JPH0967951A - 多目的スタジアム - Google Patents

多目的スタジアム

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JPH0967951A
JPH0967951A JP7223729A JP22372995A JPH0967951A JP H0967951 A JPH0967951 A JP H0967951A JP 7223729 A JP7223729 A JP 7223729A JP 22372995 A JP22372995 A JP 22372995A JP H0967951 A JPH0967951 A JP H0967951A
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Japan
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stand
ceiling
stadium
field
space
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JP7223729A
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Masaru Ito
優 伊藤
Masaaki Onose
正明 小野瀬
Takeshi Nagai
毅 永井
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Maeda Corp
Original Assignee
Maeda Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の課題は、開催される競技または催し
に適応した音響効果を創り出すことのできる多目的スタ
ジアムを提供することを提供することである。 【解決手段】 本発明の多目的スタジアムは、フィール
ドに沿って互いに対向して配置される第1のスタンド
と、前記第1のスタンドと交差する方向に互いに対向し
て配置される第2のスタンドと、前記フィールド、前記
第1のスタンド、及び前記第2のスタンドを上方から覆
う屋根部と、水平方向に並べられ各々が前記屋根部の下
方に昇降自在に設けられる天井構成部材を有しており、
前記各天井構成部材の高さを変化させて凹凸の天井面を
形成する天井部と、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は多目的スタジアムに
関する。
【0002】
【従来の技術】近年では、サッカーやアメリカンフット
ボール等の競技に加え、オーケストラ、ジャス等のコン
サート等の様々な催しの開催を意図して建設された多目
的スタジアムが種々存在する。
【0003】例えば、競技または催しを行う場としてフ
ィールド13を設け、このフィールド13に沿ってフィ
ールド13の全周を囲むように観覧のためのスタンド1
1,12を設け、さらに、全天候に対応すべく、フィー
ルド13とスタンド11,12とを上方から覆うように
ドーム状の屋根部41を設けた多目的スタジアムがあ
る。
【0004】通常、このような多目的スタジアムは、競
技場としての使用を主目的とし、コンサート会場等とし
ての使用を副次的なものとする場合が多い。このため、
基本的な建設設計を競技場に合わせている。例えば、開
催を予定する競技が球技である場合を考慮して、フィー
ルド13から屋根部41までに十分な高さを確保すべ
く、屋根部41の下方に天井を構成する部位を設けず、
屋根部41補強のための梁等がむき出しのままとしてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の多目的
スタジアムは、前記のように、屋根部41とは別個に天
井となる部位が設けられていない。このため、スタジア
ム内部で発生した音は、ドーム状の屋根部41の内面に
反射する。そして、音は、スタジアム空間の中心に柱状
に集まり不必要なエコーを生じる。
【0006】従って、このような多目的スタジアムにお
いて、例えば、オーケストラコンサート、ピアノコンサ
ート等を開催すると、不必要なエコーにより音質が低下
し、また、音楽が聴き苦しいものとなる。このため、十
分な観客収容能力のある多目的スタジアムであっても、
オーケストラコンサート、ピアノコンサート等のコンサ
ートは開催に適さないという問題点がある。
【0007】また、コンサート以外の催しについても、
例えば映画の上映会等、音質を重要な要素とする催し
や、特殊な音響効果を用いる催しの開催には適するもの
ではないという問題点がある。
【0008】本発明は、前記問題点に鑑みなされたもの
であり、開催される競技または催しに適応した音響効果
を創り出すことのできる多目的スタジアムを提供するこ
とを技術的課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、多目的スタジ
