JPH0624147Y2 - フラットワイヤーハーネスの分岐接続構造 - Google Patents

フラットワイヤーハーネスの分岐接続構造

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JPH0624147Y2
JPH0624147Y2 JP1988143455U JP14345588U JPH0624147Y2 JP H0624147 Y2 JPH0624147 Y2 JP H0624147Y2 JP 1988143455 U JP1988143455 U JP 1988143455U JP 14345588 U JP14345588 U JP 14345588U JP H0624147 Y2 JPH0624147 Y2 JP H0624147Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、車両の電気配線に用いられるフラットワイヤ
ーハーネスにおいて、その中間に他の回路を容易に接続
できるようにした、分岐接続構造の改良に関する。
〔従来の技術〕
従来、幹線部を構成するフラットワイヤーハーネスに対
して分岐線部を形成する場合、第4図に示すような接続
方法をとっていた。
すなわち、幹線部と分岐線部のフラットワイヤーハーネ
スwとw′のそれぞれの絶縁シートa,a′に穴bを設
けて回路導体c,c′を露出させ、スポット溶接、半田
付などにより永久接続し、その上に絶縁被覆を施してい
た。dは端末コネクタである。
〔考案が解決しようとする課題〕
従来の分岐接続構造では、幹線部と分岐線部の2つの回
路部品が必要であり、露出導体の永久接続、絶縁被覆加
工に手間がかかることに加え、永久接続部分が幹線部と
分岐線部のこじりなどにより欠損しやすく接続不良が生
じる欠点があった。
本考案の課題は、上記の欠点をなくし、中間への分岐接
続が容易にでき、欠損し難い堅牢な構造をもつフラット
ワイヤーハーネスを提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
前記の課題を達成するため、本考案にあっては、所望の
回路パターンを有する複数の回路導体と、これらを絶縁
固定する絶縁シートとからなるフラットワイヤーハーネ
スにおいて、前記回路導体の所望の部位を露出させ、該
露出導体に沿って前記絶縁シートおよび(または)該露
出導体にスリットを設け、該露出導体のスリット開設部
をハーネス平面から突出させるとともに、該突出導体の
背面に形状保持部材を配して分岐接続構造を形成してな
る構成を採用した。
以下、上記構成を実施例を示す図面を参照して具体的に
説明する。
〔実施例〕
第1図a,bにおいて、Wは幹線部を構成するフラット
ワイヤーハーネスであって、複数本の回路導体1と絶縁
シート2とから成る。回路導体1は銅箔、導電性ペース
トなどの導体から所望の回路パターンを有して形成され
る。
この回路導体1は、予め分岐接続すべき所望の部位を選
んで導体を露出3させておく(図示の例では手前側の2
本)。そして、絶縁シート2に露出導体3に沿ってスリ
ット4を設ける。
5は後述する分岐接続部形成のための形状保持部材であ
って、一対の支持板5aをヒンジ5bにより結合し、一
方の面に接着剤6が塗布され、他方の面にはそれぞれロ
ック片5cと係止部5dとからなるロック部が設けられ
ている。また、接着剤6の塗布面には位置決めピン5e
が突設され、該ピン5eと対応して絶縁シート2にはピ
ン孔2aが設けられている。
この形状保持部材5を、ピン孔2aと位置決めピン5e
を合せて、前記露出導体3の背面に貼りつけて、支持板
5a,5aを閉じ前記ロック部5c,5dによりロック
する。
これにより、第1図bに示されるように、露出導体3が
スリット4を境に二つ折りされ、ハーネス平面から突出
し、かつ突出した露出導体3が形状保持部材5により裏
打ちされた分岐接続部7が形成される。この分岐接続部
7と隣接する部分は、点線Pで示されるようにハーネス
Wの裏面(または表面)に二つ折りにたるませておく。
分岐接続部7に対しては、第2図に示すように、電線や
他のフラットワイヤーハーネスを用いず、直接電装品8
をコネクタ9により接続することができる。なお、コネ
クタ9には対向する一対の弾性接触片を有する既知の構
造のターミナルを挿着しておけばよい。10は端末コネ
クタを示す。
第3図a〜cは他の分岐接続構造を示す。
すなわち、回路導体1の分岐接続部位は予め巾広に形成
しておき、この巾広部1′を露出させた露出導体3′に
中央を縦断するスリット4aを設ける。そして、絶縁シ
