JP3146414B2 - 玄関リフト - Google Patents

玄関リフト

Info

Publication number
JP3146414B2
JP3146414B2 JP35943097A JP35943097A JP3146414B2 JP 3146414 B2 JP3146414 B2 JP 3146414B2 JP 35943097 A JP35943097 A JP 35943097A JP 35943097 A JP35943097 A JP 35943097A JP 3146414 B2 JP3146414 B2 JP 3146414B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chair
slider
entrance
person
lift
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP35943097A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11189397A (ja
Inventor
俊哉 松村
Original Assignee
東陽精工株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 東陽精工株式会社 filed Critical 東陽精工株式会社
Priority to JP35943097A priority Critical patent/JP3146414B2/ja
Publication of JPH11189397A publication Critical patent/JPH11189397A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3146414B2 publication Critical patent/JP3146414B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、下肢に障害をもつ
人などが玄関の上りかまちを乗り降りする際、その手助
けをするための玄関リフトに関する。
【0002】
【従来の技術】日本式家屋では玄関の上りかまちの段差
が25cm〜35cm程度あり、下肢に障害をもつ人な
どが上りかまちを乗り降りすることは大変であり、介助
者に対しても負担を強いている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
不都合を解消し、上りかまちを乗り降りする際、下肢に
障害をもつ人達(以下、本人という。)並びに介助者の
負担を軽くすることができる玄関リフトを提供すること
を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の玄関リフトは、
支柱と、前記支柱に配設される昇降可能なスライダと、
前記スライダを上昇、下降させるアクチュエータと、前
記スライダに対し水平方向に回動可能に連結される椅子
と、前記スライダの昇降動作に連動して前記椅子を昇降
させるとともに水平方向に回動させるガイド機構とを備
えることを特徴とする。
【0005】
【発明の作用効果】本発明の玄関リフトを利用して本人
を玄関の床面から上りかまちの上に乗せる時には、まず
椅子を玄関の床面の上方低位置にセットして本人を椅子
に座らせる。次に、アクチュエータを作動してスライダ
を上昇させる。このスライダの上昇に伴い椅子は上昇す
るとともに水平方向に所定角度例えば90°回動し、椅
子は上りかまちの上方位置に移動する。そして、本人を
椅子から降ろすようにする。また、本人を上りかまちの
上から床面に降ろす時には、上記の一連の動作と逆の動
作をさせることで本人を床面に降ろすようにする。
【0006】このように本発明の玄関リフトによると、
本人を上りかまちに楽に乗り降りさせることができるた
め、本人及び介助者の負担を軽減させることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】図1〜図7は本発明による玄関リ
フトの一実施形態を示し、図1及び図2は、それぞれ玄
関リフトの椅子が最も高い位置にある時の正面図及び平
面図、図3及び図4は、それぞれ椅子が最も低い位置に
ある時の正面図及び平面図、図5は、スライダの振れ防
止部材の正面図、図6はスライダの平面図、図7はガイ
ド部材の構成図をそれぞれ示す。
【0008】図1〜図7において、玄関リフト1は支柱
2を備える。支柱2はベースプレート21及びチャネル
22を備える。ベースプレート21の上にはアクチュエ
ータ本体部31及びこのアクチュエータ本体部31を制
御するコントローラ4が設けられている。コントローラ
4には操作スイッチ(図示せず)が接続されている。
【0009】チャネル22は、先端部が内側に曲折され
た略コ字状の水平断面形状を有する前面側チャネル22
Aと、この前面側チャネル22Aと同様に形成された後
面側チャネル22Bとを、互いに背中合わせに固着して
構成される。後面側チャネル22Bには壁金具5が挿入
され、この壁金具5を壁6に取り付けることによって支
柱2は安定した姿勢に保持される。
【0010】前面側チャネル22Aには、スライダ7の
振れ防止部材71が昇降可能に挿入されている。振れ防
止部材71は、スライダ7の前後方向及び左右方向の振
れを防止するために、前面側チャネル22Aの内周面に
当接する複数個のローラ71aを備えて構成される。
【0011】振れ防止部材71の前面にはスライダ本体
部72が固定されている。スライダ本体部72は、アク
チュエータ3のシリンダ32を収容可能な上下方向の穴
72aを有し、この穴72aの上端部でアクチュエータ
3の昇降ロッド33の上端部と連結固定されている。
【0012】スライダ本体部72は、向かって左側面に
上下方向に間隔を置いて二つの連結アーム72bを備え
る。両連結アーム72b間には垂直軸72cが配設さ
れ、この垂直軸72cの周囲に回転ブロック8の軸部8
1が配設され、回転ブロック8は垂直軸72cを中心と
して水平方向に回動可能とされている。
【0013】回転ブロック8には椅子9が連結固定され
ている。椅子9は、明瞭には図示されていないが、背部
91及び肘掛け92が折り畳み可能とされている。
【0014】回転ブロック8の軸部81の後面にはピン
82が固定されている。ピン82は、チャネル22の向
かって左側面に配設されたガイド部材10のガイド溝1
