JPH06240911A - 方向転換型パレット搬送設備 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 方向転換が迅速に行え、構造が簡単で設備コ
ストが低いパレット搬送設備を提供する。 【構成】 パレットＰの載置板１の裏面に、長手方向に
延びる２本の長手走行レール３と短手方向に延びる２本
の短手走行レール４を形成し、長手走行レール３の途中
に同一レベル面で第１支持ローラ11を４個設け、短手走
行レールの途中に同一レベル面で第２支持ローラ12を４
個設けており、パレット搬送装置は床面上に設置した４
個の長手走行ローラ21と４個の短手走行ローラ22とから
なり、長手走行ローラ21は第１支持ローラ11に対応する
位置に設置し、短手走行ローラ22は第２支持ローラ11に
対応する位置に設置している。定位置から長手方向へ、
あるいは短手方向へ直ちに搬送でき、送りの初動は、各
支持ローラが回転して妨げない。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は方向転換型パレット搬送
設備に関する。さらに詳しくは、駐車場や倉庫、搬送ラ
インなどで自動車や各種物品の被搬送物品をパレットに
積載し、前後左右に方向転換しながら搬送するためのパ
レット搬送設備に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来のパレット搬送設備として、特開昭
63−74804 号公報に示されたもの（従来例Ｉ）および特
開平４−68178 号公報に記載されたもの（従来例II）が
ある。

【０００３】この従来例Ｉを図７〜９に基づき説明す
る。図７に示すように、パレット101は床面上に縦・横
に並べられ、各パレット101 の裏面にはレール102 が縦
・横に井桁状に突設され、これらレール102 の各交差部
に、ポイント機構である短レール105 が突設された円板
104 が回転自在に取付けられている（図８参照）。床面
には駆動装置106 がパレットスペース103 に付き４個ず
つ、パレット101の円板104 に相当する位置に並べて設
置されている。該駆動装置106 は図９に示すように床面
に回転自在に取付けられた円板107 上に設けられ、モー
タ108 に連結され、かつ、床面上に突出させた駆動車輪
109 と、ガイドローラ110 、110 から構成されている。
該ガイドローラ110 は駆動車輪109 の上をパレット101
のレール102 または短レール105 が移動するとき、これ
らレール102 、105 の側面に接してパレット101 の送り
方向をガイドする。

【０００４】図７に示すように、前記円板107 には２本
のアームが突設され、これらアームの先端にロッド112
がピンで枢着され、４個の円板107 が互いにロッド112
で連結されている。前記円板107 の一つには、電動また
は油圧等で駆動されるシリンダー113 が枢着され、該シ
リンダー113 の伸縮で円板107 が回動するようになって
いる。したがって、シリンダー113 を伸縮・操作させる
ことにより、これに接続されている床面の円板107 が回
転し、同時にロッド112 で接続されている他の３個の円
板107 も回転する。そして、駆動装置106 の円板107
が、該円板107 と共に回転するガイドローラ110 を介し
て短レール105 を押し回して円板104 を回転させる。こ
のようにして、パレットの送りが前後左右の４方向へ方
向転換されるようになっている。

