JP3163200B2 - 多目的スタジアム - Google Patents

多目的スタジアム

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JP3163200B2
JP3163200B2 JP12982193A JP12982193A JP3163200B2 JP 3163200 B2 JP3163200 B2 JP 3163200B2 JP 12982193 A JP12982193 A JP 12982193A JP 12982193 A JP12982193 A JP 12982193A JP 3163200 B2 JP3163200 B2 JP 3163200B2
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floor
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stadium
stage
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幸弘 作田
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  • Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は多目的スタジアムに係
り、特に種々のイベントに適切に対応できる構造のもの
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、大型の多目的スタジアムが各所に
建設されている。これらは例えば、円形のドームの内部
に環状の観客席を配置し、中央のフィールドで競技等を
行うようになっており、屋根を有するものもある。
【0003】この種のスタジアムは、野球やサッカー等
のように比較的大きなスペースを要するイベントと、コ
ンサートのように比較的小さなステージで行われるイベ
ントによって共用されることがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、比較的狭い空
間であるステージで行われるイベントでは、広大なグラ
ンドにステージを設置するため、既存の観客席からは距
離があり過ぎ、その位置ではステージ上の催しを満足に
観覧できない虞がある。
【0005】また、ステージがアリーナ面の中央に孤立
し、アリーナ面を通らなければステージへ行くことがで
きないので、機材の搬入出路をアリーナ面上に確保する
必要があり、かつステージへの通路が観客席から見える
ため実施可能な演出が制限される。
【0006】本発明は前記事項に鑑みてなされたもの
で、コンサートのように比較的小さなステージで行われ
るイベントも適正距離で観覧することができ、併せて、
機材の搬入や搬出が容易であるとともに、演出の多様性
をも確保することができるようにした多目的スタジアム
を提供することを技術的課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は前記技術的課題
を解決するために、以下のような構成とした。即ち、ア
リーナ面を取り囲むように設置した固定座席部1を備え
たスタジアム2の前記アリーナ面の下層階部分を外部に
連通した格納部とし、この格納部の中央に、この格納部
の天井と床下とを貫通する空洞部4を形成し、この空洞
部4に昇降自在の可動床5を設置する一方、前記固定座
席部1の内側に設置され、個々に分離して移送可能な可
動座席部6を設けたものである。
【0008】前記固定座席部1は環状に設け、スタジア
ム2の一階部分を駐車用格納部3とすることができる。
また前記可動座席部6は、固定座席部1の内側に沿って
これと同心円状に設置し、個々に分離して移送可能な環
状の可動座席部6とすることができる。またこの場合、
可動座席部6を前記固定座席部1の下部に収容可能なも
のとしてもよい。
【0009】
【作用】可動床5はスタジアム2の中央で昇降し、この
可動床5は格納部3と連通するため、機材搬入は極めて
容易となり、かつ搬入路は観客席からは見えない。
【0010】また、固定座席部1の内側に設置された可
動座席部6は、個々に分離して移送可能なため、スポー
ツイベントで使用する際には、この可動座席部6を撤去
する。例えばこれらを前記固定座席部1の下部に収容す
れば、グランド面積が最大となる。
【0011】一方、コンサート等では、可動床5付近に
まで可動座席部6がせり出すことにより座席が可動床5
上に構築されるステージに接近する。
【0012】
【実施例】次に、本発明の実施例を図1ないし図3に基
づいて説明する。円形スタジアム2は全天候形であり、
内部には固定座席部1を環状に設置してある。この固定
座席部1は図1に示すように、内側に至るにしたがって
下がるような傾斜が設けられている。
【0013】この円形スタジアム2の一階部分は図3に
示すように駐車用格納部3となっている。したがって、
競技等が行われるフィールドは駐車用格納部3の天井上
面に形成される床面7となっている。
