JPS6316778Y2 - - Google Patents
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- JPS6316778Y2 JPS6316778Y2 JP1218283U JP1218283U JPS6316778Y2 JP S6316778 Y2 JPS6316778 Y2 JP S6316778Y2 JP 1218283 U JP1218283 U JP 1218283U JP 1218283 U JP1218283 U JP 1218283U JP S6316778 Y2 JPS6316778 Y2 JP S6316778Y2
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- Japan
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- stage
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- platform
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- 239000000463 material Substances 0.000 description 3
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Landscapes
- Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は主に体育館内等に設置使用される一
般にロールバツクスタンドなどと称される伸縮式
階段状観覧席に関する。
般にロールバツクスタンドなどと称される伸縮式
階段状観覧席に関する。
近年、体育館等においては多目的利用を可能と
すべく、館内の周壁部から多数段の移動床台を順
次引き出す如く前進移動させて階段状即ち、ひな
壇状に引き伸ばして観覧席としたり、逆に各段の
移動床台を順次各々の後段のものゝ下側に退入す
べく後退移動させて垂直棚状に短縮して周壁部に
収納保管したりできる伸縮式階段状観覧席が多く
使用されて来ている。
すべく、館内の周壁部から多数段の移動床台を順
次引き出す如く前進移動させて階段状即ち、ひな
壇状に引き伸ばして観覧席としたり、逆に各段の
移動床台を順次各々の後段のものゝ下側に退入す
べく後退移動させて垂直棚状に短縮して周壁部に
収納保管したりできる伸縮式階段状観覧席が多く
使用されて来ている。
ところで上述した伸縮式階段状観覧席では観覧
席として使用すべく階段状に伸長する場合、その
最も低い最前段の移動床台を手動又は電動で前進
走行させることでそれに第2段目以降の各移動床
台が順次つらなるようにして次々と前進移動して
階段状に伸長する。この際一般には各段の移動床
台を全て前進させて最大限伸長して使用すること
が多いが、しかし体育館内での催し物によつては
観覧席を少な目にして館内床面積を広くしたい場
合があり、この場合は移動床台をその最も低い最
前段のものから数段目までを引き出し、それ以降
の後段のものは後退したまゝ引き出さないように
するなどして、適当中段から前段側だけを観覧席
として使用することが要求される。しかしながら
従来の伸縮式階段状観覧席には上述した要求に応
じた機能は特に備えられておらず、引き出し伸長
時に最前段の移動床台の前進移動を手加減して途
中で止めれば一応は前述の様に中段まで階段状に
引き出してそれ以降の後段は後退させたまゝに残
せるが、しかしその際所望の段数まできちつと引
き出すためには手動或いは電動いずれにしても作
業員の操作による手加減がむずかしく、引き出し
量が不足したり行き過ぎたりしてその修正が面倒
であつた。またその中段まで引き出した状態で観
覧席として使用した場合、その次の段の移動床台
が固定されていないことで振動等によりかつてに
前進したり後退したりする虞れがあつて、その前
段側も安定状態を保てず非常に危険であつた。
席として使用すべく階段状に伸長する場合、その
最も低い最前段の移動床台を手動又は電動で前進
走行させることでそれに第2段目以降の各移動床
台が順次つらなるようにして次々と前進移動して
階段状に伸長する。この際一般には各段の移動床
台を全て前進させて最大限伸長して使用すること
が多いが、しかし体育館内での催し物によつては
観覧席を少な目にして館内床面積を広くしたい場
合があり、この場合は移動床台をその最も低い最
前段のものから数段目までを引き出し、それ以降
の後段のものは後退したまゝ引き出さないように
するなどして、適当中段から前段側だけを観覧席
として使用することが要求される。しかしながら
従来の伸縮式階段状観覧席には上述した要求に応
じた機能は特に備えられておらず、引き出し伸長
時に最前段の移動床台の前進移動を手加減して途
中で止めれば一応は前述の様に中段まで階段状に
引き出してそれ以降の後段は後退させたまゝに残
せるが、しかしその際所望の段数まできちつと引
き出すためには手動或いは電動いずれにしても作
業員の操作による手加減がむずかしく、引き出し
量が不足したり行き過ぎたりしてその修正が面倒
であつた。またその中段まで引き出した状態で観
覧席として使用した場合、その次の段の移動床台
が固定されていないことで振動等によりかつてに
前進したり後退したりする虞れがあつて、その前
段側も安定状態を保てず非常に危険であつた。
この考案は上記事情に鑑みなされたもので、そ
の目的とする処は、従来のものに簡単なロツク機
構を附設するだけで、上記従来の欠点を全て解消
できて、全段を引き出して大きな観覧席を得るこ
とはもちろんのこと、途中まで引き出して所望す
る段数だけを観覧席として利用することも容易確
