JPH06240895A - 多目的構築物 - Google Patents

多目的構築物

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JPH06240895A
JPH06240895A JP2511793A JP2511793A JPH06240895A JP H06240895 A JPH06240895 A JP H06240895A JP 2511793 A JP2511793 A JP 2511793A JP 2511793 A JP2511793 A JP 2511793A JP H06240895 A JPH06240895 A JP H06240895A
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JP
Japan
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arena
movable
stand
partition wall
guide means
Prior art date
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Pending
Application number
JP2511793A
Other languages
English (en)
Inventor
Kaoru Kimura
薫 木村
Kiyoyuki Kadokawa
清行 門川
Yoshihiro Yabushita
善弘 藪下
Toshimasa Matsukawa
敏正 松川
Kenji Tsunoshima
健二 角島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takenaka Komuten Co Ltd
Original Assignee
Takenaka Komuten Co Ltd
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Publication date
Application filed by Takenaka Komuten Co Ltd filed Critical Takenaka Komuten Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 可動観覧席をアリーナ上で効率よく移動させ
ることを叶えつつ、その移動のための構成によってアリ
ーナの使用に支障が生じにくくする。 【構成】 アリーナAと、その周囲に設けられた観覧席
Kとを仕切る仕切壁3に沿って、アリーナA上で移動自
在な可動観覧席4をガイドする案内手段Gを、仕切壁3
に設けてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、野球やフット
ボール等のスポーツ観戦や、コンサートや、各種展示会
等、多目的な催しを実施できるドーム球場等の多目的構
築物に関し、更に詳しくは、アリーナの周囲に観覧席を
設け、前記アリーナと前記観覧席との間に仕切壁を設
け、前記アリーナ上で前記仕切壁に沿って移動自在な可
動観覧席を設け、使用目的に合わせて、前記可動観覧席
の配置を変更することが可能な多目的構築物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の多目的構築物としては、
レール等で構成した案内手段を、アリーナの床に設け、
前記可動観覧席に備えた移動用車輪を前記案内手段の上
面に当接させ、且つ、前記移動用車輪の鍔面を前記案内
手段の側面にとうせつさせることによって、前記可動観
覧席の移動経路を規制して、可動観覧席が前記仕切壁に
沿って移動できるように構成してあるものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記アリーナの床面
は、直接的にボールがバウンドしたり、選手が走ったり
するスポーツに使用される関係上、平坦であることが好
ましいものであるが、上述した従来の多目的構築物によ
れば、案内手段を、アリーナ床に設てあるから、案内手
段を設置したアリーナ床面部分に凹凸が生じる危険性が
あり、アリーナの使用に支障を及ぼす問題点がある。
【0004】この問題点を解決するために、例えば、前
記案内手段を覆い隠してアリーナ床面を平坦にする蓋を
設置することを考えた場合、アリーナの移動に伴って、
その都度、前記蓋の設置撤去を実施しなければならない
ことになり、移動作業に手間がかかり作業効率の低下が
