JP2004182352A - 可般式車いす用リフター - Google Patents

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和雄 三枝
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Abstract

【課題】自宅や知人の家に入るには、玄関床の段差から2人がかりで車いすごと持ち上げているが、特に2段差の玄関床では持ち上げる際、不安定な動作となり安全に欠く作業になる。又、車いす専用の設置型のテーブルリフターがあるが、横移動装置がなく、玄関床の段差の乗り越えができない。そこで、玄関床等の段差の乗り越えができる可搬式車いす用リフターを提供すること。
【解決手段】スライダー50に固定した左右床板60に車いすを載せ、車いすごと横移動する。昇降はパンダグラフリンク20及び下枠12に内蔵したタイミングプーリー70、タイミングベルト71で左右床板60を同調回転させる。パンダグラフリンク20を折りたたむことにより、持ち運べる形状となる。
床板60への片持ち荷重による転倒防止用として、パンダグラフリンク20の中央支承軸を兼ねたジャッキ21及び、横移動時の転倒防止用として、回転収納ができるアウトリガ30を備えている。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、折りたたむことができる可搬式車いす用リフターに関する。
【0002】
【従来の技術】
車いす専用の設置型のテーブルリフターがあるが、玄関の狭い家では、居間や廊下の傍の庭に設置している。又、段差のある玄関床の場合には、玄関床への横移動装置を備えたテーブルリフターが必要となる。
【0003】
他のリフターの例として、図9に載置台の昇降装置(例えば特許文献1参照)があるが、横移動装置の機能はない。
特許文献1 特許2826093号(図6)
【0004】
又、従来の車いす専用テーブルリフターは設置型のため、持ち運ぶことができない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
被介護人を載せた車いすの外出は、車いす専用リフターを搭載した介護タクシーで行っている。しかしながら、自宅や知人の家に入るには、玄関床の段差を乗り越えるため、2人がかりで車いすごと持ち上げている。特に2段差のある玄関床では持ち上げる際、不安定な動作となり安全に欠く作業になる。
【0006】
車いす専用の設置型のテーブルリフターがあるが、どこの家でも備えているわけではない。又、地方では車いす専用リフターを搭載した介護タクシーの数が少なく、自由な時間に外出が出来ない。
【0007】
自宅に車いす専用の用リフターがない場合や、玄関が狭くスロープが設置できない場所では、玄関床の段差を乗り越えるため、2人がかりで、車いすごと持ち上げなければならない。
そこで、この発明は、玄関床の段差の乗り越えができ、簡単に持ち運びができる可搬式車いす用リフターを提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
車いす用リフターの機能として、昇降および、段差のある玄関床に対して、横移動装置を設けたこと、更に、持ち運べるよう、折りたたみができることを特徴とする。
【0009】
折りたたみの状態から、左右のフレームを車いすの幅(480〜670mm)に適する位置まで拡げる。パンダグラフ式リンクにより、左右のフレームは平行に揃う。
【0010】
パンダグラフ式リンクに備えたジャッキを玄関土間に降ろす。車いすを床板上に載せた時、片持ち荷重による左右のフレームの転倒を防止する。
【0011】
フレームを拡げた後、折りたたみ収納してあるアウトリガを張出し、玄関床に固定する。車いす及び、床板の位置が玄関床側に横移動した状態での左右のフレームの転倒を防止する。
【0012】
片側床板の高さ位置が調整できるクラッチ付きハンドルを回し、折りたたみ時に左右床板の高さを換えて、床板同士の干渉を避け、折りたたみ時の幅寸法を極力小さくする。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図示により本発明の実施の形態について説明する。
【0014】
図2は、本発明の実施の形態に係る可搬式車いす用リフターの斜視図であり、図1は、折りたたんだ状態の可搬式車いす用リフターを示す。図2では説明のため、安全カバー16、ジャバラ17は非表示としている。
【0015】
左右のフレーム10を車いすの幅(480〜670mm)に適する位置まで拡げると、パンダグラフ式リンク20により左右のフレーム10が平行になる。次に、左右のフレーム10が移動しないように、左右のフレーム下枠12に取付けたブレーキ付キャスター14のブレーキをかける。
【0016】
パンダグラフ式リンク20と下枠12とに、幅固定用のピンを挿入する。挿入位置は車いすの幅(480〜670mm)に応じて数種類設ける。
【0017】
図3で示すように、パンダグラフ式リンク20に備えたジャッキ21を玄関土間に降ろし、車いすを床板60に載せた時の片持ち荷重による左右のフレーム10の転倒を防止する。
又、ジャッキ21はパンダグラフリンク20の中央支承軸を兼ねている
【0018】
図6(a)で示すように、パンダグラフ式リンク20に取付けたクラッチ付きハンドル22を回し、片側上方位置の床板60の高さを最下端にする。クラッチ付きハンドル22はタイミングプーリー70aに係合している。次に、クラッチ付きハンドル22を下げ、クラッチ歯23とタイミングプーリー70bに係合しているクラッチ歯24を噛合わせ、同期回転させる。(図6(b))
【0019】
図4(a)で示すように、折りたたみ収納してあるアウトリガ30を回転、ビームストッパー32に第1ビーム33を嵌合し、次に、第2ビーム34を張出し、ジャッキ31を回し、玄関床にジャッキ座35を固定させる。
ジャッキ座35とジャッキ31とは玄関床の傾斜に応じ、±15°揺動できるよう球面嵌合されている。
【0020】
この時、図7(b)で示すように、第2ビーム34を張出すと、圧縮ばね36により、プランジャー35がフレーム縦枠の穴13aに嵌合し、第1ビーム33の戻り回転を防止する安全装置となる。又、第2ビーム34の引き込み時には、プランジャー35を手で引き、第2ビームの位置決め穴34aとプランジャー35の先端と係合させる。(図7(a))
【0021】
被介護人を載せた車いすを左右の床板60に載せ、昇降用ハンドル75を回し、床板60を、玄関床とほぼ同じ高さに上昇させる。
【0022】
図5で示すように、床板60はスライダー50に固定され、スライダー50は玉軸受け、又はローラベアリング、及びMCナイロン等の樹脂材ガイドシューのガイド部品43を介して、移動可能に昇降フレーム40に支持されている。
【0023】
昇降フレーム40には、図8で示すように、雌ねじコマ73が取付けられ、雌ねじコマ73は雄ねじ棒72と螺合し、マイターギヤ74を介してハンドル75を回すことにより昇降する。雌ねじコマ73は、昇降フレーム40の昇降時の振れに対して±10°揺動できる。
【0024】
又、図2に示すように、昇降フレーム40には、移動可能にMCナイロン等の樹脂材、又は銅合金の昇降ガイド41が取付けられ、昇降フレーム40の傾きをほぼ水平に保つ。
【0025】
雄ねじ棒72はフレーム上枠11に取付けたスラスト軸受け76に支持され、フレーム下枠12に内蔵したタイミングプーリー70と、パンダグラフ式リンク20に内蔵したタイミングプーリー70a、70b、タイミングベルト71を介して、左右の雄ねじ棒72が同期回転する。
【0026】
被介護人を載せた車いすを手で押すと、車いすを載せた床板60とスライダー50は昇降フレーム40に沿って移動する。図3で示すように、スライダー50は昇降フレーム40の端のストッパー42で止まり、被介護人を載せた車いすのみが、玄関床へ移動する。
【0027】
