JPH0210198Y2 - - Google Patents
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- JPH0210198Y2 JPH0210198Y2 JP7421784U JP7421784U JPH0210198Y2 JP H0210198 Y2 JPH0210198 Y2 JP H0210198Y2 JP 7421784 U JP7421784 U JP 7421784U JP 7421784 U JP7421784 U JP 7421784U JP H0210198 Y2 JPH0210198 Y2 JP H0210198Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- movable platform
- stage
- movable
- bleachers
- locking protrusion
- Prior art date
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Links
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 3
- 239000013013 elastic material Substances 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 2
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 2
- 241001310793 Podium Species 0.000 description 1
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 1
- 230000003449 preventive effect Effects 0.000 description 1
- 230000002787 reinforcement Effects 0.000 description 1
- 238000004904 shortening Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は主に体育館内等に設置使用される一
般にロールバツクスタンドなどと称される伸縮式
階段状観覧席に関する。
般にロールバツクスタンドなどと称される伸縮式
階段状観覧席に関する。
近年、体育館等においては多目的利用を可能と
すべく、館内の周壁部から複数段の移動床台を順
次引き出す如く前進移動させて階段状即ち、ひな
壇状に引き伸ばして観覧席としたり、逆に各段の
移動床台を順次各々の後段のものの下側に退入す
べく後退移動させて垂直棚状に短縮して周壁部に
収納保管したりできる伸縮式階段状観覧席が多く
使用されて来ている。
すべく、館内の周壁部から複数段の移動床台を順
次引き出す如く前進移動させて階段状即ち、ひな
壇状に引き伸ばして観覧席としたり、逆に各段の
移動床台を順次各々の後段のものの下側に退入す
べく後退移動させて垂直棚状に短縮して周壁部に
収納保管したりできる伸縮式階段状観覧席が多く
使用されて来ている。
第1図乃至第3図はその伸縮式階段状観覧席の
一般例を示すもので、その構成を簡単に述べる
と、図中A,B,C,D,E,F,Gは順次段違
い状に高さが異にされて相互に連繋するようにし
てつらなりながら階段状に引き延ばされたり逆に
後退して垂直棚状に短縮されたりするよう例えば
7段組みで配列された移動床台である。即ち、こ
れら各段の移動床台A乃至Gは、前後に走行車輪
2を有した断面形状の長尺な左右一対の台車3
と、この左右台車3の各上面後端寄り部に垂直に
立設された支柱4と、その左右支柱4の上端寄り
部に固着して前方へ水平に突設した支持梁5を介
して水平に設けられたデツキ6と、左右支持梁5
上面にて前記左右支柱4前面に両端寄り部を固着
することで水平に横架する如く設けられた横長な
チヤンネル状貫材7と、左右支柱4の各上端部に
軸支されたガイドコロ8とからそれぞれ一つの観
覧席単体として構成されており、上記デツキ6上
