JP4261178B2 - 段差解消階段 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、段差に架かる階段としての機能と、その段差をプレートの昇降動により解消する段差解消機としての機能とを併せ持つ、段差解消階段に関する。
【0002】
【従来の技術】
車椅子用の段差解消機として、特許文献1ないし特許文献2に示されるものが知られている。これら段差解消機は、昇降プレート(天板、テーブル)をXリンク機構(シザーリンク、パンタグラフ機構)により昇降するものである。このような段差解消機では、段差に係る上下面の一方に昇降プレートを合わせた状態で昇降プレートに車椅子を載せ、昇降プレートを他方に合うまで上昇または下降することで段差を解消する。
【0003】
また、可変勾配階段として、特許文献3に示されるものが知られている。このような可変勾配階段は、左右各一対の平行な支柱に対して複数の踏板を回転可能かつ互いに平行に連結し、一対の支柱の下端に対して基台を回転可能かつ踏板と平行に連結してなる。可変勾配階段では、任意の支柱の勾配において、踏板が基台設置面(水平面)と平行となる。
【0004】
更に、階段としての機能と、平面を形成して昇降させる機能とを有する装置として、特許文献4に示される昇降床装置が知られている。この昇降床装置は、複数の踏板を載せたフレームと、フレームに平行なリンクロッドとを有し、各踏板をリンクロッドにリンクするものである。この装置では、更にフレームの両端側下方にメインジャッキ、サブジャッキを配し、メインジャッキのみを伸張することで各踏板を階段状とし、双方を同期して伸縮することで全踏板を水平状としつつ昇降する。
【0005】
【特許文献1】
特許第2914216号公報
【特許文献2】
特許第2927749号公報
【特許文献3】
特開平11−107520号公報
【特許文献4】
特許第2588410号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記段差解消機は、健常者用の階段と併設しようとすると、段差の傍に十分なスペースが必要となり、そのようなスペースを確保できない場合も多い。この場合に、階段のみを設置すると、車椅子利用者等が段差を解消できないし、段差解消機のみを設置すると、健常者が通行の度に利用するには即応性の面で比較的に不便となる。
【0007】
上記可変勾配階段は、段差解消機の機能を提供できず、段差に設置した後においては通常の階段の機能しか発揮しない。
【0008】
上記昇降床装置は、駆動源として種類の異なるメインジャッキとサブジャッキを配置しなければならず、あるいはフレームの両端側に対してそれぞれジャッキを設置しなければならないため、制御が複雑となるし、比較的に高コストとなる。また、踏板の下方に各ジャッキを配置しなければならないため、段差に係る下面を掘下げて各ジャッキを納め、全踏板を下面に合わせなければ、段差解消機ないし階段として機能しない。下面の掘下げは手間がかかるし、掘下げ不能の場合には昇降床装置を設置することもできない。また、上記昇降床装置は、階段ないし段差解消機としての機能発揮時に、手摺をも提供することができない。
【0009】
そこで、請求項1に記載の発明は、低コストであり、設置が容易で、設置により階段と段差解消機の機能を発揮できて省スペースとなる多機能な段差解消階段を提供することを目的としたものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、段差に係る下面に設置されるベースと、ベースの位置から上方において昇降プレートをほぼ水平な状態で昇降する駆動機構とを有するリフト部、および、踏板、または、踏板および格子からなる踏板構造物と、複数の踏板構造物を回転可能に接続する左右各一対の桁とを有する可変勾配階段部を設け、可変勾配階段部を、リフト部の昇降プレートに搭載するとともに、駆動機構と接合し、昇降プレートを、駆動機構につき離合自在とし、昇降プレートを駆動機構から切離した場合に、駆動機構が可変勾配階段部の勾配を変える一方、昇降プレートを駆動機構と接合した場合に、駆動機構がほぼ無勾配の可変勾配階段部を載せた昇降プレートを昇降することを特徴とするものである。