避けられず、且つ、複雑なアリーナ床構造をとるために
コストアップ並びにメンテナンス性低下という新たな問
題点が発生する。
【0005】本発明の目的は、上記問題点を解消し、効
率よく前記可動観覧席をアリーナ上で移動させることを
叶えつつ、その移動のための構成によってアリーナの使
用に支障が生じにくい多目的構築物を提供するところに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明における多目的構
築物の特徴構成は、アリーナと、その周囲に設けられた
観覧席とを仕切る仕切壁に沿って、前記アリーナ上で移
動自在な可動観覧席をガイドする案内手段を、前記仕切
壁に設けてあるところにある。
【0007】前記可動観覧席の移動方向に沿う案内用溝
部を前記仕切壁に設け、前記案内手段を前記案内用溝部
に配置して実施することが好ましい。
【0008】
【作用】本発明における多目的構築物の特徴構成によれ
ば、案内手段を、仕切壁に設けてあるから、アリーナの
床に設けなくてもよくなり、それに伴って、アリーナ床
面部分をより平坦に形成することが可能となって、アリ
ーナの使用に支障を及ぼしにくく、使いやすいアリーナ
を形成することができる。
【0009】更には、可動観覧席の移動の都度、案内手
段によるアリーナ床面の凹凸をなくすための蓋を設置撤
去する手間が省け、可動観覧席の移動作業の効率低下を
防止することも可能となる。
【0010】特に、前記可動観覧席の移動方向に沿う案
内用溝部を前記仕切壁に設け、前記案内手段を前記案内
用溝部に配置してあれば、案内手段による余分な出っ張
りがない状態に前記仕切壁を形成することができ、美観
性が向上すると共に、より広くアリーナを利用すること
が可能となる。
【0011】
【発明の効果】従って、本発明の多目的構築物によれ
ば、使用に支障を及ぼさない状態にアリーナ床面を形成
することができながら、そのアリーナ上の可動観覧席の
移動を簡単に効率よく行うことができるようになり、よ
り使い勝手のよい多目的構築物を築造することが可能と
なる。
【0012】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0013】図7・図8は、多目的構築物の一例である
ドーム球場Dを表すもので、野球の他、アメリカンフッ
トボール・陸上競技・ボクシング・プロレスリング・バ
スケットボール・アイスショー・サーカス・コンサート
・各種展示会等の催しを実施することが可能である。
【0014】ドーム球場Dは、ドーム内に、平面形ほぼ
円形のアリーナAと、アリーナAで実施される催しを観
覧する観覧席Kを前記アリーナAの周囲に設けて構成し
てある。
【0015】前記観覧席Kは、前記アリーナAを中心と
したスリ鉢状に傾斜させて形成してあり、前記アリーナ
Aに向かった前端部分1が、前記アリーナA床面2より
高所に位置するように構成してある。また、前記観覧席
Kの前端部分1下方には、アリーナAとの間にわたる仕
切壁3を設けてあり、前記アリーナA・観覧席K・仕切
壁3夫々は固定状態に一体化してある。尚、前記前端部
分1の一部には、アリーナA上に突出する突出観覧部1
aが設けてある。
【0016】また、前記アリーナAは、床面2を平坦に
形成してあり、ドーム球場Dの使用目的に合わせて、前
記床面2上に、例えば、人工芝やマット等を設置するこ
とができるように構成してある。前記アリーナA上に
は、前記仕切壁3に沿って横移動自在な一対の可動観覧
席4を設けてあり、この両可動観覧席4は、それぞれア
リーナA周方向に沿って二分割可能に、且つ、分割した
状態でも、前記仕切壁3に沿って個別に横移動できるよ
うに形成してある。尚、前記可動観覧席4は、一対に限
らず、一つでもよく、更には三つ以上の複数設けること
も可能で、しかも、分割構成でなくてもよい。
【0017】前記可動観覧席4は、図1に示すように、
トラス構造の観覧席本体5と、その上面に設けられた床
部6及び座席7を備えて構成してある。前記観覧席本体
5には、下面に、可動観覧席4を支持すると共に前記ア
リーナA床面2を移動するための複数の車輪8と、可動
観覧席4を所定の位置に移動した状態で上部荷重を補助
的に支持するための複数のアウトリガー9と、アリーナ
上の所定位置で可動観覧席4を位置決め固定する複数の
ロック装置10とを設けてある。また、観覧席本体5の
前記仕切壁3側の端面には、後述する案内手段Gに嵌合
して可動観覧席4と仕切壁3との離間距離をほぼ一定に
保った状態で、仕切壁3に沿って移動するためのローラ
11を複数箇所に設けてある。
【0018】一方、前記仕切壁3のアリーナA側を向く