には左右支持梁5の前端部から立設した逆L字状
の支持金物9を介してベンチタイプの座板10並
びにその前面側に取付けられた幕板11が設けら
れている。しかも上記各段の移動床台A乃至Gの
左右台車3及び支柱4の左右間隔(間口)は前段
のものから後段のものに行くに従い順次広くされ
ていると共に、左右支柱4の高さ即ちデツキ6の
高さが前段のものから後段のものに行くに従い順
次段違い状に高くなるようにされている。そして
各段の移動床台A乃至Gは各々の後段のもののデ
ツキ6下側から前方に引き出されたり逆に退入し
たりできるように前後動可能に列設されている。
なお、その最も高い最後段の移動床台Gは体育館
等の建物内側壁部に設けた凹所13内にその下部
床面の左右固定ガイド14相互間に案内されるよ
うにして退入したり引き出されたりできるように
配されている。また上記最も低い最前段の移動床
台A以外の各段の移動床台B乃至Gの左右台車前
端部及び上記左右固定ガイド14の途中部にはそ
れぞれ内側方に向けて突出する抜け外れ防止用ス
トツパー15が設けられていて、上記最前段の移
動床台Aを手動又は電動で前進移動させて引き出
して行くと、その最前段の移動床台Aの左右支柱
4前面に次の2段目の移動床台Bの左右抜け外れ
防止用ストツパー15が引掛かつて該第2段目の
移動床台Bが追従するかたちで前進し、そしてそ
の第2段目の移動床台Bが引き出されるとこの左
右支柱4前面に第3段目の移動床台Cの左右抜け
外れ防止用ストツパー15が引掛かつて該第3段
目の移動床台Cが追従するかたちで前進して引き
出されて行くと云つた具合になり、こうして最前
段の移動床台Aの前進移動に伴い第2段目以降の
各段の移動床台B乃至Gが次々と引き出されて前
進して全体が階段状の伸長状態となり、最後段の
移動床台Gの左右支柱4が左右固定ガイド14の
抜け外れ防止用ストツパー15に引掛かるところ
でそれ以上の前進移動が阻止されて止まるように
なつている。なおこの階段状態の伸長時に各段の
移動床台A乃至Gの左右支柱4外側面部に回動可
能に設けた戻り防止用カム16が各々の後段の抜
け外れ防止用ストツパー15に上側から跨がるよ
うに係合して、各段の移動床台A乃至Gの個々の
後退移動も阻止されるようになつている。また上
記最も低い最前段の移動床台Aの戻り防止用カム
16を適当手段で抜け外れ防止用ストツパー15
から外した後該最前段移動床台Aを前回と逆に後
退移動させて行くと、その最前段の移動床台Aは
次に高い第2段目の移動床台Bのデツキ6下側に
退入して貫材7が該第2段目の移動床台Bの戻り
防止用カム16を押し外しながらそのまま左右支
柱4に当り、これにてその第2段目の移動床台B
が最前段のものに押されるようにして一緒に後退
移動して次の第3段目の移動床台Cのデツキ6下
側に退入して行くようになると云つた具合とな
り、こうして各々前段のものに順次押されて各々
の後段のものの下側に退入して行き、最後に全体
が垂直棚状に短縮した状態で壁面凹所13内に後
退して該凹所13内奥壁から突設してある左右受
止め金物17及び左右固定ガイド14上に小支柱
18を介して横架したアングル材19に当つて止
まるようになつている。
一般例を示すもので、その構成を簡単に述べる
と、図中A,B,C,D,E,F,Gは順次段違
い状に高さが異にされて相互に連繋するようにし
てつらなりながら階段状に引き延ばされたり逆に
後退して垂直棚状に短縮されたりするよう例えば
7段組みで配列された移動床台である。即ち、こ
れら各段の移動床台A乃至Gは、前後に走行車輪
2を有した断面形状の長尺な左右一対の台車3
と、この左右台車3の各上面後端寄り部に垂直に
立設された支柱4と、その左右支柱4の上端寄り
部に固着して前方へ水平に突設した支持梁5を介
して水平に設けられたデツキ6と、左右支持梁5
上面にて前記左右支柱4前面に両端寄り部を固着
することで水平に横架する如く設けられた横長な
チヤンネル状貫材7と、左右支柱4の各上端部に
軸支されたガイドコロ8とからそれぞれ一つの観
覧席単体として構成されており、上記デツキ6上
には左右支持梁5の前端部から立設した逆L字状
の支持金物9を介してベンチタイプの座板10並
