JPH0245382Y2 - - Google Patents

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JPH0245382Y2
JPH0245382Y2 JP2140786U JP2140786U JPH0245382Y2 JP H0245382 Y2 JPH0245382 Y2 JP H0245382Y2 JP 2140786 U JP2140786 U JP 2140786U JP 2140786 U JP2140786 U JP 2140786U JP H0245382 Y2 JPH0245382 Y2 JP H0245382Y2
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JP
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lifter
movable
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platform
floor
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JP2140786U
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  • Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、伸縮式階段状観覧席のリフター装
置に関するものである。
〔従来の技術〕
近年は大型会場の内部を多目的に使用するため
に、上記会場の床面の一部に伸縮移動式の階段状
観覧席を設置することが多くなつた。この観覧席
は、順に高さを増す観覧椅子付の複数段による移
動床台を相互に連結して、前後方向に伸縮による
移動が可能となるように形成されている。そして
この観覧席の使用時には最も低い最前段の移動床
台から順次に引き出して全体を雛壇状に伸長し、
これによつて各移動床台の椅子に多数の観客が着
座できる状態となる。また不使用時には、前記と
は逆に最前段の移動床台から順次に後段側の移動
床台下に戻すように後退移動させることにより、
全体が最高段の移動床台下に垂直棚状に縮減して
使用場所から離れた格納部署への移動により保管
するように構成されている。この場合従来におけ
る観覧席は、格納部署から使用場所へ移動する手
段を装備していなかつた。従つて上記により垂直
棚状に縮減した観覧席を、使用時には格納部署か
ら会場へ搬出し、また使用後はこの会場から再び
上記の格納部署へ搬入する際には別途に形成され
たリフターと油圧ジヤツキとを用いていた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記により、従来の観覧席は移動の度に、別途
に形成されたリフターと油圧ジヤツキとを用いる
ため、次のような問題点があつた。
(1) 観覧席が重量物なので、この観覧席を油圧ジ
ヤツキにより持ち上げたのち、この状態の観覧
席に別途に形成したリフターを添装して移動す
る際に、リフターが観覧席から脱着した場合
は、大きな災難を招く等の危険性があつた。
(2) 観覧席の使用時に別途形成の油圧ジヤツキと
リフターを用いて観覧席を会場へ移動した場
合、観覧席の使用終了まで上記の油圧ジヤツキ
とリフターを別位置に搬出して待機させたり、
再度搬入したりするため、多くの手間と時間を
要した。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案は、上記従来技術の問題点を解決する
ものであり、油圧ジヤツキとリフターとを一体化
して最低段移動床台の直下位置に装備することに
より、観覧席の移動が安全にでき、かつこの観覧
席の搬出入も省力化のもとに容易迅速にできる伸
縮式階段状観覧席のリフター装置を提供すること
にある。この考案の特徴とするところは、順に高
さを増す複数段の移動床台を相互に連結して前後
方向に伸縮により移動が可能となる観覧席におい
て、上記中の最低段にあたる移動床台のヌキ材背
部両側にリフターフレームを固設し、同移動床台
の直下にはキヤスター付のリフター台を配置して
このリフター台の後部両側に載設した油圧ジヤツ
キの上部を前記リフターフレームの天井部に係合
するとともに、上記最低段の移動床台とその直下
のリフター台とをリンクにより結合し、かつ上記
のリフターフレーム上には最高段支柱の支柱ブラ
ケツトを当接可能に配置したことにある。
〔作用〕
上記の構成により、観覧席の使用時には、リフ
ター台の後部両側に設置した油圧ジヤツキに上げ
操作を与えると、上記リフター台上にリンクの結
合により載置されている最低段の移動床台を含む
各段の移動床台(上記最低段の移動床台上に垂直
棚状に載置されている各段の移動床台)が、上記
リンクの介在により、一様に水平度を維持した状
態のもとにリンクの長さを限度にした高さ位置ま
で上昇することになる。同時にその直前まで床面
上に圧接して観覧席の移動を拘束していた最高段
の基台も床面から離れることになる。従つてこの
時点で床面に接しているのは上記リフター台の四
方部に付設したキヤスターだけとなるため、この
キヤスターの転動により、観覧席を所望の会場へ
円滑容易に、かつ安全に移動することができる。
また上記会場での使用が終了して各移動床台を垂
直棚状に縮減した状態の観覧席をこの会場から原
状の格納部署へ戻す場合は、再び油圧ジヤツキに
上げ操作を与えて、会場への搬入時と同様の手段
を構じることにより、上記したと同様の経緯を経
てキヤスター以外は床面から離れるため、このキ
ヤスターの転動により、観覧席を原状の格納部署
へ迅速確実に、かつ安全に戻すことができる。
