JPS6316785Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は主に講堂や体育館等の多目的ホール
に設置使用されるロールバツクスタンドなどと称
されている伸縮式階段状観覧席に関する。

近年講堂や体育館等においては多目的使用を可
能とすべく、ロールバツクスタンドと称される伸
縮式階段状観覧席が多く設置されるようになつて
きた。この伸縮式階段状観覧席は各々高さが順に
異なる複数段の観覧席単体を順次相互に連繋した
状態で前進・後退移動可能に列設した構成で、使
用に際しては最も低い最前段の単体から順次引出
す如く前進移動させることで全体的に階段状即
ち、ひなだん状に伸長して各段の単体デツキ上の
ベンチの如き座板に観客が坐れる状態となり、不
使用時には逆に最前段の単体から順次各々の後段
の単体のデツキ下側に退入すべく後退移動させる
ことで全体的に垂直棚状に短縮して建物等の壁部
などに収納保管されるようになるものである。

ところで、こうした最近の伸縮式階段状観覧席
においては、一台の観覧席装置として百人以上も
の多人数の観客が着座できる多段式の非常に大型
なものが製作されるようになつて来た。こうした
大型の観覧席の場合、観客が自分の座席に行くの
にたいへんであることから、縦横の通路を構成す
る必要がある。その観客が移動する通路として横
方向は各段の単体のデツキ上の着座者の後側を歩
けることから問題とならないが、縦方向即ち、最
前段から後段に登つて行く時や逆に後段から前段
方に際りる時は、各段の単体の段差が大きく観客
が普通に歩きながら登り降りするには問題であ
る。

このために従来では各段単体のデツキ上に適当
な幅をもつ通路用補助ステツプ台を一個づつ置い
て縦方向の通路としていた。しかしながら、この
補助ステツプ台は別途用意しておいて作業員が必
要に応じ持ち運んで来て設置したりかたずけたり
するので、作業が面倒で取扱いも困難であつた。
また、使用時に補助ステツプ台が単にデツキ上に
置いただけであるので遊動したりして危険を招く
などの問題があつた。

この考案は上記事情に鑑みなされたもので、そ
の目的とするところは、各観覧席単体のデツキ前
面に幕板を有するものでありながら、その各デツ
キ上に補助ステツプ台を常設しておけて、その補
助ステツプ台が各段の単体の前進移動時には各々
の後段の単体デツキ下側から前方へ進出して安全
な階段状通路を構成でき、逆に各単体の後退移動
時には各々の後段の単体デツキ下側に支障なく退
入でき、しかも後退時正面から見て各段の単体の
幕板に意匠的にみぐるしい開口が残るようなこと
がない非常に簡便で且つ体裁の良い伸縮式階段状
観覧席を提供することにある。

つまり、この考案は、それぞれ高さ及び左右開
口幅を順次段違い状に異にした前後動自在な移動
台車上に各々デツキを設けると共にそのデツキ前
部にベンチタイプの座板及びその座板前端から垂
下する幕板を設けてなる複数段の観覧席単体を、
その高さが低く且つ間口巾が狭い順に前方から配
列すると共に、使用時には最も低い最前段の単体
から順次前進移動させることにより全体的に階段
状に伸長し、不使用時にはその最前段の単体から
順次後退移動させることにより各々の後段のもの
のデツキ下側に退入して全体的に垂直棚状に短縮
するように連繋して設けた伸縮式階段状観覧席に
おいて、上面に踏板を前面に幕板を有すると共に
高さが前記各段の単体相互の段差の略半分で且つ
前後幅がデツキの前後幅の略半分とされた補助ス
テツプ台を各段の単体のデツキ上にガイドコロと
ガイドレールを介して前後動自在に設置すると共
に、その補助ステツプ台の前後動を当該段のデツ
キの前後端の範囲に規制する当り板を当該段のデ
ツキから突設し、更に前記補助ステツプ台を設け
た各段の単体の各々の後段の単体の幕板下半部に
前記補助ステツプ台が通れる開口部を設けと共
に、各補助ステツプ台の後部に突出して当該単体
の前進移動に伴いその各々の後段の単体の幕板裏
面に当たつて該補助ステツプ台を当該段のデツキ
上の後半部位に位置決めする第１ストツパーと、
逆に前記補助ステツプ台を設けた各段の単体の後
退移動に伴いその各々の後段の単体のデツキ下側
に突出して該補助ステツプ台を当該段のデツキ上
の前半部位に位置決めする第２ストツパーとを設
けた構成である。