びにその前面側に取付けられた幕板11が設けら
れている。しかも上記各段の移動床台A乃至Gの
左右台車3及び支柱4の左右間隔(間口)は前段
のものから後段のものに行くに従い順次広くされ
ていると共に、左右支柱4の高さ即ちデツキ6の
高さが前段のものから後段のものに行くに従い順
次段違い状に高くなるようにされている。そして
各段の移動床台A乃至Gは各々の後段のもののデ
ツキ6下側から前方に引き出されたり逆に退入し
たりできるように前後動可能に列設されている。
なお、その最も高い最後段の移動床台Gは体育館
等の建物内側壁部に設けた凹所13内にその下部
床面の左右固定ガイド14相互間に案内されるよ
うにして退入したり引き出されたりできるように
配されている。また上記最も低い最前段の移動床
台A以外の各段の移動床台B乃至Gの左右台車前
端部及び上記左右固定ガイド14の途中部にはそ
れぞれ内側方に向けて突出する抜け外れ防止用ス
トツパー15が設けられていて、上記最前段の移
動床台Aを手動又は電動で前進移動させて引き出
して行くと、その最前段の移動床台Aの左右支柱
4前面に次の2段目の移動床台Bの左右抜け外れ
防止用ストツパー15が引掛かつて該第2段目の
移動床台Bが追従するかたちで前進し、そしてそ
の第2段目の移動床台Bが引き出されるとこの左
右支柱4前面に第3段目の移動床台Cの左右抜け
外れ防止用ストツパー15が引掛かつて該第3段
目の移動床台Cが追従するかたちで前進して引き
出されて行くと云つた具合になり、こうして最前
段の移動床台Aの前進移動に伴い第2段目以降の
各段の移動床台B乃至Gが次々と引き出されて前
進して全体が階段状の伸長状態となり、最後段の
移動床台Gの左右支柱4が左右固定ガイド14の
抜け外れ防止用ストツパー15に引掛かるところ
でそれ以上の前進移動が阻止されて止まるように
なつている。なおこの階段状態の伸長時に各段の
移動床台A乃至Gの左右支柱4外側面部に回動可
能に設けた戻り防止用カム16が各々の後段の抜
け外れ防止用ストツパー15に上側から跨がるよ
うに係合して、各段の移動床台A乃至Gの個々の
後退移動も阻止されるようになつている。また上
記最も低い最前段の移動床台Aの戻り防止用カム
16を適当手段で抜け外れ防止用ストツパー15
から外した後該最前段移動床台Aを前回と逆に後
退移動させて行くと、その最前段の移動床台Aは
次に高い第2段目の移動床台Bのデツキ6下側に
退入して貫材7が該第2段目の移動床台Bの戻り
防止用カム16を押し外しながらそのまま左右支
柱4に当り、これにてその第2段目の移動床台B
が最前段のものに押されるようにして一緒に後退
移動して次の第3段目の移動床台Cのデツキ6下
側に退入して行くようになると云つた具合とな
り、こうして各々前段のものに順次押されて各々
の後段のものの下側に退入して行き、最後に全体
が垂直棚状に短縮した状態で壁面凹所13内に後
退して該凹所13内奥壁から突設してある左右受
止め金物17及び左右固定ガイド14上に小支柱
18を介して横架したアングル材19に当つて止
まるようになつている。
ところで上述した伸縮式階段状観覧席では観覧
席として使用すべく階段状に伸長する場合、その
最も低い最前段の移動床台Aを手動又は電動で前
進走行させることでそれに第2段目以降の各移動
床台B,C……が順次つらなるようにして次々と
前進移動して階段状に伸長する。この際一般には
各段全てを残すことなく前進させて最大限伸長し
て使用するが、体育館内での催し物によつては観
覧席を少な目にして館内床面積を広くしたい場合
があり、この場合は移動床台をその最も低い最前
段のものから数段目までを引き出し、それ以降の
後段のものは後退したまま引き出さないようにす
るなどして、適当中段から前段側だけを観覧席と
して使用することが要求される。
席として使用すべく階段状に伸長する場合、その
最も低い最前段の移動床台Aを手動又は電動で前
進走行させることでそれに第2段目以降の各移動
床台B,C……が順次つらなるようにして次々と
前進移動して階段状に伸長する。この際一般には
各段全てを残すことなく前進させて最大限伸長し
て使用するが、体育館内での催し物によつては観
覧席を少な目にして館内床面積を広くしたい場合