【0011】
請求項2に記載の発明は、上記目的に加えて、手摺をも備えるようにして安全性をより高いものとする目的を達成するため、上記発明にあって、踏板構造物は、縦格子を含み、一方の桁を、縦格子の上部と接続するものとし、縦格子上に渡された手摺となるようにしたことを特徴とする。
【0012】
請求項3に記載の発明は、上記目的に加えて、可変勾配階段として使用する際の利便性を効率良い構成において一層高める目的を達成するため、上記発明にあって、外側の踏板構造物を駆動機構と接合し、これと逆側の桁の端部にスライド部材を設け、駆動機構が外側の踏板構造物を上昇すると、スライド部材により桁の端部が昇降プレート上をスライドし、可変勾配階段部の勾配が変るようにすることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1(a)は本発明の実施の一形態である段差解消階段1の左側面を示す図であり、図1(b)は段差解消階段1の正面を示す図であり、図2は段差解消階段1の平面を示す図である。段差解消階段1は、その下部を構成するリフト部2と、リフト部2に搭載される可変勾配階段部4とを有する。
【0014】
リフト部2は、最下部に配置される枠であるベース10と、ベース10の左右側面から立たせたXリンク機構12,12と、Xリンク機構12,12の上側においてほぼ水平に支持される、ベース10の位置から上昇可能な昇降プレート14と、昇降プレート14を昇降させる駆動機構としての油圧シリンダ16,16と、油圧シリンダ16に接続されており、作動油を供給可能である油圧発生ユニット(図示せず)を含む。
【0015】
各油圧シリンダ16は、油圧発生ユニットにより調整された油圧を適宜受けることで、シリンダチューブ30内のピストンロッド32を伸縮可能である。一方、昇降プレート14の左右両端縁には、それぞれ畳まれたXリンク機構12を収容可能な程度の大きさである隆起部34,34を形成する。そして、各油圧シリンダ16のシリンダチューブ30を、対応する側の隆起部34の外側に取付け、ピストンロッド32の先端を、ベース10に結合する。油圧シリンダ16,16は、同様に駆動制御されるものである。なお、段差Sに対して、各油圧シリンダ16(シリンダチューブ30)がほぼ鉛直に移動するようにするためのガイド35を設置する。
【0016】
一方、可変勾配階段部4は、一般の階段の踏面程度の大きさを有する踏板40,40・・と、一般の階段の踏面からの高さにおいて支持される一方の桁としての左右の手摺42,42と、各踏板40の左右側方に配置される他方の桁としての側桁46,46と、手摺42および側桁46の間において立つ、格子としての縦格子48,48・・を含む。
【0017】
可変勾配階段部4では、図3に示すように、踏板40と縦格子48,48を、左側面から見てL字状となり、正面から見て凹字状となるように組合わせ、踏板構造物50を形成する。即ち、踏板40の正面側における左コーナー側部と右コーナー側部とから、縦格子48をそれぞれ立たせて固定し、踏板構造物50とする。
【0018】
更に、この踏板構造物50について、上部を手摺42,42に回転自在に接続し、下部を側桁46,46に回転自在に接続する。即ち、縦格子48の上端を、手摺42に回転自在に接続し、縦格子48の下端を、側桁46に回転自在に接続する。また、このような踏板構造物50を、手摺42ないし側桁46の方向(正背面方向)において、複数(図では4個)並べる。なお、最も正面寄りの踏板40の右辺には、起立状態で停止可能なフラップ52を設ける。
【0019】
そして、昇降プレート14は、各油圧シリンダ16についての離合を自在に行える。即ち、昇降プレート14において、各隆起部34の背面側の端部上側に、掛り孔56を有する片57を設ける。また、各側桁46の背面側の端部において、掛り孔56へ出没するロッド58を備えた離合シリンダ59を、外側へ突出するように設ける。更に、各離合シリンダ59には、スイッチを備えた制御部(図示せず)を接続し、スイッチの切替えによってロッド58の出没が同様に切替わるようにする。
【0020】