【０００５】つぎに、従来例IIを図10〜11に基づき説明
する。図10において、201 は自動車を載置しているか、
または載置しないで移動循環するパレット、202 はトレ
ー左側縦送り装置、203 はトレー右側縦送り装置、204
はトレー前方横送り装置、205 はトレー後方横送り装置
をそれぞれ示すものであって、パレット201 は横方向に
隣接して任意数配置して形成されるパレット列を平面内
に複数列（図示では２列）平行に併設し、その一方の対
角線上の両端部位置にパレット１台分のデッドスペース
206 、207 が形成してあり、パレット201 の裏面には、
図11(A) にも示すように、横送り固定レール208 上を走
行する対向配置の一対の横行車輪209 （計４個）と縦送
り固定レール210 上を走行する対向配置の一対の縦行車
輪211 （計４個）とが同一レベルで取付けてある。ま
た、横送り固定レール208 と縦送り固定レール210 とが
交差する部分は、図10(B) に示すように、両固定レール
208,210 を同一レベルとなし、これらの内側近傍には横
行車輪209 が横送りに際して乗る担持部材、例えば補助
ローラ212 と縦行車輪211 が縦送りに際して乗る他の担
持部材例えば補助ローラ213 が相互に直交するように設
置しており、方向転換が円滑にできるようになってい
る。パレット201 の方向転換は横送り固定レール208 と
縦送り固定レール210 が交差しているコーナー部でのみ
行われる。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】しかるに、従来例Ｉで
は、つぎのような問題がある。ポイント機構を構成する
円板104,107 は荷重を受けた状態で旋回可能に支持する
必要があるため、支持構造が複雑高価なものとなる。そ
して、パレットを各床面から前後左右に移動させること
は可能であるが、パレットが停止してからパレットの進
行方向を転換する際に、円板1041、107 を旋回させる必
要があるので、方向転換にタイムラグが生じ、パレット
の搬送が迅速でない。また、従来例IIでは、つぎの問題
がある。まず、パレット201 が床全体の各コーナ部でし
か方向転換できない。そして、床面上の各定位置で自由
に方向転換を可能にしようとすれば、パレット側のロー
ラを駆動ローラにし、パレット側に駆動電源を供給する
必要があるが、この場合、設備コストが非常に高くつい
てしまう。

【０００７】本発明はかかる事情に鑑み、方向転換が迅
速に行え、構造が簡単で設備コストが低いパレット搬送
設備を提供することを目的とする。

【０００８】

【課題を解決するための手段】本発明のパレット搬送設
備は、被搬送物品を積載するパレットと、該パレットを
その長手方向と短手方向に択一的に搬送するパレット搬
送装置とからなり、前記パレットは、載置板の裏面に、
パレットの長手方向に延びる長手走行レールとパレット
の短手方向に延びる短手走行レールを形成し、長手走行
レールの途中に該レールと同一レベル面で第１支持部材
を設け、短手走行レールの途中に該レールと同一レベル
面で第２支持部材を設けたものであり、前記パレット搬
送装置は、床面上に設置した長手走行ローラと短手走行
ローラとからなり、長手走行ローラは第１支持部材に対
応する位置に設置し、短手走行ローラは第２支持部材に
対応する位置に設置しており、前記第１支持部材はパレ
ットの長手方向には固定部材であると共に、短手方向に
は回転部材であり、前記第２支持部材はパレットの短手
方向には固定部材であると共に長手方向には回転部材で
あることを特徴とする。

【０００９】

【作用】本発明では、パレットをパレット搬送装置上の
定位置に置いたとき、第１支持部材の下面に長手走行ロ
ーラが位置し第２支持部材の下面に短手走行ローラが位
置している。この状態から長手走行ローラを駆動してパ
レットに長手方向駆動力を与えると、第２支持部材は長
手方向には同一レベルの回転部材として機能するので短
手走行ローラとは簡単に接触が無くなり、パレットは長
手方向に動き始める。そして長手走行ローラが駆動され
ている間、長手走行レールが長手走行ローラ上を通っ
て、パレットが長手方向に送られる。またこの間、第１
支持部材は長手方向には同一レベルの固定部材として機
能するので長手走行ローラによる送りを長手走行レール
と同様に受け取り、円滑にパレットを長手方向に送るこ
とができる。一方、定位置の状態から短手走行ローラを
駆動すると、該短手走行ローラ上を短手走行レールが通
ってパレットが短手方向に送られる。このとき、パレッ
トの動き初めに第１支持部材が回転部材として機能して
初動を軽くし、また短手方向送り途中に第２支持部材が
固定部材として送りを円滑にすることは上記の場合と同
様である。

【００１０】以上のように本発明では、パレットに旋回
ポイント機構を有していないにもかかわらず、前後左右
の方向転換が可能であり、しかも旋回ポイント機構を操
作する必要がないので、前後方向から直ちに左右方向
へ、あるいはその反対に方向転換することが可能であ
り、方向転換を迅速に行いうる。