があり、この場合は移動床台をその最も低い最前
段のものから数段目までを引き出し、それ以降の
後段のものは後退したまま引き出さないようにす
るなどして、適当中段から前段側だけを観覧席と
して使用することが要求される。
しかしながら従来の伸縮式階段状観覧席には上
述した要求に応じた機能は特に備えられておら
ず、引き出し伸長時に最前段の移動床台の前進移
動を手加減して途中で止めれば一応は前述の様に
中段まで階段状に引き出してそれ以降の後段は後
退させたままに残せるが、しかしその際所望の段
数まできちつと引き出すためには手動或いは電動
いずれにしても作業員の操作による手加減がむず
かしく、引き出し量が不足したり行き過ぎたりし
てその修正が面倒であつた。またその中段まで引
き出した状態で観覧席として使用した場合、その
次の段の移動床台が固定されていないことで振動
等によりかつてに前進したり後退したりする虞れ
があつて、その前段側も安定状態を保てず非常に
危険であつた。
述した要求に応じた機能は特に備えられておら
ず、引き出し伸長時に最前段の移動床台の前進移
動を手加減して途中で止めれば一応は前述の様に
中段まで階段状に引き出してそれ以降の後段は後
退させたままに残せるが、しかしその際所望の段
数まできちつと引き出すためには手動或いは電動
いずれにしても作業員の操作による手加減がむず
かしく、引き出し量が不足したり行き過ぎたりし
てその修正が面倒であつた。またその中段まで引
き出した状態で観覧席として使用した場合、その
次の段の移動床台が固定されていないことで振動
等によりかつてに前進したり後退したりする虞れ
があつて、その前段側も安定状態を保てず非常に
危険であつた。
この考案は上記事情に鑑みなされたもので、そ
の目的とする処は、従来のものに非常に簡単なロ
ツク機構を附設するだけで、上記従来の欠点を全
て解消できて、全段を引き出して大きな観覧席を
得ることはもちろんのこと、引き出す段数を任意
に選択して所望する段数だけを観覧席として利用
することが容易確実にしかも安定した状態で危険
を招くことなくできる非常に実用性大なる伸縮式
階段状観覧席を提供することにある。
の目的とする処は、従来のものに非常に簡単なロ
ツク機構を附設するだけで、上記従来の欠点を全
て解消できて、全段を引き出して大きな観覧席を
得ることはもちろんのこと、引き出す段数を任意
に選択して所望する段数だけを観覧席として利用
することが容易確実にしかも安定した状態で危険
を招くことなくできる非常に実用性大なる伸縮式
階段状観覧席を提供することにある。
つまり、この考案の伸縮式階段状観覧席は、各
段の移動床台の垂直棚状態への後退移動限位置附
近に建物の床或いは壁面に固定した固定部材を設
け、この固定部材に後端部を枢着することで上記
移動床台の台車上側位置を左右方向に揺動可能に
操作できる揺動レバーを設けると共に、その揺動
レバーの前端部に下側に向けて係止突起を設け、
且つその係止突起を該揺動レバーの揺動操作によ
り選択的に係止できる係合受部を上記複数のうち
の任意数の移動床台の台車にそれぞれ設けた構成
で、全段垂直棚状に後退移動した状態から前進移
動させる際に、揺動レバーの前端係止突起をいず
れの移動床台にも係止させずにおけば、従来同様
に最も低い最前段の移動床台から順につらなるよ
うに前進移動させて最も高い最後段の移動床台ま
で引き出すことができて全体が階段状に伸長した
多数段の大きな観覧席を得ることができ、また揺
動レバーを揺動させて前記係止突起を任意所望段
の移動床台の台車の係合受部に係止させておけ
ば、最も低い最前段の移動床台から順につらなる
ように前進移動させることにより、該係止された
段の移動床台より一段低い移動床台までが引き出
されてそれ以降は引き出されず、少数段の階段状
観覧席を容易確実に得ることができて、しかもそ
の際遊動するなどの危険性が無く安全な利用が図
れるものとなる。
段の移動床台の垂直棚状態への後退移動限位置附
近に建物の床或いは壁面に固定した固定部材を設
け、この固定部材に後端部を枢着することで上記
移動床台の台車上側位置を左右方向に揺動可能に
操作できる揺動レバーを設けると共に、その揺動