また、可変勾配階段部4は、次のようにしてリフト部2に搭載される。即ち、可変勾配階段部4の最も背面寄りの踏板構造物50における各縦格子48の上下に、ステップ駆動板60,60をそれぞれ固定し、各ステップ駆動板60を、ベース部2の対応する側における油圧シリンダ16のシリンダチューブ30に固定する。この状態で、可変勾配階段部4を、ベース部2の昇降プレート14上であって、隆起部34,34の間に載せる。
【0021】
なお、昇降プレート14と各油圧シリンダ16との離合について、双方のロッド58が出た場合、ロッド58が掛り孔56に掛ることで、昇降プレート14が最背面側の踏板構造物50およびステップ駆動板60を介してシリンダチューブ30と接合し、双方のロッド58が没した場合、ロッド58が掛り孔56から離れることで、昇降プレート14がシリンダチューブ30を切離す。
【0022】
また、段差解消階段1は、最も背面寄りの踏板40における背面側の辺が段差Sの近傍に位置した状態で、ベース10を段差Sに係る下面Dに据えて設置する。なお、各側桁46における正面側の端部に、スライド部材としてのローラ62を、回転可能に設ける。
【0023】
このような段差解消階段1は、まず可変勾配階段として図4ないし図5に示すように動作する。即ち、ピストンロッド32をシリンダチューブ30内へ縮めておくと、各Xリンク機構12は水平状態となって隆起部34に収り、昇降プレート14が段差Sに係る下面Dと連続する。この状態で昇降プレート14を側桁46,46(シリンダチューブ30,30)から切離し、ピストンロッド32を伸す。
【0024】
すると、昇降プレート14は持上がらず、一方最背面側(段差S側)の踏板構造物50が、各ステップ駆動板60を介して鉛直方向に持上がる。また、他の踏板構造物50も、背面側から正面側にかけて徐々に低くなる高さまで鉛直方向に持上がり、各側桁46の最正面側端部がローラ62を介して昇降プレート14上を左へ移動し、各手摺42ないし各側桁46が各踏板構造物50に対して回転する。なお、各踏板40は、各縦格子48に対してほぼ垂直であり、ベース10ないし段差Sに係る下面Dにほぼ平行であり、ほぼ水平を保つ。また、各側桁46とほぼ平行な状態で、各縦格子48の高さにおいて手摺42,42が位置する。
【0025】
そして、最背面側の踏板40を段差Sに係る上面Uに合わせれば、正面側から背面側にかけて上るような階段としての機能を提供することができ、油圧シリンダ16のピストンロッド32の伸び度合を調整することによって、ピストンロッド32の最大伸びに対応する範囲内で、任意の段差に対し各踏板40のほぼ水平な階段を架けられる可変勾配階段としての機能を提供することができる。しかも、当該階段には左右に手摺42が付いている。なお、階段の勾配をほぼ水平に戻す場合、各側桁46の最正面側端部がローラ62を介して昇降プレート14上を右へ移動する。
【0026】
また、段差解消階段1は、図1、図2または図6に示すように、段差解消機としても動作する。即ち、昇降プレート14をベース10に納めて段差Sに係る下面Dと連続させ、シリンダチューブ30の下端を昇降プレート14に配置し、離合シリンダ59のロッド58を掛り孔56へ入れて昇降プレート14を側桁46,46(シリンダチューブ30,30)と接合する。このとき、全ての踏板40は昇降プレート14に載っていてほぼ水平状態であり、可変勾配階段部4はほぼ無勾配になっている(図6)。
【0027】
そして、油圧シリンダ16を駆動し、ピストンロッド32を伸していくと、ステップ駆動板60、最背面側の踏板構造物50、離合シリンダ59ないし片57を介して昇降プレート14がほぼ水平に持上がる。このとき、各Xリンク機構12により、昇降プレート14のほぼ全体が支持される。また、段差S側の踏板構造物50が持上がるとともに、その他の踏板構造物50も、踏板40が昇降プレート14に載った状態で持上がる。全ての踏板40は昇降プレート14に載り、ほぼ水平である。更に、側桁46,46は、昇降プレート14との接合によりほぼ移動しない(図1、図2)。
【0028】