〔実施例〕 以下、この考案の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
第1図に一部をもつて示すように、順に高さを
増す複数段の移動床台7(図面では最低段の移
動床台7およびこの床台7上に垂直棚状に載置さ
れる図示しない各移動床台)が、その段毎の図示
しないローラ付きによる隣接相互の基台同士(図
面ではローラを付設しない最高段基台12の内側
位置に配置されている最低段から最高段Nを含
むその間の基台同士)を連結することにより、前
後の方向に伸縮状の移動が可能となるように形成
されて、使用時には最も低い最前段(最低段)
の移動床台7から順次に引き出して全体を雛壇状
に伸長し、また不使用時には上記とは逆に最前段
(最低段)の移動床台7から順次に後段の図示
しない移動床台側へ戻すように後退移動させて、
全体を最高段Nの図示しない移動床台下へ垂直棚
状に縮減したのち、使用場所から離れた格納部署
への移動により保管するように構成された観覧席
において、この観覧席には次に示すリフター装置
が装備されている。
すなわち第1図から第4図までに示すように、
上記中の最低段にあたる移動床台7(床板2上
の前端に逆L字形の観覧椅子Bを設置し、後端側
の上面にはヌキ材8を上記椅子Bと平行状に載設
するとともに、上記椅子Bとヌキ材8間の上面に
は踏み板7aを敷設した移動床台7)のヌキ材8
の背部両側位置にはリフターフレーム9が固設さ
れている。このリフターフレーム9は、底部と背
面を開放した逆U字形の箱状に形成されていて、
前下がりの天井面には下部を開放したフレームボ
ツクス9aを設けられている。そしてこのボツク
ス9aの内部上位の前後には横型円柱状のガイド
子9bがそれぞれ溶着されている。
次に上記した最低段にあたる移動床台7の直
下位置には、上記床台7の床板2と同幅で、前後
方向の長さは、前部側を合致させたときに後部側
が床板2の後方へ突出するように若干長めに形成
された枠形のリフター台1が、その上面に最低段
の移動床台7を載置する態様により配置されて
いる。この場合上記リフター台1の四方底部には
キヤスター6が床面Fとの接触により転動自在に
付設されている。
上記によるリフター台1の後部両側には、その
側毎の台部上に横架した支持棒10を介して、上
部に押上杆11aを突出し、この押上杆11aの
上面には横型円柱状の押上子11bを載置すると
ともに、後部の下端には油圧弁11dを、またそ
の側の中途高さ位置にはハンドルボツクス11c
をそれぞれ設けた油圧ジヤツキ11が、幾分前倒
する斜傾態のもとで載置状に設置されている。そ
してこの態様による油圧ジヤツキ11の上部押上
子11bは、前記リフターフレーム9の天井部に
設けられたフレームボツクス9a内のガイド子9
b間にあたる天井面に押上げ可能の当接状態をも
つて係合されている。
また上記した最低段の移動床台7と、その直
下のリフター台1とは、次に示すリンク3により
結合されている。すなわち第1図および第2図に
示すように、移動床台7とリフター台1の両側前
後位置には帯状板のアーム3a,3bが、前部側
を共に斜降する形態のもとに配置されて、その各
上下端面にはピン4,5が挿通されている。従つ
て前記した油圧ジヤツキ11に上げ操作を与えた
とき、各アーム3a,3bが前部の斜降態から起
立揺動して、最低段の移動床台7を、ピン4,
5の位置をもつてする各アーム3a,3bの長さ
を限度にした量だけ上昇させるように構成されて
いる。この場合後部側各アーム3bの下端部には
ストツパー3cが付設されていて、前部の斜降態
から起立した際の直立固持が保証されている。
さらに観覧席の使用時と収納時にその位置毎の
床面Fに圧接することで上記観覧席の移動を拘束
する最高段基台12の上部には、最高段支柱13
が立設されていて、この支柱13の各側方部には
次に示す支柱ブラケツト14が装着されている。
この支柱ブラケツト14は、油圧ジヤツキ11の
上げ操作時に、その位置毎のリフターフレーム9
が上昇して当接した際、このフレーム9と一体的
に上昇することで最高段支柱13と一体の最高段
基台12を上昇させ、これによつて観覧席の移動
が可能となる高さ位置に配置されている。この場
合リフターフレーム9の一方側面には上部が平面
状のリフターブラケツト15が付設されていて、
フターフレーム9がリンク3の起立時に、前進し
ながら上昇した際の支柱ブラケツト14への当接
による摺動態様を良好にするように配置されて、
全体として伸縮式階段状観覧席のリフター装置に
組成されている。なお第1図に示す16は、油圧
ジヤツキ11の操作時にハンドルボツクス11c
に挿入するハンドルである。
上記の構成により、図示しない垂直棚状に収納
されている観覧席を使用するときは、まずリフタ
ー台1の後部両側に設置されている油圧ジヤツキ
11の油圧弁11dにハンドル16の先端を挿入
し、これを正方向に旋回することで内部の油路を
逆止弁の作用状態にしたのち、ハンドルボツクス
11cにハンドル16を挿入してその上下作動の
ポンプ操作により、油圧ジヤツキ11に上げ操作
を与えると、上方へ伸長する押上杆11aと一体
の押上子11bがリフターフレーム9の天井面に
強力な押上力を作用させることになる。従つてこ
のリフターフレーム9を装着したヌキ材8を介し
て最低段の移動床台7およびこの床台7上に載
置されている各段の移動床台(上記最低段の移
動床台7上に垂直棚状に載置されている最高段ま
での図示しない各段の移動床台)が、リンク3の
ピン4,5間を長さにした限度範囲の高さ位置ま
で、一様の水平度を維持した状態のもとで一括状
に上昇することになる。同時にその直前まで床面
F上に定置圧接して観覧席の移動を拘束していた