ート2に対してスリット4aの両端から連続して反対側
にのびるスリット4b,4b′を露出導体3′に沿って
設けることにより舌状の一対の露出導体片3a′,3
b′を形成する。また、形状保持部材11として、基板
11aに先端を山形の突起11cとした支持板11bを
立設したものを使用する。基板11aおよび支持板11
bの表面に接着剤6を塗布し、基板11aに絶縁シート
2のピン孔2aに対応する位置決めピン11dを設けて
おく。
この場合には、第3図cに示すように、露出導体片3
a′,3b′の背面側から支持板11bを突き差すよう
に挿入すると、前記一対の露出導体片3a′,3b′が
支持板11bの表裏両面にそれぞれ分離されて接着剤6
により固定された分岐接続部12が形成される。また、
第1図bに示すようなたるみPが生じない。この際、露
出導体片3a′,3b′の先端が突起11cの下方に位
置するので、前記コネクタ9などとの接続時に端子の接
触によってめくれるおそれがない。
〔作用〕
分岐接続部7,12は、露出導体3,3′(3a′,3
b′)と適宜形状に切り込んだスリット4,4a,4
b,4b′および形状保持部材5,11により簡単に形
成される。
露出導体3,3′は背面が支持板5a,11bなどによ
り裏打ちされ、その突出形状が保持されるから、強固な
構造を有する。
分岐接続部7,12にはコネクタ9を直接に結合するこ
とができるから、分岐回路の形成も容易であり、電装品
をリード線を介さずに直接接続することができる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案のフラットワイヤーハーネ
スは、製作が簡単でコネクタの直接結合が可能な堅牢な
構造の分岐接続部を有しているから、幹線部に対する分
岐線部の形成も容易にでき、ワイヤーハーネスの製造コ
ストを大巾に低減することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図a,bはそれぞれ本考案の分岐接続構造を形成す
る過程を示す説明図、 第2図は同上の分岐接続部を有するフラットワイヤーハ
ーネスの使用例を示す斜視図、 第3図a〜cはそれぞれ本考案の他の実施例を示す分岐
接続構造の形成過程を示す斜視図(a,b)と、要部の
平面図(c)、 第4図は従来例の説明図である。 W…フラットワイヤーハーネス、1…回路導体、2…絶
縁シート、3,3′…露出導体、4,4a,4a′…ス
リット、5,11…形状保持部材、7,12…分岐接続
部、8…電装品、9,10…コネタク。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】所望の回路パターンを有する複数の回路導
    体と、これらを絶縁固定する絶縁シートとからなるフラ
    ットワイヤーハーネスにおいて、前記回路導体の所望の
    部位を露出させ、該露出導体に沿って前記絶縁シートお
    よび(または)該露出導体にスリットを設け、該露出導
    体のスリット開設部をハーネス平面から突出させるとと
    もに、該突出導体の背面に形状保持部材を配して分岐接
    続部を形成したことを特徴とするフラットワイヤーハー
    ネスの分岐接続構造。
  2. 【請求項2】所望の回路パターンを有する複数の回路導
    体と、これらを絶縁固定する絶縁シートとからなるフラ
    ットワイヤーハーネスにおいて、前記回路導体の所望の
    部位を露出させ、該露出導体に中央を縦断するスリット
    を設けるとともに前記絶縁シートに対して前記中央縦断
    スリットの両端から連続して反対側にのびるスリットを
    該露出導体に沿って設けることにより一対の露出導体片
    を形成し、該一対の露出導体片の背面側から先端に断面
    山形の突起を有する支持板を挿入して該一対の露出導体
    片をハーネス平面から突出させるとともに前記支持板の
    表裏両面に分離して固着した分岐接続部を形成したこと
    を特徴とするフラットワイヤーハーネスの分岐接続構
    造。
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JP2624063B2 (ja) * 1991-10-29 1997-06-25 住友電装株式会社 ワイヤハーネス
JP5727172B2 (ja) * 2010-08-24 2015-06-03 矢崎総業株式会社 ワイヤハーネス

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