段差Sに係る下面Dに昇降プレート14を連続させた状態において、車椅子等でほぼ水平な踏板40,40・・に正面側から乗込み、適宜フラップ52を起立固定し、油圧シリンダ16を駆動して昇降プレート14を段差Sに係る上面Uまで上げると、昇降プレート14ないし各踏板40が段差Sに係る上面Uと背面側において連続して、車椅子等が段差Sに係る上面Uに移動することができ、段差Sが解消される。そして、油圧シリンダ16の駆動を調整してピストンロッド32の伸び度合を任意にすれば、ピストンロッド32の最大伸びに対応する範囲内で任意の大きさの段差を解消でき、段差解消階段1は、任意の大きさの段差に対応する段差解消機としての機能をも提供する。また、昇降プレート14に可変勾配階段部4が載ることにより、手摺42,42あるいは縦格子48,48・・を昇降プレート14の周りに配置することができる。
【0029】
以上のような段差解消階段1では、次に示すような効果を奏する。即ち、段差Sに係る下面Dに設置されるベース10と、ベース10の位置から上方において昇降プレート14をほぼ水平な状態で昇降する油圧シリンダ16,16とを有するリフト部2、および、踏板40および縦格子48からなる踏板構造物50と、複数の踏板構造物50を回転可能に接続する左右各一対の手摺42および側桁46とを有する可変勾配階段部4を設け、可変勾配階段部4を、リフト部2の昇降プレート14に搭載したため、同様に駆動される油圧シリンダ16,16によって昇降プレート14が昇降されて段差解消機としての機能を容易に提供することができるし、昇降プレート14をベース10の位置まで下げて可変勾配階段部4を用いれば可変勾配階段としての機能を容易に提供することができ、ほぼベース10の設置スペースを確保するだけで階段および段差解消機の機能を提供することができ、低コストで段差解消階段1を構成でき、ベース10の設置に際し段差Sに係る下面Dを掘下げるような必要がなく設置が容易である。
【0030】
更に、踏板構造物50は、縦格子48,48・・を含み、手摺42を、縦格子48,48・・の上部と接続するものとし、縦格子48,48・・上に渡されたものとなるようにしたため、階段の場合や段差解消機の場合に、側部に位置する手摺42を提供することができ、安全性を一層高めることができる。
【0031】
また、踏板構造物50を、油圧シリンダ16,16と接合するとともに、昇降プレート14を、油圧シリンダ16,16につき切離し可能とし、昇降プレート14が油圧シリンダ16,16を切離した場合に、油圧シリンダ16,16が可変勾配階段部4の勾配を変える一方、昇降プレート14が油圧シリンダ16,16と接合した場合に、油圧シリンダ16,16がほぼ無勾配の可変勾配階段部4を載せた昇降プレート14を昇降するため、昇降プレート14の油圧シリンダ16,16からの離合切替によって、油圧シリンダ16,16が昇降プレート14の昇降のための駆動をするか、または可変勾配階段部4の勾配変化のための駆動をするかを選択することができ、可変勾配階段部4の設置が油圧シリンダ16,16の駆動力で行われて一層容易となる。
【0032】
加えて、段差側の踏板構造物50を油圧シリンダ16,16と接合し、これと逆側の各側桁46の端部にローラ62を設け、油圧シリンダ16,16が段差側の踏板構造物50を上昇すると、ローラ62により各側桁46の端部が昇降プレート14上をスライドし、可変勾配階段部4の勾配が変るようにしたので、階段の勾配を変える動作を円滑に行え、機能を素早く変えることが可能となり、取扱いが容易になる。
【0033】
なお、主に上記形態を変更してなる、本発明の他の形態を例示する。踏板構造物を、図7に示すように、側面から見て逆T字状となるように構成する。即ち、当該踏板構造物70において、踏板72の側部ほぼ中央から縦格子74,74を立てる。また、縦格子74の上端と手摺とを回転可能に接続し、縦格子74の下端と側桁とを回転可能に接続する。このように踏板構造物70を構成しても、手摺付の段差解消階段を提供することができる。
【0034】
また、離合シリンダを省いて昇降プレートと油圧シリンダとを常に接合状態とし、可変勾配階段部には段差に対する掛り部を設けて、段差側の踏板構造物を手動で持上げて踏板を段差に係る上面に合わせて掛けることで可変勾配階段機能を提供するようにする。この場合、油圧シリンダを階段設置に利用することができないものの、階段機能および段差解消機能の双方を発揮する段差解消階段をシンプルな構成でより低コストに提供することができる。