以下この考案の一実施例を図面に従い説明す
る。先ず第１図及び第３図において、図中Ａ，
Ｂ，Ｃ，Ｄ，Ｅ，Ｆは順次段違い状に高さを異に
して階段状に伸長したり垂直棚状に短縮したりす
るよう相互に連繋して配列された複数段の観覧席
単体で、これら各単体Ａ乃至Ｆは各々移動台車２
と、これらの上部にそれぞれ取付けられた水平な
デツキ３とから構成されている。その各移動台車
２は、各々小径な走行ローラ４を前端寄り下部に
一個、後端寄り下部に２個有した左右一対の脚台
５と、これら左右脚台５の後端方寄り部から上方
へ立設された左右一対の支柱６と、この左右支柱
６の途中部位から前方へ向け水平に突設された左
右支持梁７等とより構成され、この左右支持梁７
上に横長板状のデツキ３が取付けられている。又
この各デツキ３の前端部には上記支持梁７に固定
した逆Ｌ字状の左右取付金物８を介して横長な簡
易ベンチタイプの長椅子である座板９がその板厚
分では該デツキ３より高くなつて設けられている
と共に、その座板９の前端から垂下して幕板１０
が取付けられている。なお上記各移動台車２の左
右支柱６前面には支持梁７より上側に位置して左
右に長いチヤンネル型状の横貫材１１が取付けら
れている。

又上記各移動台車２はその上下高さが後段から
前段のものに行くに従い順次段階的に低くなるよ
うに構成されていると共に、左右間口幅（左右一
対の脚台５の相互間隔）が後段のものから前段の
ものに行くに従い順次段階的に狭くなるように構
成されている。これにて背の高い最後段の単体Ｆ
以外の各単体Ａ，Ｂ，Ｃ，Ｄ，Ｅが各々の後段の
ものの下側に入出自在に前後動可能となつてい
る。なお、その最後段の単体Ｆはその移動台車２
を建物の床や壁などに固定することで不動とさ
れ、その他の各単体Ａ，Ｂ，Ｃ，Ｄ，Ｅは各々の
後段のものの左右脚台５前端から内側に突出した
ストツパー１４により階段状の伸長状態以上に前
方へ移動せず、又逆に後方への移動時にはそれぞ
れの横貫材１１が各々の後段の移動台車２の左右
支柱６前面に衝合してそれ以上後方に抜け外れな
いようにされていて、最前段の単体Ａを電動式又
は作業員による手動式等により前進・後退させる
ことにより各単体が相互に連繋して前後動して階
段状に伸長したり垂直棚状に短縮したりできるよ
うに構成されている。また、各単体Ａ乃至Ｅの移
動台車２の左右支柱６上端にはガイドローラ１５
がそれぞれ取付けられて、各々の後段の単体のデ
ツキ３を下側から案支持するようになつている。

こうした伸縮式階段状観覧席において、各単体
Ａ乃至Ｆのデツキ３前端部に垂下する幕板１０は
それぞれ前段の単体デツキ３上面近くまでに垂れ
下がる上下幅の広いもので、正面から各単体Ａ乃
至Ｆのデツキ３の下側内部が見えないようになつ
ており、その各段の幕板１０（最前段のものは除
く）の左右方向（長手方向）中間部位にてその略
下半部を適当幅に切欠する如くして開口部１６が
形成されている。また上記最後段のものを除いた
各単体Ａ乃至Ｅのそれぞれのデツキ３上面にはそ
の左右方向（長手方向）中間部位にて上記幕板開
口部１６と略同幅で且つ前側の座板９上面と等し
い高さとなる通路板１７が敷設固定されている。

