JPH08277642A - 利用空間可変スタジアム - Google Patents

利用空間可変スタジアム

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Publication number
JPH08277642A
JPH08277642A JP8134695A JP8134695A JPH08277642A JP H08277642 A JPH08277642 A JP H08277642A JP 8134695 A JP8134695 A JP 8134695A JP 8134695 A JP8134695 A JP 8134695A JP H08277642 A JPH08277642 A JP H08277642A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stands
stand
stadium
fixed
corner
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP8134695A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisashi Soma
久 相馬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
Original Assignee
Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd filed Critical Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
Priority to JP8134695A priority Critical patent/JPH08277642A/ja
Publication of JPH08277642A publication Critical patent/JPH08277642A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Road Paving Structures (AREA)
  • Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 屋内陸上競技等の大型空間利用スタジアムを
テニス等の狭い空間利用競技やイベントにおいても最適
な視界が得られる観覧席の設営が容易な利用空間可変ス
タジアムを提供する。 【構成】 縦方向の両スタンド2の間の両端に縦方向に
水平移動可能な移動スタンド1を夫々設けると共に、縦
方向の両側のスタジアムに夫々設けた各固定スタンド2
の一部並びに当該固定スタンド2の後壁部及び前壁部の
一部に沿って縦方向に水平移動可能な移動コーナ・スタ
ンド4を各固定スタンド2のそれぞれ両端部に設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主としてサッカー,ア
メリカンフットボール及び屋内陸上競技用などの大型空
間利用のスタジアムを、テニス,バスケットボールなど
比較的に狭い空間で行なう競技やイベントへの使用時に
も最適な視界が得られるような観覧席用スタンドが容易
に設営できる利用空間可変スタジアムに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、スタンドの一部の座席がスライド
移動し、野球場からアメリカンフットボール場へ変換す
る例や、屋内の床面を昇降して、広い空間や狭い空間を
作り出すアリーナ等の例は本邦でもすでに使用されてい
るが、これらの場合、一般に屋内陸上競技等の大きな空
間利用に合わせて、観覧席のスタンドが設計されるの
で、狭い空間利用の際には固定座席からの視線角度が座
席の向きと一致せず、また座席が舞台から遠いなどの問
題がある。
【0003】また、大型の空間利用スタジアムをボクシ
ングや相撲などのような狭い空間利用のスタジアムに変
換する場合には、理想的な観覧席の設営が困難で運営上
不利となるという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来の
問題点を解決するためになされたものであり、例えばサ
ッカー,アメリカンフットボール,屋内陸上競技など大
型空間利用スタジアムをテニス,バスケットボールなど
狭い空間利用の競技やイベントにおいても最適な視界が
得られる観覧席が容易に設営できる経済的な利用空間可
変スタジアムを提供することを目的としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の利用空間可変スタジアムは、縦方向の両ス
タンドの間の両側に縦方向に水平移動可能な移動スタン
ドをそれぞれ設けると共に、縦方向の両側のスタジアム
にそれぞれ設けた各固定スタンドの一部ならびにそれら
固定スタンドの後壁部及び前壁部の一部に沿って縦方向
に水平移動可能な移動コーナ・スタンドを各固定スタン
ドのそれぞれ両端部に設けることを特徴としたものであ
り、縦方向のスタンド間に設けられた各移動スタンド
と、縦方向の両側に設けられた各固定スタンドのそれぞ
れ両端部に設けられた各移動コーナ・スタンドとをそれ
ぞれ縦方向に移動することで、大型空間利用スタジアム
をそれより縦方向に長さの狭い小型空間利用スタジアム
に容易に変換することができる。
【0006】さらに、上記各移動スタンド及び各固定ス
タンドの少なくともいずれかのスタンド、好ましくは全
てのスタンドに、下部からスタジアムの中央方向へそれ
ぞれ引き出し移動可能な小移動スタンドを設けること
は、上記の利用空間可変スタジアムの中央部方向にさら
に観覧席が設けられ、スタジアムの運営上好ましい構成
である。
【0007】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を説明す
るが、図1はその一実施例に係る利用空間可変スタジア
ムの片側半分を示す平面図、図2は図1のA−A方向の
側断面図、そして図3は図2のB−B方向の要部正断面
図、さらに図4は図1のC−C方向の要部側断面図であ
る。
【0008】まず、このスタジアムを例えばアメリカン
フットボールなどの大型空間を利用する競技やイベント
に使用する場合には、その縦方向の長さを図1、図2の
Xで示すように座席スタンドを拡げて使用し、そしてテ
ニスなどの狭い空間を利用する競技やイベントに使用す
る場合には、その縦方向の長さをYで示すように座席ス
タンドをスタジアムの中央部に縮めて使用するものであ
る。
【0009】そこで、スタジアムの縦方向スタンド間
に、縦方向に水平移動可能な移動スタンド1をそれぞれ
設けると共に、スタジアムの縦方向の両側にはそれぞれ
固定スタンド2を設けている。次に、上記各固定スタン
ド2の一部、ならびにこれら固定スタンド2の後壁部と
前壁部及びこれらよりさらに延長されたレール3に沿っ
て縦方向に水平移動可能な移動コーナ・スタンド4を各
固定スタンド2のそれぞれ両端部に設けており、移動コ
ーナ・スタンド4の移動時には固定スタンド2の端部か
らオーバハングすることになる。上記移動コーナ・スタ
ンド4は固定スタンド2の上面にオーバーラップするよ
うに形成されている。
【0010】上記の移動スタンド1及び移動コーナ・ス
タンド4の水平移動のためには種々の手段を用いること
ができるが、例えば、移動時にそれらスタンドの下部に
エアキャスターを置き、そのエアキャスターに圧縮空気
を注入して浮上させることで、摩擦係数を1/1000
から3/1000に減じた状態で、牽引車などを用いて
移動し、所定の位置まで移動後に圧縮空気を抜くことに
よりその場で支持台上に荷重を受けて設置が可能となる
空気浮上移動装置などの利用が可能である。
【0011】次に、上記の各移動スタンド1及び各固定
スタンド2の全て、またはそれらのうちのいずれかに下
部からスタジアムの中央方向へそれぞれ引き出し移動可
能な小移動スタンド6を設けており、これら小移動スタ
ンド6の非使用時にはそれぞれの移動スタンド1及び固
定スタンド2の前方下部から内側に格納されるようにな
っている。
【0012】以上の構成からなる利用空間可変スタジア
ムをテニス,バスケットボールなどのイベイントなどの
狭い空間用として利用する場合は、図示せるごとく固定
スタンド2の一部やこれら固定スタンド2の後壁部と前
壁部の一部及びそれらの延長上のレール3に沿って、固
定スタンド2の両端に移動コーナ・スタンド4を水平移
動して設置する。
【0013】次に、両側の移動コーナ・スタンド4間に
合せて、両端の移動スタンド1を設置する。この時、移
動コーナー・スタンド4と移動スタンド1を一体として
もよい。そして、両側の固定スタンド2の移動スタンド
1前の平面空間には、各スタンド下部から図示せるよう
に小スタンド6を水平移動により引き出す。
【0014】一方、アメリカンフットボールなどの大型
空間利用スタジアムとして使用する場合は、両側の固定
スタンド2の両端まで移動コーナ・スタンド4を移動設
置し、固定スタンド2及び両端移動スタンド1の下部に
子スタンド6を水平移動格納して固定の上、両端の移動
スタンド1とと子スタンド6とを一体化する。そして、
両端の移動スタンド1を水平移動し、移動コーナ・スタ
ンド4に合せて設置する。この時、移動コーナー・スタ
ンド4と移動スタンド1を一体としてもよい。本例で
は、縦方向の両端を移動可能としているが、一方端を全
て固定とし、一端のみを移動としてもよい。
【0015】なお、この利用空間可変スタジアムには屋
根を設けても、設けなくても関係がないが、この実施例
における屋根10には、図5に示すジガーシリンダー1
1を設け、図6のごとく屋根10を一段降下させ、さら
に図7のごとく屋根を二段降下させたり、またはその逆
に屋根10を上げることにより、利用空間の広さに応じ
て屋根10の高さを調節するものである。
【0016】
【発明の効果】以上に説明した本発明の利用空間可変ス
タジアムによれば、小空間利用時でも移動コーナ・スタ
ンドを内側に移動することで、両側の固定スタンドと同
等の良好な視界がコーナのスタンドでも得られる。ま
た、水平移動格納型の子スタンドにより、平面部でも傾
斜椅子を配置でき、かつ従来の傾斜椅子設置のための仮
設工事や椅子格納のための床昇降システムなどが不要と
なる。
【0017】さらに、本発明によれば、移動スタンドな
どの支持脚を数本設けることで、従来のように人工芝な
どの床材の撤去及び復旧などの工事が、上記支持脚部の
通過個所のみでよく、工事時間及び費用を節減でき経済
的である。一方、従来の利用空間可変スタジアムでは、
仮設工事や椅子の人手による設置及び撤去に時間がかか
るのに対し、本発明によれば多目的空間の変更時間が非
常に少なくて良く、同一のスタジアムで多くのイベント
が可能であり、かつその変更のための移動時間も非常に
短かく、例えば昼はアメリカンフットボールを行い、夜
はバスケットボールや、ライブコンサートなどのイベン
トが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る利用空間可変スタジア
ムの片側半分を示す平面図である。
【図2】図1のA−A方向の側断面図である。
【図3】図2のB−B方向の要部正断面図である。
【図4】図1のC−C方向の要部側断面図である。
【図5】図2の屋根の昇降手段を示す要部拡大の正断面
図である。
【図6】図5の屋根を一段降下した状態を示す要部正断
面図である。
【図7】図6の屋根をさらに一段降下した状態を示す要
部正断面図である。
【符号の説明】
1 移動スタンド 2 固定スタン
ド 4 移動コーナ・スタンド 6 小移動スタ
ンド