アムであり、前記した技術的課題を解決するために以下
のように構成されている。
【0010】すなわち、本発明は、フィールド13に沿
って互いに対向して配置される第1のスタンド11と、
前記第1のスタンド11と交差する方向に互いに対向し
て配置される第2のスタンド12と、前記フィールド1
3、前記第1のスタンド11及び前記第2のスタンド1
2を上方から覆う屋根部41と、水平方向に並べられ各
々が前記屋根部41の下方に昇降自在に設けられる複数
の天井構成部材46を有しており、前記各天井構成部材
46の高さを変化させて凹凸の天井面を形成する天井部
45と、を備えることを特徴とする(請求項1に対
応)。
【0011】以下、本発明の構成要素を個別に説明す
る。 (第1のスタンド)第1のスタンド11は、本発明の多
目的スタジアムを、例えばサッカーの会場として使用す
る場合に、メインスタンドとバックスタンドとを形成す
るものである。例えば、第1のスタンド11は、スタジ
アムに設置したフィールド13に沿って互いに対向する
状態に配設される。
【0012】このとき対向する各々の第1のスタンド1
1は、長さが同一で、かつ両端の一致した平行のレール
状に設置するのが好ましい。なお、第1のスタンド11
の内部は中空とし、通路、部屋または倉庫等を設けるの
が良い。
【0013】もっとも、この第1のスタンド11は、ス
タジアムの全体形状に応じて、第1のスタンド11の設
置状態を適宜変更しても良い。 (第2のスタンド)第2のスタンド12は、多目的スタ
ジアムを、例えば、サッカー会場等の大きな競技面積を
有する競技の会場として使用する場合にサイドスタンド
となるものである。もっとも、第1のスタンド11がサ
ッカー場のサイドスタンドとなり、第2のスタンド12
がサッカー場のメインスタンドとバックスタンドとをな
るものであっても良い。
【0014】この第2のスタンド12は、第1のスタン
ド11と交差する方向に、フィールド13に沿って互い
に対向するように配設される。このとき、第2のスタン
ド12と第1のスタンド11とは、通常は直交状態にさ
れる。
【0015】この第2のスタンド12と第1のスタンド
11とは、各々のスタンドの端部を接続した状態に設置
される。このとき、第2のスタンド12をコの字に形成
し、第1のスタンド11の端部と、第2のスタンド12
の端部とを接続し、スタンドが連続する状態に設置する
のが好ましい。
【0016】この第2のスタンド12の少なくともいず
れか一方は、前記第2のスタンド12の他方に向かって
移動可能にされていても良い。この場合は、通常時は、
第1のスタンド11と第2のスタンド12とが、設計上
最大のフィールド13を形成する状態とし、競技面積の
比較的小さい、例えばテニス、ホッケー等の競技場とし
て使用する場合に、第2のスタンド12を移動させてフ
ィールド13を小さくするのが好ましい。もっとも、第
2のスタンド12は、通常時にどの位置に配置しても良
い。また、第2のスタンド12は、双方を移動可能に設
置しても良く、いずれか一方のみを移動可能にしても良
い。
【0017】この第2のスタンド12の移動の際には、
この第2のスタンド12の端部が前記第1のスタンド1
1の上側を移動し、かつ第1のスタンド11に重なるよ
うに移動するようにすると、第1のスタンド11を固定
した状態で第2のスタンド12を移動させることができ
る点で好ましい。
【0018】これは、第2のスタンド12の両端部の一
部が重なる状態でもよく、また第1のスタンド11を覆
う状態でもよい。このとき、第1のスタンド11と、こ
の上方を移動する第2のスタンド12とは、接触しない
状態で移動させるのが好ましい。この移動のために、第
2のスタンド12の下部に台車22を設けるのが好まし
い。なお、この第2のスタンド12の停止位置は、必要
に応じて複数設けて良い。この第2のスタンド12の移
動制御は機械的に行っても良く、電気的に行ってもよ
い。
【0019】(屋根部)屋根部41は、フィールド13
と第1のスタンド11と第2のスタンド12とを上方か
ら覆うものであり、スタジアムを全天候型とするもので
ある。この屋根部41の形状は、どのような形状にして
も良いが、例えばドーム状に形成すると、外力に対して
強い応力を有する点で好ましい。
【0020】また、この屋根部41は、従来存するスタ
ジアムに採用されているいずれの屋根部41を用いても
良い。 (天井部)天井部45は、前記屋根部41の下方に設け
られるものである。この天井部45は、水平方向に並べ
られ各々が前記屋根部41の下方に昇降自在に設けられ
る複数の天井構成部材46を有している。そして、この
天井構成部材46が高さを変化させて凹凸の天井面を形
成するように設ける。この天井構成部材46は、スタジ
アム内部、特にフィールド13上で発生する音を適切に
反射し拡散するいわゆる反射板としての役目を果たすも
のである。
【0021】この天井部45は、複数の天井構成部材4
6が高さを変化させて凹凸の天井面を形成する限り、天
井構成部材46の形状は問わずどのような形状にしても