面には、前記ローラ11の高さ位置に合わせて仕切壁3
の長手方向に沿った案内用溝部3aが設けてあり、その
案内用溝部3a内に、前記可動観覧席4の移動をガイド
するための案内手段Gを内装してある。
【0019】前記車輪8・アウトリガー9・ロック装置
10・ローラ11・案内手段Gによって、可動観覧席4
の移動・固定機構を構成してある。
【0020】前記移動・固定機構の詳細について説明す
ると、まず、前記車輪8は、可動観覧席4の移動方向に
沿って仕切壁3側に一列と、アリーナA中心側に一列の
合計二列に、夫々の間隔を隔てて配置してあり、図3・
図6に示すように、一部の車輪8には、その車輪8を回
転駆動して前記可動観覧席4を移動させるギヤードモー
タ12を駆動可能な状態に設けてある。また、前記アリ
ーナA床面2での前記車輪8の移動軌跡部分には、表面
を面一状態に露出するレール13を埋設してある。
【0021】前記ロック装置10は、下方に出退固定自
在なピン部材10aによって構成してあり、前記アリー
ナA床面2での前記ピン部材10aの移動軌跡部分の所
定位置に予め設けてあるピン受部14に対して、前記ピ
ン部材10aを突出させて嵌合させることによって、可
動観覧席4の横移動を阻止することが可能となる。尚、
前記ピン部材10aの先端部は、先細り形状に形成して
あり、前記ピン受部14内周壁は、上広がりに形成して
あることによって、ピン受部14に対するピン部材10
aの位置が多少ずれていても、互いを嵌合させることが
可能となり、しかも、嵌合が深まるに連れてピン部材1
0aが誘導されて、可動観覧席4を所定の位置に簡単に
セットすることができる。また、前記ピン受部14は、
使用時以外は、蓋が設置され、アリーナA床面2の平坦
性を維持できるようにしてある。
【0022】次に、アウトリガー9は、図4に見られる
ように、アリーナA床面2に面接当自在な支持板部9a
と、その支持板部9aを観覧席本体5からアリーナA床
面2に対して出退駆動させる油圧装置9bとによって構
成してあり、前記油圧装置9bを伸長駆動操作して、前
記支持板部9aを前記床面2に押し付けることによっ
て、前記可動観覧席4を補助的に支持することが可能と
なる。
【0023】前記ローラー11は、図2・図5に示すよ
うに、その回転軸心を上下方向に向けて前記観覧席本体
5に取り付けてあり、前記案内用溝部3a内の案内手段
Gに嵌合する状態に配置してある。
【0024】前記案内手段Gは、前記ローラ11の円周
面が当接するガイドレール15を前記案内用溝部3a内
に固着して構成してあり、可動観覧席4の移動に伴っ
て、前記ローラ11はガイドレール15によって所定方
向以外への動きを規制され、前記仕切壁3に沿った方向
に案内される。
【0025】本実施例のドーム球場Dによれば、可動観
覧席4を仕切壁3に沿って任意の位置に簡単に移動で
き、例えば、その配置の一例を示すと、図9(イ)〜
(ハ)のように、使用目的に合わせて様々な形態がと
れ、しかも、アリーナA床面2は平坦に形成してあるか
ら、アリーナAでの催しを、平地で実施するのと同様に
円滑に進めることが可能となる。尚、前記観覧席Kの突
出観覧部1aをなくし、前記仕切壁に環状の案内手段G
を設置すれば、図9(ニ)に示す可動観覧席4の配置を
とることが可能となる。
【0026】〔別実施例〕以下に別実施例を説明する。
【0027】〈1〉 案内手段Gは、先の実施例で説明
した可動観覧席4の案内機能のみを備えたものに限ら
ず、例えば、図10に示すように、可動観覧席4を鉛直
支持できる機構を付加した構成であってもよく、そうす
ることによって、アリーナA上に配置される車輪8、及
び、その車輪8を受けるレール13の数を、より少なく
することが可能となり、前記アリーナA床面2の均質性
を向上させることが可能となる。
【0028】〈2〉 また、図11に示すように、可動
観覧席4の案内機能・鉛直支持機能を兼ね備えた案内手
段Gを、上下に配置するものであってもよく、この構成
によれば、アリーナA床面2に無接触状態でも可動観覧
席4を仕切壁3に沿って移動することが可能となり、前
記可動観覧席4の移動に伴うアリーナAの摩耗や損傷を
なくすと共に、アリーナAのメンテナンス性を向上させ
るができる。更に、可動観覧席4下方のアリーナ部分
に、使用可能な空間を形成することが可能となる。
【0029】〈3〉 前記案内手段Gは、前記仕切壁3
に沿って可動観覧席4が横移動できるようにガイドする
構成の他、例えば、前記仕切壁3に沿って上下や斜めに
移動できるように構成するものであってもよい。
