JP2019086168A - 空気調和機の室内機 - Google Patents

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Abstract

【課題】隣り合う送風ファンへの空気の流入量が不均一となる事態を抑制する。【解決手段】室内機は、隣り合う送風ファン(13)同士にて回転軸(13a)が互いに連結され、隣り合う送風ファン(13)同士の間に、空気の流れを隣り合う送風ファン(13)の一方に向う流れと他方に向う流れとに分離する分離板(37)を備える。【選択図】図7

Description

本発明は、送風ファンを備えた空気調和機の室内機に関する。
図10は、従来の2個の送風ファン101とファンモータ102との配置状態を示す正面図である。図11は、他の従来の2個の送風ファン101とファンモータ102との配置状態を示す正面図である。
従来の空気調和機の室内機(以下、単に室内機と称する)では、空調機能等の高機能化のために、図10および図11に示すように、シロッコファンからなる複数の送風ファン101を備えたものがある。複数の送風ファン101は、回転軸と直交する方向において回転軸位置が一致するように回転軸方向へ並べて配置されている。送風ファン101は、回転軸方向の両方の側面の開口部101aから空気を吸い込み、吸い込んだ空気を外周面から吹き出すようになっている。
複数の送風ファン101を備える室内機は、一般に、高さ方向の寸法を短くし、横方向の寸法を長くする形態が好まれる。このため、図10に示した例では、2個の送風ファン101を回転軸位置(回転軸と垂直な方向の回転軸位置)が一致し、かつ隣り合うように左右に配置し、一方の送風ファン101の隣りにファンモータ102を配置している。この場合、隣り合う送風ファン101の回転軸同士を連結し、ファンモータ102の駆動軸をファンモータ102に隣り合う送風ファン101の回転軸と連結している。
図11に示した例では、2個の送風ファン101を回転軸位置が一致するように左右に配置し、それら送風ファン101の間に両軸のモータ103を配置している。この場合、モータ103の両側の駆動軸は対応する側の送風ファン101の回転軸と連結している。
なお、複数の送風ファンを備えた室内機には、特許文献1に開示された構成のものも存在する。
特開2012−17941号公報
図12は、図10示した2個の送風ファン101およびファンモータ102をキャビネット104の内部に配置し、キャビネット104の上面に吸込口105が設けられている場合の室内機110の構成を示す正面図である。
図12に示すように、2個の送風ファン101を隣同士に配置した場合には、隣り合う送風ファン101の開口部101aが直接対向することになる。このため、吸込口105から吸い込まれて、隣り合う送風ファン101の間を流れる空気は、左右の送風ファン101の開口部101aから左右の送風ファン101へ均等に流入するとは限らない。すなわち、図12に示すように、空気は、例えば右側の送風ファン101へ多量に流入し、左側の送風ファン101へは少量しか流入しないこともある。この場合には、室内機1が吹き出す空気の量が室内機1の左右において不均一になり、安定した空調動作を行うことができないという問題点を有している。
このような問題は、図11示した2個の送風ファン101およびファンモータ102をキャビネット104の内部に配置した場合には、2個の送風ファン101の間にモータ103が存在することから幾分緩和されるものの、十分には解消されない。
なお、特許文献1の構成は、2個の送風ファンが個別のダクト内に配置されているので、上記のような問題は生じ難くなっている。しかしながら、特許文献1の構成は、2個の送風ファンは、回転軸方向がキャビネットの吸込口に向って互いに平行となるように設けられ、かつ両ダクトも互いに平行に設けられている。したがって、特許文献1の構成は、複数のシロッコファンの配置形態が、複数のシロッコファンを左右に並べて配置する、という前提となる配置形態と全く異なるので採用することができない。
したがって、本発明の一態様は、複数の送風ファンを左右に並べて配置した構成において、各送風ファンへの空気の流入量が不均一となる事態を抑制することができる空気調和機の室内機の提供を目的としている。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る空気調和機の室内機は、シロッコファンである複数の送風ファンを備え、前記送風ファンの回転により、空気を吸込口から吸い込み、吹出口から吹き出す空気調和機の室内機において、