【００１１】

【実施例】つぎに、本発明の一実施例を図面に基づき説
明する。本発明の方向転換型パレット搬送設備は、被搬
送物品を積載するパレットＰとパレットＰをその長手方
向と短手方向に択一的に送りをかけるパレット搬送装置
Ｆとから構成されている。図１は本発明の一実施例に係
るパレット搬送装置ＦとパレットＰの説明図、図２はパ
レットＰの裏面からみた斜視図、図３はパレット搬送装
置Ｆの斜視図である。

【００１２】まず、パレットＰの構成を図２に基づき説
明する。１はパレットＰの載置板で、その上面には自動
車やその他の物品を積載できるようになっており、その
裏面の周囲に断面矩形の箱組構造２が形成されている。
そして、箱組構造２の下面は走行レールとなっている。
すなわち、長辺側左右の２本の長手走行レール３、３と
短辺側前後部の２本の短手走行レール４、４である。こ
の長手走行レール３と短手走行レール４の内側にはそれ
ぞれガイドレール５、６が形成されており、後述する長
手走行ローラ21と短手走行ローラ22から外れないように
なっている。

【００１３】左右２本の長手走行レール３およびガイド
レール５のそれぞれの途中２カ所は切欠き部７が形成さ
れており、それぞれ第１支持部材である第１支持ローラ
11が長手走行レール３と同一レベルで回転自在に軸支さ
れている。この第１支持ローラ11の支軸８は長手走行レ
ール３に沿う方向であり、ローラは長手方向には回転し
ないが短手方向には回転する。つまり、第１支持ローラ
11は長手方向には固定部材として機能し、短手方向には
回転部材として機能するものである。また、この第１支
持ローラ11は計４個であり、四角形の各頂点に位置する
ように配置されている。

【００１４】前後２本の短手走行レール４およびガイド
レール６のそれぞれの途中２カ所は切欠き部７が形成さ
れており、それぞれ第２支持部材である第２支持ローラ
12が短手走行レール４と同一レベルで回転自在に軸支さ
れている。この第２支持ローラ12の支軸９は短手走行レ
ール４に沿う方向であり、ローラは短手方向には回転し
ないが長手方向には回転する。つまり、第２支持ローラ
12は短手方向には固定部材として機能し、長手方向には
回転部材として機能するものである。また、この第２支
持ローラ12は計４個であり、四角形の各頂点に位置する
ように配置されている。なお、載置板１の裏面適所には
定位置検出センサを構成するドッグ10が立設されてい
る。

【００１５】つぎに、図３に基づきパレット搬送装置Ｆ
を説明する。21は長手走行ローラで、４個設けられてお
り、それぞれブラケット23で回転自在に軸支されてい
る。そして、前記パレットＰの４個の第１支持ローラ11
に対応させた四角形の各頂点に位置するように、床面上
に設置されている。また、22は短手走行ローラで、４個
設けられており、それぞれブラケット23で回転自在に軸
支されている。そして前記パレットＰの４個の第２支持
ローラ12に対応させた四角形の各頂点に位置するよう
に、床面上に設置されている。

【００１６】前記各走行ローラ21、22には減速機付モー
タ24を直結するか、あるいは１個のモータ24の動力をチ
ェーン25や伝動軸26で複数の走行ローラ21、22に伝達す
るよう構成され、長手走行ローラ21は長手方向に、短手
走行ローラ22は短手方向に回転されるようになってい
る。

【００１７】図３において、符号３、４は想像線で示す
長手走行レールと短手走行レールであり、前記長手走行
ローラ21は長手走行レール３の下面に位置し、短手走行
ローラ22は短手走行レール４の下面に位置する。そし
て、左右の長手走行レール３の前後位置（４カ所）には
それぞれ隣接位置への移動中のパレットＰを支持する支
持ローラ13が設置され、また前後の短手走行レール４の
左右位置（４カ所）にはそれぞれ隣接位置への移動中の
パレットＰを支持する支持ローラ14が設置されている。
なお、15はセンサで、図２に示すドッグ10が当接したと
き信号を出力するもので、ドッグ10と共にパレットＰを
定位置に停止させるための定位置検出センサを構成して
いる。