良い。
【0022】例えば、天井構成部材46は、縦断面V字
の底面を有する樋状に形成され、ワイヤにより屋根部4
1の下方に吊り下げられるようにする。この場合は、例
えば、各天井構成部材46をフィールド13の中心に向
かって低くなるように高さを変えることにより、この縦
断面V字の底面により凹凸の天井面が形成され、この凹
凸の天井面により、スタジアム内部、特にフィールド1
3上で発生した音が適切に反射して拡散するようにす
る。
【0023】なお、本発明の第2のスタンド12を、少
なくとも一方を他方に対して移動可能に構成する場合、
天井部45は、第1のスタンド11と第2のスタンド1
2とで形成される小さいフィールド13の上方にのみ設
けるようにしても良い。
【0024】また、このときの天井構成部材46は第2
のスタンド12の移動に合わせて高さを変えるようにし
ても良く、第2のスタンドの移動の前後に変化するよう
にしても良い。
【0025】(本発明の付随的構成要素)本発明は前記
説明した必須の構成要素からなるが、以下に説明する構
成要素を付加した場合であっても成立する。
【0026】(仕切り壁)前記した構成要素において、
第2のスタンド12の少なくともいずれか一方が、前記
第2のスタンド12の他方に向かって移動可能にされて
いる場合は、さらに、前記屋根部41の所定位置から下
方に延出し、前記第2のスタンド12の一方の他方に対
する移動の際に下方に進出して前記第2のスタンドに当
接してスタジアム空間を分割する上下方向に進退自在な
仕切り壁47を備えていても良い。
【0027】この仕切り壁47は、第2のスタンド12
の移動に合わせて下方に進出するようにしても良く、第
2のスタンド12の移動の前後に別個に進出するように
しても良い。好ましくは、第2のスタンド12の移動に
合わせて進退するようにする。
【0028】また、この仕切り壁47の第2のスタンド
12との当接位置は、第2のスタンド12の後壁15上
面と当接するようにしても良い。また、仕切り壁47は
複数設けられていても良い。
【0029】以上説明した本発明の多目的スタジアムに
よる作用は、以下の通りである。本発明の多目的スタジ
アムは、前記フィールド13、前記第1のスタンド1
1、及び前記第2のスタンド12を上方から覆う屋根部
41の下方に天井部45が設けられ、この天井部45
は、水平方向に並べられ各々が前記屋根部41の下方に
昇降自在に設けられる天井構成部材46を有しており、
前記各天井構成部材46の高さを変化させて凹凸の天井
面を形成する。
【0030】これにより、本発明の多目的スタジアムに
おいて、例えば、球技が開催される場合は、例えば、天
井部45の各天井構成部材46は可能な限り高い位置に
上昇し、競技に支障を来さず、またスタンドの観客の観
戦に影響を与えない位置に配置される。
【0031】一方、多目的スタジアムで、例えばオーケ
ストラコンサートを行う場合は、天井部45の各天井構
成部材46は降下し、かつ高さを変化させ、オーケスト
ラ演奏により生じた音が拡散するように凹凸の天井面を
形成する。
【0032】また、第2のスタンド12の少なくともい
ずれか一方が、前記第2のスタンド12の他方に向かっ
て移動可能にされている場合は、例えば、第2のスタン
ド12の端部は、前記第1のスタンド11の上側を移動
し、かつ第1のスタンド11に重なるように移動する。
この移動が終了した後、天井部45の天井構成部材46
が降下し、かつ高さを変化させて凹凸の天井面を形成す
る。すると、第1のスタンド11と第2のスタンド12
とで囲まれる空間が収容員数が少数の演奏ホールとして
使用できるようになる。
【0033】さらに、前記屋根部41の所定位置から下
方に延出する仕切り壁47を有する場合は、仕切り壁4
7は、例えば、第2のスタンド12の一方が第2のスタ
ンド12の他方に移動する場合に下方に進出し、第2の
スタンドの例えば後壁15上面と当接し、スタジアム空
間を分割する。これにより、第1のスタンド11と第2
のスタンド12とで囲まれた範囲の空間は仕切り壁47
と屋根部41とで密閉された空間となり、この空間外の
音が入らない状態となる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明の多目的スタジアム
の好適な実施の形態を、図に基づいて更に詳細に説明す
る。図1には、本発明の実施の形態にかかる多目的スタ
ジアムが符号10で示されている。なお、図1は実施の
形態にかかる多目的スタジアム10の概略を示す斜視図
である。この多目的スタジアム10は、フィールド13
と、第1のスタンド11と、第2のスタンド12と、屋
根部41と、天井部45とを備える。
【0035】なお、この多目的スタジアム10は、通常
時はアメリカンフットボール、サッカーの会場として使
用し、必要に応じてテニス、アイスホッケー等の会場と
して使用する。あるいは、オーケストラ等のコンサート
会場、展示会の会場またはセミナー会場として使用する
