JP3027063U - 伸縮式移動観覧席のフロントステップ取付構造 - Google Patents

伸縮式移動観覧席のフロントステップ取付構造

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Publication number
JP3027063U
JP3027063U JP1995014368U JP1436895U JP3027063U JP 3027063 U JP3027063 U JP 3027063U JP 1995014368 U JP1995014368 U JP 1995014368U JP 1436895 U JP1436895 U JP 1436895U JP 3027063 U JP3027063 U JP 3027063U
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JP
Japan
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slide shaft
guide groove
guide grooves
floor
front step
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1995014368U
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English (en)
Inventor
剛啓 渡辺
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Aichi Corp
Original Assignee
Aichi Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 伸縮式移動観覧席の一段目の床板の下方にフ
ロントステップを操作性良く安全容易に出し入れができ
るよう有効に取付け可能とする。 【解決手段】 一段目の床板2aの下方に平行間隔にして
垂設した板体3a,3bの前後位には、前低後高に同様に傾
斜する前ガイド溝4と後ガイド溝5を形設し、前ガイド
溝4の前端部には、下向きの係止溝4aを形設する。後ガ
イド溝5の後端部近傍には、板ばね6を架設し、前端に
前脚7を有するフロントステップ8の後部上方位には、
端部が前ガイド溝4に嵌合する前スライド軸9と、端部
が後ガイド溝5に嵌合する後スライド軸10とを同じ高さ
で平行間隔にして架着し、スライド軸9,10の端部がガ
イド溝4,5の上端部にスライドして後スライド軸10の
端部側が板ばね6により係止されるとフロントステップ
8全体が一段目の床板2aの下方に収納される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、一段目の床板の下方にフロントステップを取付ける伸縮式移動観覧 車のフロントステップ取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、それぞれ後部に座部を有する多段の床板を階段状に展開させることがで きる伸縮式移動観覧席において、一段目の床板の前方側下部に、いわゆる置式ス テップを持ち運んできて設置することや、一段目の床板の前端部にあるノ−ズに 蝶番を介して取付けるとともにその床板上に反転させて収納することができるい わゆる反転式ステップは知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、置式ステップの場合は、その設置や収納時に1個ずつ持ち運ば なければならないので作業が面倒であるばかりか、別にステップの収納スペ−ス が必要となって、しかも紛失の恐れもあり、また、反転式ステップの場合は、設 置や収納時にステップ全体を持ち上げたり反転させるため、ステップが重くて取 り扱いが危険で困難である、といった不具合を呈していた。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、そのような不具合を解決し、フロントステップを一段目の床板の下 方に有効に取付け可能とするものであり、そのため、それぞれ後部に座部を有す る多段の床板を階段状に展開させることができる伸縮式移動観覧席において、一 段目の床板の下方に平行間隔にして垂設した両板体の前後位には前低後高に同様 に傾斜する前ガイド溝と後ガイド溝をそれぞれ形設し、前記両前ガイド溝の前端 部には下向きの係止溝をそれぞれ形設するとともに、前記両後ガイド溝の後端部 近傍には板ばねをそれぞれ架設し、前端に前脚を有するフロントステップの後部 上方位には、両端部が両前ガイド溝に嵌合する前スライド軸と、両端部が両後ガ イド溝に嵌合する後スライド軸とを同じ高さで平行間隔にして架着し、両スライ ド軸の両端部が両ガイド溝の上端部にスライドして後スライド軸の両端部側が板 ばねにより係止されるとフロントステップ全体が一段目の床板下方に収納される とともに、両スライド軸の両端部が両ガイド溝の前端部にスライドして前スライ ド軸の両端部が係止溝に落ち込むとフロントステップの前部が一段目の床板の前 端部より前方に突出して前脚が接床できるように構成したものである。
【0005】
【考案の実施の形態】
図1及び図2は展開した状態を示した伸縮式移動観覧席の側面図および正面図 であり、それぞれ後部に座部1を有して階段状に展開させることができる多段の 各床板2a〜2gの両側下部には複数の転輪11を有する支持台12a〜12g をそれぞれ装備し、前記各床板2a〜2gは後方へ移動させて最上段の床板2h の下方に収納できるようにし、また、各床板2a〜2hの両横端部を除いた前部 には幕板13およびテ−ブル14をそれぞれ架設するとともに、一段目の床板2 aの前方となる幕板13の下方には前垂れ13aを垂設して従来形構造同様に構 成したものである。
【0006】 一段目の前記床板2aの両横端部下方には平行間隔にした両板体3a、3bを それぞれ垂設し、該両板体3a、3bの前後位には前低後高に平行に傾斜する前 ガイド溝4と後ガイド溝5をそれぞれ形設し、両前ガイド溝4、4の前端部には 下向きの係止溝4aをそれぞれ形設し、両前ガイド溝4、4の後端部と同様に水 平状に形設した両後ガイド溝5、5の後端部の内側方には、後部を床板2aの下 面に固定されて下向きに彎曲する板ばね6、6をそれぞれ配備して構成する。
【0007】 一段面の前記床板2aの両横端部の下方には、前記両板体3a、3bの間に入 る横幅を有したフロントステップ8、8を装備するが、該フロントステップ8、 8の前端部からは両前脚7、7をそれぞれ垂設し、フロントステップ8の後部の 両側に立設した枠板15a、15bには、両端部が両前ガイド溝4、4に嵌合す る前スライド軸9と、両端部が両後ガイド溝5、5に嵌合する後スライド軸10 とを同じ高さで平行間隔にして架着し、両スライド軸9、10の両端部が両ガイ ド溝4、5の上端部にスライドして後スライド軸10の両端部側が板ばね6、6 により係止されると、フロントステップ8の前端部が床板2aの前部のノ−ズ1 6の下方に位置してフロントステップ8全体が床板2aの下方に収納されるとと もに、両スライド軸9、10の両端部が両ガイド溝4、5の前端部にスライドし て前スライド軸9の両端部が係止溝4a、4aに落ち込むと、フロントステップ 8の前部が床板2aの前端部より前方に突出して前脚7、7が接床できるように 構成する。
【0008】 したがって、観覧席を展開させて使用する際に、一段目の床板2aの下方に収 納されているフロントステップ8、8を前方へ引き出すと、後スライド軸10が 板ばね6、6から外れるとともに、両スライド軸9、10の両端部が両ガイド溝 4、4、5、5に沿ってその前端部までそれぞれスライドすることになって、前 スライド軸9の両端部が係止溝4a、4aに落ち込むと、図5及び図6に示すよ うに、前脚7、7が接床して水平姿勢でロックされるようにフロントステップ8 、8を一段目の床板2aの前端部より前方に突出させることができる。
【0009】 また、観覧席を後方に縮めて収納する場合には、フロントステップ8の前部を 持上げて、前スライド軸9の両端部を係止溝4a、4a内より引き上げ、そのま ま後方へ押し込むと、両スライド軸9、10の両端部が両ガイド溝4、4、5、 5に沿って後端部までそれぞれスライドして、後スライド軸9が板ばね6、6に 下方から係合しながらロックされることになり、図3に示すように、フロントス テップ8の前端部が床板2aの前端側ノ−ズ16の下方に位置してフロントステ ップ8を一段目の床板2aの下方に好適に収納させることができる。
【0010】
【考案の効果】
このように本考案は、フロントステップ8を前方へ引き出すだけで、前スライ ド軸9の両端部が係止溝4a、4aに落ち込むとともに前脚7を接床させること ができることになって、フロントステップ8を一段目の床板2aの前方側下方に 安全性をもたせて使用状態に有効にセットできることになり、また、前方に突出 しているフロントステップ8を少しく持ち上げてから後方に押し込むだけで、前 スライド軸9のロックを解除するとともに後スライド軸10を板ばね6、6に係 合させることができることになって、フロントステップ8全体を一段目の床板2 aの下方に安全性をもたせて有効に収納できることになり、フロントステップ8 の前後動をスム−ズに行なわせることができる構造にしてフロントステップ8を 危険性もなく楽に操作することができ、安全性のある簡単な構造にして好適に実 施できる特長を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】展開状態の移動観覧席を示した側面図である。
【図2】図1の正面を示した正面図である。
【図3】収納状態の要部を示した側面図である。
【図4】図3の一部を分解して示した分解図である。
【図5】図3の作動状態を示した作動説明図である。
【図6】図5の一部を示した斜視図である。
【符号の説明】
1 座部 2a、2b… 床板 3a、3b 板体 4 前ガイド溝 5 後ガイド溝 6 板ばね 7 前脚 8 フロントステップ 9 前スライド軸 10 後スライド軸 4a 係止溝