最高段基台12も、リフターフレーム9が上昇す
ることで、その直上に位置する支柱ブラケツト1
4が押上げられるため、このブラケツト14を取
付けた最高段支柱13と一体的に上昇して床面F
から離れることになる。従つてこの時点で床面F
に接しているのは上記リフター台1の四方底部に
付設したキヤスター6だけとなるため、このキヤ
スター6の転動により、観覧席を所望の会場へ円
滑容易に、かつ安全に移動することができる。
なお会場へ移動した観覧席を雛壇状に伸長して
使用する場合は、再びハンドル16を油圧弁11
d内に挿入して逆方向へ旋回すると、内部の図示
しない逆止弁が開放されて油圧ジヤツキ11内の
圧油が排出されるため、押上杆11aが降下して
それまでの押上力が消滅することになる。従つて
その直前まで上昇態様にあつた最低段の移動床
台7およびこの床台7上に載置されている各段の
移動床台(上記最低段の移動床台7上に垂直棚
状に載置されている最高段までの図示しない各段
の移動床台)が、リンク3の介在により再びリフ
ター台1上面の原状位置へ降下載置することにな
る。またその際最高段基台12も同時に床面F上
へ降下して、自重によりこの床面Fに圧接するた
め、この直後に図示しない駆動装置を稼働するこ
とにより、観覧席を雛壇状に伸長して全段の移動
床台における各椅子Bに観客が着座することがで
きる。
次に上記会場で使用を終了した各移動床台を垂
直棚状に縮減したのち、この観覧席を会場から原
状の格納部署へ戻す場合は、前述したと同様に、
再び油圧ジヤツキ11に上げ操作を与えて、会場
への搬入時と同様の手段を構じることにより、前
記したと同様の経緯を経てキヤスター6以外は床
面Fから離れるため、このキヤスター6の転動に
より、観覧席を原状の格納部署へ迅速確実に、か
つ安全に戻すことができる。
〔考案の効果〕
この考案は、順に高さを増す複数段の移動床台
を相互に連結して前後方向に伸縮により移動が可
能となる観覧席において、上記中の最低段にあた
る移動床台のヌキ材背部両側にリフターフレーム
を固設し、同移動床台の直下にはキヤスター付の
リフター台を配置してこのリフター台の後部両側
に載設した油圧ジヤツキの上部を前記リフターフ
レームの天井部に係合するとともに、上記最低段
の移動床台とその直下のリフター台とをリンクに
より結合し、かつ上記のリフターフレーム上には
最高段支柱の支柱ブラケツトを当接可能に配置し
たことを特徴とするものである。従つて観覧席の
最低段にあたる移動床台の直下位置には油圧ジヤ
ツキとキヤスター付のリフター台とによるリフタ
ー装置が、同装置のリンクの介在により一体的に
装備されていて、観覧席の移動が安全にでき、か
つこの観覧席の搬出入も省力化のもとに容易迅速
にできるため、この種の観覧席を使用した会場の
多目的活用性を増進して経済的な利得性を倍加で
きる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案によるリフター装置を備えた
観覧席の要部を示す側面図、第2図は第1図のA
部矢視図、第3図は同装置の油圧ジヤツキによる
リフターフレームの押上げ動作を示す断面図、第
4図は第3図のC−C線における同部分の縦断背
面図である。 1……リフター台、3……リンク、6……キヤ
スター、7……移動床台、8……ヌキ材、9……
リフターフレーム、11……油圧ジヤツキ、12
……最高段基台、13……最高段支柱、14……
支柱ブラケツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 順に高さを増す複数段の移動床台を相互に連結
    して前後方向に伸縮により移動が可能となる観覧
    席において、前記中の最低段にあたる移動床台の
    ヌキ材背部両側にリフターフレームを固設し、同
    移動床台の直下にはキヤスター付のリフター台を
    配置して該リフター台の後部両側に載設した油圧
    ジヤツキの上部を前記リフターフレームの天井部
    に係合するとともに、前記最低段の移動床台とそ
    の直下のリフター台とをリンクにより結合し、か
    つ前記のリフターフレーム上には最高段支柱の支
    柱ブラケツトを当接可能に配置したことを特徴と
    する伸縮式階段状観覧席のリフター装置。
JP2140786U 1986-02-17 1986-02-17 Expired JPH0245382Y2 (ja)

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JP2140786U JPH0245382Y2 (ja) 1986-02-17 1986-02-17

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JP2140786U JPH0245382Y2 (ja) 1986-02-17 1986-02-17

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JPS62133838U JPS62133838U (ja) 1987-08-24
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JP2140786U Expired JPH0245382Y2 (ja) 1986-02-17 1986-02-17

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2566025B2 (ja) * 1990-01-12 1996-12-25 株式会社大林組 移動観客席を備える競技場

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