ものである。これらの競技や催しは例示であり、例えば
ラグビー、ボクシングまたは映画の上映会等の会場とし
ても良い。
【0036】〈スタジアム概要〉実施の形態にかかる多
目的スタジアム10は、上方から見てコーナーを円くし
た略長方形のフィールド13が形成され、この長辺の両
側に上方から見て平行なレール状の第1のスタンド11
が設置されている。
【0037】この第1のスタンド11と直交する方向に
互いに対向して第2のスタンド12が設置されている。
また、第1のスタンド11と第2のスタンド12とを取
り囲むようにスタジアムの外壁14が設けられている。
【0038】このようなフィールド13、第1のスタン
ド11、及び第2のスタンド12を上方から覆うドーム
状の屋根部41が、外壁14の上縁に沿って設置されて
いる。屋根部41には、その水平方向の長さを3:2に
分割する位置から下方にむけて仕切り壁47が延出して
いる。そして、屋根部41の下方に、ワイヤにより吊り
下げられた天井構成部材46を有する天井部45が配置
されている。
【0039】第1のスタンド11と第2のスタンド12
とのうち、図1において向かって右側の第2のスタンド
12は、左側の第2のスタンド12に向けて水平移動可
能に設置されている。右側の第2のスタンド12の後壁
15は、図2のように、上方に向けて延出し、外壁14
とほぼ同じ高さにされている。この後壁15の内面は屏
風状の凹凸面に形成されている。
【0040】なお、この多目的スタジアム10では、通
常時では、移動可能な第2のスタンド12がスタジアム
外壁14に接し、大きいフィールド13を形成する状態
にしてある。すなわち、大きいフィールド13のモード
と小さいフィールド13のモードとを有する。大きいフ
ィールド13モードのとき、第1のスタンド11はメイ
ンスタンドとバックスタンドとなり、第2のスタンド1
2は、サイドスタンドとなる。もっとも、通常時は小さ
いフィールドモードとし、必要に応じて大きいフィール
ドモードに変化するようにしても良い。
【0041】〈屋根部〉屋根部41は、ドーム状に形成
されており、屋根部41内面に沿ってトラス梁42が設
けられている。そして、前記したように、屋根部41部
の内面から下方に向けて延出する平板状の仕切り壁47
が設けられている。
【0042】この仕切り壁47は二枚の平板状部材から
構成されている。このうち、上端側の平板状部材は前記
屋根部41に下方に向けて延出するように固着されてい
る。一方、下端側の平板状部材は、上端側の平板状部材
に沿って上下方向に進退自在にされている。この仕切り
壁47の下端は、前記第2のスタンド12の一方が他方
に対して水平移動し、予定停止位置で停止した状態にお
いて、この第2のスタンド12の後壁15と当接し、ス
タジアムの空間を分割するようにされている。
【0043】なお、仕切壁47の下端は以下に説明する
天井構成部材46のうちの一つと一体に形成されてい
る。 〈天井部〉天井部45は、屋根部41の下方に設けられ
ている。このうち、仕切壁47の左側の天井部45は、
フィールド13上で発生した音を適切に反射し拡散させ
る天井構成部材46と、舞台装置や展示物を吊り込み、
または演出照明装置を設置するためのトラス状部材48
と、催しの内容を表示するディスプレイ49とから構成
されている。
【0044】天井構成部材46は、縦断面V字の底面を
有する樋状に形成され、内部が鉄筋により補強されてい
る。また、トラス状部材48は鉄筋で形成された骨組み
状の平板であり、ほぼ中心に矩形の穴が設けられてい
る。ディスプレイ49は、ほぼ直方体に形成されてお
り、側面の四面にCRTの表示画面が設けられている。
【0045】これらは、まずディスプレイ49が、第1
のスタンド11と第2のスタンド12とで形成される小
さいフィールド13の中心となる位置の上方に設けられ
ている。このディスプレイ49の四方を囲むようにトラ
ス状部材48が第2スタンド12と平行に設けられてい
る。そして、トラス状部材48の両脇に天井構成部材4
6が3つづつ第2のスタンド12と平行に設けられてい
る。
【0046】このうち左端の天井構成部材46は固定さ
れており、その他の天井構成部材46はワイヤにより吊
り下げられている。これらの天井構成部材46の昇降は
外壁14上面に設けた巻上機50により行われる。
【0047】巻上機50は、図3のように、ワイヤの巻
き取りまたは引き出しを行う巻き上げドラム51と、こ
の巻き上げドラム51を回転させるモータ54と、巻き
上げドラム51の回転速度を調整する速度調整機53
と、巻き上げドラム51を停止させるブレーキ52とか
らなる。天井構成部材46は、巻上機50から引き出さ
れた4本のワイヤにより、屋根部41のトラス梁42を
介して垂直方向に4点を吊られた状態にされている。そ
して、巻き上げドラム51が時計回り、または半時計回
りに回転してワイヤの長さを変えることにより昇降自在
にされている。また、トラス状部材48も同様に巻上機
50により昇降自在にされている。
【0048】なお、天井部45には、図4のように、上
下方向に進出自在の仕切壁47aが設けられている。こ
の仕切壁47aは、シャッター状に形成されており、必
要に応じて下方に進出し、第1のスタンド11と第2の
スタンド12との斜面部16に当接する。この当接位置
は、スタンド11,12がフィールド13に向かう方向
と直交する方向にスタンド11,12をほぼ2分割する
位置に当接する。これにより、スタジアム空間を予定さ
れる収容員数に応じた空間とすることが可能にされてい
る。この仕切壁47aは、小さいフィールド13を形成
した際における第1のスタンド11と第2のスタンド1
2の上方に設けられている。
【0049】仕切壁47の向かって右側の天井部45
は、トラス状部材48と、天井構成部材46とから構成
されており、これらは、向かって左側の天井部45と同
様にワイヤにより吊り下げられ、巻上機50により昇降
自在にされている。
【0050】そして、天井部45は、この天井構成部材
46、トラス状部材48が高さを変化させて凹凸の天井
面を形成するように設けられている。なお、この天井部
45は、複数の天井構成部材46が高さを変化させて凹
凸の天井面を形成する限り、天井構成部材46の形状は
問わずどのような形状にしても良い。
【0051】〈第1のスタンド〉第1のスタンド11
は、前記したように、フィールド13の長辺の両側にそ
れぞれ固定して設置してあり、サッカー場やアメリカン
フットボール場として使用される場合にメインスタンド
とバックスタンドとを形成する。
【0052】この第1のスタンド11は、図1のよう
に、フィールド13に向かって下る階段状の斜面部16
が形成されている。この斜面部16状に座席群が配置さ
れている。この座席群は、フィールド13の長辺と平行
に並べられている。
【0053】さらに、この斜面部16は、必要に応じて
フィールド13に対して水平方向に移動自在にしてあ
る。なお、第1のスタンド11内部は中空にしてあり、
倉庫、部屋及び通路を設けてある。
【0054】第1のスタンド11とスタジアム外壁14
との境となる部位には、図2に示すように断面コの字の
溝状に形成した走行路31をフィールド13の長手方向
に設けてあり、第2のスタンド12の端部が、この走行
路31に沿って移動するようにしてある。なお、本実施
の形態の走行路31は、溝を形成することにより設けて
あるが、走行路31をレールに形成し第2のスタンド1
2の端部がこのレール上を走行するようにしても良い。
【0055】なお、第1のスタンド11と接するスタジ
アム外壁14にもスタンド33を設けてある。そして、
長方形の平板表面に階段状の座席群を形成し、平板の短
辺の一端を外壁スタンド33に回動自在に取り付けてス
イングスタンド18を形成してある。このスイングスタ
ンド18は、大きいフィールド13が形成されている状
態ではスイングスタンド18は下方に回動し、スイング
スタンド18の短辺の多端が第1のスタンド11の後部
に接した状態になる。
【0056】そして、第1のスタンド11の斜面部16
が前方にスライド移動すると、このスイングスタンド1
8と外壁スタンド33とが違和感なく一つの斜面を形成
するようにしてある。なお、このとき走行路31は、ス
イングスタンド18により覆われた状態になる。
【0057】一方、移動可能な第2のスタンド12が移
動する際には、スイングスタンド18は上方へ回動し、
直立した状態で停止して外壁14の一部を構成する。 〈第2のスタンド〉第2のスタンド12は、第1のスタ
ンド11と直交する方向に、フィールド13に沿って互
いに斜面部16が対向するように設けられている。第2
のスタンド12の両端部は、上方から見て扇形状に形成
されており、第1のスタンド11に接続することによ
り、第1のスタンド11と第2のスタンド12とが連続
する状態にされている。この図1に示す右側の第2のス
タンド12は、左側の第2のスタンド12に向かって水
平移動可能に設けられている。この右側の移動可能な第
2のスタンド12の後壁15は外壁14とほぼ同じ高さ
にされている。
【0058】この移動可能な第2のスタンド12の下部
には、図5に示すような台車22が複数設けられてい
る。この台車22は、連結されている電動機27からの
動力を受けて、フィールド13に形成したフラットレー
ル17上を走行するようにされている。この台車22の
車輪には減速器29が設けられており、フラットレール
17終端において車輪の駆動が停止される。また、第2
のスタンド12の下部には、位置決めピン23aと固定
ピン25aとが設けられており、第2のスタンド12の
停止位置には、位置決めピン嵌合部23bと固定ピン係
合部25bとが設けられている。これにより、第2のス
タンド12が、予定される停止位置まで移動すると、ま
ず位置決めピン23aが電動ジャッキ24によって下方
に突出し、位置決めピン嵌合部23bと嵌合する。さら
に、固定ピン25aが電動シリンダ26によって下方に
突出し、固定ピン係合部25bと係合することによっ