実にしかも安定した状態で危険を招くことなくで
きる非常に実用性大なる伸縮式階段状観覧席を提
供することにある。
の目的とする処は、従来のものに簡単なロツク機
構を附設するだけで、上記従来の欠点を全て解消
できて、全段を引き出して大きな観覧席を得るこ
とはもちろんのこと、途中まで引き出して所望す
る段数だけを観覧席として利用することも容易確
実にしかも安定した状態で危険を招くことなくで
きる非常に実用性大なる伸縮式階段状観覧席を提
供することにある。
つまり、この考案は、前後走行可能な左右一対
の台車と、この左右台車より上方にそれぞれ立設
された左右支柱と、この左右両支柱の上端寄り部
前面に固定された横長な貫材並びに前方に水平に
突設された横長な床板とから各々構成され、しか
も各々の左右台車相互の間口幅及び左右支柱の高
さが順次段違い状に異にされた複数段の移動床台
を、前記間口巾が狭く且つ高さが低い順に前方か
ら配列し、不使用時には最も低い最前段の移動床
台を後退移動させることで、この貫材に各後段の
移動床台の左右支柱が次々と当たつて押されるこ
とにより、各段の移動床台が順次後退移動して
各々の後段の床板下側に退入して全体的に垂直棚
状に短縮し、使用時には最も低い最前段の移動床
台を前進移動させることで、各後段の移動床台の
左右台車前端より内側に突設した抜け外れ防止用
ストツパーが各々の前段の移動床台の左右支柱前
面部に次々と当たつて引張られることにより、各
段の移動床台が追従する状態で順次前進移動して
全体的に階段状に伸長するようにした伸縮式階段
状観覧席において、上記各段の移動床台の垂直棚
状態への後退移動限度位置より後方位置に建物の
床或いは壁面に支持させることで固定された固定
部材と、上記最も低い最前段と最も高い最後段と
の移動床台以外の少なくとも一台の中段移動床台
の支柱に後方に延出する状態で回動可能に枢着さ
れて当該中段移動床台が後退移動限度位置に後退
移動した状態で後端フツク状部が上記固定部材に
係脱可能となる前進阻止用ストツパーと、この前
進阻止用ストツパーを前記固定部材から離脱させ
る方向に常時回動附勢する戻しばねと、上記中段
移動床台の台車前端部に取付けられて踏込み操作
によりワイヤーを介して上記戻しばねに抗し前進
阻止用ストツパーを引張り回動してこれが当該中
段移動床台の前進移動を阻止する状態に固定部材
に係合させるロツクペタルと、このロツクペタル
と隣設配置されて該ロツクペタルの踏込み状態を
ロツクすると共に該ロツクペタルに代えて踏込み
操作により該ロツクペタルのロツクを解除するロ
ツク解除ペタルとを備えた構成で、そのロツク解
除操作を行つておけば、従来同様に最も低い最前
段の移動床台から順につらなるように前進移動さ
せて最も高い最後段の移動床台まで引き出すこと
ができて全体が階段状に伸長した多数段の大きな
観覧席を得ることができ、また上記中段の移動床
台のストツパーをロツク操作して固定部材に係止
させておけば、最も低い最前段の移動床台から順
につらなるように前進移動させることで、該ロツ
クされた中段の移動床台より一段低い移動床台ま
でが引き出されて少数段の階段状観覧席を容易確
実に得ることができて、しかもその際遊動するな
どの危険性が無く安全な利用が図れるものとな
る。
の台車と、この左右台車より上方にそれぞれ立設
された左右支柱と、この左右両支柱の上端寄り部
前面に固定された横長な貫材並びに前方に水平に
突設された横長な床板とから各々構成され、しか
も各々の左右台車相互の間口幅及び左右支柱の高
さが順次段違い状に異にされた複数段の移動床台
を、前記間口巾が狭く且つ高さが低い順に前方か
ら配列し、不使用時には最も低い最前段の移動床
台を後退移動させることで、この貫材に各後段の
移動床台の左右支柱が次々と当たつて押されるこ
とにより、各段の移動床台が順次後退移動して
各々の後段の床板下側に退入して全体的に垂直棚
状に短縮し、使用時には最も低い最前段の移動床
台を前進移動させることで、各後段の移動床台の
左右台車前端より内側に突設した抜け外れ防止用
ストツパーが各々の前段の移動床台の左右支柱前
面部に次々と当たつて引張られることにより、各
段の移動床台が追従する状態で順次前進移動して
全体的に階段状に伸長するようにした伸縮式階段
状観覧席において、上記各段の移動床台の垂直棚
状態への後退移動限度位置より後方位置に建物の
床或いは壁面に支持させることで固定された固定
部材と、上記最も低い最前段と最も高い最後段と
の移動床台以外の少なくとも一台の中段移動床台
の支柱に後方に延出する状態で回動可能に枢着さ
れて当該中段移動床台が後退移動限度位置に後退
移動した状態で後端フツク状部が上記固定部材に
係脱可能となる前進阻止用ストツパーと、この前
進阻止用ストツパーを前記固定部材から離脱させ
る方向に常時回動附勢する戻しばねと、上記中段
移動床台の台車前端部に取付けられて踏込み操作
によりワイヤーを介して上記戻しばねに抗し前進
阻止用ストツパーを引張り回動してこれが当該中
段移動床台の前進移動を阻止する状態に固定部材
に係合させるロツクペタルと、このロツクペタル
と隣設配置されて該ロツクペタルの踏込み状態を
ロツクすると共に該ロツクペタルに代えて踏込み
操作により該ロツクペタルのロツクを解除するロ
ツク解除ペタルとを備えた構成で、そのロツク解
除操作を行つておけば、従来同様に最も低い最前
段の移動床台から順につらなるように前進移動さ
せて最も高い最後段の移動床台まで引き出すこと
ができて全体が階段状に伸長した多数段の大きな
観覧席を得ることができ、また上記中段の移動床
台のストツパーをロツク操作して固定部材に係止
させておけば、最も低い最前段の移動床台から順
につらなるように前進移動させることで、該ロツ
クされた中段の移動床台より一段低い移動床台ま