前記送風ファンは、隣り合う前記送風ファン同士にて回転軸が互いに連結され、隣り合う前記送風ファン同士の間には、空気の流れを隣り合う前記送風ファンの一方に向う流れと他方に向う流れとに分離する分離板を備えている。
本発明の一態様によれば、隣り合う送風ファン同士で空気の流入量が不均一となる事態を抑制することができるという効果を奏する。
本発明の実施形態の空気調和機の室内機の外観を示す斜視図である。 図1に示した空気調和機の室内機の縦断面図である。 図3の(a)は、本実施形態の空気調和機が停止状態である場合の開閉蓋および導風板の状態を説明する室内機の概略の側面図、図3の(b)は、上記空気調和機が空調モードかつ冷房設定の場合の開閉蓋および導風板の状態を説明する室内機の概略の側面図、図3の(c)は、上記空気調和機が空気清浄モードかつ冷房設定の場合の開閉蓋および導風板の状態を説明する室内機の概略の側面図である。 図1に示した室内機本体部の主要部材の分解斜視図である。 図4に示した主要部材を組み付けた状態の斜視図である。 図5に示した状態から、ファンケーシング、送風ファン、仕切部材および熱交換器を取り外した状態の斜視図である。 図4に示した2個の送風ファン、ファンケーシング、ファンモータおよび分離板の位置関係を示す正面図である。 本発明の他の実施形態の室内機が備える2個の送風ファン、ファンケーシング、ファンモータおよび分離板の位置関係を示す正面図である。 本発明のさらに他の実施形態の室内機が備える2個の送風ファン、ファンケーシング、ファンモータおよび分離板の位置関係を示す正面図である。 従来の2個のシロッコファンとファンモータとの配置状態を示す正面図である。 他の従来の2個のシロッコファンとファンモータとの配置状態を示す正面図である。 図10示した2個のシロッコファンおよびファンモータをキャビネットの内部に配置し、キャビネットの上面に吸込口が設けられている場合の室内機の構成を示す正面図である。
〔実施形態1〕
本発明の実施の形態を図面に基づいて以下に説明する。図1は、本実施形態の空気調和機の室内機1の外観を示す斜視図である。図2は、図1に示した空気調和機の室内機1の縦断面図である。
(室内機1の概要)
図1に示すように、空気調和機の室内機(以下、単に室内機と称する)1は、室内機本体部2の前面に導風板3を備えている。室内機本体部2は、図2に示すように、上部に第1吸込口11を有し、下部に第2吸込口12を有し、内部に送風ファン13および熱交換器14を有し、前部に吹出口17を有している。
また、室内機1は、第1吸込口11の内側(下側)に第1フィルタ15を有し、第2吸込口12の内側(上側)に第2フィルタ16を有している。第1フィルタ15は、例えばプレフィルタに相当する機能を有するフィルタであり、第2フィルタ16よりも低性能であり、第2フィルタ16よりも通風抵抗が小さいフィルタである。第2フィルタ16は、例えばHEPAフィルタ(High Efficiency Particulate Air Filter)であり、第1フィルタ15よりも高性能であり、第1フィルタ15よりも通風抵抗が大きいフィルタである。
室内機1では、第1吸込口11から吸い込まれた空気は、第1フィルタ15、送風ファン13および熱交換器14を経て吹出口17から吹き出される。また、第2吸込口12から吸い込まれた空気は、第2フィルタ16、送風ファン13および熱交換器14を経て吹出口17から吹き出される。
第1吸込口11には、第1吸込口11を開閉する開閉蓋18が設けられている。図3の(a)は、空気調和機が停止状態である場合の開閉蓋18および導風板3の状態を説明する室内機1の概略の側面図、図3の(b)は、空気調和機が空調モードかつ冷房設定の場合の開閉蓋18および導風板3の状態を説明する室内機1の概略の側面図、図3の(c)は、空気調和機が空気清浄モードかつ冷房設定の場合の開閉蓋18および導風板3の状態を説明する概略の側面図である。
開閉蓋18は、図3の(a)に示すように、空気調和機の運転停止時には閉状態である。また、開閉蓋18は、図3の(b)に示すように、空気調和機を空気清浄機能よりも空気調和機能を優先して運転する場合(空調モードの場合)に開状態となる。さらに、開閉蓋18は、図3の(c)に示すように、空気調和機を空気調和機能よりも空気清浄機能を優先して運転する場合(空気清浄モードの場合)に閉状態となる。
送風ファン13はシロッコファンからなる。熱交換器14は、2個の熱交換器を上下に連結し、連結部が前方へ突出した形態(くの字形)である。