て、停止位置で不動状態となる。
【0059】なお、移動可能な第2のスタンド12の端
部は中空にされ、図2のように、第2のスタンド12の
端部が、前記第1のスタンド11の斜面部16を一旦収
容し後方から出すように、第1のスタンド11の上側を
この第1のスタンド11に重なるように移動する。な
お、第2のスタンド12の端部は、移動の際にのみ重な
る状態に設けられている。
【0060】〈フィールド〉フィールド13は、この多
目的スタジアム10で開催する競技、催しを行う場所で
ある。このフィールド13には、図1に示すように、移
動可能な第2のスタンド12を設置した側から固定して
設けた第2のスタンド12に向かってほぼ3分の2の位
置まで範囲に、第1のスタンド11と平行する状態で複
数のフラットレール17が敷設されている。そして、こ
のフラットレール17を敷設した3分の2の範囲で第2
のスタンド12が移動するようにされている。
【0061】フィールド13の残りの3分の1は、フィ
ールド13の面をスクリュージャッキにより昇降自在に
されている。このうち、フラットレール17の終端から
固定した第2のスタンド12へ向かう所定の面積のフィ
ールド13と、固定された第2のスタンド12から移動
可能な第2のスタンド12へ向かう所定の面積のフィー
ルド13には、必要に応じてフィールド13面からスタ
ンドに変形する昇降スタンド19が設けられている。
【0062】この昇降スタンド19は、長手方向を最大
面積におけるフィールド13の短辺と平行な状態で並べ
た複数の角柱状部材の下方をそれぞれスクリュージャッ
キに接続して形成されている。このような昇降スタンド
19は、通常は、各スクリュージャッキがそれぞれの角
柱状部材の高さを一定にして、平面のフィールド面が形
成される。
【0063】そして、必要に応じて各スクリュージャッ
キが、各角柱状部材の高さをフィールド中心方向に向か
って低くするように調整し、図1に示すような階段形状
のスタンドを形成する。このとき、昇降スタンド19の
高さは、第2のスタンド12の最前の座席行よりもやや
低い高さとし、昇降スタンド19と第2のスタンド12
とが連続した斜面を形成する。なお、この角柱状部材の
内部には座席行が収容されており、この角柱状部材が階
段形状を形成する際に内部から座席行が出されるように
してある。
【0064】また、前記3分の1のフィールド13から
昇降スタンド19を除いた残りのフィールド13には、
スクリュージャッキのストロークにより昇降する複数の
昇降床20が形成されている。この昇降床20は、平板
状部材の下部にスクリュージャッキを設けて形成されて
いる。この平板状部材内部には、フィールド13の長辺
と平行な状態で座席行が収容されており、昇降床20同
士が高さを変えた時に座席行を引き出し、昇降床20上
面に配置するようにされている。
【0065】また、第1のスタンド11の前面のフィー
ルド13には、図1のような角柱状の部材がフィールド
13の長辺に平行に並べてられており、この角柱状部材
の高さをシリンダにより徐々に変化させて階段状の可動
スタンド32が形成されている。
【0066】以上説明した実施の形態にかかる多目的ス
タジアムにおいて、第1のスタンド11と第2のスタン
ド12とで形成される最大面積のフィールド13におい
て行われるサッカー会場から、第1のスタンド11と第
2のスタンド12とで形成される小さいフィールド13
を形成し、オーケストラコンサート会場へと変更する際
のスタンド11,12と天井部45との動作を説明す
る。
【0067】まず、前提として、最大面積のフィールド
13を形成する際における天井部45は、図6のよう
に、天井構成部材46、トラス状部材48等を懸架する
ワイヤが巻上機50により巻き上げられており、サッカ
ーのゲーム進行に支障を生じず、スタンド後方に座って
いる観客にも違和感のない位置まで上昇させている。
【0068】このような天井部45の状態から、まず、
第1のスタンド11前面のフィールド13に設けた可動
スタンド32が、シリンダを収縮させる。これにより、
角柱状部材がフィールド13内に収容されフィールド1
3面の一部を形成する。次に、第1のスタンド11上方
の外壁14に設けてあるスイングスタンド18が上方に
回動する。このスイングスタンド18は、直立状態にお
いて停止し外壁14の一部を形成する。
【0069】このスイングスタンド18の回動により、
第1のスタンド11の上面に設けた走行路31が現れ
る。これと同時に、第1のスタンド11の斜面部16
は、後方にスライドする。
【0070】次に、移動可能な第2のスタンド12の下
部に設けた固定ピン25aが、電動シリンダ26の収縮
により固定ピン係合部25bより外れる。これに続い
て、位置決めピン23aが電動ジャッキ24の収縮によ
り嵌合部23bから外れる。これにより、第2のスタン
ド12は移動可能状態となる。そして、第2のスタンド
12の台車22に設けてある電動機27により、台車2
2の車輪が駆動される。この車輪がフィールド13上面