【0014】前記駐車用格納部3の床面はグランドレベ
ルになっており、車両8が出入りすることができるよう
になっている。そして、前記駐車用格納部3の中心部に
は駐車用格納部の天井(床面7)と床下9とを貫通する
空洞部4が形成されている。この空洞部4はグランドレ
ベルからさらに、床面7と床下9との距離に相当する深
さだけ地中を掘削して形成されている。そして、この空
洞部4に昇降自在の可動床5が設置してある。
【0015】この可動床5は床面7の貫通孔と同様の形
状をなしており、正方形に形成されている。そして可動
床5はシャフト5aで昇降自在に支持されており、上昇
位置では床面7と面一となり外見上平面となる。また、
下降位置では床面7に略等しくなる。可動床5の昇降は
シャフト5aに連結された油圧装置(図示せず)によっ
て行われるが、ウインチとワイヤを用いたエレベータ型
のものであってもよい。
【0016】この可動床5上にはイベント用のステージ
5bが構築されるようになっている。そして可動床5を
下降させた状態で車両8から機材等を搬入し、ステージ
が完成した状態で可動床5を上昇させる。この昇降はイ
ベントの演出効果としても有効に利用することができ
る。
【0017】一方、前記固定座席部1の内側には、個々
に分離して移送可能な環状の可動座席部6が固定座席部
1に沿って同心円状に設置されている。実施例では16
分割としてあり、図3中矢示F方向に移動できるよう構
成されている。
【0018】この可動座席部6は前記固定座席部1と連
続するような形状、即ち、内側に至るにしたがって下が
るような傾斜が設けられており、その後端の高さは前記
固定座席部1の前端の高さより少し低く設定されてい
る。この傾斜により、前方にある座席のためにステージ
が見にくい欠点がなくなる。
【0019】前記可動座席部6の底面には車輪6aが設
けられており、この車輪6aに電動機(図示せず)が設
けられている。そして、この電動機を作動させることで
可動座席部6を矢示F方向に走行できるように構成され
ている。
【0020】なお、床面7にレールを設置するととも
に、このレール上を走行させるようにすれば可動座席部
6自体の位置決めが極めて正確になると共に、せり出し
と格納とを迅速に行うことができる。これにより前記可
動座席部6は前記固定座席部1下部の空間に収容できる
ようになっている。
【0021】前記実施例では可動床5を正方形に形成し
たが、この形状に限定されるものではなく円形とするこ
とができるのは勿論であり、その場合、回転装置を取り
付けて回り舞台とすることも可能である。また、可動床
5にハッチを設けて駐車用格納部3から出入りすること
ができるように構成することも可能である。
【0022】また可動床5の昇降により、ステージを座
席の位置に適合した高さに調整できる利点がある。すな
わち最も適切な観客の目線の位置にステージが位置する
ように調節できる。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、固定座席部の内側に沿
って可動床を同心円状に設置するようにしたので、コン
サートのように比較的小さなステージで行われるイベン
トも適正距離で観覧することができる。
【0024】また、空洞部に昇降自在の可動床を設置し
たので機材の搬入や搬出が容易であるとともに演出の多
様性をも確保することができる。さらに、駐車場を併設
することができるため都市部への適応が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の可動床を設置した状態を示
す全体の断面図
【図2】本発明の一実施例の可動床を設置した状態を示
す全体の平面図
【図3】本発明の一実施例を示す要部の断面図
【符号の説明】
1・・固定座席部、 2・・円形スタジアム、 3・・駐車用格納部、 4・・空洞部、 5・・可動床、 6・・可動座席部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アリーナ面を取り囲むように設置した固
    定座席部を備えたスタジアムのアリーナ面の下層階部分
    を外部に連通した格納部とし、この格納部の中央に、こ
    の格納部の天井と床下とを貫通する空洞部を形成し、こ
    の空洞部に昇降自在の可動床を設置する一方、前記固定
    座席部の内側に設置され、個々に分離して移送可能な可
    動座席部を設けたことを特徴とする多目的スタジアム。
JP12982193A 1993-05-31 1993-05-31 多目的スタジアム Expired - Fee Related JP3163200B2 (ja)

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KR20150003355U (ko) * 2012-12-30 2015-09-09 넛크래커 솔루션스 에이에스 제거 가능한 필드를 구비한 운동 경기장
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