ここで、そのデツキ３上の通路板１７上面には
第４図乃至第８図に示す如く左右一対のハツト形
状の取付ベース１８，１８が互に並列して固設さ
れ、その左右取付ベース１８，１８上にそれぞれ
立設したＴ形支軸１９を介して前後一対ずつのガ
イドコロ２０，２１が設けられ、その左右前後一
対ずつのガイドコロ２０，２１に案内支持されて
補助ステツプ台２２が所定範囲前後動可能に設け
られている。即ち、この補助ステツプ台２２は、
上側踏板２２ａと前面幕板２２ｂと両側板２２ｃ
とを有する底面及び後面開放の横長箱状をなすも
ので、その左右幅（長さ）は上記幕板開口部１６
の幅より僅かに小さく、上下高さは各単体相互の
段差の略２分の１とされ、また前後幅は座板９前
端からデツキ３の後端までの略２分の１とされ
て、各々の後段の単体のデツキ３下側に幕板開口
部１６を介して入出自在となる寸法形状である。
そしてこの補助ステツプ台２２にはその内部にそ
れぞれ左右に横架した前後一対の断面Ｌ字状フレ
ーム２３，２４の下面に固定することで各々前後
方向に長い左右一対の下面開放のリツプ溝形状を
なすガイドレール２５，２５が並設され、この左
右それぞれのガイドレール２５，２５内に前記前
後一対ずつのガイドコロ２０，２１が転接して該
補助ステツプ台２２を前後動可能に案内支持する
ようになつている。なお、その前後ガイドコロ２
０，２１はデツキ３上の略後半部即ち、デツキ３
の前後方向中間と後端寄りとの位置に配してい
て、補助ステツプ台２２がデツキ３上に対し後方
に移動している時には前後ガイドコロ２０，２１
両方がガイドレール２５内に入つて転接し、また
補助ステツプ台２２がデツキ３上に対し前方に移
動するとガイドレール２５の後端開放部から後方
のガイドコロ２１が後方に離脱するようになり、
この為にガイドレール２５の後端にはハの字状に
拡開する側板２５ａ，２５ａが延出されて、後方
ガイドコロ２１の入出を案内するようになつてい
ると共に、補助ステツプ台２２がデツキ３上に対
する前方への移動時に前下がりに傾かないよう
に、該補助ステツプ台２２の両側板２２ｃ，２２
ｃ内面前端寄り部に垂設したフレーム２６，２６
を介してその下端に転動コロ２７，２７が取付け
られて、これら左右転動コロ２７，２７が上記デ
ツキ３上の通路板１７及び座板９上面に転接する
ようになつている。

また、上記補助ステツプ台２２にはその幕板２
２ｂ裏面に沿つて立上がつて踏板２２ａ下面に沿
い後方に延び且つ後端が上方に屈曲した左右一対
の帯板状のフレーム２８，２８が設けられ、その
フレーム２８，２８の後部立上り部上端に左右に
亘つて当り板２９が固着されており、その当り板
２９の左右端部から前方にそれぞれ突出して単体
前進移動時各々の後段の単体の幕板１０裏面に衝
突する第１ストツパー３０，３０が設けられてい
る。また単体後退移動時に上記当り板２９裏面に
衝突すべく左右一対の第２ストツパー３１，３１
が各々の後段の単体デツキ３下面から垂設したブ
ラケツト３２，３２を介して取付けられ、更に前
記左右ガイドレール２５，２５の外側後端部にそ
れぞれアングル材３３を介して前方に向け第３ス
トツパー３４，３４が取付けられ、これが単体後
退移動時に前記左右取付ベース１８，１８の前端
寄り部に固定した当り板３５，３５裏面に衝突す
るようになつている。なお、上記第１，第２，第
３ストツパー３０，３１，３４は各々ナツト３６
の締付け操作をやりなおすことでそれぞれの突出
位置を調整可能とされている。

なお、第１図乃至第３図に想像線で示したもの
は仮設補助ステツプ台３７で、外観形状は上述し
た常設の補助ステツプ台２２と略等しくされてお
り、必要に応じ最前段の単体Ａの幕板１０前面位
置に設置使用される。