【００１８】図４は搬送装置ＦとパレットＰの定位置に
おける長手方向側面図(A) および短手方向側面図(B) で
ある。図１は、上記の構成のパレット搬送装置Ｆ上でパ
レットＰを定位置で停止させた場合の状態を示す図であ
り、搬送装置Ｆ部分は図４(A) のII線矢視、パレットＰ
部分は同図のＩ線矢視である。これらの図に示すよう
に、定位置では、第１支持ローラ11は長手走行ローラ21
上に、第２支持ローラ12は短手走行ローラ22上に位置し
ている。

【００１９】つぎに、本実施例の搬送動作を説明する。
図１に矢印ａで示す長手方向にパレットＰを送る場合に
ついて、図５に基づき説明すると、長手走行ローラ21を
矢印ｃ方向に回転させると、第１支持ローラ11は長手方
向には固定部材として機能するので、パレットＰに矢印
ａ方向の駆動力を伝達し、パレットＰは長手方向に動き
出す。このとき短手走行ローラ22上の第２支持ローラに
は長手方向には回転部材として機能し、矢印ｄ方向に回
転して短手走行ローラ22とは簡単に接触が離れるので、
送りの初動を妨げることがない。この後、長手走行ロー
ラ21が回転している間、長手走行レール３が該ローラ21
上を動いて、パレットＰが長手方向に送られる。なお、
長手走行レール３と第１支持ローラ11とは同一レベルで
あるので、パレットＰの送りは円滑である。

【００２０】図１に矢印ｂで示す短手方向にパレットＰ
を送る場合を図６に基づき説明すると、短手走行ローラ
22を矢印ｅ方向に回転させると、第２支持ローラ12は短
手方向には固定部材として機能するので、パレットＰに
矢印ｂ方向の駆動力を伝達し、パレットＰは短手方向に
動き出す。このとき長手走行ローラ21上の第１支持ロー
ラ11は短手方向には回転部材として機能し、長手走行ロ
ーラ21とは簡単に接触が離れるので、送りの初動を妨げ
ることなくパレットＰが短手方向に動き出す。この送り
動作は短手走行ローラ22が回転している間継続され、そ
の間短手走行レール４が短手走行ローラ22上を動いてい
く。そして、この場合も、短手走行レール４と第２支持
ローラ12とは同一レベルであるので、パレットＰは円滑
に送られる。

【００２１】つぎに、上記実施例の利点を説明する。 従来例ＩではパレットＰの送り方向を転換する場合
ポイント機構の円板を旋回させる操作が必要であった
が、本実施例では、そのような操作を行う必要がなく、
定位置から直ちに長手方向にも短手方向にも送り出すこ
とができる。このため、方向転換にタイムラグが生じな
いので、パレットＰの方向転換および搬送を迅速に行え
る。 また、短レール付円板のように荷重を受けた状態で
旋回させる部材を用いていないので、複雑な支持構造が
不要であり、部品点数が減少して構成が簡単になり、設
備コストを低減できる。 従来例IIでは、床全体の各コーナ部でしか方向転換
できないが、本実施例では各パレット搬送装置Ｆ上で前
後左右の４方向に自由に方向転換できるので、本実施例
のパレット搬送装置Ｆを碁盤目状に設置した場合は、床
全体の全面において前後左右に任意の経路を通ってパレ
ットＰを搬送できる。このため、搬送動作の自由度が高
い。 本実施例ではパレット側に駆動力を供給する必要が
なく、床面上の固定部材である搬送装置Ｆ側に駆動機構
を置いているので、駆動源の供給が容易であり、構造が
簡単になる。

【００２２】つぎに、本発明の他の実施例を説明する。
前記実施例では、第１・第２支持部材としてローラを用
いたが、これに限ることなく、一方向に固定部材として
機能し直角方向に回転部材として機能するものであれ
ば、どのようなものを用いてもよく、例えば無限軌道帯
などを用いることができる。この場合、無限軌道帯は周
回して走行ローラとの接触を離れるようになるが、本発
明にいう「回転部材」とはこのような周回動作するもの
も含む概念である。また、前記実施例では、第１・第２
支持ローラ11,12 および長手・短手走行ローラ21,22 は
それぞれ４個用いたが、６個以上用いて構成してもよ
い。