レバーの前端部に下側に向けて係止突起を設け、
且つその係止突起を該揺動レバーの揺動操作によ
り選択的に係止できる係合受部を上記複数のうち
の任意数の移動床台の台車にそれぞれ設けた構成
で、全段垂直棚状に後退移動した状態から前進移
動させる際に、揺動レバーの前端係止突起をいず
れの移動床台にも係止させずにおけば、従来同様
に最も低い最前段の移動床台から順につらなるよ
うに前進移動させて最も高い最後段の移動床台ま
で引き出すことができて全体が階段状に伸長した
多数段の大きな観覧席を得ることができ、また揺
動レバーを揺動させて前記係止突起を任意所望段
の移動床台の台車の係合受部に係止させておけ
ば、最も低い最前段の移動床台から順につらなる
ように前進移動させることにより、該係止された
段の移動床台より一段低い移動床台までが引き出
されてそれ以降は引き出されず、少数段の階段状
観覧席を容易確実に得ることができて、しかもそ
の際遊動するなどの危険性が無く安全な利用が図
れるものとなる。
以下、この考案の一実施例を第4図乃至第7図
により説明する。なお、この実施例の伸縮式階段
状観覧席の全体的構成は前述の従来のものと殆ん
ど変わりないので第1図乃至第3図を参照するこ
ととして図示省略すると共に、図中第1図乃至第
3図のものと同一構成部品は同一符号を附して説
明の簡略化を図ることにする。
により説明する。なお、この実施例の伸縮式階段
状観覧席の全体的構成は前述の従来のものと殆ん
ど変わりないので第1図乃至第3図を参照するこ
ととして図示省略すると共に、図中第1図乃至第
3図のものと同一構成部品は同一符号を附して説
明の簡略化を図ることにする。
また、この実施例では移動床台をA,B,C,
D4段組みとした場合を示す。
D4段組みとした場合を示す。
しかして第4図は移動床台A乃至Dの後退移動
限時における正面から見て右半分側に配する下部
分即ち、各デツキより下側部分のみを示す平面図
で、第5図は同右側面図、第6図及び第7図は同
正面図及び斜視図である。
限時における正面から見て右半分側に配する下部
分即ち、各デツキより下側部分のみを示す平面図
で、第5図は同右側面図、第6図及び第7図は同
正面図及び斜視図である。
ここで、上記各移動床台A乃至Dの後退移動限
位置の外側に建物の床に固定して配する固定部材
即ち、台車3と略同様の長さの断面ハツト形状部
材からなる固定ガイド14の上面後端部寄りにナ
ツト状受座20が溶接固定され、その受座20上
に揺動レバー21の後端部がゴム等の弾性材22
を介在してボルト23により枢着されている。そ
の揺動レバー21の後端部に形成してある孔(図
示せず)は上記ボルト23に遊嵌するもので、こ
れにて該揺動レバー21が前方に略水平に突出す
る状態で該ボルト23を中心に各段の移動床台A
乃至Dの台車3……上側を第4図矢印で示す如く
左右方向に揺動操作可能となると共に、上記弾性
材22を介在していることで、その弾性変形を利
用して第5図矢印で示す如く上下方向にも少し揺
動操作可能とされている。ここで、上記揺動レバ
ー21は上記ボルト23による枢着部から前方長
く延出して固定ガイド14の前端附近までに達す
る長尺帯板状のもので、その前端部に一本のピン
24が上下に貫通して溶接固定され、そのピン2
4の下側突出部が係止突起24aとされ、上側突
出部には操作片25が溶接されて更に前方に突設
されている。そしてその操作片25は最も低い最
前段の移動床台Aの前面幕板11に形成した開口
部11aから作業員が手を差し延べて左右及び上
下に移動操作し得るようになつている。なお、そ
の幕板11の開口部11aは通常は蓋26により
閉成される。この蓋26は第6図に示すマグネツ
ト等の蓋受け26aにより脱着開閉し得る構成で
ある。一方上記最前段を除いた第2段乃至第4段
の移動床台B,C,Dの各台車3及び固定ガイド
14の上面前端寄り部(ボルト23を中心として
左右に揺動する揺動レバー21の前端係止突起2
4aの移動軌跡P上位置)にそれぞれ金具27の
溶接により補強して上下に貫通する穴状の係合受
部28が設けられて、上記係止突起24aを挿脱
可能に挿入係止できるようになつている。
位置の外側に建物の床に固定して配する固定部材