【0030】尚、特許請求の範囲の項に、図面との対照
を便利にするために符号を記すが、該記入により本発明
は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】可動観覧席と案内手段との関係を表す断面図
【図2】案内手段を表す断面詳細図
【図3】車輪の取り付き状態を示す断面詳細図
【図4】アウトリガーの取り付き状態を示す断面詳細図
【図5】案内手段を表す斜視図
【図6】車輪を表す斜視図
【図7】ドーム球場の断面図
【図8】ドーム球場の平面図
【図9】可動観覧席の配置例を示す平面図
【図10】別実施例における可動観覧席と案内手段との
関係を表す断面図
【図11】別実施例における可動観覧席と案内手段との
関係を表す断面図
【符号の説明】
3 仕切壁 3a 案内用溝部 4 可動観覧席 A アリーナ G 案内手段 K 観覧席
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松川 敏正 大阪府大阪市中央区本町四丁目1番13号 株式会社竹中工務店大阪本店内 (72)発明者 角島 健二 大阪府大阪市中央区本町四丁目1番13号 株式会社竹中工務店大阪本店内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アリーナ(A)の周囲に観覧席(K)を
    設け、前記アリーナ(A)と前記観覧席(K)との間に
    仕切壁(3)を設け、前記アリーナ(A)上で前記仕切
    壁(3)に沿って移動自在な可動観覧席(4)を設けて
    ある多目的構築物であって、 前記可動観覧席(4)をガイドする案内手段(G)を、
    前記仕切壁(3)に設けてある多目的構築物。
  2. 【請求項2】 前記可動観覧席(4)の移動方向に沿う
    案内用溝部(3a)を前記仕切壁(3)に設け、前記案
    内手段(G)を前記案内用溝部(3a)に配置してある
    請求項1に記載の多目的構築物。
JP2511793A 1993-02-15 1993-02-15 多目的構築物 Pending JPH06240895A (ja)

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JP2511793A JPH06240895A (ja) 1993-02-15 1993-02-15 多目的構築物

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JP2511793A JPH06240895A (ja) 1993-02-15 1993-02-15 多目的構築物

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JPH06240895A true JPH06240895A (ja) 1994-08-30

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ID=12156991

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JP2511793A Pending JPH06240895A (ja) 1993-02-15 1993-02-15 多目的構築物

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200455858Y1 (ko) * 2009-09-14 2011-09-30 주식회사 호수산업 조립식 관람석의 트러스 보강구조
US9670686B2 (en) * 2012-02-03 2017-06-06 INTER+-POL Freie Forschungs- und Entwicklungsgesellschaft für unfassbare Formate experimentelle Projekte, ungesehene Filme, dicke und dünne Bücher, grenzlose Räume, angewandte Streitkultur und Ideen aus ferner Zukunft mbH Grandstand

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KR200455858Y1 (ko) * 2009-09-14 2011-09-30 주식회사 호수산업 조립식 관람석의 트러스 보강구조
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