でが引き出されて少数段の階段状観覧席を容易確
実に得ることができて、しかもその際遊動するな
どの危険性が無く安全な利用が図れるものとな
る。
以下この考案の一実施例を図面に従い説明す
る。先ず第1図乃至第3図において図中A・B・
C・D・E・F・Gは順次段違い状に高さが異に
されて相互に連繋するようにしてつらなりながら
階段状に引き伸ばされたり逆に後退して垂直棚状
に短縮されたりするよう例えば7段組みで配列さ
れた移動床台である。即ち、これら各段の移動床
台A乃至Gは、前後に走行車輪2を有した断面
形状の長尺な左右一対の台車3と、この左右台車
3の各上面後端寄り部に垂直に立設された支柱4
と、その左右支柱4の上端寄り部に固着して前方
へ水平に突設された支持梁5と、この左右支持梁
5上面にて前記左右支柱4前面に両端寄り部を固
着することで水平に横架する如く設けられた横長
なチヤンネル状貫材6と、左右支柱4の各上端部
に軸支されたガイドコロ7と、前記左右支持梁5
上に横架するように敷設された床板8と、同左右
支持梁5の前端部から立上がるようにして取付け
られた逆L字状の支持金物9及びこの左右支持金
物9の上辺部上側に横架されたベンチタイプの座
板10並びにその前面側に取付けられた幕板11
と、左右支柱4の後面側に筋交い状に設けられた
補強アングル12とからそれぞれ一つのユニツト
として構成されている。しかも上記各段の移動床
台A乃至Gの左右台車3及び支柱4の左右間隔
(間口)は前段のものから後段のものに行くに従
い順次広くされていると共に、左右支柱4の高さ
即ち床板8の高さが前段のものから後段のものに
行くに従い順次段違い状に高くなるようにされて
いる。そして各段の移動床台A乃至Gは各々の後
段のものゝ床板8下側から前方に引き出されたり
逆に退入したりできるように前後動可能に列設さ
れている。なお、その最も高い最後段の移動床台
Gは体育館等の建物内側壁部に設けた凹所13内
にその下部床面の左右固定ガイド14相互間に案
内されるようにして退入したり引き出されたりで
きるように配されている。また上記最も低い最前
段の移動床台A以外の各段の移動床台B乃至Gの
左右台車前端部及び上記左右固定ガイド14の前
端部にはそれぞれ内側方に向けて突出する抜け外
れ防止用ストツパー15が設けられていて、上記
最前段の移動床台Aを手動又は電動で前進移動さ
せて引き出して行くと、その最前段の移動床台A
の左右支柱4前面に次の2段目の移動床台Bの左
右抜け外れ防止用ストツパー15が引掛かつて該
第2段目の移動床台Bが追従するかたちで前進
し、そしてその第2段目の移動床台Bが引き出さ
れるとこの左右支柱4前面に第3段目の移動床台
Cの左右抜け外れ防止用ストツパー15が引掛か
つて該第3段目の移動床台Cが追従するかたちで
前進して引き出されて行くと云つた具合になり、
こうして最前段の移動床台Aの前進移動に伴い第
2段目以降の各段の移動床台B乃至Gが次々と引
き出されて前進して全体が階段状の伸長状態とな
り、最後段の移動床台Gの左右支柱4が左右固定
ガイド14の抜け外れ防止用ストツパー15に引
掛かるところでそれ以上の前進移動が阻止されて
止まるようになつている。なおこの階段状態の伸
長時に各段の移動床台A乃至Gの左右支柱外側面
部に回動可能に設けた戻り防止用カム16が各々
の後段の抜け外れ防止用ストツパー15に上側か
ら跨がるように係合して、各段の移動床台A乃至
Gの個々の後退移動も阻止されるようになつてい
る。また上記最も低い最前段の移動床台Aの戻り
防止用カム16を適当手段で抜け外れ防止用スト
ツパー15から外した後、その最前段の移動床台
Aを前回と逆に後退移動させて行くと、その最前
段の移動床台Aは次に高い第2段目の移動床台B
の床板8下側に退入して貫材6が該第2段目の移
動床台Bの戻り防止用カム16を押し外しながら
そのまゝ左右支柱4に当り、これにてその第2段
目の移動床台Bが最前段のものに押されるように
して一緒に後退移動して次の第3段目の移動床台
Cの床板8下側に退入して行くようになると云つ
た具合となり、こうして各々前段のものに順次押
されて各々の後段のものゝ下側に退入して行き、
最後に全体が垂直棚状に短縮した状態で壁面凹所
13内に後退して該凹所13内奥壁から突設して
ある左右受止め金物17に当つて止まるようにな
つている。なお、ここまでの構成はすでに公知の
ものでこれ以上詳述する必要は無いものと考え
る。
る。先ず第1図乃至第3図において図中A・B・
C・D・E・F・Gは順次段違い状に高さが異に
されて相互に連繋するようにしてつらなりながら
階段状に引き伸ばされたり逆に後退して垂直棚状
に短縮されたりするよう例えば7段組みで配列さ
れた移動床台である。即ち、これら各段の移動床
台A乃至Gは、前後に走行車輪2を有した断面
形状の長尺な左右一対の台車3と、この左右台車
3の各上面後端寄り部に垂直に立設された支柱4
と、その左右支柱4の上端寄り部に固着して前方
へ水平に突設された支持梁5と、この左右支持梁
5上面にて前記左右支柱4前面に両端寄り部を固
着することで水平に横架する如く設けられた横長
なチヤンネル状貫材6と、左右支柱4の各上端部
に軸支されたガイドコロ7と、前記左右支持梁5
上に横架するように敷設された床板8と、同左右
支持梁5の前端部から立上がるようにして取付け
られた逆L字状の支持金物9及びこの左右支持金
物9の上辺部上側に横架されたベンチタイプの座
板10並びにその前面側に取付けられた幕板11
と、左右支柱4の後面側に筋交い状に設けられた
補強アングル12とからそれぞれ一つのユニツト
として構成されている。しかも上記各段の移動床
台A乃至Gの左右台車3及び支柱4の左右間隔
(間口)は前段のものから後段のものに行くに従
い順次広くされていると共に、左右支柱4の高さ
即ち床板8の高さが前段のものから後段のものに
行くに従い順次段違い状に高くなるようにされて
いる。そして各段の移動床台A乃至Gは各々の後
段のものゝ床板8下側から前方に引き出されたり
逆に退入したりできるように前後動可能に列設さ
れている。なお、その最も高い最後段の移動床台
Gは体育館等の建物内側壁部に設けた凹所13内
にその下部床面の左右固定ガイド14相互間に案
内されるようにして退入したり引き出されたりで
きるように配されている。また上記最も低い最前
段の移動床台A以外の各段の移動床台B乃至Gの
左右台車前端部及び上記左右固定ガイド14の前
端部にはそれぞれ内側方に向けて突出する抜け外
れ防止用ストツパー15が設けられていて、上記
最前段の移動床台Aを手動又は電動で前進移動さ
せて引き出して行くと、その最前段の移動床台A
の左右支柱4前面に次の2段目の移動床台Bの左
右抜け外れ防止用ストツパー15が引掛かつて該
第2段目の移動床台Bが追従するかたちで前進
し、そしてその第2段目の移動床台Bが引き出さ
れるとこの左右支柱4前面に第3段目の移動床台
Cの左右抜け外れ防止用ストツパー15が引掛か
つて該第3段目の移動床台Cが追従するかたちで
前進して引き出されて行くと云つた具合になり、
こうして最前段の移動床台Aの前進移動に伴い第
2段目以降の各段の移動床台B乃至Gが次々と引
き出されて前進して全体が階段状の伸長状態とな
り、最後段の移動床台Gの左右支柱4が左右固定
ガイド14の抜け外れ防止用ストツパー15に引
掛かるところでそれ以上の前進移動が阻止されて
止まるようになつている。なおこの階段状態の伸
長時に各段の移動床台A乃至Gの左右支柱外側面
部に回動可能に設けた戻り防止用カム16が各々
の後段の抜け外れ防止用ストツパー15に上側か
ら跨がるように係合して、各段の移動床台A乃至
Gの個々の後退移動も阻止されるようになつてい
る。また上記最も低い最前段の移動床台Aの戻り
防止用カム16を適当手段で抜け外れ防止用スト
ツパー15から外した後、その最前段の移動床台
Aを前回と逆に後退移動させて行くと、その最前
段の移動床台Aは次に高い第2段目の移動床台B
の床板8下側に退入して貫材6が該第2段目の移
動床台Bの戻り防止用カム16を押し外しながら
そのまゝ左右支柱4に当り、これにてその第2段
目の移動床台Bが最前段のものに押されるように
して一緒に後退移動して次の第3段目の移動床台
Cの床板8下側に退入して行くようになると云つ
た具合となり、こうして各々前段のものに順次押
されて各々の後段のものゝ下側に退入して行き、
最後に全体が垂直棚状に短縮した状態で壁面凹所
13内に後退して該凹所13内奥壁から突設して
ある左右受止め金物17に当つて止まるようにな
つている。なお、ここまでの構成はすでに公知の
ものでこれ以上詳述する必要は無いものと考え
る。
ここで上述した構成の伸縮式階段状観覧席にお
いて、本考案のものでは前述した如く7段全部の
移動床台A乃至Gを階段状に引き出して大きな観
覧席を得るだけでなく、例えば前4段だけを引き
出して略半分の段数の小さな観覧席を得て安全に
使用できるようになつている。つまり前述の伸縮
式階段状観覧席において移動床台A乃至Gの垂直
棚状態への後退移動限度位置より後方位置に壁面
凹所13内下部床面と内奥面とに固設した左右各
取付金物18,19を介して固定部材20,21
がそれぞれ設けられていると共に、中段の移動床
台即ち、最も低い最前段の移動床台Aから数えて
5段目の移動床台Eの左右部に簡単なロツク機構
がそれぞれ設けられている。これを第4図乃至第
9図により詳述する。先ず前述の如く壁面凹所1
3内奥の床面に背丈の低い左右一対の取付金物1
8が立設固定され、この左右取付金物18相互に
横架するようにして横長アンゲル材よりなる下部
固定部材20が固着されている。また壁面凹所1
3の内奥面の略中間の高さ位置に後端を固定して
左右一対の短尺な取付金物19(右側のみ図示し
左側図示省略)がそれぞれ前方に向け水平に突設
され、この各取付金物19の下面前端寄り部にそ
れぞれアングル材よりなる上部固定部材21が固
着されている。なお、その左右取付金物19は上
記5段目の移動床台Eが後退限まで移動した時に
その左右支柱4後面上端寄り部が当接する位置に
配して前述の受止め金物17と同様の働きをな
す。一方上記5段目の移動床台Eの左右支柱4
(右側のみ図示し左側図示省略)の側面部下端寄
りと上端寄りとにそれぞれピン22,23でもつ
て回動可能に枢着されてL字形板状の下部ストツ
パー24と上部ストツパー25が後方に向け突設
されている。この上下両ストツパー24,25は
いずれも上記5段目の移動床台Eの前進阻止用ス
トツパーであつて、それぞれ後端部にフツク状部
24a,25aを有して、当該移動床台Eの後退
移動限度位置に後退移動した状態で各々上方に回
動することで上記上下固定部材20,21に下側
から係合して該移動床台Eの前進移動を完全にロ
ツクできると共に、逆にそれぞれ下方に回動する
ことで固定部材20,21から離脱して当該移動
床台Eの前進移動を許容する構成である。なお上
部ストツパー25は支柱4を両側から挾む如く一
対設けられて、その両者は後端寄り下部に設けた
結合板25cにより一体に回動するようになつて
いる。また上下両ストツパー24,25を上下に
回動させてロツクしたりそのロツクを解除したり
する手段としてワイヤー26,27を用いた踏込
みペタル機構が設けられている。即ち、上記5段
目の移動床台Eの台車3の上面前端の抜け外れ防
止用ストツパー15の後側近傍に位置して取付け
たブラケツト28と同移動床台Eの支柱4の下端
寄り前面に取付けたブラケツト29とに両端を螺
着してチユーブ30が設けられ、このチユーブ3