1に侵入されている。ガイド部材10の内周面には円弧
面10aが形成されている。上記ガイド溝11はこの円
弧面10aを中心として形成されており、ガイド溝11
の下部は垂直な直線溝11aとして形成され、上部は、
この直線溝11aから平面時計方向に90°曲がる螺旋
溝11bとして形成されている。なお、ガイド部材10
及びピン82はガイド機構の構成要素である。
【0015】次に、上記のように構成された玄関リフト
1の使用方法及び動作を説明する。
【0016】本人を玄関の床面100から上りかまち2
00の上まで乗せる時には、玄関リフト1を図3及び図
4に示す状態にする。すなわち、アクチュエータ3の昇
降ロッド33を下降位置に保つ。この状態においては、
昇降ロッド33は全体的にシリンダ32内に侵入し、ス
ライダ本体部72の穴72aにシリンダ32が収容さ
れ、椅子9は最も低い位置に保たれている。また、回転
ブロック8のピン82はガイド溝11の直線溝11a内
に侵入しており、椅子9は上りかまち200を背にしか
つ壁6と平行な位置関係を有している。
【0017】そして本人を椅子9に座らせる。その後、
操作スイッチを操作してアクチュエータ3の昇降ロッド
33を上昇させる。昇降ロッド33の上昇動作により、
スライダ7、回転ブロック8及び椅子9も上昇してゆ
く。回転ブロック8のピン82は、昇降ロッド33が所
定高さ位置に達するまでの間は、ガイド溝11の直線溝
11aに侵入した状態に保持され、椅子9は垂直に上昇
してゆく。その後、昇降ロッド33が上記所定高さ位置
に達した後は、回転ブロック8のピン82はガイド溝1
1の螺旋溝11bに侵入した状態に保持され、椅子9は
平面時計方向に90°回転しながら上昇してゆく。そし
て、昇降ロッド33が上昇を終了した時点では、椅子9
は、図1及び図2に示す状態、すなわち、上りかまち2
00の上方に壁6を背にする姿勢となる。そして、本人
を椅子9から降ろす。
【0018】一方、本人を上りかまち200から玄関の
床面100に降ろす時には、玄関リフト1を図1及び図
2に示す状態にし、本人を椅子9に座らせる。その後、
操作スイッチを操作してアクチュエータ3の昇降ロッド
33を下降させる。昇降ロッド33の下降動作により、
スライダ7、回転ブロック8及び椅子9も下降してゆ
く。回転ブロック8のピン82は、昇降ロッド33が上
記所定高さ位置に達するまでの間は、ガイド溝11の螺
旋溝11bに侵入した状態に保持され、椅子9は平面反
時計方向に回転しながら下降してゆく。その後、昇降ロ
ッド33が上記所定高さ位置に達した後は、回転ブロッ
ク8のピン82はガイド溝11の直線溝11aに侵入し
た状態に保持され、椅子9は垂直方向に下降してゆく。
そして、昇降ロッド33が下降を終了した時点では、椅
子9は、図3及び図4に示す状態となる。そして、本人
を椅子9から降ろす。
【0019】以上説明したように、本実施形態の玄関リ
フト1は、支柱2と、支柱2に配設される昇降可能なス
ライダ7と、スライダ7を上昇、下降させるアクチュエ
ータ3と、スライダ7に対し水平方向に回動可能に連結
される椅子9と、スライダ7の昇降動作に連動して椅子
9を昇降させるとともに水平方向に回動させるガイド機
構10、82とを備える。
【0020】そして、本実施形態の玄関リフト1を利用
して本人を玄関の床面100から上りかまち200の上
に乗せる時には、まず椅子9を玄関の床面100の上方
低位置にセットして本人を椅子9に座らせる。次に、ア
クチュエータ3を作動してスライダ7を上昇させる。こ
のスライダ7の上昇に伴い椅子9は上昇するとともに水
平方向に所定角度例えば90°回動し、椅子9は上りか
まち200の上方位置に移動する。そして、本人を椅子
9から降ろすようにする。また、本人を上りかまち20
0の上から床面100に降ろす時には、上記の一連の動
作と逆の動作をさせることで本人を床面100に降ろす
ようにする。
【0021】このように本実施形態の玄関リフト1によ
ると、本人を上りかまち200に楽に乗り降りさせるこ
とができるため、本人及び介助者の負担を軽減させるこ
とができる。
【0022】なお、ガイド部材10の代わりに、図8に
示すような線材を曲げ加工したものを用い、コスト低減
を図るようにしてもよい。また、スライダ7は、上記の
ような前面側チャネル22Aに昇降可能に挿入されるタ
イプの他、上下方向に伸びるレールの外周面を抱き込み
ながらボールを介して昇降可能とされる所謂リニアベア
リングなどを用いるようにしてもよい。いずれにして
も、スライダ7は支柱2に昇降可能に配設されるもので
あればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態に係る玄関リフトの椅子が最も高い
位置にある時の正面図である。
【図2】同玄関リフトが最も高い位置にある時の平面図
である。
【図3】同玄関リフトが最も低い位置にある時の正面図
である。
【図4】同玄関リフトが最も低い位置にある時の平面図
である。
【図5】スライダの振れ防止部材の正面図である。
【図6】スライダの平面図である。
【図7】ガイド部材の構成図であり、(A)は正面図、
(B)は側面図、(C)は平面図である。
【図8】変形例によるガイド部材の一部の斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 玄関リフト 2 支柱 3 アクチュエータ 7 スライダ 9 椅子 10、82 ガイド機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66F 7/02,7/28 A47C 15/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支柱と、前記支柱に配設される昇降可能
    なスライダと、前記スライダを上昇、下降させるアクチ
    ュエータと、前記スライダに対し水平方向に回動可能に
    連結される椅子と、前記スライダの昇降動作に連動して
    前記椅子を昇降させるとともに水平方向に回動させるガ
    イド機構とを備えることを特徴とする玄関リフト。
JP35943097A 1997-12-26 1997-12-26 玄関リフト Expired - Fee Related JP3146414B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35943097A JP3146414B2 (ja) 1997-12-26 1997-12-26 玄関リフト