に設けたフラットレール17の上を転がることにより、
移動可能な右側の第2のスタンド12は、固定された左
側の第2のスタンド12に向かって水平移動する。
【0071】このとき、この第2のスタンド12の両端
部は、第1のスタンド11の上側を重なるように移動す
る。すなわち、図2のように、第1のスタンド11の斜
面部16を一旦収容し後方から出すような状態で移動す
る。第2のスタンド12の最端部に設けた車輪は、図2
のように第1のスタンド11に設けた走行路31内を転
がる。
【0072】次に、第2のスタンド12が停止予定位置
の直前まで来ると、図5に示した台車22に設けてある
減速器29が作動するとともに電動機27が停止する。
第2のスタンド12が停止予定位置において停止する
と、再び位置決めピン23aがフィールド13上面に設
けた嵌合部23bに嵌合し、さらに固定ピン25aが固
定ピン係合部25bに係合して第2のスタンド12が不
動状態になる。
【0073】すると、天井部45では、巻上機50のモ
ータ54が駆動し、巻き上げドラム51をワイヤ引き出
し方向に回転させて、天井構成部材46、トラス状部材
48を降下させる。仕切壁47の右側では、図7のよう
に、天井構成部材46の底面が外壁14の上端とほぼ同
じ高さに沿うまで降下すると、速度調整機53とブレー
キ52とが巻き上げドラム51の回転を停止させる。こ
れにより、天井構成部材46の降下が停止する。このと
き、同様にトラス状部材48も降下し、天井構成部材4
6のやや左上方に位置して停止する。
【0074】一方、仕切壁47の右側の天井部45にお
いても同様に、巻上機50のモータ53が巻き上げドラ
ム51をワイヤの引き出し方向に回転させる。これによ
り、天井構成部材46とトラス状部材48とが降下し、
適宜の高さで巻き上げドラム51を停止させる。
【0075】このとき、各天井構成部材46は、小さい
フィールド13の中心にむけて低くなるように配置さ
れ、凹凸の天井面を形成するようにされる。これと同時
に、天井構成部材46の一つと一体に形成されている仕
切壁47は、下方に向かって進出し、移動が終了して固
定された第2のスタンド12の後壁上面に当接し、スタ
ジアム空間を二つに分割する。
【0076】なお、予定される観客動員数に応じ、第1
のスタンド11の前半分と第2のスタンド12の前半分
と囲むように、仕切壁47aを降下させる。そして、第
2のスタンド12の移動の際に、前記3分の1のフィー
ルド13では、図1のように、昇降スタンド19がスク
リュージャッキを収縮させてスタンドを形成する。これ
と同時に昇降スタンド19の最下位の段に合わせて昇降
床20がフィールド面を下降させる。このようにして競
技場からコンサート会場へと変化する。
【0077】なお、昇降スタンド19の動作は、この第
2のスタンド12移動には直接関係なく、これらの動作
がなくても、小さいフィールドモードへの変更は達成し
うる。即ち、昇降スタンド19は、観客収容員数に応じ
た座席を形成するものであり、予定される観客動員数に
応じて変更可能である。
【0078】以上説明した本発明にかかる実施の形態
は、以下に示す効果を奏する。本実施の形態では、屋根
部41の下方に天井構成部材46を有する昇降自在の天
井部45が設けられている。そして、例えば、スポーツ
競技が開催される場合は、例えば、天井部45の各天井
構成部材46は、トラス状部材48は高い位置に上昇に
し、競技のじゃまにならず、かつ観戦のじゃまにならな
い位置に配置する事ができる。
【0079】一方、コンサート会場として多目的スタジ
アムを用いる場合は、天井部45が降下し、例えば、各
天井構成部材46がフィールド13の中心に向かって低
くなるように高さを変えるとともに、縦断面V字の底面
が凹凸の天井面を形成することにより、スタジアム内
部、特にフィールド13上で発生した音が適切に反射し
て拡散するようになり、不必要なエコーが生じない。
【0080】この天井部45の凹凸の天井面は、天井構
成部材46等の高さを変化させることにより、様々に変
化させることが可能である。従って、多目的スタジアム
10で行われるオーケストラ、ジャス等のコンサートや
催し等に応じた音響効果を発揮しうる天井面に形成する
ことができる。
【0081】また、本実施の形態では、向かって右側の
第2のスタンド12が、左側の第2のスタンド12に向
かって移動可能にされている。これにより、第1のスタ
ンド11と第2のスタンド12とで囲まれる空間の大き
さを変化させることができる。 このため、大きいフィ
ールド13を形成している場合は、コンサートを行うに
は大きすぎる空間であっても、第2のスタンド12の移
動により小さい空間に変化させ、この上方に設けた天井
部45と相まって、コンサート会場としてふさわしい空
間を作り出すことができる。
【0082】さらに、屋根部41の所定位置から下方に
延出する仕切り壁47が設けられており、この仕切壁4
7は、移動可能な第2のスタンド12が移動を終了した