0に下部ストツパー用ワイヤー26が摺動可能に
貫挿され、また上記ブラケツト28と支柱4の上
端方寄り側面に設けたブラケツト31とに両端を
螺着してチユーブ32が設けられ、このチユーブ
32に上部ストツパー用ワイヤー27が摺動可能
に貫挿されている。そして上記下部ストツパー用
ワイヤー26の先端26aは上記下部ストツパー
24の前端立上り部に設けた受板24bに連結さ
れ、上部ストツパー用ワイヤー27の先端27a
は上記上部ストツパー25の前端部に設けた受板
25bに連結されている。なお上記ブラケツト2
9と下部ストツパー24の受板24bとの相互間
及びブラケツト31と上部ストツパー25の受板
25bとの相互間にはそれぞれ圧縮コイルスプリ
ングからなる戻しばね33,34が介在されて上
下各ストツパー24,25を下側に回動すべく常
に弾圧するようになつている。又上記当該5段目
の移動床台Eの台車3の前端部にはロツクペタル
35とロツク解除ペタル36とが設けられてい
る。このロツクペタル35は台車3の前車輪2の
ピン37に後端部を回動可能に枢着して該台車3
の一側部位に前方に向け突設した回動アーム38
の前端に溶接固定されており、略側面L字状をな
す形態で、この上端縁部に上記上下両ストツパー
用ワイヤー26,27の基端26b,27bが連
結されている。なおそのロツクペタル35を支持
する回動アーム38はその前端から台車3の正面
側に向け直角に屈曲して突出する掛止片38aを
有している。これに対してロツク解除ペタル36
はこれも略L字状をなしていて、台車3の前端上
部寄りに貫通したピン39に上端を回動可能に枢
着して該台車3内部に設けた正面形状の回動体
40の底板部40a後面に立上り部上端を溶接す
ることで取付けられていると共に、上記ピン39
に巻装したねじりコイルばね41により回動体4
0と共に前側上方に回動するよう常時弾圧され
て、上記ロツクペタル35を各戻しばね33,3
4に抗してワイヤー26,27を引張るように踏
込み操作して回動させると、その回動アーム38
掛止片38aが常にねじりコイルばね41により
前方に弾圧されている回動体40の底板部40a
下側に第5図に示す如く掛止して、該ロツクペタ
ル35が上方に戻ることなく踏込み状態に保持さ
れ、逆にロツク解除ペタル36を踏込むと回動体
40がねじりコイルばね41に抗して回動してこ
の底板部40aが掛止片38a上から後方に逃げ
るように外れ、これにてロツクペタル35が回動
アーム38と一体に戻しばね33,34の弾圧で
上昇するようになつている。
いて、本考案のものでは前述した如く7段全部の
移動床台A乃至Gを階段状に引き出して大きな観
覧席を得るだけでなく、例えば前4段だけを引き
出して略半分の段数の小さな観覧席を得て安全に
使用できるようになつている。つまり前述の伸縮
式階段状観覧席において移動床台A乃至Gの垂直
棚状態への後退移動限度位置より後方位置に壁面
凹所13内下部床面と内奥面とに固設した左右各
取付金物18,19を介して固定部材20,21
がそれぞれ設けられていると共に、中段の移動床
台即ち、最も低い最前段の移動床台Aから数えて
5段目の移動床台Eの左右部に簡単なロツク機構
がそれぞれ設けられている。これを第4図乃至第
9図により詳述する。先ず前述の如く壁面凹所1
3内奥の床面に背丈の低い左右一対の取付金物1
8が立設固定され、この左右取付金物18相互に
横架するようにして横長アンゲル材よりなる下部
固定部材20が固着されている。また壁面凹所1
3の内奥面の略中間の高さ位置に後端を固定して
左右一対の短尺な取付金物19(右側のみ図示し
左側図示省略)がそれぞれ前方に向け水平に突設
され、この各取付金物19の下面前端寄り部にそ
れぞれアングル材よりなる上部固定部材21が固
着されている。なお、その左右取付金物19は上
記5段目の移動床台Eが後退限まで移動した時に
その左右支柱4後面上端寄り部が当接する位置に
配して前述の受止め金物17と同様の働きをな
す。一方上記5段目の移動床台Eの左右支柱4
(右側のみ図示し左側図示省略)の側面部下端寄
りと上端寄りとにそれぞれピン22,23でもつ
て回動可能に枢着されてL字形板状の下部ストツ
パー24と上部ストツパー25が後方に向け突設
されている。この上下両ストツパー24,25は
いずれも上記5段目の移動床台Eの前進阻止用ス
トツパーであつて、それぞれ後端部にフツク状部
24a,25aを有して、当該移動床台Eの後退
移動限度位置に後退移動した状態で各々上方に回
動することで上記上下固定部材20,21に下側
から係合して該移動床台Eの前進移動を完全にロ
ツクできると共に、逆にそれぞれ下方に回動する
ことで固定部材20,21から離脱して当該移動
床台Eの前進移動を許容する構成である。なお上
部ストツパー25は支柱4を両側から挾む如く一
対設けられて、その両者は後端寄り下部に設けた
結合板25cにより一体に回動するようになつて
いる。また上下両ストツパー24,25を上下に
回動させてロツクしたりそのロツクを解除したり
する手段としてワイヤー26,27を用いた踏込
みペタル機構が設けられている。即ち、上記5段
目の移動床台Eの台車3の上面前端の抜け外れ防
止用ストツパー15の後側近傍に位置して取付け
たブラケツト28と同移動床台Eの支柱4の下端
寄り前面に取付けたブラケツト29とに両端を螺
着してチユーブ30が設けられ、このチユーブ3
0に下部ストツパー用ワイヤー26が摺動可能に
貫挿され、また上記ブラケツト28と支柱4の上
端方寄り側面に設けたブラケツト31とに両端を
螺着してチユーブ32が設けられ、このチユーブ
32に上部ストツパー用ワイヤー27が摺動可能
に貫挿されている。そして上記下部ストツパー用
ワイヤー26の先端26aは上記下部ストツパー