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】それぞれ後部に座部(1)を有する多段の床
    板(2a)(2b)…を階段状に展開させることができる伸縮式
    移動観覧席において、一段目の床板(2a)の下方に平行間
    隔にして垂設した両板体(3a)(3b)の前後位には前低後高
    に同様に傾斜する前ガイド溝(4)と後ガイド溝(5)をそ
    れぞれ形設し、前記両前ガイド溝(4)(4)の前端部には
    下向きの係止溝(4a)をそれぞれ形設するとともに、前記
    両後ガイド溝(5)(5)の後端部近傍には板ばね(6)をそ
    れぞれ架設し、前端に前脚(7)を有するフロントステッ
    プ(8)の後部上方位には、両端部が両前ガイド溝(4)
    (4)に嵌合する前スライド軸(9)と、両端部が両後ガイ
    ド溝(5)(5)に嵌合する後スライド軸(10)とを同じ高さ
    で平行間隔にして架着し、両スライド軸(9)(10)の両端
    部が両ガイド溝(4)(5)の上端部にスライドして後スラ
    イド軸(10)の両端部側が板ばね(6)(6)により係止され
    るとフロントステップ(8)全体が一段目の床板(2a)の下
    方に収納されるとともに、両スライド軸(9)(10)の両端
    部が両ガイド溝(4)(5)の前端部にスライドして前スラ
    イド軸(9)の両端部が係止溝(4a)(4a)に落ち込むとフロ
    ントステップ(8)の前部が一段目の床板(2a)の前端部よ
    り前方に突出して前脚(7)が接床できるように構成した
    ことを特徴とするフロントステップ取付構造。
JP1995014368U 1995-12-20 1995-12-20 伸縮式移動観覧席のフロントステップ取付構造 Expired - Lifetime JP3027063U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015052224A (ja) * 2013-09-06 2015-03-19 愛知株式会社 階段式移動観覧席
JP2020139281A (ja) * 2019-02-27 2020-09-03 鹿島建設株式会社 観客席の座席変更方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015052224A (ja) * 2013-09-06 2015-03-19 愛知株式会社 階段式移動観覧席
JP2020139281A (ja) * 2019-02-27 2020-09-03 鹿島建設株式会社 観客席の座席変更方法
JP7132152B2 (ja) 2019-02-27 2022-09-06 鹿島建設株式会社 観客席の座席変更方法

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