【0035】
あるいは、離合シリンダを昇降プレートに設け、掛り孔を側桁ないしは油圧シリンダ(シリンダチューブ)に設ける。また、昇降プレートに側桁を把持する把持機構を設け、把持により接合可能とする。一方、シリンダチューブとピストンロッドとを逆に配置する。他方、駆動機構としてボールネジを採用する。また、ベースを平板状にする。あるいは、リンク機構を省き、昇降プレートを吊下げるようにする。踏板構造物から縦格子を除き、手摺を省き、踏板を回転可能に接続する別の側桁をほぼ平行に設ける。ステップ駆動板を踏板に設ける。あるいは縦格子の代りに斜めの格子を用いる。駆動機構のガイドを省き、あるいは一方にのみ設ける。駆動機構を単一にし、あるいは3個以上設ける。また、スライド部材を、スライドシューとし、あるいはスライド部材を省く。あるいは、段差側の踏板構造物以外に駆動機構を接合する。これらの場合であっても、多機能な段差解消階段を提供することができる。
【0036】
【発明の効果】
本発明によれば、可変勾配階段部をリフト部の昇降プレートに搭載したことで、低コストであり、設置が容易で、設置により階段と段差解消機の機能を発揮できて省スペースとなる多機能な段差解消階段を提供することができる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る段差解消階段の(a)左側面図,(b)正面図である。
【図2】図1における段差解消階段の平面図である。
【図3】図1における段差解消階段の踏板構造物を示す(a)左側面図,(b)正面図,(c)平面図である。
【図4】図1における段差解消階段の可変勾配階段機能に係る(a)左側面図,(b)正面図である。
【図5】図4における段差解消階段の平面図である。
【図6】図1における段差解消階段の段差解消機能に係る左側面図である。
【図7】図1の段差解消階段の変更例における段差解消階段に係る踏板構造物の(a)左側面図,(b)正面図,(c)平面図である。
【符号の説明】
1・・段差解消階段、2・・リフト部、4・・可変勾配階段部、10・・ベース、12・・Xリンク機構、14・・昇降プレート、16・・油圧シリンダ、30・・シリンダチューブ、32・・ピストンロッド、34・・隆起部、35・・ガイド、40,72・・踏板、42・・手摺、46・・側桁、48,74・・縦格子、50,70・・踏板構造物、52・・フラップ、56・・掛り孔、57・・片、58・・ロッド、59・・離合シリンダ、60・・ステップ駆動板、62・・ローラ、D・・下面、S・・段差、U・・上面。

Claims (3)

  1. 段差に係る下面に設置されるベースと、
    ベースの位置から上方において昇降プレートをほぼ水平な状態で昇降する駆動機構と
    を有するリフト部、および、
    踏板、または、踏板および格子からなる踏板構造物と、
    複数の踏板構造物を回転可能に接続する左右各一対の桁と
    を有する可変勾配階段部を設け、
    可変勾配階段部を、リフト部の昇降プレートに搭載するとともに、駆動機構と接合し、
    昇降プレートを、駆動機構につき離合自在とし、
    昇降プレートを駆動機構から切離した場合に、駆動機構が可変勾配階段部の勾配を変える一方、昇降プレートを駆動機構と接合した場合に、駆動機構がほぼ無勾配の可変勾配階段部を載せた昇降プレートを昇降する
    ことを特徴とする段差解消階段。
  2. 踏板構造物は、縦格子を含み、
    一方の桁を、縦格子の上部と接続するものとし、縦格子上に渡された手摺となるようにした
    ことを特徴とする請求項1に記載の段差解消階段。
  3. 外側の踏板構造物を駆動機構と接合し、
    これと逆側の桁の端部にスライド部材を設け、
    駆動機構が外側の踏板構造物を上昇すると、スライド部材により桁の端部が昇降プレート上をスライドし、可変勾配階段部の勾配が変るようにした
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の段差解消階段。
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