(室内機本体部2の構造)
図4は、図1に示した室内機本体部2の主要部材の分解斜視図である。図5は、図4に示した主要部材を組み付けた状態の斜視図である。図6は、図5に示した状態から、ファンケーシング32、送風ファン13、仕切部材33および熱交換器14を取り外した状態の斜視図である。
図4に示すように、室内機本体部2は、キャビネット31、ファンケーシング32、送風ファン13、仕切部材33、熱交換器14およびドレンパン34を備えている。
キャビネット31は、室内機1の後部に設けられ、ファンケーシング32、送風ファン13、仕切部材33、熱交換器14およびドレンパン34を支持する。
キャビネット31は、図4から図6に示すように、上面部41と背面部42とを有し、上面部41は第1吸込口11を有している。
キャビネット31の内部の空間には、ファンケーシング32が設けられ、ファンケーシング32の内部には送風ファン13が配置されている。ファンケーシング32は、左側に1個、右側に1個、合計2個設けられ、各ファンケーシング32内にそれぞれ送風ファン13が配置されている。送風ファン13は中心部に回転軸13aを有し、隣り合う送風ファン13の回転軸13aは互いに連結されている。したがって、隣り合う送風ファン13の回転軸13aの位置は、回転軸13aと垂直方向において一致している。右側の送風ファン13から右側に突出する回転軸13aは、ファンモータ38の駆動軸38a(図7参照)と連結されており、2個の送風ファン13は1個のファンモータ38に駆動されて回転する。
送風ファン13は、軸方向の両方の側面に開口部13bを有し、回転軸13aから空気を吸い込み、吸い込んだ空気を外周面から吹き出す。したがって、ファンケーシング32には、送風ファン13の開口部13bと対向する位置に開口部32bが形成されている。
ドレンパン34は、キャビネット31の前端部とねじにて連結され、キャビネット31にて支持されている。ドレンパン34にはドレンパイプ35が接続されており、熱交換器14にて生じた水は、ドレンパン34にて受け止められ、ドレンパイプ35を通じて排出される。仕切部材33は、キャビネット31の前方位置かつドレンパン34の上に配置され、キャビネット31の前端部と連結され、キャビネット31にて支持されている。熱交換器14は、仕切部材33の前に設けられ、仕切部材33に固定されている。
(分離板37の構成)
隣り合う送風ファン13の間、すなわち隣り合うファンケーシング32の間には、分離板37が設けられている。分離板37は、送風ファン13の回転軸13aが通る貫通穴37aを有し、貫通穴37aを中心として上板部37bと下板部37cとに分離可能となっている。
上述した2個の送風ファン13、ファンケーシング32、ファンモータ38および分離板37の位置関係をこれらのみに注目して示すと図7に示すようになる。図7は、2個の送風ファン13、ファンケーシング32、ファンモータ38および分離板37の位置関係を示す正面図である。
本実施形態において、分離板37の上板部37bは、ねじによってキャビネット31の上面部41に取り付けられ、下板部37cは、上板部37bに嵌合できる構造となっている。分離板37は、キャビネット31の上面部41、背面部42および仕切部材33と接している。なお、分離板37は、少なくともキャビネット31の上面部41および背面部と接していればよい。また、上板部37bおよび下板部37cの取り付け構造は、上板部37bと下板部37cとを合わせて分離板37を形成でき、かつ下板部37cをキャビネット31の下方へ取り出せる構造であればどのようなものであってもよい。
(室内機の動作)
上記の構成において、本実施形態の室内機1の動作について説明する。例えば、空調モードの冷房運転の場合には、図3の(b)に示すように、開閉蓋18および導風板3が開状態となり、ファンモータ38が回転し、送風ファン13が回転する。これにより、第1吸込口11および第2吸込口12から室内機本体部2内へ空気が吸い込まれ、吸い込まれた空気は、送風ファン13によって熱交換器14に吹き付けられ、熱交換器14を通過して冷却された後、吹出口17から吹き出される。
ただし、空調モードでは、第1吸込口11の開閉蓋18が開状態であり、第1吸込口11の第1フィルタ15は、第2吸込口12の第2フィルタ16よりも通風抵抗が小さいので、外部の空気は主に第1吸込口11から吸い込まれる。
ここで、左側の送風ファン13(ファンケーシング32)と右側の送風ファン13(ファンケーシング32)との間には、分離板37が設けられており、隣り合う送風ファン13の開口部13b同士は直接対向しないようになっている。
したがって、第1吸込口11から室内機本体部2の内部に吸い込まれた空気は、図7に示すように、分離板37によって、左側の送風ファン13に向う流れと、右側の送風ファン13に向う流れとに分離される。また、第2吸込口12から吸い込まれた空気についても、同様に、分離板37によって、左側の送風ファン13に向う流れと、右側の送風ファン13に向う流れとに分離される。
分離板37によって分離された空気は、各送風ファン13の開口部13bから各送風ファン13の内部へ取り込まれ、各送風ファン13の外周部から吹き出される。これにより、吹出口17から吹き出される空気の吹出し量が室内機1の右側と左側とで不均一となる事態を抑制することができる。
なお、室内機1の上記の動作は、空調モードの暖房運転および除湿運転、送付モードでの運転の場合にも同様である。
また、空気清浄モードでは、開閉蓋18が閉じられ、空気は第2吸込口12のみから吸い込まれるものの、分離板37を備えたことによる動作は、上記の空調モード等の場合と同様である。
(分離板37を有する室内機の利点)
本実施形態の室内機1では、隣り合う送風ファン13(ファンケーシング32)の間に分離板37を設け、隣り合う送風ファン13の開口部13b同士が直接対向しないようにしている。これにより、隣り合う送風ファン13の間の空気の流れを分離板37により分離し、隣り合う送風ファン13同士で空気の流入量が不均一となる事態を抑制することができる。この結果、室内機1から吹き出す風量が室内機1の左右にて不均一になる事態を抑制することができる。
〔実施形態2〕
本発明の他の実施形態を図面に基づいて以下に説明する。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
(分離板51の構成)
図8は、本実施形態の室内機1が備える2個の送風ファン13、ファンケーシング32、ファンモータ38および分離板51の位置関係を示す正面図である。
本実施形態の室内機1は、前記分離板37に代えて分離板51を備えている。図8に示すように、送風ファン13、ファンケーシング32、ファンモータ38および分離板51の位置関係は、図7に示した分離板37を備えた構成の場合と同様である。また、分離板51が貫通穴51a、上板部51bおよび下板部51cを有する点、分離板51のキャビネット31に対する取り付け構造、分離板51と仕切部材33との関係は、分離板37の場合と同様である。
前記分離板37は、貫通穴37aの位置から(貫通穴37aが形成されている例えば中心部から)周縁部に亘って厚みが均一の平板形状となっていた。これに対し、分離板51は、貫通穴51aの位置から(貫通穴51aが形成されている例えば中心部から)周縁部に向って厚みが漸次薄くなり、厚みの変化が直線状となっている。また、分離板51の両面の各送風ファン13との対向面は、分離板51の上記の厚みの変化により、周縁部から貫通穴51aに向うにしたがって、送風ファン13の開口部13bとの距離が近づくように傾斜している。
分離板51は、隣り合う送風ファン13の間の空気の流れを分離するという基本的な機能は分離板37と同じであるものの、分離板37との形状の相違によって、下記のように、分離板37とは異なる機能を有している。
(分離板51を有する室内機の利点)
本実施形態の室内機1では、分離板51を備えていることにより、分離板37を備えている室内機1と同様、隣り合う送風ファン13同士で空気の流入量が不均一となる事態を抑制し、室内機1から吹き出す風量が室内機1の左右にて不均一になる事態を抑制することができる。
また、室内機1は、隣り合う送風ファン13の間の空気の流れを分離板51により分離し、かつ分離した空気を、分離板51の各送風ファン13との対向面の傾斜により、各送風ファン13の開口部13bに円滑に案内することができる。
〔実施形態3〕
(分離板52の構成)
図9は、本実施形態の室内機1が備える2個の送風ファン13、ファンケーシング32、ファンモータ38および分離板52の位置関係を示す正面図である。
本実施形態の室内機1は、前記分離板37に代えて分離板52を備えている。図9に示すように、送風ファン13、ファンケーシング32、ファンモータ38および分離板52の位置関係は、図7に示した分離板37を備えた構成の場合と同様である。また、分離板52が貫通穴52a、上板部52bおよび下板部52cを有する点、分離板52のキャビネット31に対する取り付け構造、分離板52と仕切部材33との関係は、分離板37の場合と同様である。