即ち、台車3と略同様の長さの断面ハツト形状部
材からなる固定ガイド14の上面後端部寄りにナ
ツト状受座20が溶接固定され、その受座20上
に揺動レバー21の後端部がゴム等の弾性材22
を介在してボルト23により枢着されている。そ
の揺動レバー21の後端部に形成してある孔(図
示せず)は上記ボルト23に遊嵌するもので、こ
れにて該揺動レバー21が前方に略水平に突出す
る状態で該ボルト23を中心に各段の移動床台A
乃至Dの台車3……上側を第4図矢印で示す如く
左右方向に揺動操作可能となると共に、上記弾性
材22を介在していることで、その弾性変形を利
用して第5図矢印で示す如く上下方向にも少し揺
動操作可能とされている。ここで、上記揺動レバ
ー21は上記ボルト23による枢着部から前方長
く延出して固定ガイド14の前端附近までに達す
る長尺帯板状のもので、その前端部に一本のピン
24が上下に貫通して溶接固定され、そのピン2
4の下側突出部が係止突起24aとされ、上側突
出部には操作片25が溶接されて更に前方に突設
されている。そしてその操作片25は最も低い最
前段の移動床台Aの前面幕板11に形成した開口
部11aから作業員が手を差し延べて左右及び上
下に移動操作し得るようになつている。なお、そ
の幕板11の開口部11aは通常は蓋26により
閉成される。この蓋26は第6図に示すマグネツ
ト等の蓋受け26aにより脱着開閉し得る構成で
ある。一方上記最前段を除いた第2段乃至第4段
の移動床台B,C,Dの各台車3及び固定ガイド
14の上面前端寄り部(ボルト23を中心として
左右に揺動する揺動レバー21の前端係止突起2
4aの移動軌跡P上位置)にそれぞれ金具27の
溶接により補強して上下に貫通する穴状の係合受
部28が設けられて、上記係止突起24aを挿脱
可能に挿入係止できるようになつている。
なお、上記構成は正面から見て右側だけでなく
図示しないが左側にも対称的に設けられている。
図示しないが左側にも対称的に設けられている。
而して、上述した構成の伸縮式階段状観覧席に
おいては、全段の移動床台A乃至Dを建物の壁面
凹所13内に垂直棚状に退入して収納保管した状
態から前進移動させる際、先ず全段を引き伸ばし
て多数段の大きな観覧席を得る場合は、開口部1
1aの蓋26を開いて、第4図乃至第6図に実線
で示す如く揺動レバー21を固定ガイド14上に
これと平行に位置させて、その係合受部28に係
止突起24aを挿入係止する。この操作を左右と
も行う。その状態で従来同様に最も低い最前段の
移動床台Aを手動又は電動で前進移動させて行
く、これにてその最前段の移動床台Aから順に各
段の移動床台B乃至D全てが次々とつらなりなが
ら引き出されて最大限伸長して、その最も高い最
後段の移動床台Dの左右支柱4が固定ガイド14
の抜け外れ防止用ストツパー15に引掛かつたと
ころで停止する。これで従来同様に全階段状に伸
長した大型観覧席が得られて利用できるようにな
る。
おいては、全段の移動床台A乃至Dを建物の壁面
凹所13内に垂直棚状に退入して収納保管した状
態から前進移動させる際、先ず全段を引き伸ばし
て多数段の大きな観覧席を得る場合は、開口部1
1aの蓋26を開いて、第4図乃至第6図に実線
で示す如く揺動レバー21を固定ガイド14上に
これと平行に位置させて、その係合受部28に係
止突起24aを挿入係止する。この操作を左右と
も行う。その状態で従来同様に最も低い最前段の
移動床台Aを手動又は電動で前進移動させて行
く、これにてその最前段の移動床台Aから順に各
段の移動床台B乃至D全てが次々とつらなりなが
ら引き出されて最大限伸長して、その最も高い最
後段の移動床台Dの左右支柱4が固定ガイド14
の抜け外れ防止用ストツパー15に引掛かつたと
ころで停止する。これで従来同様に全階段状に伸
長した大型観覧席が得られて利用できるようにな
る。
次に、例えば最前段の移動床台Aのみを前進移
動させて小さな観覧席を得る場合は、上記同様に
全段が垂直棚状の後退移動限に納まつている状態
で、開口部11aの蓋26を開いて、第4図乃至
第5図の実線で示す状態から操作片25を手でも
つて、揺動レバー21を一度上方に引き上げて、
係止突起24aを固定ガイド14の係合受部28