玄関床からリフターの床板60への車いすの移動は、スライダー50に取付けたブレーキをかけ、床板60の移動を拘束する。図5(b)で示すように、板バネ51を引き上げると、スライダー50に移動可能に支持されたブレーキシュー52は、板バネ51のバネ反力により、スライダー50と昇降フレーム40とを挟み、ブレーキが作用する。 又は、移動固定用のピンをスライダー50と昇降フレーム40とに挿入して、床板60の移動を拘束しても良い。
【0028】
被介護人を載せた車いすを手で、玄関床から引き、床板60へ載せる。板バネ51を引き下げるとブレーキが解放する。(図5(c))
次に、スライダー50が昇降フレーム40端のストッパー42で止まるまで、車いすを手で引き戻し、板バネ51を引き上げ、床板60の移動を拘束する。
【0029】
昇降用ハンドル75を回し、床板60を最下限の高さに下降させる。被介護人を載せた車いすを左右の床板60から降ろす。
【0030】
クラッチ付きハンドル22を回し、片方の床板60の高さを上げ、アウトリガ30を回転、折りたたみ、次に、下枠12の幅固定用のピンを取外し、パンダグラフ式リンク20を折りたたみ、リフターが持ち運べる状態(図1)とする。
【0031】
リフターのフレーム等の構成部品の材料は、極力アルミニューム材及び、樹脂材を使用し、軽量化を図る。
【0032】
【発明の効果】
本発明の可般式車いす用リフターは、図1のように折りたたみ、持ち運べることができる。又、図10(a)に示すように、車いすが玄関床の段差を乗り越えることができ、さらに、図10(c)に示すように、最後部座席を外した自家用ワゴン車への乗り入れにも適用でき、自由な外出が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の可搬式車いす用リフターの折りたたんだ状態の斜視図である。
【図2】車いす用リフターのフレームを拡げ、床板を横移動した状態で、実施の形態に係る斜視図である。
【図3】パンダグラフ式リンクに備えたジャッキを床に降ろした斜視図である。
【図4】折りたたみができるアウトリガの斜視図で、(a)は使用状態、(b)は折りたたんだ状態の部分斜視図である。
【図5】板バネによるブレーキ手段を示し、(a)は部分斜視図で、(b)は床板にブレーキをかけた状態、(c)はブレーキを解放した状態の詳細断面図である。
【図6】クラッチ付ハンドルでの作動を示し、(a)はタイミングプーリーの位相調整時、(b)は同期回転時の詳細断面図である。
【図7】アウトリガの安全装置を示し、(a)は第2ビームを収納、(b)は第1ビームの戻り回転を防止した安全装置の詳細断面図である。
【図8】昇降駆動部の構成部品を示す斜視図である。
【図9】従来のリフターの例で、特許文献1の代表図面である。
【図10】(a)は車いすが玄関床の段差を乗り越えた状態、(b)は(a)の正面図、 (c)は自家用ワゴン車へ乗り入れた状態の応用例である。
【符号の説明】
10 フレーム
11 上枠
12 下枠
13 フレーム縦枠
20 パンダグラフリンク
21 ジャッキ
22 クラッチ付ハンドル
30 アウトリガ
31 ジャッキ
32 ビームストッパー
33 第1ビーム
34 第2ビーム
40 昇降フレーム
41 昇降ガイド
50 スライダー
51 板バネブレーキ
52 ブレーキシュー
60 床板
70 タイミングプーリー
71 タイミングベルト
72 雄ねじ棒
73 雌ねじコマ
74 マイターギヤー
75 昇降用ハンドル

Claims (4)

  1. パンダグラフ式リンクを備え、折りたたみができる可般式車いす用リフター。
  2. 左右のフレームを車いすの幅に適する位置までに拡げた時の転倒防止用として、パンダグラフ式リンクにジャッキを備えた、請求項1記載の可般式車いす用リフター。
  3. 床板の横移動時の転倒防止用として、左右のフレーム内に折りたたみができるアウトリガを備えた、請求項1、又は2記載の可般式車いす用リフター。
  4. 折りたたみ時の左右床板干渉防止用として、タイミングベルトを内蔵したパンダグラフ式リンクに、片側床板の高さ位置が調整できるクラッチ付きハンドルを備えた、請求項1、2、又は3記載の可般式車いす用リフター。
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