部で開口された差込口と、前記差込口を画定する筒壁の上壁部から上向きに屈曲して延びる内壁部とを有する取手部を設け
    前記本体は、設定された処理を実行するための構成部品が取り付けられるベースと、前記取手部の前記差込口が開口され前記ベースの外周部を覆う外装パネルとを有し、
    前記ベースに前記取手部を配置する凹部が形成されている、電気機器。
  2. 前記取手部の前記内壁部の上端は前記凹部の壁に対向又は当接している、請求項に記載の電気機器。
  3. 吸込口から処理空気を取り込んで吹出口から吐出する処理空気ファンと、再生空気を循環させる再生空気ファンと、前記処理空気から水分を吸着して前記再生空気に水分を回収させる除湿ロータと、前記再生空気を加熱する加熱手段と、前記処理空気と前記再生空気とを熱交換して前記再生空気を冷却する熱交換器とを配置するとともに、外周部に凹部を形成したベースと、
    前記ベースの外周部を覆う外装パネルと、
    前記ベースの前記凹部内に配置され、前記外装パネルから開口される差込口と、前記差込口を画定する筒壁の上壁部から上向きに屈曲して延びる内壁部とを有し、前記内壁部の上端が前記凹部の壁に対向又は当接する取手部と
    を備える、除湿機。
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