ときに下方に進出し、第2のスタンド12の後壁14上
面と当接し、外壁14と屋根部41とで囲まれたスタジ
アム空間を分割する。これにより、第1のスタンド11
と第2のスタンド12とで囲まれた範囲の空間は仕切り
壁47と屋根部41とで密閉された空間となり、この空
間外の音を遮断することができ、空間内での競技、催し
の臨場感を高めることができる。
【0083】また、二つの空間を、スタンド11,12
で囲まれた一方は競技場やコンサート会場として用い、
他方を多目的ホールやイベント広場として用いることが
できる。
【0084】この天井部45の昇降、第2のスタンド1
2の移動等は、ほぼ自動で行われるため人手をほとんど
要しない。また、第2のスタンドが第1のスタンドの上
側を移動するため、短時間で小さいフィールドモードに
移行できる。
【0085】さらに、小さいフィールド13を形成した
際の第1のスタンド11と第2のスタンド12との上方
に設けられた仕切壁47aが下方に進出し、第1のスタ
ンド11と第2のスタンド12との斜面部16を、フィ
ールド13に向かう方向と直交する方向にほぼ2分割す
る位置に当接し、予定される収容員数に応じた空間とす
ることができる。
【0086】また、スイングスタンド18、可動スタン
ド32及び昇降床20の動作の組合せにより、スタジア
ムのスタンドに収容する収容員数を調整することがで
き、大きいフィールド13のモードと小さいフィールド
13のモードのそれぞれにおいて、開催する競技または
催しに適合すると考えられる座席数を確保することがで
きる。
【0087】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の多目的ス
タジアムによれば、開催される競技または催しに適応し
た音響効果を創り出すことのできる多目的スタジアムを
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、実施の形態における多目的スタジアム
の概要を示す平面図である。
【図2】図2は、第2のスタンドの移動時における第2
のスタンドの端部の状態を示す斜視図である。
【図3】図3は、実施の形態にかかる巻上機を示す斜視
図である。
【図4】図4は、実施の形態にかかる第2仕切壁の概要
を示す斜視図である。
【図5】図5は、第2のスタンドの下部に設けた台車を
示す斜視図である。
【図6】図6は、実施の形態にかかる多目的スタジアム
の動作説明図である。
【図7】図7は、実施の形態にかかる多目的スタジアム
の動作説明図である。
【符号の説明】
10 多目的スタジアム 11 第1のスタンド 12 第2のスタンド 13 フィールド 14 外壁 15 後壁 16 斜面部 17 フラットレール 18 スイングスタンド 19 昇降スタンド 20 昇降床 22 台車 23a 位置決めピン 23b 位置決めピン嵌合部 24 電動ジャッキ 25a 固定ピン 25b 固定ピン係合部 26 電動シリンダ 27 電動機 29 減速器 31 走行路 32 可動スタンド 33 外壁スタンド 41 屋根部 45 天井部 46 天井構成部材 47 第1仕切壁 47a 第2仕切壁 48 トラス状部材 50 巻上機 51 巻き上げドラム 52 ブレーキ 53 速度調整機 54 モータ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィールド13に沿って互いに対向して
    配置される第1のスタンド11と、前記第1のスタンド
    11と交差する方向に互いに対向して配置される第2の
    スタンド12と、前記フィールド13、前記第1のスタ
    ンド11、及び前記第2のスタンド12を上方から覆う
    屋根部41と、水平方向に並べられ各々が前記屋根部4
    1の下方に昇降自在に設けられる複数の天井構成部材4
    6を有しており、前記各天井構成部材の高さを変化させ
    て凹凸の天井面を形成する天井部45と、 を備えることを特徴とする多目的スタジアム。
  2. 【請求項2】 前記第2のスタンド12の少なくともい
    ずれか一方は、前記第2のスタンド12の他方に向かっ
    て移動可能にされていることを特徴とする請求項1に記
    載の多目的スタジアム。
  3. 【請求項3】 前記屋根部41の所定位置から下方に延
    出し、前記第2のスタンド12の一方の他方に対する移
    動の際に下方に進出して前記第2のスタンド12に当接
    してスタジアム空間を分割する仕切り壁47を有するこ
    とを特徴とする請求項1、2に記載の多目的スタジア
    ム。
  4. 【請求項4】 前記各天井構成部材46は、縦断面V字
    の底面を有する樋状に形成され、ワイヤにより前記屋根
    部41の下方に吊り下げられていることを特徴とする請
    求項1、2または3のいずれかに記載の多目的スタジア
    ム。
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