24の前端立上り部に設けた受板24bに連結さ
れ、上部ストツパー用ワイヤー27の先端27a
は上記上部ストツパー25の前端部に設けた受板
25bに連結されている。なお上記ブラケツト2
9と下部ストツパー24の受板24bとの相互間
及びブラケツト31と上部ストツパー25の受板
25bとの相互間にはそれぞれ圧縮コイルスプリ
ングからなる戻しばね33,34が介在されて上
下各ストツパー24,25を下側に回動すべく常
に弾圧するようになつている。又上記当該5段目
の移動床台Eの台車3の前端部にはロツクペタル
35とロツク解除ペタル36とが設けられてい
る。このロツクペタル35は台車3の前車輪2の
ピン37に後端部を回動可能に枢着して該台車3
の一側部位に前方に向け突設した回動アーム38
の前端に溶接固定されており、略側面L字状をな
す形態で、この上端縁部に上記上下両ストツパー
用ワイヤー26,27の基端26b,27bが連
結されている。なおそのロツクペタル35を支持
する回動アーム38はその前端から台車3の正面
側に向け直角に屈曲して突出する掛止片38aを
有している。これに対してロツク解除ペタル36
はこれも略L字状をなしていて、台車3の前端上
部寄りに貫通したピン39に上端を回動可能に枢
着して該台車3内部に設けた正面形状の回動体
40の底板部40a後面に立上り部上端を溶接す
ることで取付けられていると共に、上記ピン39
に巻装したねじりコイルばね41により回動体4
0と共に前側上方に回動するよう常時弾圧され
て、上記ロツクペタル35を各戻しばね33,3
4に抗してワイヤー26,27を引張るように踏
込み操作して回動させると、その回動アーム38
掛止片38aが常にねじりコイルばね41により
前方に弾圧されている回動体40の底板部40a
下側に第5図に示す如く掛止して、該ロツクペタ
ル35が上方に戻ることなく踏込み状態に保持さ
れ、逆にロツク解除ペタル36を踏込むと回動体
40がねじりコイルばね41に抗して回動してこ
の底板部40aが掛止片38a上から後方に逃げ
るように外れ、これにてロツクペタル35が回動
アーム38と一体に戻しばね33,34の弾圧で
上昇するようになつている。
なお、上記ロツクペタル35及びロツク解除ペ
タル36は全段の移動床台A乃至Gが後退移動限
度位置に垂直棚状に後退した状態でそれらの前面
側から作業員が踏込み操作できるように、最前段
の移動床台Aの前面幕板11の下半部に開閉可能
な蓋42付き開口43が形成されている。また図
中44は上部ストツパー25の必要以上の下側へ
の回動し過ぎを止める押えボルト、45は台車3
上面に取付けられたチユーブ保護板、46は台車
3の側部に設けられた左右案内用摺動コロであ
る。
タル36は全段の移動床台A乃至Gが後退移動限
度位置に垂直棚状に後退した状態でそれらの前面
側から作業員が踏込み操作できるように、最前段
の移動床台Aの前面幕板11の下半部に開閉可能
な蓋42付き開口43が形成されている。また図
中44は上部ストツパー25の必要以上の下側へ
の回動し過ぎを止める押えボルト、45は台車3
上面に取付けられたチユーブ保護板、46は台車
3の側部に設けられた左右案内用摺動コロであ
る。
而して、上述した構成の伸縮式階段状観覧席に
おいては、第3図に示す如く全段の移動床台A乃
至Gを壁面凹所13内に垂直棚状に退入して収納
保管した状態から前進移動させる際、先ず全段を
引き伸ばして多数段の大きな観覧席を得る場合
は、左右の蓋42を開いて、第5段目の移動床台
Eの左右台車3の前端部に位置するロツクペタル
35及びロツク解除ペタル36が第6図に示す状
態、即ちロツク解除ペタル36が踏込まれてロツ
クペタル35が上がつている状態、更に言えばワ
イヤー26,27に引張り力が作用せずに戻しば
ね33,34の弾圧で上下部ストツパー24,2
5が各々下方に回動して固定部材20,21から
下側に離脱しているロツク解除の状態にあること
を確認し、その状態で従来同様に最も低い最前段
の移動床台Aを手動又は電動で前進移動させて行
く、これにてその最前段の移動床台Aから順に各
段の移動床台B乃至G全てが次々とつらなりなが
ら引き出されて最大限伸長して、その最も高い最
後段の移動床台Gの左右支柱4が固定ガイド14
の抜け外れ防止用ストツパー15に引掛かつたと
ころで停止する。これで従来同様に全ての移動床
台A乃至Gが相互に階段状に伸長した大型観覧席
が得られて利用できるようになる。
おいては、第3図に示す如く全段の移動床台A乃
至Gを壁面凹所13内に垂直棚状に退入して収納
保管した状態から前進移動させる際、先ず全段を
引き伸ばして多数段の大きな観覧席を得る場合
は、左右の蓋42を開いて、第5段目の移動床台
Eの左右台車3の前端部に位置するロツクペタル
35及びロツク解除ペタル36が第6図に示す状
態、即ちロツク解除ペタル36が踏込まれてロツ
クペタル35が上がつている状態、更に言えばワ
イヤー26,27に引張り力が作用せずに戻しば
ね33,34の弾圧で上下部ストツパー24,2
5が各々下方に回動して固定部材20,21から
下側に離脱しているロツク解除の状態にあること
を確認し、その状態で従来同様に最も低い最前段
の移動床台Aを手動又は電動で前進移動させて行
く、これにてその最前段の移動床台Aから順に各
段の移動床台B乃至G全てが次々とつらなりなが
ら引き出されて最大限伸長して、その最も高い最
後段の移動床台Gの左右支柱4が固定ガイド14
の抜け外れ防止用ストツパー15に引掛かつたと
ころで停止する。これで従来同様に全ての移動床
台A乃至Gが相互に階段状に伸長した大型観覧席
が得られて利用できるようになる。
また、前側4段の移動床台A乃至Dを前進移動
させて略半分の大きさの観覧席を得る場合は、上
記同様に全段が垂直棚状に後退移動限度位置に納