而して、上述した構成の伸縮式階段状観覧席で
は、第２図に示す如く最前段の単体Ａを手動又は
電動により前進移動させて、次々と各単体Ａ，
Ｂ，Ｃ…を各々の後段の単体デツキ３下側から前
方に引き出す如く階段状に伸長させて行く場合、
先ずその最前段の単体Ａが第５図及び第７図の状
態から第２段目の単体Ｂに対して前進移動するこ
とで、当該最前段単体Ａデツキ３上の補助ステツ
プ台２２が途中まで略追従するか或いは左右ガイ
ドレール２５内前端方に移動して来るガイドコロ
２０が幕板２２ｂ裏面に当ることにより強制的に
押されて前方に移動し、これにて第２段目の単体
Ｂのデツキ３下側から幕板１０の開口部１６を介
して表出して来る。しかして最前段の単体Ａが第
２段目の単体Ｂに対して第６図及び第８図に示す
如く規定幅進出すると、補助ステツプ台２２はそ
の左右第１ストツパー３０，３０が第２段目の単
体Ｂの幕板１０裏面に衝突して、丁度当該最前段
の単体Ａのデツキ３上の後半部の位置に来て前後
不動の状態となる。この状態は最前段の単体Ａが
ストツパー１４を介して第２段目の単体Ｂを追従
せしめながら更に前進移動しても変わらない。

こうして最前段の単体Ａに追従して第２段目の
単体Ｂが第３段目の単体Ｃに対して進出移動開始
すると、その第２段目の単体Ｂのデツキ３上の補
助ステツプ台２２が第３段目の単体Ｃのデツキ３
下側から幕板開口部１６を介して前述と同様に進
出すると云つた具合に、各段の単体Ａ，Ｂ，Ｃ…
の前進移動による階段状態への伸長に伴いそれぞ
れの段のデツキ３上の補助ステツプ台２２が各々
の後段の単体デツキ３下側から幕板開口部１６を
介して進出して、第２図に示す如く各段の単体
Ａ，Ｂ，Ｃ…のデツキ３上に観客が通常の歩幅で
登り降りできる階段状の通路を構成するようにな
る。

次に前述した階段状の伸長状態か最前段の単体
Ａを手動又は電動で後退移動させて、次々と各単
体Ａ，Ｂ，Ｃ…を各々の後段の単体デツキ３下側
に退入すべく垂直棚状に短縮させて行く場合、先
ず最前段の単体Ａが第６図及び第８図に示す状態
から後退移動することで、当該段のデツキ３上の
補助ステツプ台２２が途中まで略追従するか或い
は左右取付ベース１８，１８の前端に立設した当
り板３５，３５に第３ストツパー３４，３４が当
ることにより強制的に押されて第２段目の単体Ｂ
の幕板開口部１６を介して後方に移動する。しか
して最前段の単体Ａが第２段目の単体Ｂのデツキ
３下側に完全に納まるべく退入すると、その補助
ステツプ台２２はその当り板２９が第２段目の単
体Ｂのデツキ３下側の第２ストツパー３１，３１
に衝突して後方への移動が阻止されて、丁度当該
最前段の単体Ａのデツキ３上の前半部の位置即
ち、第５図及び第７図に示す如く補助ステツプ台
２２の前面幕板２２ｂが第２段目の単体Ｂの幕板
１０の開口部１６内に丁度納まるように来て前後
不動の状態となる。こうして更に最前段の単体Ａ
が第２段目の単体Ｂを押しながら後退移動する
と、該第２段目の単体Ｂのデツキ３上の補助ステ
ツプ台２２が第３段目の単体Ｃのデツキ３下側に
その前面幕板開口部１６を介して後退移動して納
まると云つた具合に、各段の単体Ａ，Ｂ，Ｃ…の
後退移動による垂直棚状態への短縮に伴いそれぞ
れの段のデツキ３上の補助ステツプ台２２が各々
の後段の単体デツキ３下側に退入して、その各前
面幕板２２ｂが各単体の幕板１０の開口部１６内
に丁度納まり、各幕板開口部１６は体裁よく閉成
されて正面から各単体Ａ，Ｂ，Ｃ…内部が見えな
いようになる。