から抜き外し、そのまま内側に回動すべくボルト
23を中心に揺動させて、第4図の想像線並びに
第7図に示す位置に移動させ、そこで下方に降し
て係止突起24aを第2段目の移動床台Bの台車
3の係合受部28に差し込むようにして係止させ
る。これを左右等しく操作する。これにて第2段
目の移動床台Bの前進移動が完全にロツクせしめ
られる。この状態で最も低い最前段の移動床台A
を前回同様手動又は電動で前進移動させれば、そ
の最前段の移動床台Aのみが前進移動するだけと
なる。また、上記操作により3段目の移動床台C
をロツクすると、最前段の移動床台Aから第2段
目の移動床台Bまでが階段状に引き出された時点
で、第3段目の移動床台C以降の前進移動が阻止
されて停止する。これで前側2段だけの少数段の
観覧席が得られて利用可能となる。そうした状態
での安定性もよく濫りに前後動して観覧者に危険
を及ぼすようなことが無い。
動させて小さな観覧席を得る場合は、上記同様に
全段が垂直棚状の後退移動限に納まつている状態
で、開口部11aの蓋26を開いて、第4図乃至
第5図の実線で示す状態から操作片25を手でも
つて、揺動レバー21を一度上方に引き上げて、
係止突起24aを固定ガイド14の係合受部28
から抜き外し、そのまま内側に回動すべくボルト
23を中心に揺動させて、第4図の想像線並びに
第7図に示す位置に移動させ、そこで下方に降し
て係止突起24aを第2段目の移動床台Bの台車
3の係合受部28に差し込むようにして係止させ
る。これを左右等しく操作する。これにて第2段
目の移動床台Bの前進移動が完全にロツクせしめ
られる。この状態で最も低い最前段の移動床台A
を前回同様手動又は電動で前進移動させれば、そ
の最前段の移動床台Aのみが前進移動するだけと
なる。また、上記操作により3段目の移動床台C
をロツクすると、最前段の移動床台Aから第2段
目の移動床台Bまでが階段状に引き出された時点
で、第3段目の移動床台C以降の前進移動が阻止
されて停止する。これで前側2段だけの少数段の
観覧席が得られて利用可能となる。そうした状態
での安定性もよく濫りに前後動して観覧者に危険
を及ぼすようなことが無い。
なお、第7図に示す如く2段目以降の移動床台
B乃至Dの台車3及び固定ガイド14の各前端面
に引き出し段数を表示した表示プレート29を設
けて、前方から見えるようにしておくと更に便利
である。
B乃至Dの台車3及び固定ガイド14の各前端面
に引き出し段数を表示した表示プレート29を設
けて、前方から見えるようにしておくと更に便利
である。
この考案は以上詳述した如くなしたから、伸縮
式階段状観覧席において非常に簡単な構成のロツ
ク手段を附設するだけで、全段引き出して多数段
の大きな観覧席を得ることはもちろんのこと、引
き出す段数を任意に選択して所望する段数だけを
観覧席として利用することも容易確実にできて、
その際の安定性が良く前後に遊動したりして観覧
者に危険を及ぼすような問題が無い極めて実用性
大なるものである。
式階段状観覧席において非常に簡単な構成のロツ
ク手段を附設するだけで、全段引き出して多数段
の大きな観覧席を得ることはもちろんのこと、引
き出す段数を任意に選択して所望する段数だけを
観覧席として利用することも容易確実にできて、
その際の安定性が良く前後に遊動したりして観覧
者に危険を及ぼすような問題が無い極めて実用性
大なるものである。
第1図は従来の伸縮式階段状観覧席の概略的構
成を示す正面図、第2図は同観覧席を中段まで引
き伸ばした状態を示す側面図、第3図は同観覧席
を全段後退した状態の側面図、第4図乃至第7図
はこの考案の一実施例を示すもので、第4図は要
部の平面図、第5図は同要部の一部切欠した側面
図、第6図は同要部の正面図、第7図は同要部の
斜視図である。 A乃至G……移動床台、2……車輪、3……台
車、4……支柱、5……支持梁、6……デツキ、
7……貫材、8……ガイドコロ、9……支持金
物、10……座板、11……幕板、11a……開
口部、13……壁面凹所、14……固定ガイド
(固定部材)、15……抜け外れ防止用ストツパ
ー、16……戻り防止用カム、17……受止め金
物、18……小支柱、19……アングル材、20