まつている状態で、左右開口43の蓋42を開い
て、左右各ロツクペタル35をそれぞれ足で踏込
んで回動アーム38と共に下方に回動させてその
掛止片38aを回動体40の底板部40a下面に
掛止する。これにて第5図に示す如くワイヤー2
6,27が戻しばね33,34に抗して上下部ス
トツパー24,25を引張り回動せしめて固定部
材20,21に下側から掛止させる状態となる。
こうして第5段目の移動床台Eの前進移動を完全
にロツクせしめた後に、最も低い最前段の移動床
台Aから前回同様手動又は電動で前進移動させ
る。これにて第2段目から第4段目までの移動床
台B・C・Dが順に次々とつらなりながら引き出
され、そしてその第4段目の移動床台Dまでが階
段状に引き出された時点で、第5段目の移動床台
Eが前述の如くロツクされていることでそれ以上
の前進移動が阻止されて停止する。これで前側4
段だけの少数段の観覧席が得られて利用可能とな
り、その状態での安定性もよく濫りに前後動して
観覧者に危険を及ぼすようなことが無い。
させて略半分の大きさの観覧席を得る場合は、上
記同様に全段が垂直棚状に後退移動限度位置に納
まつている状態で、左右開口43の蓋42を開い
て、左右各ロツクペタル35をそれぞれ足で踏込
んで回動アーム38と共に下方に回動させてその
掛止片38aを回動体40の底板部40a下面に
掛止する。これにて第5図に示す如くワイヤー2
6,27が戻しばね33,34に抗して上下部ス
トツパー24,25を引張り回動せしめて固定部
材20,21に下側から掛止させる状態となる。
こうして第5段目の移動床台Eの前進移動を完全
にロツクせしめた後に、最も低い最前段の移動床
台Aから前回同様手動又は電動で前進移動させ
る。これにて第2段目から第4段目までの移動床
台B・C・Dが順に次々とつらなりながら引き出
され、そしてその第4段目の移動床台Dまでが階
段状に引き出された時点で、第5段目の移動床台
Eが前述の如くロツクされていることでそれ以上
の前進移動が阻止されて停止する。これで前側4
段だけの少数段の観覧席が得られて利用可能とな
り、その状態での安定性もよく濫りに前後動して
観覧者に危険を及ぼすようなことが無い。
なお、この考案は上記実施例のみに限定される
ことなく、例えば前から5段目の移動床台Eにロ
ツク機構を設けたが、ユーザーの希望によりそれ
以外の中段の移動床台に設けてもよく。又一段だ
けでなく複数段の移動床台にそれぞれロツク機構
を設けて、観覧席としての使用段数を各種選択で
きるようにしても可である。更にはロツク機構自
体も下上部両方を必ず設ける必要はなく、下部固
定部材20及び下部ストツパー並びにその下部ス
トツパー用ロツク及びロツク解除操作手段だけで
もよい。その他本考案の要旨を逸脱しない範囲で
あれば種々変更してもよい。
ことなく、例えば前から5段目の移動床台Eにロ
ツク機構を設けたが、ユーザーの希望によりそれ
以外の中段の移動床台に設けてもよく。又一段だ
けでなく複数段の移動床台にそれぞれロツク機構
を設けて、観覧席としての使用段数を各種選択で
きるようにしても可である。更にはロツク機構自
体も下上部両方を必ず設ける必要はなく、下部固
定部材20及び下部ストツパー並びにその下部ス
トツパー用ロツク及びロツク解除操作手段だけで
もよい。その他本考案の要旨を逸脱しない範囲で
あれば種々変更してもよい。
この考案は以上詳述した如くなしたから、伸縮
式階段状観覧席において簡単なロツク機構を附設
するだけで、全段引き出して多数段の大きな観覧
席を得ることはもちろんのこと、途中まで引き出
して所望する段数だけを観覧席として利用するこ
とも容易確実にできて、その際の安定性が良く前
後に遊動したりして観覧者に危険を及ぼすような
問題が無い極めて実用性大なるものである。
式階段状観覧席において簡単なロツク機構を附設
するだけで、全段引き出して多数段の大きな観覧
席を得ることはもちろんのこと、途中まで引き出
して所望する段数だけを観覧席として利用するこ
とも容易確実にできて、その際の安定性が良く前
後に遊動したりして観覧者に危険を及ぼすような
問題が無い極めて実用性大なるものである。
図面はこの考案の一実施例を示すもので、第1
図は全体の正面図、第2図は中段まで引き伸ばし
た状態を示す側面図、第3図は全体後退した状態
の側面図、第4図は5段目の移動床台の右側部を
示す斜視図、第5図は同一部省略した拡大側面
図、第6図は第5図の前端部のペタルロツク解除
状態を示す側面図、第7図は第5図の正面図、第
8図は第5図の−線に沿う横断面図、第9図
は第5図の−線に沿う横断面である。 A乃至G……移動床台、2……車輪、3……台
車、4……支柱、5……支持梁、6……貫材、7
……ガイドコロ、8……床板、9……支持金物、
10……座板、11……幕板、12……補強アン
グル、13……壁面凹所、14……固定ガイド、
15……抜け外れ防止用ストツパー、16……戻
り防止用カム、17……受止め金物、18,19
……取付金物、20……下部固定部材、21……
上部固定部材、22,23……ピン、24……下
部ストツパー、25……上部ストツパー、24
a,25a……フツク状部、24b,25b……
受板、26,27……ワイヤー、26a,27b
……先端、26b,27b……基端、28,2
9,31……ブラケツト、30,32……チユー
ブ、33,34……戻しばね、35……ロツクペ
タル、36……ロツク解除ペタル、37……ピ
ン、38……回動アーム、38a……掛止片、3
9……ピン、40……回動体、40a……底板
部、41……ねじりコイルばね、42……蓋、4
3……開口、44……押えボルト、45……チユ
ーブ保護板、46……左右案内用摺動コロ。
図は全体の正面図、第2図は中段まで引き伸ばし
た状態を示す側面図、第3図は全体後退した状態