前記分離板37は、貫通穴37aの位置から(貫通穴37aが形成されている例えば中心部から)周縁部に亘って厚みが均一の平板形状となっていた。これに対し、分離板52は、貫通穴52aの位置から(貫通穴52aが形成されている例えば中心部から)周縁部に向って厚みが漸次薄くなり、かつ分離板52の両面の送風ファン13との対向面は、周縁部から貫通穴52aに向うにしたがって、送風ファン13の開口部13bとの距離が近づくように凹形状に湾曲している。
分離板52は、隣り合う送風ファン13の間の空気の流れを分離するという基本的な機能は分離板37と同じであるものの、分離板37との形状の相違によって、下記のように、分離板37とは異なる機能を有している。
(分離板51を有する室内機の利点)
本実施形態の室内機1では、分離板52を備えていることにより、分離板37を備えている室内機1と同様、隣り合う送風ファン13同士で空気の流入量が不均一となる事態を抑制し、室内機1から吹き出す風量が室内機1の左右にて不均一になる事態を抑制することができる。
また、室内機1は、隣り合う送風ファン13の間の空気の流れを分離板52により分離し、かつ分離した空気を、分離板51の各送風ファン13との対向面の傾斜した凹形状により、各送風ファン13の開口部13bに円滑に案内することができる。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る空気調和機の室内機は、シロッコファンである複数の送風ファン13を備え、前記送風ファン13の回転により、空気を吸込口(第1吸込口11,第2吸込口12)から吸い込み、吹出口17から吹き出す空気調和機の室内機において、前記送風ファン13は、隣り合う前記送風ファン13同士にて回転軸13aが互いに連結され、隣り合う前記送風ファン13同士の間には、空気の流れを隣り合う前記送風ファン13の一方に向う流れと他方に向う流れとに分離する分離板37,51,52を備えている。
上記の構成によれば、吸込口から吸い込まれて隣り合う送風ファンの間を流れる空気は、分離板37,51,52によって、一方の送風ファン13に向う流れと、他方の送風ファン13に向う流れとに分離される。分離板37,51,52によって分離された空気は、各送風ファン13の開口部13bから各送風ファン13の内部へ取り込まれ、各送風ファン13の外周部から吹き出される。これにより、隣り合う送風ファン13同士で空気の流入量が不均一となる事態を抑制することができる。この結果、室内機から吹き出す風量が室内機の左右にて不均一になる事態を抑制することができる。
本発明の態様2に係る空気調和機の室内機は、上記態様1において、前記送風ファン13は軸方向の両側面に空気を取り込む開口部13bを有し、前記分離板37,51,52は、隣り合う前記送風ファン13の前記開口部13b同士を直接対向させない広さの面積を有している構成としてもよい。
上記の構成によれば、分離板37,51,52は、隣り合う送風ファン13の開口部13b同士を直接対向させない広さの面積を有しているので、隣り合う送風ファン13同士で空気の流入量が不均一となる事態を確実に抑制することができる。
本発明の態様3に係る空気調和機の室内機は、上記態様1または2において、前記分離板37,51,52は、前記回転軸13aが貫通する貫通穴37a,51a,52aを有し、前記貫通穴37a,51a,52aを中心として、上板部37b,51b,52bと下板部37c,51c,52cとに分離可能である構成としてもよい。
上記の構成によれば、分離板37は、回転軸13aが貫通する貫通穴37a,51a,52aを有し、貫通穴37a,51a,52aを中心として、上板部37b,51b,52bと下板部37c,51c,52cとに分離可能である。これにより、回転軸13aが貫通する分離板37,51,52を備えていても、分離板37,51,52の上板部37b,51b,52bから分離板37,51,52の下板部37c,51c,52cを分離させることにより、送風ファン13を下方へ取り外すことができる。
本発明の態様4に係る空気調和機の室内機は、上記態様1から3のいずれか1態様において、上面部41および背面部42を有するキャビネット31を備え、前記吸込口(第1吸込み口11)は室内機の上部に設けられ、前記送風ファン13は前記キャビネット31により支持され、前記分離板37,51,52は、上部が前記上面部41の下面と接し、後部が前記背面部42の前面と接するように設けられている構成としてもよい。
上記の構成によれば、分離板37,51,52は、上部がキャビネット31の上面部の下面と接し、後部がキャビネット31の背面部42の前面と接するように設けられている。