【００２３】さらに、前記実施例では、パレットＰは長
方形をしているが、必ずしもそうする必要はなく、正方
形であってもよい。この場合、特許請求の範囲における
パレットＰの「長手方向」および「短手方向」はそれぞ
れ「一方向」および「他方向」と読替えるものとする。
また、本発明は自動車を搬送する駐車場のほか、物流機
器や倉庫など種々の物品を90度方向転換しながら搬送す
る用途であれば、どのような用途にも適用することがで
きる。

【００２４】

【発明の効果】本発明によれば、方向転換が迅速に行
え、構造が簡単で設備コストが低いパレット搬送設備を
提供することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例に係るパレット搬送装置Ｆと
パレットＰの説明図である。

【図２】パレットＰを裏面からみた斜視図である。

【図３】パレット搬送装置Ｆの斜視図である。

【図４】パレット搬送装置ＦとパレットＰの定位置にお
ける長手方向側面図(A) および短手方向側面図(B) であ
る。

【図５】パレットＰの長手方向の送り動作を示す説明図
である。

【図６】パレットＰの短手方向の送り動作を示す説明図
である。

【図７】従来のパレット搬送設備の平面図である。

【図８】図７に示されたパレットの裏面図である。

【図９】従来のポイント機構の側面図（Ａ）および正面
図（Ｂ）である。

【図10】従来例IIの搬送設備全体の平面図である。

【図11】従来例IIのパレットとレールの正面図(A) およ
びレールの平面図(B) である。

【符号の説明】

Ｐ パレット Ｆ パレット
搬送装置 ３ 長手走行レール ４ 短手走行
レール ８ 支軸 ９ 支軸 11 第１支持ローラ 12 第２支持
ローラ 21 長手走行ローラ 22 短手走行
ローラ

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【手続補正書】

【提出日】平成５年３月２４日

【手続補正１】

【補正対象書類名】図面

【補正対象項目名】図１０

【補正方法】変更

【補正内容】

【図１０】

【手続補正２】

【補正対象書類名】図面

【補正対象項目名】図１１

【補正方法】追加

【補正内容】

【図１１】

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】被搬送物品を積載するパレットと、該パレ
   ットをその長手方向と短手方向に択一的に搬送するパレ
   ット搬送装置とからなり、前記パレットは、載置板の裏
   面に、パレットの長手方向に延びる長手走行レールとパ
   レットの短手方向に延びる短手走行レールを形成し、長
   手走行レールの途中に該レールと同一レベル面で第１支
   持部材を設け、短手走行レールの途中に該レールと同一
   レベル面で第２支持部材を設けたものであり、前記パレ
   ット搬送装置は、床面上に設置した長手走行ローラと短
   手走行ローラとからなり、長手走行ローラは第１支持部
   材に対応する位置に設置し、短手走行ローラは第２支持
   部材に対応する位置に設置しており、前記第１支持部材
   はパレットの長手方向には固定部材であると共に、短手
   方向には回転部材であり、前記第２支持部材はパレット
   の短手方向には固定部材であると共に長手方向には回転
   部材であることを特徴とする方向転換型パレット搬送設
   備。
2. 【請求項２】前記パレットにおいて、前記長手走行レー
   ルが該パレットの左右に２本形成され、前記短手走行レ
   ールがパレットの前後に２本形成されており、前記第１
   支持部材が２本の長手走行レールのそれぞれに２個ず
   つ、計４個取付けられており、前記第２支持部材が、２
   本の短手走行レールのそれぞれに２個ずつ、計４個取付
   けられており、前記パレット搬送装置において、前記長
   手走行ローラは、第１支持部材の取付位置に対応する位
   置にそれぞれ、計４個を配置されており、前記短手走行
   ローラは、第２支持部材の取付位置に対応する位置にそ
   れぞれ、計４個を配置されていることを特徴とする請求
   項１記載の方向転換型パレット搬送設備。