……受座、21……揺動レバー、2……弾性材、
23……ボルト、24……ピン、24a……係止
突起、25……操作片、26……蓋、26a……
蓋受け、27……補強金具、28……係合受部、
29……表示プレート。
成を示す正面図、第2図は同観覧席を中段まで引
き伸ばした状態を示す側面図、第3図は同観覧席
を全段後退した状態の側面図、第4図乃至第7図
はこの考案の一実施例を示すもので、第4図は要
部の平面図、第5図は同要部の一部切欠した側面
図、第6図は同要部の正面図、第7図は同要部の
斜視図である。 A乃至G……移動床台、2……車輪、3……台
車、4……支柱、5……支持梁、6……デツキ、
7……貫材、8……ガイドコロ、9……支持金
物、10……座板、11……幕板、11a……開
口部、13……壁面凹所、14……固定ガイド
(固定部材)、15……抜け外れ防止用ストツパ
ー、16……戻り防止用カム、17……受止め金
物、18……小支柱、19……アングル材、20
……受座、21……揺動レバー、2……弾性材、
23……ボルト、24……ピン、24a……係止
突起、25……操作片、26……蓋、26a……
蓋受け、27……補強金具、28……係合受部、
29……表示プレート。
Claims (1)
- 各々下部に走行車輪を有して前後動自在な左右
台車の相互間隔幅及び該左右台車上面後方寄り部
から立設した左右支柱の高さがそれぞれ順次段違
い状に異なり且つ各々左右支柱の上端寄り部から
前方に突出する状態で水平なデツキを有した構成
の複数段の移動床台をその高さの低い順に前方か
ら配列して、使用時には最も低い最前段の移動床
台を前進移動させることでそれにつらなりながら
順次2段目以降も前進移動して全体的に階段状に
伸長し、不使用時には該最前段の移動床台から後
退移動させることで順次各々の後段のものの下側
に退入して全体的に垂直棚状に短縮する伸縮式階
段式観覧席において、上記各段の移動床台の垂直
棚状態への後退移動限位置附近に建物の床或いは
壁面等に固定して固定部材を設け、この固定部材
に後端部を枢着することで上記移動床台の台車上
側位置を左右方向に揺動可能に操作できる揺動レ
バーを設けると共に、その揺動レバーの前端部に
下側に向けて係止突起を設け、且つその係止突起
を該揺動レバーの揺動操作により選択的に係止で
きる係合受部を上記複数段のうちの任意数の移動
床台の台車にそれぞれ設けてなる伸縮式階段状観
覧席。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7421784U JPS60184945U (ja) | 1984-05-21 | 1984-05-21 | 伸縮式階段状観覧席 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7421784U JPS60184945U (ja) | 1984-05-21 | 1984-05-21 | 伸縮式階段状観覧席 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60184945U JPS60184945U (ja) | 1985-12-07 |
JPH0210198Y2 true JPH0210198Y2 (ja) | 1990-03-14 |
Family
ID=30614306
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7421784U Granted JPS60184945U (ja) | 1984-05-21 | 1984-05-21 | 伸縮式階段状観覧席 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60184945U (ja) |
-
1984
- 1984-05-21 JP JP7421784U patent/JPS60184945U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60184945U (ja) | 1985-12-07 |
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