これにより、分離板37,51,52は、室内機の上部の吸込口から吸い込まれた空気の流れを隣り合う送風ファン13の一方に向う流れと他方に向う流れとに確実に分離することができる。
本発明の態様5に係る空気調和機の室内機は、上記態様2において、前記分離板51は、前記回転軸13aが貫通する貫通穴51aを有し、前記貫通穴51aの位置から周縁部に向って厚みが漸次薄くなり、かつ前記分離板51の両面の前記送風ファン13との対向面は、前記周縁部から前記貫通穴51aに向うにしたがって、前記開口部13bとの距離が近づくように傾斜している構成としてもよい。
上記の構成によれば、分離板51は、隣り合う送風ファン13の間の空気の流れを、隣り合う送風ファン13の一方に向う流れと他方に向う流れとに分離し、かつ分離した空気を各送風ファン13の開口部13bに円滑に案内することができる。これにより、各送風ファン13は、開口部13bからの空気の取り込みを円滑に行うことができる。
本発明の態様6に係る空気調和機の室内機は、上記態様2において、前記分離板52は、前記回転軸13aが貫通する貫通穴52aを有し、前記分離板52の両面の前記送風ファン13との対向面は、凹形状に湾曲し、周縁部から前記貫通穴52aに向うにしたがって、前記開口部13bとの距離が近づくように傾斜している構成としてもよい。
上記の構成によれば、分離板52は、隣り合う送風ファン13の間の空気の流れを、隣り合う送風ファン13の一方に向う流れと他方に向う流れとに分離し、かつ分離した空気を各送風ファン13の開口部13bに円滑に案内することができる。これにより、各送風ファン13は、開口部13bからの空気の取り込みを円滑に行うことができる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
1 室内機
2 室内機本体部
3 導風板
11 第1吸込口
12 第2吸込口
13 送風ファン
13a 回転軸
13b 開口部
14 熱交換器
15 第1フィルタ
16 第2フィルタ
17 吹出口
18 開閉蓋
31 キャビネット
32 ファンケーシング
32b 開口部
33 仕切部材
37,51,52 分離板
37a,51a,52a 貫通穴
37b,51b,52b 上板部
37c,51c,52c 下板部
38 ファンモータ

Claims (6)

  1. シロッコファンである複数の送風ファンを備え、前記送風ファンの回転により、空気を吸込口から吸い込み、吹出口から吹き出す空気調和機の室内機において、
    前記送風ファンは、隣り合う前記送風ファン同士にて回転軸が互いに連結され、
    隣り合う前記送風ファン同士の間には、空気の流れを隣り合う前記送風ファンの一方に向う流れと他方に向う流れとに分離する分離板を備えていることを特徴とする空気調和機の室内機。
  2. 前記送風ファンは軸方向の両側面に空気を取り込む開口部を有し、
    前記分離板は、隣り合う前記送風ファンの前記開口部同士を直接対向させない広さの面積を有していることを特徴とする請求項1に記載の空気調和機の室内機。
  3. 前記分離板は、前記回転軸が貫通する貫通穴を有し、前記貫通穴を中心として、上板部と下板部とに分離可能であることを特徴とする請求項1または2に記載の空気調和機の室内機。
  4. 上面部および背面部を有するキャビネットを備え、
    前記吸込口は室内機の上部に設けられ、
    前記送風ファンは前記キャビネットにより支持され、
    前記分離板は、上部が前記上面部の下面と接し、後部が前記背面部の前面と接するように設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の空気調和機の室内機。
  5. 前記分離板は、前記回転軸が貫通する貫通穴を有し、前記貫通穴の位置から周縁部に向って厚みが漸次薄くなり、かつ前記分離板の両面の前記送風ファンとの対向面は、前記周縁部から前記貫通穴に向うにしたがって、前記開口部との距離が近づくように傾斜していることを特徴とする請求項2に記載の空気調和機の室内機。
  6. 前記分離板は、前記回転軸が貫通する貫通穴を有し、前記分離板の両面の前記送風ファンとの対向面は、凹形状に湾曲し、周縁部から前記貫通穴に向うにしたがって、前記開口部との距離が近づくように傾斜していることを特徴とする請求項2に記載の空気調和機の室内機。
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