この考案の伸縮式階段状観覧席は上述した如く
なしたから、各段の観覧席単体のデツキ上に通路
用補助ステツプ台を常設しておけて、その補助ス
テツプ台が各段の単体の前進移動時には各々の後
段の単体デツキ下側から前面幕板開口部を介して
前方へ進出して、安全な階段状通路を構成でき、
逆に不使用時に各段の単体が後退移動すると各段
の補助ステツプ台が各々の後段の単体デツキ下側
に支障なく退入でき、しかもその後退時に各段の
幕板の開口部が補助ステツプ台により閉成され
て、各段の単体内部が正面から見えないようにな
り、意匠的に体裁の良い保管状態が得られるもの
となる。

【図面の簡単な説明】

図面はこの考案の一実施例を示すもので、第１
図は中央から片側を省略した概略的平面図、第２
図は第１図の側面図、第３図は同正面図、第４図
は一部切欠した要部分の拡大正面図、第５図は第
４図の−線に沿う後退状態の縦断面図、第６
図は第４図の−線に沿う進出状態の縦断面
図、第７図は第５図の−線に沿う横断面図、
第８図は第６図の−線に沿う横断面図であ
る。 Ａ乃至Ｆ……観覧席単体、２……移動台車、３
……デツキ、４……走行ローラ、５……脚台、６
……支柱、７……支持梁、８……取付金物、９…
…座板、１０……幕板、１１……横貫材、１４…
…ストツパー、１５……ガイドローラ、１６……
開口部、１７……通路板、１８……取付ベース、
１９……支軸、２０，２１……ガイドコロ、２２
……補助ステツプ台、２２ａ……踏板、２２ｂ…
…幕板、２２ｃ……両側板、２３，２４……フレ
ーム、２５……ガイドレール、２５ａ……側板、
２６……フレーム、２７……転動コロ、２８……
フレーム、２９……当り板、３０……第１ストツ
パー、３１……第２ストツパー、３２……ブラケ
ツト、３３……アングル材、３４……第３ストツ
パー、３５……当り板、３６……ナツト、３７…
…仮設補助ステツプ台。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. それぞれ高さ及び左右間口幅を順次段違い状に
   異にした前後動自在な移動台車上に各々デツキを
   設けると共にそのデツキ前部にベンチタイプの座
   板及びその座板前端から垂下する幕板を設けてな
   る複数段の観覧席単体を、その高さが低く且つ間
   口巾が狭い順に前方から配列すると共に、使用時
   には最も低い最前段の単体から順次前進移動させ
   ることにより全体的に階段状に伸長し、不使用時
   にはその最前段の単体から順次後退移動させるこ
   とにより各々の後段のもののデツキ下側に退入し
   て全体的に垂直棚状に短縮するように連繋して設
   けた伸縮式階段状観覧席において、上面に踏板を
   前面に幕板を有すると共に高さが前記各段の単体
   相互の段差の略半分で且つ前後幅がデツキの前後
   幅の略半分とされた補助ステツプ台を各段の単体
   のデツキ上にガイドコロとガイドレールを介して
   前後動自在に設置すると共に、その補助ステツプ
   台の前後動を当該段のデツキの前後端の範囲に規
   制する当り板を当該段のデツキから突設し、更に
   前記補助ステツプ台を設けた各段の単体の各々の
   後段の単体の幕板下半部に前記補助ステツプ台が
   通れる開口部を設けと共に、各補助ステツプ台の
   後部に突出して当該単体の前進移動に伴いその
   各々の後段の単体の幕板裏面に当たつて該補助ス
   テツプ台を当該段のデツキ上の後半部位に位置決
   めする第１ストツパーと、逆に前記補助ステツプ
   台を設けた各段の単体の後退移動に伴いその各々
   の後段の単体のデツキ下側に突出して該補助ステ
   ツプ台を当該段のデツキ上の前半部位に位置決め
   する第２ストツパーとを設けて構成したことを特
   徴とする伸縮式階段状観覧席。