の側面図、第4図は5段目の移動床台の右側部を
示す斜視図、第5図は同一部省略した拡大側面
図、第6図は第5図の前端部のペタルロツク解除
状態を示す側面図、第7図は第5図の正面図、第
8図は第5図の−線に沿う横断面図、第9図
は第5図の−線に沿う横断面である。 A乃至G……移動床台、2……車輪、3……台
車、4……支柱、5……支持梁、6……貫材、7
……ガイドコロ、8……床板、9……支持金物、
10……座板、11……幕板、12……補強アン
グル、13……壁面凹所、14……固定ガイド、
15……抜け外れ防止用ストツパー、16……戻
り防止用カム、17……受止め金物、18,19
……取付金物、20……下部固定部材、21……
上部固定部材、22,23……ピン、24……下
部ストツパー、25……上部ストツパー、24
a,25a……フツク状部、24b,25b……
受板、26,27……ワイヤー、26a,27b
……先端、26b,27b……基端、28,2
9,31……ブラケツト、30,32……チユー
ブ、33,34……戻しばね、35……ロツクペ
タル、36……ロツク解除ペタル、37……ピ
ン、38……回動アーム、38a……掛止片、3
9……ピン、40……回動体、40a……底板
部、41……ねじりコイルばね、42……蓋、4
3……開口、44……押えボルト、45……チユ
ーブ保護板、46……左右案内用摺動コロ。
Claims (1)
- 前後走行可能な左右一対の台車と、この左右台
車より上方にそれぞれ立設された左右支柱と、こ
の左右両支柱の上端寄り部前面に固定された横長
な貫材並びに前方に水平に突設された横長な床板
とから各々構成され、しかも各々の左右台車相互
の間口幅及び左右支柱の高さが順次段違い状に異
にされた複数段の移動床台を、前記間口巾が狭く
且つ高さが低い順に前方から配列し、不使用時に
は最も低い最前段の移動床台を後退移動させるこ
とで、この貫材に各後段の移動床台の左右支柱が
次々と当たつて押されることにより、各段の移動
床台が順次後退移動して各々の後段の床板下側に
退入して全体的に垂直棚状に短縮し、使用時には
最も低い最前段の移動床台を前進移動させること
で、各後段の移動床台の左右台車前端より内側に
突設した抜け外れ防止用ストツパーが各々の前段
の移動床台の左右支柱前面部に次々と当たつて引
張られることにより、各段の移動床台が追従する
状態で順次前進移動して全体的に階段状に伸長す
るようにした伸縮式階段状観覧席において、上記
各段の移動床台の垂直棚状態への後退移動限度位
置より後方位置に建物の床或いは壁面に支持させ
ることで固定された固定部材と、上記最も低い最
前段と最も高い最後段との移動床台以外の少なく
とも一台の中段移動床台の支柱に後方に延出する
状態で回動可能に枢着されて当該中段移動床台が
後退移動限度位置に後退移動した状態で後端フツ
ク状部が上記固定部材に係脱可能となる前進阻止
用ストツパーと、この前進阻止用ストツパーを前
記固定部材から離脱させる方向に常時回動附勢す
る戻しばねと、上記中段移動床台の台車前端部に
取付けられて踏込み操作によりワイヤーを介して
上記戻しばねに抗し前進阻止用ストツパーを引張
り回動してこれが当該中段移動床台の前進移動を
阻止する状態に固定部材に係合させるロツクペタ
ルと、このロツクペタルと隣設配置されて該ロツ
クペタルの踏込み状態をロツクすると共に該ロツ
クペタルに代えて踏込み操作により該ロツクペタ
ルのロツクを解除するロツク解除ペタルとを備え
て構成したことを特徴とする伸縮式階段状観覧
席。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1218283U JPS59117754U (ja) | 1983-01-31 | 1983-01-31 | 伸縮式階段状観覧席 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1218283U JPS59117754U (ja) | 1983-01-31 | 1983-01-31 | 伸縮式階段状観覧席 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59117754U JPS59117754U (ja) | 1984-08-08 |
JPS6316778Y2 true JPS6316778Y2 (ja) | 1988-05-12 |
Family
ID=30143586
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1218283U Granted JPS59117754U (ja) | 1983-01-31 | 1983-01-31 | 伸縮式階段状観覧席 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59117754U (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5723393B2 (ja) * | 2013-01-29 | 2015-05-27 | コトブキシーティング株式会社 | 移動観覧席 |
TWI553203B (zh) * | 2014-06-09 | 2016-10-11 | 可德布基座椅股份有限公司 | 移動式觀賞席 |
-
1983
- 1983-01-31 JP JP1218283U patent/JPS59117754U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59117754U (ja) | 1984-08-08 |
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