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縦方向の両スタンドの間の両端に縦方向
    に水平移動可能な移動スタンドをそれぞれ設けると共
    に、縦方向の両側のスタジアムにそれぞれ設けた各固定
    スタンドの一部ならびにそれら固定スタンドの後壁部及
    び前壁部の一部に沿って縦方向に水平移動可能な移動コ
    ーナ・スタンドを各固定スタンドのそれぞれ両端部に設
    けた利用空間可変スタジアム。
  2. 【請求項2】 各移動スタンド及び各固定スタンドの少
    なくともいずれかのスタンドに下部からスタジアムの中
    央方向へそれぞれ引き出し移動可能な小移動スタンドを
    設けた請求項1記載の利用空間可変スタジアム。
JP8134695A 1995-04-06 1995-04-06 利用空間可変スタジアム Withdrawn JPH08277642A (ja)

Priority Applications (1)

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JP8134695A JPH08277642A (ja) 1995-04-06 1995-04-06 利用空間可変スタジアム

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JP8134695A JPH08277642A (ja) 1995-04-06 1995-04-06 利用空間可変スタジアム

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JPH08277642A true JPH08277642A (ja) 1996-10-22

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ID=13743812

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JP8134695A Withdrawn JPH08277642A (ja) 1995-04-06 1995-04-06 利用空間可変スタジアム

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108457502A (zh) * 2018-03-16 2018-08-28 齐鲁工业大学 一种立体场地
CN115182627A (zh) * 2022-08-19 2022-10-14 中国建筑设计研究院有限公司 一种体育场看台可逆转换方法及可转换看台体育场

Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108457502A (zh) * 2018-03-16 2018-08-28 齐鲁工业大学 一种立体场地
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Effective date: 20020702