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35943097A JP3146414B2 (ja) 1997-12-26 1997-12-26 玄関リフト

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11189397A JPH11189397A (ja) 1999-07-13
JP3146414B2 true JP3146414B2 (ja) 2001-03-19

Family

ID=18464464

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35943097A Expired - Fee Related JP3146414B2 (ja) 1997-12-26 1997-12-26 玄関リフト

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3146414B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7812208B2 (en) 2008-09-22 2010-10-12 Uop Llc Binderless adsorbents with improved mass transfer properties and their use in the adsorptive separation of para-xylene
US7820869B2 (en) 2008-06-30 2010-10-26 Uop Llc Binderless adsorbents and their use in the adsorptive separation of para-xylene

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106185706A (zh) * 2016-08-26 2016-12-07 宁夏共享机床辅机有限公司 一种提升机滑动模块结构及应用
CN107235452B (zh) * 2017-06-07 2023-05-02 河北华通重工机械制造有限公司 一种齿轮制动式提升设备
CN112227684A (zh) * 2020-09-27 2021-01-15 胡贤绪 一种市政工程施工用支撑装置及使用方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7820869B2 (en) 2008-06-30 2010-10-26 Uop Llc Binderless adsorbents and their use in the adsorptive separation of para-xylene
US7812208B2 (en) 2008-09-22 2010-10-12 Uop Llc Binderless adsorbents with improved mass transfer properties and their use in the adsorptive separation of para-xylene

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11189397A (ja) 1999-07-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3384555B2 (ja) ベッド等の仰臥台における昇降式の側柵の昇降機構
US4435861A (en) Ledge bed
CN111182874A (zh) 轮椅床的结合方法及分离方法
JP3146414B2 (ja) 玄関リフト
WO2014168080A1 (ja) 補助機構付きチェアー
KR102401755B1 (ko) 신체약자용 휠체어
KR101750193B1 (ko) 전동 휠체어
JP3034245B1 (ja) 車椅子用の座席ユニット及び車椅子
JP2894215B2 (ja) 集中治療室用ベッド
JP2927749B2 (ja) 車椅子用リフト
JPH0340186Y2 (ja)
JP3584683B2 (ja) 玄関用昇降ベンチ
JP2004313476A (ja) 段差移動用リフト
CN113288609B (zh) 一种自动轮椅
KR102239978B1 (ko) 휠체어용 리프트 승강장치 제어시스템 및 제어방법
JP2001299822A (ja) 車椅子
JP3101522B2 (ja) 昇降装置におけるステップ装置
JPH0446752Y2 (ja)
JPH027557Y2 (ja)
JPH0340187Y2 (ja)
JP2001224460A (ja) 段差用の昇降椅子
JPS5810580Y2 (ja) 床部の昇降傾斜機構
JP3188420B2 (ja) 介護用リフト及び介護用ベッド
JPH0312287Y2 (ja)
JP2001070348A (ja) 車椅子

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20001114

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees